JPH0622914Y2 - イオン注入機のソース部ベーパライザ - Google Patents

イオン注入機のソース部ベーパライザ

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JPH0622914Y2
JPH0622914Y2 JP14851589U JP14851589U JPH0622914Y2 JP H0622914 Y2 JPH0622914 Y2 JP H0622914Y2 JP 14851589 U JP14851589 U JP 14851589U JP 14851589 U JP14851589 U JP 14851589U JP H0622914 Y2 JPH0622914 Y2 JP H0622914Y2
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JP
Japan
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heating body
sample chamber
sample
flange
ion implanter
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JP14851589U
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JPH0386558U (ja
Inventor
將司 石原
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国際電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はイオン注入機のソースヘッドに搭載するベーパ
ライザ(蒸発機)に係り、当該ソース部ベーパライザの
容量,延いては試料室の容量を同機種型で従来の数倍の
容量にすることによりLSI製造プロセスに欠かすこと
のできないB,Asなどのイオン注入時間を増やすことが
でき、イオン注入機の稼働時間を延長させ、LSI製造
工程の高効率化を図ると共に、加熱ボディとフランジを
一体型構成とする代わりに加熱ボディとフランジを継ぎ
パイプで接合した3分割型構成にすることにより加工性
を向上させ、低コストで製作できるイオン注入機のソー
ス部ベーパライザに関する。
〔従来技術〕
第2図は従来のソース部ベーパライザの一例の構成を示
す断面図で、3は内部に空気を入れた温度調節室10と円
柱形状の試料室9とを有する加熱ボディ、1はそのフラ
ンジ、4はノズルリテーナ、5は試料室9に連通するガ
スノズル、6は試料室9寄りの加熱ボディ3の外周に巻
回設置したシースヒータ、7は熱電対、8はOリングで
ある。シースヒータ6の巻回部は加熱ボディ3の外周に
ロー付けされ、シースヒータ6の引出し部はフランジ1
にロー付けされている。
このような従来例はシースヒータ6により加熱ボディ3
を加熱し、その内部の試料室9を加熱して試料室9内の
試料を蒸発させ、このガスを試料室9よりガスノズル5
を経てアークチャンバ(図示せず)へ注入するものであ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来例にあっては試料室9の形状が円柱形
状でその容量はおよそ8.3cm3と小さいため、LSI製造
プロセスに欠かすことができないB,Asなどのイオン注
入時間を増大することができず、イオン注入機の稼働時
間を延長させてLSI製造工程の高効率化を図れないと
いう課題がある。
また、加熱ボディ3とフランジ1が一体型構造であるた
め、加工性も悪くシースヒータ6の巻回関係でコスト高
になるという課題もある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案ソース部ベーパライザは上記の課題を解決するた
め第1図示のように内部が温度調節室10となる継ぎパイ
プ2の一端部にフランジ1を接合し、この継ぎパイプ2
の他端部に加熱ボディ3を接合せしめ、この加熱ボディ
3の外周にシースヒータ6を巻回設置し、当該加熱ボデ
ィ3内に、従来の容量約8.3cm3に比し約3倍の容量約2
4.9cm3の試料室9を設けてなる構成としたものである。
〔作用〕
このような構成において加熱ボディ3はシースヒータ6
により加熱され、これによってその内部の試料室9が加
熱されて試料室9内の試料が蒸発せしめられ、そのガス
が試料室9よりガスノズル5を経てアークチャンバー
(図示せず)へ注入されることになる。
試料室9の容量は従来の約3倍の容量となっており、約
3倍の試料充填量となっているので、LSI製造プロセ
スに欠かすことができないB,Asなどのイオン注入時間
が増大され、イオン注入機の稼働時間が延長されてLS
I製造工程の高効率化が図れることになる。
また、加熱ボディ3とフランジ1を一体型構成とする代
わりに加熱ボディ3とフランジ1を継ぎパイプ2で接合
した3分割型構成となっているため、加工性が向上し、
低コストのイオン注入機のソース部ベーパライザが得ら
れることになる。
〔実施例〕
以下図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図(a)は本考案ソース部ベーパライザの一実施例の
構成を示す断面図、第1図(b)は第1図(a)のI−I線矢
