JPH0623711Y2 - 冷却ファンの駆動装置 - Google Patents

冷却ファンの駆動装置

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JPH0623711Y2
JPH0623711Y2 JP4162389U JP4162389U JPH0623711Y2 JP H0623711 Y2 JPH0623711 Y2 JP H0623711Y2 JP 4162389 U JP4162389 U JP 4162389U JP 4162389 U JP4162389 U JP 4162389U JP H0623711 Y2 JPH0623711 Y2 JP H0623711Y2
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JP
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hydraulic
cooling fan
hydraulic motor
rotary shaft
engine
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JP4162389U
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JPH02132812U (ja
Inventor
敏朗 市川
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、内燃機関に付設されたラジエータ内の冷却水
を冷却するファンの駆動装置に関する。
従来の技術 従来の冷却ファンの駆動装置としては、例えば特開昭6
2−282110号公報等に記載されているものが知ら
れている。
概略を説明すれば、内燃機関のクランク軸に連結された
オイルポンプと、該オイルポンプの吐出通路下流に比例
差圧制御弁を介して並設され、かつ冷却ファンの駆動軸
に直結する同容量の第1,第2油圧モータと、該両油圧
モータに供給される作動油を貯留するリザーバタンク
と、第1,第2油圧モータ間の流路を切り換える第1,
第2切換弁と、機関運転状態に応じて前記比例差圧制御
弁を切換作動させると共に、第1,第2切換弁を切換作
動させる電子制御部とを備えている。
そして、例えば機関の冷却水温が所定以下である場合は
機関回転数に拘わらず比例差圧制御弁によりリリーフ通
路が開成されて各油圧モータへの油供給量を減少させ
る。一方、機関冷却水温が所定以上でかつ機関低回転域
では、比例差圧制御弁がリリーフ通路を閉成すると共
に、第1,第2切換弁によって第1油圧モータを駆動し
た作動油が第2油圧モータを駆動するように流路を直列
に切り換える。したがって、両油圧モータが低圧で高回
転し冷却ファンを高回転で作動させることができる。さ
らに、機関冷却水温が所定以上でかつ高回転域では、第
1,第2切換弁により第1,第2油圧モータの油圧回路
が並列となるように切換制御され、これによって冷却フ
ァンの回転数をさらに上昇させて冷却効果を向上させる
ようになっている。
考案が解決しようとする課題 然し乍ら、前記従来の駆動装置にあっては、前述のよう
に、第1,第2油圧モータの油圧回路を、機関運転状態
に応じて第1,第2の2つの切換弁により直列あるいは
並列に切換え制御するようになっているため、該油圧回
路が極めて複雑になり、製造作業が煩雑になる。また、
高価な切換弁を2つも用いるので、前記油圧回路の煩雑
さと相俟って製造コストの高騰が余儀なくされる。
課題を解決するための手段 本考案は、前記従来の問題点に鑑みて案出されたもの
で、機関により駆動する油圧供給機構の下流側に、1つ
の冷却ファンを駆動する2つの第1,第2油圧モータを
並設すると共に、前記冷却ファンに直結された前記第1
油圧モータの回転軸と該回転軸に連繋した第2油圧モー
タの回転軸との間に、該両回転軸を連結,遮断するクラ
ッチ機構を介装し、更に、該クラッチ機構の遮断作動に
伴い前記第2油圧モータの駆動を停止させる停止機構を
設けたことを特徴としている。
作用 前記構成を有する本考案によれば、例えば機関冷却水温
が所定以上でかつ機関回転数が所定以上である場合は、
クラッチ機構が連結作動して両油圧モータの回転軸が連
結されるため、油圧供給機構から圧送された油圧が並列
な両油圧モータに夫々供給されて同時に駆動する。した
がって、冷却ファンは高回転で駆動し機関が十分に冷却
される。
一方、冷却水温が所定以上でかつ機関回転数が所定以下
