JPH06233411A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置

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JPH06233411A
JPH06233411A JP1444093A JP1444093A JPH06233411A JP H06233411 A JPH06233411 A JP H06233411A JP 1444093 A JP1444093 A JP 1444093A JP 1444093 A JP1444093 A JP 1444093A JP H06233411 A JPH06233411 A JP H06233411A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動力源としてエンジンと電気モータとを併用
するハイブリッド車両において、エンジントルクの急変
を防止して排気ガス中の有害成分の低減を図った制御装
置を提供する。 【構成】 運転者によって操作されるアクセルペダルの
踏込み量に応じたアクセル開度で表わされる目標トルク
値に基づいて、エンジントルクTeとモータトルクTm
との合成トルクTpをフィードバック制御するととも
に、目標トルク値の変化時に、エンジントルクTeの変
化がモータトルクTmの変化よりも小さくなるように、
エンジンおよび電気モータを制御する制御手段を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動源としてエンジン
と電気モータとを併用するハイブリッド車両の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭58-198104 号公報に開示
されているように、駆動源としてエンジンと電気モータ
とを併用するハイブリッド車両が知られている。
【0003】このハイブリッド車両は、図28に示すよう
に、エンジン(内燃機関)と電気モータ(以下「モー
タ」と呼ぶ)とを出力軸に並列に接続し、エンジンのス
ロットル開度とモータの電気子電圧とを所定の関係を保
ちながら制御するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に車両
用エンジンでは、排気ガス中に含まれるCO,HC,N
X 等の有害成分を淨化するために、排気通路に三元触
媒よりなる触媒コンバータを設けているが、この三元触
媒でCO,HC,NOX の3成分に対し同時に高い淨化
率を得るためには、空燃比を理論空燃比付近の狭い領域
内に正確に制御する必要がある。このため、エンジンの
排気通路に設けた空燃比センサ(O2 センサ)によって
排気ガス中の酸素濃度を検出し、空燃比が理論空燃比に
なるように、マイクロコンピュータよりなるコントロー
ラが燃料噴射弁からの燃料噴射量をフィードバック制御
している。
【0005】しかしながら、このような空燃比制御を行
なっているエンジンにおいても、以下に述べるような問
題がある。
【0006】(1) 加減速時にエンジン吸気系の燃料輸送
遅れにより、エンジン気筒内の空燃比が所定の値(理論
空燃比または希薄空燃比)からずれ、触媒の排気浄化率
が低下して排気ガス中のHC,COが増加する。
【0007】(2) エンジンの特性(例えば吸気系の燃料
輸送遅れ特性等)のバラツキにより、空燃比が所定の値
からずれ、触媒の排気浄化率が低下して排気ガス中のH
C,COが増加したり、運動性能が低下したりする。
【0008】(3) 雪道等の低μ路で車輪のスリップを抑
制するトラクションコントロールを行なうとき、エンジ
ンのトルクが急変すると、上記と同じ理由で排気ガス中
のHC,COが増加する。
【0009】(4) 冷間始動時に、エンジン内で燃焼エネ
ルギーが失われると、触媒の暖機すなわち活性化が遅れ
排気ガス中のHC,COが増加する。
【0010】上記の事情に鑑み、本発明の第1の目的
は、動力源としてエンジンとモータとを併用するハイブ
リッド車両において、エンジントルクの急変を防止して
排気ガス中の有害成分の低減を図った制御装置を提供す
ることにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、冷機始動時
における排気ガス中の有害成分の低減を図ったハイブリ
ッド車両の制御装置を提供することにある。
