JPH06235675A - 床暖房装置の水漏れ検出方法 - Google Patents

床暖房装置の水漏れ検出方法

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Publication number
JPH06235675A
JPH06235675A JP2139793A JP2139793A JPH06235675A JP H06235675 A JPH06235675 A JP H06235675A JP 2139793 A JP2139793 A JP 2139793A JP 2139793 A JP2139793 A JP 2139793A JP H06235675 A JPH06235675 A JP H06235675A
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JP
Japan
Prior art keywords
floor
water leak
water
temperature
hot water
Prior art date
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Pending
Application number
JP2139793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Hojo
和也 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd, Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、しかも迅速に水漏れ箇所を検出でき
る床暖房装置の水漏れ検出方法の提供。 【構成】 床6に埋設される放熱管3に所定温度の温水
5を還流させるとともに、赤外線カメラ7により床6の
温度分布を測定し、表示部8で表示される床6の温度分
布の表示画像を目視することにより水漏れ個所を検出す
るようにした。 【効果】 水漏れ修理の費用を低減できるともに、修理
時間が短くて済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温水を還流する放熱管
を床に埋設した床暖房装置の水漏れ検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−25227号公
報に開示されているように、複数の継手で連結される放
熱管を床に埋設した床暖房装置が提案されている。
【0003】図4はこの種の床暖房装置を示す説明図で
ある。この図4に示す床暖房装置は、温水発生機1と、
この温水発生機1に接続され、温水5を循環させるポン
プ2と、このポンプ2および温水発生機1に接続され、
温水5を還流させる放熱管3と、各放熱管3を接続する
継手4などとからなっている。これらの放熱管3および
継手4は、床6に埋設されている。この床暖房装置で
は、ポンプ2から送出される温水5を放熱管3で還流
し、この放熱管3を介して温水5の熱を床6に放出する
ことにより床6を暖房するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した床暖
房装置では、放熱管3自体や継手4の腐食により亀裂が
入って水漏れが発生した場合、放熱管3や継手4が床6
に埋設されており、すなわち、これらの放熱管3や継手
4が覆われていることから水漏れ個所を発見するのが困
難であった。
【0005】そこで従来、床6の大部分を掘り起こして
放熱管3や継手4を露出させて、水漏れ個所を発見する
方法が用いられていた。このような放熱管3などを露出
させる従来の方法では、水漏れ修理にかなり大きな費用
がかかるとともに、修理時間が長いことから関係者に多
大の迷惑をかけるという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、容易に、しかも
迅速に床暖房装置の水漏れ箇所を検出することのできる
床暖房装置の水漏れ検出方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、床に埋設される放熱管を備えた床暖房装置
の水漏れ個所を検出する床暖房装置の水漏れ検出方法に
おいて、前記放熱管に所定温度の温水を還流させるとと
もに、赤外線温度測定装置を用いて前記床の温度分布を
測定し、この床の温度分布に基づいて水漏れ個所を検出
する構成にしてある。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成したので、床に埋設
される放熱管などから水漏れが発生した場合、所定温度
の温水を放熱管に還流させると、この放熱管などから温
水が漏れ出して床内で拡散し、その拡散部分で温水の熱
放出に伴って温度が上昇するので、赤外線温度測定装置
を用いて床の温度分布を測定して、この床の温度分布に
基づいて水漏れ個所を検出するようになっている。これ
によって、水漏れ個所を発見するのに床の大部分を掘り
