JPH06235401A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ

Info

Publication number
JPH06235401A
JPH06235401A JP5041908A JP4190893A JPH06235401A JP H06235401 A JPH06235401 A JP H06235401A JP 5041908 A JP5041908 A JP 5041908A JP 4190893 A JP4190893 A JP 4190893A JP H06235401 A JPH06235401 A JP H06235401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
chamber
gas
pressure
oil chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5041908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hirayama
弘 平山
Shinichi Hagihira
慎一 萩平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP5041908A priority Critical patent/JPH06235401A/ja
Publication of JPH06235401A publication Critical patent/JPH06235401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイル室の油圧低下時に、ガス室のガス圧と
略等しい圧力で、そのオイル室内の油圧をロックし、こ
れによりガス室のガスがオイル室に洩れるのを防止可能
にする。 【構成】 シェル1内にシールリング8を介して摺動自
在に設けられ、かつガス室18およびオイル室19を隔
成するフリーピストン16と、該フリーピストン16を
オイル室19側に付勢しているばね20と、上記オイル
室19に通じる油圧供給用のポート9とを備えてなり、
上記ガス室18のガス圧および上記ばね20に抗してオ
イルを上記オイル室19に供給するときは、ポペット弁
12により上記ポート9を開かせ、一方、上記オイル室
18の油圧が上記ガス室18のガス圧に略等しいレベル
に低下したときは、上記フリーピストン16の摺動によ
って、上記ポート9を閉止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス圧を利用して油
圧系統の油圧を平滑するなどの用途に利用するアキュー
ムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、シェル内を、これの内部を摺
動するピストンによってガス室およびオイル室に隔成
し、上記オイル室に供給する油圧に応じて、上記ガス室
内の窒素ガスなどのガスを圧縮または膨張させ、油圧系
統の油圧を平滑化するアキュームレータが、例えば車両
のサスペンション制御機構などの油圧制御システムの分
野に広く利用されている。
【0003】また、かかるアキュームレータにおいて
は、シェル内のガス室におけるガスの密封度を高めるた
めに、上記シェル内を摺動するピストンの外周にシール
リングが設けられ、ガスがオイル室内に洩れ出るのを防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のアキュームレータにあっては、油圧を上記オイル
室に供給するモードでは、これに伴ってピストンが後退
し、ガス室内のガスが圧縮されて高圧になる場合でも、
オイル室の油圧が高いので、上記ガス室のガスがピスト
ンとシェル内壁との間隙(シールリング部)を介してオ
イル室に洩れ込むおそれがないものの、上記オイル室へ
の油圧の供給が低下すると、オイル室の油圧に対するガ
ス室のガス圧の差圧が大きくピストンに作用し、そのガ
ス室のガスが上記間隙を縫ってオイル室側へ洩れ込むと
いう不具合があった。
【0005】この発明は上記のような問題点に着目して
なされたものであり、オイル室の油圧低下時に、ガス室
のガス圧と略等しい圧力で、そのオイル室内の油圧をロ
ックし、これによりガス室のガスがオイル室に洩れるの
を防止できるアキュームレータを得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアキュー
ムレータは、シェル内にシールリングを介して摺動自在
に設けられ、かつガス室およびオイル室を隔成するフリ
ーピストンと、該フリーピストンをオイル室側に付勢し
ているばねと、上記オイル室に通じる油圧供給用のポー
トとを備えてなり、上記ガス室のガス圧および上記ばね
に抗してオイルを上記オイル室に供給するときは、ポペ
ット弁により上記ポートを開かせ、一方、上記オイル室
の油圧が上記ガス室のガス圧に略等しいレベルに低下し
たときは、上記フリーピストンの摺動によって、上記ポ
ートを閉止させるようにしたものである。
【0007】
【作用】この発明におけるアキュームレータは、オイル
室の油圧低下時にガス圧(ばね圧も加わる)を受けてフ
リーピストンが後退するとき、支持ばねにて支持された
押し部材により、ガス室のガス圧に対しオイル室の油圧
が略等しくなるところで、オイル室に通じるポートを閉
じる。
【0008】このため、このオイル室の油圧の大きさが
ロックされ、ガス室のガスが、フリーピストンとシェル
内壁との間隙を通ってオイル室に洩れるのを防止する。
【0009】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。
【0010】図1はこの発明のアキュームレータを示す
縦断面図であり、同図において、1は円筒状のシェル
