JPH06232447A - 光カプラ - Google Patents
光カプラInfo
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- JPH06232447A JPH06232447A JP1329793A JP1329793A JPH06232447A JP H06232447 A JPH06232447 A JP H06232447A JP 1329793 A JP1329793 A JP 1329793A JP 1329793 A JP1329793 A JP 1329793A JP H06232447 A JPH06232447 A JP H06232447A
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- JP
- Japan
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- light emitting
- light
- substrate
- polycrystalline
- semiconductor
- Prior art date
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- Pending
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- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単なプロセス、低コストで製造できるアラ
インメントの容易な光カプラを提供する。 【構成】 アモルファスの基板(石英ガラス)1表面に
多結晶半導体発光素子(p型多結晶AlGaAs層2、
n型多結晶AlGaAs層3)を、基板1裏面に多結晶
あるいはアモルファス半導体の受光素子(アモルファス
シリコンpin構造8)が形成され、発光素子2、3に
電流を注入したときの発光が受光素子8に達し、基板1
で電気的に絶縁されている両者が光によってのみ接続し
ている光カプラ。
インメントの容易な光カプラを提供する。 【構成】 アモルファスの基板(石英ガラス)1表面に
多結晶半導体発光素子(p型多結晶AlGaAs層2、
n型多結晶AlGaAs層3)を、基板1裏面に多結晶
あるいはアモルファス半導体の受光素子(アモルファス
シリコンpin構造8)が形成され、発光素子2、3に
電流を注入したときの発光が受光素子8に達し、基板1
で電気的に絶縁されている両者が光によってのみ接続し
ている光カプラ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信、ディスプレイ
等に利用できる光カプラに関し、特に発光素子と受光素
子のアラインメントが容易な光カプラに関するものであ
る。
等に利用できる光カプラに関し、特に発光素子と受光素
子のアラインメントが容易な光カプラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気回路内において、ある回路を
電気的に独立させたい場合、光カプラが用いられてき
た。これは図10のように半導体発光素子51と受光素
子52を組み合わせたモジュールで、発光素子51と結
線された第1の回路(図示せず)に電流が流れると発光
素子51が発光し、その光を受光素子52が受光してそ
れと接続する第2の回路(図示せず)に電気的な信号が
発生するものである。第1の回路と第2の回路は光で接
続しているが、電気的には独立しているため、たとえば
第1の回路で発生した電気的ノイズは第2の回路には伝
わらない。
電気的に独立させたい場合、光カプラが用いられてき
た。これは図10のように半導体発光素子51と受光素
子52を組み合わせたモジュールで、発光素子51と結
線された第1の回路(図示せず)に電流が流れると発光
素子51が発光し、その光を受光素子52が受光してそ
れと接続する第2の回路(図示せず)に電気的な信号が
発生するものである。第1の回路と第2の回路は光で接
続しているが、電気的には独立しているため、たとえば
第1の回路で発生した電気的ノイズは第2の回路には伝
わらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10に示す発光素子
51および受光素子52は、いずれも単結晶材料であ
り、単結晶上にエピタキシャル成長などを用いて半導体
膜を形成して加工し、チップとして切り出されたものが
用いられてきた。さらに従来の光カプラの製造工程に
は、このような複雑なプロセスを経て作製された発光素
子51および受光素子52を、発光素子51からの出射
光が受光素子52に結合する位置にアラインメントする
という工程が含まれる。これらの工程は光カプラのコス
トの上昇をもたらしている。また、特に発光素子51の
基板として用いられているGaAsやInPあるいはG
aP基板は非常に高価であり、これもコストを上昇させ
ている1つの要因である。そこで、本発明の目的は、低
価格の発光素子を提供し、かつ発光素子と受光素子のア
ラインメントを容易にした光カプラを提供することであ
る。
51および受光素子52は、いずれも単結晶材料であ
