JPH0623356Y2 - 時限装置付動作玩具 - Google Patents

時限装置付動作玩具

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JPH0623356Y2
JPH0623356Y2 JP14033088U JP14033088U JPH0623356Y2 JP H0623356 Y2 JPH0623356 Y2 JP H0623356Y2 JP 14033088 U JP14033088 U JP 14033088U JP 14033088 U JP14033088 U JP 14033088U JP H0623356 Y2 JPH0623356 Y2 JP H0623356Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は時限装置付きの動作玩具に関するものであり、
特に室内パーティ等において複数の遊戯者が一同に集い
遊戯をするのに適する玩具を提供するものである。
(従来技術) 従来の時限装置付きの玩具としては、時間が経つと手り
ゅう弾が爆発音を出して割れたり、恐竜の卵が割れて中
から恐竜が飛び出してくる玩具があった。
また、一方において室内パーティ等で複数の参加者が一
同に会してハラハラドキドキしながら遊べる玩具とし
て、参加者一人一人が玩具に人形やスティックを付加し
たりし、玩具そのものに直接的に動作を行い、失敗する
と人形や水が飛び出してくる玩具が存在している。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記時限装置付きの玩具では、時間が経
過するまでは何ら動作がないので興きに欠け、また参加
者が玩具に人形やスティックを付加していくものでは、
参加者の技巧が介入するもので、初心者では熟練者に比
べ不利であった。
本願考案は、上記の点に鑑み参加者の技巧の介入を寄せ
付けずに、複数の人々がハラハラドキドキしながら動き
のある玩具で時間が来るのを待ち時間経過後に痛烈な動
作を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は基台上を回動する人形等の肩部から巻取部を外
部に出し、クラッカー等を人形の腕部に固定し巻取部に
クラッカー等の紐を巻き付けたもので、人形等の内部に
機構部を設けた原動手段から発生する原動力により基台
上を回動する回動手段と、該原動手段からの動力を用い
て駆動するタイマー手段と、外部から与えられた力を蓄
積する蓄力手段と、該蓄積された力を動力にして巻取り
を行う巻取り手段と、該蓄力手段を開放し蓄積された力
で巻取り手段を動作させる開放手段からなり、該開放手
段はタイマー手段より動作される構造を有する。
(作用及び効果) 上記構成によれば、人形の右腕を上に振りあげネジを巻
き外部から力を右肩部の蓄力手段に与え、右手のピスト
ルにクラッカー等を固定し、クラッカー等の紐を右肩か
ら突出している巻取手段に巻いて動作スイッチを入れる
と、機構部内のモーター等の原動力により回動手段が動
作して、人形がゆっくりと基台上を回り、原動力により
動作しているタイマー手段がある時間を過ぎると、先に
巻いた蓄力手段の力を開放手段を通して巻取取手段を開
放し、巻取部を回転させクラッカー等の紐を急激に巻取
りクラッカー等を破裂させるものである。
従って本考案の玩具においては、クラッカー等を同玩具
に装着しクラッカー等の紐を巻取部に巻付け動作させる
ことにより、人形自体が基台上をゆっくり回転するの
で、遊戯者には十分に同玩具の回転動作を楽しめると共
に、いつ破裂するか知れないクラッカー等をやり過ごそ
うとハラハラドキドキさせられる。
(実施例) 本考案の実施例を図面に基づき説明する。第1図は本考
案の時限装置付動作玩具の外観側面図であり、デフォル
メ化したマフィアの人形1が右手にピストル2を持って
円形の土台3の上に靴4を履いて立ち帽子5の上にはカ
ラス6が留まっており、背中にスイッチボタン7がつい
て人形1の全体が該土台3上で時計回りに回転するよう
になっている。
本考案玩具の動作機構を第2図ないし第7図に基づき詳
細に説明する。
土台3は円錐台形をしており、表面にはレンガ状の装飾
が施されている。土台上側は開口しており内部にターン
テーブル8が形成されていて、ギアボックス9が摺動回
転する。該ターンテーブル8は土台の上側中心部が円錐
