JPH06235206A - 人工芝用クッション性目土 - Google Patents
人工芝用クッション性目土Info
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- JPH06235206A JPH06235206A JP28026293A JP28026293A JPH06235206A JP H06235206 A JPH06235206 A JP H06235206A JP 28026293 A JP28026293 A JP 28026293A JP 28026293 A JP28026293 A JP 28026293A JP H06235206 A JPH06235206 A JP H06235206A
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- Japan
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- sand
- soil
- resin
- cushioning
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B20/00—Use of materials as fillers for mortars, concrete or artificial stone according to more than one of groups C04B14/00 - C04B18/00 and characterised by shape or grain distribution; Treatment of materials according to more than one of the groups C04B14/00 - C04B18/00 specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone; Expanding or defibrillating materials
- C04B20/10—Coating or impregnating
- C04B20/1018—Coating or impregnating with organic materials
- C04B20/1029—Macromolecular compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2103/00—Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
- C04B2103/0045—Polymers chosen for their physico-chemical characteristics
- C04B2103/0055—Water-insoluble polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00663—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as filling material for cavities or the like
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00758—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 for agri-, sylvi- or piscicultural or cattle-breeding applications
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 シリコーン系、ポリウレタン系、酢酸ビニル
系などの水不溶性合成樹脂および/またはジメチルシリ
コーンオイルなどのオイルからなる成分により被覆され
るかあるいは相互に接着された砂からなり、かさ密度が
0.5〜1.2g/cm3である人工芝用クッション性
目土。 【効果】 このクッション性目土を用いた人工芝のグラ
ンドは、運動等の衝撃によっても性能の低下を引き起こ
さず、長期にわたって良好なクッション性および排水性
を保持し、気象条件に左右されることがない。特にテニ
スコート、ゴルフ場、競馬場、野球場、サッカー場、ラ
グビー場、アメリカンフットボール場、ポロ場、ホッケ
ー場、教育施設のグランド等として有用である。
系などの水不溶性合成樹脂および/またはジメチルシリ
コーンオイルなどのオイルからなる成分により被覆され
