JPH06238422A - 複合金属部材の製造方法 - Google Patents

複合金属部材の製造方法

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JPH06238422A
JPH06238422A JP5054984A JP5498493A JPH06238422A JP H06238422 A JPH06238422 A JP H06238422A JP 5054984 A JP5054984 A JP 5054984A JP 5498493 A JP5498493 A JP 5498493A JP H06238422 A JPH06238422 A JP H06238422A
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幸男 山本
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誠 藤田
Katsuya Ouchi
勝哉 大内
Nobuo Sakate
宣夫 坂手
Shoji Hirahara
庄司 平原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合金属部材における強化材の均一分散度を
向上させ、機械的性質を良好にする。 【構成】 強化材を混合させた金属材を先ず一旦半溶融
状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、さらに液相状態
に加熱溶融させて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に
戻して攪拌混合した後に所定の成型型に注入して凝固さ
せ所定形状の鋳造品を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、複合金属部材の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えばアルミニウム合金、マ
グネシウム合金などの軽合金材料を使用して自動車用ホ
イールやサスペンション部品(ロアアーム、アッパーア
ーム、リンク、ブラケット)等を効率よく鋳造又は射出
成形する鋳造技術が種々開発されている。
【0003】しかし、上記軽合金単体では、機械的強度
が低いので、一般に該合金材に対してセラミック繊維や
セラミック粒子などの強化材を混入させて複合材化させ
ることが行なわれている。
【0004】そして、上記のようにアルミ、マグネシウ
ム合金等の低融点合金に対してセラミック繊維、セラミ
ック粒子等の強化材を複合化させて強化する場合、例え
ば図12および図13に示すように、ヒータなどで加熱
可能なるつぼ4内に当該合金母材5と強化材Fを混合し
て半溶融状態に溶解し、攪拌プレート7を有する攪拌棒
6をモータなどで回転させて攪拌することにより強化材
を均一分散させる半溶融攪拌法が用いられる場合がある
(磁気攪拌による従来例として特公昭62−25464
号公報参照)。この半溶融攪拌法を用いる理由は、例え
ば一般鋳造法のように100%溶液中に強化材を添加し
て攪拌した場合、図12に示すように強化材Fの多くが
合金溶湯5とのぬれ性の関係から当該合金溶湯5表面上
に浮遊、堆積してしまい、合金溶湯5中への均一な分散
が困難となる。また上記強化材Fの比重が上記合金溶湯
よりも大きいような場合には、図13に示すように逆に
合金溶湯5の下部に沈澱してしまう問題がある。従っ
て、これらの現象を防ぐために上記合金溶湯を半溶融状
態に保持し所定レベルの粘性を付与した状態において上
記強化材Fを添加し混合攪拌する方法がとられる訳であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
半溶融攪拌法ではマクロ的には強化材は均一に材料内に
分布するが、一方ミクロ的に観察すると、例えば図14
に示すように、一応分布した強化材が攪拌時固相であっ
た初相部分Aの周辺に偏在する傾向が見られ、初相部A
中に強化材が混入していないことは素より液相部B中に
も完全に均一に分散させることはできていない。その結
果、同従来の半溶融攪拌法では必ずしも十分に機械的強
度を向上させ得られない問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜8各項
記載の発明の複合金属部材の製造方法は、それぞれ上記
従来の半溶融攪拌法の問題を解決することを目的として
