JPH0623690U - 空き缶プレス器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空き缶を底板上に載置して踏み板を下方に押
圧することにより、空き缶がずれたり、転倒することな
く、空き缶を確実に押しつぶし、容積を小さくする。 【構成】 底板１の両側部上に間隔を置いて２本のガイ
ドピン２が立設固定されると共に、前記底板１の中央に
空き缶Ｃを該底板１上に載置した際、該空き缶Ｃの底周
縁部に当接してずれるのを防止する環状のずれ止め突条
３が突設されている。前記底板１の各ガイドピン２より
径大な貫通孔４を該各ガイドピン２と同間隔で穿設した
踏み板５が、前記各貫通孔４に前記各ガイドピン２を遊
挿すると共に、底板１と踏み板５間の各ガイドピン２に
押しばね６を配設せしめて、該押しばね６の弾発力によ
り踏み板５を上方へ付勢して載置されており、更に前記
各ガイドピン２の上端には踏み板５が上方へ離脱するの
を防止する、前記貫通孔４より径大なストッパー用キャ
ップ７が固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、空き缶を押圧圧縮して容積を小さくする空き缶プレス器に関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、店頭、事務所等においてジュース等の飲料物を飲んだ後の空き缶の処理 は、自動販売機の横に備えられた空き缶用のクズ籠に原形のまま投入廃棄してい た。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記のように、従来飲料物の空き缶の処理は、自動販売機の横に備えられたク ズ籠に原形のまま投入廃棄しているため、クズ籠がすぐ満杯となり、クズ籠の外 に散らばるという問題点があり、更に再利用のためにストックしても原形のまま であると嵩張り、大量の空き缶をストックできないという問題点があった。

【０００４】 本考案は前記従来の問題点を解決することを目的とする空き缶プレス器を提供 しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、底板の中央に環状のずれ止め突条を突設すると共に、前記底板の両 側部上に間隔を置いて立設固定された２本のガイドピンを、踏み板の両側部に穿 設した貫通孔に遊挿し、更に前記底板と踏み板間のガイドピンに押しばねを配設 して踏み板を上方へ付勢し、且つ前記各ガイドピンの上端にストッパー用キャッ プを固定するという手段、 または転倒防止用筒を上方に固定した２本の固定ピンを底板の中央に立設固定 すると共に、前記底板の両側部上に間隔を置いて立設固定された２本のガイドピ ンを、踏み板の両側部に穿設した貫通孔に遊挿し、更に前記底板と踏み板間のガ イドピンに押しばねを配設して踏み板を上方へ付勢し、且つ前記各ガイドピンの 上端にストッパー用キャップを固定する一方、前記転倒防止用筒よりやや小径に 形成された押圧板を下端に固定した保持杆の上端を前記踏み板の下面に固定する という手段のいずれかを採用することにより、上記問題点を解決した。

【０００６】

【作用】

上記構成より成る本考案によれば、底板上に空き缶を載置して踏み板を足で踏 んで押圧することにより、空き缶はずれたり、または転倒することなく押しつぶ されて、容積が小さくなる。

【０００７】

【実施例】

図１は本考案の第１実施例を示す斜視図、図２は同使用状態を示す正面図であ り、底板１の両側部上には間隔を置いて２本のガイドピン２が立設固定されると 共に、前記底板１の中央には空き缶Ｃを該底板１上に載置した際、該空き缶Ｃの 底周縁部に当接してずれるのを防止する環状のずれ止め突条３が突設されている 。前記環状のずれ止め突条３は空き缶Ｃの底面部を受容できる径か、それよりや や大きい径に形成することが推奨される。

【０００８】 前記底板１の各ガイドピン２より径大な貫通孔４を該各ガイドピン２と同間隔 で穿設した踏み板５が、前記各貫通孔４に前記各ガイドピン２を遊挿すると共に 、底板１と踏み板５間の各ガイドピン２に押しばね６を配設せしめて、該押しば ね６の弾発力により踏み板５を上方へ付勢して載置されており、更に前記各ガイ ドピン２の上端には踏み板５が上方へ離脱するのを防止する、前記貫通孔４より 径大なストッパー用キャップ７が固定されている。

【０００９】 次に、第１実施例の作用について説明する。 空き缶Ｃを底板１上の環状のずれ止め突条３内に載置し、足で踏み板５を踏ん で、押しばね６に抗して下方へ押圧することにより、図２に示すように空き缶Ｃ は踏み板５により押しつぶされて、その容積を小さくすることができる。そして 、前記踏み板５から足を離すと、押しばね６の弾発力により踏み板５は上方移動 して押しつぶした空き缶Ｃを取り出すことができる。また、踏み板５の上方移動 に当たってはストッパー用キャップ７に踏み板５の上面が当接して、該踏み板５ がガイドピン２から離脱することがない。