るかあるいは相互に接着された砂からなり、かさ密度が
0.5〜1.2g/cm3である人工芝用クッション性
目土。 【効果】 このクッション性目土を用いた人工芝のグラ
ンドは、運動等の衝撃によっても性能の低下を引き起こ
さず、長期にわたって良好なクッション性および排水性
を保持し、気象条件に左右されることがない。特にテニ
スコート、ゴルフ場、競馬場、野球場、サッカー場、ラ
グビー場、アメリカンフットボール場、ポロ場、ホッケ
ー場、教育施設のグランド等として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工芝に使用するクッ
ション性の目土に関し、特にテニスコート、ゴルフ場、
競馬場、野球場、サッカー場、ラグビー場、アメリカン
フットボール場、ポロ場、ホッケー場、教育施設のグラ
ンド等の人工芝用を使用した運動施設に敷設する人工芝
に好適なクッション性目土に関する。
ション性の目土に関し、特にテニスコート、ゴルフ場、
競馬場、野球場、サッカー場、ラグビー場、アメリカン
フットボール場、ポロ場、ホッケー場、教育施設のグラ
ンド等の人工芝用を使用した運動施設に敷設する人工芝
に好適なクッション性目土に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、足の負担を軽減するために人工芝
に目土を埋め込んでいるが、この目土としては、天然砂
が使用されている。この天然砂を使用した人工芝のグラ
ンドは、適度なクッション性と天然芝に近いフィーリン
グが得られる事から運動に適した人工芝のグランドとし
て好まれるとともに、日常の維持管理を十分に行えば優
れた全天候型のグランドとなる。
に目土を埋め込んでいるが、この目土としては、天然砂
が使用されている。この天然砂を使用した人工芝のグラ
ンドは、適度なクッション性と天然芝に近いフィーリン
グが得られる事から運動に適した人工芝のグランドとし
て好まれるとともに、日常の維持管理を十分に行えば優
れた全天候型のグランドとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天然砂
を目土として使用した人工芝のグランドには、以下のよ
うな難点がある。 1)雨が降ることにより、天然砂が締め固められて、ク
ッション性が損なわれる。 2)梅雨等の雨期には、人工芝の排水能力以上の雨水に
より、人工芝の表面に水が浮き、また天然砂が泥状とな
り適切な運動が出来なくなることから、吸水等の作業に
より、これらの防止につとめなければならない。 3)寒冷期には、砂粒子間の重力水や吸着水が氷結し、
天然砂が凍結する事から、運動に支障をきたすばかり
か、転倒等の危険を伴うため、運動や競技を中止しなく
てはならない。この凍結を防止するためには、塩化カル
シウム等の塩類の散布等の多大な費用と労力を要する。
を目土として使用した人工芝のグランドには、以下のよ
うな難点がある。 1)雨が降ることにより、天然砂が締め固められて、ク
ッション性が損なわれる。 2)梅雨等の雨期には、人工芝の排水能力以上の雨水に
より、人工芝の表面に水が浮き、また天然砂が泥状とな
り適切な運動が出来なくなることから、吸水等の作業に
より、これらの防止につとめなければならない。 3)寒冷期には、砂粒子間の重力水や吸着水が氷結し、
天然砂が凍結する事から、運動に支障をきたすばかり
か、転倒等の危険を伴うため、運動や競技を中止しなく
てはならない。この凍結を防止するためには、塩化カル
シウム等の塩類の散布等の多大な費用と労力を要する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は運動等の衝撃
に対する耐久性が更に向上し、良好なクッション性を持
ち、優れた排水性を備えかつ、気象条件に左右されるこ
とのない全天候型の人工芝用のクッション性の目土を得
るべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、水不溶性合成樹脂およびまたはオイルからな
る成分により被覆されるかあるいは相互に接着された砂
からなりクッション性を有することを特徴とする人工芝
用目土である。
に対する耐久性が更に向上し、良好なクッション性を持
ち、優れた排水性を備えかつ、気象条件に左右されるこ
とのない全天候型の人工芝用のクッション性の目土を得
るべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち
本発明は、水不溶性合成樹脂およびまたはオイルからな
る成分により被覆されるかあるいは相互に接着された砂
からなりクッション性を有することを特徴とする人工芝