なされたものであって、各々次のように構成されてい
る。
【0007】(1) 請求項1記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、強化材を混
合させた金属材を半溶融状態に加熱溶解させて攪拌混合
した後、さらに液相状態に加熱溶融させて攪拌混合し、
その後再び半溶融状態に戻して攪拌混合した後に凝固さ
せるようになっている。
【0008】(2) 請求項2記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、強化材を混
合させた金属材を半溶融状態に加熱溶解させて攪拌混合
した後、さらに液相状態に加熱溶融させて攪拌混合し、
その後再び半溶融状態に戻して攪拌混合した後に所定の
成形型に注入して凝固させ所定形状の鋳造品を得るよう
になっている。
【0009】(3) 請求項3記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、強化材と金
属粒子とを混合させて圧縮成形した後に押出成形してペ
レット状にした金属材を先ず一旦半溶融状態に加熱溶解
させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加熱溶融させ
て攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻して攪拌混合
した後に凝固させるようになっている。
【0010】(4) 請求項4記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、強化材と金
属粒子とを混合させて圧縮成形した後に押出成形してペ
レット状にした金属材を先ず一旦半溶融状態に加熱溶解
させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加熱溶融させ
て攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻して攪拌混合
した後に所定の成形型に注入して凝固させ所定形状の鋳
造品を得るようになっている。
【0011】(5) 請求項5記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、上記請求項
3又は4記載の発明の構成において、押出成形が、金属
粒子の溶融状態においてなされるようになっている。
【0012】(6) 請求項6記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、上記請求項
1,2,3,4又は5記載の発明の構成において、金属材
が、軽金属材により形成されている。
【0013】(7) 請求項7記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、上記請求項
1,2,3,4,5又は6記載の発明の構成において、強化
材が、セラミック系の短繊維により形成されている。
【0014】(8) 請求項8記載の発明の構成 該発明の複合金属部材の製造方法の構成は、上記請求項
1,2,3,4,5又は6記載の発明の構成において、強化
材が、セラミック系粒子により形成されている。
【0015】
【作用】本願の請求項1〜8各項記載の発明の複合金属
部材の製造方法は、各々上記のような構成に対応して次
のような作用を奏する。
【0016】(1) 請求項1記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記のように、該発明の複合金属部材の製造方法の構成
では、強化材を混合させた金属材を半溶融状態に加熱溶
解させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加熱溶融さ
せて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻して攪拌混
合した後に凝固させるようにして複合金属部材を製造す
るようになっている。
【0017】先に述べたように、100%溶液中に強化
材を添加して攪拌した場合、母材金属の固相部の破砕は
可能となるが、強化材の多くが合金溶湯とのぬれ性の関
係から当該合金溶湯表面上に浮遊、堆積してしまい、合
金溶湯中への均一な分散が困難となる。また上記強化材
の比重が上記合金溶湯よりも大きいような場合には逆に
強化材が合金溶湯下部に沈澱してしまう。従って、これ
らの現象を防ぐためには、先ず上記合金溶湯を半溶融状