で、これの上端には近接スイッチ2を有するプラグ3が
上方外部からねじ込まれて、そのシェル1の上端部が気
密的に塞がれている。
【0011】4はプラグ3とシェル1におけるプラグ取
付孔5との間に介装されたシールリングである。
【0012】また、6は上記シェル1の下端開口部7に
ねじ込まれて、この下端開口部7を塞ぐボディであり、
このボディ6および下端開口部7との間にはシールリン
グ8が介装されている。
【0013】9はボディ6の中心部を貫通する油圧供給
用のポートであり、このポート9内の、ボディ6の上端
(内端)にのぞむ部位には、シート10aを有するポペ
ット10が嵌挿されている。
【0014】さらに、11はシェル1内において、これ
の段状部12と上記ボディ6の上端との間に挟圧保持さ
れた板ばねであり、この板ばね11の中心部には、上記
ポペット10のシート10aを開閉するポペット弁12
が取り付けられている。
【0015】13はポペット弁12を板ばね11に固定
するねじ、14は板ばね11を貫通するオイル通流用の
孔である。
【0016】また、上記ボディ6の上部にはポペット弁
12を収容する凹所15が設けられている。
【0017】また、16は上記シェル1内を摺動するフ
リーピストンであり、これの外周にはシールリング17
が設けられている。
【0018】18,19はシェル1内にフリーピストン
16によって隔成された窒素ガスなどのガス室およびオ
イル室であり、ガス室18側にはフリーピストン16を
常時下方に付勢するばね20が設けられている。
【0019】21はフリーピストン16の中心部上面に
設置されたマグネットで、このマグネット21の位置、
つまりフリーピストン16の位置を上記近接スイッチ2
により検出可能にしている。
【0020】さらに、22はフリーピストンに設けた下
部中心穴で、この下部中心穴22内には支持ばね23を
介して押棒24が支持されており、この押棒24の下端
は、上記ポペット弁12を板ばね11に固定しているね
じ13の頭に対し、離接可能に対向している。
【0021】かかる構成になるアキュームレータでは、
上記油圧系統が動作し、ある油圧レベルに保たれている
状態においては、ポート9にその油圧が導入され、従っ
て、この油圧を受けてポペット弁12はポペット10の
シート10aから離れ、結果的にオイルが上記凹所15
を含むオイル室19内に導入される。
【0022】このため、そのオイル室19内の導入油圧
によって、フリーピストン16は上記ガス室18のガス
圧およびばね20の反発力に抗して上方に移動し、一定
の位置に保持され、上記油圧の変化を吸収するように動
作する。
【0023】一方、上記油圧系統の油圧が低下すると、
上記ポート9に加わる油圧も低下するため、オイル室1
9内の油圧も低下する。
【0024】これにより、フリーピストン16は上記ガ
ス圧およびばね20の反発力を受けてオイル室19側へ
下降し、このとき、ガス室18のオイル室19に対する
相対圧力の高まりにより、フリーピストン16とシェル
1の内壁との間から、シールリング17を介してガス室
18内のガスが洩れないようにする。
【0025】しかし、上記オイル室19内の油圧がある
レベルまで低下、つまり、上記ガス室18のガス圧に略
等しいレベルまで低下し、これに応じてフリーピストン
16が下降すると、このフリーピストン16の下部中心
穴22内に支持ばね23を介して設けた押し部材として
の押棒24が、上記ねじ13の頭を押圧してポペット弁
12を強制的にポペット10のシート10aに押し当て
るように動作する。
【0026】このため、オイル室19内からは、オイル
がポート9を介して外へ出なくなり、上記ガス圧および
油圧が上記のように略等しいか、または一定の小さい差
圧を保持した状態にてロックされ、ガス室18からオイ
ル室19へのガスの洩れを確実に阻止できることにな
る。
【0027】この結果、アキュームレータの耐久性、寿
命が向上し、常時は動作特性が安定し、信頼性の高いも
のとなる。
【0028】図2はこの発明の他の実施例を示す。
【0029】この実施例では、図1におけるようなポペ
ット10,ポペット弁12,板ばね11および押棒24
を省き、これに代えて、ボディ6の凹所15にのぞむポ
ート端にシート面31を設け、さらに、支持ばね23の
収容部32の開口部に、略傘形のポペット弁としてのゴ
ムポペット弁33の周縁部を当接して、焼成したメタル
リング34によりその周縁部を圧入固定したものであ
る。
【0030】そして、そのゴムポペット弁33はオイル
室19および収容部32に連通する通孔35を有し、か
つ、そのゴムポペット弁33の先端は上記シート面31
に離接自在にのぞんでいる。
【0031】この実施例の動作は図1について述べた場
合と、基本的に同一であるが、さらに部品点数が減り、
構成が簡素化したことで、組立性および経済性にすぐれ
るというメリットが得られるものである。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、シェ
ル内にシールリングを介して摺動自在に設けられ、かつ
ガス室およびオイル室を隔成するフリーピストンと、該
フリーピストンをオイル室側に付勢しているばねと、上
記オイル室に通じる油圧供給用のポートとを備えてな
り、上記ガス室のガス圧および上記ばねに抗してオイル
を上記オイル室に供給するときは、ポペット弁により上
記ポートを開かせ、一方、上記オイル室の油圧が上記ガ
ス室のガス圧に略等しいレベルに低下したときは、上記
フリーピストンの摺動によって、上記ポートを閉止させ
るように構成したので、オイル室の油圧低下によって
も、ガス圧に対した大きな差圧を生じることがなくなる
ため、ガス室からオイル室へのガスの洩れを確実に防止
でき、アキュームレータとしての製品寿命を長くするこ
とができ、しかも動作時の信頼性を向上できるものが得
