JPH06238397A - 溶湯成分調整システム - Google Patents

溶湯成分調整システム

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Publication number
JPH06238397A
JPH06238397A JP3321993A JP3321993A JPH06238397A JP H06238397 A JPH06238397 A JP H06238397A JP 3321993 A JP3321993 A JP 3321993A JP 3321993 A JP3321993 A JP 3321993A JP H06238397 A JPH06238397 A JP H06238397A
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JP
Japan
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molten metal
additive
ladle
pouring
components
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Pending
Application number
JP3321993A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Hayashi
和正 林
Tetsuo Hashimoto
哲雄 橋本
Kazutaka Suda
和孝 須田
Toshinori Ueki
俊典 植木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取鍋ごとに溶湯の成分を調整して注湯ライン
にこの取鍋を配湯する方式の鋳造ラインにおいて、元湯
成分値から目標成分に調整するための各種の添加材投入
量を溶湯成分調整指示装置で自動算出し、また実際の投
入重量も計測することにより、成分調整誤りを防止す
る。 【構成】 保持炉の溶湯成分の分析値を溶湯成分調整指
示装置に入力する手段と、取鍋ごとに保持炉の溶湯成分
の分析値に基いて目標成分にするための各種添加材投入
量を算出し、これらの添加量を添加材投入装置に指示す
る手段と、取鍋に投入した添加材の重量を溶湯成分調整
指示装置に入力する手段とからなる溶湯成分調整システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造工場の前工程であ
る溶解、配湯、注湯職場の作業を円滑に行うための溶湯
成分調整システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳造工場の前工程である溶解、配湯、注
湯職場では、互いに連携した作業が要求される。例え
ば、配湯職場では、注湯職場から造型された鋳型に注湯
する溶湯の要求が発生すると、この湯要求のあった鋳造
品名の目標成分の溶湯を配湯するために溶解炉または保
持炉の元湯の成分値、取鍋に入れる溶湯の重量などか
ら、取鍋に投入する各種添加材(Cu、Mn、Mg、S
i等)の投入量を配湯作業者が計算、あるいは添加材投
入量早見表より算出している。続いて、添加材投入装置
の盤面にある各種添加材の投入量設定スイッチの設定な
どを行い計量ホッパーより添加材を切り出す。切り出さ
れた添加材は自動的にフィーダを通して計量器に搭載し
たホッパーに投入される。投入された添加材の重量は計
量器により自動測定され、配湯職場に設けた表示器に表
示する。配湯作業者は、表示した測定値と算出投入量を
比較し取鍋に投入するかのチェックを行う。続いて、添
加材投入装置の盤面にある投入スイッチを押し、ホッパ
ーからコンベアに添加材を移しコンベアを通して取鍋に
投入する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、顧客ニーズの多
様化に対応するために鋳造ラインでは、多材質の鋳造製
品について多品種少量生産を行っている。このため鋳造
工場の前工程では、頻繁に段取替が発生し作業者に複雑
な判断作業が生じ、負担をかけている。特に、段取替が
発生し、段取替した鋳型の前後で注湯する鋳造品名の目
標成分が異なる場合に、配湯作業者の注湯品名の判断ミ
ス、添加材の投入量の設定ミス、スイッチの誤操作など
により、目標成分の溶湯を配湯することができないとい
う危険性が生じる。さらに、これらの作業は、配湯作業
者の手作業であるので作業効率も良くない。
【0004】
【課題を解決するための手段】溶解炉で溶解した溶湯を
保持炉に受け、前記保持炉から取鍋に出湯し、前記取鍋
を注湯ラインに配湯するときの溶湯成分調整システムに
おいて、前記保持炉の溶湯成分を分析して溶湯成分調整
指示装置に入力する手段と、前記取鍋ごとに前記溶湯成
分の分析データに基づいて目標成分にするための添加材
投入量を算出して前記添加材の投入量を指示する手段
と、前記取鍋に投入した添加材の重量を前記溶湯成分調
整指示装置に入力する手段とを有することを特徴とする
溶湯成分調整システム。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。図1は、本発明を実施するためのシステム構成図
を示す。1は溶解職場であり電気炉などの溶解炉2で溶
解した溶湯を保持炉3に受け、保持炉3より取鍋9に出
湯する。12は鋳型造型職場であり、14は鋳型18を