り、単結晶上にエピタキシャル成長などを用いて半導体
膜を形成して加工し、チップとして切り出されたものが
用いられてきた。さらに従来の光カプラの製造工程に
は、このような複雑なプロセスを経て作製された発光素
子51および受光素子52を、発光素子51からの出射
光が受光素子52に結合する位置にアラインメントする
という工程が含まれる。これらの工程は光カプラのコス
トの上昇をもたらしている。また、特に発光素子51の
基板として用いられているGaAsやInPあるいはG
aP基板は非常に高価であり、これもコストを上昇させ
ている1つの要因である。そこで、本発明の目的は、低
価格の発光素子を提供し、かつ発光素子と受光素子のア
ラインメントを容易にした光カプラを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、基板が半導体発光
素子の発光波長に対して透明もしくは半透明なエピタキ
シャル成長が生じない基板と、該基板上に形成した多結
晶体もしくは多結晶膜であって、前記多結晶体もしくは
多結晶膜内に少なくともpn接合、pin接合を有して
おり、p型半導体およびn型半導体にそれぞれ設けた電
極間に電流を流してpn接合、pin接合で発光させる
半導体発光素子と、該発光素子を形成した面と対向する
基板面上に形成された、内部にpn接合、pin接合を
有する多結晶あるいはアモルファス半導体からなる半導
体受光素子とからなり、前記発光素子に電流を注入した
ときの発光が受光素子に達する光カプラである。
構成によって達成される。すなわち、基板が半導体発光
素子の発光波長に対して透明もしくは半透明なエピタキ
シャル成長が生じない基板と、該基板上に形成した多結
晶体もしくは多結晶膜であって、前記多結晶体もしくは
多結晶膜内に少なくともpn接合、pin接合を有して
おり、p型半導体およびn型半導体にそれぞれ設けた電
極間に電流を流してpn接合、pin接合で発光させる
半導体発光素子と、該発光素子を形成した面と対向する
基板面上に形成された、内部にpn接合、pin接合を
有する多結晶あるいはアモルファス半導体からなる半導
体受光素子とからなり、前記発光素子に電流を注入した
ときの発光が受光素子に達する光カプラである。
【0005】本発明の特徴は単結晶半導体発光素子の上
に形成する多結晶半導体発光素子はエピタキシャル成長
が生じない基板上に発光素子として機能する多結晶半導
体を形成することである。ここで、エピタキシャル成長
が生じない基板は単結晶である必要はなく、基板そのも
のが多結晶、アモルファス、セラミックまたは単結晶か
らなるか、または基板表面がアモルファス、セラミッ
ク、金属、多結晶あるいは単結晶の材料で覆われた材料
からなる物質を使用することができる。したがって、ガ
ラス、セラミック等の材料が使用可能であるので、非常
に広範囲のデバイス材料を利用することができる。
に形成する多結晶半導体発光素子はエピタキシャル成長
が生じない基板上に発光素子として機能する多結晶半導
体を形成することである。ここで、エピタキシャル成長
が生じない基板は単結晶である必要はなく、基板そのも
のが多結晶、アモルファス、セラミックまたは単結晶か
らなるか、または基板表面がアモルファス、セラミッ
ク、金属、多結晶あるいは単結晶の材料で覆われた材料
からなる物質を使用することができる。したがって、ガ
ラス、セラミック等の材料が使用可能であるので、非常
に広範囲のデバイス材料を利用することができる。
【0006】基板表面に作製した発光素子で発せられた
光を基板裏面の受光素子で受光することで光カプラとし
て動作させる。このため基板は半導体発光素子の発光波
長に対して透明もしくは半透明でなければならない。本
発明において、半導体発光素子から発せられた光が基板
側の半導体受光素子に達する必要があり、その際の光の
強度は少なくとも半導体受光素子の暗電流より大きな光
電流を発生する必要がある。すなわち基板の半導体発光
素子の発光波長における透過率は、半導体発光素子から
発せられた光が半導体受光素子にて受光できる以上でな
ければならない。これは半導体発光素子の基板側への発
光強度、受光素子の感度、暗電流、外部回路などによっ
て異なる。
光を基板裏面の受光素子で受光することで光カプラとし
て動作させる。このため基板は半導体発光素子の発光波
長に対して透明もしくは半透明でなければならない。本
発明において、半導体発光素子から発せられた光が基板
側の半導体受光素子に達する必要があり、その際の光の
強度は少なくとも半導体受光素子の暗電流より大きな光
電流を発生する必要がある。すなわち基板の半導体発光
素子の発光波長における透過率は、半導体発光素子から
発せられた光が半導体受光素子にて受光できる以上でな
ければならない。これは半導体発光素子の基板側への発
光強度、受光素子の感度、暗電流、外部回路などによっ
て異なる。
【0007】透明もしくは半透明基板としてのガラスは
石英ガラスの他に、たとえば多成分系ガラス、結晶化ガ
ラスなども用いることができる。種々の基板上にCVD
法、スパッタ法あるいは蒸着法などにより形成したSi
O2をはじめとする種々の酸化物膜、SiNなどの窒化
物膜、あるいは半透明金属薄膜などを用いても構わな
