JPH06234126A - 成形機金型の摩耗検出装置 - Google Patents

成形機金型の摩耗検出装置

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Publication number
JPH06234126A
JPH06234126A JP2115893A JP2115893A JPH06234126A JP H06234126 A JPH06234126 A JP H06234126A JP 2115893 A JP2115893 A JP 2115893A JP 2115893 A JP2115893 A JP 2115893A JP H06234126 A JPH06234126 A JP H06234126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wear
mold
die
molding machine
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2115893A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideshi Tsugii
秀史 次井
Takao Kitamura
隆雄 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2115893A priority Critical patent/JPH06234126A/ja
Publication of JPH06234126A publication Critical patent/JPH06234126A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形機金型の摩耗を簡単、かつ、確実に知る
ことができるようにすることを目的とする。 【構成】 成形機の成形時における金型の離型に伴う成
形品の落下時間を検出する落下時間検出手段10,12
と、検出手段10,12から得られる落下時間が設定レ
ベルより長くなった場合に金型摩耗と判別する金型摩耗
判別手段1と、金型摩耗判別手段1が金型摩耗と判別し
た場合にその報知動作を行う報知手段9とを備えてなる
成形機金型の摩耗検出装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、プラスチック
成形品の成形装置等に一体に設けられて使用される成形
機金型の摩耗検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック成形品の成形装置等は、短
時間に多数個の成形品を得るべく連続作動され、使用に
伴って金型表面が摩耗されてザラついた状態となる。こ
のようなザラつきの発生は高温、高圧の樹脂を用いる場
合に顕著となる。そして、そのような金型がザラついた
状態となると、金型からの成形品の離型がスムーズに行
われなくなり、離型不良により連続成形が停止された
り、離型する場合にも離型時間が長くなって製造時間が
長くなるという問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで従来において
は、金型面を目視することでザラつきを確認したり、成
形回数が設定回数に達したことを検知することにより金
型を取り替えるようにしている。しかしながら、前者に
おいては成形動作を停止して行う必要があるとともに確
認に熟練度を要する問題があり、後者においては使用金
型の種類や使用状態により摩耗度合いが変化するので設
定回数に達する前に摩耗が発生したり、設定回数に達し
た場合にも全く摩耗が発生しないという実状にそぐわな
い問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点を解消
するべく行ったもので、成形機金型の摩耗を簡単、か
つ、確実に知ることができるようにすることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、成形機金型の摩耗検出装置を、成形機
の成形時における金型の離型に伴う成形品の落下時間を
検出する落下時間検出手段と、前記検出手段から得られ
る落下時間が設定レベルより長くなった場合に金型摩耗
と判別する金型摩耗判別手段と、前記金型摩耗判別手段
が金型摩耗と判別した場合にその報知動作を行う報知手
段とを備えてなる構成とした。
【0006】
【作用】本発明の構成によると、成形機の成形時におけ
る金型の離型に伴う成形品の落下時間が検出され、その
落下時間が設定レベルより長くなった場合に金型摩耗と
判別され、その報知が行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本発明の成形機金型の摩耗検出装置
のブロック構成図であり、成形装置に一体に付設された
構成のものを示している。
【0009】1は制御部であり、マイクロコンピュータ
により構成され所定のプログラムに基づいて制御動作を
行うCPU2と、そのCPU2の動作プログラム及び各
種データを記憶するメモリ3とから構成されている。そ
して、CPU2には、成形動作を行うためのモータ等の
駆動部5、成形の際の温度等を検知してその検知信号を
CPU2に与えるセンサ、操作指令やデータ入力を行う
ための操作部7、金型摩耗を点灯報知するLED9、成
形品の落下状態の画像を映像するビデオモニタ10、成
形品の落下状態を撮像するカメラ12のそれぞれが接続
されて設けられ、また、カメラ12はビデオモニタ10
にも接続され、撮像データをビデオモニタ10に与える
ようになっている。
【0010】上記制御部1が金型摩耗判別手段を構成
し、LED9が報知手段を構成し、ビデオモニタ10及
びカメラ12が落下時間検出手段を構成する。
【0011】以下、上記装置の摩耗検出動作について、
図2の制御部1の動作フローチャートを参照して説明す
る。なお、制御部1は成形のための制御動作とともに摩
耗検出動作を行うものであるが、成形のための制御動作
については説明を省略する。
【0012】まず、現在における成形回数が1000回
を越えるかどうかの判別を行う(ステップ1)。図3は
一般金型とイオン注入金型との使用に伴う落下時間の変
化を示す図であり、通常どちらの金型においても使用の
開始時には金型を製造した際の微細な傷によるザラつき
が金型表面に残っているため、成形品の離型がスムーズ
に行われず落下時間が長くなり、成形回数が1000回
を越えるあたりで落下時間が一定の適正なものとなるも
ので、この点を考慮して、使用開始時の金型において誤
って摩耗判別を行われないように上記ステップ1の判別
を行う。
【0013】そして、成形回数が1000回を越えてい
る場合には、カメラ12に撮像指令信号を出力し(ステ
