JPH06231514A - 磁気再生装置 - Google Patents

磁気再生装置

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Publication number
JPH06231514A
JPH06231514A JP5040415A JP4041593A JPH06231514A JP H06231514 A JPH06231514 A JP H06231514A JP 5040415 A JP5040415 A JP 5040415A JP 4041593 A JP4041593 A JP 4041593A JP H06231514 A JPH06231514 A JP H06231514A
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JP
Japan
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magnetic tape
reference signal
cycle
data
magnetic
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JP5040415A
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English (en)
Inventor
Tadashi Fukami
正 深見
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、例えば磁気テープに斜めに記録トラ
ツクを形成してデイジタルオーデイオ信号を記録再生す
るデイジタルオーデイオテープレコーダ等の磁気再生装
置に関し、磁気テープ走行速度を高速度化しても、確実
にスタートIDを検出する。 【構成】本発明は、磁気テープ1の走行速度に応じて基
準信号SBSYの周期を切り換え、磁気テープ1を高速
再生するとき、ノーマル再生時に比して短い周期で、復
調回路12に格納した管理データを制御回路4に転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題(図6〜図12) 課題を解決するための手段(図1及び図2) 作用(図1及び図2) 実施例 (1)実施例の構成(図1〜図5) (2)実施例の効果 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は磁気再生装置に関し、例
えば磁気テープに斜めに記録トラツクを形成してデイジ
タルオーデイオ信号を記録再生するデイジタルオーデイ
オテープレコーダに適用し得る。
【0003】
【従来の技術】従来、デイジタルオーデイオテープレコ
ーダにおいては、磁気テープに順次斜めに記録トラツク
を形成してデイジタルオーデイオ信号を記録することに
より、高品質のオーデイオ信号を高密度で記録し得るよ
うになされている。
【0004】この記録トラツクを形成する際、デイジタ
ルオーデイオテープレコーダにおいては、オーデイオデ
ータを記録トラツクの中央、メインデータの記録領域に
記録し、その前後の領域にサブコードを記録するように
なされ、これによりこのサブコードを利用して種々の処
理を実行し得るようになされている。
【0005】すなわちこの種のデイジタルオーデイオテ
ープレコーダにおいては、サブコードデータの1つとし
てスタートIDを記録し得るようになされ、演奏の開始
位置で9秒間このサブコードデータを値1に立ち上げる
ようになされている。これにより図6に示すように、デ
イジタルオーデイオテープレコーダにおいては、ノーマ
ル再生において、磁気ヘツドから出力される再生信号R
F(図6(A))を復調回路で復調して再生データを
得、この再生データを続くインターリーブ周期で誤り訂
正処理した後、デインターリーブ処理して出力する。
【0006】このときデイジタルオーデイオテープレコ
ーダにおいては、30〔msec〕周期で信号レベルが立ち上
がる基準信号SBSY(図6(B))を基準にして全体
の動作をインターリーブ周期で制御する。さらにデイジ
タルオーデイオテープレコーダにおいては、再生データ
からサブコードデータを抽出してバツフアメモリに蓄積
し、対応するオーデイオデータをデインターリーブ処理
して出力するタイミングでこのサブコードデータをシス
