JPH06232333A - 半導体素子評価パッケージ - Google Patents

半導体素子評価パッケージ

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Publication number
JPH06232333A
JPH06232333A JP1306693A JP1306693A JPH06232333A JP H06232333 A JPH06232333 A JP H06232333A JP 1306693 A JP1306693 A JP 1306693A JP 1306693 A JP1306693 A JP 1306693A JP H06232333 A JPH06232333 A JP H06232333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
substrate
refractive index
terminating resistor
evaluation package
Prior art date
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Pending
Application number
JP1306693A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kono
実 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP1306693A priority Critical patent/JPH06232333A/ja
Publication of JPH06232333A publication Critical patent/JPH06232333A/ja
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体素子と終端抵抗とが回路的に並列に実
装される半導体素子パッケージにおいて、実装後の半導
体素子と終端抵抗間の電気長の調整が行えるパッケージ
を得る。 【構成】 信号を伝達する伝送線路108の基板材料に
電気光学効果を有する材料を用い、該電気光学材料に電
界を印加することにより、屈折率変化を誘起し、伝送線
路を伝搬中の信号の波長を変化させ、実装後の半導体素
子101と終端抵抗102との間の電気長を変えること
ができる。 【効果】 素子実装後において、素子特性が最適となる
ように、素子と終端抵抗間の電気長の調整をできる効果
を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体素子評価パッケ
ージに関し、特に50Ω終端を有するパッケージに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、例えば電子通信学会論文誌C−
I Vol. J74-C-I No.11 pp.414-420に示された高速In
GaAs/InAlAs多重量子井戸光変調器の周波数
応答特性の測定ブロック図である。測定においては、パ
ッケージ上に多重量子井戸光変調器101と50Ωの終
端抵抗102とが並列に実装される。
【0003】図4は光変調器101が実装された評価パ
ッケージの外観図である。図4において、101は多重
量子井戸光変調器、103及び104はコネクタ、10
5及び106はアルミナ基板を用いた特性インピーダン
ス50Ωのコプレーナウェーブガイドのグランド線及び
信号線である。光変調器101の上面電極とコプレーナ
ウェーブガイドのグランド線105間はワイヤで結線さ
れている。
【0004】コネクタ103及び104のいずれか一方
に、50Ω終端抵抗が装着される。以上のようにして、
図3に示される測定ブロック図のように、光変調器10
1と終端抵抗102とが並列に実装されている。ここ
で、終端抵抗は信号入力部と光変調器とのインピーダン
ス整合をとる働きを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のパッケージは以
上のように構成されているので、光変調器は終端抵抗に
対して一定距離lだけ離れた位置に実装せざるを得な
い。
【0006】一方、光変調器の周波数応答特性は距離l
に対して依存性を持つ。それにもかかわらず、一旦光変
調器がパッケージにハンダ等で実装されてしまうと、こ
の距離lを変えることは困難であるという問題点があっ
た。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、実装後においても半導体素子と
終端抵抗との電気長を変えることができ、半導体素子の
特性を実装後に調整できる半導体素子評価パッケージを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、半導体素子
と終端抵抗とを回路的に並列に実装して上記半導体素子
の特性評価を行う半導体素子評価パッケージにおいて、
上記半導体素子と上記終端抵抗との間の電気長を、該パ
ッケージの基板材質の屈折率変化により変化させる手段
を備えたものである。
【0009】また、この発明は、上記半導体素子評価パ
ッケージにおいて、該パッケージの伝送線路の基板をL
iNbO3 等の電気光学効果を有する材料とし、上記屈
折率変化手段を、該基板に電界を印加する手段としたも
のである。
【0010】また、この発明は、上記半導体素子評価パ
ッケージにおいて、該パッケージの伝送線路の基板をソ
ーダガラス等の熱光学効果を有する材料とし、上記屈折
率変化手段を、該基板を加熱する手段としたものであ
る。
【0011】
【作用】この発明においては、伝送線路の基板に電気光
学効果を有する材料を用いているため、この基板に電界
を印加することにより屈折率変化を誘起することができ
る。伝送線路を伝搬する信号の実効長は基板の屈折率の
関数で決まるため、実質的に半導体素子と終端抵抗間の
距離lを印加する電圧により変えることができる。
【0012】また、この発明においては、伝送線路の基
板に熱光学効果を有する材料を用いているため、この基
板を加熱することにより屈折率変化を誘起することがで
きる。伝送線路を伝搬する信号の実効長は基板の屈折率
の関数で決まるため、実質的に半導体素子と終端抵抗間
の距離lを印加する熱の温度により変えることができ
る。
【0013】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、101は多重量子井戸
光変調器、102は50Ω終端抵抗、103及び104
はコネクタ、107はLiNbO3 基板、108はLi
NbO3基板上に作製したストリップライン、109は
LiNbO3 基板裏に作製したグランド電極、110は
LiNbO3 基板上に作製した電界印加用の電極、11
1はLiNbO3 基板107に形成されたバイアホール
で、グランド電極109と接続されている。光変調器1
01はストリップライン108上にハンダ材等を用いて
実装され、光変調器の上面電極とバイアホール111間
はワイヤで結線される。
【0014】次に動作について説明する。信号源から発
せられた信号電圧はコネクタ103を介し、LiNbO
3 基板上に作製したストリップライン108を伝搬した
後、光変調器101の裏面電極に印加される。光変調器
101の上面はバイアホール111でグランドに接地さ
れており、素子は電圧変調される。信号源の出力インピ
ーダンスは一般に50Ωであり、ストリップライン10
8のインピーダンスも50Ωとなるように作製されてい
る。これに対し、光変調器101は寄生インピーダンス
を持ち、また高抵抗のデバイスであるため、インピーダ
ンスの不整合が生ずる。このインピーダンスの不整合を