造型する鋳型造型機である。造型予定品名を入力する造
型予定入力装置13は、マイクロコンピュータで構成さ
れる装置でCRT13a、キーボード13bを接続す
る。造型した鋳型18は、L方向に進行する。4は配湯
職場であり溶湯成分調整指示装置5、添加材投入量測定
装置6、添加材投入装置7を設ける。溶湯成分調整指示
装置5は、マイクロコンピュータから構成される装置で
添加材投入量測定装置6、添加材投入装置7、CRT5
aと接続する。添加材投入量測定装置6および、添加材
投入装置7の構成を図4に示す。図において22は添加
材の入る計量ホッパー、23は切り出した添加材をホッ
パー24へ搬送するフィーダである。添加材投入量測定
装置6は、切り出した添加材の重量を測定しCRT6a
にこの測定値を表示する。25はコンベアでホッパー2
4から投下された添加材を取鍋9に投下する。目標成分
値に調整した溶湯が入った取鍋9は、配湯職場4から注
湯職場15へ進行方向Kの配湯取鍋モノレール8を通し
て搬送される。
【0006】15は注湯職場であり、注湯ラインJに沿
って定位置式または移動台車式の注湯装置16が設けら
れている。注湯装置16内に注湯指示装置17を設け
る。注湯装置16は、配湯職場4から配湯取鍋モノレー
ル8を通して搬送される取鍋9を搭載し、この取鍋9を
傾転させながら鋳型18に注湯する。注湯指示装置17
は、マイクロコンピュータから構成される装置で一定の
速度で進行する鋳型18と注湯装置16の位置をエンコ
ーダなどにより認識する。また注湯指示装置17は、C
RT17a、湯要求盤17bと接続する。湯要求盤17
bの概要を図2に示す。湯要求盤17bは、注湯装置1
6から湯要求を行う際に必要とする溶湯容量を選択する
セレクトスイッチ19、現在注湯を行っている溶湯を要
求する湯要求スイッチ20、段取替後の注湯予定の溶湯
を要求する湯要求スイッチ21を盤面上に設ける。
【0007】セレクトスイッチ19は、注湯作業者が配
湯職場に湯要求を行うとき、取鍋9に例えば1トンの溶
湯が入るとした場合、満杯(1トン)、80%の容量
(0.8トン)、50%の容量(0.5トン)の3レベ
ルの溶湯を要求することができるようにする。これは、
鋳型造型機14に段取替が生じ、注湯する溶湯の材質
(成分)が変わったとき、配湯された段取替前の取鍋9
内の残湯量を極力なくするためである。
【0008】10は、マイクロコンピュータから構成さ
れる中央制御装置で、キーボード11a、CRT11b
が接続されている。11は同じくマイクロコンピュータ
から構成される分析データ収集装置であり、保持炉2内
の元湯成分をカントバックなど所定の時間間隔(例えば
30分ごと)で分析し、この分析値を入力する。中央制
御装置10は、注湯制御装置17、分析データ収集装置
11、溶湯成分調整指示装置5、および造型予定入力装
置13のそれぞれと通信ケーブルまたは無線を介して接
続する。
【0009】次に本発明の作用について説明する。ま
ず、造型予定入力装置13のキーボード13bから当日
の鋳造予定の品名、鋳造予定枠数を予め入力する。造型
予定入力装置13は、これらの情報をCRT13aに表
示すると共に中央制御装置10に送信する。中央制御装
置10は、前記情報をCRT10aに表示すると共に注
湯指示装置17に送信する。中央制御装置10は、鋳造
品名別の目標成分値を記憶している。また、中央制御装
置10は、溶解炉2から保持炉3へ出湯した溶湯の成分
分析値を分析データ収集装置11から受信する。さらに
中央制御装置10は、鋳造ライン情報(例えば、造型機
14からの1枠造型信号など)を受信し、鋳造ライン上
の全鋳型の情報をリアルタイムで管理すると共に注湯指
示装置17および造型予定入力装置13にこれらの情報
を送信する。さらに、CRT10aに鋳造ライン上の全
鋳型の情報をトラッキング表示する。
【0010】次に、中央制御装置10は、注湯ラインJ
上の鋳型(A〜H)の情報を注湯指示装置17に送信す
る。注湯指示装置17は、前記注湯ゾーンJの鋳型(A
〜H)の情報を図3に示すようにCRT17aにリアル
タイムに表示する。このCRT画面には、注湯ゾーンJ
の鋳型(A〜H)、注湯装置16に搭載した取鍋9の位
置、注湯中および注湯予定の品名、造型予定枠数、注湯
完了枠数、材質を表示する。また、CRT17aに注湯
作業者が段取替の先頭枠Gを認識できるように、色別表
示する。
【0011】注湯作業者は、注湯装置16に搭載した取
鍋9の溶湯の残量、段取替の先頭枠Gの位置情報をCR
T17aで確認しながら湯要求のタイミングを決定す
る。注湯作業者が湯要求をする場合には、要求する溶湯
の量を湯要求盤17bのセレクトスイッチ19で選択し
た後、段取替前の品名の湯か段取替後の品名の湯かを選
択する現在湯要求スイッチ20または段取替湯要求スイ
ッチ21を押す。注湯指示装置17は、この湯要求情報
(要求する溶湯の量、湯要求した品名)を中央制御装置
10に送信する。中央制御装置10は、品名別の目標成
分値データの中から注湯装置16より要求のあった品名
の目標成分を検索し、この情報を溶湯成分調整指示装置
5に送信する。さらに、中央制御装置10は、分析デー
タ収集装置11から受信した保持炉3内の元湯成分値お
よび注湯作業者が要求した湯要求の情報を溶湯成分調整
指示装置5に送信する。
【0012】溶湯成分調整装置10は、注湯品名の目標
成分値情報、元湯の成分分析値、注湯装置16から要求
された溶湯の量などから目標成分に調整するために必要
