JPH0622952U - 濁度検出装置 - Google Patents

濁度検出装置

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JPH0622952U
JPH0622952U JP1879392U JP1879392U JPH0622952U JP H0622952 U JPH0622952 U JP H0622952U JP 1879392 U JP1879392 U JP 1879392U JP 1879392 U JP1879392 U JP 1879392U JP H0622952 U JPH0622952 U JP H0622952U
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turbidity
lubricating oil
light emitting
light
voltage
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JP1879392U
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English (en)
Inventor
正 大山
興三 岩田
Original Assignee
中津紙工株式会社
トーリョーテック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体濁度の程度を簡単に知ることができる濁
度検出装置を提供する。 【構成】 レーザ光を投射する投光器3と、検査対象の
液体(例えば潤滑油)を入れる透明容器9と、透明容器
9を透過したレーザ光を受光する受光器5とを備えてい
る。透過光量に基づき潤滑油の濁度を検出し、潤滑油が
ほとんど汚染されていない場合は緑の発光ダイオードD
gを、潤滑油が少し汚染されている場合は一対の黄色の
発光ダイオードDyを、潤滑油が汚染され使用不可能な
状態に近づいた場合は一対の橙色の発光ダイオードDo
を、潤滑油が使用不可能な程度に汚染された場合は赤色
の発光ダイオードDrを、それぞれ点灯させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流体の濁度を検出する濁度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液体の濁度を検出する装置として、液体中の不純物を分離沈澱させ ることで濁度を検出する遠心分離機や、液体に含まれた不純物を定量分析するク ロマトグラフィ等が知られている。
【0003】 また本願出願人は、より操作が簡単でしかも正確に流体の濁度が検出できる装 置として、検出対象となる流体を収容した透明容器に光線を投射し、その透明容 器を透過してくる光線を電圧信号に変換し、その電圧信号が所定の比較電圧以下 になったとき発光ダイオードを点灯する濁度検出装置を提案している(実開平3 −33354号)。
【0004】 この種の濁度検出装置では、濁度検出対象となる流体を透明容器に収容して装 置を駆動すれば、次のように簡単かつ正確に濁度を検出することができる。即ち 、透明容器に収容された流体の濁度が高いほど透明容器を透過する光量は少ない 。従って発光ダイオードが点灯したか否かによって流体の濁度が所定値以上であ るか否かを正確に検出することができる。
【0005】 このため、例えば潤滑油の濁度を検出する場合、上記濁度検出装置の比較電圧 を適当に設定すれば、その潤滑油が、使用不可能な程度に汚染されているか、ま だ使用可能であるかを判断することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記濁度検出装置では、流体の濁度が所定値以上であるか否かを検出 するのみで、濁度の程度を検出することはできない。従って、潤滑油の濁度を検 出する場合、発光ダイオードが点灯していなくても汚染がかなり進行してその潤 滑油を交換すべき時期が近づいているのか、まだ殆ど汚染されていないのかを判 断することはできなかった。このため、発光ダイオードが点灯したらすぐに交換 ができるように常時新しい潤滑油を準備しておかねばならず、また、いつ発光ダ イオードが点灯してもいいように常時気を配っていなければならなかった。
【0007】 また、本願出願人は上記公報の中で、透過光量に対応する電圧をそのまま電圧 計に入力し、この電圧計の針位置によって濁度を検出することも提案しているが 、電圧計の針は連続的に揺動する。このため、作業者は潤滑油を交換すべき針位 置を記憶しておき、常に実際の針位置と比較しなければならない。また、時とし て針位置を見誤ることもあった。
【0008】 そこで本考案は、流体濁度の程度を簡単に知ることのできる濁度検出装置を提 供することを目的としてなされた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するためになされた本考案は、 流体の濁度を少なくとも四つ以上のレベルに分類して検出する濁度検出手段と 、 該濁度検出手段にて検出された流体濁度のレベルに対応した色別の表示を行な う告知手段と、 を備えたことを特徴とする濁度検出装置を要旨としている。
【0010】
【作用】
このように構成された本考案では、濁度検出手段は透明容器内に保持された流 体の濁度を少なくとも四つ以上のレベルに分類して検出する。このため、濁度検 出手段は濁度が高い状態でも低い状態でもない中間的な状態を検出することがで きる。
