JPH0623743U - 難燃ホース - Google Patents
難燃ホースInfo
- Publication number
- JPH0623743U JPH0623743U JP6197392U JP6197392U JPH0623743U JP H0623743 U JPH0623743 U JP H0623743U JP 6197392 U JP6197392 U JP 6197392U JP 6197392 U JP6197392 U JP 6197392U JP H0623743 U JPH0623743 U JP H0623743U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hose
- cloth
- film
- flame
- heat
- Prior art date
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- Granted
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ホース自体にフレキシビリティと気密性を持
たせるために内螺線輪1を芯材として、この芯材に合成
樹脂材で形成したフィルムを所望厚さに層状に螺線巻き
し、最終段階で外螺線輪を巻着してホースを構成したも
のは公知である。この考案は前記した公知のホースに対
して、更に難燃性を持ったケミカルホースを提供しよう
とするものである。 【構成】 前記したフィルム層3の構成を耐熱性を有す
る素材、例えばフッ素樹脂フィルムあるいは無機質繊維
にアルミ箔をラミネートしたアルミガラスクロスで構成
したものである。 【効果】 このように構成されているので、高温状態下
での使用に適するばかりでなく、特に化学工場等で発生
するホースの燃焼に伴う二次災害を防止することができ
る。
たせるために内螺線輪1を芯材として、この芯材に合成
樹脂材で形成したフィルムを所望厚さに層状に螺線巻き
し、最終段階で外螺線輪を巻着してホースを構成したも
のは公知である。この考案は前記した公知のホースに対
して、更に難燃性を持ったケミカルホースを提供しよう
とするものである。 【構成】 前記したフィルム層3の構成を耐熱性を有す
る素材、例えばフッ素樹脂フィルムあるいは無機質繊維
にアルミ箔をラミネートしたアルミガラスクロスで構成
したものである。 【効果】 このように構成されているので、高温状態下
での使用に適するばかりでなく、特に化学工場等で発生
するホースの燃焼に伴う二次災害を防止することができ
る。
Description
【0001】
この考案は、難燃性ホースに関し、具体的には柔軟な折曲ができ、しかも耐熱 性の良好なケミカルホースに係る。
【0002】
フレキシビリティを有するケミカルホースは図2に示すように、内螺線輪1′ を芯材として、この芯材表面にポリプロピレン等の有機質繊維からなる内布2′ を螺旋巻きし、この内布表面にポリプロピレン等の合成樹脂フィルムを所望厚さ だけ巻着してフィルム層3′を形成し、その巻着層にポリプロピレン等の合成樹 脂材よりなるシームレスチューブ4′を挿着し、更にこのチューブ表面に前記し たフィルムと同効機能を有するフィルムを所望厚さ螺旋巻きして、フィルム層5 ′を形成し、この上にポリプロピレン等の布を所望回螺旋巻きして中間布層6′ を形成し、その上に防水加工を施した外布7′を巻着し、この外布表面に外螺線 輪8′を巻着した構成とされている。
【0003】
この考案は従来のフレキシブル性のあるケミカルホースに耐熱性、特にホース 外表面からの熱に対して耐燃性を付与しようとするもので、従来のホースは有機 質を主材にしているので燃え易く、化学工場等で火災が発生した場合、災害が拡 大する恐れがあったが、ホースに耐燃性を付与することで初期消化を出来るよう にして災害の拡大を防止しようとするものである。
【0004】
この考案はホース自体にフレキシビリティと気密性を持たせるために、内螺線 輪を芯材とし、この芯材に合成樹脂材で形成したフィルムを所望厚さになるよう に層状に螺線巻きし、このフィルム層に外布を巻着し、この外布表面に外螺線輪 を巻着して、ホースを構成した点は従来の折曲自在なケミカルホースと同様であ る。
【0005】 しかしながら、この考案は前記したフィルム層及び布層の構成を耐熱性を有す る素材で形成することによってフレキシビリティ,気密性および難燃性を持った ケミカルホースを案出したものである。
【0006】 難燃性を有するフィルムとしては、フッ素樹脂材および無機質で不燃性のガラ ス繊維にアルミ箔をラミネートしたアルミガラスクロスと難燃性ゴムをコーティ ングしたガラスクロスが用いられており、これら材料を積層して難燃層が形成さ れている。
【0007】
難燃性を構成するフッ素樹脂材は、他の樹脂材例えばポリプロピレンに比較し て耐熱性が良く、そのうちこのフッ素樹脂フィルムに積層するアルミガラスクロ スは断熱性と耐熱性に特に優れており、その上柔軟性と強靭性とを併せもつもの であって、フレキシブルなケミカルホースに適性を有するものである。
【0008】
この考案の実施例を図1により説明すれば次のとおりである。 同図において符号9は難燃ホースを示し、1は内螺線輪、2は内布、3はフィ ルム層、4はチューブ、6は中間布、5はフィルム層、7は外布および8は外螺 線輪をそれぞれ表わしている。そして、この考案に係る難燃性ホースは内螺線輪 1を芯材として2以下の各部材を符号順に積層し最終段で外螺線輪8を巻着した 構成とされている。
【0009】 内螺線輪1は適用される化学流体に対する耐性を有するステンレス等の耐触材 で形成され所望ピッチをもつ連続輪として形成されている。 内布2は内螺線輪1の表面に螺旋状に巻着されており、前記した化学流体に対 する耐性を有する材料による織成布で形成されている。
【0010】 フィルム層3はポリプロピレンを素材としたフィルムを所望厚さを螺旋状に巻 着したものである。 チューブ4はシームレスチューブであって、フッ素樹脂素材で形成したもので 、前記フィルム層3表面に挿通されている。
【0011】 フィルム層5は最初のフィルム層と同効材料であるフッ素樹脂を素材としたフ ィルムを所望厚に螺旋状に巻着したものである。
【0012】 中間布6はガラス繊維にアルミ箔をラミネートしたアルミガラスクロスを(ア ルミ箔の面を外側にして)数回螺旋巻きして断熱及び防燃機能を付与されている 。 外布7はガラス繊維に(商品名=ハイパロン)(ゴム材)をコーティングした 防水性と防燃性布でこの布を1〜2回螺旋巻きしたものである。
