JP4838812B2 - 孔検出装置及び孔検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被検査物に形成された孔の検出を行う孔検出装置及び孔検出方法に関する。
従来、かかる孔の検出装置としては、被検査物を加熱し温度勾配を発生させて、その温度分布を赤外線検知装置で捉えて、孔固有の温度分布を抽出することにより孔の有無を検出することが多数提案されている。
例えば、特開昭64−78139号公報では、被検査体の壁面の背面に高温気体または低温気体からなる検出気体を圧力をかけて負荷し、壁面の前面を赤外線カメラで撮像して、壁面に発生している貫通孔から漏れ出てくる検出気体と壁面の前面との温度差により貫通孔を赤外線画像として検出することを提案している。
また、特開2002−214063号公報では、高温・高圧流体を案内するプロセス配管を外側から赤外線カメラ等の配管画像撮影手段で撮影し、この画像データをパソコン内で、予め格納され、流体流速と流体温度を関連つけた熱流量解析モデルを用いてデータ処理し、プロセス配管からの流体漏洩流量を計測し、かつ画像データの温度分布状態の分析により流体漏洩箇所を同定することを提案している。
特開昭64−78139号公報 特開2002−214063号公報
以上のような温度分布の画像処理による孔の検出は、安定性に欠けるため精度が悪く、また、そのデータ処理のためのコストが高価になり、また、データ処理の時間がかかり、高速処理に対応できないという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、高精度且つ低コストで、さらに高速に処理することができる画期的な孔検出装置及び孔検出方法を提案することである。
前述した目的を達成するために、本発明は、一定の方向に搬送される被検査物に対して、搬送方向に一定間隔をあけて且つ搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて形成された孔の検出を行う孔検出装置であって、被検査物の一方向面側に配置され、前記被検査物の一方面にむけて流体を吹出す吹出部材と、被検査物の他方面に向けて、且つ前記形成された孔に対応して搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて配置された複数の温度感知センサと、温度感知センサが感知する温度に基づく信号を処理する処理装置とを備え、前記流体は、前記温度感知センサにおいて、孔を流体が貫通する状態と被検査物によって流体が貫通できない状態とで温度差を発生することができる温度に設定されており、前記処理装置は、前記孔を貫通した流体が前記温度感知センサに作用した状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、孔を流体が貫通することができず、前記温度感知センサに流体が作用しない状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、の差異により孔を検出し、前記温度感知センサは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜からなる検出面を有するフローセンサであり、流体の作用に対して100ns以下の応答時間を有する
また、本発明は、一定の方向に搬送される被検査物に対して、搬送方向に一定間隔をあけて且つ搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて形成された孔の検出を行う孔検出方法であって、被検査物の一方向面側に前記被検査物の一方面にむけて流体を吹出す吹出部材と、被検査物の他方面に向けて、且つ前記形成された孔に対応して搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて複数の温度感知センサを配置する工程と、前記温度感知センサが感知する温度に基づく信号を受信して処理する工程と、を備え、前記流体は、前記温度感知センサにおいて、孔を流体が貫通する状態と被検査物によって流体が貫通できない状態とで温度差を発生することができる温度に設定されており、前記処理工程は、前記孔を貫通した流体が前記温度感知センサに作用した状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、孔を流体が貫通することができず、前記温度感知センサに流体が作用しない状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、の差異により孔を検出し、前記温度感知センサは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜からなる検出面を有するフローセンサであり、流体の作用に対して100ns以下の応答時間を有する
温度感知センサによる温度感知は迅速に行われるために、応答性良く信号を出力することができ、これによって信号処理も簡単で且つ、高速に孔を検出することができる。
