JPH06229586A - 空調熱負荷低減方法およびこの方法に使用する照明器具 - Google Patents

空調熱負荷低減方法およびこの方法に使用する照明器具

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JPH06229586A
JPH06229586A JP5032477A JP3247793A JPH06229586A JP H06229586 A JPH06229586 A JP H06229586A JP 5032477 A JP5032477 A JP 5032477A JP 3247793 A JP3247793 A JP 3247793A JP H06229586 A JPH06229586 A JP H06229586A
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JP
Japan
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air
room
screen
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fluorescent lamp
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Application number
JP5032477A
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English (en)
Inventor
Toshio Hayashi
利雄 林
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Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • Y02A30/274Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies using waste energy, e.g. from internal combustion engine

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調されている室の天井部に設置される照明
器具による温熱環境の低下を防止し,同時に排熱回収を
図る。 【構成】 空気調和が行なわれている室内の天井部に設
置された照明器具内に室内空気を取入れ,この照明器具
内を通過した空気を,室内が冷房負荷のときは室外に強
制排気し,室内が暖房負荷のときは空調機に還気するこ
とからなる空調熱負荷低減方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,空気調和を行っている
室内の照明器具(とくに天井部の照明器具)に起因する
空調熱負荷を低減し,同時に照明器具からの熱輻射を低
減する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空調を行っている室内において経時的に
発生する熱負荷としては,人体負荷,外皮負荷,照明負
荷,OA機器類の負荷,外気負荷等がある。これらの熱
負荷は冷房時には空気調和設備の熱負荷となる一方で,
特に照明器具等では放射熱を与え温熱環境を低下させ
る。
【0003】従来より,照明器具で発生する熱を外部に
放出する方法としては,室内の空調設備の一つとして取
付けられる還気口や排気口の位置を選定することによ
り,空気を媒体として該熱を搬出することが行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,室内に導入
される熱のうち,とくに照明に起因する冷房熱負荷を低
減し,効率的なエネルギー利用を図り,また照明器具か
らの熱輻射を低減させて温熱環境の快適性を向上させる
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,空気調
和が行なわれている室内の天井部に設置された照明器具
内に室内空気を取入れ,この照明器具内を通過した空気
を,室内が冷房負荷のときは室外に強制排気し,室内が
暖房負荷のときは空調機に還気することからなる空調熱
負荷低減方法,並びに暖房運転が行なわれている室内の
天井部に設置された照明器具内に空調機から供給される
給気を取入れ,この照明器具内を通過した空気を室内に
供給することからなる空調熱負荷低減方法を提供する。
【0006】そして,この空調熱負荷低減方法に使用す
る照明器具として,棒状蛍光灯の背面に反射カバーを取
付けた天井設置型照明器具であって,該反射カバーの投
光側開口部に透光性材料からなる空気透過性のスクリー
ンを張り渡すことにより,該反射カバーとスクリーンに
よって蛍光灯を収容する筒状空間を形成し,この筒状空
間の一端側または両端側に空気の給排気口を設けると共
に,この筒状空間内における蛍光灯とスクリーンとの間
の間隙に,透光性材料からなる板を,反射カバーとの間
でスリット状の開口が片側に形成されるように,配置し
てなる照明器具を提供する。
【0007】
【作用】一般的なオフイスを例とすると,床面積当りの
熱負荷は約120Kcal/m2.H 程度であり,この内訳のな
かで照明による熱負荷の割合は約15%である。本発明
によれば,この熱を少ない動力で排出し,且つ照明器具
からの輻射を低減させることができる。またこの照明に