用目土である。
【0005】本発明に使用する砂は特に限定はなく、川
砂、山砂、海砂などの天然砂のほか、破砕砂等でもよ
い。また砂の粒度や形状も特に限定はないが、後述のと
おり、クッション性目土とした際のかさ密度が所定の範
囲に入るよう砂を選定するとよい。また砂の含水量も特
に限定はない。
砂、山砂、海砂などの天然砂のほか、破砕砂等でもよ
い。また砂の粒度や形状も特に限定はないが、後述のと
おり、クッション性目土とした際のかさ密度が所定の範
囲に入るよう砂を選定するとよい。また砂の含水量も特
に限定はない。
【0006】本発明において水不溶性合成樹脂として
は、クッション性目土を構成する樹脂分の状態で水不溶
性であればよく特に制限はない。例えば、シリコーン
系、ウレタン系、(メタ)アクリル系、オレフィン系、
スチレン系、酢酸ビニル系、エポキシ系、ポリエステル
系およびナイロン系樹脂から選ばれる1種以上の合成樹
脂が挙げられる。これらのうち好ましいものは、シリコ
ーン系、ポリウレタン系および酢酸ビニル系樹脂であ
る。これらの水不溶性合成樹脂の、砂を加工する際の形
態には特に制限はなく、液状もしくは固形樹脂そのもの
でも、樹脂エマルション、樹脂溶液などとして希釈され
たものでもよい。また熱可塑性、2液常温反応型、湿気
硬化型、熱硬化性などのいずれのタイプでもよい。
は、クッション性目土を構成する樹脂分の状態で水不溶
性であればよく特に制限はない。例えば、シリコーン
系、ウレタン系、(メタ)アクリル系、オレフィン系、
スチレン系、酢酸ビニル系、エポキシ系、ポリエステル
系およびナイロン系樹脂から選ばれる1種以上の合成樹
脂が挙げられる。これらのうち好ましいものは、シリコ
ーン系、ポリウレタン系および酢酸ビニル系樹脂であ
る。これらの水不溶性合成樹脂の、砂を加工する際の形
態には特に制限はなく、液状もしくは固形樹脂そのもの
でも、樹脂エマルション、樹脂溶液などとして希釈され
たものでもよい。また熱可塑性、2液常温反応型、湿気
硬化型、熱硬化性などのいずれのタイプでもよい。
【0007】上記各々の樹脂を、砂を加工する際の形態
により例示すると以下のとおりである。 シリコーン系樹脂 :シリコーン樹脂エマルション、室
温硬化型シリコーン樹脂等(固形分100%または樹脂
溶液) ウレタン系樹脂 :湿気硬化型ポリウレタン(固形分
100%または樹脂溶液)、2液硬化型ポリウレタン
(固形分100%または樹脂溶液)、ウレタンエマルシ
ョン等 アクリル系樹脂 :MMA樹脂、(メタ)アクリルシ
リコーン、(メタ)アクリアミド等(固形分100%ま
たは樹脂溶液) オレフィン系樹脂 :ポリエチレン、ポリプロピレン等
(固形分100%または樹脂溶液) スチレン系樹脂 :ポリスチレン等(固形分100%
または樹脂溶液) 酢酸ビニル系樹脂 :酢酸ビニルエマルション、EVA
−酢酸ビニル系重合物等(固形分100%または樹脂溶
液) エポキシ系樹脂 :2液硬化型エポキシ樹脂(樹脂溶
液)、エポキシ樹脂エマルション等 ポリエステル系樹脂:ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等(固形分100%または樹
脂溶液) ナイロン系樹脂 :6,6ナイロン、6ナイロン等
(固形分100%)
により例示すると以下のとおりである。 シリコーン系樹脂 :シリコーン樹脂エマルション、室
温硬化型シリコーン樹脂等(固形分100%または樹脂
溶液) ウレタン系樹脂 :湿気硬化型ポリウレタン(固形分
100%または樹脂溶液)、2液硬化型ポリウレタン
(固形分100%または樹脂溶液)、ウレタンエマルシ
ョン等 アクリル系樹脂 :MMA樹脂、(メタ)アクリルシ
リコーン、(メタ)アクリアミド等(固形分100%ま
たは樹脂溶液) オレフィン系樹脂 :ポリエチレン、ポリプロピレン等
(固形分100%または樹脂溶液) スチレン系樹脂 :ポリスチレン等(固形分100%
または樹脂溶液) 酢酸ビニル系樹脂 :酢酸ビニルエマルション、EVA
−酢酸ビニル系重合物等(固形分100%または樹脂溶
液) エポキシ系樹脂 :2液硬化型エポキシ樹脂(樹脂溶
液)、エポキシ樹脂エマルション等 ポリエステル系樹脂:ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート等(固形分100%または樹
脂溶液) ナイロン系樹脂 :6,6ナイロン、6ナイロン等
(固形分100%)
【0008】本発明の、人工芝用クッション性目土の該
合成樹脂の含有量は、乾燥砂に換算した砂の重量に対し
通常0.1〜30重量%であり、好ましくは1〜20重
