JPH0623278A - 通電加熱式触媒担体 - Google Patents

通電加熱式触媒担体

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Publication number
JPH0623278A
JPH0623278A JP4173145A JP17314592A JPH0623278A JP H0623278 A JPH0623278 A JP H0623278A JP 4173145 A JP4173145 A JP 4173145A JP 17314592 A JP17314592 A JP 17314592A JP H0623278 A JPH0623278 A JP H0623278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
catalyst carrier
center electrode
metal plate
exhaust gas
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4173145A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Yoshizaki
康二 吉▲崎▼
Takuzo Kako
卓三 加古
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Nippon Steel Corp
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Nippon Steel Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
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Publication of JPH0623278A publication Critical patent/JPH0623278A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心電極に波状金属板と平たい金属板とを積
層し絶縁層をはさみ、中心電極より、これを巻回してな
る触媒担体であって、テレスコープが生じ難い程に充分
長い排ガス流水方向の巾を持ち、かつ昇温速度の高いも
のを提供する。 【構成】 中心電極に波状金属板、平たい金属板とを積
層し、絶縁層をはさみ込んでこれらを巻回して形成した
通電加熱式触媒担体において、発熱を低くしたい部位の
排気ガスが流れ込む上流側の絶縁層の端部を導電性にし
てなる前記触媒担体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁材と触媒を担持する
金属箔とを巻回してなる触媒担体に直接通電することに
より触媒の暖機性を高める技術に関する。
【0002】
【従来の技術】中心電極に波状金属板と平たい金属板と
を積層し絶縁層をはさみ、中心電極より、これらを巻回
してなる触媒担体においては、加熱部の温度を同じ電力
で上げるには、径を同じにするならば、金属箔の排ガス
流れ方向の巾Lを短かくすればよい。しかしLを短かく
して行くとテレスコープし易くなる。その点ではLを大
きくした方がよい。しかしLを長くすると金属箔の熱容
量が大きくなって同じ電力では昇温速度も到達温度も低
くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記テ
レスコープが生じ難い程に充分長いLを持ちかつ昇温速
度の高い前記構造を有する触媒担体を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は中心電極に波状
金属板と平たい金属板とを積層し、絶縁層をはさみ込ん
でこれらを巻回して形成した筒状通電加熱式触媒担体に
おいて、前記筒の径方向に関して発熱を低くしたい部位
の、前記筒の母線方向に排気ガスが流れ込む上流側の絶
縁層の端部を導電性としてなる前記触媒担体である。
【0005】
【実施例】以下に図面によって本発明を具体的に説明す
る。
【0006】図1は、本発明における巻回前の、中心電
極に波状金属板、平たい金属板及び絶縁層を結合した構
造体の平面図である。この図において、1は中心電極、
2は波状金属板、3は平たい金属板、4は絶縁層であ
る。前記金属板2,3は排ガス中可燃物燃焼用触媒が担
持されている。
【0007】図2は図1に示した絶縁層の正面図であ
る。この図において、1,4は上記と同じ意味であり、
5は導電性部分である。Lはこの絶縁層の、従って金属
板2,3の排ガス流れ方向の巾である。L′は導電性部
分5の排ガス流れ方向の巾である。後の記述から明らか
になるようにL′の巾を変えることにより発熱巾を変え
ることができる。
【0008】図3は図1の各板及び層を中心電極の周囲
に巻回し外筒電極に納めた状態を示す平面図である。こ
の図において6は外筒電極であり、1,4,5は前記と
同じ意味である。絶縁層の中の導電性部分5は他の絶縁
層部分4にくらべて太く描いてある。
【0009】図4は図3の符号7の部分の拡大図であ
る。この図において、2,3及び4は前記と同じ意味を
表わす。
【0010】図5は図3における1つの絶縁層に沿った
断面図であり、電極1及び6の間に電圧をかけた場合を
示す。この図においてAは導電性部分5のある帯域(以
下「A部」という。)、Bは導電性部分5のない帯域
(以下「B部」という。)である。4は上と同じ意味を
表わす。
【0011】今、B部で、電極1と6との間を1Ωとす
る。A部で、5の部分は0Ω、残りの部分は0.5Ωと
する。電極1と6との間に10V印加すると、B部では
電力は、10×10/1=100(W)となり、この電
力で電極1と6の間の発熱部位の金属板を加熱する。一
方A部では電力は、10×10/0.5=200(W)
となり、この電力で電極1,6の間の導電性部分5を除
いた円環状部分を加熱する。A部の発熱部分の長さがB
部の発熱部分の長さの半分であるとすると、A部の金属
板の昇温速度はB部の4倍となる。触媒反応ができる温
度にA部が達すると、そこより反応が始まり一気に触媒
全体を反応熱で昇温できる。
【0012】前記絶縁層の材料としては金属箔を酸化処
理して得られるAl2 3 被膜や、Al2 3 −SiO
2 系などの酸化物のコーティング被膜等を用いることが
できる。
【0013】前記絶縁層4中の導電性部分5は、4の絶
縁層の一部を切り取り5の導体を設けたり、4の絶縁材
をメタル箔に塗布するタイプでは5の部分に絶縁材を塗
らないこととしたり、一旦メタル箔の全面に絶縁材を塗
った後5の部分の絶縁材を切除するなどの方法により形
成しうる。その導電性材料としてはロー材等を用いるこ
とができる。
【0014】Lの長さは通常1〜5cmである。一方L′
の長さはLの2〜20%、好ましくは数mm〜10mmであ
る。
【0015】前記導電性部分5の設けられていない絶縁
層部分の長さは中心電極から外筒電極までの長さの20
%〜60%がよい。
【0016】
【作用及び効果】一般に、通電加熱式触媒担体は、早く
触媒活性温度に達すれば、後は排ガスの燃焼熱で後方の
触媒を暖め、全体の触媒温度を高くすることができ、エ
ミッションの高浄化が可能である。従って、本発明装置
において、排ガス流量の高い部分、一般には円環状部
分、で上流の巾L′の部分を早く加熱することにより、
低電力で、金属板巾が長くて構造耐久性の良い通電加熱
式触媒担体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における巻回前の、中心電極に波状金属
板、平たい金属板及び絶縁層を結合した構造体の平面
図。
【図2】図1に示した絶縁層(4)の正面図。
【図3】図1の各板及び層を中心電極の周囲に巻回し外
筒電極に納めた状態を示す平面図。
【図4】図3の符号7の部分の拡大図。
【図5】図3における1つの絶縁層に沿った断面図。
【符号の説明】
1…中心電極 2…波状金属板 3…平たい金属板 4…絶縁層 5…絶縁層4中の導電性部分 6…外筒電極 7…図4に拡大図を示す部分 A…導電性部分5のある帯域 B…導電性部分のない帯域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加古 卓三 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 新 日本製鐵株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極に波状金属板(2)と平たい金
    属板(3)とを積層し、絶縁層(4)をはさみ込んでこ
    れらを巻回して形成した筒状通電加熱式触媒担体におい
    て、前記筒の径方向に関して発熱を低くしたい部位の、
    前記筒の母線方向に排気ガスが流れ込む上流側の絶縁層
    (4)の端部を導電性としたことを特徴とする前記触媒
    担体。
JP4173145A 1992-06-30 1992-06-30 通電加熱式触媒担体 Withdrawn JPH0623278A (ja)

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Cited By (5)

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Effective date: 19990831