い。また、発光素子としてはGaAs、AlGaAs、
InP、InGaAsP、ZnS、ZnSe、CdTe
など種々の半導体材料を用いることができる。また、発
光素子の成長法はMOCVD法、MBE法やVPE法な
ども用いることができる。受光素子としてはSi、Ga
As、AlGaAs、ZnSeなどいかなる材料であっ
ても構わないが、少なくとも集積化する発光素子の発光
波長に相当するエネルギよりも小さなバンドギャップを
有し、ゼロでない分光感度を持たせる必要がある。そし
て、発光素子と受光素子とのアラインメントは発光素子
と受光素子とが1対1で対応したアレイ状あるいは2次
元状に配置すること、単一の発光素子から発せられた光
が2個以上の受光素子で受光されるように配置するこ
と、単一の受光素子で2個以上の多結晶半導体発光素子
から発せられる光を受光できるように配置すること等で
容易に行うことができる。
石英ガラスの他に、たとえば多成分系ガラス、結晶化ガ
ラスなども用いることができる。種々の基板上にCVD
法、スパッタ法あるいは蒸着法などにより形成したSi
O2をはじめとする種々の酸化物膜、SiNなどの窒化
物膜、あるいは半透明金属薄膜などを用いても構わな
い。また、発光素子としてはGaAs、AlGaAs、
InP、InGaAsP、ZnS、ZnSe、CdTe
など種々の半導体材料を用いることができる。また、発
光素子の成長法はMOCVD法、MBE法やVPE法な
ども用いることができる。受光素子としてはSi、Ga
As、AlGaAs、ZnSeなどいかなる材料であっ
ても構わないが、少なくとも集積化する発光素子の発光
波長に相当するエネルギよりも小さなバンドギャップを
有し、ゼロでない分光感度を持たせる必要がある。そし
て、発光素子と受光素子とのアラインメントは発光素子
と受光素子とが1対1で対応したアレイ状あるいは2次
元状に配置すること、単一の発光素子から発せられた光
が2個以上の受光素子で受光されるように配置するこ
と、単一の受光素子で2個以上の多結晶半導体発光素子
から発せられる光を受光できるように配置すること等で
容易に行うことができる。
【0008】
【作用】アモルファスあるいは多結晶の半導体材料を用
いた受光素子としてはSiを用いたものが従来より知ら
れている。ところがアモルファスあるいは多結晶の発光
素子に関しては報告がない。ただし多結晶のデバイス
は、シリコンデバイスの例から検討すると特性的に単結
晶のものには及ばないが、発光ダイオードの場合にはそ
のサイズが数十μmで機能するため、各々のグレインが
数十μm以上であれば、単結晶デバイスと遜色ないもの
を得ることが可能である。もちろんグレインのサイズが
それ以下であっても、発光ダイオードとして作用する。
いた受光素子としてはSiを用いたものが従来より知ら
れている。ところがアモルファスあるいは多結晶の発光
素子に関しては報告がない。ただし多結晶のデバイス
は、シリコンデバイスの例から検討すると特性的に単結
晶のものには及ばないが、発光ダイオードの場合にはそ
のサイズが数十μmで機能するため、各々のグレインが
数十μm以上であれば、単結晶デバイスと遜色ないもの
を得ることが可能である。もちろんグレインのサイズが
それ以下であっても、発光ダイオードとして作用する。
【0009】本発明を実施するにあたり、最も大きな問
題はアモルファス、セラミック、多結晶等のエピタキシ
ャル成長が生じない基板上にサイズの大きなグレインか
らなる多結晶膜を作製することにある。サイズの大きな
グレインが形成できれば、半導体発光素子として機能さ
せることができる。アモルファス、セラミックあるいは
多結晶の基板、もしくは基板の結晶構造が作製する半導
体材料とは異なる単結晶基板、あるいは結晶構造が同じ
であっても格子定数に大きな差がある基板上には、基板
全面にわたる結晶のエピタキシャル成長は起こらない。
しかしながら成長初期に基板上に生じる微結晶が結晶核
とて作用し、核が成長して多結晶の膜となる。多結晶膜
の各グレインのサイズがデバイスサイズよりも大きけれ
ば、その多結晶膜上に作製したデバイスは単結晶デバイ
スと同程度の特性が得られることになる。したがって従
来の化合物半導体基板よりも安価な基板を用いて半導体
光デバイスを供給することが可能となる。さらに、アモ
ルファス基板として代表的なガラスは大面積のものが容
易に入手できることから、これまで基板サイズで制限さ
れてきたデバイスのサイズを大幅に増大させることが可
能となる。
題はアモルファス、セラミック、多結晶等のエピタキシ
ャル成長が生じない基板上にサイズの大きなグレインか
らなる多結晶膜を作製することにある。サイズの大きな
グレインが形成できれば、半導体発光素子として機能さ
せることができる。アモルファス、セラミックあるいは
多結晶の基板、もしくは基板の結晶構造が作製する半導
体材料とは異なる単結晶基板、あるいは結晶構造が同じ
であっても格子定数に大きな差がある基板上には、基板
全面にわたる結晶のエピタキシャル成長は起こらない。
しかしながら成長初期に基板上に生じる微結晶が結晶核
とて作用し、核が成長して多結晶の膜となる。多結晶膜
の各グレインのサイズがデバイスサイズよりも大きけれ
ば、その多結晶膜上に作製したデバイスは単結晶デバイ