量%、特に好ましくは2〜10重量%である。該合成樹
脂の含有量が0.1重量%未満では寒冷期に凍結をおこ
し、30%重量を越えると天然砂の有する良好なクッシ
ョン性等の特徴を損なう。
合成樹脂の含有量は、乾燥砂に換算した砂の重量に対し
通常0.1〜30重量%であり、好ましくは1〜20重
量%、特に好ましくは2〜10重量%である。該合成樹
脂の含有量が0.1重量%未満では寒冷期に凍結をおこ
し、30%重量を越えると天然砂の有する良好なクッシ
ョン性等の特徴を損なう。
【0009】本発明に使用されるオイルとしては、例え
ば、シリコーンオイル(ジメチルシリコーンオイル、フ
ェニルメチルシリコーンオイル等およびそれらの変性オ
イル)、植物油(アマニ油、トール油、やし油等)、鉱
物油もしくはその増粘品(石油精製留出油のポリアルキ
ルメタクリレート等の粘度指数向上剤による増粘品、流
動パラフィン等)および油溶性のポリエーテル(ポリオ
キシプロピレングリコールモノエーテルなど)があげら
れる。これらのうち好ましいものは、シリコーンオイ
ル、植物油、鉱物油増粘品および油溶性ポリエーテル、
特に好ましくはジメチルシリコーンオイル、植物油およ
び油溶性のポリエーテルである。また、以上例示したオ
イルは、2種以上併用してもよい。
ば、シリコーンオイル(ジメチルシリコーンオイル、フ
ェニルメチルシリコーンオイル等およびそれらの変性オ
イル)、植物油(アマニ油、トール油、やし油等)、鉱
物油もしくはその増粘品(石油精製留出油のポリアルキ
ルメタクリレート等の粘度指数向上剤による増粘品、流
動パラフィン等)および油溶性のポリエーテル(ポリオ
キシプロピレングリコールモノエーテルなど)があげら
れる。これらのうち好ましいものは、シリコーンオイ
ル、植物油、鉱物油増粘品および油溶性ポリエーテル、
特に好ましくはジメチルシリコーンオイル、植物油およ
び油溶性のポリエーテルである。また、以上例示したオ
イルは、2種以上併用してもよい。
【0010】このオイルの粘度は、25℃において通常
5cst〜10万cst、好ましくは100cst〜3
万cstであり、特に好ましくは500cst〜1万c
stである。5cst未満では、砂の破壊によりオイル
が流れだし、耐久性が悪くなる等の欠点を生じ、10万
cstを越えると天然砂の有するクッション性等の良好
な特性を損なう。また、このオイルの流動点は、通常0
℃以下、好ましくは−30℃以下、特に好ましくは−5
0℃以下である。流動点が0℃より高いと、寒冷期にオ
イルが凍結することによりクッション性目土が凍結し、
人工芝のグランドが使用できない等の問題点を生じる。
5cst〜10万cst、好ましくは100cst〜3
万cstであり、特に好ましくは500cst〜1万c
stである。5cst未満では、砂の破壊によりオイル
が流れだし、耐久性が悪くなる等の欠点を生じ、10万
cstを越えると天然砂の有するクッション性等の良好
な特性を損なう。また、このオイルの流動点は、通常0
℃以下、好ましくは−30℃以下、特に好ましくは−5
0℃以下である。流動点が0℃より高いと、寒冷期にオ
イルが凍結することによりクッション性目土が凍結し、
人工芝のグランドが使用できない等の問題点を生じる。
【0011】本発明の人工芝用クッション性目土の該オ
イルの含有量は、乾燥砂に換算した砂の重量に対し、通
常0.1〜30重量%であり、好ましくは1〜20重量
%、特に好ましくは2〜10重量%である。該オイルの
含有量が0.1重量%未満では、寒冷期に凍結をおこ
し、50重量%を越えると天然砂の有する良好なクッシ
ョン性等の特徴を損なう。
イルの含有量は、乾燥砂に換算した砂の重量に対し、通
常0.1〜30重量%であり、好ましくは1〜20重量
%、特に好ましくは2〜10重量%である。該オイルの
含有量が0.1重量%未満では、寒冷期に凍結をおこ
し、50重量%を越えると天然砂の有する良好なクッシ
ョン性等の特徴を損なう。
【0012】本発明の人工芝用クッション性目土のかさ
密度は、通常0.5〜1.2g/cm3、 好ましく
は、0.8〜1.2g/cm3である。かさ密度が0.
5g/cm3未満では施工作業性が低下し、1.2g/
cm3を越えると連日の運動等による衝撃に対する耐久
性が悪くなる。本発明の人工芝用クッション性目土に
は、目土および人工芝のグランドとして必要な諸特性に
支障のない範囲で、顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等の他の添加剤を混入してもよい。
密度は、通常0.5〜1.2g/cm3、 好ましく
は、0.8〜1.2g/cm3である。かさ密度が0.