台の上面の径の半分程の径の円筒状に刳り貫かれた上側
円筒内壁10となっており、下側は上側円筒の径のさらに
半分程の径の円筒で土台底面近くまで刳り貫かれた下側
円筒内壁11で、上下の円筒の境界にあたる土台内部に環
状の水平段部12を形成し、該水平段部12には上側円筒内
壁10の近傍の位置に上面にラック13を設けた壁部14を水
平段部12に沿って周設してある。
ギアボックス9を函体を成しており左右に分割され機構
部分がその内部及び外部に取り付けられており、函体の
下部の円筒部15がターンテーブル8の下側円筒内壁11に
嵌合摺動し、ギアボックス側面から突出した駆動平歯車
16がターンテーブル壁部14上のラック13に歯合し回転す
る。
ギアボックス9には人形1が固定されるべく、ギアボッ
クス9の後方側壁上側中央に横設された凸部17が人形の
首部の内側内面に設けた凹部18に嵌合固定され、首部の
前、右、左の三方より支え板19が横設されておりギアボ
ックス9の上部壁面を保持している。さらに人形胴体の
腰部内面からも四方より支え板20が横設されておりギア
ボックス9の下方壁面を保持している。
従って、ギアボックス6が土台のターンテーブル8上を
回転することにより、人形1本体も同様に回転させるこ
とができる。
人形1本体は顔と胴体が一体となっていて前後に分割成
形され、胴体内部にはギアボックス9が収まる空間とな
っており、後頭部には外側から電池21が収納できる電池
室22が形成されており、蓋体23が係留片24により固定さ
れる。さらに頭部上側は中央に穴が開いた水平面25とな
っており、後記する音声スイッチ回路基板26が取付けて
あり、該水平面25に円環壁27が周設してある。
人形1の下方には、その底面の中央に前述のギアボック
ス9の水平断面より大きい形状で開口しており、開口28
の縁には下方に向けて周壁29が設けられている。
靴4は平面がりんごの縦断面形状をした基台であり、前
記土台面のターンテーブル8を十分に塞ぐことができ、
中央には人形1本体の下面の開口28の周壁29に沿った穴
30が開けられており、穴30には周壁31が設けられてい
る。靴4は人形胴体下側の周壁29に靴の周壁31が外装さ
れ嵌合固着し、人形1の胴体はギアボックス9に固着さ
れ、土台3のターンテーブル8上を回転する。靴底32は
土台3の上面近傍に位置しており、人形1がターンテー
ブル8を回転する際でも靴底32が土台3の上表面33に接
することがない。
人形1はソフトタイプの帽子5をかぶっており、該帽子
5のつばの周りに下方に向けて設けられた円環壁34が、
前記人形の頭の円環壁27と嵌合し固着されている。帽子
5の上面は平らな中央部には上側に向かって後記する音
声マイク35の径に沿った円筒36が設けられ、該円筒36を
通じて帽子5の内部とつながっている。該円筒36内には
音声マイク35が上側に向けて嵌入し固定され、該音声マ
イク35は音声スイッチ回路基板26に接続されており、ス
イッチボタン7を入れることにより動作する。
帽子5の上には、くちばし37を開けたカラス6が帽子5
の上部に設けられている円筒36を包みこむ形に人形1の
正面向きに固定されており、カラス6のくちばし37から
該円筒36に向けてL字状の開筒38がからす6の胴体に形
成されている。これは人形正面方向から円筒36に入って
くる音を音声マイク35に導くためである。
音声マイク35は外部から入力される音を電気信号に変換
し、予め定められた信号値よりも大きい電気信号が入力
された場合にモーター駆動電圧を定められた時間だけ倍
増し、人形1の回転駆動を早めさせる。
機構部は、外部から力を与えこの力を一時蓄積する蓄力
機構39と、蓄積された力を用いて巻取りを行う巻取機構
40と、人形1を土台3上で回転させる回転機構41と該蓄
力機構39を開放させる開放機構42と人形1の回転を止め
るタイマー機構43とから成り立っている。
前記の蓄力機構39及び巻取機構40は人形1の右肩44から
ギアボックス9に貫通して左肩内部壁45に向けて水平に
軸架されている角軸46に取り付けられた各種部材から成
り立っている。
第4図において、機構部を説明すると同図は第3図にお
けるギアボックス9を同一方向からみた分解斜視図を示
している。
人形1の右肩44(第4図では後方側)からギアボックス
9を貫通して左肩側(第4図では手前側)に向けて断面
が四角の角軸46が軸架される。
前記角軸46は、手前側軸端47に爪車48が軸着固定されて