テム制御回路に出力する。
【0007】これによりデイジタルオーデイオテープレ
コーダにおいては、サブコードに付されたスタートID
を検出して外部に送出するデイジタルオーデイオ信号に
ついて演奏の開始位置を検出する。さらにデイジタルオ
ーデイオテープレコーダにおいては、磁気テープを早送
り、巻き戻しながらこのスタートIDを検出することに
より、演奏の頭出し等の処理を実行し得るようになされ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のデイ
ジタルオーデイオテープレコーダにおいては、磁気テー
プ走行速度を高速度化すると、このスタートIDを検出
し得なくなる恐れがある。
【0009】すなわち図7に示すように、例えば磁気テ
ープ1をノーマル再生時の200 倍の走行速度で早送り再
生する場合、スタートIDを記録した9秒間の領域にお
いては、45〔msec〕の期間の間で走査することになる。
これに対してデイジタルオーデイオテープレコーダにお
いては、回転ドラムと磁気テープの相対速度をノーマル
再生時と同一の速度に保持することにより、200 倍の走
行速度で磁気テープを早送り再生する場合、回転ドラム
を3000〔rpm 〕で回転させ(この場合標準時間モードで
記録した場合でなる)、これにより20〔msec〕周期で回
転ドラムが回転する。
【0010】この回転ドラムに90度の巻き付け角度で磁
気テープが巻き付けられている場合、デイジタルオーデ
イオテープレコーダにおいては、磁気ヘツドA及びBが
記録トラツクを横切るように走査し、結局磁気ヘツドA
及びBがこの9秒間の領域を4回走査することになる。
【0011】これに対して図8に示すように、磁気テー
プ1をノーマル再生時の200 倍の走行速度で巻き戻し再
生する場合、デイジタルオーデイオテープレコーダにお
いては、回転ドラムを1000〔rpm 〕で回転させることに
より(この場合も標準時間モードで記録した場合でな
る)、60〔msec〕周期で回転ドラムが回転する。これに
よりイジタルオーデイオテープレコーダにおいては、磁
気ヘツドA及びBが記録トラツクを横切るように、この
9秒間の領域を2回走査することになる。
【0012】これに対応して長時間モードで記録した磁
気テープを同一の磁気テープ走行速度で再生する場合、
デイジタルオーデイオテープレコーダにおいては、それ
ぞれスタートIDを記録した領域を4回及び2回走査す
ることになる。これによりデイジタルオーデイオテープ
レコーダにおいては、200 倍の再生速度で早送り再生す
る場合、基準信号SBSYの1周期で4回再生信号RF
の信号レベルが立ち上がるのに対し(図6(C))、20
0 倍の再生速度で巻き戻し再生する場合、基準信号SB
SYの1周期で3回再生信号RFの信号レベルが立ち上
がる(図6(D))。
【0013】これに対応してデイジタルオーデイオテー
プレコーダにおいては、それぞれ記録トラツクの走査開
始端及び走査終了端にサブコードの記録領域S1及びS
2を形成することにより、それぞれ基準信号SBSYの
1周期で4回及び2回サブコードデータを復調すること
になる。
【0014】これに対してデイジタルオーデイオテープ
レコーダにおいては、このようにして得られるサブコー
ドデータをバツフアメモリに格納した後、対応するオー
デイオデータを出力するタイミングでシステム制御回路
に出力することにより、このように1インターリーブ周
期で複数回再生信号RFの信号レベルが立ち上がると、
このバツフアメモリのサブコードデータを最新のものに
書き換えて出力するようになる。
【0015】すなわち図9に示すように、標準時間モー
ドで記録した磁気テープを200 倍の再生速度で早送り再
生する場合、基準信号SBSY(図9(A))の1周期
で、回転ドラムの回転周期(この場合この回転周期に同
期したスイツチングパルス信号SWP(図9(B))で
回転ドラムの回転周期を表す)に同期してスタートID
が4回立ち上がることになる。
【0016】この場合例えばこのスタートIDが基準信
号SBSYの立ち上がりを間に挟んでそれぞれ2回づつ
立ち上がつた場合、前半のインターリーブ周期において
は、始めの値0のスタートIDが値1に書き換えられて
出力されるのに対し、続くインターリーブ周期において
は、始めの値1のスタートIDが値0に書き換えられて
出力される(図9(C))。
【0017】これによりデイジタルオーデイオテープレ