スと同程度の特性が得られることになる。したがって従
来の化合物半導体基板よりも安価な基板を用いて半導体
光デバイスを供給することが可能となる。さらに、アモ
ルファス基板として代表的なガラスは大面積のものが容
易に入手できることから、これまで基板サイズで制限さ
れてきたデバイスのサイズを大幅に増大させることが可
能となる。
【0010】多結晶基板上に多結晶膜を成膜する際、グ
レインのサイズは基板のグレインサイズに影響される
が、アモルファス基板である石英ガラス基板上にMOC
VD法で多結晶膜を作製する場合を例にすると、そのグ
レインの大きさは成長条件に依存して変化する。例え
ば、グレイン成長温度、グレイン成長圧力、成長速度、
原料供給速度、キャリアガス流量の制御等で、グレイン
のサイズをコントロールできる。例えば、成長温度が高
いほど、また成長圧力が低いほど得られるグレインのサ
イズは大きくなる。10Torrの圧力のもとで850
℃でGaAsの成長を試みた予備実験では、直径が30
μm以上のグレインからなる多結晶膜が得られた。
レインのサイズは基板のグレインサイズに影響される
が、アモルファス基板である石英ガラス基板上にMOC
VD法で多結晶膜を作製する場合を例にすると、そのグ
レインの大きさは成長条件に依存して変化する。例え
ば、グレイン成長温度、グレイン成長圧力、成長速度、
原料供給速度、キャリアガス流量の制御等で、グレイン
のサイズをコントロールできる。例えば、成長温度が高
いほど、また成長圧力が低いほど得られるグレインのサ
イズは大きくなる。10Torrの圧力のもとで850
℃でGaAsの成長を試みた予備実験では、直径が30
μm以上のグレインからなる多結晶膜が得られた。
【0011】以上のように、例えばMOCVD法で条件
を最適化することで上記予備実験で得られたものよりも
サイズの大きなグレインからなる多結晶膜を製造するこ
とが可能となる。この基板上に、p型とn型のAlGa
Asを成長すれば、p型およびn型の膜も基板である多
結晶の膜と同程度もしくはそれ以上のサイズからなる多
結晶となる。そのサイズが発光ダイオードのサイズに相
当するものであれば、単結晶デバイスとかわらない特性
が得られる。逆にグレインのサイズがデバイスのサイズ
よりも小さいときには、デバイス内に少なからずグレイ
ンバウンダリを持つこととなる。バウンダリではキャリ
アは非発光再結合が生じる。しかしながらこれはキャリ
アのすべて非発光再結合する事を意味するのではなく、
グレインのサイズによっては発光再結合が支配的にもな
る。すなわち単結晶発光ダイオードに比べて多少性能は
劣るものの発光ダイオードとして十分に機能するものが
得られる。
を最適化することで上記予備実験で得られたものよりも
サイズの大きなグレインからなる多結晶膜を製造するこ
とが可能となる。この基板上に、p型とn型のAlGa
Asを成長すれば、p型およびn型の膜も基板である多
結晶の膜と同程度もしくはそれ以上のサイズからなる多
結晶となる。そのサイズが発光ダイオードのサイズに相
当するものであれば、単結晶デバイスとかわらない特性
が得られる。逆にグレインのサイズがデバイスのサイズ
よりも小さいときには、デバイス内に少なからずグレイ
ンバウンダリを持つこととなる。バウンダリではキャリ
アは非発光再結合が生じる。しかしながらこれはキャリ
アのすべて非発光再結合する事を意味するのではなく、
グレインのサイズによっては発光再結合が支配的にもな
る。すなわち単結晶発光ダイオードに比べて多少性能は
劣るものの発光ダイオードとして十分に機能するものが
得られる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例として、MOCVD法
による石英ガラス基板上にAlGaAs発光ダイオード
を作製し、裏面にSiフォトダイオードを形成して光に
よる接続を実証した例について述べる。図1はその製造
工程を示す図であり、図2は試作したデバイスの断面を
示す模式図である。基板として用いた石英ガラス基板1
の前処理としてフッ化水素酸によるエッチングを行っ
た。さらにこれを不純物による結晶核の異常発生を防ぐ
ために、MOCVDチャンバ内に導入して1000℃で
15分間HClにさらして表面を清浄化した。これを8
50℃まで降温し、圧力10Torrで第1回目の成長
を行った。ここで第3族原料としてトリメチルガリウ
ム、トリメチルアルミニウム、第5族原料としてアルシ
ンを用い、またキャリアガスとして水素を用いた。第3
族原料/第5族原料比=40で1時間原料を供給した。
この結果、石英ガラス基板1上にはAlGaAs(x=
0.4)からなる直径30μm程度のグレイン(図示せ
ず)が成長した。この第1回目の結晶成長に続いて、圧
力を常圧として800℃でp型多結晶AlGaAs(x
=0.4)層2、850℃でn型多結晶AlGaAs
(x=0.4)層3を成長させた。この2段階の成長
は、第2回目の成長では良好な特性を有するp型あるい
はn型の多結晶AlGaAs層2、3を得るためであ
る。
による石英ガラス基板上にAlGaAs発光ダイオード
を作製し、裏面にSiフォトダイオードを形成して光に
よる接続を実証した例について述べる。図1はその製造
工程を示す図であり、図2は試作したデバイスの断面を
