JPH06234008A - 圧延機のバックアップロール装置 - Google Patents
圧延機のバックアップロール装置Info
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- JPH06234008A JPH06234008A JP5021373A JP2137393A JPH06234008A JP H06234008 A JPH06234008 A JP H06234008A JP 5021373 A JP5021373 A JP 5021373A JP 2137393 A JP2137393 A JP 2137393A JP H06234008 A JPH06234008 A JP H06234008A
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- rolls
- backup
- rolling
- rolling mill
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 被圧延材の耳伸びや中伸び等のクラウン制御
とエッジドロップ等の板端制御を迅速に行なうようにし
た圧延機とすること。 【構成】 圧延機のハウジングに固定支持されるバック
アップシャフト32の胴長の両側を中央円柱部より小径
で円柱状のシャフト部に,回転かつ軸方向に摺動移動可
能で中間ロール24に転接する一対の胴幅短尺の分離サ
ポートロール34L,34Rを,ローラベアリングを介
して装着する。さらに,前記バックアップシャフト軸受
内に前記分離サポートロールを軸方向に移動させる軸方
向シフト機構81,82を分離サポートロールの回転入
側に設定する。
とエッジドロップ等の板端制御を迅速に行なうようにし
た圧延機とすること。 【構成】 圧延機のハウジングに固定支持されるバック
アップシャフト32の胴長の両側を中央円柱部より小径
で円柱状のシャフト部に,回転かつ軸方向に摺動移動可
能で中間ロール24に転接する一対の胴幅短尺の分離サ
ポートロール34L,34Rを,ローラベアリングを介
して装着する。さらに,前記バックアップシャフト軸受
内に前記分離サポートロールを軸方向に移動させる軸方
向シフト機構81,82を分離サポートロールの回転入
側に設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄鋼業や非鉄の分野にお
いて用いられ,鋼板等の板材をロールの間に通して塑性
変形を行なうことにより所望の板厚にするための圧延機
に係り,特に形状修正およびクラウン修正手段を設けた
圧延方法および圧延機に関する。
いて用いられ,鋼板等の板材をロールの間に通して塑性
変形を行なうことにより所望の板厚にするための圧延機
に係り,特に形状修正およびクラウン修正手段を設けた
圧延方法および圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に被圧延材の形状制御を行なわせる
ために,従来から各種の方法が提示されており,例えば
4段式圧延機は,比較的小径の一対のワークロールと,
これらを外側から挟むように配置された比較的大径のバ
ックアップロールとを備え,これらはいずれもほぼ等し
い胴長に形成されて全長にわたって転接させるように
し,ワークロールの軸受間にベンディングシリンダを取
付けるようにしている。
ために,従来から各種の方法が提示されており,例えば
4段式圧延機は,比較的小径の一対のワークロールと,
これらを外側から挟むように配置された比較的大径のバ
ックアップロールとを備え,これらはいずれもほぼ等し
い胴長に形成されて全長にわたって転接させるように
し,ワークロールの軸受間にベンディングシリンダを取
付けるようにしている。
【0003】このような圧延機に被圧延材を通過させて
所望の板厚のストリップ材を得るのであるが,被圧延材
の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され,圧延
後の被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中高
の断面形状となってしまうため,前記ベンディングシリ
ンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡大方
向に駆動させることによりワークロールの圧下面が平坦
になるように調整し,被圧延材に発生するクラウンを修
正する形状制御をなすようにしている。
所望の板厚のストリップ材を得るのであるが,被圧延材
の通過に伴ってワークロールの中央部が拡開され,圧延
後の被圧延材は中央部が厚く両側縁が薄いいわゆる中高
の断面形状となってしまうため,前記ベンディングシリ
ンダを作用させてワークロールのネックを相互に拡大方
向に駆動させることによりワークロールの圧下面が平坦
になるように調整し,被圧延材に発生するクラウンを修
正する形状制御をなすようにしている。
【0004】しかしながら,上記従来の圧延機ではワー
クロールや中間ロールがバックアップロールの全面に拘
束されているために,ワークロールに充分なロールベン
ディングを与えることが困難であり,形状制御の絶対能
力に欠けるばかりか,特に4段圧延機では被圧延材の板
幅,強度,形状等によりバックアップロールを組替えて
そのクラウン形状を変更する必要がある等の欠点があ
る。また,ワークロール,中間ロールに転接するバック
アップロールは全面接触となるため,バックアップ支点
を任意に変更することができず任意位置での形状制御が
できないものとなっている。しかも,バックアップロー
ルの保守面においても全面研磨を行なう必要があり,保
守の困難性や中間ロールのシフト機構により圧延機側方
に充分な空間スペースを必要とする欠点もあった。
クロールや中間ロールがバックアップロールの全面に拘
束されているために,ワークロールに充分なロールベン
ディングを与えることが困難であり,形状制御の絶対能
力に欠けるばかりか,特に4段圧延機では被圧延材の板
幅,強度,形状等によりバックアップロールを組替えて
そのクラウン形状を変更する必要がある等の欠点があ
る。また,ワークロール,中間ロールに転接するバック
アップロールは全面接触となるため,バックアップ支点
を任意に変更することができず任意位置での形状制御が
できないものとなっている。しかも,バックアップロー
ルの保守面においても全面研磨を行なう必要があり,保
守の困難性や中間ロールのシフト機構により圧延機側方
に充分な空間スペースを必要とする欠点もあった。
【0005】このような観点から,本発明者らは既にバ
ックアップロール装置を,バックアップシャフトと,こ
れに回転可能かつ軸方向移動可能に取付けられ,かつ胴
長を短く形成された一対の分離サポートロールとによっ
て構成した圧延機を提案した。これによればバックアッ
プロール部材としてのサポートロールをワークロールあ
るいは中間ロールに転接させつつ,任意の位置に軸方向
移動させることによって上記従来の基本的問題を解決す
ることができる。
ックアップロール装置を,バックアップシャフトと,こ
れに回転可能かつ軸方向移動可能に取付けられ,かつ胴
長を短く形成された一対の分離サポートロールとによっ
て構成した圧延機を提案した。これによればバックアッ
プロール部材としてのサポートロールをワークロールあ
るいは中間ロールに転接させつつ,任意の位置に軸方向
移動させることによって上記従来の基本的問題を解決す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし,上記構成によ
って分離サポートロールをバックアップシャフトに沿っ
て軸方向移動させる場合には,圧延圧下状態でのシフト
操作となるため,大きなシフト力でサポートロールを移
