JPH06233746A - 脈波検出機能付体温計プローブ - Google Patents

脈波検出機能付体温計プローブ

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JPH06233746A
JPH06233746A JP5020444A JP2044493A JPH06233746A JP H06233746 A JPH06233746 A JP H06233746A JP 5020444 A JP5020444 A JP 5020444A JP 2044493 A JP2044493 A JP 2044493A JP H06233746 A JPH06233746 A JP H06233746A
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JP
Japan
Prior art keywords
pulse wave
ear canal
external auditory
auditory meatus
probe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5020444A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Yaguchi
喜明 矢口
Hideo Harada
秀夫 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP5020444A priority Critical patent/JPH06233746A/ja
Publication of JPH06233746A publication Critical patent/JPH06233746A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】体温測定をリアルタイムに行うことが可能で、
耳たぶなどの測定部位に固定する煩わしい作業のない脈
波検出機能付体温計プローブを提供することを目的とし
ている。 【構成】 外耳道に挿入可能な外耳道挿入部11と、該
外耳道挿入部の内部に設けられ鼓膜および/または外耳
道より放射される赤外線を検出して体温を測定する体温
計測部12と、 該外耳道挿入部の周囲に設けられ外耳
道内部または外耳道入り口近傍の脈波検出する脈波検出
部13とからなる脈波検出機能付体温計プローブであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は体温測定並び脈波を検出を同時に
行い生体情報をモニターするためのプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】生体情報として、体温だけでなく脈拍も
得ることは重要であり、そこでこれらを同時に測定でき
るものとして、体温計測に脈拍計を付加した体温計が実
開昭61−191003号に開示されている。
【0003】この体温計(図4に示す。)は耳49(点
線で表示)に固定可能な本体ケース41と本体ケース4
1とリード線43を介して接続された外耳道に挿入して
体温を測定する温度センサ42と、本体ケース41の側
面に設けられた挟持片44と、挟持片44と本体ケース
41が対峙する面に設けられた耳たぶに密着させ光を照
射しその吸収度から脈波を観測する脈波センサ45とか
らなり、本体ケース41は内部に演算部を有しており、
その演算部では温度センサ42と脈波センサ45を演算
し、それぞれ、体温値、心拍数に変換し、本体ケース4
1に設けられている表示46にて表示するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した体温
計の体温測定が体温測定部位に接触させたサーミスタの
抵抗値の変化により行われているために、体温とサーミ
スタの温度が平衡に達するためには多少の時間が必要で
ある。また、脈波センサを耳たぶに固定する際に耳たぶ
を両側から挟持する必要があり、うまく挟持しないと
(皮膚表面と隙間が生じた場合)脈波検出ができないた
めに、挟持するの作業は手間がかかり非常に煩わしもの
である。さらに耳たぶを挟持しているために圧迫され被
測定者に対して不快感を与えるものとなった。
【0005】そこで、本発明は上記従来技術に鑑みたな
されたもので、体温測定をリアルタイムに行うことが可
能で、耳たぶなどの測定部位に固定する煩わしい作業の
ない脈波検出機能の付いた体温計プローブを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の脈波検出機能付体温計プローブは以下のよう
な構成からなる。すなわち、外耳道に挿入可能な外耳道
挿入部と、該外耳道挿入部の内部に設けられ鼓膜および
/または外耳道より放射される赤外線を検出する体温計
測部と、該外耳道挿入部の周囲に設けられ外耳道内部ま
たは外耳道入り口近傍にて脈波を検出する脈波検出部と
から構成されている。
【0007】また脈波検出部は少なくとも1つの波長の
光を放射する発光手段と、その発光手段より放射され、
脈波収集部位を通過した光を受光し、脈波情報を電気信
号に変換する検知部とからなっている。
【0008】また、プローブを外耳に挿入後固定するた
めの固定具を設けてもよい。
【0009】本発明の脈波検出機能付体温計は外耳道に
挿入可能な外耳道挿入部と、該外耳道挿入部の内部に設
けられ鼓膜および/または外耳道より放射される赤外線
を検出して体温を測定する体温計測部と、該外耳道挿入