態に保持し粘性を付与した状態において上記強化材を添
加して攪拌混合するか、または強化材とともに金属母材
を溶解して所定粘性レベルの半溶融状態に保持して攪拌
混合する。
【0018】ところが、そのままではマクロ的には強化
材は均一に材料内に分布するが、一方ミクロ的に観察す
ると、先にも述べたように一応分布した強化材が攪拌時
固相であった初相部分の周辺に偏在するので完全に均一
に分散させることはできない。
【0019】そこで、該強化材を混入した半溶融状態の
合金溶湯を更に100%溶融の液相状態に加熱溶融して
攪拌混合する。すると、上記攪拌時固相であった部分に
偏在していた強化材が適当に均一に分散するようにな
る。
【0020】そして、その後、これを若干の冷却を行っ
て再び半溶融状態に戻して攪拌混合すると、このプロセ
スにより上記液相状態から冷却によって再び初晶相が晶
出する際に、均一分散した強化材を核として結晶成長す
る部分が生じ、最終的な複合金属材料の組織において初
晶相内(半溶融状態時に固相であった部分)にも強化材が
入りこんだ強固な組織になる。
【0021】この様な組織が見られると初相部も強化さ
れるために、より最終成形品の機械的性質の向上が図ら
れるようになる。
【0022】(2) 請求項2記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記のように、該発明の複合金属部材の製造方法の構成
では、強化材を混合させた金属材を半溶融状態に加熱溶
解させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加熱溶融さ
せて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻して攪拌混
合した後に所定の成型型に注入して凝固させ所定形状の
鋳造品を得るようになっている。
【0023】先に述べたように、100%溶液中に強化
材を添加して攪拌した場合、強化材の多くが合金溶湯と
のぬれ性の関係から当該合金溶湯表面上に浮遊、堆積し
てしまい、合金溶湯中への均一な分散が困難となる。ま
た上記強化材の比重が上記合金溶湯よりも大きいような
場合には逆に合金溶湯下部に沈澱してしまう。従って、
これらの現象を防ぐためには、上記合金溶湯を半溶融状
態に保持し所定レベルの粘性を付与した状態において上
記強化材を添加して攪拌混合するのが好ましい。
【0024】ところが、そのままではマクロ的には強化
材は均一に材料内に分布するが、一方ミクロ的に観察す
ると、一応分布した強化材が攪拌時固相であった部分の
周辺に偏在するので完全に均一に分散させることはでき
ない。
【0025】そこで、該半溶融状態の金属材を更に10
0%溶融の液相状態に加熱溶融して攪拌混合する。する
と、上記攪拌時固相であった部分に偏在していた強化材
が適当に均一分散する。
【0026】そして、その後、これを若干の冷却を行っ
て再び半溶融状態に戻して攪拌混合すると、このプロセ
スにより上記液相状態から冷却によって再び初晶相が晶
出する際に、上記均一分散した強化材を核として結晶成
長する部分が生じ、その後成形型に注入して成形された
最終的な複合金属材料の組織において当該結晶成長時の
初晶相内(半溶融状態時に固相であった部分)にも強化材
が入りこんだ組織になる。
【0027】この様な組織が見られると初相部も強化さ
れるために、より最終成形品の機械的性質の向上が図ら
れるようになる。その結果、チクソモールディング法に
よる射出成形法に適したものとなる。
【0028】(3) 請求項3記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 該発明の複合金属部材の製造方法の構成では、強化材と
金属粒子とを混合させて圧縮成形した後に押出成形して
ペレット状にした金属材を、先ず一旦半溶融状態に加熱
溶解させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加熱溶融
させて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻して攪拌
混合した後に凝固させるようになっている。
【0029】先に述べたように、100%溶液中に強化
材を添加して攪拌した場合、強化材の多くが合金溶湯と
のぬれ性の関係から当該合金溶湯表面上に浮遊、堆積し
てしまい、合金溶湯中への均一な分散が困難となる。ま
た上記強化材の比重が上記合金溶湯よりも大きいような