【0012】さらに本発明の第3の目的は、オーバーシ
ュートの無い良好な応答性を備えたハイブリッド車両の
制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド車両の制御装置は、請求項1に記載されているよう
に、運転者によって操作される出力制御手段の操作量に
応じて決定される目標トルク値に基づいて、エンジント
ルクとモータトルクとの合成トルクを制御するととも
に、上記目標トルク値の変化時に、エンジントルクの変
化がモータトルクの変化よりも小さくなるように、上記
エンジンおよび上記電気モータを制御する制御手段を備
えてなることを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、請求項2に記載されている
ように、請求項1の構成において、上記制御手段による
上記エンジンおよび上記電気モータの制御は、上記合成
トルクのフィードバックに基づいて行なわれ、かつエン
ジンのフィードバックゲインがモータのフィードバック
ゲインよりも小さい値に設定されてなることを特徴とす
るものである。
【0015】さらに本発明は、請求項1または2の構成
に加えて車輪のスリップ状態を検出するスリップ検出手
段を備え、上記制御手段は、上記スリップ検出手段によ
り車輪スリップが検出された場合に、モータトルクの低
下度をエンジントルクの低下度よりも大きくする態様
で、上記合成トルクを制御することを特徴とするもので
ある。
【0016】さらに本発明は、請求項4に記載されてい
るように、排気通路に空燃比センサを備えたエンジンと
電気モータとを動力源として併用するハイブリッド車両
の制御装置において、運転者によって操作される出力制
御手段の操作量に応じて決定される目標トルク値に基づ
いて、エンジントルクとモータ出力トルクとの合成トル
クを制御するとともに、上記空燃比センサにより検出さ
れた空燃比の目標空燃比からのずれ量が所定値以内とな
るようにエンジントルクとモータトルクとの分配比を調
整する制御手段を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0017】さらに本発明は、請求項5に記載されてい
るように、排気通路に排気ガス浄化用の触媒を備えたエ
ンジンと電気モータとを動力源として併用するハイブリ
ッド車両の制御装置において、始動時に、上記エンジン
に対する燃料供給を遮断した状態で、該エンジンを上記
電気モータにより回転させ、該エンジンの回転数が所定
値まで上昇した時点で、該エンジンに対する燃料供給を
開始するとともに、上記触媒の温度上昇率が最大になる
ように上記エンジンの点火時期を制御する制御手段を備
えてなることを特徴とするものである。
【0018】さらに本発明は、請求項6に記載されてい
るように、動力源としてエンジンと電気モータとを併用
するハイブリッド車両の制御装置において、運転者によ
って操作される出力制御手段の操作量に応じて決定され
る目標トルク値に基づいて、エンジントルクとモータト
ルクとの合成トルクをフィードバック制御する場合に、
エンジンおよびモータのモデルを予め設定するととも
に、状態観測器によってエンジンおよびモータの内部状
態量を推定し、該推定に基づきフィードバック量を決定
してフィードバック制御を行なう制御手段を備えてなる
ことを特徴とするものである。
【0019】さらに本発明は、請求項6に記載された構
成において、エンジンのフィードバックゲインがモータ
のフィードバックゲインよりも小さい値に設定されてな
ることを特徴とするものである。
【0020】さらに本発明は、請求項8に記載されてい
るように、請求項6または7に記載された構成におい
て、上記制御手段が、制御中における目標値および実測
値からエンジンおよびモータのモデルを同定し、該モデ
ルを用いてエンジンおよびモータの内部状態量を推定す
ることを特徴とするものである。
【0021】さらに本発明は、請求項9に記載されてい
るように、動力源としてエンジンと電気モータとを併用
するハイブリッド車両の制御装置において、目標車速に
基づいてエンジントルクおよびモータトルクを調整して
車速をフィードバック制御する場合に、エンジンおよび
モータのモデルを予め設定するとともに、状態観測器に
よってエンジンおよびモータの内部状態量を推定し、該
推定に基づきフィードバック量を決定してフィードバッ
ク制御を行なう制御手段を備えてなることを特徴とする