動させなければならず,このためサポートロールを軸受
支持するロールガイドを設けておき,このロールガイド
をシフト機構によって駆動させていた。
って分離サポートロールをバックアップシャフトに沿っ
て軸方向移動させる場合には,圧延圧下状態でのシフト
操作となるため,大きなシフト力でサポートロールを移
動させなければならず,このためサポートロールを軸受
支持するロールガイドを設けておき,このロールガイド
をシフト機構によって駆動させていた。
【0007】ところが,従来の一般的なシフト機構では
サポートロールを高速シフト移動することが極めて困難
であった。例えば,従来のシフト機構では,ロールガイ
ドにスクリュウシャフトを螺合貫通させ,スクリュウシ
ャフトを回転駆動することによってサポート位置を変更
するもの,あるいは油圧シリンダによりロールガイドを
軸方向に押圧移動させるもの等が提案されているが,こ
れらはいずれもサポートロール側面全体を押圧シフト駆
動させるようにしており,高い圧延圧力により圧下して
いる状態で,軽快にシフト移動させることは困難となっ
ていた。高速圧延状態では形状異常が検出された場合に
は高い応答性で制御する必要があるが,従来では高速応
答が困難であり,結局形状修正効果の遅れを生じてしま
う問題が指摘されていたものである。
サポートロールを高速シフト移動することが極めて困難
であった。例えば,従来のシフト機構では,ロールガイ
ドにスクリュウシャフトを螺合貫通させ,スクリュウシ
ャフトを回転駆動することによってサポート位置を変更
するもの,あるいは油圧シリンダによりロールガイドを
軸方向に押圧移動させるもの等が提案されているが,こ
れらはいずれもサポートロール側面全体を押圧シフト駆
動させるようにしており,高い圧延圧力により圧下して
いる状態で,軽快にシフト移動させることは困難となっ
ていた。高速圧延状態では形状異常が検出された場合に
は高い応答性で制御する必要があるが,従来では高速応
答が困難であり,結局形状修正効果の遅れを生じてしま
う問題が指摘されていたものである。
【0008】また,上述のような分離サポートロール構
造以外の一般的なバックアップロール装置において,当
該ロールを軸方向にシフト移動させる場合もあるが,こ
のような構造のものでも,同様にシフト操作には迅速な
操作性を必要とするが,従来のシフト操作機構では単純
にロール全体にシフト操作力を与えるようにしているた
め,大きなシフト操作力を要し,したがって形状制御の
応答性に問題があったものである。
造以外の一般的なバックアップロール装置において,当
該ロールを軸方向にシフト移動させる場合もあるが,こ
のような構造のものでも,同様にシフト操作には迅速な
操作性を必要とするが,従来のシフト操作機構では単純
にロール全体にシフト操作力を与えるようにしているた
め,大きなシフト操作力を要し,したがって形状制御の
応答性に問題があったものである。
【0009】本発明の目的は,上記従来の問題点に着目
し,ワークロールまたは中間ロールのベンディング制御
による圧延形状制御能力を大幅に改善することができる
とともに,特に高速圧延で刻々変化する条件に対応でき
る即応性を持たせて制御性を向上させることができる圧
延方法および圧延機を提供することにある。
し,ワークロールまたは中間ロールのベンディング制御
による圧延形状制御能力を大幅に改善することができる
とともに,特に高速圧延で刻々変化する条件に対応でき
る即応性を持たせて制御性を向上させることができる圧
延方法および圧延機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係る圧延機のバックアップロール装置は,
圧延材を圧下する一対のワークロールと,各ワークロー
ルに転接する一対の中間ロールと,さらに中間ロールに
転接するバックアップロールとを備え,各ロールの両端
軸受をハウジングに取付けるとともに,前記一対のワー
クロールと中間ロール間のそれぞれの軸受間隔を調整し
クラウン制御をなす加圧手段を前記ハウジングに組込ん
でなる圧延機において,前記各バックアップロールをロ
ール軸方向に分離した胴幅短尺の一対以上の分離サポー
トロールにより形成しつつこの分離サポートロールを回
転可能に支持しかつ軸方向摺動可能に支持するバックア
ップシャフトであって,バックアップシャフトを前記ハ
ウジング内の軸受で固定支持し,かつ分離サポートロー
ルを装着するとともにバックアップシャフト外周面と分
離サポートロール内周面間にローラベアリングを介して
装着し,前記バックアップシャフト軸受内に前記分離サ
ポートロールを軸方向に移動させる軸方向シフト機構を
設けてなり,この軸方向シフト機構による分離サポート
ロールへのシフト操作部位を前記分離サポートロールの
回転入側に設定した構成にした。
に,本発明に係る圧延機のバックアップロール装置は,
圧延材を圧下する一対のワークロールと,各ワークロー
ルに転接する一対の中間ロールと,さらに中間ロールに
転接するバックアップロールとを備え,各ロールの両端
軸受をハウジングに取付けるとともに,前記一対のワー
クロールと中間ロール間のそれぞれの軸受間隔を調整し
クラウン制御をなす加圧手段を前記ハウジングに組込ん
でなる圧延機において,前記各バックアップロールをロ
ール軸方向に分離した胴幅短尺の一対以上の分離サポー
トロールにより形成しつつこの分離サポートロールを回
転可能に支持しかつ軸方向摺動可能に支持するバックア
ップシャフトであって,バックアップシャフトを前記ハ
ウジング内の軸受で固定支持し,かつ分離サポートロー
ルを装着するとともにバックアップシャフト外周面と分
離サポートロール内周面間にローラベアリングを介して
装着し,前記バックアップシャフト軸受内に前記分離サ
ポートロールを軸方向に移動させる軸方向シフト機構を
設けてなり,この軸方向シフト機構による分離サポート
ロールへのシフト操作部位を前記分離サポートロールの
回転入側に設定した構成にした。
【0011】
【作用】上記構成によれば,バックアップロール部材を
軸方向にシフト操作するに際し,その回転方向入側をシ
フト操作部位としているので,シフト操作力は極めて小
さくて済む。すなわち,バックアップロール部材とこれ
に転接されているロールとの接触点では圧下反力が作用
しているが,接触点は基本的にころがり接触状態であ
る。シフト操作によって接触点の移動方向はロール間の
接線方向ベクトルとシフト方向のベクトルの合力方向と
なり,これはころがり接触とすべり接触状態の混合状態
である。バックアップロール部材をその回転入側でシフ
トさせた場合には接触点には水平回転モーメントが作用
し,前記合力方向がロール間接線方向に傾き,ころがり
接触状態が助長される。これに対し,回転出側でシフト
させると前記合力方向がシフト方向に傾き,滑り接触が
助長される。したがって,ロール回転方向入側をシフト
操作部位とすることにより,シフト操作力は大幅に低減
され,高速シフト操作が可能となるのである。
軸方向にシフト操作するに際し,その回転方向入側をシ
フト操作部位としているので,シフト操作力は極めて小
さくて済む。すなわち,バックアップロール部材とこれ
に転接されているロールとの接触点では圧下反力が作用
しているが,接触点は基本的にころがり接触状態であ
る。シフト操作によって接触点の移動方向はロール間の
接線方向ベクトルとシフト方向のベクトルの合力方向と
なり,これはころがり接触とすべり接触状態の混合状態
である。バックアップロール部材をその回転入側でシフ
トさせた場合には接触点には水平回転モーメントが作用
し,前記合力方向がロール間接線方向に傾き,ころがり
接触状態が助長される。これに対し,回転出側でシフト
させると前記合力方向がシフト方向に傾き,滑り接触が
助長される。したがって,ロール回転方向入側をシフト
