JPH0623337Y2 - パチンコ台の情報表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本案はパチンコ台の情報表示装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、打止台番号のみについて１箇所に表示する装置と
しては実公昭53-7804)号がある。

（考案が解決しようとする課題） 以上のような装置のように打止台番号だけの表示では遊
戯客に対するメッセージ効果が不十分であると共に従業
員が多種類のパチンコ台情報を確認する上で不便であ
る。

打止台のほかに開放台、サービス台、打止台等の文字を
変換して表示する場合は、文字表示板を取り替える等の
手間がかかる。

したがって本案はパチンコ台の開放台、サービス台、打
止台等多種類の文字情報と共にその情報に対する台番号
を共用表示できるパチンコ台の情報表示装置を得ること
を目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本案は以上のような目的を達成するために、次のような
パチンコ台の情報表示装置を提供するものである。

すなわち、パチンコ台の開放台、サービス台、打止台等
の文字情報を多面表示体の各々の面に個別に記載し、該
表示体を表示盤に組み込み、任意の表示面を駆動機構で
変換し、かつ、前記個別文字情報に対応した台番号を表
示した表示セグメントを用いて共用表示できる表示面を
前記文字情報面と併設し、該表示セグメントは軸を介し
て４５°の傾斜状態で枠体に支持され、かつ、永久磁石
を装着したマグネットホルダーと一体の支持アームに取
り付けられた磁気反転表示素子からなるパチンコ台の情
報表示装置である。

（作用） 本案のものによれば、文字情報面と台番号の表示面とが
文字盤にあるのでパチンコホールにおけるパチンコ台の
開放台、サービス台、打止台等の多種類の文字情報を変
換して表示し、その各情報に対応する台番号を共用して
表示される。

（実施例） 以下図面に示す実施例について説明する。

従来の打止台番号のみについて１箇所に表示する装置と
して実公昭53-7824)号がある。

すなわち、第６図に示すようにプリセットカウンターに
よって補給球を打止めするようになっており、指令室の
指令盤（１）におけるランプ（２）……（2n）のいずれ
かが点灯し、そのブザーが鳴ると打止め番号が解るので
その番号にしたがって管理人が打止め操作盤（３）のテ
ンキー（４）を押して打止台の番号を設定し、ロックボ
タン（７）を押すと記憶回路と走査回路を経て表示盤
（５）の空いている表示窓（６）に該当番号を可視表示
するようになっている。

しかして、打止め解除のときにはテンキー（４）によっ
て打止台の該当番号を操作し、解除ボタン（８）を押せ
ば表示窓（６）の該当番号が打ち消されるようになって
いる。

以上のように指令室に装置した打止め操作盤を操作する
ことにより表示盤によって打止め番号を可視表示できる
から、この表示盤をパチンコホールの見易い場所に設置
しておけば客と従業員に直ぐ目について便利であり新規
に入場した客にも直ちに解るという便宜がある。

しかしながら、打止台番号だけの表示だけでは客に対す
るメッセージ効果が不十分であると共に、従業員が多種
類のパチンコ台情報を確認する上で不便である。

本案は以上の点を改良し、パチンコ台の開放台、サービ
ス台、打止台等の多種類の文字情報を多面表示体を用い
て変換表示すると共に、その文字情報に対する台番号を
磁気反転表示素子からなる表示セグメントを用いて共用
表示するようにしたものである。

すなわち、第２図に示すようなパチンコ台の開放台、本
日のサービス台、昨日の打止台等の文字情報を第５図に
示すような三角表示体（９）の各面に表示し、これを第
３、４図に示す表示盤（10）に組み込み、この表示体
（９）をギヤ（11）（12）チェーン（13）や減速付モー
ター（14）等による駆動機構を介して変換させる。

表示体は三角表示体に限らず他の多面表示体でもよい。

又、駆動機構はチェーンの変わりに各ギヤ間に中間ギヤ
ーを介して回転を伝達させる等、別の駆動機構を用いて
もよい。

以上のような表示盤に、本案では更に磁気反転表示素子
からなるセグメントを表示盤に組み込んで、パチンコ台
の多種類の文字情報に対応した台番号を共用表示するよ
うにしたもので、（15）はその表示窓を示す。

