JPH06227565A - 紙 袋 - Google Patents

紙 袋

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Publication number
JPH06227565A
JPH06227565A JP3616293A JP3616293A JPH06227565A JP H06227565 A JPH06227565 A JP H06227565A JP 3616293 A JP3616293 A JP 3616293A JP 3616293 A JP3616293 A JP 3616293A JP H06227565 A JPH06227565 A JP H06227565A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
mouth
bag
folded
adhered
Prior art date
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Pending
Application number
JP3616293A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Saito
秋雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Paxxs Corp
Original Assignee
Showa Paxxs Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Paxxs Corp filed Critical Showa Paxxs Corp
Priority to JP3616293A priority Critical patent/JPH06227565A/ja
Publication of JPH06227565A publication Critical patent/JPH06227565A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容物充填後に口部を二重に折曲げ、外壁面
に対向する面をそのまま接着する方式の紙袋における口
部閉鎖部の強度の向上を図る。 【構成】 口部13を開口したままで2回折りし、この
口部折曲げ部17の内側面を相対する外壁面に接着剤に
より接着して封緘する襞付の紙袋において、前記口部折
曲げ部17とこれに相対向する紙袋外壁の貼り合わせ面
とに少なくとも接着幅より広い範囲にフイルム面を持つ
加工紙15、18を貼り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙袋に関し、更に詳細に
は例えば精米、小麦粉、コーヒー粉、ペットフード等を
収容して販売するための紙袋における口部封緘構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内容物を少量使用した後も仮閉じ
ができ、しかも最初の開封が容易に行える小麦粉、コー
ヒー粉、ペットフード用の紙袋は、特開平3ー5624
7号公報に開示されている。この公開公報に開示されて
いる紙袋は本発明者によって創作されたもので、その優
れた効果により非常に使用者の評価も高いものである。
【0003】この特開平3ー56247号公報に開示さ
れている従来の紙袋は、偏平時両側部にV字状に折込ま
れる襞部を形成した袋本体を備え、その口部一壁面側に
封緘紙を配置し、該封緘紙の袋本体中央寄り端部を袋本
体に接着し、袋本体の口部を封緘紙と共に且つ該封緘紙
を外側に位置させて二重に折曲げ、この折曲げ部の内側
即ち内部に折り曲げられた袋本体口部端部における封緘
紙を袋本体の対面する外壁面に接着して構成されてい
た。
【0004】ところで、従来、精米は殆どポリエチレン
フイルム袋が使用されていた。しかし、近年の廃棄処理
の問題から紙袋が見直され、少しずつ使用されるように
なった。そして、精米を入れる紙袋としては、底が角底
に成型され、口部に両面テープをはり付けたもので充填
後口を2回折りして封緘する方式が採用されている。こ
の理由は底が角底であれば店頭に立てて置くことができ
ることと特別に封緘機なしで閉じることができる点にあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の紙袋によると、店頭に置くこの種の商品(この
紙袋に入った精米)の数が少ない場合は、図4に示すよ
うにそのまま立てて置いておけばよいが、多数の袋入り
精米をストック又は陳列する場合等には、図5に示すよ
うにスペースの関係上横に寝かせて積み上げておくこと
が多い。更に大量になると、専門に機械充填し他の販売
店に輸送する方式となるため横積みが本来の重包装用ク