場合には逆に合金溶湯下部に沈澱してしまう。さらに、
例えばチクソモールディング法を採用した射出成形装置
によって複合金属部材を製造する場合には、一般にペレ
ット状の原料が使用されるが、該原料ペレットと強化材
との形状差が大きいことから複合化は一層困難である。
従って、これらの現象を防ぐためには、先ず上記金属母
材を粒子化して予じめ強化材と混合圧縮し、押し出し成
形することによりペレット化した上で加熱溶融し、合金
溶湯を半溶融状態に保持し粘性を付与した状態において
上記強化材を添加して攪拌混合する。
【0030】ところが、そのままではマクロ的には強化
材は均一に材料内に分布するが、一方ミクロ的に観察す
ると、分布した強化材が攪拌時固相であった部分の周辺
に偏在するので完全に均一に分散させることはできな
い。
【0031】そこで、該半溶融状態の金属材を更に10
0%溶融の液相状態に加熱溶融して攪拌混合する。する
と、上記攪拌固相であった部分に偏在していた強化材が
適当に均一分散する。
【0032】そして、その後、これを若干の冷却を行っ
て再び半溶融状態に戻して攪拌混合すると、このプロセ
スにより上記液相状態から冷却によって再び初晶相が晶
出する際に、均一分散した強化材を核として結晶成長す
る部分が生じ、成形型に注入して成形された最終的な複
合金属材料の組織において当該結晶成長時の初晶相内
(半溶融状態時に固相であった部分)にも強化材が入りこ
んだ組織になる。
【0033】この様な組織が見られると初相部も強化さ
れるために、より成形品の機械的性質の向上が図られる
ようになる。その結果、上記チクソモールディング法に
よる射出成形法に適したものとなる。
【0034】(4) 請求項4記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記の如く、該発明の複合金属部材の製造方法の構成で
は、強化材と金属粒子とを混合させて圧縮成形した後に
押出成形してペレット状にした金属材を先ず一旦半溶融
状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、さらに液相状態
に加熱溶融させて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に
戻して攪拌混合した後に所定の成形型に注入して凝固さ
せ所定形状の鋳造品を得るようになっている。
【0035】先に述べたように、100%溶液中に強化
材を添加して攪拌した場合、強化材の多くが合金溶湯と
のぬれ性の関係から当該合金溶湯表面上に浮遊、堆積し
てしまい、合金溶湯中への均一な分散が困難となる。ま
た上記強化材の比重が上記合金溶湯よりも大きいような
場合には逆に合金溶湯下部に沈澱してしまう。さらに、
例えばチクソモールディング法を採用した射出成形装置
によって複合金属部材を製造する場合には一般にペレッ
ト状の原料が使用されるが、該原料ペレットと、強化材
との形状差が大きいことから複合化は一層困難である。
従って、これらの現象を防ぐためには、先ず上記金属母
材を粒子化して予じめ強化材と混合圧縮し、押し出し成
形することによりペレット化した上で加熱溶融し、合金
溶湯を半溶融状態に保持し粘性を付与した状態において
上記強化材を添加して攪拌混合する。
【0036】ところが、そのままではマクロ的には強化
材は均一に材料内に分布するが、一方ミクロ的に観察す
ると、分布した強化材が攪拌時固相であった部分の周辺
に偏在するので完全に均一に分散させることはできな
い。
【0037】そこで、該半溶融状態の金属材を更に10
0%溶融の液相状態に加熱溶融して攪拌混合する。する
と、上記攪拌固相であった部分に偏在していた強化材が
適当に均一分散する。
【0038】そして、その後、これを若干の冷却を行っ
て再び半溶融状態に戻して攪拌混合すると、このプロセ
スにより上記液相状態から冷却によって再び初晶相が晶
出する際に、均一分散した強化材を核として結晶成長す
る部分が生じ、最終的な複合金属材料の組織において当
該結晶成長時の初晶相内(半溶融状態時に固相であった
部分)にも強化材が入りこんだ組織になる。
【0039】この様な組織が見られると初相部も強化さ
れるために、より成形品の機械的性質の向上が図られる
ようになる。
【0040】(5) 請求項5記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 該発明の複合金属部材の製造方法の構成では、上記請求
項3又は4記載の発明の構成における強化材と金属粒子