部の周囲に設けられ外耳道内部または外耳道入り口近傍
の脈波を検出する脈波検出部とから構成されているため
に、外耳に挿入した状態で体温の測定と脈波の検出が同
時に行え、さらに、測定される体温は鼓膜および/また
は外耳道より放射される赤外線に基づいた鼓膜温であ
り、この鼓膜温は核心温に近い値を示し、また脳温に準
じているいると言われており、非常に有用な体温計測と
なり、また、鼓膜から発せられる赤外線を観測する非接
触鼓膜体温計であるために体温測定が非常に短時間で行
うことが可能となり、リアルタイムに体温変化を観測で
きるようになる。
【0010】また、脈波検出部も外耳道挿入部の周囲に
形成されているために、外耳道挿入部を外耳道に挿入す
るだけで外耳道内部や外耳道入り口近傍の測定部位への
密着が容易になり、正確な測定を行うことが可能とな
る。
【0011】鼓膜温測定に用いられる鼓膜温センサして
サーモパイル、サーミスタボロメータや焦電素子型等い
ずれの検出方式でも可能であり、中でもサーミスタボロ
メータが周期的に継続した測定を行えるために特に適し
ている。
【0012】さらに固定具を設けることにより、プロー
ブの脱落がなくなり長期にわたって生体情報をモニター
することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の好適な
実施例を詳細に説明する。
【0014】
【実施例1】図1に本発明の脈波検出機能付体温計プロ
ーブを用いた脈波検出機能付体温計を示す。本実施例の
脈波検出機能付体温計はプローブ1と脈波検出機能付体
温計本体2と両者を結ぶケーブル3から構成されてい
る。
【0015】プローブ1は外耳道挿入部11、外耳道挿
入部11の内部先端に設けられている鼓膜温センサ1
2、外耳道挿入部11に外周に設けられた脈波検出部1
3と、さらに外耳道挿入部を支持する外耳道挿入支持部
14とから形成されている。
【0016】ここで用いられる鼓膜温センサ12はサー
ミスタボロメータであり、鼓膜および/または外耳道か
ら放射される赤外線を検出するものであり、検出した赤
外線を温度情報として電気信号に変換するものである。
【0017】また、脈波検出部13は赤外線を発光する
発光ダイオードと、赤外線を検出するフォトトランジス
ターとからなり、発光ダイオードにから発光された赤外
線が外耳道内壁により吸収された状態をフォトトランジ
スターにより検出し、脈波情報として電気信号に変換す
るものである。発光ダイオードにより発光される赤外線
は鼓膜温センサにより検出に影響を与えない波長で、生
体を透過しやすい波長800〜1000nmのものがよ
いが、本実施例では890nmピークの赤外線を用い
た。800nm以下では皮膚での反射が多く、1000
を越えると鼓膜温測定に影響を与える虞れがある。
【0018】さらに、外耳道挿入部を支持する外耳道挿
入支持部14はプローブ1を外耳道に挿入したときに外
耳道入り口付近に接触しそれ以上の挿入を防ぐもので、
挿入しすぎを防止する役目も果たしている。
【0019】一方、脈波検出機能付体温計本体2はプロ
ーブ1からケーブル3を介して送られてくる温度情報の
電気信号と脈波情報の電気信号を解析する演算解析部2
1を内部に、また解析されて結果を表示する表示部2
2、測定開始スイッチ23を本体前面に有している。
【0020】測定開始スイッチ23をオンにすると、鼓
膜温センサ12と脈波検出部13が作動し、生体情報に
観測し、その生体情報に応じた電気信号をケーブル3を
介して送信してくる。この電気信号を脈波検出機能付体
温計本体2の演算解析部21において、温度情報の電気
信号は温度値に変換し、表示部22にて体温として表示
される。また、脈波情報の電気信号は演算解析部21に
おいて一定時間内に信号のピークが幾つか検出されるか
観測し脈拍の間隔を決定され、単位時間当たりの心拍数
が計算され表示部22にて表示されるものである。
【0021】長期にわたって生体情報をモニターする場
合、鼓膜温センサ12は一回の測定に約3秒かかるため
に5秒毎に観測を繰り返すことにより、ほぼリアルタイ
ムに近い温度測定が可能となり、患者の急激な容体変化
に追随できるようになる。
【0022】さらに、図2に示すように、外耳道挿入支
持部14にヘッド固定具15を設けることにより、被測
定者の頭に固定することが可能となり、プローブの脱落
がなくなり長期にわたって生体情報をモニターすること
が可能となる。
【0023】また、ケーブル3にコネクターを設けるこ
とにより、分離可能としてもよい。この場合、被測定者
ごとのプローブを用意することにより、プローブの共通
しようによる感染などをおさえることが可能となる。
【0024】また、脈波検出機能付体温計本体2におい
て表示機能以外に出力端を形成し、モニターした生体情
報を外部または内部に設けた記憶部に記録したり、プリ
ンタ部において出力してもよい。
【0025】
【実施例2】次に、図3を用いて、本発明の他の実施例
について説明する。
【0026】実施例1は主に長期モニターとして利用す
るものであるが、本実施例は短期間に計測に使用するも
ので、実施例1と異なり、本体2とプローブ1とが一体
になっている。図3において、実施例1と同一番号のも
のはその機能が同じなので、本実施例の説明においては
省略する。
【0027】プローブ1は本体2上部側面に突き出すよ
うに設けられており、測定者が保持した状態で被測定者
の外耳道に挿入しやすい形態に位置している。
【0028】測定開始スイッチ23はプローブ1と操作
しやすいように反対側の側面に設けられている。また、