5g/cm3未満では施工作業性が低下し、1.2g/
cm3を越えると連日の運動等による衝撃に対する耐久
性が悪くなる。本発明の人工芝用クッション性目土に
は、目土および人工芝のグランドとして必要な諸特性に
支障のない範囲で、顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤等の他の添加剤を混入してもよい。
【0013】本発明の人工芝用クッション性目土の製造
方法としてはは、砂に上記に例示した形態の該合成樹
脂、オイルおよび必要により上記に例示した他の添加剤
を混合し、硬化(必要により加熱や乾燥を伴う)させる
ことにより容易に製造することができる。この混合の
際、該合成樹脂の形態が液状、エマルションまたは樹脂
溶液の場合はそのまま用いればよいが、固形樹脂の場合
は加熱溶融させるか樹脂溶液とした上で用いればよい。
混合方法としては、現場混合、プラント混合等があげら
れる。現場混合、プラント混合等のいかなる方法でも均
質な人工芝用クッション性目土を作成することが可能で
あるが、いずれの場合も乾燥砂に対する、該合成樹脂お
よびオイルの各重量比を正確に把握して添加するため
に、あらかじめ砂の水分量を測定しておくとよい。
方法としてはは、砂に上記に例示した形態の該合成樹
脂、オイルおよび必要により上記に例示した他の添加剤
を混合し、硬化(必要により加熱や乾燥を伴う)させる
ことにより容易に製造することができる。この混合の
際、該合成樹脂の形態が液状、エマルションまたは樹脂
溶液の場合はそのまま用いればよいが、固形樹脂の場合
は加熱溶融させるか樹脂溶液とした上で用いればよい。
混合方法としては、現場混合、プラント混合等があげら
れる。現場混合、プラント混合等のいかなる方法でも均
質な人工芝用クッション性目土を作成することが可能で
あるが、いずれの場合も乾燥砂に対する、該合成樹脂お
よびオイルの各重量比を正確に把握して添加するため
に、あらかじめ砂の水分量を測定しておくとよい。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。 実施例1 ポリエーテル系ウレタン樹脂エマルション[三洋化成工
業(株)製パーマリンUA−150]8部、ジメチルシ
リコーンオイル[東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製SH200−1000cs]8部および鹿島産
硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合攪拌後、
室温(25℃)で8時間放置することにより、本発明の
人工芝用クッション性目土(1)を得た。この人工芝用
クッション性目土(1)を人工芝に敷設して、試験用の
人工芝グランド(A)を得た。
が、本発明はこれに限定されるものではない。実施例中
の部は重量部である。 実施例1 ポリエーテル系ウレタン樹脂エマルション[三洋化成工
業(株)製パーマリンUA−150]8部、ジメチルシ
リコーンオイル[東レ・ダウコーニング・シリコーン
(株)製SH200−1000cs]8部および鹿島産
硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合攪拌後、
室温(25℃)で8時間放置することにより、本発明の
人工芝用クッション性目土(1)を得た。この人工芝用
クッション性目土(1)を人工芝に敷設して、試験用の
人工芝グランド(A)を得た。
【0015】実施例2 ジメチルシリコーンオイル8部に代えてアマニ油8部を
用いる以外は実施例1と同様にして本発明の人工芝用ク
ッション性目土(2)を得た。
用いる以外は実施例1と同様にして本発明の人工芝用ク
ッション性目土(2)を得た。
【0016】実施例3 室温硬化型2液型シリコーン発泡体形成性樹脂[東レ・
ダウコーニング・シリコーン(株)製SE1900]1
0部、ポリオキシプロピレングリコール・モノエーテル
[三洋化成工業(株)製ニューポールLB−1715]
8部および中国産硅砂400部を加え、万能混合機で5
分間混合攪拌後、室温(25℃)で8時間放置すること
により、本発明の人工芝用クッション性目土(3)を得
た。この人工芝用クッション性目土(3)を人工芝に敷
設して、試験用の人工芝グランド(B)を得た。
ダウコーニング・シリコーン(株)製SE1900]1
0部、ポリオキシプロピレングリコール・モノエーテル
[三洋化成工業(株)製ニューポールLB−1715]
8部および中国産硅砂400部を加え、万能混合機で5
分間混合攪拌後、室温(25℃)で8時間放置すること
により、本発明の人工芝用クッション性目土(3)を得
た。この人工芝用クッション性目土(3)を人工芝に敷
設して、試験用の人工芝グランド(B)を得た。
【0017】実施例4 ポリエーテル系ウレタン樹脂エマルション[三洋化成工
業(株)製パーマリンUA−150]8部および鹿島産
硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合攪拌後、
室温(25℃)で8時間放置することにより、本発明の
人工芝用クッション性目土(4)を得た。この人工芝用
クッション性目土(4)を人工芝に敷設して、試験用の
人工芝グランド(C)を得た。
業(株)製パーマリンUA−150]8部および鹿島産
硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合攪拌後、
