JPH0623631A - ねじ締め装置 - Google Patents

ねじ締め装置

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JPH0623631A
JPH0623631A JP3005317A JP531791A JPH0623631A JP H0623631 A JPH0623631 A JP H0623631A JP 3005317 A JP3005317 A JP 3005317A JP 531791 A JP531791 A JP 531791A JP H0623631 A JPH0623631 A JP H0623631A
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JP
Japan
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screw
nut runner
torque
fastening
tightening
Prior art date
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Application number
JP3005317A
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English (en)
Inventor
Hirokuni Tsuboi
弘国 坪井
Satoshi Inami
聡 伊波
Hiroshi Kawaguchi
浩 川口
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Amada Machinics Co Ltd
Original Assignee
Amada Sonoike Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ締付け状態を検査しつつ、確実なねじ締
め作業を行うことができる簡易構成のねじ締め装置を提
供する。 【構成】 本発明のねじ締め装置は、ねじ部材を備えた
ワークを前記ねじの締付け方向に抗して吸着するバキュ
ームパッドと、前記ナットランナに対する前記ねじ部材
または該ねじ部材を備えたワークのねじ締め開始位置及
びねじ締め終了位置を検出する位置検出器と、前記ナッ
トランナの駆動トルクを検出するトルク検出器と、前記
ナットランナの駆動時間と検出する時計と、前記ナット
ランナによるねじ締付け完了状態を、一定トルク以上の
トルクで締付けたこと、前記ナットランナを一定時間以
内で駆動終了したこと、並びに前記ねじ締め終了位置が
確認されたことで判別する締付け状態検査装置とを備え
て構成される

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、組立て作業においてボ
ルト、ナット等のねじ部材を自動的にねじ締めするねじ
締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種組立て作業において使用されるねじ
締め装置は、装置構成が簡易であることに加えてねじ締
めを確実に行えることが肝要である。
【0003】ところが、ボルトとナットの締め付け作業
を想定すれば明らかなように、ねじ締め作業は高度の位
置決めが必要である上に、締め付けトルクや締め付けス
トロークを適切としなければならず、その検査装置と併
せてシステム構成する場合には、どうしても装置が大が
かりになるという問題点があった。
【0004】また、大がかりなシステムを構成しても、
それでもなお取付け不良を確実に防止することができな
いという問題があった。ここで、ボルト1本またはナッ
ト1本の不良発生で済めばまだ良いが、この不良箇所を
見落して、または組付け失敗に起因して、組立製品全体
を不良としてしまうこともあった。これら問題点は、ね
じ締め箇所が大の量産ラインにおいて由々しき問題であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来より
のねじ締め装置は、装置が大がかりとなり、ねじ締め結
果に確実性が無く、ねじ締め不良部分を残してラインに
流してしまう等の問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、ねじ締付け状態を検査
しつつ、確実なねじ締め作業を行うことができる簡易構
成のねじ締め装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、特許請求の範囲に記載の通りのねじ締め装置
を構成した。
【0008】
【作用】本発明のねじ締め装置は、上記構成であるの
で、装置構成が簡単である。また、バキュームパッドで
吸着したねじ部材をナットランナの駆動にて一定トルク
でねじ締めすることができ、時計とリミットスイッチ等
による位置検出とで一定時間内に締付け終了したこと、
及び所定のストロークを得たことを検出し、締付け状態