操作部位とすることにより,シフト操作力は大幅に低減
され,高速シフト操作が可能となるのである。
【0012】そして,特に,バックアップロール装置を
バックアップシャフトとこれに回転かつ軸方向移動可能
に取付けた分離サポートロールにより構成すれば,被圧
延材を直接圧下するワークロール撓みを抑制する各バッ
クアップロール装置の機能は,ワークロールまたは中間
ロールに転接されロール軸方向に分離されているサポー
トロールおよびこれを装着しているバックアップシャフ
トにより発揮され,ワークロールの圧下力をサポートす
る。そしてこれらの分離サポートロールは軸方向に移動
可能とされ,その位置移動を行なわせることにより曲げ
モーメント支点が変化し,ワークロールネックまたは中
間ロールネックに設けたベンディング手段によるロール
ベンディング量を加減調整することができる。したがっ
て,サポートロールの位置移動により全体的なベンディ
ング量が制御され,被圧延材のクラウン等の形状制御が
可能となり,しかも曲げモーメント支点を任意に変化さ
せることができるので,形状制御能力が大幅に向上す
る。
バックアップシャフトとこれに回転かつ軸方向移動可能
に取付けた分離サポートロールにより構成すれば,被圧
延材を直接圧下するワークロール撓みを抑制する各バッ
クアップロール装置の機能は,ワークロールまたは中間
ロールに転接されロール軸方向に分離されているサポー
トロールおよびこれを装着しているバックアップシャフ
トにより発揮され,ワークロールの圧下力をサポートす
る。そしてこれらの分離サポートロールは軸方向に移動
可能とされ,その位置移動を行なわせることにより曲げ
モーメント支点が変化し,ワークロールネックまたは中
間ロールネックに設けたベンディング手段によるロール
ベンディング量を加減調整することができる。したがっ
て,サポートロールの位置移動により全体的なベンディ
ング量が制御され,被圧延材のクラウン等の形状制御が
可能となり,しかも曲げモーメント支点を任意に変化さ
せることができるので,形状制御能力が大幅に向上す
る。
【0013】そして,このような構成における分離サポ
ートロールをシフト操作させる際に,軸方向シフト機構
による分離サポートロールへのシフト操作部位を分離サ
ポートロールの回転入側に設定したことにより,上記し
たように,シフト操作時に回転出側でのシフトによる滑
り接触状態が助長されることによる抵抗分がなくなり,
シフト操作を軽快かつ迅速に行なわせることができるの
である。
ートロールをシフト操作させる際に,軸方向シフト機構
による分離サポートロールへのシフト操作部位を分離サ
ポートロールの回転入側に設定したことにより,上記し
たように,シフト操作時に回転出側でのシフトによる滑
り接触状態が助長されることによる抵抗分がなくなり,
シフト操作を軽快かつ迅速に行なわせることができるの
である。
【0014】
【実施例】以下に,本発明に係る圧延機のバックアップ
ロール装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
ロール装置の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0015】図5〜図6は実施例に係る圧延機の全体構
成を示している。図示のように,門型のハウジング20
に対して平行な一対の上下ワークロール21,22が互
いに転接可能に横架され,これらの間に被圧延材23を
通板可能にしている。このような上下ワークロール2
1,22に並列してこれらを上下から挟み込むようにし
て転接される一対の中間ロール24,26がハウジング
20に横架されている。中間ロール24,26はワーク
ロール21,22の直径より大径に形成されて圧下力を
伝達するようになっているが,特にその胴長は被圧延材
23の板幅以上に設定し,かつワークロール21,22
の胴長より短くなるように設定している。したがって,
ハウジング20に組込んだ状態では,中間ロール24,
26がワークロール21,22と全面接触状態となる
が,ワークロール21,22の端部が図5に示したよう
に中間ロール24,26の端部から所定長さLだけはみ
出るように設定されるものとなっている。
成を示している。図示のように,門型のハウジング20
に対して平行な一対の上下ワークロール21,22が互
いに転接可能に横架され,これらの間に被圧延材23を
通板可能にしている。このような上下ワークロール2
1,22に並列してこれらを上下から挟み込むようにし
て転接される一対の中間ロール24,26がハウジング
20に横架されている。中間ロール24,26はワーク
ロール21,22の直径より大径に形成されて圧下力を
伝達するようになっているが,特にその胴長は被圧延材
23の板幅以上に設定し,かつワークロール21,22
の胴長より短くなるように設定している。したがって,
ハウジング20に組込んだ状態では,中間ロール24,
26がワークロール21,22と全面接触状態となる
が,ワークロール21,22の端部が図5に示したよう
に中間ロール24,26の端部から所定長さLだけはみ
出るように設定されるものとなっている。
【0016】また,このようなロール列に加えて,中間
ロール24,26を挟み込むようにそれらの上下位置に
は上部バックアップロール装置28と下部バックアップ
ロール装置30がやはり平行に横架されている。上部バ
ックアップロール装置28は中間ロール24と平行に配
置されるバックアップシャフト32を有し,これにはロ
ール軸方向の左右に分離され,胴長が被圧延材23の板
幅より短く形成された一対のサポートロール34R,3
4Lが回転かつ軸方向に摺動移動できるように取付けら
れている。この一対のサポートロール34R,34Lは
前記上中間ロール24に直接転接され,圧延時にワーク
ロール21および中間ロール24のバックアップサポー
トをなすバックアップロール部材を構成しているもので
ある。同様に,下部バックアップロール装置30もバッ
クアップシャフト36と,これに装着される左右一対に
分離されたサポートロール38R,38Lを有し,これ
らを下中間ロール26に転接させるようにして圧延時の
バックアップサポートをなすようにしている。
ロール24,26を挟み込むようにそれらの上下位置に
は上部バックアップロール装置28と下部バックアップ
ロール装置30がやはり平行に横架されている。上部バ
ックアップロール装置28は中間ロール24と平行に配
置されるバックアップシャフト32を有し,これにはロ
ール軸方向の左右に分離され,胴長が被圧延材23の板
幅より短く形成された一対のサポートロール34R,3
4Lが回転かつ軸方向に摺動移動できるように取付けら
れている。この一対のサポートロール34R,34Lは
前記上中間ロール24に直接転接され,圧延時にワーク
ロール21および中間ロール24のバックアップサポー
トをなすバックアップロール部材を構成しているもので
ある。同様に,下部バックアップロール装置30もバッ
クアップシャフト36と,これに装着される左右一対に
分離されたサポートロール38R,38Lを有し,これ
らを下中間ロール26に転接させるようにして圧延時の
バックアップサポートをなすようにしている。
【0017】前記サポートロール34R,34L,38
R,38Lは,図2に上部装置28について代表して示
したように,バックアップシャフト32を中央部に挿通
させるとともに,ローラベアリング40R,40Lを介
して装着されている。バックアップシャフト32,36
の外周にはローラベアリングの内輪45(45R,45
L)が嵌合されており,このローラベアリングの内輪4
5R,45Lの外径とローラベアリング40R,40L
の間隙は,バックアップシャフト32およびローラベア
リングの内輪45R,45Lが熱膨張してもサポートロ
ール34R,34Lが軸方向に沿って移動できる程度,