【0011】 また告知手段は、濁度検出手段にて検出された流体濁度のレベルに対応した色 別の表示を行なう。従って流体濁度の程度を簡単に知ることができる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。先ず図1は実施例の濁度検出装 置1全体の構成を表す斜視図である。 図に示すように、濁度検出装置1は、レーザ光を投射する投光手段としての投 光器3と、投光器3の投光面3aに対向して配置されレーザ光を受光する受光器 5と、投光器3および受光器5を被覆する遮光カバー7と、検査対象の液体(図 示略)を入れる透明容器9とを主要部として構成されている。なお投光器3およ び受光器5には、電源スイッチ10を介して図示しない直流電源より直流電流が 供給されている。
【0013】 また、受光器5は遮光カバー7表面に露出した告知手段としての表示部11を 備えている。表示部11は緑色の発光ダイオードDg,一対の黄色の発光ダイオ ードDy,一対の橙色の発光ダイオードDo,および赤色の発光ダイオードDr を投光器3の側から順に一列に並べて構成される。
【0014】 図2に示すように、投光器3は、通電されるとレーザ光を発光する周知の半導 体レーザLを備える発光部20と、発光部20に定常電流を供給する駆動回路2 2とからなる。 受光器5は、受光したレーザ光の光量(照度)に比例した電流を出力する透過 光量検出手段としての光電変換素子FD(例えば、フォトダイオード)を備えた 受光部30と、受光部30から入力される電流を電圧Vに変換する電流−電圧変 換器IVおよびその電圧Vに基づいて以下に述べるように発光ダイオードDg〜 Drの点灯を制御する濁度検出手段としての制御回路31を有する検出部32と から構成されている。
【0015】 即ち制御回路31には、基準電圧Vddを分圧抵抗R1 ,R2 ,R3 ,R4 によ って分圧して得られる三種類の比較電圧(低電位側より)V1 ,V2 ,V3 が入 力されている。そして制御回路31は、電流−電圧変換器IVから入力される電 圧Vが比較電圧V3 より高いときは緑色の発光ダイオードDgに、電圧Vが比較 電圧V2 より高くV3 より低いときは一対の黄色の発光ダイオードDyに、電圧 Vが比較電圧V1 より高くV2 より低いときは一対の橙色の発光ダイオードDo に、更に電圧Vが比較電圧V1 より低いときは赤色の発光ダイオードDrに、そ れぞれ制限抵抗Rsを介して電流を供給し、対応する発光ダイオードDg〜Dr を点灯させる。なお、このような機能を果たす制御回路31の構成はよく知られ ているので、詳細な回路構成の説明は省略する。
【0016】 図1に戻って、遮光カバー7は中空の直方体状に形成され、正面に角穴7bが 空けられそこから前述の表示部11が露出している。また、遮光カバー7上面に は円形の検査窓7cが空けられ透明容器9を遮光カバー7内部に挿入できるよう になっている。更に、遮光カバー7の内壁面(図示略)全体は光沢のない黒色に 塗られて光を吸収するようにされている。
【0017】 透明容器9は開放端面がキャップ9aにて密栓可能な円筒容器であって、遮光 カバー7に挿入される透明容器下部9b以外は遮光フィルム9cで覆われている 。また、透明容器9の外径は検査窓7cの直径にほぼ等しい。検査窓7cに透明 容器9を挿入すると、透明容器9は直立状態に固定され、透明部分9bが遮光カ バー7内に収まる。これによって、透明容器9の透明部分9bがレーザ光の投射 路に直交するように配置される。
【0018】 なお本実施例において、比較電圧V1 〜V3 は分圧抵抗R1 〜R4 を適当に選 択することにより次のように設定されている。即ち、透明容器9に不純物(例え ば水)を含まない純粋な潤滑油を収容してレーザ光を投射すると、透明容器9は 比較的良好にレーザ光を透過するので、電流−電圧変換器IVから出力される電 圧Vも比較的高電位となる。比較電圧V3 はこのときの電圧Vよりも低電位とな るように設定されている。
【0019】 透明容器9に、不純物を含んで少し汚染されているが充分に使用可能な潤滑油 を収容してレーザ光を投射すると、電圧Vは若干低下する。比較電圧V3 はこの ときの電圧Vよりも高電位となるように設定され、また比較電圧V2 はこのとき の電圧Vよりも低電位となるように設定されている。
【0020】 透明容器9に、かなり汚染が進行して使用不可能な状態に近い潤滑油を収容し てレーザ光を投射すると、電圧Vは更に低下する。比較電圧V2 はこのときの電 圧Vよりも高電位となるように設定され、また比較電圧V1 はこのときの電圧V よりも低電位となるように設定されている。
【0021】 更に、透明容器9に使用不可能な程度に汚染された潤滑油を収容してレーザ光 を投射すると、電圧Vは更に一層低下する。比較電圧V1 はこのときの電圧Vよ りも高電位となるように設定されている。 このように構成された濁度検出装置1では、検査対象の潤滑油を透明容器9に 収容して投光器3および受光器5を駆動すると、次のようにしてその潤滑油の濁 度を検出することができる。
【0022】 先ず、潤滑油がほとんど汚染されていない場合は、電流−電圧変換器IVから 入力される電圧Vが比較電圧V3 より高くなる。このため制御回路31は緑色の 発光ダイオードDgを点灯させる。また、潤滑油が少し汚染されているが充分に 使用可能である場合は、電圧Vが比較電圧V2 より高く、かつV3 より低くなる 。このため制御回路31は、一対の黄色の発光ダイオードDyを点灯させる。