示す模式図である。基板として用いた石英ガラス基板1
の前処理としてフッ化水素酸によるエッチングを行っ
た。さらにこれを不純物による結晶核の異常発生を防ぐ
ために、MOCVDチャンバ内に導入して1000℃で
15分間HClにさらして表面を清浄化した。これを8
50℃まで降温し、圧力10Torrで第1回目の成長
を行った。ここで第3族原料としてトリメチルガリウ
ム、トリメチルアルミニウム、第5族原料としてアルシ
ンを用い、またキャリアガスとして水素を用いた。第3
族原料/第5族原料比=40で1時間原料を供給した。
この結果、石英ガラス基板1上にはAlGaAs(x=
0.4)からなる直径30μm程度のグレイン(図示せ
ず)が成長した。この第1回目の結晶成長に続いて、圧
力を常圧として800℃でp型多結晶AlGaAs(x
=0.4)層2、850℃でn型多結晶AlGaAs
(x=0.4)層3を成長させた。この2段階の成長
は、第2回目の成長では良好な特性を有するp型あるい
はn型の多結晶AlGaAs層2、3を得るためであ
る。
【0013】ここで、図1(a)の半導体構造に70μ
mφのメサ構造4を化学エッチングで形成し、エッチン
グ面とメサ構造4にそれぞれp型電極5およびn型電極
6を形成させた(図1(a’))場合の諸特性を調べ
た。なお、エッチング深さはn型多結晶AlGaAs層
3の膜厚以上とした。図1(a’)に示す素子の電流電
圧特性を測定したところ、図3に示すように良好な整流
特性が得られた。素子は順方向に電流を流したときのみ
発光し、それは肉眼で、しかも基板1の両側で確認でき
た。このときの発光強度は石英ガラス基板1側と半導体
層2、3側でほぼ1:1であった。図4は10mAの電
流を注入したときの発光スペクトルである。650nm
付近と750nm付近に2本のピークが観測できた。6
50nmのピークはAlGaAs(x=0.4)のバン
ド端に基づくものであり、750nmのピークは深い準
位によるものである。
mφのメサ構造4を化学エッチングで形成し、エッチン
グ面とメサ構造4にそれぞれp型電極5およびn型電極
6を形成させた(図1(a’))場合の諸特性を調べ
た。なお、エッチング深さはn型多結晶AlGaAs層
3の膜厚以上とした。図1(a’)に示す素子の電流電
圧特性を測定したところ、図3に示すように良好な整流
特性が得られた。素子は順方向に電流を流したときのみ
発光し、それは肉眼で、しかも基板1の両側で確認でき
た。このときの発光強度は石英ガラス基板1側と半導体
層2、3側でほぼ1:1であった。図4は10mAの電
流を注入したときの発光スペクトルである。650nm
付近と750nm付近に2本のピークが観測できた。6
50nmのピークはAlGaAs(x=0.4)のバン
ド端に基づくものであり、750nmのピークは深い準
位によるものである。
【0014】図1(a)の状態の半導体に図1(b)に
示すように石英ガラス基板1の裏面にITO膜を蒸着し
てフォトダイオードの電極7とし、続いてプラズマCV
D法によりアモルファスシリコンpin構造8を作製し
た。その後、図2に示すように多結晶AlGaAs膜
2、3を図1(a’)で説明したと同一のエッチングし
てメサ構造4とし、p型電極5およびn型電極6の作製
を行い、また基板1の裏面のアモルファスシリコンの表
面にはAl膜を蒸着し、フォトダイオードの電極9とし
た。電極5〜6間に順方向バイアスを印加して多結晶A
lGaAs発光ダイオード(半導体層2、3)を発光さ
せると、石英ガラス基板1側に出射した光はフォトダイ
オード(pin構造8)に達し、電極7〜9間に電圧が
発生した。以上のことは発光ダイオードとフォトダイオ
ードが石英ガラス基板1で電気的には分離しているが、
光で接続しており、光カプラとして機能することを示す
ものである。
示すように石英ガラス基板1の裏面にITO膜を蒸着し
てフォトダイオードの電極7とし、続いてプラズマCV
D法によりアモルファスシリコンpin構造8を作製し
た。その後、図2に示すように多結晶AlGaAs膜
2、3を図1(a’)で説明したと同一のエッチングし
てメサ構造4とし、p型電極5およびn型電極6の作製
を行い、また基板1の裏面のアモルファスシリコンの表
面にはAl膜を蒸着し、フォトダイオードの電極9とし
た。電極5〜6間に順方向バイアスを印加して多結晶A
lGaAs発光ダイオード(半導体層2、3)を発光さ
せると、石英ガラス基板1側に出射した光はフォトダイ
オード(pin構造8)に達し、電極7〜9間に電圧が
発生した。以上のことは発光ダイオードとフォトダイオ
ードが石英ガラス基板1で電気的には分離しているが、
光で接続しており、光カプラとして機能することを示す
ものである。
【0015】本実施例で示した構造の素子を用い、発光
ダイオードとフォトダイオードの分離で種々の構成が可
能となる。図5に示す例は、複数の並列配置の発光ダイ
オード20と複数の並列配置のフォトダイオード21と
を一対づつ対応するように基板1を介して配置し、各々
の発光ダイオード20からの出射光が対応するフォトダ
イオード21に達するようにすると1対1の結合にな
る。また、図6の例では並列配置の発光ダイオード20
からの出射光を基板1を介して二つの隣接するフォトダ