とを混合させて圧縮成形した後になされる押出成形が、
上記金属粒子の溶融状態においてなされるようになって
おり、スムーズな押出成形が行なわれる。
【0041】(6) 請求項6記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記の如く該発明の複合金属部材の製造方法の構成で
は、上記請求項1,2,3,4又は5記載の発明の構成に
おいて、金属母材が、軽金属材料よりなっており、該軽
合金材料を母材とする複合金属部材の製造が上記各発明
の作用により効果的に実現される。
【0042】(7) 請求項7記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記の如く、該発明の複合金属部材の製造方法の構成で
は、上記請求項1,2,3,4,5又は6記載の発明の構成
において、上記強化材が、セラミック系の短繊維により
形成されている。従って、上記各発明の製造方法によっ
て製造された複合金属部材が当該セラミック系短繊維に
よって各々有効に強化される。
【0043】(8) 請求項8記載の発明の複合金属部材
の製造方法の作用 上記の如く、該発明の複合金属部材の製造方法の構成で
は、上記請求項1,2,3,4,5又は6記載の発明の構成
において、上記強化材が、セラミック系粒子により形成
されている。従って、上記各発明の製造方法によって製
造された複合金属部材が当該セラミック系粒子によって
各々有効に強化される。
【0044】
【発明の効果】以上の結果、本願発明の複合金属部材の
製造方法によれば、強化材を均一に分散混合させること
ができるとともに初相部に強化材を混入させることが可
能となるから強化材による補強効果を十分に向上させる
ことができる。
【0045】
【実施例】
[A] 第1実施例 以下、図1〜図7を参照して本願発明の第1実施例に係
る複合金属部材の製造方法について詳細に説明する。
【0046】該複合金属部材の製造方法では、例えば強
化材を複合化すべき金属母材として軽合金であるマグネ
シウム合金AZ80(次表1の組成のもの)を選択すると
ともに強化材として例えばセラミック系粒子である酸化
ケイ素(SiO2)粒子を選択して複合金属部材を形成する
ように構成されており、例えば図3の〜の工程に示
すようにマグネシウム合金(AZ80)金属材を一旦半溶
融状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、強化材を添加
して、さらに液相状態に加熱溶融させて攪拌混合し、そ
の後再び半溶融状態に戻して攪拌混合した後に凝固させ
るようにしたことを特徴している。
【0047】
【表1】
【0048】(1) 第1工程 先ず、図1に示す装置構造の複合金属部材の製造装置の
加熱炉1内の装置台3上に設置されたるつぼ4内にマグ
ネシウム合金(AZ80)母材を入れてヒータ2,2によ
り周囲から約595℃に加熱して半溶融状態に保持する
(図3の)。上記ヒータ2,2の加熱温度は、第1の熱
電対11によって検出されヒータコントローラに供給さ
れ、正確な温度制御がなされる。又、るつぼ4内の溶湯
温度は、第2の熱電対10によって検出されて温度表示
器に表示される。又、該状態において、上記るつぼ4内
は、酸化防止のために不活性ガス(SF6+CO2)が不活
性ガス供給パイプ12を介して供給される。
【0049】上記半溶融状態での合金溶湯5の固相率
は、約35%程度となる。
【0050】(2) 第2工程 次に、上記固相率35%の半溶融状態のマグネシウム合
金溶湯5を上記装置内で、例えば図1、図2に示すよう
な平板状の攪拌プレート7を有する攪拌棒6を駆動モー
タ9により例えば回転速度300rpmで20分回転駆動
することによって混合攪拌する(図3の)。該攪拌時に
おける攪拌棒6の軸トルクは、トルクメータ8によって
検出され、合金溶湯5の粘度判定に使用される。該攪拌
により上記残された35%の固相部が可及的に破砕され
る。
【0051】(3) 第3工程 次に、上記混合攪拌後の半溶融状態のマグネシウム合金
溶湯5中に強化材である酸化ケイ素粒子を添加注入し
て、さらに上記攪拌棒6により約15分間攪拌する(図
3の)。なお、該強化材は、原料金属がペレット状の
ものである時は、上記第1工程の段階で予じめ混合して
おいても良い。
【0052】(4) 第4工程 次に、上記酸化ケイ素粒子を添加した半溶融合金溶湯を
更に上記ヒータ2の加熱温度を上げることにより上記第
1工程の加熱温度595℃よりも高い620℃まで加熱