られる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるアキュームレータを
示す縦断面図である。
【図2】この発明の他の実施例によるアキュームレータ
を一部破断して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シェル 6 ボディ 8 シールリング 9 ポート 12 ポペット弁 16 フリーピストン 18 ガス室 19 オイル室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内にシールリングを介して摺動自
    在に設けられ、かつガス室およびオイル室を隔成するフ
    リーピストンと、該フリーピストンをオイル室側に付勢
    するばねと、上記オイル室に通じる油圧供給用のポート
    と、上記ガス室のガス圧および上記ばねに抗してオイル
    を上記オイル室に供給するときは上記ポートを開き、一
    方、上記オイル室の油圧が上記ガス室のガス圧に略等し
    いレベルに低下したとき、上記フリーピストンの摺動に
    よって、上記ポートを閉止させるポペット弁とを備えた
    アキュームレータ。
JP5041908A 1993-02-05 1993-02-05 アキュムレータ Pending JPH06235401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5041908A JPH06235401A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 アキュムレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5041908A JPH06235401A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 アキュムレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06235401A true JPH06235401A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12621387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5041908A Pending JPH06235401A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 アキュムレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06235401A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2597019A1 (en) 2011-11-22 2013-05-29 Honda Motor Co., Ltd. Trunk
CN109854561A (zh) * 2019-02-12 2019-06-07 广西玉柴重工有限公司 一种液路容变阀

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2597019A1 (en) 2011-11-22 2013-05-29 Honda Motor Co., Ltd. Trunk
CN109854561A (zh) * 2019-02-12 2019-06-07 广西玉柴重工有限公司 一种液路容变阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5848608A (en) Vacuum-pressure-control slow exhaust valve
US5240227A (en) Electromagnetically operated valve
US4433759A (en) Gas spring
US20080105309A1 (en) Valve Device For High-Pressure Gas
US8096324B2 (en) Accumulator
US4776562A (en) Dual piston pneumatically operated valve
KR100792541B1 (ko) 고압 가스용 레귤레이터
RU2395416C1 (ru) Главная часть воздухораспределителя тормоза железнодорожного транспортного средства
US7066202B2 (en) Indicator-equipped flow regulating valve
KR20050057035A (ko) 유체 제어기
CN110873215A (zh) 管路用增压型自平衡稳压装置
JPH06235401A (ja) アキュムレータ
EP3614025B1 (en) Two-way valve
US3794078A (en) Pressure vessel
JPH09250427A (ja) 燃料噴射ポンプ
CN217030092U (zh) 控制阀及机械联动压力开关阀
US4662325A (en) Self-contained hydraulic valve lifter
JP7458019B2 (ja) 開閉弁装置
US4108209A (en) Silent-acting hydraulic accumulator device
US4137941A (en) Discharge valves
JP2996563B2 (ja) パッキン構造体
JP4527916B2 (ja) 改善されたシールを備えた高圧ポンプ
JP4491371B2 (ja) 緩衝器
JPH10122426A (ja) 減圧弁
EP3699719B1 (en) Pressure reducing valve