な各添加材の投入量を算出する。続いて、溶湯成分調整
装置10は、算出した各添加材の投入量を添加材投入装
置7に送信する。添加材投入装置7は、受信した各添加
材の投入量に基づき、各添加材の入る計量ホッパーから
自動的に添加材が各フィーダ23を通り各ホッパー24
へ切り出される。各添加材投入量測定装置6は、切り出
された各添加材の重量を測定し溶湯成分調整指示装置5
に送信すると共にCRT6aにその値を表示する。続い
て、ホッパー24はコンベア25に添加材を投下し、各
添加材は、コンベア25を通して取鍋9に投入される。
続いて、保持炉を傾転させて、保持炉内の溶湯を取鍋9
に入れる。このとき、ロードセル等により取鍋9の重量
を測定しながら要求された量の溶湯を取鍋9に入れる。
溶湯成分を調整した取鍋9は、配湯取鍋モノレール8を
通して注湯職場15へ搬送される。
【0013】また、溶湯成分調整指示装置5は、目標成
分に調整するのに必要な各添加材の投入量の算出値と実
際に取鍋9に投入した各添加材の投入量の測定値とを比
較し、異常があれば警報を出す。
【0014】
【発明の効果】以上に説明した本発明には次の効果があ
る。 1)注湯職場15からの湯要求について、目標成分に調
整するための各添加材の投入量を自動算出し、かつ、こ
れら添加材を取鍋9に自動投入する手段を有するので配
湯作業者の手作業が不用となり作業能率の向上が計られ
る。 2)目標成分に調整するのに必要な各添加材の投入量の
算出値と、取鍋9に実際に自動投入した各添加材の重量
とを比較するので取鍋9への添加材の異常投入の検知が
確実にでき、誤注湯を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのシステム構成図
【図2】本発明の湯要求盤17bの正面図
【図3】本発明の注湯指示装置17の表示装置17aの
画面表示例
【図4】図1に示す添加材投入装置の概要を示す図
【符号の説明】
2 溶解炉 3 保持炉 4 配湯職場 5 溶湯成分調整指示装置 6 添加材投入量測定装置 7 添加材投入装置 9 取鍋 10 中央制御装置 11 分析データ収集装置 16 注湯装置 17 注湯指示装置 17b 湯要求盤 18 鋳型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 俊典 栃木県真岡市鬼怒ケ丘13番地 日立金属株 式会社真岡工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解炉で溶解した溶湯を保持炉に受け、
    前記保持炉から取鍋に出湯し、前記取鍋を注湯ラインに
    配湯するときの溶湯成分調整システムにおいて、前記保
    持炉の溶湯成分の分析値を溶湯成分調整指示装置に入力
    する手段と、前記取鍋ごとに前記溶湯成分の分析データ
    に基づいて目標成分にするための添加材投入量を算出
    し、この投入量を添加機投入装置に指示する手段と、前
    記取鍋に投入した添加材の重量を前記溶湯成分調整指示
    装置に入力する手段とを有することを特徴とする溶湯成
    分調整システム。
JP3321993A 1993-02-23 1993-02-23 溶湯成分調整システム Pending JPH06238397A (ja)

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JP3321993A JPH06238397A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 溶湯成分調整システム

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3321993A JPH06238397A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 溶湯成分調整システム

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JPH06238397A true JPH06238397A (ja) 1994-08-30

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ID=12380341

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JP3321993A Pending JPH06238397A (ja) 1993-02-23 1993-02-23 溶湯成分調整システム

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JP (1) JPH06238397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108188385A (zh) * 2018-01-19 2018-06-22 青岛贝诺磁电科技有限公司 一种铸造熔炼数据实时同步管理系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108188385A (zh) * 2018-01-19 2018-06-22 青岛贝诺磁电科技有限公司 一种铸造熔炼数据实时同步管理系统

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