JPH0623116U - ランプカバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーブルに取付けられた屋外のランプを覆うカ
バーの脱落を防止したランプカバー。 【構成】ランプ３はフラットケーブル１に配置されたソ
ケット体２に取付けられており、該ソケット体２の外壁
にはシリコンゴム製の鍔付きカバーホルダ４が嵌め込ま
れている。ランプカバー５は耐候性のある合成樹脂製
で、その首部５２には突出部５３が設けられ、ソケット
体２に嵌めたカバーホルダ４の上方からランプカバー５
を装着させた後、フラットケーブル１に取付けたフック
金具６によって突出部５を掛止し、ランプカバー５の脱
落を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は遊園地などの露天のイルミネーションや、遊具のガイド照明のランプ のカバーとして脱落することなくに安全に使用できるランプカバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

屋外に使用のイルミネーションや遊具のガイド照明に使用するランプは、通常 、捻込みベースのランプが用いられ、その風両を防ぐカバーとして基台のソケッ トに捻込んで締付けるガラスや合成樹脂製のランプカバーが使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述のようなランプカバーは十分に基台に締付けられている場合には風両を防 いで内部のランプを保護するが、長時日の使用では風に煽られてランプカバーが 弛んで外れる虞がある。

【０００４】 特に遊園地の例えばジェットコースタのような乗物のレールに添ったガイド灯 では、高所で点検に不便な場所に取付けられており、また振動が激しいため弛み やすく、その保守に手数を要するという不都合が生じている。

【０００５】 本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は屋外に配置 されるランプに装着後は振動に耐えて脱落することなく、長期にわたってランプ の防水が図れるランプカバーを提供しようとすることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案によれば、屋外に架設されるケーブルに配 置されたランプを覆って保護するとともに、自体の脱落を防止するランプカバー において、前記のランプのソケット体外壁とランプカバーの首部内壁との間に介 在される柔軟な合成樹脂素材からなるカバーホルダと、前記のケーブルに取付け られてランプカバーの首部に設けた放射方向の突出部を掛止するフック金具とを 有するランプカバーが提供される。

【０００７】

【作用】

シリコンゴム製のカバーホルダによりソケット体とランプカバーとは緊密に密 接されて内部への防水と風や振動による弛みが防止され、さらにケーブルに取付 けたフック金具によりランプカバーの脱落が防げる。

【０００８】

【実施例】

つぎに本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。

【０００９】 図１は本考案にかかるランプカバーの一実施例を示す分解斜視図であり、図２ はその側面からの説明図である。

【００１０】 これらの図面において、１はフラットケーブルで、複数本の導線を並列にして 外側を塩化ビニールで被覆した電線であり、合成樹脂材からなるソケット体２の 基部２１を貫通するように取付けられて、両者は溶着されて防水が図られている 。そして、ソケット体２の胴部２２にはランプ３のベース金具に接触して通電す るソケット金具が内蔵され、フラットケーブル１の導線に接続されている。なお 、２３はシリコンゴム樹脂からなるランプホルダで、胴部２２とランプ３の首部 との間に介在されて、ソケット金具に捻込まれたランプ３が弛むのを防止するも のである。

【００１１】 ４はカバーホルダで、鍔部４１と筒部４２とを備えてシリコンゴム樹脂により 形成され、ソケット体２の上方より被着されて、上方からランプカバー５が装着 されるものである。そして、カバーホルダ４の筒部４２の外壁は例えば、上部４ ２１は肉薄であるがその下部４２２は厚く形成され、さらに下部４２２には複数 条の突起４２３がその外壁に突設されて、挿入されるランプカバー５の内壁面と 緊密に密接するように形成されている。

【００１２】 ランプカバー５は傘部５１と首部５２とを備えて耐候性の大きい合成樹脂から なるもので、各種の色彩の透明または半透明の素材が用いられ、傘部５１の内壁 には所定の模様が刻設されている。そして、首部５２の所定の位置には鉤部５３ １を有して横Ｌ字状に突出する２個の突出部５３が放射方向に突設されている。

【００１３】 ６はステンレス鋼線が折曲げられて形成されたフック金具で、その下端はフラ ットケーブル１を抱持するようになされ、上辺部６１はカバーホルダ４を介在さ せてソケット体２に装着されたランプカバー５の突出部５３の鉤部５３１に係合 し、ランプカバー５を保持するように構成されている。

【００１４】 つぎにこのように構成された本実施例の作動について説明すると、ランプ３を 取付けたソケット体２の胴部２２の外壁にはシリコンゴム製のカバーホルダ４が 装着され、該カバーホルダ４の突起４２３を備えた筒部４２にはランプカバー５ の首部５２が密接して挿着されているので、ソケット体２とランプカバー５とは シリコンゴムの粘性により強固に取付けられ、さらにフラットケーブル１に設け た２個のフック金具６の上辺部６１はランプカバー５の突出部５３に係合してい るので、両水の侵入による不具合や、長時日の風や遊具の振動などによるランプ カバー５の脱落事故などから十分に免れることになる。

【００１５】 以上、本考案を上述の実施例によって説明したが、本考案の主旨の範囲内で種 々の変形が可能であり、これらの変形を本考案の範囲から排除するものではない 。

【００１６】

【考案の効果】

上述の実施例のように本発明によれば、ソケット体とランプカバーの首部との 間にはシリコンゴム製のカバーホルダが介在するため、ランプカバー内部への両 水の侵入の防止と、振動などによるランプカバーの弛みが防げ、さらに、ランプ カバーの突出部にはフラットケーブルからのフック金具が掛止されているので脱 落が防止されることになり、したがって保守の手数が減ずるとともに、安全が確 保される効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案にかかるランプカバーの一実施例を示す
分解斜視図である。

【図２】その側面からの説明図である。

【符号の説明】

１…フラットケーブル ２…ソケット体 ３…ランプ ４…カバーホルダ ５…ランプカバー ６…フック金具 ５２…首部 ５３…突出部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】屋外に架設されるケーブルに配置されたラ
   ンプを覆って保護するとともに、自体の脱落を防止する
   ランプカバーにおいて、前記のランプのソケット体外壁
   とランプカバーの首部内壁との間に介在される柔軟な合
   成樹脂素材からなるカバーホルダと、前記のケーブルに
   取付けられてランプカバーの首部に設けた放射方向の突
   出部を掛止するフック金具とを有することを特徴とする
   ランプカバー。
2. 【請求項２】前記のカバーホルダはシリコンゴム樹脂製
   であることを特徴とする請求項１記載のランプカバー。