イオード21a、21bで受光できるように配置するも
のであり、発光ダイオード20とフォトダイオード21
a、21bとは1対2の結合になる。図7の例は二つの
発光ダイオード20a、20bからの出射光を基板1を
介して単一のフォトダイオード21に達するように配置
したもので、発光ダイオード20a、20bとフォトダ
イオード21とが2対1の結合を構成している。また、
図8に示す構造は並列配置された複数の発光ダイオード
20と基板1の界面に光を拡散するための層22を導入
すると多対多の光結合となる。ここで、光拡散層22と
しては、例えば多孔質ガラス膜や多結晶半導体膜を用い
る。また、光拡散層22を用いる代わりに基板1が光を
拡散する構造あるいは材質、例えば基板表面に凹凸を有
するいわゆるスリガラスを用いると、多対多の光結合と
なる。さらに、図9に示す場合は、発光ダイオード20
aから発光した光は隣接するフォトダイオード21aお
よび21bで受光できる構造になっている。この場合1
対2の結合に相当するが、発光ダイオード20bの発光
はフォトダイオード21bでも受光できるので、2対2
の結合に相当する。
ダイオードとフォトダイオードの分離で種々の構成が可
能となる。図5に示す例は、複数の並列配置の発光ダイ
オード20と複数の並列配置のフォトダイオード21と
を一対づつ対応するように基板1を介して配置し、各々
の発光ダイオード20からの出射光が対応するフォトダ
イオード21に達するようにすると1対1の結合にな
る。また、図6の例では並列配置の発光ダイオード20
からの出射光を基板1を介して二つの隣接するフォトダ
イオード21a、21bで受光できるように配置するも
のであり、発光ダイオード20とフォトダイオード21
a、21bとは1対2の結合になる。図7の例は二つの
発光ダイオード20a、20bからの出射光を基板1を
介して単一のフォトダイオード21に達するように配置
したもので、発光ダイオード20a、20bとフォトダ
イオード21とが2対1の結合を構成している。また、
図8に示す構造は並列配置された複数の発光ダイオード
20と基板1の界面に光を拡散するための層22を導入
すると多対多の光結合となる。ここで、光拡散層22と
しては、例えば多孔質ガラス膜や多結晶半導体膜を用い
る。また、光拡散層22を用いる代わりに基板1が光を
拡散する構造あるいは材質、例えば基板表面に凹凸を有
するいわゆるスリガラスを用いると、多対多の光結合と
なる。さらに、図9に示す場合は、発光ダイオード20
aから発光した光は隣接するフォトダイオード21aお
よび21bで受光できる構造になっている。この場合1
対2の結合に相当するが、発光ダイオード20bの発光
はフォトダイオード21bでも受光できるので、2対2
の結合に相当する。
【0016】上記実施例では発光ダイオード20および
フォトダイオード21を1次元のアレイで考えている
が、2次元(平面)状に配置しても良い。さらに基板1
内に発光ダイオード20およびフォトダイオード21を
1対1、1対多、多対1、などの結合を混合して設けて
も問題はない。以上の実施例ではpn接合型の半導体を
用いたがpin接合またはこれに類する接合(半導体が
金属と接触する時に生じるショットキ接合)型の半導体
を用いることができる。
フォトダイオード21を1次元のアレイで考えている
が、2次元(平面)状に配置しても良い。さらに基板1
内に発光ダイオード20およびフォトダイオード21を
1対1、1対多、多対1、などの結合を混合して設けて
も問題はない。以上の実施例ではpn接合型の半導体を
用いたがpin接合またはこれに類する接合(半導体が
金属と接触する時に生じるショットキ接合)型の半導体
を用いることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明によると従来よりも単純なプロセ
スで基板上に発光素子と受光素子が形成でき、しかも光
を結合させるためのアラインメントがプロセス途中のマ
スク合わせで実現できる。本発明では、基板として従来
の単結晶基板に比べて安価なガラスなどの基板を用いて
おり、低コストでフォトカプラが供給できる。また本発
明によると、マルチチャネルの光カプラが容易に実現で
きる。さらに、本発明をディスプレイに応用するとそれ
ぞれの発光点の光強度をモニタすることが可能となる。
スで基板上に発光素子と受光素子が形成でき、しかも光
を結合させるためのアラインメントがプロセス途中のマ
スク合わせで実現できる。本発明では、基板として従来
の単結晶基板に比べて安価なガラスなどの基板を用いて
おり、低コストでフォトカプラが供給できる。また本発
明によると、マルチチャネルの光カプラが容易に実現で
きる。さらに、本発明をディスプレイに応用するとそれ
ぞれの発光点の光強度をモニタすることが可能となる。
【図1】 (a)、(b)は本発明の実施例を示すもの
であって、光カプラの製造工程を示す模式図。(a’)
は本発明で用いた発光ダイオードの模式図。
であって、光カプラの製造工程を示す模式図。(a’)
は本発明で用いた発光ダイオードの模式図。
【図2】 本発明の実施例を示すものであって、光カプ
ラの断面模式図。
ラの断面模式図。
【図3】 図1(a’)の発光ダイオードの電流電圧特