プローブ1と本体2の間に感圧スイッチ(マイクロスイ
ッチ)を設けることにより、外耳道挿入と同時にスイッ
チが入るようにしてもよく、このようにすることによ
り、スイッチ操作をなくすことも可能である。この場
合、測定、生体情報に表示後、オートパワーオフするき
のうを設けることにより、測定を終了できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の脈波検出
機能付体温計は外耳道に挿入可能な外耳道挿入部と、該
外耳道挿入部の内部に設けられ鼓膜および/または外耳
道より放射される赤外線を検出する体温計測部と、該外
耳道挿入部の周囲に設けられ外耳道内部または外耳道入
り口近傍の脈波を検出する脈波検出部とから構成されて
いるために、外耳に挿入した状態で体温の測定と脈波の
検出が同時に行え、さらに、測定される体温は鼓膜およ
び/または外耳道より放射される赤外線に基づいた鼓膜
温であり、この鼓膜温は核心温に近い値を示し、また脳
温に準じているいると言われており、非常に有用な体温
計測となり、また、鼓膜から発せられる赤外線を観測す
る非接触鼓膜体温計であるために体温測定が非常に短時
間で行うことが可能となり、リアルタイムに体温変化を
観測できるようになり、患者の急激な容体変化を検出す
ることが可能である。
【0030】また、脈波検出部も外耳道挿入部の周囲に
形成されているために、外耳道挿入部を外耳道に挿入す
るだけで外耳道内部や外耳道入り口近傍の測定部位への
密着が容易になり、正確な測定を行うことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプローブを使用して実施例の
表す側面図である。
【図2】図2は、プローブにヘッド固定具を接続した時
の概念図である。
【図3】図3は、本発明のプローブを使用して他の実施
例の表す側面図である。
【図4】図4は、従来の技術を示す側面図である。
【符号の説明】
1 プローブ 2 脈波検出機能付体温計本体 3 ケーブル 11 外耳道挿入部 12 鼓膜温センサ 13 脈波検出部 14 外耳道挿入支持部 15 ヘッド固定具 21 演算解析部 22 表示部 23 測定開始スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/0245 G01J 5/10 D 7204−2G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外耳道に挿入可能な外耳道挿入部と、 該外耳道挿入部の内部に設けられ鼓膜および/または外
    耳道より放射される赤外線を検出する体温計測部と、 該外耳道挿入部の周囲に設けられ外耳道内部または外耳
    道入り口近傍の脈波を検出する脈波検出部とからなるこ
    とを特徴とする脈波検出機能付体温計プローブ。
JP5020444A 1993-02-09 1993-02-09 脈波検出機能付体温計プローブ Pending JPH06233746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5020444A JPH06233746A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 脈波検出機能付体温計プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5020444A JPH06233746A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 脈波検出機能付体温計プローブ

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Publication Number Publication Date
JPH06233746A true JPH06233746A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12027227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5020444A Pending JPH06233746A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 脈波検出機能付体温計プローブ

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JP (1) JPH06233746A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5501941A (en) * 1990-05-08 1996-03-26 Amoco Corporation Photoimageable polyimide coating
WO1996023442A1 (de) * 1995-02-02 1996-08-08 Eleonore Moser Vorrichtung zur kombinierten messung von temperatur und puls
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WO2019026387A1 (ja) * 2017-07-31 2019-02-07 アルプス電気株式会社 生体情報測定装置

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