を確実に判別することができる。
【0009】ここに、ねじ締付けを一定トルクが出るま
で行うと、一定ストロークが得られたことでねじ部がね
じ込まれたことを知ることができ、また、一定時間内に
ねじ込まれたことを条件化することでねじ部材自体に異
常がなかったことや不測の事故が生じていないこと等を
総括的に判別できるものである。
【0010】因みに、ねじ締め失敗の生ずる要因を想定
すると、 ねじが合わない ねじに異物が付いている 位置合わせ不良 その他不測の要因 等が考えられるが、の要因はトルクが出ないまたはス
トロークが出ないことで判別できる。の要因は一定ト
ルクを与えてもストロークが出ないことで判別できる。
の要因はと同様にトルクやストロークが出ないこと
で判別できる。の要因も一定トルクを与えてのちの一
定時間内であること及び一定ストロークが得られるとい
う条件から外れることで略確実に判別できるものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、添附図面を参照して本発明の実施例を
説明する。
【0012】図3は本発明の一実施例に係る組立てロボ
ットの組立システムを示す説明図である。
【0013】図示のように、組立ロボットR/Bのロボ
ット本体1には多関節アーム2を介してハンド3が設け
られ、このハンド3には、組立工具としてのねじ締め装
置4とCCDカメラ5及び照明器具6から成る撮像装置
が固定されている。
【0014】前記ロボットR/B及び前記ねじ締め装置
4を制御するロボットコントローラ7は接続部材の作動
タイミングを制御する管理コンピュータ8と接続されて
いる。該管理コンピュータ8は、撮像装置と接続される
画像処理装置9と接続されている。ロボットコントロー
ラ7及び画像処理装置9の詳細については後述する。
【0015】図1及び図2は、ねじ締め装置4及び撮像
装置(5,6)を持たせたハンド部3の詳細を示す正面
図及び側面図である。但し、図1の正面図では撮像装置
を取り除いた状態で示している。
【0016】図1において、ハンド3には、組立工具と
しての一対のねじ締め装置4が設けられている。
【0017】本例での組立作業は、図1の下方に示すよ
うに、テーブルW1の裏面からフリーベアリングW2を
組付けるものであるとする。このフリーベアリングW2
は、中央部にベアリングボールを収納した楕円状の板に
一対の貫通孔を有し、この貫通孔にそれぞれボルトを挿
通して組立用に供されるものである。このボルトを前記
テーブルW1の対応するねじ穴(ナット穴)H1, H2
に螺入するのが前記ねじ締め装置4の役目である。
【0018】ねじ締め装置4は、ナットランナ本体10
と、ハンド3に対して上下動するナットランナソケット
11と、前記ナットランナ本体10に対しこのソケット
11を常時下方向に付勢するばね13と、前記ソケット
11の回転に伴って回転するレンチ14とを備えて成
る。
【0019】前記ナットランナ本体10に対し固定的に
設けられるブラケット15には、センサ取付板16が設
けられ、このセンサ取付板16には、前記ナットランナ
ソケット11の上端位置を締付け開始位置及び締付け終
了位置の2位置で検出するストローク検出用近接スイッ
チ17が設けられている。
【0020】また、両ナットランナソケット11の中間
部にはその下面をレンチ14の下面に略一致させてバキ
ュームパッド18が設けられ、ハンド3の上部に設けた
真空発生器19でその下面に位置するフリーベアリング
W2を吸着できるようになっている。各ナットランナ本
体10には一定トルク以上でオン作動するトルク検出用
のリミットスイッチ20が設けられている。
【0021】したがって、本例のハンド部によれば、レ
ベルL1の高さに位置するフリーベアリングW2に対し
ハンド3を移動させ、次いでばね13に抗してハンド3
を下降させ、フリーベアリングW2をバキュームパッド
18で吸着することにより、図3の右側に示す状態にて
フリーベアリングW2をハンド3の先端部に固定するこ
とができる。
【0022】また、その後、ハンド3を移動させ、フリ
ーベアリングW2をテーブルW1の被作業位置に移動さ
せ、適宜下降させてフリーベアリングW2のボルト21
をねじ穴H1に螺入すべくレンチ14を回転させること
ができる。レンチ14を回転させると、ボルト21がね
じ穴H1, H2に螺入され、ナットランナ本体10に対
しナットランナソケット11が下降する。ボルト21の
締付後は、図1の左半分に示す状態からハンド3を次の
作業に対して移動させれば良い。
【0023】図2に示すように、前記ハンド3の前方
(図において右側)には、その下方にレンズ部22を備
えたCCDカメラ5が設けられている。CCDカメラ5
の両側面には、一対の照明器具6が設けられている。こ
の照明器具6の取付間隔は、被作業位置としての前記テ
ーブルW1のねじ穴H1, H2の間隔と略一致される。
【0024】カメラ5は、図2のハンド部により、フリ
ーベアリングW2がバキュームパッド18で吸着された