である場合は、クラッチ機構が遮断作動すると共に、第
2油圧モータの駆動が停止機構によって停止されるた
め、油圧供給機構から圧送された油圧は第1油圧モータ
側にのみ供給される。したがって、全体のモータ容積が
小さくなり少油量で高回転数が得られる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案に係る冷却ファンの駆動装置の第1実施
例を示し、1は内燃機関2のクランク軸2aに図外のク
ランクプーリやベルト等を介して連結され、該クランク
軸2aの回転数と同期回転する油圧供給機構たるオイル
ポンプ、3は該オイルポンプ1の作動により作動油を循
環させる油圧回路であって、この油圧回路3はリザーバ
タンク4内の作動油をオイルポンプ1に供給する吸入通
路5と、オイルポンプ1の下流側に設けられた吐出通路
6と、該吐出通路6の下流端とリザーバタンク4とを連
通する戻し通路7と、一端が吐出通路6に、他端が吸入
通路5に夫々接続されたリリーフ通路8とを備えてい
る。前記吐出通路6の途中には、流量制御弁9が配設さ
れていると共に、該流量制御弁9下流で分岐された第1
分岐路6aと第2分岐路6bに、定容積型の第1,第2
油圧モータ10,11が並設されている。
前記流量制御弁9は、2方切替型の電磁弁であって、後
述する制御機構20からの出力信号によって機関運転状
態に応じてリリーフ通路8を所定量開成して吐出通路6
内油圧を一定に保つ他、吐出通路6を全閉にする一方リ
リーフ通路8を前開にして吐出通路6下流側つまり、各
油圧モータ10,11への作動油の供給量を停止させる
ようになっている。
前記第1,第2油圧モータ10,11は、相互に同容積
を有し、各下流側が第1,第2戻し分岐路7a,7bを
介して戻し通路7に接続されている。また、第1油圧モ
ータ10の回転軸10a先端が冷却ファン12の駆動軸
12aに直結している一方、第2油圧モータ11の回転
軸11aの後端側に該回転軸11aの駆動を適宜停止さ
せる停止機構13が設けられている。
この停止機構13は、前記回転軸11aの後端に固定さ
れた摩擦板13aと、所定のハウジング14に軸部14
aを介して固定されて、回転軸11aの図中右方向に移
動に伴い前記摩擦板13aが圧接して回転軸11aの駆
動を停止させる固定摩擦板13bとを備えている。
また、同軸上に配置された前記両回転軸10a,11a
の間には、該回転軸10a,11aを連結,遮断するク
ラッチ機構たるワンウェイ型の電磁クラッチ15が介装
されている。この電磁クラッチ15は、前記制御機構2
0からの励磁−消磁信号に応じて回転軸11aの先端に
固定された連結部15aが図中左右方向に移動して回転
軸10aと11aの連結,遮断を行なっている。
前記制御機構20は、マイクロコンピュータが内蔵さ
れ、図外の冷却水温センサからの冷却水温度信号やクラ
ンク角センサからの機関回転数信号に基づいて現在の機
関の諸条件を算出し、この信号を前記流量制御弁9や電
磁クラッチ15に出力している。
以下、本実施例の作用について説明する。まず、冷機始
動時などにおいて冷却水温が所定以下でかつ機関回転数
が所定以下の場合は、制御機構20から流量制御弁9に
信号を出力して吐出通路6を全閉にする一方、リリーフ
通路8を全開にする。したがって、オイルポンプ1から
吐出通路6に圧送された作動油は、リリーフ通路8を通
ってオイルポンプ1に還流し、各油圧ポンプ10,11
には供給されない。このため、油圧ポンプ10,11作
動が停止状態となり、冷却ファン12が停止されるた
め、暖機が促進される。
一方、暖機完了後などにおいて冷却水温が所定以上でか
つ機関回転数が高回転になった場合は、オイルポンプ1
の回転速度も高くなりその吐出量も過大となるため、流
量制御弁9により、吐出通路6を全開にさせると共に、
リリーフ通路を適宜開成させて吐出通路6内圧力を一定
に保つ。したがって、吐出通路6を通った作動油が、第
1,第2分岐路6a,6bから各油圧モータ10,11
に夫々大量に供給される。ここで、電磁クラッチ15に
は、励磁信号が出力されて回転軸11aを左方向に移動
させる。これによって、両回転軸10a,11aを連結
する一方、停止機構13の摩擦板13aが固定摩擦板1
3bから離間し第2油圧モータ11の停止状態が解除さ
れる。したがって、両油圧モータ10,11が、同時に
駆動して冷却ファン12を高回転で駆動させ、ラジエー
タ内の冷却水を効果的に冷却する。
さらに、機関高負荷高回転運転後などのアイドリング時
などにおいて、冷却水温が所定以上である場合は、オイ
ルポンプ1の回転速度は機関回転数に応じて小さくな