以上のような装置の作動は、事務所等に設置された管理
装置により操作することができるが、表示セグメント
は、例えば第７、８、９図に示すようなものが用いられ
る。

すなわち、永久磁石（16）はマグネットホルダー（17）
に装着され、このマグネットホルダー（17）は軸（18）
を介して４５°傾斜させた状態で枠体（19）に支持され
ている。

そして、表示セグメント（20）はマグネットホルダー
（17）と一体の支持アーム（21）に取り付けられ、軸
（18）により９０°の角度で回動して表示又は非表示状
態を繰り返すようになっている。

表示セグメント（20）は支持アーム（21）の上部の形状
に合わせて取付可能に折り曲げられており、電磁石はボ
ビン（22）にコイル（23）を捲装して形成され、そのコ
ア（24）の左右のヨーク（25）で支持している。

そして各ヨーク（25）の突片（25a）（25b）は永久磁石
（16）の回転軸（18）と、ほぼ同じ高さのところで型
に内向するように設けられている。

これらによって表示セグメントの反転時、互いに当接し
てヨーク（25）が表示セグメントのストッパーを兼ねる
ようになっている。

したがって表示セグメントが第９図の状態において、ヨ
ーク（25a）をＮ極、ヨーク（25b）をＳ極になるように
電磁石に通電すると、永久磁石（16）は反発吸引されて
時計方向に９０°回転し、表示セグメントは表示状態に
なる。

次にヨーク（25a）をＳ極、ヨーク（25b）をＮ極になる
ように電磁石に通電すると、永久磁石（16）は反発吸引
されて反時計方向に９０°回転し、表示セグメントは非
表示状態になる。

以上の如く、パチンコ台の開放台、サービス台、打止台
等の多種類の文字情報は表示体（９）の回転で表示さ
れ、更にその各情報に対する台番号が前述したセグメン
トで表示窓（15）に表示される。

以上いずれにしても本案は、文字情報の表示窓とこの文
字情報に対応した台番号の表示窓とが表示盤に併設され
ていることが特徴であり、本案の精神を変更しない範囲
において適宜設計変更なしうるものである。

（考案の効果） 本案のものによれば、開放台等の多種類の文字情報を多
面表示体により状況に応じて容易に変換表示が可能とな
り、文字表示板の取替等の手間が省ける。

又本案装置をパチンコホールの見易い所に設置しておけ
ば、パチンコ台の多種類の文字情報に対する台番号を可
視表示できるので、客に対するメッセージ効果をあげる
と共に、従業員が遠く離れてもパチンコ台情報の確認が
容易である。

又台番号表示は、磁気反転表示素子を使用し、螢光反射
板を使用すれば台番号を明確に表示できると共に、反転
時以外は電力を消費しないので経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案表示装置の斜視図、 第２図は文字情報の種類を示す図、 第３図は本案表示装置の正面からみた簡略説明図、 第４図は同上の側面からみた簡略説明図、 第５図は表示体の斜視図、 第６図はパチンコホールにおける打止台表示装置を示す
説明図、 第７．８．９図は表示セグメントの正面図、側面図、及
び断面図である。 （９）……表示体 （10）……表示盤 （11）（12）……ギア （13）……チェーン （14）……モーター （15）……表示窓 （20）……表示セグメント

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】パチンコ台の開放台、サービス台、打止台
   等の文字情報を多面表示体の各々の面に個別に記載し、
   該表示体を表示盤に組み込み、任意の表示面を駆動機構
   で変換し、かつ、前記個別文字情報に対応した台番号を
   表示した表示セグメントを用いて共用表示できる表示面
   を前記文字情報と併設し、該表示セグメントは軸を介し
   て４５°の傾斜状態で枠体に支持され、かつ、永久磁石
   を装着したマグネットホルダーと一体の支持アームに取
   り付けられた磁気反転表示素子からなるパチンコ台の情
   報表示装置。