例えば,0.5〜数mmのクリアランスとなっている。
R,38Lは,図2に上部装置28について代表して示
したように,バックアップシャフト32を中央部に挿通
させるとともに,ローラベアリング40R,40Lを介
して装着されている。バックアップシャフト32,36
の外周にはローラベアリングの内輪45(45R,45
L)が嵌合されており,このローラベアリングの内輪4
5R,45Lの外径とローラベアリング40R,40L
の間隙は,バックアップシャフト32およびローラベア
リングの内輪45R,45Lが熱膨張してもサポートロ
ール34R,34Lが軸方向に沿って移動できる程度,
例えば,0.5〜数mmのクリアランスとなっている。
【0018】上記した上下ワークロール21,22およ
び中間ロール24,26のネック部分と,上下部バック
アップロール装置28,30のバックアップシャフト3
2,36のネック部分には,図6に示すように,軸受4
6,47,48,49,50,52が取付けられ,これ
らをハウジング20に縦列配置して取付けている。そし
て,ハウジング20の下部位置には圧下シリンダ54が
装備されており,これを駆動することにより所定の圧延
圧力をワークロール21,22間に発生させるようにし
ている。
び中間ロール24,26のネック部分と,上下部バック
アップロール装置28,30のバックアップシャフト3
2,36のネック部分には,図6に示すように,軸受4
6,47,48,49,50,52が取付けられ,これ
らをハウジング20に縦列配置して取付けている。そし
て,ハウジング20の下部位置には圧下シリンダ54が
装備されており,これを駆動することにより所定の圧延
圧力をワークロール21,22間に発生させるようにし
ている。
【0019】このような圧延機において,バックアップ
ロール装置の要部構成および全体詳細構成を図1〜図3
を参照して説明する。図2は上部バックアップロール装
置28を示しており,この装置28の分離サポートロー
ル34R,34Lの各々はロール軸方向に摺動移動する
ことにより位置調整ができるようになっている。この位
置調整のためのシフト駆動機構は軸受50に装備された
油圧シリンダ82を備えている。この油圧シリンダ82
は伸縮方向をサポートロール34R,34Lの軸方向に
一致させており,その伸縮ロッド81によるサポートロ
ール34R,34Lへのシフト操作部位がバックアップ
シャフト回転方向入側に位置するように設定されている
のである。油圧シリンダ82によるシフト操作を受ける
ため,サポートロール34R,34Lには外周面部分に
円周溝83が形成されている。そして油圧シリンダ82
の伸縮ロッド81の先端にはローラ71(71R,71
L)が取付けられ,これが円周溝83に嵌入されるよう
に取付けられている。ローラ71の回転軸芯はバックア
ップシャフト32の軸芯と直交配置され,伸縮ロッド8
1の押引によって円周溝83の側壁面部分にローラ71
を転接し,サポートロール34R,34Lの回転を阻害
しないように配慮しつつ,これを軸芯方向に沿ってシフ
ト駆動可能としている。すなわち,油圧シリンダ82に
圧油を給排することによって油圧シリンダ82の先端に
配設されたローラ71を介して軸方向にサポートロール
34R,34Lを移動させることができる。図4は図2
のC−C断面図である。ローラ71Lは軸受72Lを介
してシャフト73Lにて油圧シリンダ先端金物74Lに
取付けられている。
ロール装置の要部構成および全体詳細構成を図1〜図3
を参照して説明する。図2は上部バックアップロール装
置28を示しており,この装置28の分離サポートロー
ル34R,34Lの各々はロール軸方向に摺動移動する
ことにより位置調整ができるようになっている。この位
置調整のためのシフト駆動機構は軸受50に装備された
油圧シリンダ82を備えている。この油圧シリンダ82
は伸縮方向をサポートロール34R,34Lの軸方向に
一致させており,その伸縮ロッド81によるサポートロ
ール34R,34Lへのシフト操作部位がバックアップ
シャフト回転方向入側に位置するように設定されている
のである。油圧シリンダ82によるシフト操作を受ける
ため,サポートロール34R,34Lには外周面部分に
円周溝83が形成されている。そして油圧シリンダ82
の伸縮ロッド81の先端にはローラ71(71R,71
L)が取付けられ,これが円周溝83に嵌入されるよう
に取付けられている。ローラ71の回転軸芯はバックア
ップシャフト32の軸芯と直交配置され,伸縮ロッド8
1の押引によって円周溝83の側壁面部分にローラ71
を転接し,サポートロール34R,34Lの回転を阻害
しないように配慮しつつ,これを軸芯方向に沿ってシフ
ト駆動可能としている。すなわち,油圧シリンダ82に
圧油を給排することによって油圧シリンダ82の先端に
配設されたローラ71を介して軸方向にサポートロール
34R,34Lを移動させることができる。図4は図2
のC−C断面図である。ローラ71Lは軸受72Lを介
してシャフト73Lにて油圧シリンダ先端金物74Lに
取付けられている。
【0020】このようなガイドロッド58および油圧シ
リンダ82の構成は下部バックアップロール装置30に
も同様に取付けられている。なお,符号90は蛇腹であ
り,スライド部にスケール,異物,および圧延油等が入
り込まないように保護している。また,サポートロール
34R,34L,38R,38Lは図2に上部バックア
ップロール装置28について代表して示したように,バ
ックアップシャフト32は軸受50内にキー25にて回
動不可能に固定支持されている。
リンダ82の構成は下部バックアップロール装置30に
も同様に取付けられている。なお,符号90は蛇腹であ
り,スライド部にスケール,異物,および圧延油等が入
り込まないように保護している。また,サポートロール
34R,34L,38R,38Lは図2に上部バックア
ップロール装置28について代表して示したように,バ
ックアップシャフト32は軸受50内にキー25にて回
動不可能に固定支持されている。
【0021】また,ハウジング20にはワークロールベ
ンディング装置100と中間ロールベンディング装置2
00が組込まれており,これを図7に示す。
ンディング装置100と中間ロールベンディング装置2
00が組込まれており,これを図7に示す。
【0022】まず,ワークロールベンディング装置10
0は,上部ロールベンディング用ロッド102,下部ロ
ールベンディング用ロッド104,ロールベンディング
用シリンダブロック106,およびピストン108から
構成されている。上部ロールベンディング用ロッド10
2の下端部はピストン108に固着され,上端部が上部
ワークロール軸受46と接離自在に配設されている。ま
た,下部ロールベンディング用ロッド104は逆に上端
部がピストン108に固着され,下端部が下部ワークロ
ール軸受47と接離自在になっている。シリンダブロッ
ク106のボア部107には前記ピストン108が内蔵
され,両ピストン108の中間に位置してボア部107
には小径の連通孔110が設けられ,ここに図示しない
圧油供給装置から圧油を導入すると,ロールベンディン
グ用ロッド102,104は互いに離反し,上下ワーク
ロール21,22の各軸受46,47を各々中間ロール
24,26の軸受48,49側に押圧するように作用す
る。
0は,上部ロールベンディング用ロッド102,下部ロ
ールベンディング用ロッド104,ロールベンディング
用シリンダブロック106,およびピストン108から
構成されている。上部ロールベンディング用ロッド10
2の下端部はピストン108に固着され,上端部が上部
ワークロール軸受46と接離自在に配設されている。ま
た,下部ロールベンディング用ロッド104は逆に上端
部がピストン108に固着され,下端部が下部ワークロ
ール軸受47と接離自在になっている。シリンダブロッ