して当該合金溶湯5を液相状態に溶融する(図3の)。
【0053】(5) 第5工程 次に、上記合金溶湯5を液相状態で強化材と合金母材が
分離しないように1〜2分間上記攪拌棒6により攪拌し
た後、再び加熱温度を595℃まで下げて半溶融状態に
戻す(図3の)。
【0054】(6) 第6工程 次に、上記半溶融状態に戻った段階で、上記攪拌棒6に
より2分間攪拌した後、室温(常温)状態まで冷却して凝
固させて最終的なマグネシウム合金製複合金属部材を得
る(図3の)。
【0055】以上のようなプロセスにより製造された酸
化ケイ素強化マグネシウム合金部材では、上記第4工程
の液相状態から第5工程の半溶融状態に戻る過程で初晶
相が晶出するが、その際に強化材である酸化ケイ素粒子
Fを核として初晶相(半溶融状態で固相であった部分)が
結晶成長するので、最終的な成形体の組織において、例
えば図4に示すように当該初晶相(初相)A内に強化材で
ある酸化ケイ素粒子Fが入り混んだ強度の高い組織にな
る。
【0056】このような組織が得られると、結局初相部
自体も強化されるために、十分に成形体の機械的性質の
強化向上を図ることができる。
【0057】このようにして得られた本実施例の最終成
形品と上記従来法による成形品(本実施例のように液相
状態まで加熱せず、単に半溶融状態で同時攪拌するも
の)の各組織状態を図6および図7の写真に示す。本実
施例のもの(図6)では、上述の図4に対応するように、
白く見える初相内に強化材SiO2粒子(写真上、真黒く
見えるもの)が入り込んでいるのに対し、従来のもので
は、そのような状態が見られない。
【0058】ところで上記図1の製造装置では、その構
成がシンプルで上記第6工程における室温状態までの冷
却速度が遅いため、上記製造された合金部材内部に凝固
収縮による鋳巣が生じ易い。そこで、上記実施例の第6
工程完了後のマグネシウム合金部材に後工程として押し
出し加工を加え上記鋳巣を除去した上で、引張強度等各
種の機械的性質を測定し、上記従来のものおよび酸化ケ
イ素未複合材と対比すると(次表2)のようになった。該
測定結果から見ると、特に硬度が向上しているとともに
引張強度、耐力も所定レベル向上しており、本実施例の
ものの機械的性質の向上が明らかである。
【0059】
【表2】
【0060】なお、以上の構成の第1、第3工程におけ
る各加熱温度は、言うまでもなく例えば図5の二元特性
に示すように、上記マグネシウム合金母材(AZ80)中
のアルミニウム(Al)含有量に対応して設定されてお
り、本実施例では同アルミニウムの含有量が重量比8.2
%なので、595℃で半溶融状態を呈し、620℃以上
になると、溶融状態(液相)となる。
【0061】[B] 第2実施例 次に 図8〜図10は、本願発明の第2実施例に係るマ
グネシウム複合金属部材の製造方法を示しており、該実
施例では例えば図9に示すような上記第1実施例と略同
様の製造方法を例えば図8に示すような従来周知のチク
ソモールディング法を採用した射出成形装置を使用して
実施するようにしたことを特徴とするものである。以
下、図8および図9を参照して、その構成と作用を説明
する。
【0062】先ず、図8の射出成形装置は、上記マグネ
シウム合金母材原料をペレット状にして予じめ強化材
(SiO2)粒子とともに混合して収納する原料収納部20
を有し、該原料収納部20内の強化材粒子が混入された
ペレット状原料をフィーダ部21からアルゴンガス雰囲
気部22を介して加熱溶融用のシリンダ24のスクリュ
ー導入口部25に供給するようになっている。
【0063】そして、該スクリュー導入口部25よりシ
リンダ24内に導入された強化材およびペレット状のマ
グネシウム合金母材は、当該シリンダ内のスクリュー2
6によって第1〜第3の加熱ゾーン部27A,27B,2
7Cに順次供給されて行って、先ず第1の加熱ゾーン部
27Aで上記第1実施例の第1工程と同様に第1ヒータ
1により、第1の温度595℃(図9のT1以上)に加熱
して半溶融状態にし(図9の)、その後、同第1実施例
の第2工程同様に攪拌する(図9の)。次に該状態から
第2の加熱ゾーン部27Bに進んで第2ヒータH2によ
り上記第1実施例の第4工程と同様に第2の温度620
℃(図9のT2以上)まで加熱され(図9の)、上記第1
実施例の第5工程と同様に固相率35%の上記半溶融状
態から完全な液相状態に溶融される(図9の)。その
後、加熱温度を低下させた上で、さらに第3の加熱ゾー
ン部27Cで第3ヒータH3により再び上記第1実施例