ものである。
【0022】さらに本発明は、請求項10に記載されてい
るように、請求項9に記載された構成において、エンジ
ンのフィードバックゲインがモータのフィードバックゲ
インよりも小さい値に設定されてなることを特徴とする
ものである。
【0023】
【作用および効果】請求項1〜4に記載された発明によ
れば、目標トルク値の変化時に、モータトルクは大きく
変化するが、エンジントルクは緩やかに変化するため、
空燃比のずれ量が少なくなり、HC,CO等の有害成分
の排出量を低減することができる。
【0024】また、請求項5に記載された発明によれ
ば、冷間始動時に触媒が速やかに暖機されるので、触媒
の未活性化によるHC,CO等の有害成分の排出を抑制
することができる。
【0025】さらに請求項6〜10に記載された発明によ
れば、有害成分の排出を抑制しつつ制御の応答性を向上
させることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0027】図1は本発明の第1実施例によるハイブリ
ッド車両の制御装置の構成を示すブロック図で、図2は
そのPIフィードバック制御システムを示すブロック線
図である。
【0028】本実施例においては、エンジントルクTe
とモータTmとの合成トルクTpを滑らかに制御するた
めに、合成トルクTpをフィードバックし、運転者によ
って操作される出力制御手段であるアクセルペダルの操
作量すなわちアクセル開度によって表わされる目標トル
ク値aと比較して、エンジンの入力t(スロットル開
度)およびモータの入力v(電気子電圧)を調整して、
合成トルクTpが目標トルク値に追従するようにフィー
ドバック制御している。
【0029】なお、図2において、Kie,Kpeはそれぞ
れPIフィードバック制御におけるエンジンのフィード
バックゲイン(フィードバックの定数)の積分項および
比例項を示し、Kim,KpmはそれぞれPIフィードバッ
ク制御におけるモータのフィードバックゲインの積分項
および比例項である。
【0030】本実施例は、加減速時におけるエンジン吸
気系の燃料輸送遅れにより、エンジン気筒内の空燃比が
所定の値からずれるのを防止するための制御システムで
あり、その特徴とするところは、エンジンのフィードバ
ックゲインKie,Kpeをモータのフィードバックゲイン
Kim,Kpmよりも低く設定する点にあり、これによっ
て、図3に示すように、モータトルクTmの変化を大き
くする代りに、エンジントルクTeの急激な変化を抑制
し、これによって排気ガス中のHC,COの増加を抑制
することができる。
【0031】本実施例においてコントローラが実行する
制御ルーチンのフローを図4に示す。
【0032】図4のフローチャートでは、まず積分器の
出力Iを初期化し、アクセル開度によって表わされる目
標トルク値aおよび合成トルクTpを検出する。次にa
とTpとの差eを求め、積分を行なってIの値を算出す
る。次にエンジン入力tおよびモータ入力vを演算し、
t,vを出力する。そして次のステップの判定が「YE
S」になるのを待って次回の制御サイクルを実行するよ
うになっている。
【0033】次に、図5および図6は、本発明の第2実
施例によるハイブリッド車両の制御装置の構成を示すブ
ロック図およびPIフィードバック制御システムを示す
ブロック線図である。
【0034】本実施例は、排気系に設けられた空燃比セ
ンサから得られる実空燃比の目標空燃比からのずれ量に
応じて、エンジンとモータとのトルク分配特性を修正す
るようにしたものであり、エンジンの特性のバラツキに
より、HC,COが増加したり、運動性能が低下したり
するのを防止するための制御システムである。
【0035】図6では、図2に示す制御系に加えて、空
燃比センサで検出した実空燃比を目標空燃比と比較して
その差の絶対値s(abs) を求め、その絶対値sが所定定
数g1より大きい場合、定数g2,g3をフィードバッ
クゲインKie,Kpeからそれぞれ減算している。すなわ
ち、実空燃比の目標空燃比からのずれ量が大きい程、エ
ンジンのフィードバックゲインをさらに減少させ、これ
によって、図7に示すように、アクセル開度によって表
わされる目標トルク値aの変化に対して、エンジントル
クTeの変化度合をさらに低下させて、HC,COの増
加を防止し、かつモータトルクTmの変化度合を大きく
して運動性能の低下を防止している。