よる発熱量約20Kcal/m2.H の熱回収も行うことができ
る。すなわち本発明によれば,照明器具による空調熱負
荷の低減,照明器具による輻射熱の低減,並びに照明器
具の発熱量の熱回収を行うことができる。
【0008】
【実施例】図1は,空気調和が行なわれている室1の天
井2に設置された照明器具3内に室内空気を取入れ,こ
の照明器具3内を通過した空気を,室内が冷房負荷のと
きは室外に強制排気し,室内が暖房負荷のときは空調機
4に還気する本発明法の実施例を示したものである。
【0009】図例において,室1への給気は天井部の吹
出口7から行われ,空調機4から給気ダクト6を経て各
吹出口7に調和空気が供給される。また,室内の空気は
還気取入口8から還気ダクト9を経て空調機4に供給さ
れる。
【0010】天井部の照明器具3は,その詳細は後述す
るが,器具端部に接続された排気ダクト5から空気を吸
引すると照明器具3内に室内空気が渦流を形成しながら
通流するようになっている。照明器具3内を通過した空
気を排気する排気ダクト5には排気フアン10が介装さ
れている。また排気ダクト5の途中から分岐した分岐ダ
クト11を経て還気ダクト9に接続され,排気フアン1
0への通路と還気ダクト9への通路への空気路の切換え
をダンパ12と13の開閉動作によって行うようになっ
ている。
【0011】この場合,室内が冷房負荷のとき,すなわ
ち冷房を行っているときダンパ13を閉,ダンパ12を
開にして排気フアン10を稼動し,室内が暖房負荷のと
き,すなわち暖房運転を行っているときはダンパ12を
閉,ダンパ13を開にして空調機4に照明器具3を通過
した空気を還気の一部として取入れる。
【0012】図2は,暖房運転のときに照明器具3内に
空調機4から供給される給気を取入れ,照明器具3内を
通過した空気を室1内に供給するようにした本発明の実
施例を示したものであり,このために,給気ダクト6か
ら各照明器具3に通ずる分岐ダクト14を施設する。図
2の場合には,図1の排気ダクト5を共用し,これに分
岐ダクト14を接続した例を示しており,ダンパ12と
13をいずれも閉,ダンパ15を開にしてこの運転を行
う。
【0013】図3〜図9は,図1や図2で使用する照明
器具3の実施例を示しており,図3〜4のものは,棒状
蛍光灯18の背面に反射カバー19を取付けた一般的な
天井設置型照明器具3に対し,反射カバー19の投光側
開口部に透光性材料からなる空気透過性のスクリーン2
0を張り渡すことによって,反射カバー19とスクリー
ン20並びに側板21Aと21Bによって蛍光灯を収容
する筒状空間23が形成されている。
【0014】そして,筒状空間23の一端側21に空気
の給排気口24を設けると共に,この筒状空間内23に
おける蛍光灯18とスクリーン20との間の間隙に,透
光性材料からなる板25が,反射カバー19との間でス
リット状の開口26が片側に形成されるように,配置し
てある。
【0015】これにより,給排気口24から排気する
と,図3〜4中に矢印で示すような空気の流れが形成さ
れる。すなわち,図1のようにダクト5を通じて給排気
口24から空気を吸引すると,透光板25の片側のスリ
ット26を通じて筒状空間23内に室内空気が吸引され
るが,軸方向に形成されたスリット26は反射カバー1
9の内面において片側だけに偏位しているので,筒状空
間23内では蛍光灯18を取り巻くような渦流を形成し
ながら,給排気口24の方向に流れる。
【0016】またスクリーン20が透光板25の下方に
存在するので,このスクリーン20が面状の空気抵抗体
として作用する。この結果,スリット26に向かう空気
流は透光板25とスクリーン20の間の隙間にも流れ込
む。
【0017】このスリット26による渦流の形成とスク
リーン20の整流効果によって,少ない空気量の通流で
も蛍光灯18,反射カバー19および透光板25の奪熱
を効果的に行うことができる。
【0018】図5は,比較的長さが長い照明器具に対し
て本発明を適用した例を示したもので,給排気口24A
と24Bを照明器具3の両端に設け,中央に配置された
軸と直交する方向の仕切板22によって二つの筒状空間
23Aと23Bに二分した例を示している。この場合に
は,両方の給排気口24Aと24Bを図1の排気ダクト
5に接続すれば,渦流形成帯域の距離が半分となるの
で,長い照明器具でも全体的に渦流を形成でき,またス
クリーン20の整流効果もほぼ全域にわたって果たされ
る。
【0019】図6は二本の蛍光灯18Aと18Bを平行
に取付けた照明器具3に対して本発明を適用した例を示
したもので,両蛍光灯18Aと18Bとの間にも仕切反
射板27を設けることによって各蛍光灯毎に平行な筒状
空間23Cと23Dを設け,スクリーン20は反射カバ
ー本体19の開口全体に取付けられている,透明板25
の両縁部において反射カバー本体19と間でスリット2
6Aと26Bを形成してある。これにより,蛍光灯が二
本であっても,図3と同様に渦流の形成とスクリーン2
0による整流効果が奏される。
【0020】図7は,図6のように複数の蛍光灯を有
し,且つそれらの蛍光灯の長さも長い場合に,図5と同
様に中央で仕切板22を設けて両側に給排気口24Aと
24Bを設けた例を示している。これによれば,各蛍光
灯ごとにしかも図5と同様に渦流の形成とスクリーン2
0の整流効果が良好に奏される。
【0021】図3〜図7に矢印で示した気流の流れ方向
は,給排気口24から空気を吸引する場合の例を示して
いるが,これらの給排気24から図2のようにして空調