の第5工程と同様の半溶融状態に維持する(図9の)。
そして、該図9の,,の各溶融状態で、上記第1実
施例の場合と同様の攪拌を上記スクリュー26の回転に
よって実行する。
【0064】このようにして、最終的にチクソトロピー
状態となったマグネシウム合金溶湯を高速射出機構28
を使用して上記シリンダ後端のノズル部29から金型3
0内に注入(図9の)し、その後冷却して成形する(図
9の)。
【0065】このように、図8のようなチクソモールデ
ィング法による射出成形装置を使用しても上記第1実施
例と全く同様の製造方法を採用することができ、同様の
作用効果を上げることができ、例えば図10に示すよう
に初相内に強化材が入り込んだ上記第1実施例の図4と
同様の強化組織をうることができる。
【0066】[C] 第3実施例 次に図11は、上記第2実施例のチクソモールディング
法による射出成形法の一部を改良した本願発明の第3実
施例に係るマグネシウム複合金属部材の製造方法を示し
ている。
【0067】該複合金属部材の製造方法では、例えば強
化材を複合化すべき金属母材として軽合金であるマグネ
シウム合金(前記第1実施例の表1の組成のもの)を選択
するとともに強化材として例えばセラミック系粒子であ
る酸化ケイ素(SiO2)粒子を選択して複合金属部材を形
成するように構成されており、強化材である酸化ケイ素
粒子(SiO2)と粉末状のマグネシウム合金とを予じめ混
合させた金属材を圧縮圧粉化した後溶融して押し出し成
形し、さらにそれを冷却固型化して原料ペレットを形成
し、該原料ペレットを上記図8の装置に供給し、一旦半
溶融状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、さらに液相
状態に加熱溶融させて短時間攪拌混合し、その後再び半
溶融状態に戻して攪拌混合した後に成形型に注入して冷
却凝固させるようにしたことを特徴としている。
【0068】すなわち、該実施例では、上記第2実施例
の射出成型装置の原料収納部20に収納されるペレット
状の原料が、その前工程No1〜No5において次のよう
にして強化材を均一に混入させた形で形成される。
【0069】(第1工程)先ず、上記第1実施例の(表1)
に示す組成のマグネシウム合金(AZ80)粉末体と酸化
ケイ素粒子(SiO2粒子)とを圧縮成型容器15A内に入
れて均質に混合し混合体16Aを形成する。
【0070】(第2工程)次に、該マグネシウム合金粉末
と酸化ケイ素粒子との混合体16Aを圧縮部材17Aに
より圧縮して小体積の圧粉状態とする。
【0071】(第3工程)次に、該圧粉状態の混合体16
Aをシリンダ型の押出成形容器15B内でヒータH,H
により加熱溶融し溶湯16Bにした後、更にピストン1
7Bで圧縮することによりその底部側押し出し孔部より
円柱体状の成型体18に成形して押し出す。
【0072】(第4工程)以上のようにして円柱体状に押
し出し成形された成形体18を取り出す。該成形体18
の寸法は直径2〜5mmが適当である。
【0073】(第5工程)上記成形体18を所定の大きさ
に切断又は粉砕して原料ペレット18a〜18cに形成す
る。該原料ペレット18a〜18cは、マグネシウム合金
母材中に、強化材である酸化ケイ素粒子が均一に分散し
て形成されており、形状差も問題とならないので上記第
2実施例のチクソモールディング法による半溶融成形に
とって最適な原料形態となる。
【0074】このようにすれば、上記第2実施例の製造
方法の作用効果をより有効に実現することができるよう
になる。
【0075】なお、以上の各実施例では、その何れの場
合にあっても、例えば合金母材としてマグネシウム合金
を採用したが、これは温度管理により半溶融状態を呈し
得る金属部材ならばアルミ合金等各種のものの採用が可
能である。
【0076】また、強化材としても、上記酸化ケイ素粒
子の他にも各種のセラミック系粒子、短繊維、ウィスカ
ーなどの採用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る複合金属
部材の製造方法の実施に使用される製造装置の断面図で
ある。
【図2】図2は、同装置の要部の拡大底面図である。
【図3】図3は、同装置を使用した複合金属部材の製造
工程を示すタイムチャートである。
【図4】図4は、同第1実施例で製造された複合金属部
材の要部の組織拡大図である。
【図5】図5は、同実施例において採用したマグネシウ
ム合金中のアルミニウム成分含有量に対応した溶融、半