温度感知センサは、ヒートフローセンサとすることができ、好ましくは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜を有するヒートフローセンサとすることができる。また、好ましくは、流体の作用に対して100ns以下の応答時間を有するものとすると、高速化にさらに好都合となる。
被検査物の一方面側には、前記被検査物の一方面にむけて圧力流体を吹出す吹出部材を備えることができる。これによって、吹出部材からの圧力流体が孔を通過した場合と孔がなくて通過できない場合との温度感知センサにおける差異を明確にさせることができる。
温度感知センサは、常温に対して加熱及び冷却のいずれか一つがなされる一方で、前記流体は常温であるようにすると、常温の流体が温度感知センサに作用したときに、温度感知センサから出力される信号の変化を発生させることができる。これによって圧力流体の温度コントロールが不要となり、手間がかからず低コストとなり、また、安定した検出を行うことができる。
温度感知センサを所定温度に加熱するために、温度感知センサに電熱線を巻回することができる。
孔を流体が通過してきたときに出される温度感知センサから信号のピーク強度は孔の寸法に依存しているために、ピーク強度を求めることにより孔の寸法を評価することも可能になる。
本発明の実施形態にかかる孔検出装置の概略斜視図である。 (a)は本発明の実施形態にかかる孔検出装置の断面図とブロック図、(b)は(a)の被検査物に対応して得られる温度感知センサからの信号である。 温度感知センサからの実際の信号の出力波形図である。 参考形態にかかる孔検出装置の概略斜視図である。 別の参考形態にかかる孔検出装置の断面図である。
符号の説明
10 孔検出装置
12 シート(被検査物)
12’ 管(被検査物)
13、13’ 孔
20 温度感知センサ(ヒートフローセンサ)
24 センサ部
24b 薄膜
28 吹出スリーブ(吹出部材)
34 電熱コイル
38 処理装置
40 二次元移動ステージ
60 吹出ボックス(吹出部材)
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態による孔検出装置10を表す概略斜視図である。図において、孔検出装置10には、被検査物であるシート12が通過するようになっている。この例でシート12はプラスチックフィルムであり、シート12は、搬送装置によって搬送されている。孔検出装置10を通過する前にシート12は孔加工装置14を経ており、ここで、微細な孔13、例えば、直径10μm以下の孔がレーザ加工されている。この例では、COレーザ、Nd−YAGレーザ、エキシマレーザ、半導体レーザ、ファイバーレーザ等からなる複数のレーザ照射器16がシートの搬送方向に直交する方向に互いに間隔を空けて配置されており、一定時間間隔のレーザ照射によってシート12の長手方向に一定間隔で孔13が穿設される。
孔加工装置14の下流に配置される孔検出装置10は、基本的に、各レーザ照射器16に整列するように配置された温度感知センサ20と、温度感知センサ20に対してシート12を挟んで反対側に配置されてシート12に向けて気体を吹出す吹出部材である吹出スリーブ28と、温度感知センサ20からの信号を処理する処理装置38(図2)とを備えている。
温度感知センサ20としては、温度を感知する任意のセンサとすることができるが、好ましくは、この実施形態のようにヒートフローセンサ20とするとよい。ヒートフローセンサ20は、ドイツ特許第4306497C2,米国特許5,823,682号に記載されたものに基づき製造することができ、これら公報はこの明細書で引用する。例えば温度感知センサ20としてFORTECH HTS GmbH社製ヒートフローセンサを使用することができる。具体的には、図2に示すように、ヒートフローセンサ20は、筒状ハウジング22と、筒状ハウジング22の一端の開口に配置されたセンサ部24と、ハウジング22の反対側端の開口に設けられたコネクタ部26とを有している。センサ部24は、基板24aと、基板24a上に成長されてその表面が検出面となる活性層24bと、活性層24bの両側に設けられてコネクタ部26に接続される一対の電極24c、24cとを備えている。活性層24bは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜であり、高温超伝導体(RBa2Cu37-8,Rは希土類金属、例えばイットリウム)を用いることができ、異方主軸が、活性層の表面の垂線に対して傾いている。
このヒートフローセンサ20は、応答速度が速く、100ns以下、好ましくは10〜30nsの立ち上がり速度を持って温度を感知することができる。
吹出スリーブ28は圧力気体を供給する供給源であるコンプレッサ30に接続される。好ましくはコンプレッサ30と吹出スリーブ28との間にフィルタ32を設けるとよい。
吹出スリーブ28には吹出口となるスリット28aが形成されており、該スリット28aから乾燥圧力気体をシート12に向けて吹出すことができるようになっている。気体は、周囲温度と異なる温度のものとするか、または、周囲温度と同じ温度とするかの、いずれかとすることができる。周囲温度と同じ気体を使用する場合には、ヒートフローセンサ20の方を常温よりも加熱または冷却することができる。