コーダにおいては、この場合システム制御回路でスター
トIDを1回しか検出し得ず、例えば前半のスタートI
Dが誤つて再生されると、この場合スタートIDを検出
し得ず、頭出し得なくなる問題がある。
【0018】これに対して図10に示すように、標準時
間モードで記録した磁気テープを200 倍の再生速度で巻
き戻し再生する場合、スイツチングパルス信号SWP
(図10(B))の1周期で基準信号SBSY(図10
(A))が2回立ち上がるようになり、このスイツチン
グパルス信号SWPに同期してスタートIDが2回立ち
上がることになる。この場合例えばこのスタートIDが
基準信号SBSYの立ち上がりを間に挟んでそれぞれ1
回づつ立ち上がつた場合、前半のインターリーブ周期に
おいては、始めの値0のスタートIDが値1に書き換え
られて出力されるのに対し、続くインターリーブ周期に
おいては、始めの値1のスタートIDが値0に書き換え
られて出力される(図10(C))。
【0019】これによりこの場合もデイジタルオーデイ
オテープレコーダにおいては、システム制御回路でスタ
ートIDを1回しか検出し得ず、初めのスタートIDが
誤つて検出されるとスタートIDを検出し得なくなる。
【0020】これに対して図11に示すように、長時間
モードで記録した磁気テープを200倍の再生速度で早送
り再生する場合、インターリーブ周期が60〔msec〕に切
り換わることにより、基準信号SBSY(図11
(A))の1周期でスイツチングパルス信号SWP(図
11(B))が3周期切り換わるようになり、このスイ
ツチングパルス信号SWPに同期してスタートIDが4
回立ち上がることになる。この場合例えばこのスタート
IDが基準信号SBSYの立ち上がりを間に挟んでそれ
ぞれ1回及び3回づつ立ち上がつた場合、前半のインタ
ーリーブ周期においては、始めの値0のスタートIDが
値1に書き換えられて出力されるのに対し、続くインタ
ーリーブ周期においては、始めの値1のスタートIDが
値0に書き換えられて出力される(図11(C))。
【0021】これによりこの場合もデイジタルオーデイ
オテープレコーダにおいては、システム制御回路でスタ
ートIDを1回しか検出し得ず、スタートIDを検出し
得ない恐れがある。さらにこの場合基準信号SBSYの
立ち上がりに続いてスタートIDが4回立ち上がると、
この場合始め値1のスタートIDが値0に書き換えられ
て出力され、結局この場合はスタートIDを全く検出し
得なくなる。
【0022】さらに図12に示すように、長時間モード
で記録した磁気テープを200 倍の再生速度で巻き戻し再
生する場合、基準信号SBSY(図11(A))の1周
期でスイツチングパルス信号SWP(図11(B))が
1周期切り換わるようになり、このスイツチングパルス
信号SWPに同期してスタートIDが2回立ち上がるこ
とになる。これによりこの場合、標準時間モードで記録
した磁気テープを200 倍の再生速度で巻き戻し再生する
場合と同様な問題が発生することになる。
【0023】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、磁気テープ走行速度を高速度化しても、確実にスタ
ートIDを検出することができる磁気再生装置を提案し
ようとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、回転ドラムRに搭載した磁気ヘツ
ドA、Bで磁気テープ1を順次斜めに走査し、磁気テー
プ1に記録した所望の記録データD2を再生する磁気再
生装置3において、磁気テープ1は、順次斜めに記録ト
ラツクを形成し、記録トラツクを分割して形成した各領
域に記録データD2と記録データD2の管理データをそ
れぞれ記録し、磁気再生装置1は、磁気テープ1を所定
の走行速度で走行させる磁気テープ走行系と、磁気テー
プ1の走行速度に応じて回転ドラムRの回転速度を所定
値に保持するサーボ回路13と、磁気ヘツドA、Bから
出力される再生信号RFを復調して管理データを格納
し、格納した管理データを所定の基準信号SBSYを基
準にして出力する復調回路11、12と、復調回路1
1、12から出力される管理データに基づいて、全体の
動作を制御する制御回路4、5と、基準信号SBSYを
出力する基準信号生成回路10とを備え、基準信号生成
回路10は、磁気テープ1の走行速度に応じて基準信号