あり、時計回りに回転しない様に後記する解除片49付き
のストッパー50がギアボックス手前の外壁中央右寄りの
位置に横架された極太ピン51に回動自在に嵌合される。
ギアボックス内の角軸46には、ローラ状のばね受け52が
嵌入固定されている。該ばね受け52はその手前側の一端
がギアボックス壁面の丸穴53に回転自在に嵌合して角軸
46を軸支しており、後方側のローラ部にコイルばね54が
遊挿されローラ面手前端に立設された係止部55に該コイ
ルばね54の手前側の端部を固定している。
ばね受け52の後方側には、二重爪車56が角軸46に対して
回転自在に嵌入されている。二重爪車56の手前側には外
歯爪車57であり、ギアボックス内壁面から突設されてい
る爪ロッド58により反時計方向に回転しない様になって
いる。該外歯爪車57の手前側端部には、前記コイルばね
54の端部を固定し、二重爪車56を時計方向に回すことに
より、該ばね受け52に固定されているコイルばね54を巻
き回転力を蓄えた状態に保ち、角軸46を時計方向に付勢
せしめている。
二重爪車56の後方側は外歯爪車57と同軸の内歯爪車59と
なっている。前記二重爪車56の後方側の内歯爪車59側に
はピニオン付送り爪車60が角軸46に回転自在に嵌入され
ている。
ピニオン付送り爪車60は手前側が該内歯爪車59に適合す
る送り爪車61となっており、二重爪車56を時計方向に回
転させる。該ピニオン付送り爪車60の後方側にはピニオ
ン歯車62が形成されており、ギアボックス9の後方側の
丸穴63から外側に突出している。
ギアボックス9の後方外側には、遊星歯車装置64が角軸
46の回りに設けられている。前記ピニオン付送り歯車60
は遊星歯車の外歯として用いられる。遊星歯車の腕65に
は2つの軸66が突出され、一対の遊星歯車67が軸支され
ている。遊星歯車67の内歯車68がギアボックス壁面にビ
ス69により固着されており、該内歯車68の後方面には丸
穴70が開口している。該腕65の後方側には肉厚の中空円
筒部71が角軸46に沿って設けられ、該中空円筒部71の端
部側面には切欠72が設けられ、人形1の右肩44から人形
外部に突出し、人形1の右腕部73の肩部44に嵌合され
る。
遊星歯車67の腕65の円筒中空部71には、該中空部内面に
摺動回転する巻取部74が挿入されて角軸46の端部に軸着
固定される。巻取部74は右肩44の切欠穴75より肩の外部
に突出しており、その端部にはスリット76が設けられて
いる。
人形1の右腕部73は、肩部で遊星歯車67の腕65の円筒中
空部71の切欠72に合わせて嵌合され、右手部77にはピス
トルの銃身を模した円筒78が固着してある。操作者は人
形1の右腕部73を手前から手を振り上げるようにして後
方側に百八十度回転させると、右肩44に嵌合されている
中空円筒部71を時計方向に回転させる。すると中空円筒
部71は遊星歯車67の腕部65と一体になっているので遊星
歯車装置64の働きにより二重爪車56を数回回転させるこ
とができ、ばね受け52に固定されているコイルばね54に
回転力を蓄え角軸46を時計方向に付勢せしめる。
その後に、人形の右腕部73を上に戻しても二重爪車56の
作用によりコイルばね54に回転力を保持したままであ
る。
人形1の右手部77に固定されたピストル2の銃身79を上
に向けて市販の円錐形のクラッカー80を銃身79に挿入し
定着され、銃身後部の開口81からクラッカー80の紐81を
出して前記巻取部74のスリット76に倦着する。
以上述べたとおり蓄力機構39は人形1の右腕部73に嵌合
された遊星歯車装置64、ピニオン付送り爪車60、二重爪
車56、コイルばね54からなり各々角軸46に対し回転自在
になっており、巻取機構40は角軸46に各々固着された爪
車48、ばね受け52、巻取部74から構成される。
次に人形1を土台3上で回転させる回転機構41を説明す
ると、ギアボックス9内の角軸46に設けられた前記蓄力
機構39及び巻取機構40の下側空間には第4図で示す通
り、中央近傍が仕切板82で仕切られ、右側にモーター83
が取り付けられ、左側にはモーター軸84に直交した歯車
列85が軸支されている。
モーター軸84には、ギアボックス後方壁の丸穴86から外
側に突出してその先端にはピニオン歯車87が嵌着されて
いる。該ピニオン歯車87には平歯車88が噛合されてお
り、該平歯車88の軸89にはギアボックス9を貫通し軸支
されており、その端部はギアボックス内でウォーム90を