ク106のボア部107には前記ピストン108が内蔵
され,両ピストン108の中間に位置してボア部107
には小径の連通孔110が設けられ,ここに図示しない
圧油供給装置から圧油を導入すると,ロールベンディン
グ用ロッド102,104は互いに離反し,上下ワーク
ロール21,22の各軸受46,47を各々中間ロール
24,26の軸受48,49側に押圧するように作用す
る。
【0023】同様に,中間ロールベンディング装置20
0は,前記シリンダブロック106に対し前記ボア部1
07と独立したボア部207が穿設され,これに一対の
ピストン208を摺動可能に装着している。各ピストン
208には上部ロールベンディング用ロッド202,下
部ロールベンディング用ロッド204が連結され,これ
らのロッド202,204の先端をシリンダブロック1
06から突出させて中間ロール軸受48,49に当接可
能としている。このボア部207にも中央部に小径の連
通孔210が設けられ,ここに前記圧油供給装置から圧
油を導入することによりロールベンディング用ロッド2
02,204は互いに離反し,中間ロール24,26の
各軸受48,49を各々上下バックアップロールユニッ
ト28,30の軸受50,52側に押圧するように作用
する。
0は,前記シリンダブロック106に対し前記ボア部1
07と独立したボア部207が穿設され,これに一対の
ピストン208を摺動可能に装着している。各ピストン
208には上部ロールベンディング用ロッド202,下
部ロールベンディング用ロッド204が連結され,これ
らのロッド202,204の先端をシリンダブロック1
06から突出させて中間ロール軸受48,49に当接可
能としている。このボア部207にも中央部に小径の連
通孔210が設けられ,ここに前記圧油供給装置から圧
油を導入することによりロールベンディング用ロッド2
02,204は互いに離反し,中間ロール24,26の
各軸受48,49を各々上下バックアップロールユニッ
ト28,30の軸受50,52側に押圧するように作用
する。
【0024】なお,前記ロールベンディング用シリンダ
ブロック106と上下ワークロール軸受46,47との
摺動面には,各々ライナ112,114を貼着し,シリ
ンダブロック106への圧油供給時にこの摺動面にて滑
動させ,ワークロール軸受46,47とシリンダブロッ
ク106の摺動抵抗を低減させるようにしている。ま
た,圧下シリンダ54は,図6に示したように,ヘッド
116を内蔵し,圧延時には図示しない圧油供給装置か
ら圧下シリンダ54内に圧油を導入することにより,ヘ
ッド116を上昇させるようにしている。ヘッド116
の動作は下部バックアップロール装置30のバックアッ
プシャフト軸受52を押上げ,この圧下力は下部サポー
トロール38R,38L,下部中間ロール26,下部ワ
ークロール22,上部ワークロール21,上部中間ロー
ル24,上部サポートロール34R,34L,上部バッ
クアップシャフト軸受50,ハウジング20に伝達され
て,所望の圧延力を発生させるのである。
ブロック106と上下ワークロール軸受46,47との
摺動面には,各々ライナ112,114を貼着し,シリ
ンダブロック106への圧油供給時にこの摺動面にて滑
動させ,ワークロール軸受46,47とシリンダブロッ
ク106の摺動抵抗を低減させるようにしている。ま
た,圧下シリンダ54は,図6に示したように,ヘッド
116を内蔵し,圧延時には図示しない圧油供給装置か
ら圧下シリンダ54内に圧油を導入することにより,ヘ
ッド116を上昇させるようにしている。ヘッド116
の動作は下部バックアップロール装置30のバックアッ
プシャフト軸受52を押上げ,この圧下力は下部サポー
トロール38R,38L,下部中間ロール26,下部ワ
ークロール22,上部ワークロール21,上部中間ロー
ル24,上部サポートロール34R,34L,上部バッ
クアップシャフト軸受50,ハウジング20に伝達され
て,所望の圧延力を発生させるのである。
【0025】このように構成された圧延機の動作は次の
ようになる。圧延前に被圧延材23の幅に合せてサポー
トロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置を
予め決定しておく。この場合,サポートロール34,3
8のワークロール21,22への転接位置は被圧延材2
3の側部に重合するような位置に設定する。その後図示
されていないロールベンディング用ロッドおよびロール
バランス用シリンダを使用し,ワークロール21,2
2,中間ロール24,26およびサポートロール34,
38を軽く接触させておく。そして,サポートロール3
4,38の位置調整用油圧シリンダ82を駆動し,予め
設定されている位置に移動させる。これにより一対のサ
ポートロール34R,34L,および38R,38Lの
間隔が所望の間隔に設定される。
ようになる。圧延前に被圧延材23の幅に合せてサポー
トロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置を
予め決定しておく。この場合,サポートロール34,3
8のワークロール21,22への転接位置は被圧延材2
3の側部に重合するような位置に設定する。その後図示
されていないロールベンディング用ロッドおよびロール
バランス用シリンダを使用し,ワークロール21,2
2,中間ロール24,26およびサポートロール34,
38を軽く接触させておく。そして,サポートロール3
4,38の位置調整用油圧シリンダ82を駆動し,予め
設定されている位置に移動させる。これにより一対のサ
ポートロール34R,34L,および38R,38Lの
間隔が所望の間隔に設定される。
【0026】この初期設定が終了した後,ワークロール
21,22間に被圧延材23を通板する。被圧延材23
の通板時には,サポートロール34,38はワークロー
ル21,22を介してバックアップシャフト32,36
と中間ロール24,26間にそれぞれ圧接される。この
ため,中間ロール24,26が回動するとローラベアリ
ング40R,40Lが介在しているためサポートロール
34,38も連れ回りすることになる。
21,22間に被圧延材23を通板する。被圧延材23
の通板時には,サポートロール34,38はワークロー
ル21,22を介してバックアップシャフト32,36
と中間ロール24,26間にそれぞれ圧接される。この
ため,中間ロール24,26が回動するとローラベアリ
ング40R,40Lが介在しているためサポートロール
34,38も連れ回りすることになる。
【0027】これにより被圧延材23は所望の板厚に圧
延されてストリップ材として出るが,この形状判定を目
視あるいはセンサロールによる接触方式,光や磁気を利
用した非接触方式によって行なう。この判定により耳伸
びや中伸びが発生した場合には,油圧シリンダ82を作
動させて対となっているサポートロール34R,34L
および38R,38Lを相互にまたは単独に近接するよ
うにあるいは離反するように位置移動させることにより
中間ロール24,26を通じてワークロール21,22
に作用する曲げモーメント量を調整し,形状異常の発生
を抑制し,矩形のストリップ材を得ることができる。こ
のとき,中間ロールベンディング装置200によるベン
ディング力を加減調整することにより,中間ロール2
4,26のベンディング量が制御されるので,サポート
ロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置移動
量との相互作用により,大きな形状修正機能を発揮させ
ることができる。すなわち,サポートロール34R,3
4Lおよび38R,38Lの位置移動により修正領域を
調整し,中間ロールベンディング装置200により修正
量を調整することができるのである。
延されてストリップ材として出るが,この形状判定を目