室温(25℃)で8時間放置することにより、本発明の
人工芝用クッション性目土(4)を得た。この人工芝用
クッション性目土(4)を人工芝に敷設して、試験用の
人工芝グランド(C)を得た。
【0018】実施例5 ジメチルシリコーンオイル[東レ・ダウコーニング・シ
リコーン(株)製SH200−1000cs]8部およ
び鹿島産硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合
攪拌後、室温(25℃)で8時間放置することにより、
本発明の人工芝用クッション性目土(5)を得た。 比較例1 実施例1で用いた鹿島産硅砂を比較用の人工芝用目土
(6)とし、これを目土として敷設して、比較のための
試験用の人工芝グランド(D)を得た。
リコーン(株)製SH200−1000cs]8部およ
び鹿島産硅砂400部を加え、万能混合機で5分間混合
攪拌後、室温(25℃)で8時間放置することにより、
本発明の人工芝用クッション性目土(5)を得た。 比較例1 実施例1で用いた鹿島産硅砂を比較用の人工芝用目土
(6)とし、これを目土として敷設して、比較のための
試験用の人工芝グランド(D)を得た。
【0019】比較例2 実施例3で用いた中国産硅砂を比較用の人工芝用目土
(7)とし、これを目土として敷設して、比較のための
試験用の人工芝グランド(E)を得た。
(7)とし、これを目土として敷設して、比較のための
試験用の人工芝グランド(E)を得た。
【0020】試験例および比較試験例 人工芝用目土(1)〜(7)の耐水性、硬度、かさ密度
および透水性の各試験、並びに凍結試験の結果を表1
に、耐久性試験の結果を表2に示す。
および透水性の各試験、並びに凍結試験の結果を表1
に、耐久性試験の結果を表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】注1)耐水性試験は、ビーカーに水道水を
500ml入れて沸騰させた後、これに試料を30g入
れて10分間加熱後に水の表面に油分の分離の状況を観
察した。 注2)硬度の測定はプロクターニードル試験機により行
った。 注3)かさ密度の測定は、JIS−K−3362に従っ
て測定を行った。 注4)透水試験は、JIS−A−1200の変水位透水
試験に従い行った。 注5)凍結試験は、試験用目土に水を散水後、30分間
水切りを行い、−20℃にて24時間放置後の状態を触
指観察した。○は力をいれずにほぐれるものを表し、△
は力を入れればほぐれることを表し、×は凍結すること
を表す。
500ml入れて沸騰させた後、これに試料を30g入
れて10分間加熱後に水の表面に油分の分離の状況を観
察した。 注2)硬度の測定はプロクターニードル試験機により行
った。 注3)かさ密度の測定は、JIS−K−3362に従っ
て測定を行った。 注4)透水試験は、JIS−A−1200の変水位透水
試験に従い行った。 注5)凍結試験は、試験用目土に水を散水後、30分間
水切りを行い、−20℃にて24時間放置後の状態を触
指観察した。○は力をいれずにほぐれるものを表し、△
は力を入れればほぐれることを表し、×は凍結すること
を表す。
【0023】
【表2】
【0024】注)耐久性試験は、4時間自動乳鉢で試験
用目土をすりつぶし後、締め固めて、硬度、かさ密度の
測定により行った。硬度、かさ密度の測定は前記測定法
に従って行った。目土(6)および(7)のプロクター
ニードル値は、通常の人工芝での使用期間5年に相当す
る値である。
用目土をすりつぶし後、締め固めて、硬度、かさ密度の
測定により行った。硬度、かさ密度の測定は前記測定法
に従って行った。目土(6)および(7)のプロクター
ニードル値は、通常の人工芝での使用期間5年に相当す
る値である。
【0025】表2の結果より本発明により得られたクッ
ション性目土(1)〜(5)は、長期にわたりクッショ
ン性が良好であることがわかる。
ション性目土(1)〜(5)は、長期にわたりクッショ
ン性が良好であることがわかる。
【0026】試験人工芝(A)〜(E)の施工後1カ
月、3カ月、および6カ月後の透水性、かさ密度、硬度
の各試験の結果、並びに凍結試験の結果を表3に示す。
月、3カ月、および6カ月後の透水性、かさ密度、硬度
の各試験の結果、並びに凍結試験の結果を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】注2〜注4)透水性、かさ密度、硬度の測
定は、表1と同じ測定法に従って行った。 注6)凍結試験は、雨または雪が降った後、気温が氷点
下迄下がった時に人工芝用目土の状態を触指観察した。
○は力をいれずにほぐれるものを表し、×は凍結するこ
とを表す。また−は試験を実施しなかったことを示す。
定は、表1と同じ測定法に従って行った。 注6)凍結試験は、雨または雪が降った後、気温が氷点
下迄下がった時に人工芝用目土の状態を触指観察した。
○は力をいれずにほぐれるものを表し、×は凍結するこ
とを表す。また−は試験を実施しなかったことを示す。
【0029】表3の結果より本発明により得られたクッ
ション性目土を用いた人工芝のグランド(A)〜(C)
は初期の性能を維持していることがわかる。
ション性目土を用いた人工芝のグランド(A)〜(C)
は初期の性能を維持していることがわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明は下記の効果を奏する。 (1)本発明のクッション性目土は、長期にわたり良好