性を示すグラフの図。
性を示すグラフの図。
【図4】 図1(a’)の発光ダイオードの発光スペク
トルを示すグラフの図。
トルを示すグラフの図。
【図5】 本発明の実施例の発光ダイオードとフォトダ
イオードを1対1で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
イオードを1対1で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
【図6】 本発明の実施例の発光ダイオードとフォトダ
イオードを1対2で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
イオードを1対2で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
【図7】 本発明の実施例の発光ダイオード素子とフォ
トダイオードを2対1で対応させるための素子配置を示
す断面模式図。
トダイオードを2対1で対応させるための素子配置を示
す断面模式図。
【図8】 本発明の実施例の発光ダイオードとフォトダ
イオード間に光拡散層を挿入することで、発光素子と受
光素子を多対多で対応させるための素子配置を示す断面
模式図。
イオード間に光拡散層を挿入することで、発光素子と受
光素子を多対多で対応させるための素子配置を示す断面
模式図。
【図9】 本発明の実施例の発光ダイオードとフォトダ
イオードを2対2で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
イオードを2対2で対応させるための素子配置を示す断
面模式図。
【図10】 従来の半導体発光素子と受光素子を組み合
わせたモジュールの図。
わせたモジュールの図。
1…石英ガラス基板、2…p型多結晶AlGaAs層、
3…n型多結晶AlGaAs層、4…メサ構造、5…p
型電極、6…n型電極、7…電極(ITO膜)8…アモ
ルファスシリコンpin構造、9…電極、20…多結晶
AlGaAs発光ダイオード、21…アモルファスSi
フォトダイオード、22…光拡散層
3…n型多結晶AlGaAs層、4…メサ構造、5…p
型電極、6…n型電極、7…電極(ITO膜)8…アモ
ルファスシリコンpin構造、9…電極、20…多結晶
AlGaAs発光ダイオード、21…アモルファスSi
フォトダイオード、22…光拡散層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ここで、図1(a)の半導体構造に70μ
mφのメサ構造4を化学エッチングで形成し、エッチン
グ面とメサ構造4にそれぞれp型電極5およびn型電極
6を形成させた(図1(b))場合の諸特性を調べた。
なお、エッチング深さはn型多結晶AlGaAs層3の
膜厚以上とした。図1(b)に示す素子の電流電圧特性
を測定したところ、図3に示すように良好な整流特性が
得られた。素子は順方向に電流を流したときのみ発光
し、それは肉眼で、しかも基板1の両側で確認できた。
このときの発光強度は石英ガラス基板1側と半導体層
2、3側でほぼ1:1であった。図4は10mAの電流
を注入したときの発光スペクトルである。650nm付
近と750nm付近に2本のピークが観測できた。65
0nmのピークはAlGaAs(x=0.4)のバンド
端に基づくものであり、750nmのピークは深い準位
によるものである。
mφのメサ構造4を化学エッチングで形成し、エッチン
グ面とメサ構造4にそれぞれp型電極5およびn型電極
6を形成させた(図1(b))場合の諸特性を調べた。
なお、エッチング深さはn型多結晶AlGaAs層3の
膜厚以上とした。図1(b)に示す素子の電流電圧特性
を測定したところ、図3に示すように良好な整流特性が
得られた。素子は順方向に電流を流したときのみ発光
し、それは肉眼で、しかも基板1の両側で確認できた。
このときの発光強度は石英ガラス基板1側と半導体層
2、3側でほぼ1:1であった。図4は10mAの電流
を注入したときの発光スペクトルである。650nm付
近と750nm付近に2本のピークが観測できた。65
0nmのピークはAlGaAs(x=0.4)のバンド
端に基づくものであり、750nmのピークは深い準位
によるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】図1(a)の状態の半導体に図1(c)に
示すように石英ガラス基板1の裏面にITO膜を蒸着し
てフォトダイオードの電極7とし、続いてプラズマCV
D法によりアモルファスシリコンpin構造8を作製し
た。その後、図2に示すように多結晶AlGaAs膜
2、3を図1(b)で説明したと同一のエッチングして
メサ構造4とし、p型電極5およびn型電極6の作製を
行い、また基板1の裏面のアモルファスシリコンの表面
にはAl膜を蒸着し、フォトダイオードの電極9とし
た。電極5〜6間に順方向バイアスを印加して多結晶A
lGaAs発光ダイオード(半導体層2、3)を発光さ
せると、石英ガラス基板1側に出射した光はフォトダイ
オード(pin構造8)に達し、電極7〜9間に電圧が
発生した。以上のことは発光ダイオードとフォトダイオ
ードが石英ガラス基板1で電気的には分離しているが、