視あるいはセンサロールによる接触方式,光や磁気を利
用した非接触方式によって行なう。この判定により耳伸
びや中伸びが発生した場合には,油圧シリンダ82を作
動させて対となっているサポートロール34R,34L
および38R,38Lを相互にまたは単独に近接するよ
うにあるいは離反するように位置移動させることにより
中間ロール24,26を通じてワークロール21,22
に作用する曲げモーメント量を調整し,形状異常の発生
を抑制し,矩形のストリップ材を得ることができる。こ
のとき,中間ロールベンディング装置200によるベン
ディング力を加減調整することにより,中間ロール2
4,26のベンディング量が制御されるので,サポート
ロール34R,34Lおよび38R,38Lの位置移動
量との相互作用により,大きな形状修正機能を発揮させ
ることができる。すなわち,サポートロール34R,3
4Lおよび38R,38Lの位置移動により修正領域を
調整し,中間ロールベンディング装置200により修正
量を調整することができるのである。
【0028】また被圧延材23にエッジドロップが発生
している場合には,ワークロールベンディング装置10
0によるワークロール21,22のベンディング力を制
御する。ワークロール21,22は中間ロール24,2
6より両端が突出しているので,ベンディング装置に圧
油を供給することにより,中間ロール24,26の端縁
からのはみ出し部分が主として大きく曲げられ,エッジ
ドロップを抑制するように作用する。勿論,ワークロー
ル21,22にも剛性があるので,中間ロール24,2
6に対してベンディング力が伝達される。
している場合には,ワークロールベンディング装置10
0によるワークロール21,22のベンディング力を制
御する。ワークロール21,22は中間ロール24,2
6より両端が突出しているので,ベンディング装置に圧
油を供給することにより,中間ロール24,26の端縁
からのはみ出し部分が主として大きく曲げられ,エッジ
ドロップを抑制するように作用する。勿論,ワークロー
ル21,22にも剛性があるので,中間ロール24,2
6に対してベンディング力が伝達される。
【0029】このような実施例の圧延機によれば,分離
サポートロール34,38をシフト駆動させるに際し,
分離サポートロール34,38がその回転入側でシフト
操作される。この状態を図8(1)に示す。いま分離サ
ポートロール34(38)をその側面全体を平均的にシ
フト操作すると,中間ロール24(26)と分離サポー
トロール34との接触点(図中ハッチング部分)には回
転に伴う接線方向の速度ベクトルvC とシフト操作によ
る軸方向ベクトルvS が発生し,接触点はそれらの合力
G方向に移動する。実施例では分離サポートロール34
の回転入側を操作部位としてシフトさせるようにしてい
るので(図中FS ),接触点回りに回転モーメントMを
生じ,これが合力Gの方向をロール間接線力の方向に傾
転させる(GF )。これに対して逆に回転出側をシフト
操作部位としてシフトさせると合力Gは軸方向側に傾転
させられる。このことは分離サポートロール34のシフ
ト抵抗は中間ロール24との間のころがり接触とすべり
摩擦接触の合成力であり,シフト操作を分離サポートロ
ール34の回転方向入側で行なうと,すべり摩擦抵抗分
が低減し,ころがり接触抵抗分を主因としたシフト操作
力で足りることを意味する。そして,分離サポートロー
ル34の側面部全体をシフトさせたり,あるいは回転出
側をシフトさせると,すべり摩擦抵抗が助長され,シフ
ト操作力が増大するものとなる。
サポートロール34,38をシフト駆動させるに際し,
分離サポートロール34,38がその回転入側でシフト
操作される。この状態を図8(1)に示す。いま分離サ
ポートロール34(38)をその側面全体を平均的にシ
フト操作すると,中間ロール24(26)と分離サポー
トロール34との接触点(図中ハッチング部分)には回
転に伴う接線方向の速度ベクトルvC とシフト操作によ
る軸方向ベクトルvS が発生し,接触点はそれらの合力
G方向に移動する。実施例では分離サポートロール34
の回転入側を操作部位としてシフトさせるようにしてい
るので(図中FS ),接触点回りに回転モーメントMを
生じ,これが合力Gの方向をロール間接線力の方向に傾
転させる(GF )。これに対して逆に回転出側をシフト
操作部位としてシフトさせると合力Gは軸方向側に傾転
させられる。このことは分離サポートロール34のシフ
ト抵抗は中間ロール24との間のころがり接触とすべり
摩擦接触の合成力であり,シフト操作を分離サポートロ
ール34の回転方向入側で行なうと,すべり摩擦抵抗分
が低減し,ころがり接触抵抗分を主因としたシフト操作
力で足りることを意味する。そして,分離サポートロー
ル34の側面部全体をシフトさせたり,あるいは回転出
側をシフトさせると,すべり摩擦抵抗が助長され,シフ
ト操作力が増大するものとなる。
【0030】これを実験的に確認したところ,圧延圧下
力に対するシフト操作力は次のようになった。図8
(2)に示しているように,分離サポートロール34と
中間ロール24との接触部をA点とし,分離サポートロ
ール34へのシフト操作部位を回転入側で軸芯と平行高
さ位置をB点,回転出側で同様の位置をC点,B点と接
触点A点の中間部分をD点とする。回転出側C点をシフ
ト操作すると圧下力に対するシフト力の割合は43〜5
7%(平均約50%),回転出側C点と入側B点を同時
にシフトさせると17〜27%(平均約25%),回転
入側B点のみをシフトさせると1.4〜2.4%(平均
約2%),回転入側D点のみをシフトさせると1.1〜
2.9%(平均約2.3%)であった。このことから明
らかなように,分離サポートロール34,38をシフト
させる場合には,例えば,B点やD点等のように,その
回転入側を操作部位としてシフト操作することにより,
非常に小さい力で軽快にシフト移動させることができる
のである。
力に対するシフト操作力は次のようになった。図8
(2)に示しているように,分離サポートロール34と
中間ロール24との接触部をA点とし,分離サポートロ
ール34へのシフト操作部位を回転入側で軸芯と平行高
さ位置をB点,回転出側で同様の位置をC点,B点と接
触点A点の中間部分をD点とする。回転出側C点をシフ
ト操作すると圧下力に対するシフト力の割合は43〜5
7%(平均約50%),回転出側C点と入側B点を同時
にシフトさせると17〜27%(平均約25%),回転
入側B点のみをシフトさせると1.4〜2.4%(平均
約2%),回転入側D点のみをシフトさせると1.1〜
2.9%(平均約2.3%)であった。このことから明
らかなように,分離サポートロール34,38をシフト
させる場合には,例えば,B点やD点等のように,その
回転入側を操作部位としてシフト操作することにより,
非常に小さい力で軽快にシフト移動させることができる
のである。
【0031】このような作用に加えて,実施例ではワー
クロール21,22または中間ロール24,26のベン
ディング支点を自由に変更できるので,従来の全面接触
型のバックアップロールに拘束されることなくロールベ
ンディング効果を充分に発揮させることができる。ま
た,上下サポートロール34R,34Lおよび38R,
38Lの位置を個別に変更することができるので,板幅
方向での任意の位置での形状制御が可能となる。したが
って,被圧延材の中伸び,耳伸び等の形状不良の他に,
両者が複合した複合伸びの形状不良に対しての制御が可
能となる利点が得られる。
クロール21,22または中間ロール24,26のベン
ディング支点を自由に変更できるので,従来の全面接触
型のバックアップロールに拘束されることなくロールベ
ンディング効果を充分に発揮させることができる。ま
た,上下サポートロール34R,34Lおよび38R,