なクッション性を有する。 (2)本発明のクッション性目土は、気象条件に左右さ
れることなく長期にわたり良好な排水性を有する。 上記効果を奏することから本発明により得られたクッシ
ョン性目土およびこれを用いた人工芝のグランドは、テ
ニスコート、ゴルフ場、競馬場、野球場、サッカー場、
ラグビー場、アメリカンフットボール場、ポロ場、ホッ
ケー場、教育施設のグランド等の人工芝を使用した運動
施設に有用である。
なクッション性を有する。 (2)本発明のクッション性目土は、気象条件に左右さ
れることなく長期にわたり良好な排水性を有する。 上記効果を奏することから本発明により得られたクッシ
ョン性目土およびこれを用いた人工芝のグランドは、テ
ニスコート、ゴルフ場、競馬場、野球場、サッカー場、
ラグビー場、アメリカンフットボール場、ポロ場、ホッ
ケー場、教育施設のグランド等の人工芝を使用した運動
施設に有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 水不溶性合成樹脂および/またはオイル
からなる成分により被覆されるかあるいは相互に接着さ
れた砂からなりクッション性を有することを特徴とする
人工芝用目土。 - 【請求項2】 かさ密度が0.5〜1.2g/cm3で
ある請求項1記載の人工芝用目土。 - 【請求項3】 該合成樹脂がシリコーン系、ウレタン
系、(メタ)アクリル系、オレフィン系、スチレン系、
酢酸ビニル系、エポキシ系、ポリエステル系およびナイ
ロン系樹脂から選ばれる1種以上である請求項1または
2のいずれか記載の人工芝用目土。 - 【請求項4】 該オイルの25℃における粘度が5cs
t〜10万cstであり、および/または該オイルの流
動点が0℃以下である請求項1〜3のいずれか記載の人
工芝用目土。 - 【請求項5】 該合成樹脂の含有量および該オイルの含
有量が、乾燥砂に換算した砂の重量に対し 0.1〜3
0重量%である請求項1〜4のいずれか記載の人工芝用
目土。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28026293A JPH06235206A (ja) | 1992-10-30 | 1993-10-12 | 人工芝用クッション性目土 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-315933 | 1992-10-30 | ||
JP31593392 | 1992-10-30 | ||
JP28026293A JPH06235206A (ja) | 1992-10-30 | 1993-10-12 | 人工芝用クッション性目土 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235206A true JPH06235206A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=26553703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28026293A Pending JPH06235206A (ja) | 1992-10-30 | 1993-10-12 | 人工芝用クッション性目土 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06235206A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068072A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-03-27 | Yokohama Polymer Kasei Kk | 被覆珪砂 |
IT201700115871A1 (it) * | 2017-10-13 | 2019-04-13 | Promix S R L Con Unico Socio | Sabbia gommata |
JP2022533513A (ja) * | 2019-03-20 | 2022-07-25 | ナスカ,ロベルト | 合成および/または天然芝の充填材料として使用される植物材料の処理のための方法および装置 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP28026293A patent/JPH06235206A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008068072A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-03-27 | Yokohama Polymer Kasei Kk | 被覆珪砂 |
IT201700115871A1 (it) * | 2017-10-13 | 2019-04-13 | Promix S R L Con Unico Socio | Sabbia gommata |
JP2022533513A (ja) * | 2019-03-20 | 2022-07-25 | ナスカ,ロベルト | 合成および/または天然芝の充填材料として使用される植物材料の処理のための方法および装置 |
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