後、テーブルW1の被作業位置に移動されたとき作動さ
れる。ハンド3は、テーブルW1の被作業位置の上位置
にカメラ5を移動させ、この位置でねじ穴H1, H2を
照明してねじ穴H1, H2を含めてテーブルW1を撮像
し、後で詳述するように、画像処理装置9で撮像位置を
予定の位置と比較し、ハンド3に対するテーブルW1の
被作業位置のずれを演算し、補正量を算出し、ロボット
コントローラ7に対して出力する。
【0025】図4は、図3に示すシステム構成につき、
特に画像処理装置9の詳細を示したブロック図である。
【0026】図示のように、画像処理装置9は、前記管
理コンピュータ8と接続されるデータ通信部23と、カ
メラ5及び照明装置6から成る撮像装置5,6と接続さ
れる撮像指令信号出力部24及び撮像信号入力部25
と、これらに接続される中央処理部26及び画像処理部
27を有して成る。画像処理部27には、2値化レベル
調整部28とロボット補正量算出部29が接続されてい
る。
【0027】画像処理部27は、フレームメモリに取込
んだ被作業位置の前記ねじ穴H1,H2を含めた画像を
処理し、数値解析するものである。2値化レベル調整部
28は、画像処理部27の形状認識に際し2値化レベル
を適正化するものである。ロボット補正量算出部29
は、画像処理部27の数値解析結果に応じ、ロボットR
/Bの補正量を得るものである。
【0028】図5は、ロボットコントローラ7の構成を
示すブロック図である。
【0029】図において、ロボットコントローラ7は、
前記管理コンピュータ8とデータ通信するデータ通信部
30と、この通信部30と接続される中央処理部31と
を備えている。この中央処理部31は、ロボットR/B
を数値制御するためのいわゆるNC装置の中核をなすも
のである。
【0030】前記中央処理部31と接続されるシステム
バス32には、ロボットR/Bの各種サーボモータMi
を駆動するモータ駆動部33と、その他のアクチュエー
タ、例えば前記ねじ締め装置4が内蔵するナットランナ
や真空発生器19を駆動するアクチュエータ駆動部34
と、各種センサ信号、例えば前記ストローク検出用近接
スイッチ17やトルク検出用のリミットスイッチ20の
検出信号を入力するセンサ信号入力部35と、検査部3
6及び時計37が接続されている。検査部36はねじ締
め終了後にねじ締付け状態を検査するためのものであ
る。
【0031】上記構成のロボットコントローラ7におい
て、中央処理部31は、モータ駆動部33を介しロボッ
トR/Bを予め定めた目標位置に移動させ、ねじ締め装
置4のナットランナを駆動してのち、検査部36でねじ
締付け状態を検査させ、順次のねじ締め、組立作業を遂
行する。
【0032】図6は、組立作業の全体の流れを示すフロ
ーチャートである。
【0033】ステップ601で作業内容の条件設定を
し、ステップ602でバキュームパッド18でフリーベ
アリングW2を吸着した上で被作業位置までロボットR
/Bを移動させ、ステップ603で被作業位置としての
テーブルW1のねじ穴H1,H2を撮像する。ステップ
604ではロボットに補正動作をさせ、ステップ605
でねじ締めし、ステップ606で検査する。
【0034】図7に、撮像時のカメラ5とテーブルW1
の対応関係を示す。図中、部品取付穴H3は、ねじ穴H
1, H2の中央部に設けられたフリーベアリングW2の
ボール部が配置される穴である。通常ロボットR/B
は、この穴H3の中心位置P3(図示せず)に対して移
動され、穴H1, H2の中心位置P1, P2(図示せ
ず)を通る直線でフリーベアリングW2の取付方向を定
める。
【0035】図8は、画像処理部27のフレームメモリ
FMの平面座標(XY)上に撮像された画像を示す説明
図である。図示のように、ある2値化レベルで白黒画素
を判定し形状認識すると、ねじ穴H1, H2及び取付穴
H3に対応して円H1´H2´H3´が現われる。各形
状の中心位置をP1´,P2´,P3´とする。
【0036】ここに、図8に示す形状H1´,H2´,
H3´は、照明により、またはねじ穴H1,H2のねじ
の性状、取付穴の破断面の状態等により、それぞれゆが
められて認識されている恐れがある。したがって、ある
2値化レベルで認識された形状H1´,H2´,H3´
により各穴H1,H2,H3位置をそのまま認識する
と、認識誤りを生じ、後で計算される補正値に大きな誤
差を発生し、取付失敗し、不良品を発生してしまう恐れ
がある。
【0037】そこで、本例では、図9に示す手順によ
り、2値化レベルを調整し形状H1´,H2´,H3´
を適正に認識した上でロボットR/Bに対して出力すべ
き補正量を演算する。
【0038】まず、ステップ901で撮像による画像を
得ると、ステップ902で、各ねじ穴形状H1´,H2
´について、実測面積Si(i=1,2)と基準の面積
Sioの差△Siを求める。
【0039】△Si=Si−Sio 次いで、ステップ903、904で、この差△Siが許容
値△Sio以下であるか否か、また許容値以上である場合