【0013】 外螺線輪8は外布7の表面に所定ピッチをもって螺旋巻したもので、前記した 各部材を内螺線輪1と協働して緊締する機能を付与されている
【0014】 この考案は上記実施例に限定されるものでなく、必要に応じてフィルム層3は ポリエステルなどの材質に変えて用いることができる。
【0015】
この考案はホースの構成部材として、螺線輪と合成樹脂材のフィルム,チュー ブおよび内,外および中間の各布を繊維を素材としたものを用いているので、軽 量かつフレキシビリティに富み作業性に優れている。
【0016】 また、この考案は前記したフィルムあるいはチューブの材料として、フッ素樹 脂を、また前記した中間布および外布はガラス繊維したアルミ箔をラミネートし たアルミガラスクロスとして形成されているので、フッ素樹脂フィルム自体にも 耐熱性の点で特に、前記したアルミガラスクロスはアルミ箔をラミネートした面 を外側(外螺線輪側)に向けて巻きつけてあるので熱の反射による断熱及び防燃 機能の点でいずれも優れたものであり、高温状態下での使用に適するものである 。又化学工場等で火災が発生した時に初期消化が出来るので二次災害を防止する ことが出来る。
【0017】 この考案に係る難燃性ホースの耐熱(炎)試験の結果を示せば次のとおりであ る。 なお、この試験「耐熱(炎)試験」は船舶の機関室内の管系のうち、燃料油、 潤滑油および作動油並びに浸水に直接影響を及ぼす海水管系に使用される管に適 用されるものである。
【0018】 1.難燃試験 試作完成品(試験品) メイジフレックス難燃ホース、 type MF019 試験実施者 社団法人 日本船舶品質管理協会 船舶艤装品研究所 試験方法 試験品のホースの内部で圧力10.5(kgf/m2 )、温度80℃の水を 循環させ、試験品の中央部分をプロパンガスのバーナーの、炎に曝して800 ℃に加熱し、この状態を30分間保つ。試験品および試験用機器の配置を図1 に示す。プロパンガスバーナーは、IMO DRAFT GUIDELINES FOR SELECTION OF PLASTIC MATERIALS FOR PIPESAPPENDIX 2 (IMO/DE/35/6) に規定されているものを使用する。プロパンガスの供給量は 、約5(kg/HOUR)とする。 その後、常温にて試験品内聞に21(kgf/m2 )の水圧を10分間かけ 、異常のないことを確認する。 試験結果 30分の耐炎試験中、試験品からの水漏れは認められず、試験品は規定の水 圧を保持した。また、耐炎試験後の圧力試験でも、試験品からの水漏れは認め られず、試験品は規定の水圧を10分間保持した。
【図1】この考案の実施例を示す要部断面図である。
【図2】従来のケミカルホースの要部断面図である。
1 内螺線輪 2 内布 3 フィルム層 4 チューブ 5 フィルム層 6 中間布層 7 外布 8 外螺線輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/30 D 8115−4F
Claims (1)
- 【請求項1】 内螺線輪1を芯材とし、この芯材に耐化
学性を有する内布2を巻着し、この内布の表面に耐化学
性を有する合成樹脂材のフィルムを所望厚さになるよう
に巻着して、耐化学性フィルム層3を形成し、このフィ
ルム層の表面に耐熱性フィルムで形成したシームレスチ
ューブ4を挿通し、このチューブ4の表面に耐熱性を有
する合成樹脂材のフィルムを所望厚さに巻着して耐熱フ
ィルム層5を形成し、この耐熱フィルムの表面に無機質
繊維からなる断熱性と耐熱性を有する中間布層6を形成
し、この上に防水加工をした耐熱性を有する外布7を巻
着し、この外布の表面を外螺線輪8により締着して構成
したことを特徴とする難燃ホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6197392U JP2513462Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 難燃ホ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6197392U JP2513462Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 難燃ホ―ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623743U true JPH0623743U (ja) | 1994-03-29 |
JP2513462Y2 JP2513462Y2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=13186633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6197392U Expired - Lifetime JP2513462Y2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 難燃ホ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513462Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011122615A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Kanaflex Corporation | 耐熱ダクトホース |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP6197392U patent/JP2513462Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011122615A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Kanaflex Corporation | 耐熱ダクトホース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2513462Y2 (ja) | 1996-10-09 |
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