38Lの位置を個別に変更することができるので,板幅
方向での任意の位置での形状制御が可能となる。したが
って,被圧延材の中伸び,耳伸び等の形状不良の他に,
両者が複合した複合伸びの形状不良に対しての制御が可
能となる利点が得られる。
【0032】さらに,ワークロールベンディング装置1
00と中間ロールベンディング装置200を備えている
ので,板全幅形状制御は中間ロールベンディングで行な
わせ,エッジドロップ等の板端部の形状制御はワークロ
ールベンディングで行なわせることができるので,制御
操作が非常に容易になる。また,サポートロール34
R,34Lおよび38R,38Lの位置を上下左右で対
称に行なわせることができるので,形状制御は被圧延材
23の板厚方向および板幅方向で対称制御が可能とな
り,優れた精度の圧延製品を得ることができる。
00と中間ロールベンディング装置200を備えている
ので,板全幅形状制御は中間ロールベンディングで行な
わせ,エッジドロップ等の板端部の形状制御はワークロ
ールベンディングで行なわせることができるので,制御
操作が非常に容易になる。また,サポートロール34
R,34Lおよび38R,38Lの位置を上下左右で対
称に行なわせることができるので,形状制御は被圧延材
23の板厚方向および板幅方向で対称制御が可能とな
り,優れた精度の圧延製品を得ることができる。
【0033】加えて,サポートロール34R,34Lお
よび38R,38Lの位置を板幅により自由に調整でき
るので,ワークロール21,22と板幅端部との接触面
をロールベンディングとの併用によってより滑らかにす
ることができ,エッジドロップ防止効果が高いものとな
る。また中間ロール24,26を設けているので,ワー
クロール21,22の直径を小径にできるので,圧延荷
重面積を小さくし,もって高圧下圧延ができるものとな
り,ワークロール21,22の撓み量およびロール偏平
変形を低減することができる。さらに,板厚および板幅
方向ともに対称に制御も可能な構成となっているので,
被圧延材23が通板時に蛇行することがなく,安定した
通板特性が得られる効果がある。
よび38R,38Lの位置を板幅により自由に調整でき
るので,ワークロール21,22と板幅端部との接触面
をロールベンディングとの併用によってより滑らかにす
ることができ,エッジドロップ防止効果が高いものとな
る。また中間ロール24,26を設けているので,ワー
クロール21,22の直径を小径にできるので,圧延荷
重面積を小さくし,もって高圧下圧延ができるものとな
り,ワークロール21,22の撓み量およびロール偏平
変形を低減することができる。さらに,板厚および板幅
方向ともに対称に制御も可能な構成となっているので,
被圧延材23が通板時に蛇行することがなく,安定した
通板特性が得られる効果がある。
【0034】なお,上記実施例では中間ロール24,2
6を備えた6段圧延機に適用した例を示したが,図9
(1)に示す4段圧延機のバックアップロールに適用す
ることもでき,同図(2)のようなワークロール21,
22の直径を中間ロール24,26より大径にしたもの
に適用できる。また,同図(3)のようなクラスタ圧延
機のバックアップロールにも適用できる。勿論,図示し
ないが,上部のみに実施例のバックアップロール装置を
備えた圧延機など,他の特殊構造の任意の圧延機に適用
することができるのはいうまでもない。また,上記実施
例では一対のサポートロール34R,34Lまたは38
R,38Lの適用例を示したが,3個および4個など複
数のサポートロール34,38を配置した圧延機に適用
することも可能である。また,油圧シリンダ82に作用
する曲げ荷重を防ぐため,ガイドロッド等を設置するこ
とも可能である。
6を備えた6段圧延機に適用した例を示したが,図9
(1)に示す4段圧延機のバックアップロールに適用す
ることもでき,同図(2)のようなワークロール21,
22の直径を中間ロール24,26より大径にしたもの
に適用できる。また,同図(3)のようなクラスタ圧延
機のバックアップロールにも適用できる。勿論,図示し
ないが,上部のみに実施例のバックアップロール装置を
備えた圧延機など,他の特殊構造の任意の圧延機に適用
することができるのはいうまでもない。また,上記実施
例では一対のサポートロール34R,34Lまたは38
R,38Lの適用例を示したが,3個および4個など複
数のサポートロール34,38を配置した圧延機に適用
することも可能である。また,油圧シリンダ82に作用
する曲げ荷重を防ぐため,ガイドロッド等を設置するこ
とも可能である。
【0035】また,図示しないが,ワークロールの周囲
にバックアップロール装置をサテライト型に配置した構
造の圧延機にも当然適用することができる。さらに,分
離サポートロール34,38構造とせず,中間ロールあ
るいはバックアップロールを軸方向にシフトさせる構造
をもつ圧延機にも適用することが可能である。
にバックアップロール装置をサテライト型に配置した構
造の圧延機にも当然適用することができる。さらに,分
離サポートロール34,38構造とせず,中間ロールあ
るいはバックアップロールを軸方向にシフトさせる構造
をもつ圧延機にも適用することが可能である。
【0036】なお,前記実施例においては,サポートロ
ール34R,34L,38R,38Lを水平移動させる
ために,図1,図2に示したように,油圧シリンダ82
の伸縮ロッド81の先端部に取付けたローラ71を,サ
ポートロール34R,34L等の外周面部分に設けた円
周溝83の中に配置させて設けたが,これは,サポート
ロール34R,34L等の側面外周部にボールベアリン
グを介してフランジを相対的に回転自在に取付け,この
フランジの側面に油圧シリンダ82の伸縮ロッド81の
先端部を直接取付けるようにすることもできる。
ール34R,34L,38R,38Lを水平移動させる
ために,図1,図2に示したように,油圧シリンダ82
の伸縮ロッド81の先端部に取付けたローラ71を,サ
ポートロール34R,34L等の外周面部分に設けた円
周溝83の中に配置させて設けたが,これは,サポート
ロール34R,34L等の側面外周部にボールベアリン
グを介してフランジを相対的に回転自在に取付け,この
フランジの側面に油圧シリンダ82の伸縮ロッド81の
先端部を直接取付けるようにすることもできる。
【0037】また,この油圧シリンダ82は,装置をコ
ンパクトにするために,図2に示すように,軸受50の
中に直接設けたが,これは必ずしも軸受50の中に設け
る必要はなく,軸受50の外周側面に密着させて取付
け,その代り,サポートロール34R,34L等側に設
けた前記フランジの一部を少し外周側面方向に伸ばし
て,その部分に油圧シリンダ82の伸縮ロッド81の先
端部を取付けるようにしてもよい。すなわち,サポート
ロール34R,34L等へのシフト操作部位がこれらの
回転方向入側に設定されていればよく,したがって油圧
シリンダ82等のシフト駆動機構の配置自体は適宜変更
することができる。
ンパクトにするために,図2に示すように,軸受50の
中に直接設けたが,これは必ずしも軸受50の中に設け
る必要はなく,軸受50の外周側面に密着させて取付
け,その代り,サポートロール34R,34L等側に設
けた前記フランジの一部を少し外周側面方向に伸ばし
て,その部分に油圧シリンダ82の伸縮ロッド81の先
端部を取付けるようにしてもよい。すなわち,サポート
ロール34R,34L等へのシフト操作部位がこれらの
回転方向入側に設定されていればよく,したがって油圧
シリンダ82等のシフト駆動機構の配置自体は適宜変更
することができる。
【0038】さらに,サポートロール34R,34L等
部に,サポートロール位置検出器を設けておき,サポー
トロール位置検出器で検知したサポートロール34R,
34L等の位置と,別途検知した圧延材の形状,寸法等