SBSYの周期を切り換えることにより、磁気テープ1
を高速再生するとき、ノーマル再生時に比して短い周期
で、復調回路11、12に格納した管理データを制御回
路4、5に転送する。
【0025】
【作用】磁気テープ1の走行速度に応じて基準信号SB
SYの周期を切り換えることにより、磁気テープ1を高
速再生するとき、ノーマル再生時に比して短い周期で、
復調回路11、12に格納した管理データを制御回路
4、5に転送すれば、その分基準信号SBSYの1周期
で複数回得られる管理データを確実に転送することがで
きる。
【0026】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0027】(1)実施例の構成 図1において、3は全体としてデイジタルオーデイオテ
ープレコーダを示し、システム制御回路4から出力され
る制御データを入出力回路(IF)5を介してデータバ
スBUSに出力することにより、システム制御回路4で
全体の動作を制御する。
【0028】すなわち記録時においては、データ入力回
路6を介してアナログデイジタル変換回路(図示せず)
から出力されるオーデイオデータD1を順次入力し、こ
のオーデイオデータD1をデータバスBUSを介してメ
モリ回路7に格納する。このときメモリ回路7において
は、アドレスを所定順序で切り換えてオーデイオデータ
D1を入出力することにより、オーデイオデータD1を
所定周期でインターリーブ処理し、誤り訂正処理回路
(ECC)8においては、このインターリーブ処理した
オーデイオデータに対して誤り訂正符号を生成してメモ
リ回路7に格納する。
【0029】これに対して記録回路9においては、この
メモリ回路7に格納したオーデイオデータD1、誤り訂
正符号をサブコードデータと共に記録データに変換し、
回転ドラムRに搭載された磁気ヘツドA及びBに出力す
る。このとき記録回路9においては、回転ドラムRの回
転周期に同期したスイツチングパルス信号SWPを基準
にして記録データを出力し、これにより磁気ヘツドA及
びBが磁気テープ1を走査するタイミングに応じて対応
するオーデイオデータD1等を所定の記録位置に記録し
得るようになされている。
【0030】回転ドラムRにおいては、直径が15〔mm〕
に選定され、正及び負のアジマス角の磁気ヘツドA及び
Bを180 度の角間隔で搭載するようになされている。ア
ドレス生成回路10は、基準信号生成回路で生成した基
準信号を分周することにより、出力データD2に同期す
るビツトクロツク、さらにはインターリーブ周期で信号
レベルが立ち上がる基準信号EXSYを生成し、さらに
メモリ回路7のアドレスデータを生成する。
【0031】これに対してサーボ回路13においては、
インターリーブ周期で磁気ヘツドA及びBがそれぞれ記
録トラツクを形成するように、アドレス生成回路10の
出力信号を基準にして回転ドラムRを回転駆動する。さ
らにサーボ回路13においては、同様にアドレス生成回
路10の出力信号を基準にしてキヤプスタンモータを駆
動することにより、磁気テープ1の走行速度を所定の値
に保持する。
【0032】これによりデイジタルオーデイオテープレ
コーダ3においては、順次所定のサンプリング周波数で
入力されるオーデイオデータをデイジタルオーデイオテ
ープレコーダについて規格化されたフオーマツトで記録
し得るようになされている。
【0033】これに対して再生時、デイジタルオーデイ
オテープレコーダ3においては、システム制御回路4か
ら出力される制御データに応じて動作を切り換え、ノー
マル再生時、記録時と同一の条件で回転ドラムR及び磁
気テープ走行系を駆動し、その結果磁気ヘツドA及びB
から得られる再生信号RFをPLL回路11に入力す
る。これに対応して記録回路9においては、動作を停止
するのに対し、PLL回路11及び復調回路12におい
ては、動作を開始する。
【0034】すなわちPLL回路11においては、再生
信号RFをから再生クロツクを生成し、この再生クロツ
クを基準にして再生信号RFを2値化する。復調回路1
2においては、この2値化して得られる再生データを復
調することにより、元のオーデイオデータD1及び誤り
訂正符号等の再生データを得、この再生データをメモリ
回路7に格納する。
【0035】誤り訂正処理回路8においては、再生時、
このメモリ回路7に格納した再生データの誤り訂正処理
を実行するのに対し、メモリ回路7においては、誤り訂
