JPH06237167A - 位相比較回路 - Google Patents

位相比較回路

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JPH06237167A
JPH06237167A JP5045907A JP4590793A JPH06237167A JP H06237167 A JPH06237167 A JP H06237167A JP 5045907 A JP5045907 A JP 5045907A JP 4590793 A JP4590793 A JP 4590793A JP H06237167 A JPH06237167 A JP H06237167A
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abnormal
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Yuichi Noda
雄一 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PLL回路に用いられる位相比較回路におい
て、異常出力の送出を確実に防止する。 【構成】 位相比較器1から可変入力信号に対する基準
入力信号の位相差に応じたパルス幅を有するパルスを出
力する。基準入力信号が異常状態となっている異常時間
をラッチ回路3及び4で検出する。この時間検出処理に
要する時間に応じて遅延回路2によって位相比較器1の
出力信号90を遅延させる。検出された異常時間に応じ
て遅延回路2の出力信号11の送出を、アンド回路5で
抑止する。 【効果】 遅延回路2で遅延させているので、異常出力
の送出が確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は位相比較回路に関し、特
にPLL(Phase Locked Loop)回路
に用いられる位相比較回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、PLL回路は、位相比較回路の
出力を平滑化するローパスフィルタと、この平滑出力に
より制御される電圧制御発振器と、この発振出力を分周
した後に位相比較回路の片方の入力にフィードバックせ
しめる分周器とを含んで構成されている。そして、PL
L回路はラジオ放送等の受信機に利用される他、ビデオ
テープレコーダ(VTR)のドラムヘッドの回転制御等
にも用いられている。
【0003】以下、VTRのドラムヘッドの回転制御用
PLL回路に用いられる従来の位相比較回路について説
明する。
【0004】図3は従来の位相比較回路の構成を示すブ
ロック図である。図において従来の比較回路は、位相比
較において基準となる信号を入力するための基準入力端
子6と、比較対象となる信号を入力するための可変入力
端子7とを有する位相比較器1を含んで構成されてい
た。この位相比較器1は、基準入力端子6に入力される
基準入力信号と可変入力端子7に入力される可変入力信
号との位相を比較するものであり、その比較結果は遅れ
出力端子8及び進み出力端子9に送出される。すなわ
ち、基準入力信号に対して可変入力信号が遅れている場
合は、その位相差に相当するパルス幅を有するパルスが
遅れ出力端子8に送出され、逆に進んでいる場合は、進
み出力端子9に送出されるのである。
【0005】この従来の位相比較回路の動作について図
4のタイムチャートを参照して説明する。図4には図3
中の各端子6〜9における信号の波形が示されている。
【0006】図において、a部のように基準入力端子6
の基準入力信号に対して可変入力端子7の可変入力信号
の位相が遅れている場合は、その遅れ量に比例したパル
ス幅を有するパルス80が遅れ出力端子8に出力され
る。また、逆にb部のように基準入力信号に対して可変
入力信号の位相が進んでいる場合は、その進み量に比例
したパルス幅を有するパルス90が進み出力端子9に出
力される。このようにして、位相差の遅れ/進みを区別
して検出し送出することができ、この出力に応じて図示
せぬ電圧制御発振器から所定のパルスが送出されるので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VTR
のドラムヘッドの回転制御用PLL回路に用いられる位
相比較回路では、映像信号を基準入力信号として利用す
ることが多く、c部のように映像信号が一時的に途切れ
る場合がある。
【0008】かかる場合には、進み出力端子9にc部の
ような異常出力が送出される。この異常出力が図示せぬ
電圧制御発振器に入力されると、その出力周波数が急激
に低くなり、PLL回路のロックがはずれてしまうとい
う欠点があった。
【0009】この欠点を解決するための公知技術として
特開昭63−194418号公報がある。これは、図5
に示されているように、位相比較器2、ループフィルタ
3及び発振器4からなる位相同期発振器1のフィードバ
ックループに、入力端子6への入力信号の断状態を検出