り、その吐出量も少なくなる。このため、制御機構20
から出力信号により流量制御弁9が吐出通路6を全開、
リリーフ通路8を全閉にすると共に、電磁クラッチ15
が消磁されて回転軸11aが図中右方向に移動する。し
たがって、両回転軸10a,11aの連結が遮断される
一方、摩擦板13aと固定摩擦板13bに圧接するた
め、第2油圧モータ11の回転軸11aの回転が停止す
る。依って、全体としてのモータ容積が小さくなり、吐
出通路6に圧送された作動油は第1分岐路6aを通って
第1油圧モータ10のみに供給される。したがって、第
2油圧モータ11の供給量の分だけ第1油圧モータ10
への供給量が増加するため、オイルポンプ1からの小さ
な吐出圧で第1油圧モータ10が高回転し、冷却ファン
12を高回転で駆動させることができる。この結果、オ
イルポンプ1が低回転でも十分な冷却効果が得られる。
第2図は、本考案の第2実施例を示し、この実施例では
第1油圧モータ10の回転軸10a後端と、第2油圧モ
ータ11の回転軸11a前端とに電磁クラッチ15を構
成するクラッチ板15b,15cが夫々固定されてい
る。また、第2油圧モータ11の回転軸11aに固定さ
れたクラッチ板15cの後方位置に存する所定ハウジン
グ14に、回転軸11aの図中右方向移動位置でクラッ
チ板15cの後面と圧接するブレーキ摩擦板16が固定
配置されている。したがって、このクラッチ板15cと
摩擦板16で停止機構13を構成している。
したがって、この実施例によれば、冷却水温度が所定値
以上でかつ機関低回転時には、制御機構20から電磁ク
ラッチ15に消磁信号が出力されて回転軸11aが図中
右方向に移動すると、両クラッチ板15b,15cが離
間して両回転軸10a,11aの連結が遮断される一
方、クラッチ板15cがブレーキ摩擦板16に圧接する
ため、該回転軸11aの回転が停止される。したがっ
て、前述と同様に吐出通路6に圧送された作動油は、第
1分岐路6aから第1油圧モータ10にのみ供給される
ため、該第1油圧モータ10への油量が多くなり、冷却
ファン12を高回転で駆動させることができる。
また、この実施例では、クラッチ板15Cがクラッチ機
構と停止機能の両方の作用を司るため、この点からも構
造の簡素化が図れる。
他の構成は第1実施例と同様であるから例えば暖機完了
後の機関高回転域などでの作用,効果は第1実施例と同
様である。
尚、本考案は、前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば各油圧モータを異なる容積とすることも可
能である。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案によれば、機関低
回転域においては、クラッチ機構と停止機構との相互作
用によって第2油圧モータの駆動を停止させて第1油圧
モータのみを駆動させることができるため、小さな供給
油圧で冷却ファンを十分に高回転させることができると
ともに、油圧回路の簡素化が図れ、製造作業能率が向上
する。また、従来のような高価な流路切換弁が不要にな
るので、前記油圧回路の簡素化と相俟って製造コストの
低廉化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す全体構成図、第2図
は本考案の第2実施例を示す全体構成図である。 1……オイルポンプ(油圧供給機構)、2……内燃機
関、3……油圧回路、10……第1油圧モータ、10a
……回転軸、11……第2油圧モータ、11a……回転
軸、12……冷却ファン、13……停止機構、15……
クラッチ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関により駆動する油圧供給機構の下流側
    に、1つの冷却ファンを駆動する2つの第1,第2油圧
    モータを並設すると共に、前記冷却ファンに直結された
    前記第1油圧モータの回転軸と該回転軸に連繋した第2
    油圧モータの回転軸との間に、該両回転軸を連結,遮断
    するクラッチ機構を介装し、更に、該クラッチ機構の遮
    断作動に伴い前記第2油圧モータの駆動を停止させる停
    止機構を設けたことを特徴とする冷却ファンの駆動装
    置。
JP4162389U 1989-04-07 1989-04-07 冷却ファンの駆動装置 Expired - Lifetime JPH0623711Y2 (ja)

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