貫通し嵌着している。ウォーム90はギアボックス底側の
駆動軸91に貫通嵌着されているウォーム歯車92に噛合し
ている。
該駆動軸91はギアボックス9の両側に突出していて、ギ
アボックス右壁に嵌合し回転する軸受93を貫通して嵌着
され、該軸受93の右側には駆動平歯車16が回転自在に取
り付けられ駆動軸右端部94には止輪95が嵌着されてい
て、該軸受93に圧縮コイルばね96が倦着されており駆動
平歯車16側に駆動軸91に遊嵌されているスペーサ97を軸
方向に押圧し、該スペーサ97は駆動平歯車16に摺接し、
クラッチ機構98を構成している。
このクラッチ機構98は、駆動平歯車16が回転中に無理な
力が加わった場合にモーター83に過負荷をかけないため
である。従って、正常な回転動作時にはモーター83の駆
動力を軸受93に回転として伝え、該軸受93に倦着されて
いる圧縮コイルばね96で駆動平歯車16を押圧し回転さ
せ、土台3のターンテーブル8に周設された壁部14のラ
ック13と歯合し回転する。
他方駆動軸91の左側にはギアボックス左壁に嵌合し回転
する軸受99が貫通し嵌着されている。該軸受99にはギア
ボックス内側にピニオン100が同軸に形成されている。
さらに駆動軸左端部101には平歯車102が該駆動軸91に対
し回転自在に軸着されている。該平歯車102は駆動軸左
端部101で止輪103を嵌着して、前述の土台3のターンテ
ーブル8の壁部14のラック13上を駆動平歯車16の回転に
従って回転する。
ギアボックス9の前後両側の壁には駆動軸91に直交する
位置にピン104が突出され、車輪105が回転自在に取り付
けられ、ピン端部には止輪106が嵌合され土台3のター
ンテーブル8上の前記壁部14の内側の水平段部12に接し
ている。従って、ギアボックス9は駆動軸91に軸着され
た駆動平歯車16及び平歯車102、2つの車輪105によって
支持され、さらに土台3底部の下側円筒内壁11にギアボ
ックス下部の円筒部15が摺動嵌合しているので、土台3
のターンテーブル8を回転することができる。
次に人形1の回転を止めるタイマー機構43を説明する
と、 ギアボックス内中央右側の歯車室107に駆動軸91に並行
に上下にカム軸108、中間軸109が位置していて、各々の
軸に軸着された歯車列85が軸に対し回転自在に遊着され
る。駆動軸91に固定されたピニオン付軸受99のピニオン
100が前記歯車列85に噛合しており、歯車列85の最終端
の平歯車110は上方のカム軸108に貫通し嵌着されていて
ギアボックスの右側壁において外側にカムが嵌着され
る。前記カム111はギアボックス右壁中央の角穴112に軸
支されている。
該カム111は三重構造から成り、中央部が円板カム113で
ありギアボックス側が爪車114で、他方がピン歯車115と
一体形成されており、該円板カム113の外径はギアボッ
クス側面の幅よりも若干大きくなっている。
第5図に示すギアボックス9の右側面図において、カム
111の中央部の円板カム113には外周面116に5ケ所の欠
切117を設けてあり、欠切117の位置はカム軸108からの
角度が各々異なる位置に配置され、該欠切117の形状は
外周面116に向けて広く、底部が狭い三角形状になって
いる。
前記円板カム113の表側面壁118には、各欠切117の右側
近傍に円板の外周面116に接してピン119が立設されてピ
ン歯車115を形成している。
さらに、第4図において該円板カム113の裏側面壁120に
は円板の外径より、ひとまわり小さく、ギアボックス壁
面に接する径の円環121が軸を中心に周設してあり、円
環121の外周面122上には該円板カム113の各欠切117から
円環側からみて時計方向でカム軸108からの角度が百度
の位置に爪123が円板カム113の外径まで立設されて爪車
114を形成している。
前記爪車114は、ギアボックス9の左側から爪123だけを
突出して回転し、爪123で該述のストッパー50の解除片4
9の右端124を上方から押して爪車48のストッパー50を解
除する開放機構42を作用させる。
カム111のピン歯車115の前方には第3図及び第6図に示
す通り該円板カム113の外周面111の上点と該スイッチボ
タン7の端に円板125を設け該円板外周面126の上点127
の位置が合わせ、該スイッチボタン7は人形1の背中中
央部分の丸穴128から把持部129を人形1の外部に突出し
てカム軸108に並行に丸穴128に回転自在に嵌合されてい