光で接続しており、光カプラとして機能することを示す
ものである。
示すように石英ガラス基板1の裏面にITO膜を蒸着し
てフォトダイオードの電極7とし、続いてプラズマCV
D法によりアモルファスシリコンpin構造8を作製し
た。その後、図2に示すように多結晶AlGaAs膜
2、3を図1(b)で説明したと同一のエッチングして
メサ構造4とし、p型電極5およびn型電極6の作製を
行い、また基板1の裏面のアモルファスシリコンの表面
にはAl膜を蒸着し、フォトダイオードの電極9とし
た。電極5〜6間に順方向バイアスを印加して多結晶A
lGaAs発光ダイオード(半導体層2、3)を発光さ
せると、石英ガラス基板1側に出射した光はフォトダイ
オード(pin構造8)に達し、電極7〜9間に電圧が
発生した。以上のことは発光ダイオードとフォトダイオ
ードが石英ガラス基板1で電気的には分離しているが、
光で接続しており、光カプラとして機能することを示す
ものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 (a)、(c)は本発明の実施例を示すもの
であって、光カプラの製造工程を示す模式図。(b)は
本発明で用いた発光ダイオードの模式図。
であって、光カプラの製造工程を示す模式図。(b)は
本発明で用いた発光ダイオードの模式図。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】 図1(b)の発光ダイオードの電流電圧特性
を示すグラフの図。
を示すグラフの図。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 図1(b)の発光ダイオードの発光スペクト
ルを示すグラフの図。
ルを示すグラフの図。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (5)
- 【請求項1】 基板が半導体発光素子の発光波長に対し
て透明もしくは半透明なエピタキシャル成長が生じない
基板と、該基板上に形成した多結晶体もしくは多結晶膜
であって、前記多結晶体もしくは多結晶膜内に少なくと
もpn接合、pin接合を有しており、p型半導体およ
びn型半導体にそれぞれ設けた電極間に電流を流してp
n接合、pin接合で発光させる半導体発光素子と、該
発光素子を形成した面と対向する基板面上に形成され
た、内部にpn接合、pin接合を有する多結晶あるい
はアモルファス半導体からなる半導体受光素子とからな
り、前記発光素子に電流を注入したときの発光が受光素
子に達することを特徴とする光カプラ。 - 【請求項2】 発光素子と受光素子とが1対1で対応し
たアレイ状あるいは2次元状に配置されていることを特
徴とする請求項1記載の光カプラ。 - 【請求項3】 単一の発光素子から発せられた光が2個
以上の受光素子で受光されるように配置されていること
を特徴とする請求項1記載の光カプラ。 - 【請求項4】 単一の受光素子で2個以上の多結晶半導
体発光素子から発せられる光を受光できるように配置さ
れたことを特徴とする請求項1記載の光カプラ。 - 【請求項5】 エピタキシャル成長が生じない基板は基
板そのものが多結晶、アモルファス、セラミックまたは
単結晶からなるか、または基板表面がアモルファス、セ
ラミック、金属、多結晶あるいは単結晶の材料で覆われ
た材料からなることを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれかに記載の光カプラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329793A JPH06232447A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光カプラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1329793A JPH06232447A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光カプラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232447A true JPH06232447A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11829256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1329793A Pending JPH06232447A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光カプラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06232447A (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP1329793A patent/JPH06232447A/ja active Pending
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