【0036】本実施例においてコントローラが実行する
制御ルーチンのフローを図8に示す。
【0037】図8のフローチャートでは、積分器の出力
Iを初期化し、かつエンジンフィードバックゲインKi
e,Kpeに初期値をセットした後、実空燃比を検出し
て、目標空燃比との差の絶対値sを求め、このsの値が
定数g1より大きい場合に、エンジンのフィードバック
ゲインKie,Kpeから定数g2,g3を減算している。
以降の制御フローは図4に示すフローと同一である。
【0038】図9および図10は、本発明の第3実施例に
よるハイブリッド車両の制御装置の構成を示すブロック
図およびPIフィードバック制御システムを示すブロッ
ク線図である。
【0039】本実施例は、車輪のスリップを抑制するト
ランクションコントロールを行なうときの、エンジント
ルクの急変を抑制して、触媒の排気浄化性能の低下を防
止する制御システムである。
【0040】すなわち、スリップコントロールでは、車
輪のスリップ率を検出する信号に基づいて、目標トルク
値aを下げることにより、合成トルクTpを急激に低下
させるのであるが、そのとき図11に示すように、急激な
出力トルクの低下分の大部分はもっぱらモータトルクT
mを急激に低下させることによって充当し、エンジント
ルクTeは緩やかに低下するように制御するものであ
る。
【0041】本実施例においてコントローラが実行する
制御ルーチンのフローを図12に示す。
【0042】図12のフローチャートでは、まず車輪のス
リップ率s検出する。そしてこのスリップ率sが所定の
定数g1より大きい場合、該スリップ率sに所定の定数
g2を乗算したものを目標トルク値aから減算するよう
にしたものである。
【0043】本実施例の場合も、第1実施例と同様に、
エンジンのフィードバックゲインKie,Kpeをモータの
フィードバックゲインKim,Kpmよりも小さく設定する
ことにより、エンジントルクTeの急激な変化を防止し
ている。
【0044】さらに、図13は本発明の第4実施例により
ハイブリッド車両の制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0045】本実施例は、冷間始動時に、エンジン内で
燃焼エネルギーが失われると、排気通路に配設されてい
る触媒の暖機すなわち活性化が遅れて、HC,COが増
加することを防止するための制御システムであり、コン
トローラは、エンジンの点火系およびインジェクタを制
御している。
【0046】本実施例では、冷間始動時には、まずイン
ジェクタを動作させずに、すなわち、エンジンに対する
インジェクタからの燃料供給を遮断した状態で、図14に
示すように、モータトルクTmのみによってエンジン回
転数を上昇させ、エンジン回転数が所定の回転数に達し
た時点からエンジンに対してインジェクタを通じて燃料
を供給するとともに点火系を制御して、触媒温度の上昇
率が最大となるように点火時期を調節するものである。
【0047】本実施例においてコントローラが実行する
制御のフローを図15に示す。
【0048】図15のフローチャートでは、エンジンに対
する燃料供給を遮断した状態でモータの電気子電圧vを
所定電圧V0としてモータを回転させ、エンジン回転数
を上昇させる。エンジン回転数が目標回転数N0に達し
た時点でインジェクタからの燃料供給を開示するが、こ
れに伴って触媒温度TCを検出し、触媒温度上昇率dT
を演算する(TC′は前回の触媒温度)。次に、触媒温
度TCが最大になるように点火時期IGを調整しながら
(IG′は前回の点火時期、dT′は前回の触媒温度上
昇率、gは定数)、インジェクタから燃料噴射を行な
う。
【0049】本実施例によれば、冷間始動時において、
触媒を効率良く暖機することができるので、排気ガス中
のHC,COを低減することができる。
【0050】ところで、上述した第1〜第3の実施例は
すべてPIフィードバック制御システムである。ところ
が、上記PIフィードバック制御システムを含むPID
フィードバック制御システムは、例えば図3から明らか
なように、応答性の点で若干問題があることが知られて
いる。そして応答性を向上させようとすると、オーバー
シュートを発生し易いという問題を包含している。
【0051】上述の点に鑑み、以下の実施例では、PI
Dフィードバック制御システムに比較してはるかに制御
性の良好な状態フィードバック制御システムもしくは適