はその方向(正,負)を判別する。
【0040】差△Siが許容値内であればステップ90
5以下の処理へ移行するが、差△Siが許容値外の場合
には、その正負に応じ、ステップ906またはステップ
907へ移行し、図10に示すように2値化レベル(明
るさ)を△Lだけ減少(−△L)または増加(+△i)
させ、ステップ902へ返る。
【0041】したがって、本例では、各形状H1´,H
2´の面積がSi基準値Sioとなるよう、2値化レベル
が調整されるので、図11に示すように図10に示すレ
ベル変化に応じて得られる2値化画像から正規の形状H
1´,H2´が得られる。
【0042】そこで、本例では、ステップ905でねじ
穴H1,H2の中心座標P1´(X1,Y1),P2´
(X2,Y2)を算出し、その中心座標P3´(X3,
Y3) X3=(X1+X2)/2 Y3=(Y1+Y2)/2 を取付穴H3の中心座標として求め、ねじ穴中心座標P
1´,P2´を結ぶ直線mを求め、ステップ906で補
正量を算出する。
【0043】補正量は、取付穴H3の中心座標P3´と
正規の値との差△P3と、直線mの正規の直線に対する
ずれ角△Aとで算出される。かくして算出された補正量
は管理コンピュータ8を介してロボットコントローラ7
に出力され、ロボットR/Bは補正量を加味して移動位
置及び回転角度を求め、図6及び図1に示した関係でレ
ンチ14を回転させ、ねじ締め作業を行う。
【0044】ねじ締め時には、トルク検出が行われ、ま
たストローク検出用近接スイッチ17によってレンチ1
4のストローク量が検出され、確実にねじ締めされたこ
とを確認してのち、次の動作に移る。もしアラーム発生
した場合にはステップ608で発生アラーム内容を記憶
した上で、そのときの作業を中断して次のフリーベアリ
ングW2について組立作業を続行する。アラーム発生確
率は例えば数千分の1以下の如く小さな値である。
【0045】図12は、アクチュエータ駆動部34及び
検査部36が行うねじ締め方式を示すフローチャートで
ある。
【0046】ステップ1201で上側近接スイッチ17
(LS1)のオフ作動によりねじ締め開始位置を確認す
ると、ステップ1202へ移行し、ねじ締め装置4のナ
ットランナを、ステップ1203で駆動トルクTが所定
値Toに達したことが確認されるまで駆動する。ただ
し、駆動時間には上限が設けられており、何時までたっ
ても駆動トルクが上昇しないような場合には、その設定
時間経過後に駆動を停止する。本例では、駆動トルクT
が一定トルクTo以上になったらリミットスイッチ20
がオンするよう構成されているので、ステップ1203
では、実際にはリミットスイッチ20のオンの判別によ
る。
【0047】ステップ1204でねじ締め装置4が停止
されると、ステップ1205で駆動時間tが一定値to
以内であったか否かを判別し、またステップ1206で
下側近接スイッチ17(LS2)のオン作動によりねじ
締め終了位置を判別し、両ステップ1205,1206
で適(Yes)の場合には、締付け良としてステップ1
207へ移行し、良品処理、即ち、これで次のねじ締め
作業へ移行する。
【0048】一方、ステップ1205または1206で
否(No)が判別された場合には、ステップ1208へ
移行し、不良処理、即ちこの状態を記憶して次のねじ締
め作業へ移行する。ここでの状態記憶は、その場所と、
不良の原因(時間オーバ、またはストローク不足)であ
る。
【0049】以上により、本例では、バキュームパッド
18で吸着したねじ部材としてのボルト21をナットラ
ンナの駆動にて一定トルクでねじ締めすることができ、
時計37とリミットスイッチ等による位置検出とで一定
時間内に締付け終了したこと及び所定のストロークを得
たことを検出し締付け状態を確実に判別することができ
る。
【0050】ここに、ねじ締めを一定トルクが出るまで
行うと、一定ストロークが得られたことでねじ部がねじ
込まれたことを知ることができ、また、一定時間内にね
じ込まれたことを条件化することでねじ部材自体に異常
がなかったことや不測の事故が生じていないこと等を総
括的に判別できるものである。
【0051】因みに、ねじ締め失敗の生ずる要因を想定
すると、 ねじが合わない ねじに異物が付いている 位置合わせ不良 その他不測の要因 等が考えられるが、の要因はトルクが出ないまたはス
トロークが出ないことで判別できる。の要因は一定ト
ルクを与えてもストロークが出ないことで判別できる。
の要因はと同様にトルクやストロークが出ないこと
で判別できる。の要因も一定トルクを与えてのちの一
定時間内であること及び一定ストロークが得られるとい
う条件から外れることでほとんど100%判別できるも
のである。
【0052】また、本例では、めったに生じない不良に
対し、このように不良箇所及び内容を記憶して次の処理
へ移行するので、不良発生によって組立作業に遅延を生
じることがない。不良箇所に対しては、その部分のみを
後で修理すれば良い。
【0053】以上により、本例の組立システムによれ