る。
スイッチボタン7は、円板125の後方の壁面の外縁の一
部に突部130が横設され、該突部130の横設場所より該円
板125の円周上百八十度の円板125の側面から時計回りに
四分の一周分に係止片131が形成され、該円板125の手前
の壁面には円柱形の把持部129が円板の中心に横設され
る。
前記丸穴127に回転自在に嵌合され人形1の外部に突出
しているスイッチボタン7の円板後方壁面の突部130は
真上に回転した位置で、前記円板カム113の外周面116と
水平方向同一の位置にある。
人形1の背中部の内部にはスイッチボタン7の円板125
の係止片131を係止して、該スイッチボタン7の円板125
の周縁の左右両側に係止ピン132が併設されている。
該カム111のギアボックス壁面の上方右側には接点支持
片133が横設され、接点支持片右側には内側から絶縁部
材134を挟み一組みのL字状の金属製の接点片135、136が
ビス137により絶縁固定され、円板カム113の上方に水平
に横設されている。該円板カム113の側面の上点127には
接点片136が該円板カム113を押圧し接しており、接点片
の終端には上側に向けて爪138が折設されて内側の接点
片135の端と接している。円板カム113の真上に接する位
置で接点片136には下側に向けて該円板カム113の欠切11
7に嵌合する屈曲部139が形成されており、円板カム113
の欠切117に出会うと該接点片136を押し下げ、接点片13
6の底部を下げ、内側の接点片135から離れる。
上記の一組の接点片135、136が互いに接触することによ
りモーター回路及び音声スイッチ回路の電源スイッチが
オン状態になる。
スイッチボタン7の動作順序を第5図に基づいて説明す
ると、人形1の背中中央から外部に突き出した該スイッ
チボタン7の把持部129を右に回すと突部130が円板カム
113の欠切117に落ちていた接点片136の屈曲部139を上側
に押上げ、接点片136の爪138が内側の接点片135に接触
し、通電状態となりモーター83が駆動されカム111が右
回りに回転し、円板カム113の欠切117の右側近傍に横設
されたピン歯車115のピン119がスイッチボタン7の突部
130を左側に押し、該スイッチボタン7を左に回し元の
状態に戻す。
円板カム113の外周面116は、接点片136の屈曲部139を摺
動して、円板カム113の裏側の爪車114で開放機構42を開
放した後に次の円板カム113の欠切117が真上まで回転し
て、接点片136の屈曲部139が欠切117に落ちてモーター
駆動回路を開放する。
モーター駆動時間は、円板カム113の欠切117の間隔が各
々異なるために5つの欠切117では4種類に設定され
る。
次に開放機構42について第2図および第4図に基づき説
明する。
開放機構42は前記タイマー機構43のカム111の爪車114の
爪123の働きを角軸46の手前側軸端47に嵌着されている
爪車48の爪を外す構造である。
第4図においてギアボックス手前の外壁中央右寄りの位
置に設けれた極太ピン51のやや下方のギアボックス外壁
の右縁には下方向けてスロープ片140が横設されてい
る。
ストッパー50は前記極太ピン51に嵌合する軸受部141の
右側に解除片49の支持部142を設け、該支持部142の上肩
に爪部143を上方左に向けて形成されている。
該支持部142の裏側内部には上下方向両端に図示略の軸
受144が設けられ、該当支持部142の右側壁面145は上下
の軸受間隔の幅に開放されており、支持部142内には解
除片49の矩形短辺側面には軸部146が設けられ、該軸受1
44に軸支されている。
前記解除片49は、該支持部142の右側壁面145の開放端よ
り外側に突出している。該解除片49の右端の側面は右下
に向けて斜面となっており、該側面には爪受部147が突
設され、該爪受部はギアボックス9の右側に突出してい
る。
解除片49は、その下端部148は前記スロープ片140の傾斜
開始位置にあり、該下端部148がスロープ片140を滑降す
ることにより、該解除片49は支持軸142を中心に多少は
前手前側に振れることが可能である。
前記解除片49は支持部142の右外側部分で手前側に向け
てピン149が横設されており、該ピン149とギアボックス
右壁の上部中寄りに立設されているフック150間に引張
コイルばね151を該ギアボックス9の壁面に沿って張架
している。この引張コイルばね151により解除片49が上