応制御システムを用いており、これによってこの種のハ
イブリッド車両におけるエンジンから排出される有害成
分を低減しつつ、制御の応答性を向上させている。
【0052】図16は本発明の第5実施例によるハイブリ
ッド車両の制御装置のフィードバック制御システムを示
すブロック線図で、前述した第1実施例の図1に示した
構成において、図2に示したようなPIフィードバック
制御システムに代えて、状態フィードバック制御システ
ムを用いることにより、第1実施例と同様の目的をより
応答性良く達成しようとするものである。
【0053】すなわち本実施例では、エンジンおよびモ
ータの動特性モデルを予め設定するとともに、オブザー
バ(またはカルマンフィルタ)と呼ばれる状態観測器に
よって、エンジンおよびモータの内部状態量(充填効
率、電気子電流等)を推定し、エンジンおよびモータの
モデルの次数に応じた複数の状態量(ベクトル量)に応
じてフィードバックゲインKce,Kcm(ベクトル量)を
乗じ、フィードバック量を決定して、フィードバック制
御を行なうようになっている。
【0054】このように、エンジンおよびモータの内部
状態量をフィードバックすることにより、図17に示すよ
うに、アクセル開度に対してオーバーシュートのない良
好な応答性が得られる。また、モータへのフィードバッ
クゲインKim,Kcmをエンジンへのフィードバックゲイ
ンKie,Kceよりも大きく設定することにより、エンジ
ンの急加速、急減速が抑制され、これによってエンジン
からの有害成分の排出量を低減することができる。
【0055】本実施例における制御フローの概要を図18
に示す。ここで、エンジンおよびモータの状態量をn個
とすると、 X:要素nの状態量のベクトル U:[t v] A:n×nの行列 B:n×2の行列 C:要素nのベクトル ここで、A,B,Cはエンジンおよびモータのモデルを
表わす定数である。
【0056】また、 f:オブザーバ(またはカルマンフィルタ)のゲイン
(要素nのベクトル) フィードバックゲインKie,Kce,Kim,Kcmの求め方
としては公知のリカチ式の解による方法等がある。その
際、エンジンの入力t(スロットル開度)よりもモータ
の入力v(電気子電圧)に重みをかけることにより、K
ie,KceよりもKim,Kcmを大きめに設定することがで
きる。
【0057】図19および図20に制御フローの具体例を示
す。
【0058】図21は本発明の第6実施例によるハイブリ
ッド車両の制御装置のフィードバック制御システムを示
すブロック線図で、状態フィードバック制御システムを
車速制御に適用した場合である。
【0059】本実施例においても、エンジンおよびモー
タの内部状態量をフィードバックして、エンジンおよび
モータの出力トルクを制御することにより、図22に示す
ように、目標車速に対してオーバーシュートのない良好
な応答性をもって車速VSPを制御することができる。
そしてこの場合も、モータへのフィードバックゲインK
im,KcmをエンジンへのフィードバックゲインKie,K
ceより大きく設定することによりエンジンの急加速、急
減速が抑制され、これによってエンジンからの有害成分
の排出量を低減することができる。
【0060】本実施例の概略的な制御フローを図23に示
す。図23のフローチャートは、図18の制御フローにおけ
る目標トルク値a(スロットル開度)および合成トルク
Tpをそれぞれ目標車速および車速VSPに置き換えた
ものである。
【0061】次に本発明によるハイブリッド車両の制御
装置の第7実施例について説明する。
【0062】上述の第5,第6実施例における状態フィ
ードバック制御システムでは、状態量推定のために、制
御対象であるエンジンおよびモータの正確な動特性モデ
ルが必要であるが、このような制御対象は、運転条件お
よび経時変化により大きく特性が変化するのみでなく、
制御対象ごとのバラツキがあるため、予め動特性モデル
を決定することが不可能なことがある。また、状態量か
ら入力を設定する際のゲインも、動特性が決定できない
ため、最適値に設定できないことがある。
【0063】そこで、制御中にモデルを同定し、そのモ
デルを用いて、オブザーバ(またはカルマンフィルタ)
により、エンジンの内部状態量(充填効率、電気子電流
等)を推定し、フィードバック量を決定するという適応
制御システムがこの種のハイブリッド車両における動力
源の制御システムとしてきわめて有効になる。