する入力断検出回路5を挿入してなる構成である。そし
て、入力信号の断を検出したときに参照入力を遮断する
ことにより、参照入力だけが入力されて発振器周波数が
大きくずれてPLL回路のロックがはずれることを防止
するものである。
【0010】この公知技術によれば、入力信号が断にな
っても異常信号が送出されないとも考えられるが、入力
信号の異常状態を検出したときにはすでに異常信号が僅
かに送出されている場合も考えられ、異常信号の送出を
完全に防止することはできないという欠点がある。
【0011】本発明は、かかる従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は基準入力信号
が異常になっても出力端子には異常信号が全く送出され
ないようにすることのできる位相比較回路を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による位相比較回
路は、第1の入力パルスに対する第2の入力パルスの位
相差に応じたパルス幅を有するパルスを出力する位相比
較手段と、前記第2の入力パルスが異常状態となってい
る異常時間を検出する検出手段と、この時間検出処理に
要する時間に応じて前記位相比較手段の出力パルスを遅
延させる遅延手段と、前記検出手段により検出された時
間に応じて前記遅延手段の出力を抑止する抑止手段とを
有することを特徴とする。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0014】図1は本発明による位相比較回路の一実施
例の構成を示すブロック図であり、図3と同等部分は同
一符号により示されている。図において、本発明の一実
施例による位相比較回路は、図3の構成に、位相比較器
1の進み出力を所定時間遅延させる遅延回路2と、位相
比較器1への基準入力信号が一時的に途切れたことを検
出するためのラッチ回路3及び4と、位相比較器1の進
み出力をゲートするアンド回路5とが追加された構成で
ある。
【0015】位相比較器1は、可変入力端子7への可変
入力信号に対する基準入力端子6への基準入力信号の位
相差に応じたパルス幅を有するパルスを進み出力信号9
0として送出するものである。
【0016】ラッチ回路3は、位相比較器1の進み出力
信号90を、可変入力端子7の可変入力信号の立上がり
エッジでラッチする回路である。
【0017】ラッチ回路4はラッチ回路3の出力信号1
2を、可変入力端子7の可変入力信号の立上りエッジで
ラッチする回路である。
【0018】アンド回路5は、異常な信号の出力を、ラ
ッチ回路3の出力信号12及びラッチ回路4の出力信号
13によって抑止するために設けられている。すなわ
ち、出力信号12及び13のいずれか一方がローレベル
のときにアンド回路5が出力抑止されるのである。な
お、アンド回路5の出力は、修正進み出力端子10に送
出される。
【0019】ここで、ラッチ回路3は可変入力信号の立
上りエッジでラッチするものであるので、異常信号の出
力を確実に抑止するために、位相比較器1の出力信号9
0を遅延せしめる遅延回路2が設けられている。つま
り、出力信号90を所定遅延時間だけ遅らせた出力信号
11について抑止が行われるのである。
【0020】かかる構成とされた本実施例の位相比較回
路の動作について図2のタイムチャートを参照して説明
する。図2において、図4の中の信号と同等の信号は同
一符号により示されている。
【0021】図において、基準入力端子6への基準入力
信号に対して可変入力端子7への可変入力信号の位相が
遅れている場合は、a部のように、その遅れ量に比例し
たパルス幅を有するパルスが遅れ出力信号80として遅
れ出力端子に送出される。
【0022】逆に、基準入力信号に対して可変入力信号
の位相が進んでいる場合は、b部のように、その進み量
に比例したパルス幅を有するパルスが進み出力信号90
として送出される。そして、遅延回路2及びアンド回路
5を通って修正進み出力端子10に送出される。このと
き、進み出力信号90は可変入力信号と同時に立上がる
ため、ラッチ回路3の出力信号12は変化せずハイレベ
ルのままである。ラッチ回路4についても同様である。
【0023】したがって、a部及びb部のように入力信
号が正常である場合には、位相差の遅れ/進みを正しく
区別して検出された信号が遅れ出力端子8及び修正進み
出力端子10に送出されることになる。
【0024】次に、基準入力信号がc部のように一時的
に途切れた場合には、異常信号が進み出力信号90とし
て送出される。この異常信号は可変入力信号の1周期分
遅れてラッチ回路3にラッチされ、その出力がローレベ
ルに変化する()。さらに、可変入力信号の1周期分
遅れてラッチ回路4にもラッチされ、その出力もローレ
ベルに変化する()。
【0025】ここで、ラッチ回路3の出力信号12及び
ラッチ回路4の出力信号13は、アンド回路5に入力さ
れているため、いずれか一方がローレベルであれば、遅
延回路2の出力信号11の出力は抑止される。つまり、
図中ので示されている時間内においては出力信号11