正処理した再生データを所定順序で順次データ出力回路
14に出力し、これにより再生データをデインターリー
ブ処理する。データ出力回路14においては、この再生
データをアナログデイジタル変換回路に出力し、これに
よりデイジタルオーデイオテープレコーダ3において
は、磁気テープに記録したオーデイオデータD2を再生
し得るようになされている。
【0036】このようにしてオーデイオデータを再生す
る際、デイジタルオーデイオテープレコーダ3において
は、復調回路12において、サブコードデータを一端バ
ツフアメモリに格納した後、基準信号SBSYを基準に
して対応するオーデイオデータD2がデータ出力回路1
4から出力されるタイミングでデータバスBUSに出力
し、システム制御回路4においては、同様に基準信号S
BSYを基準にしてこのサブコードデータを取り込む。
【0037】これによりシステム制御回路4において
は、演奏時間等を検出して所定の表示手段に表示し得る
ようになされている。
【0038】これに対して早送り再生及び巻き戻し再生
において、デイジタルオーデイオテープレコーダ3は、
サーボ回路13で磁気テープ1を高速度で走行させ、こ
の走行速度に対応するように回転ドラムRの回転速度を
切り換える。これに対してアドレス生成回路10におい
ては、基準信号SBSYの周期を1/2に切り換え、こ
れにより再生されたサブコードデータについて、システ
ム制御回路4への転送速度をノーマル再生時の2倍の速
度に切り換える。
【0039】すなわち図9に対応して図2に示すよう
に、標準時間モードで記録した磁気テープを200 倍速の
再生速度で早送り再生する場合、この実施例のように基
準信号SBSYの周期を1/2に切り換えることにより
(図2(A)及び(B))、最低2回は値1に立ち上が
つたスタートIDを送出することができ、これによりシ
ステム制御回路4においては、確実にスタートIDを検
出することができる(図2(C))。
【0040】これに対して図10に対応して図3に示す
ように、標準時間モードで記録した磁気テープを200 倍
速の再生速度で巻き戻し再生する場合、基準信号SBS
Yの周期を1/2に切り換えることにより(図3(A)
及び(B))、同様に2回は値1に立ち上がつたスター
トIDを送出することができ、これによりシステム制御
回路4において、確実にスタートIDを検出することが
できる(図3(C))。
【0041】さらに図11に対応して図4に示すよう
に、長時間モードで記録した磁気テープを200 倍速の再
生速度で早送り再生する場合(図4(A)及び
(B))、最低1回は値1に連続してスタートIDが立
ち上がる周期を形成することができ、これによりバツフ
アメモリに格納したスタートIDを送出して確実にスタ
ートIDを検出することができる(図4(C))。
【0042】同様に図12に対応して図5に示すよう
に、長時間モードで記録した磁気テープを200 倍速の再
生速度で巻き戻し再生する場合(図5(A)及び
(B))、最低2回は値1に立ち上がつたスタートID
を送出することができ、これにより確実にスタートID
を検出することができる(図4(C))。
【0043】かくしてシステム制御回路4においては、
ユーザが頭出しの操作子を押圧操作した場合、このスタ
ートIDを検出すると、磁気テープ1の走行を停止制御
し、これによりスタートIDを基準にして確実に頭出し
得るようになされている。
【0044】(2)実施例の効果 以上の構成によれば、早送り再生及び巻き戻し再生時、
サブコードデータ転送の基準となる基準信号SBSYの
周期をノーマル再生時の1/2周期に切り換え、サブコ
ードデータの転送速度を2倍に切り換えることにより、
確実にスタートIDを検出することができ、これにより
確実に頭出しすることができる。
【0045】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、早送り再生及び巻き戻し
再生時、サブコードデータ転送の基準信号SBSYの周
期をノーマル再生時の1/2周期に切り換える場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、必要に応じて長
時間モードで記録した磁気テープを早送り再生及び巻き
戻し再生する場合だけ基準信号の周期を切り換えるよう
にしてもよい。
【0046】さらに上述の実施例においては、基準信号