機からき給気を導入する場合には,その気流の流れが逆
となって照明器具内を通過したうえスリット26を通じ
て室内に吹き出される。
【0022】図8は,蛍光灯18のソケット29の周囲
に空間が形成されるように側板21より突出して補助筒
30を設け,この補助筒30の端面に給排気口24を設
けた例を示しており,図9は図8のX−X線矢視断面を
示している。31はソケット29を補助筒30内で固定
する支持杆を示す。この構造によると,ソケット29は
その全周囲に空気が通流する空間が形成されるので,ソ
ケット29が渦流形成の障害となることが防止される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によると,
室内が冷房負荷のときには室内の空気が照明器具3内を
通過し,そのさいの空気流が蛍光灯や反射カバー(透光
板,スクリーンを含む)から抜熱し,これら部材を冷却
するので室内に照射される輻射熱が低減して温熱環境が
良好に保たれる。しかも,室内から照明器具内に取入れ
られる空気量は極めて少量であっても,渦流の形成とス
クリーンによる整流効果でその冷却作用が効果的に働
く。
【0024】また,室内が暖房負荷のときは,照明器具
を通過した空気を空調機に戻すことにより排熱回収が図
れ,空調機からの給気を照明器具内を通過させてから室
内に吹出す場合にも,照明器具の発熱を給気の加温に利
用できるので省エネルギーと温熱環境の維持が同時に達
成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う空調熱負荷低減法を説明するため
の機器配置系統図である。
【図2】本発明に従う空調熱負荷低減法の他の例を説明
するための機器配置系統図である。
【図3】本発明に従う照明器具の例を示す軸と直交する
略断面図である。
【図4】図3の照明器具を軸と平行に見た透視側面図で
ある。
【図5】長い照明器具の場合の図3と同様の透視側面図
である。
【図6】蛍光灯を二本もつ照明器具の実施例を示す軸と
直交する略断面図である。
【図7】蛍光灯を二本もつ照明器具であって且つ長い照
明器具の場合の図3と同様の透視側面図である。
【図8】本発明に従う照明器具のソケット部分の構造を
示す部分断面図である。
【図9】図8のX−X線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 空調が行われている室内 3 照明器具 4 空調機 5 排気ダクト 9 還気ダクト 10 排気フアン 12 ダンパ 13 ダンパ 15 ダンパ 18 蛍光灯 19 反射カバー 20 透明材料からなるスクリーン 22 仕切板 23 照明器具内の筒状空間 24 給排気口 25 透明板 26 スリット 27 仕切反射板 29 ソケット 30 補助筒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和が行なわれている室内の天井部
    に設置された照明器具内に室内空気を取入れ,この照明
    器具内を通過した空気を,室内が冷房負荷のときは室外
    に強制排気し,室内が暖房負荷のときは空調機に還気す
    ることからなる空調熱負荷低減方法。
  2. 【請求項2】 暖房運転が行なわれている室内の天井部
    に設置された照明器具内に空調機から供給される給気を
    取入れ,この照明器具内を通過した空気を室内に供給す
    ることからなる空調熱負荷低減方法。
  3. 【請求項3】 棒状蛍光灯の背面に反射カバーを取付け
    た天井設置型照明器具において,該反射カバーの投光側
    開口部に透光性材料からなる空気透過性のスクリーンを
    張り渡すことにより,該反射カバーとスクリーンによっ
    て蛍光灯を収容する筒状空間を形成し,この筒状空間の
    一端側または両端側に空気の給排気口を設けると共に,
    この筒状空間内における蛍光灯とスクリーンとの間の間
    隙に,透光性材料からなる板を,反射カバーとの間でス
    リット状の開口が片側に形成されるように,配置してな
    る請求項1または2の方法に使用する照明器具。
  4. 【請求項4】 該筒状空間は中央に配置された軸と直交
    する方向の仕切板によって二分され,給排気口は両端側
    に配置される請求項3に記載の照明器具。
  5. 【請求項5】 蛍光灯は複数本平行に配置され,各蛍光
    灯ごとに前記の筒状空間が形成され,反射カバー,スク
    リーンおよび給排気口は全筒状空間に共用される請求項
    3に記載の照明器具。
JP5032477A 1993-01-29 1993-01-29 空調熱負荷低減方法およびこの方法に使用する照明器具 Pending JPH06229586A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5467221A (en) * 1993-11-30 1995-11-14 Hitachi, Ltd. Multi-screen projector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5467221A (en) * 1993-11-30 1995-11-14 Hitachi, Ltd. Multi-screen projector

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