側後方に引張られており、解除片49を内設しているスト
ッパー50は爪部143で上側に引張力が加わっており、該
爪部143は前記の爪車48の爪に掛かり爪車48の逆転防止
爪として作用している。
ここでストッパー50に内設された解除片49は、その右端
部147がギアボックス右壁から突出しており、右壁に軸
支されるカム111の爪車114が回転するこにより下側に押
され、これによりストッパー50を時計方向に傾けさせ該
爪車48の爪を解除する。
カム111の爪車114の爪123が解除片49の右端部147を押し
下げることにより、解除片49の下端部148は前記スロー
プ片140の傾斜を滑り降りてギアボックス壁面より離
れ、解除片49は軸部146を中心手前側にに振れて、スト
ッパー50から爪車48の爪を解除した後に該カム111の爪
車114の爪123から外れ、引張コイルばね151の引張によ
り、元の位置に復帰しストッパー50を再び爪車48に掛止
めさせる。
次にクラッカーを破裂させる代わりに風船を割る風船割
り器152について第7図の分解斜視図に基づき説明す
る。
この機構の外径はピストル2の銃身79の径より大きい短
筒153に銃身79の内径と同一の円筒154からなり、該円筒
154の後方は円錐状となっていて、円錐155の頂点部156
は開口され、頂点の側面には欠切部157が設けられてい
て、風船割り器は152軸方向に2分割されておりビス158
によりネジ止めされて形成される。
さらに短筒153の端面159は閉鎖されていて、その中心の
みに小穴160が設けられて端面159の縁には円筒端外側に
向けて吸盤161が定着されている。
該機構部内部の中心には断面が角状のロッド162が円錐1
55及び円筒154の内部に設けられた支持壁163、164の中央
部の角状の欠切部165に軸方向に摺動可能に取り付けら
れる。該ロッド162には短筒153側にロッド針166がロッ
ド162の端に軸方向に固定されており、ロッド中程に
は、側面に円板状の壁部167が設けられ、該ロッド端の
円錐155側にはフック部168が形成されている。
該ロッド162は、ロッド針側に圧縮コイルばね169を壁面
167と短筒153側の支持壁163の間で該ロッド162に巻装
し、フック部側には同様に壁面167と円錐側の支持壁164
との間で、圧縮コイルばね70を巻装している。
同機構は人形1の右腕部73に固定される銃身79の開口に
円錐部側から短筒153が銃口に接するまで挿通し、銃身7
9に固定して、円錐155の欠切部157の開口からロッド162
を引き出し、該フック部168を包持する形状のスナップ1
71をフック部168に狭着させ、スナップ171の小穴172に
結ばれた紐173を人形1の右肩44の巻取部74のスリット7
6に巻着し、前記吸盤161には脹らませた風船174を短筒1
53の端面159の小穴160に位置するように吸着させ固定す
る。
人形1の右腕部73を振り上げてスイッチボタン7を入れ
ると人形1が土台3を回転しながら、スナップ171の紐1
73を巻着してある巻取部74が該紐173を巻取り、ロッド1
62のフック部168をロッド側の圧縮コイルばね170に抗し
て引張り出し、該圧縮コイルばね170が圧縮されると、
フック部168を狭着しているスナップ171が弾性変形しフ
ック部168から外れる。
すると、ロッド162は該圧縮コイルばね170に付勢され
て、ロッド針方向に飛び出しその勢いでロッド針166が
ロッド針側の圧縮コイルばね169を縮め、短筒153の端面
159の小穴160から外部に突出し風船174に突き刺さり風
船174を割る。風船174を割ったロッド針166はロッド針
側の圧縮コイルばね169の抗力により風船割り器152の内
部に戻されロッド針162は元の状態に戻る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の時限装置付動作玩具の外観側面図、第
2図は同玩具の内部構造を出した外殻中央側面断面図、
第3図は同玩具の分解斜視図、第4図はギアボックスの
構造を示す分解斜視図、第5図は同ボックスの背面図、
第6図は同ボックスの背後から視た斜視図、第7図は風
船割り器の分解斜視図である。 1……人形、2……ピストル、3……土台、4……靴、
5……帽子、6……カラス、7……スイッチボタン、8
……ターンテーブル、9……ギアボックス、10……上側
円筒内壁、11……下側円筒内壁、12……水平段部、13…