SBSYの周期をノーマル再生時の1/2周期に切り換
える場合について述べたが、本発明は1/2周期に限ら
ず、必要に応じて種々の周期に設定し得、例えば基準を
スイツチングパルス信号に切り換えることにより、この
周期を連続的に切り換えるようにしてもよい。
【0047】さらに上述の実施例においては、デイジタ
ルオーデイオテープレコーダに本発明を適用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、種々のデータ
を記録する場合に広く適用することができる。
【0048】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、磁気テー
プの走行速度に応じて基準信号の周期を切り換え、磁気
テープを高速再生するとき、ノーマル再生時に比して短
い周期で、復調回路に格納した管理データを制御回路に
転送することにより、磁気テープ走行速度を高速度化し
ても、確実にスタートIDを検出することができる磁気
再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデイジタルオーデイオ
テープレコーダを示すブロツク図である。
【図2】その動作の説明に供する信号波形図である。
【図3】標準時間モードで記録した磁気テープを巻き戻
し再生する場合の説明に供する信号波形図である。
【図4】長時間時間モードで記録した磁気テープを早送
り再生する場合の説明に供する信号波形図である。
【図5】長時間時間モードで記録した磁気テープを巻き
戻し再生する場合の説明に供する信号波形図である。
【図6】デイジタルオーデイオテープレコーダの再生信
号の処理の説明に供する信号波形図である。
【図7】磁気テープを早送り再生する場合の磁気ヘツド
の走査の説明に供する略線図である。
【図8】磁気テープを巻き戻し再生する場合の磁気ヘツ
ドの走査の説明に供する略線図である。
【図9】その標準時間モードで記録した磁気テープを早
送り再生する場合の説明に供する信号波形図である。
【図10】その標準時間モードで記録した磁気テープを
巻き戻し再生する場合の説明に供する信号波形図であ
る。
【図11】その長時間時間モードで記録した磁気テープ
を早送り再生する場合の説明に供する信号波形図であ
る。
【図12】その長時間時間モードで記録した磁気テープ
を巻き戻し再生する場合の説明に供する信号波形図であ
る。
【符号の説明】
1……磁気テープ、3……デイジタルオーデイオテープ
レコーダ、4……システム制御回路、7……メモリ回
路、8……誤り訂正回路、9……記録回路、10……ア
ドレス生成回路、11……PLL回路、12……復調回
路、A、B……磁気ヘツド、R……回転ドラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムに搭載した磁気ヘツドで磁気テ
    ープを順次斜めに走査し、上記磁気テープに記録した所
    望の記録データを再生する磁気再生装置において、 上記磁気テープは、順次斜めに記録トラツクを形成し、
    上記記録トラツクを分割して形成した各領域に上記記録
    データと上記記録データの管理データとをそれぞれ記録
    し、 上記磁気再生装置は、 上記磁気テープを所定の走行速度で走行させる磁気テー
    プ走行系と、 上記磁気テープの走行速度に応じて回転ドラムの回転速
    度を所定値に保持するサーボ回路と、 上記磁気ヘツドから出力される再生信号を復調して上記
    管理データを格納し、格納した上記管理データを所定の
    基準信号を基準にして出力する復調回路と、 上記復調回路から出力される上記管理データに基づい
    て、全体の動作を制御する制御回路と、 上記基準信号を出力する基準信号生成回路とを具え、 上記基準信号生成回路は、上記磁気テープの走行速度に
    応じて上記基準信号の周期を切り換えることにより、上
    記磁気テープを高速再生するとき、ノーマル再生時に比
    して短い周期で、上記復調回路に格納した上記管理デー
    タを上記制御回路に転送することを特徴とする磁気再生
    装置。
JP5040415A 1993-02-03 1993-02-03 磁気再生装置 Pending JPH06231514A (ja)

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