緩和するため、コネクタ104に50Ωの終端抵抗10
2が取り付けられている。整合状態は終端抵抗102と
光変調素子101間の距離lに依存する。
【0015】次に、距離lを変化させる動作について説
明する。屈折率nの誘電体基板内を伝搬する信号の波長
λは真空中での波長をλ’とすると次式で示される。 λ’=λ/n …(1) よって、信号が伝搬する基板の屈折率nを変化させれ
ば、伝搬中の信号の波長を変えることができる。
【0016】図1において、信号源から発せられた信号
はLiNbO3 基板107内を伝搬する。LiNbO3
基板は電気光学効果を持つ材料であるため、LiNbO
3 基板上に作製した電界印加用の電極に電圧を印加する
ことにより、誘電率変動を誘起し、屈折率変動が生じ
る。結果として、(1) 式に従い、伝搬信号の波長を変化
させることができる。これは光変調器101と終端抵抗
102間の距離lを実質的に変化できることを示す。
【0017】このような本実施例1による半導体素子評
価パッケージでは、電極110に印加する電圧により、
基板107の屈折率を変化させ、これにより光変調器1
01と終端抵抗102との間の距離lを実質的に変える
ことができる効果がある。
【0018】なお、上記実施例では、基板107に電気
光学材料としてLiNbO3 を用いているが、これはK
DP,KTT等の他の電気光学材料を用いてもよく、上
記と同様の効果が得られる。
【0019】実施例2.次に、図2は本発明の第2の実
施例を示し、実施例1の基板にソーダガラス等の熱光学
材料114を用い、該基板上にTi薄膜ヒータ113を
備えた構成とする。
【0020】本実施例2においては、信号源から発せら
れた信号はソーダガラス基板114内を伝搬する。ソー
ダガラス基板は熱光学効果を持つ材料であるため、ソー
ダガラス基板上に作製したTi薄膜ヒータ113の熱を
印加することにより、誘電率変動を誘起し、屈折率変動
が生じ、これにより伝搬信号の波長を変化させることが
できる。これは光変調器101と終端抵抗102間の距
離lを実質的に変化できることを示す。
【0021】このような本実施例2による半導体素子評
価パッケージでは、Ti薄膜ヒータ113に印加する熱
の温度により、基板114の屈折率を変化させ、これに
より光変調器101と終端抵抗102との間の距離lを
実質的に変えることができる効果がある。
【0022】なお、上記第1および第2の実施例では、
実装される半導体素子に多重量子井戸光変調器を用いて
いるが、これは他の半導体素子を用いてもよく、上記と
同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる半導体
素子評価パッケージによれば、伝送線路の基板に電気光
学効果または熱光学効果を有する材料を用いたため、こ
れらの材料への電界または熱の印加により、基板材質の
屈折率が変化することによって、素子と終端抵抗との間
の電気長を変えることができ、これにより、素子実装後
においても、素子特性が最適となるように素子と終端抵
抗との間の電気長を調整することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による半導体素子評価パ
ッケージの斜視図。
【図2】本発明の第2の実施例による半導体素子評価パ
ッケージの斜視図。
【図3】従来の半導体素子評価パッケージを用いた測定
回路のブロック図。
【図4】従来の半導体素子評価パッケージの斜視図。
【符号の説明】
100 基台 101 多重量子井戸光変調器 102 50Ω終端抵抗 103 コネクタ 104 コネクタ 105 アルミナ基板を用いた特性インピーダンス50
Ωのコプレーナウェーブガイドのグランド線 106 アルミナ基板を用いた特性インピーダンス50
Ωのコプレーナウェーブガイドの信号線 107 LiNbO3 基板 108 ストリップライン 109 グランド電極 110 電界印加用電極 111 バイアホール 112 信号入力端子 113 Ti薄膜ヒータ 114 熱光学材料(例えばソーダガラス)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子と終端抵抗とを回路的に並列
    に実装して上記半導体素子の特性評価を行う半導体素子
    評価パッケージにおいて、 上記半導体素子と上記終端抵抗との間の電気長を、該パ
    ッケージの基板材質の屈折率変化により変化させる手段
    を備えたことを特徴とする半導体素子評価パッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体素子評価パッケー
    ジにおいて、 上記屈折率変化手段は、該半導体素子へ電気信号を伝達
    する伝送線路の下の媒質の屈折率を電界印加により変化
    させるものであることを特徴とする半導体素子評価パッ
    ケージ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体素子評価パッケー
    ジにおいて、 上記屈折率変化手段は、該半導体素子へ電気信号を伝達
    する伝送線路の下の媒質の屈折率を加熱により変化させ
    るものであることを特徴とする半導体素子評価パッケー
    ジ。
JP1306693A 1993-01-29 1993-01-29 半導体素子評価パッケージ Pending JPH06232333A (ja)

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JP1306693A JPH06232333A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 半導体素子評価パッケージ

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JP1306693A JPH06232333A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 半導体素子評価パッケージ

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JPH06232333A true JPH06232333A (ja) 1994-08-19

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JP1306693A Pending JPH06232333A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 半導体素子評価パッケージ

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JP (1) JPH06232333A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6020073A (en) * 1997-04-28 2000-02-01 Wilson, Sr.; Jack H. Pavement marking material and method of pavement marking

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6020073A (en) * 1997-04-28 2000-02-01 Wilson, Sr.; Jack H. Pavement marking material and method of pavement marking

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