ップ2)、これによりカメラ12が成形品の落下状態を
撮像する。図4はカメラ12による撮像状態を示し、カ
メラ12は金型15A、15Bと落下する成形品16を
受ける容器17との間の空間、すなわち、成形品16の
落下空間での撮像を行うように設けられている。上記の
撮像指令信号の出力は駆動部5への離型指令信号の出力
より若干遅く行われ、金型15A、15Bが開いて落下
する成形品16の全てを撮像するようになっている。図
5はその撮像データによってビデオモニタ10が作る画
像Gであり、10個の成形品16が落下する状態を示し
ている。
【0014】次にその画像データから成形品16の落下
時間を演算する(ステップ3)。この演算は画像におけ
る成形品16位置それぞれのY座標位置の平均値をと
り、その位置データから所定の位置データ/落下時間変
換演算により平均落下時間を算出する。例えば、成形品
16が図5における画像Gの点線で示す上下方向におけ
る中間位置に有る場合に、落下時間は適正な落下時間で
ある0.05秒(イオン注入金型使用の場合)となるよ
うに演算される。上記落下時間とは、CPU2が駆動部
5に離型指令信号を与えてから成形品16が容器17内
に受けられるまでの時間としている。
【0015】そして、次に演算により得られた平均落下
時間が設定レベルより大きいかどうかの判別を行う(ス
テップ4)。例えば、金型としてイオン注入金型を用い
ている場合は、設定レベルは0.06秒(適正な落下時
間×1.2)とされ、得られた平均落下時間がそれを越
えない場合にはステップ1に戻り、次回の成形品16の
落下時間の検出動作に備えられる。
【0016】これに対してステップ3で得られる画像が
図6に示すようなもので、平均落下時間が0.07秒で
あった場合には、ステップ4での連続判別回数を「1」
加算して(ステップ5)、その加算値が「3」を越える
かどうかの判別を行い(ステップ6)、「3」を越える
場合に報知出力を行い(ステップ7)、これにより、L
ED9が金型摩耗を報知するための点灯表示を行う。成
形に際しては、樹脂温度の一時的な変化等により離型が
遅くなって一時的に成形品の落下時間が長くなることが
あり、そのような場合に誤って金型摩耗と判別すること
がないように、ステップ6では4回の離型で連続して落
下時間が長くなった場合に初めて金型摩耗と判別するよ
うにしている。加算値「3」は、ステップ4で平均落下
時間が設定レベルを越えないと判別された場合に、ステ
ップ8でリセットされる。
【0017】上記においてはイオン注入金型を使用した
場合の検出動作について説明を行ったが、一般金型にお
ける検出動作も可能で、使用される金型に対応して選択
スイッチを押すことで上記設定レベルが切り替えられ、
一般金型使用の場合、設定レベルは、例えば、0.1秒
とされる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
成形機の成形時における金型の離型に伴う成形品の落下
時間が検出され、その落下時間が設定レベルより長くな
った場合に金型摩耗と判別され、その報知が行われるの
で、成形機金型の摩耗を簡単、かつ、確実に知ることが
できるようになり、金型の取り替え等のメインテナンス
が容易に行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】摩耗検出装置のブロック構成図。
【図2】摩耗検出動作説明のためのフローチャート。
【図3】成形品落下時間の変化を示す図。
【図4】カメラによる撮像状態を示す斜視図。
【図5】画像例を示す図。
【図6】画像例を示す図。
【符号の説明】
1 制御部(金型摩耗判別手段) 9 LED(報知手段) 10 ビデオモニタ(落下時間検出手段) 12 カメラ(落下時間検出手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の成形時における金型の離型に伴
    う成形品の落下時間を検出する落下時間検出手段と、 前記検出手段から得られる落下時間が設定レベルより長
    くなった場合に金型摩耗と判別する金型摩耗判別手段
    と、 前記金型摩耗判別手段が金型摩耗と判別した場合にその
    報知動作を行う報知手段と、 を備えてなる成形機金型の摩耗検出装置。
JP2115893A 1993-02-09 1993-02-09 成形機金型の摩耗検出装置 Pending JPH06234126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2115893A JPH06234126A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 成形機金型の摩耗検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2115893A JPH06234126A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 成形機金型の摩耗検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06234126A true JPH06234126A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12047110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2115893A Pending JPH06234126A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 成形機金型の摩耗検出装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06234126A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4910217A (en) * 1985-12-28 1990-03-20 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Curing agent for fat necrosis and method for curing said disease

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4910217A (en) * 1985-12-28 1990-03-20 Nihon Nohyaku Co., Ltd. Curing agent for fat necrosis and method for curing said disease

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