ば、テーブルW1面へのフリーベアリングW2の組立作
業に関し、一対のボルト21を一対のねじ穴H1,H2
に対し同時的に手際よく組付けて行くことができる。
【0054】組立手順は、フリーベアリングW2をバキ
ュームパッド18で吸着した上で、レンチ14を回転さ
せ、レンチ14の回転に行ってナットランナソケット1
1をナットランナ本体10に対してスライドさせてゆく
だけのものであるので、装置構成が簡単で、かつロボッ
トの制御手順に無理が無い。
【0055】さらに、本例では、画像処理装置9を設
け、テーブルW1のねじ穴H1,H2を撮像した上で、
撮像された一対の穴H1,H2に対して一対のボルト2
1を螺入するので取付失敗の恐れが少なく、アラーム発
生機会を少なくする。また、2値化レベル調整部28に
より図8〜図10に示す方式で面積Siが正規の面積S
ioとなるよう2値化レベルの調整が為されるので、ねじ
穴H1,H2の画像に多少の乱れがあっても正規の中心
位置を正確に求めることができ、高精度の組立て作業を
行うことができる。
【0056】上記実施例では、図1及び図2に示すねじ
締め装置をロボット3に取付けた例を示したが、本発明
のねじ締め装置はロボットR/B以外の各種自動機器に
適用できること勿論である。この場合、各種自動機器に
合せて、適宜タイミングを取り、順次のねじ締め作業を
行いつつねじ締め検査を行ってゆけば良い。
【0057】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、適宜の設計的変更を行うことにより、適宜態様
で実施し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上の通り、本発明は特許請求の範囲に
記載の通りのねじ締め装置であるので、装置構成が簡単
である。また、バキュームパッドで吸着したねじ部材を
ナットランナの駆動にて一定トルクでねじ締めすること
ができ、時計とリミットスイッチ等による位置検出とで
一定時間内に締付け終了したこと及び所定のストローク
を得たことを検出し締付け状態を確実に判別することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係るねじ締め装置
をロボットバンドに取付けて示す正面図である。
【図2】図2は、上記ねじ締め装置の側面図である。
【図3】図3は、本発明を実施する組立ロボットの制御
システムの構成を示す説明図である。
【図4】図4は、上記制御システムのうち、特に画像処
理装置の詳細を示すブロック図である。
【図5】図5は、ロボットコントローラの詳細を示すブ
ロック図である。
【図6】図6は、上記ロボットの組立方式を示すフロー
チャートである。
【図7】図7は、撮像位置と被作業位置との配置関係を
示す説明図である。
【図8】図8は、画像の説明図である。
【図9】図9は、画像処理方式を示すフローチャートで
ある。
【図10】図10は、X軸に沿った画像信号(ビデオ信
号)の説明図である。
【図11】図11は、図10のビデオ信号を2値化処理
した信号の説明図である。
【図12】図12は、ねじ締め方式を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 ロボットハンド 4 ねじ締め装置 17 ストローク検出用近接スイッチ 20 トルク検出用のリミットスイッチ 36 検査部 W1 テーブル W2 フリーベアリング H1,H2 ねじ穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ部材を備えたワークを前記ねじの締
    付け方向に抗して吸着するバキュームパッドと、 前記ねじ部材を前記ねじの締付け方向と直交する面内で
    回転駆動するナットランナと、 前記ナットランナに対する前記ねじ部材または該ねじ部
    材を備えたワークのねじ締め開始位置及びねじ締め終了
    位置を検出する位置検出器と、 前記ナットランナの駆動トルクを検出するトルク検出器
    と、 前記ナットランナの駆動時間を検出する時計と、 前記ナットランナによるねじ締付け完了状態を、一定ト
    ルク以上のトルクで締付けたこと、前記ナットランナを
    一定時間以内で駆動終了したこと、並びに前記ねじ締め
    終了位置が確認されたことで判別する締付け状態検査装
    置と、 を備えたことを特徴とするねじ締め装置。
JP3005317A 1991-01-21 1991-01-21 ねじ締め装置 Pending JPH0623631A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181344A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Fujitsu Ltd 作業位置を特定するためのシステム、作業セル、方法、製品の製造方法、およびマーカ
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