起こして放熱管や継手を露出させる必要がないことか
ら、容易に、しかも迅速に床暖房装置の水漏れ箇所を検
出することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の床暖房装置の水漏れ検出方法
の実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明の床暖
房装置の水漏れ検出方法の一実施例に用いられる赤外線
温度測定装置などを示す斜視図、図2は本実施例の水漏
れ検出方法により水漏れ箇所を検出する際の作業手順を
示すフローチャート、図3は赤外線温度測定装置に備え
られる表示部により表示される床の温度分布と床暖房装
置の放熱管との相関関係を説明する図である。なお、図
1および図3において前述した図4に示すものと同等の
ものには同一符号を付してある。すなわち、1は温水発
生機、2はポンプ、3は放熱管、4は継手、5は温水、
6は床である。
【0010】この実施例の水漏れ検出方法では、図1に
示す赤外線温度測定装置10が用いられており、この赤
外線温度測定装置10は、床6の温度分布を検出する赤
外線カメラ7と、この赤外線カメラ7で検出した床6の
温度分布を表示する表示部8と、床6上に立設され、赤
外線カメラ7を支持する三脚9とからなっている。上記
の表示部8には、図示を省略したが温度検出範囲を設定
する温度設定手段が設けられている。
【0011】この実施例にあっては、図2に示す作業手
順にしたがって水漏れ箇所の検出を行なうようになって
いる。すなわち、まず手順S1として床6の温度および
温水5の温度をそれぞれ測定し、手順S2としてこれら
の床6の温度と温水5の温度との中間の所定温度に、表
示部8の温度設定手段の温度検出範囲を設定し、手順S
3としてポンプ2から送出される温水5を放熱管3に還
流させる。次いで、手順S4として三脚9を放熱管3に
沿って移動させながら赤外線カメラ7により床6の温度
分布を測定し、手順S5として表示部8で表示される床
6の温度分布の表示画像を目視することにより、放熱管
3の水漏れ箇所を検出する。
【0012】例えば水漏れ箇所が発生していない通常の
場合、図3の(a)に示すように、表示部8により破線
11間の領域12が前記の温度検出範囲にあることを表
示する。このとき、前記の破線11によって表示される
所定温度の領域12は、放熱管3と対応する部分に沿っ
てその周辺まで均一に分布している。一方、図3の
(b)に示すように、放熱管3に亀裂30が生じて水漏
れ箇所が発生した場合、表示部8では破線13間の領域
14が前記の温度検出範囲にあることを表示する。この
とき、前記の破線13によって表示される所定温度の領
域14は、放熱管3と対応する部分より外側へ膨らんで
いることから、当該部分で水漏れが発生したと診断する
ようになっている。
【0013】このように構成した実施例では、水漏れ個
所を発見するのに床6の大部分を掘り起こして放熱管3
を露出させる必要がないことから、容易に、しかも迅速
に床暖房装置の水漏れ箇所を検出することができる。
【0014】なお、本実施例では放熱管3自体から水漏
れが発生した場合を例示したが、継手4などから水漏れ
が発生した場合にあっても、同様に水漏れ箇所の検出を
行なうことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、容
易に、しかも迅速に床暖房装置の水漏れ箇所を検出する
ことができ、したがって、水漏れ修理の費用を低減でき
るともに、修理時間が短くて済むもので関係者に多大の
迷惑をかけることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房装置の水漏れ検出方法の一実施
例に用いられる赤外線温度測定装置などを示す斜視図で
ある。
【図2】本実施例の水漏れ検出方法により水漏れ箇所を
検出する際の作業手順を示すフローチャートである。
【図3】赤外線温度測定装置に備えられる表示部により
表示される床の温度分布と床暖房装置の放熱管との相関
関係を説明する図である。
【図4】床暖房装置を示す説明図である。
【符号の説明】
3 放熱管 5 温水 6 床 7 赤外線カメラ 8 表示部 9 三脚 10 赤外線温度測定装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床に埋設される放熱管を備えた床暖房装
    置の水漏れ個所を検出する床暖房装置の水漏れ検出方法
    において、前記放熱管に所定温度の温水を還流させると
    ともに、赤外線温度測定装置を用いて前記床の温度分布
    を測定し、この床の温度分布に基づいて水漏れ個所を検
    出することを特徴とする床暖房装置の水漏れ検出方法。
JP2139793A 1993-02-09 1993-02-09 床暖房装置の水漏れ検出方法 Pending JPH06235675A (ja)

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