【0064】図24は第7実施例によるハイブリッド車両
の制御装置の適応制御システムを示すブロック線図で、
第5実施例と同様の目的を達成するものである。この適
応制御システムにより、経年変化あるいは製品のバラツ
キに関係なく、正確な状態制御を実行することが可能と
なる。
【0065】上記適応制御システムの簡単な事例とし
て、エンジンモデル、モータモデルをそれぞれ Te(K+1) =ge1・t(k) +ge2・t(K-1) +ge3・t(k-2) Tm(k+1) =gm1・v(k) +gm2・v(K-1) +gm3・t(k-2) とする。
【0066】ここで、k+1 ,k ,……は時刻列を表わ
す。また、Te,Tmはエンジンおよびモータの出力ト
ルクであり、Tp=Te+Tmであるとする。
【0067】状態空間表現は、以下の数1に示すように
なる。図25〜図27に制御フローを示す。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、 G=[ge1 ge2 ge3 1/ge1 1/ge2 1/ge3 gm1 gm2 gm3 1/gm1 1/gm2 1/gm3]′ b1〜b8は12要素の定数ベクトル hは同定のためのゲイン である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
【図2】同フィードバック制御システムを示すブロック
線図
【図3】同作用の説明に供するタイミングチャート
【図4】同制御ルーチンを示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図
【図6】同フィードバック制御システムを示すブロック
線図
【図7】同作用の説明に供するタイミングチャート
【図8】同制御ルーチンを示すフローチャート
【図9】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図
【図10】同フィードバック制御システムを示すブロッ
ク線図
【図11】同作用の説明に供するタイミングチャート
【図12】同制御ルーチンを示すフローチャート
【図13】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図
【図14】同作用の説明に供するフローチャート
【図15】同制御ルーチンを示すフローチャート
【図16】本発明の第5実施例のフィードバック制御シ
ステムを示すブロック図
【図17】同作用の説明に供するタイミングチャート
【図18】同制御フローを概略的に示すフローチャート
【図19】同具体的な制御フローの前半部分を示すフロ
ーチャート
【図20】同具体的な制御フローの後半部分を示すフロ
ーチャート
【図21】本発明の第6実施例のフィードバック制御シ
ステムを示すブロック線図
【図22】同作用の説明に供するタイミングチャート
【図23】同制御フローを概略的に示すフローチャート
【図24】本発明の第7実施例のフィードバック制御シ
ステムを示すブロック線図
【図25】同具体的な制御フローの前半部分を示すフロ
ーチャート
【図26】同具体的な制御フローの中間部分を示すフロ
ーチャート
【図27】同具体的な制御フローの後半部分を示すフロ
ーチャート
【図28】ハイブリッド車両の構成を示すブロック図
【符号の説明】
a トルク要求値(アクセル開度) Te エンジントルク Tm モータトルク Tp 合成トルク t スロットル開度 v 電気子電圧

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源としてエンジンと電気モータとを
    併用するハイブリッド車両の制御装置において、 運転者によって操作される出力制御手段の操作量に応じ
    て決定される目標トルク値に基づいて、エンジントルク
    とモータトルクとの合成トルクを制御するとともに、上
    記目標トルク値の変化時に、エンジントルクの変化がモ
    ータトルクの変化よりも小さくなるように、上記エンジ
    ンおよび上記電気モータを制御する制御手段を備えてな
    ることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段による上記エンジンおよび
    上記電気モータの制御が、上記合成トルクのフィードバ
    ックに基づいて行なわれ、かつエンジンのフィードバッ
    クゲインがモータのフィードバックゲインよりも小さい