【００１０】 図３は本考案の第２実施例を示す斜視図、図４は同使用状態を示す正面図であ り、底板１１の両側部上には間隔を置いて２本のガイドピン１２が立設固定され ると共に、空き缶Ｃの外周面に接してその転倒を防止する転倒防止筒１３を上方 に固定した２本の固定ピン１４を、前記底板１１の中央部に立植固定する。前記 転倒防止筒１３は空き缶Ｃの外周面を受容できる径か、それよりやや大きい径に 形成することが推奨される。

【００１１】 前記底板１１の各ガイドピン１２より径大な貫通孔１５を該各ガイドピン１２ と同間隔で穿設した踏み板１６が、前記各貫通孔１５に前記各ガイドピン１２を 遊挿すると共に、底板１１と踏み板１６間の各ガイドピン１２に押しばね１７を 配設せしめて、該押しばね１７の弾発力により踏み板１６を上方へ付勢して載置 されており、更に前記各ガイドピン１２の上端には踏み板１６が上方へ離脱する のを防止する、前記貫通孔１５より径大なストッパー用キャップ１８が固定され ていると共に、空き缶Ｃの上面を押圧する前記転倒防止筒１３よりやや小径に形 成された押圧板１９を下端に固定した２本の保持杆２０の上端が前記踏み板１６ の下面に固定されている。前記保持杆２０の長さは前記転倒防止筒１３の上端面 から底板１１上までの長さと同一か、それ以上の長さを有する必要がある。

【００１２】 次に、第２実施例の作用について説明する。 空き缶Ｃを転倒防止筒１３内に嵌挿して底板１１上に載置し、足で踏み板１６ を踏んで、押しばね１７に抗して下方へ押圧することにより、図４に示すように 空き缶Ｃは押圧板１９により押しつぶされて、その容積を小さくすることができ る。そして、前記踏み板１６から足を離すことにより押しばね１７の弾発力によ り踏み板１６は上方移動して押しつぶした空き缶Ｃを取り出すことができる。ま た、踏み板１６の上方移動に当たってはストッパー用キャップ１８に踏み板１６ の上面が当接して、該踏み板１６がガイドピン１２から離脱することがない。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は上述のようであるから、空き缶を底板上に載置して踏み板を足で押圧 して下方移動させるのみで空き缶は押しつぶされ、その容積を小さくすることが できると共に、底板上に載置された空き缶はずれたり、転倒したりすることなく 、確実に押しつぶすことができる。更に、前記押しつぶされた空き缶は容積が小 さいのでクズ籠に入れても大量に入れることができ、再利用のためにストックし ても嵩張らず大量の空き缶をストックすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案空き缶プレス器の第１実施例を示す斜視
図である。

【図２】第１実施例の空き缶プレス器の使用状態を示す
正面図である。

【図３】本考案空き缶プレス器の第２実施例を示す斜視
図である。

【図４】第２実施例の空き缶プレス器の使用状態を示す
正面図である。

【符号の説明】

１ 底板、 ２ ガイドピン、 ３ ずれ止め突条、
４ 貫通孔、 ５ 踏み板、 ６ 押しばね、 ７ ス
トッパー用キャップ、 １１ 底板、 １２ガイドピ
ン、 １３ 転倒防止筒、 １４ 固定ピン、 １５
貫通孔、 １６踏み板、 １７ 押しばね、 １８ ス
トッパー用キャップ、 １９ 押圧板、 ２０ 保持
杆、Ｃ 空き缶。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底板の中央に環状のずれ止め突条を突設
   すると共に、前記底板の両側部上に間隔を置いて立設固
   定された２本のガイドピンを、踏み板の両側部に穿設し
   た貫通孔に遊挿し、更に前記底板と踏み板間のガイドピ
   ンに押しばねを配設して踏み板を上方へ付勢し、且つ前
   記各ガイドピンの上端にストッパー用キャップを固定し
   て成る空き缶プレス器。
2. 【請求項２】 転倒防止用筒を上方に固定した２本の固
   定ピンを底板の中央に立設固定すると共に、前記底板の
   両側部上に間隔を置いて立設固定された２本のガイドピ
   ンを、踏み板の両側部に穿設した貫通孔に遊挿し、更に
   前記底板と踏み板間のガイドピンに押しばねを配設して
   踏み板を上方へ付勢し、且つ前記各ガイドピンの上端に
   ストッパー用キャップを固定する一方、前記転倒防止用
   筒よりやや小径に形成された押圧板を下端に固定した保
   持杆の上端を前記踏み板の下面に固定して成る空き缶プ
   レス器。