溶融二元状態を加熱温度との関係で示す二元状態図であ
る。
【図6】図6は、同第1実施例で製造された複合金属部
材の組織拡大写真である。
【図7】図7は、従来の複合金属部材の製造方法によっ
て製造された複合金属部材の組織拡大写真である。
【図8】図8は、本願発明の第2実施例に係る複合金属
部材の製造方法において使用される製造装置の断面図で
ある。
【図9】図9は、同装置を使用した複合金属部材の製造
工程を示すタイムチャートである。
【図10】図10は、同第2実施例において製造された
複合金属部材の要部の組織拡大図である。
【図11】図11は、本願発明の第3実施例に係る複合
金属部材の製造方法の製造工程を示す工程図である。
【図12】図12は、従来の一般的な複合金属部材の製
造方法の第1の問題点を示す説明図である。
【図13】図13は、同一般的な従来法の第2の問題点
を示す説明図である。
【図14】図14は、従来の半溶融攪拌法によって製造
された複合金属部材の組織拡大図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 1/09 A (72)発明者 坂手 宣夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 平原 庄司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強化材を混合させた金属材を半溶融状態
    に加熱溶解させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加
    熱溶融させて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻し
    て攪拌混合した後に凝固させるようにした複合金属部材
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 強化材を混合させた金属材を半溶融状態
    に加熱溶解させて攪拌混合した後、さらに液相状態に加
    熱溶融させて攪拌混合し、その後再び半溶融状態に戻し
    て攪拌混合した後に所定の成型型に注入して凝固させ所
    定形状の鋳造品を得るようにした複合金属部材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 強化材と金属粒子とを混合させて圧縮成
    形した後に押出成形してペレット状にした金属材を、先
    ず一旦半溶融状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、さ
    らに液相状態に加熱溶融させて攪拌混合し、その後再び
    半溶融状態に戻して攪拌混合した後に凝固させるように
    した複合金属部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 強化材と金属粒子とを混合させて圧縮成
    形した後に押出成形してペレット状にした金属材を、先
    ず一旦半溶融状態に加熱溶解させて攪拌混合した後、さ
    らに液相状態に加熱溶融させて攪拌混合し、その後再び
    半溶融状態に戻して攪拌混合した後に所定の成型型に注
    入して凝固させ所定形状の鋳造品を得るようにした複合
    金属部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 押出成形は、金属粒子の溶融状態におい
    てなされるようになっていることを特徴とする請求項3
    又は4記載の複合金属部材の製造方法。
  6. 【請求項6】 金属材は、軽金属材であることを特徴と
    する請求項1,2,3,4又は5記載の複合金属部材の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 強化材は、セラミック系の短繊維である
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の複
    合金属部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 強化材は、セラミック系粒子であること
    を特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の複合金
    属部材の製造方法。
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