    値に設定されてなることを特徴とする請求項1のハイブ
    リッド車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 車輪のスリップ状態を検出するスリップ
    検出手段を備え、上記制御手段は、上記スリップ検出手
    段により車輪スリップが検出された場合に、モータトル
    クの低下度をエンジントルクの低下度よりも大きくする
    態様で、上記合成トルクを制御することを特徴とする請
    求項1または2記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 排気通路に空燃比センサを備えたエンジ
    ンと電気モータとを動力源として併用するハイブリッド
    車両の制御装置において、 運転者によって操作される出力制御手段の操作量に応じ
    て決定される目標トルク値に基づいて、エンジントルク
    とモータ出力トルクとの合成トルクを制御するととも
    に、上記空燃比センサにより検出された空燃比の目標空
    燃比からのずれ量が所定値以内となるようにエンジント
    ルクとモータトルクとの分配比を調整する制御手段を備
    えてなることを特徴とするハイブリッド車両の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 排気通路に排気ガス浄化用の触媒を備え
    たエンジンと電気モータとを動力源として併用するハイ
    ブリッド車両の制御装置において、 始動時に、上記エンジンに対する燃料供給を遮断した状
    態で、該エンジンを上記電気モータにより回転させ、該
    エンジンの回転数が所定値まで上昇した時点で、該エン
    ジンに対する燃料供給を開始するとともに、上記触媒の
    温度上昇率が最大になるように上記エンジンの点火時期
    を制御する制御手段を備えてなることを特徴とするハイ
    ブリッド車両の制御装置。
  6. 【請求項6】 動力源としてエンジンと電気モータとを
    併用するハイブリッド車両の制御装置において、 運転者によって操作される出力制御手段の操作量に応じ
    て決定される目標トルク値に基づいて、エンジントルク
    とモータトルクとの合成トルクをフィードバック制御す
    る場合に、エンジンおよびモータのモデルを予め設定す
    るとともに、状態観測器によってエンジンおよびモータ
    の内部状態量を推定し、該推定に基づきフィードバック
    量を決定してフィードバック制御を行なう制御手段を備
    えてなることを特徴とするハイブリッド車両の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 エンジンのフィードバックゲインがモー
    タのフィードバックゲインよりも小さい値に設定されて
    なることを特徴とする請求項6記載のハイブリッド車両
    の制御装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、制御中における目標値
    および実測値からエンジンおよびモータのモデルを同定
    し、該モデルを用いてエンジンおよびモータの内部状態
    量を推定することを特徴とする請求項6または7記載の
    ハイブリッド車両の制御装置。
  9. 【請求項9】 動力源としてエンジンと電気モータとを
    併用するハイブリッド車両の制御装置において、 目標車速に基づいてエンジントルクおよびモータトルク
    を調整して車速をフィードバック制御する場合に、エン
    ジンおよびモータのモデルを予め設定するとともに、状
    態観測器によってエンジンおよびモータの内部状態量を
    推定し、該推定に基づきフィードバック量を決定してフ
    ィードバック制御を行なう制御手段を備えてなることを
    特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  10. 【請求項10】 エンジンのフィードバックゲインがモ
    ータのフィードバックゲインよりも小さい値に設定され
    てなることを特徴とする請求項9記載のハイブリッド車
    両の制御装置。
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