がゲートされるため、異常信号は修正進み出力端子10
に送出されることはないのである。
【0026】基準入力信号が正常に戻った場合は、ラッ
チ回路3及び4の出力が順にハイレベルに変化し、遅延
回路2の出力信号11の抑止が解除され、以後は修正進
み出力端子10に出力信号11が送出される。
【0027】ここで、遅延回路2は、進み出力信号90
を時間的にシフトさせる機能を有している。つまり、図
中ので示されているゲート時間範囲内に信号90の異
常部分がアンド回路5に入力されるように遅延量が定め
られているのである。具体的には、可変入力端子7への
可変入力信号の1周期分より長く2周期分より短い時間
の遅延量とすれば良い。なお、異常信号部分が長時間続
いた場合でも、それに応じてゲート時間範囲()も広
がるので、遅延回路2の出力信号11の異常信号部分は
確実に出力抑止されることになる。
【0028】要するに、本実施例ではラッチ回路3及び
4の両ラッチ出力の変化タイミングにより可変入力信号
が異常状態となっている時間の開始時刻と終了時刻とを
検出し、その検出処理に要する可変入力信号の1周期分
の時間に応じて位相比較器1の進み出力信号90を遅延
させているのである。そして、その検出された時間範囲
内はアンド回路5によって出力を抑止しているのであ
る。
【0029】なお、以上はVTRのドラムヘッドの回転
制御用PLL回路に用いられる位相比較回路について説
明したが、これに限らず、PLL回路の位相比較回路に
ついて本発明が広く適用できることは明らかである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基準入力
信号が異常になっている時間を検出し、この時間の間は
信号の送出を抑止することにより、基準入力信号が一時
的に途切れた場合でも、異常信号が全く送出されないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による位相比較回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の位相比較回路の各部の動作を示すタイム
チャートである。
【図3】従来の位相比較回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3の位相比較回路の各部の動作を示すタイム
チャートである。
【図5】従来の他の位相比較回路の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 遅延回路 3,4 ラッチ回路 5 アンド回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の入力パルスに対する第2の入力パ
    ルスの位相差に応じたパルス幅を有するパルスを出力す
    る位相比較手段と、前記第2の入力パルスが異常状態と
    なっている異常時間を検出する検出手段と、この時間検
    出処理に要する時間に応じて前記位相比較手段の出力パ
    ルスを遅延させる遅延手段と、前記検出手段により検出
    された時間に応じて前記遅延手段の出力を抑止する抑止
    手段とを有することを特徴とする位相比較回路。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記位相比較手段の出
    力を、前記第1の入力パルスによりラッチする第1のラ
    ッチ手段と、このラッチ出力を、前記第1の入力パルス
    によりラッチする第2のラッチ手段とを有し、これら第
    1及び第2のラッチ手段のラッチ出力の変化タイミング
    に基づいて前記異常時間の開始時刻及び終了時刻を検出
    し、かつ前記遅延手段の遅延量を、少なくとも前記第1
    の入力パルスの1周期に相当する時間としたことを特徴
    とする請求項1記載の位相比較回路。
JP5045907A 1993-02-10 1993-02-10 位相比較回路 Expired - Lifetime JPH0817324B2 (ja)

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JPH0817324B2 JPH0817324B2 (ja) 1996-02-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100721727B1 (ko) * 2000-10-20 2007-05-28 후지쯔 가부시끼가이샤 Pll 회로와 분주 방법

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JPS62285519A (ja) * 1986-06-04 1987-12-11 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd Apll無信号補償回路
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