を用いて演算し,サポートロール34R,34L等の位
置を制御するようにすることもできる。
部に,サポートロール位置検出器を設けておき,サポー
トロール位置検出器で検知したサポートロール34R,
34L等の位置と,別途検知した圧延材の形状,寸法等
を用いて演算し,サポートロール34R,34L等の位
置を制御するようにすることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係るバッ
クアップロール装置では,圧延材を圧下する一対のワー
クロールと,各ワークロールに転接する一対の中間ロー
ルと,さらに中間ロールに転接するバックアップロール
とを備え,各ロールの両端軸受をハウジングに取付ける
とともに,前記一対のワークロールと中間ロール間のそ
れぞれの軸受間隔を調整しクラウン制御をなす加圧手段
を前記ハウジングに組込んでなる圧延機において,前記
各バックアップロールをロール軸方向に分離した胴幅短
尺の一対以上の分離サポートロールにより形成しつつこ
の分離サポートロールを回転可能に支持しかつ軸方向摺
動可能に支持するバックアップシャフトであって,バッ
クアップシャフトを前記ハウジング内の軸受で固定支持
し,かつ分離サポートロールを装着するとともにバック
アップシャフト外周面と分離サポートロール内周面間に
ローラベアリングを介して装着し,前記バックアップシ
ャフト軸受内に前記分離サポートロールを軸方向に移動
させる軸方向シフト機構を設けてなり,この軸方向シフ
ト機構による分離サポートロールへのシフト操作部位を
前記分離サポートロールの回転入側に設定したことによ
り,バックアップロール部材のシフト操作を小さいシフ
ト操作力で高速にシフト移動させることができるので,
高速圧延で刻々変化する条件に対応できる即応性を有
し,ワークロールまたは中間ロールのベンディング制御
量を大幅に増大することができ,もって形状制御能力が
高く,迅速な形状制御能力を持たせることができる。
クアップロール装置では,圧延材を圧下する一対のワー
クロールと,各ワークロールに転接する一対の中間ロー
ルと,さらに中間ロールに転接するバックアップロール
とを備え,各ロールの両端軸受をハウジングに取付ける
とともに,前記一対のワークロールと中間ロール間のそ
れぞれの軸受間隔を調整しクラウン制御をなす加圧手段
を前記ハウジングに組込んでなる圧延機において,前記
各バックアップロールをロール軸方向に分離した胴幅短
尺の一対以上の分離サポートロールにより形成しつつこ
の分離サポートロールを回転可能に支持しかつ軸方向摺
動可能に支持するバックアップシャフトであって,バッ
クアップシャフトを前記ハウジング内の軸受で固定支持
し,かつ分離サポートロールを装着するとともにバック
アップシャフト外周面と分離サポートロール内周面間に
ローラベアリングを介して装着し,前記バックアップシ
ャフト軸受内に前記分離サポートロールを軸方向に移動
させる軸方向シフト機構を設けてなり,この軸方向シフ
ト機構による分離サポートロールへのシフト操作部位を
前記分離サポートロールの回転入側に設定したことによ
り,バックアップロール部材のシフト操作を小さいシフ
ト操作力で高速にシフト移動させることができるので,
高速圧延で刻々変化する条件に対応できる即応性を有
し,ワークロールまたは中間ロールのベンディング制御
量を大幅に増大することができ,もって形状制御能力が
高く,迅速な形状制御能力を持たせることができる。
【図1】第1実施例に係る圧延機の要部構成を示す斜視
図である。
図である。
【図2】同圧延機の上部サポートロール部の要部拡大断
面図である。
面図である。
【図3】図2のA−A線断面図およびB−B線断面図で
ある。
ある。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】同圧延機の正面図である。
【図6】同圧延機の側面図である。
【図7】同圧延機のロールベンディング装置の断面図で
ある。
ある。
【図8】同圧延機によるロールシフトの説明図である。
【図9】本発明を適用できる他の圧延機の説明図であ
る。
る。
20 ハウジング 21,22 ワークロール 24,26 中間ロール 23 被圧延材 25 キー 28,30 バックアップロール装置 32,36 バックアップシャフト 34R,34L,38R,38L サポートロール 40R,40L ローラベアリング 46,47,48,49,50,52 軸受 54 圧下シリンダ 71 ローラ 72 軸受 74 油圧シリンダ先端金物 81 伸縮ロッド 82 油圧シリンダ 83 円周溝 88 ローラベアリング
Claims (1)
- 【請求項1】 圧延材を圧下する一対のワークロール
と,各ワークロールに転接する一対の中間ロールと,さ
らに中間ロールに転接するバックアップロールとを備
え,各ロールの両端軸受をハウジングに取付けるととも
に,前記一対のワークロールと中間ロール間のそれぞれ
の軸受間隔を調整しクラウン制御をなす加圧手段を前記
ハウジングに組込んでなる圧延機において,前記各バッ
クアップロールをロール軸方向に分離した胴幅短尺の一
対以上の分離サポートロールにより形成しつつこの分離
サポートロールを回転可能に支持しかつ軸方向摺動可能
に支持するバックアップシャフトであって,バックアッ
プシャフトを前記ハウジング内の軸受で固定支持し,か
つ分離サポートロールを装着するとともにバックアップ
シャフト外周面と分離サポートロール内周面間にローラ
ベアリングを介して装着し,前記バックアップシャフト
軸受内に前記分離サポートロールを軸方向に移動させる
軸方向シフト機構を設けてなり,この軸方向シフト機構
による分離サポートロールへのシフト操作部位を前記分
離サポートロールの回転入側に設定したことを特徴とす
る圧延機のバックアップロール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021373A JPH06234008A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021373A JPH06234008A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06234008A true JPH06234008A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12053295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021373A Pending JPH06234008A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 圧延機のバックアップロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06234008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113828640A (zh) * | 2021-11-08 | 2021-12-24 | 广西钢铁集团有限公司 | 一种粗轧平辊在线移辊装置 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021373A patent/JPH06234008A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113828640A (zh) * | 2021-11-08 | 2021-12-24 | 广西钢铁集团有限公司 | 一种粗轧平辊在线移辊装置 |
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