視断面図である。
本実施例は内部が空気を入れた温度調節室10となる継ぎ
パイプ2の一端部にフランジ1がロー付けにより接合さ
れ、この継ぎパイプ2の他端部に加熱ボディ3がロー付
けにより接合せしめられている。即ち、加熱ボディ3と
フランジ1を継ぎパイプ2で接合した3分割型構成とな
っている。
加熱ボディ3の外周にシースヒータ6が巻回設置され、
このシースヒータ6の巻回部は加熱ボディ3の外周にロ
ー付けされており、シースヒータ6の引き出し部はフラ
ンジ1にロー付けされている。加熱ボディ3内には第2
図の従来例における試料室9の容量約8.3cm3に比し約3
倍の容量約24.9cm3の試料室9が設けられている。
加熱ボディ3は500〜600℃に加熱され、フランジ1は水
冷されるため、継ぎパイプ2の肉厚を薄くして熱量効率
を高めるようにしてある。
試料室9は第1図(b)示のように加熱ボディ3の内面に
沿い中心に対し対称位置に2分割された変形楕円形状に
形成されている。熱電対7は2分割の試料室9,9間に
配置されている。
このような構成の本実施例において加熱ボディ3はシー
スヒータ6により加熱され、これによってその内部の試
料室9が加熱されて試料室9内の試料が蒸発せしめら
れ、そのガスが試料室9よりガスノズル5を経てアーク
チャンバー(図示せず)へ注入されることになる。
試料室9の容量は従来の約3倍の容量となっており、3
倍の試料充填量となっているので、LSI製造プロセス
に欠かすことができないB,Asなどのイオン注入時間が
増大され、イオン注入機の稼働時間が延長されてLSI
製造工程の高効率化が図れることになる。
従来では試料室9が単なる円柱形状であったため、試料
容量を増大しても充分に熱が伝わらず、加熱コントロー
ルが困難となり、試料のベーパ量が平均化できなかった
が、本実施例では熱伝導効率,温度測定精度を考慮し、
試料室9が加熱ボディ3の内面に沿い、中心に対し対称
位置に2分割された変形楕円形状に形成されているの
で、試料充填量を従来の約3倍に増大しても充分に熱が
伝わるため、加熱コントロールが容易となり、試料のベ
ーパ量を平均化し易くなると共に持続時間を確保し、膜
質のよいLSI製造に寄与することができることにな
る。
また、加熱ボディ3とフランジ1を一体型構成とする代
わりに加熱ボディ3とフランジ1を継ぎパイプ2で接合
した3分割型構成となっているため、加工性が向上し、
低コストのイオン注入機のソース部ベーパライザが得ら
れることになる。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、試料質9の容量は従来の
約3倍の容量となっており、約3倍の試料充填量となっ
ているので、LSI製造プロセスに欠かすことのできな
いB,Asなどのイオン注入時間を増大でき、イオン注入
機の稼働時間を延長できてLSI製造工程の高効率化を
図ることができる。
また、加熱ボディ3とフランジ1を継ぎパイプ2で接合
した分割型構造となっているため、加工性を向上でき、
低コストのイオン注入機のソース部ベーパライザを提供
することができる。
更にイオン注入機の1サイクル当たりの処理能力の増大
により一度の試料充填で長時間装置が稼働でき、フィラ
メントの消耗交換,アークチャンバーのメンテナンス時
期,サイクル等を考慮すると全体としてさらにLSI製
造の高効率化に寄与することができる。
また、試料室9を複数分割された変形楕円形状とするこ
とにより試料充填量を従来の約3倍に増大しても充分に
熱が伝わるため、加熱コントロールが容易となり、試料
のベーパ量を平均化することができるばかりでなく持続
時間を確保し膜質のよいLSI製造に寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案ソース部ベーパライザの一実施例の
構成を示す断面図、第1図(b)は第1図(a)のI−I線矢
視断面図、第2図は従来のソース部ベーパライザの一例
の構成を示す断面図である。 1……フランジ、2……継ぎパイプ、3……加熱ボデ
ィ、6……シースヒータ、9……試料室、10……温度調
節室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部が温度調節室(10)となる継ぎパイプ
    (2)の一端部にフランジ(1)を接合し、この継ぎパイプ
    (2)の他端部に加熱ボディ(3)を接合せしめ、この加熱ボ
    ディ(3)の外周にシースヒータ(6)を巻回設置し、当該加
    熱ボディ(3)内に、従来の容量約8.3cm3に比し約3倍の
    容量約24.9cm3の試料室(9)を設け、この試料室(9)は加
    熱ボディ(3)の内面に沿い、中心に対し対称位置に複数
    分割された変形楕円形状に形成されていることを特徴と
    するイオン注入機のソース部ベーパライザ。
JP14851589U 1989-12-22 1989-12-22 イオン注入機のソース部ベーパライザ Expired - Lifetime JPH0622914Y2 (ja)

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JPH0386558U JPH0386558U (ja) 1991-09-02
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