…ラック、14……壁部、15……円筒部、16……駆動平歯
車、17……凸部、18……凹部、19……支え板、20……支
え板、21……電池、22……電池室、23……蓋体、24……
係留片、25……水平面、26……音声スイッチ回路基板、
27……円環壁、28……開口、29……周壁、30……穴、31
……周壁、32……靴底、33……上表面、34……円環壁、
35……音声マイク、36……円筒、37……くちばし、38…
…開筒、39……蓄力機構、40……巻取機構、41……回転
機構、42……開放機構、43……タイマー機構、44……右
肩、45……左肩内部壁、46……角軸、47……手前側軸
端、48……爪車、49……解除片、50……ストッパー、51
……極太ピン、52……ばね受け、53……丸穴、54……コ
イルばね、55……係止部、56……二重爪車、57……外歯
爪車、58……爪ロッド、59……内歯爪車、60……ピニオ
ン付送り爪車、61……送り爪車、62……ピニオン歯車、
63……丸穴、64……遊星歯車装置、65……腕、66……
軸、67……遊星歯車、68……内歯爪車、69……ビス、70
……丸穴、71……中空円筒部、72……切欠、73……右腕
部、74……巻取部、75……欠切穴、76……スリット、77
……右手部、78……円筒、79……銃身、80……クラッカ
ー、81……紐、82……仕切板、83……モーター、84……
モーター軸、85……歯車列、86……丸穴、87……ピニオ
ン歯車、88……平歯車、89……軸、90……ウォーム、91
……駆動軸、92……ウォーム歯車、93……軸受、94……
駆動軸右端部、95……止輪、96……圧縮コイルばね、97
……スペーサ、98……クラッチ機構、99……ピニオン付
軸受、100……ピニオン、101……駆動軸右端部、102…
…平歯車、103……止輪、104……ピン、105……車輪、1
06……止輪、107……歯車室、108……カム軸、109……
中間軸、110……平歯車、111……カム、112……角穴、1
13……円板カム、114……爪車、115……ピン歯車、116
……外周面、117……欠切、118……表側面壁、119……
ピン、120……裏側面壁、121……円環、122……外周
面、123……爪、124……右端、125……円板、126……円
板外周面、127……上壁、128……丸穴、129……把持
部、130……突部、131……係止片、132……係止ピン、1
33……接点支持片、134……絶縁部材、135……接点、13
6……接点、137……ビス、138……爪、139……屈曲部、
140……スロープ片、141……軸受部、142……支持部、1
43……爪部、144……軸受、145……右側壁面、146……
軸部、147……爪受部、148……下端部、149……ピン、1
50……フック、151……引張コイルばね、152……風船割
り器、153……短筒、154……円筒、155……円錐、156…
…頂点部、157……欠切部、158……ビス、159……端
面、160……小穴、161……吸盤、162……ロッド、163…
…支持壁、164……支持壁、165……欠切部、166……ロ
ッド針、167……壁部、168……フック部、169……圧縮
コイルばね、170……圧縮コイルばね、171……スナッ
プ、172……小穴、173……紐、174……風船

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動手段から発生する原動力により基台上
    を回動する回動手段と、該原動手段からの動力を用いて
    駆動するタイマー手段と、外部から与えられた力を蓄積
    する蓄力手段と、該蓄積された力を動力にして巻取りを
    行う巻取り手段と、該蓄力手段を開放し蓄積された力で
    巻取り手段を動作させる開放手段からなり、該開放手段
    はタイマー手段より動作される構造を有する時限装置付
    動作玩具。
JP14033088U 1988-10-27 1988-10-27 時限装置付動作玩具 Expired - Lifetime JPH0623356Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0261397U JPH0261397U (ja) 1990-05-08
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