図示した例では、ヒートフローセンサ20の方を加熱しているもので、筒状ハウジング22の外周にニクロム線といった電熱コイル34を巻回して、該電熱コイル34には電源36からの電力が供給される。
また、ヒートフローセンサ20のコネクタ部26は、増幅器37を介して処理装置38に接続される。
以上のように構成される孔検出装置10においては、吹出スリーブ28のスリット28aから検査中、乾燥圧力気体が吹出されており、シート12の一方面へと吹き付けている。
孔加工装置14におけるレーザ加工により孔が開けられたシート12が流れてくると、吹出スリーブ28から吹出された気体が孔13を通り抜けて、シート12の他方面側にある温度感知センサ20のセンサ部24に当たる。電熱コイル34によって温まられている状態にあるセンサ部24は、常温の気体が当たることにより冷却されて、この冷温に、即ち孔に対応して信号が出力される。
この信号は増幅器37によって増幅されて処理装置38に入力される。処理装置38では、信号をA/D変換した後、ピーク保持を行って閾値と比較することにより、ピークの有無を求める。信号強度が閾値よりも高い場合にピークが有ると判定し、孔が形成されているものと判定する。また、そのピーク値を求めることで、ピーク強度を求めることができる。処理装置38には、図示しない、被検査物の搬送装置からの搬送信号が入力されており、処理装置38は、搬送信号から求められる位置と、ピーク強度とを関連付けて記録する。
ピーク強度は風量に関連している。言い換えれば、ピークの高さは孔の大きさに比例する。よって、予め参照孔寸法とピーク強度との関係を求めておき、処理装置38でピーク強度を測定することにより、孔の寸法を求め、孔の寸法を評価することもできるようになる。即ち、ピーク強度が所定強度よりも小さい場合または第2所定強度よりも大きい場合には、加工不良と判断することができる。つまり、本発明では、孔加工装置14によって正しく孔が形成されているかのみならず、許容寸法範囲で孔が穿設されているかどうかも検査することができる。気体の圧力は温度感知センサ20の信号強度に影響するので、適当な高さとなるような圧力に設定されるとよい。
吹出す圧力気体の温度は、温度感知センサ20において、孔を圧力気体が貫通する状態と被検査物によって圧力気体が貫通できない状態とである程度の温度差が発生することができる温度とすればよいので、上記例のように、温度感知センサを加熱して常温以上の温度にしている場合には、圧力気体は常温のものを使用することができる。または、加熱の代わりに温度感知センサを冷却して常温以下の温度とすることも可能である。これら温度感知センサを加熱または冷却する場合、圧力気体の温度コントロールが不要となるので手間がかからず低コストとなり、また、被検体に対する熱影響なく安定した検出を行うことができる。しかしながら、圧力気体を加熱または冷却し、温度感知センサを常温の状態に曝しておくことで、温度関係を逆にすることも勿論可能である。
図3は、20μm程度の孔が形成された被検査物が200m/minで搬送された状態での温度感知センサ20からの実際の出力波形である。圧力気体の圧力は2kgf/cm(0.2MPa)、気体の温度は22〜23℃であり、温度感知センサ20は52〜53℃に加熱されている。孔13は2mmピッチで形成されている。
図3に示されるように、センサ部24が孔13からの風を受けると、マイナス電圧の信号が出力される。各ピークが孔に対応している。このように感度のよい応答性のよい温度感知センサ20を用いることにより、各孔に対応して急峻なピークが得られる。
こうして、本発明による孔検出装置によれば、10μm以上の孔の有無を検出することができるようになり、また、被検査物が200m/min程度またはそれ以下の速度で搬送されている状態においても、確実に孔の有無を検出することができる。
参考形態)
図4は、参考形態を表す概略斜視図であり、この例では、被検査物に対して温度感知センサ20が移動することにより、孔の有無を検出するものである。
温度感知センサ20は、二次元移動ステージ40に搭載されている。二次元移動ステージ40は、直交するX、Y軸に沿って温度感知センサ20を案内するものであり、回転可能となったX方向の送りネジ軸42と、該送りネジ軸42を回転させるX軸モータ44と、送りネジ軸42に螺合するナット46と、ナット46に固定される第1可動台48と、第1可動台48に軸支されるY方向の送りネジ軸50と、該送りネジ軸50を回転させるY軸モータ52と、送りネジ軸50に螺合するナット54と、ナット54に固定される第2可動台56と、を備えており、温度感知センサ20は可動台56に取付けられる。
被検査物の下方では、吹出ボックス60が設けられており、吹出ボックス60の表面には多数の孔60aが設けられており、気体が被検査物12の一方面全体に亘って吹出されて圧力を作用するようになっている。
この参考形態では、二次元移動ステージ40によって、温度感知センサ20が被検査物12の一面に沿って移動していく。このときに、温度感知センサ20が孔13の開いている地点に到達すると、孔13を貫通して、下方の吹出ボックス60からの吹出風が温度感知センサ20に到達するために、温度感知センサ20で検知される温度が急変し、信号が変化するために、孔13を検出することができる。このときのXY座標を記録することにより、孔13の開いている箇所を特定することができる。この例は、シート状の被検査物12に対して孔13が有るかどうか、そして、その二次元的位置が不明である場合に好適である。