【0023】 そして、かなり潤滑油の汚染が進行して使用不可能な状態に近い場合は、電圧 Vが比較電圧V1 より高く、かつV2 より低くなる。このため制御回路31は、 一対の橙色の発光ダイオードDoを点灯させる。更に、潤滑油が使用不可能な程 度に汚染されている場合は、電圧Vが比較電圧V1 より低くなる。このため制御 回路31は、赤色の発光ダイオードDrを点灯させる。
【0024】 このように、本実施例の濁度検出装置1では、潤滑油の濁度を四つのレベルに 分類して、そのレベルに対応した発光ダイオードDg〜Drを点灯することがで きる。このため、潤滑油が少し汚染されて黄色の発光ダイオードDyが点灯した ら新しい潤滑油を準備し、潤滑油が使用不可能な状態に近づき橙色の発光ダイオ ードDoが点灯したら潤滑油の汚れに常時気を付けるなどといった具合いに、中 間的な状態を表す黄色および橙色の発光ダイオードDy,Doを潤滑油の交換時 期の目安とすることができる。
【0025】 なお本実施例では、潤滑油交換時期の目安となる黄色および橙色の発光ダイオ ードDy,Doを二つづつ並べて設けているので、これらの発光ダイオードDy ,Doが非常に見やすい。このためこれらの発光ダイオードDy,Doを見落と して潤滑油の交換時期を見逃す可能性もきわめて小さい。
【0026】 また、上記実施例では検査すべき潤滑油を透明容器9に収容して、検査窓7c より挿入することによって投光器3と受光器5との間に配設しているが、本願出 願人が特願昭3−294615号で提案したように、潤滑油の供給口と排出口と を有する透明容器9を投光器3と受光器5との間に配設し、透明容器9内の潤滑 油を流動させながら濁度を検出してもよい。この場合、潤滑油の濁度変化を連続 的に観察することができる。
【0027】 尚本実施例では潤滑油の濁度検出を一例として採りあげて説明したが、濁度検 出装置1は、海水浴場、プール等の水質検査(透明度の検査)、清酒の濁度検査 等にも使えることはもちろんであり、また液体ばかりでなく排ガス等の気体の濁 度を検出することもできる。
【0028】 そして、例えば海水浴場の水質検査を行った場合、単に遊泳可能か否かの検出 にとどまらず、遊泳可能であるが汚染が進行しつつあるとか、かなり汚染が進行 しておりなるべく遊泳しない方がよいとかいった中間的な状態を検出することも できる。
【0029】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の濁度検出装置では、濁度検出手段が透明容器内に 保持された流体の濁度を少なくとも四つ以上のレベルに分類して検出するので、 濁度が高い状態でも低い状態でもない中間的な状態を検出することができる。従 って、本考案で例えば潤滑油の濁度を検出する場合、その中間的な状態を潤滑油 の交換時期が近づいた目安とすることができる。
【0030】 また、告知手段は濁度検出手段にて検出された流体濁度のレベルに対応した色 別の表示を行なう。従って流体濁度の程度を簡単に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の濁度検出装置全体の構成を表す斜視図
である。
【図2】実施例の濁度検出装置の電気的構成を表すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1…濁度検出装置 3…投光器 5…受光器
9…透明容器 11…表示部 31…制御回路 32…検出
部 L…半導体レーザ FD…光電変換素子 Dg,Dy,Do,Dr…発光
ダイオード

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の濁度を少なくとも四つ以上のレベ
    ルに分類して検出する濁度検出手段と、 該濁度検出手段にて検出された流体濁度のレベルに対応
    した色の表示を行なう告知手段と、 を備えたことを特徴とする濁度検出装置。
  2. 【請求項2】 上記告知手段が、 流体がほとんど汚染されていないことを表示する第1表
    示手段と、 流体が少し汚染されているが充分に使用可能なことを表
    示する第2表示手段と、 かなり流体の汚染が進行し使用不可能な状態に近いこと
    を表示する第3表示手段と、 流体が使用不可能な程度に汚染されたことを表示する第
    4表示手段と、 から構成されることを特徴とする請求項1記載の濁度検
    出装置。
JP1879392U 1992-03-31 1992-03-31 濁度検出装置 Pending JPH0622952U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279069A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Shibata Kagaku Kk 携帯型水質計
JP2006098276A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Optex Co Ltd 水質測定器およびそれに用いられる試料容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60201238A (ja) * 1984-03-26 1985-10-11 Toyoda Gosei Co Ltd 液体の老化及びレベル検出装置

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