尚、図4の例は、被検査物との関係において、1つの温度感知センサ20が二次元的に相対的に移動するものであったが、これに限るものではなく、図1に示した例を含み温度感知センサ20が被検査物に対して一次元的に相対移動するものであってもよい。または、次で述べるように被検査物に対して温度感知センサ20が三次元に相対的に移動するものであってもよい。いずれの場合にあっても、温度感知センサと被検査物のいずれかが移動することでもよい。
別の参考形態)
図5は、別の参考形態にかかる孔検出装置の断面図である。この例では、被検査物12’が管であり、その管内部を流体が流れている。そして、吹出部材は省略されている。
温度感知センサ20は、管12’の回りを相対的に螺旋的に移動することができるようになっている。管12’の管壁に孔13’があり、内部を流れるべき流体またはその蒸気が孔13’から漏れ出す。温度感知センサ20がその熱流を感知して信号を出すので、孔の存在を検出することができる。
管内を流れる流体が加熱流体または冷却流体である場合には、漏れ出す流体または気体も加熱または冷却されているために、温度感知センサ20への加熱または冷却は不要である。

Claims (6)

  1. 一定の方向に搬送される被検査物に対して、搬送方向に一定間隔をあけて且つ搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて形成された孔の検出を行う孔検出装置であって、
    被検査物の一方向面側に配置され、前記被検査物の一方面にむけて流体を吹出す吹出部材と、
    被検査物の他方面に向けて、且つ前記形成された孔に対応して搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて配置された複数の温度感知センサと、
    前記温度感知センサが感知する温度に基づく信号を処理する処理装置とを備え、
    前記流体は、前記温度感知センサにおいて、孔を流体が貫通する状態と被検査物によって流体が貫通できない状態とで温度差を発生することができる温度に設定されており、
    前記処理装置は、前記孔を貫通した流体が前記温度感知センサに作用した状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、孔を流体が貫通することができず、前記温度感知センサに流体が作用しない状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、の差異により孔を検出し、
    前記温度感知センサは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜からなる検出面を有するフローセンサであり、流体の作用に対して100ns以下の応答時間を有する、孔検出装置。
  2. 前記温度感知センサは、常温に対して加熱及び冷却のいずれか一つがなされる一方で、前記流体は常温である請求項記載の孔検出装置。
  3. 前記温度感知センサには電熱線が巻回されており、温度感知センサが所定温度に加熱される請求項記載の孔検出装置。
  4. 前記処理装置は、孔を貫通した流体が温度感知センサに作用した状態の信号のピーク強度によって、孔の大きさを評価する請求項1ないしのいずれか1項に記載の孔検出装置。
  5. 一定の方向に搬送される被検査物に対して、搬送方向に一定間隔をあけて且つ搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて形成された孔の検出を行う孔検出方法であって、
    被検査物の一方向面側に前記被検査物の一方面にむけて流体を吹出す吹出部材と、被検査物の他方面に向けて、且つ前記形成された孔に対応して搬送方向に直交する方向に互いに間隔をあけて複数の温度感知センサを配置する工程と、
    前記温度感知センサが感知する温度に基づく信号を受信して処理する工程と、を備え、
    前記流体は、前記温度感知センサにおいて、孔を流体が貫通する状態と被検査物によって流体が貫通できない状態とで温度差を発生することができる温度に設定されており、
    前記処理工程は、前記孔を貫通した流体が前記温度感知センサに作用した状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、孔を流体が貫通することができず、前記温度感知センサに流体が作用しない状態において前記温度感知センサが感知した温度に基づく信号と、の差異により孔を検出し、
    前記温度感知センサは、異方性の熱電気力を持つ結晶性固体の薄膜からなる検出面を有するフローセンサであり、流体の作用に対して100ns以下の応答時間を有する、孔検出方法。
  6. 前記処理工程は、前記孔を貫通した流体が温度感知センサに作用した状態の信号のピーク強度により孔の寸法を評価することを含む、請求項記載の孔検出方法。
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