ラフト紙袋と同じような強度が要求されてくる。
【0006】すると、口部二重折曲げ部の内側に位置す
る端部における封緘紙とそれに相対向する袋本体外壁面
とは単なる紙同士の接着であるため接着部が紙の繊維か
ら剥離し、口部二重折曲げ部の折曲げ状態を保持するこ
とができず、口部が開いてしまうという問題があり、こ
の種の紙袋における口部の強度向上が望まれた。
【0007】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、内容物充填後に口端部を
二重に折曲げ、外壁面に対向する面をそのまま接着する
方式の紙袋における口部閉鎖部の強度の向上を図ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、口部を開口し
たままで2回折りし、この口部二重折曲げ部の内側折曲
げ面を相対する外壁面に接着剤により接着して封緘する
襞付きの紙袋において、前記口部二重折曲げ部とこれに
相対向する紙袋外壁の貼合せ面とに少なくとも接着幅よ
り広い範囲にフイルム面を持つ加工紙をはり付けたこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の紙袋によると、内容物充填後口端部を
二重に巻き込むように折曲げて閉鎖する際、口部二重折
曲げ部の内側折曲げ部とこれに対向する外壁面とにそれ
ぞれフイルム面を持つ加工紙がはり付けられており、そ
のはり付け端からある距離をおいて加工紙のフイルム面
同士が接着される。この場合の接着剤は通常機械の場合
ホットメルト系接着剤が使用される。手作業封緘の場合
は予め両面テープをはり付けておいて離型紙を剥がして
はり付けてもよい。これにより紙袋を横に寝かせたとき
に内容物の内圧により折曲げ部が開こうとして剥離力が
働くが、はり付け部の位置のずれを設けることにより本
体と加工紙の紙同士のはり付け部には剥離力が働かず、
加工紙の面同士にくるようにする。この面の強度を上げ
ることにより折曲げ部の強度が著しく向上したことにな
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の紙袋を図に示された実施例に
ついて更に詳細に説明する。図1には、本発明で開封機
能を持たせた一実施例に係る紙袋10の口部閉鎖部11
が示されている。この実施例の紙袋10は、両側部にV
字状の襞部を備え、且つ底部が角底貼りとされた袋本体
12を備えている。この袋本体12の口部13における
一方の壁面12a側には図2に示されるように外表面に
樹脂フイルム面14aを持つ加工紙15が封緘紙として
配置されている。
【0011】すなわち、ここで言う加工紙15とは原紙
14bの表面に樹脂を塗布してフイルム面14aを形成
するか又は樹脂フイルム14aを貼り付ける等して形成
されたもので、このような加工紙15それ自体は既に良
く知られたものである。この加工紙15はその一端即ち
袋本体中央寄り端部15aが袋本体12の一方の壁面1
2aに接着剤16で接着されている。
【0012】ところで、この袋本体12の口部13にお
ける他方の壁面12bにおいて、袋本体12内に内容物
が充填された後当該口部13が折曲げ閉鎖のために図1
に示されるように当該加工紙15を外側にして二重に巻
き込まれた時、口部二重折曲げ部17に関して内方に位
置する加工紙15の他端即ち口部端縁側の端部15bに
おけるフイルム面に対向する部分(袋本体壁面12a)
に短冊状の別の加工紙18が袋本体幅方向に貼りつけら
れている。
【0013】この加工紙18も前述した加工紙15と同
じで、外側に樹脂フイルム面を持つものである。そし
て、加工紙15の内側面即ち原紙14b表面には、二重
折曲げ部17の内側に入り込んだ部分を除く適所にその
幅方向に亘って伸長する開封テープ19が貼着されてい
る。
【0014】このように構成された紙袋10について、
内容物が充填された後の口部閉鎖手順を説明することに
より、口部封緘構造を併せて説明する。紙袋10に内容
物が充填されると、加工紙15が一方の壁面12aに貼
り付けられた口部13を加工紙15と共に二重に巻き込
むように折曲げる。
【0015】そして、この二重に折曲げられた二重折曲
げ部17の内方に位置する口部端縁側の加工紙端部15
bにおけるフイルム面14aがこれに対面する袋本体1
2の外壁面12bに貼り付けられている別の加工紙18
のフイルム面とを本体内側よりの先端からある距離をお
いて接着剤20により接着する。このように加工紙1
5、18のフイルム面同士を接着すると、接着力は実に
強靭で紙袋を横に寝かせた時の内容物による膨張力で剥
がれることはない。
【0016】また、加工紙18は袋本体12の壁面に独
立して密着的にはり付けられているため、加工紙フイル
ム面同士の接着部に引き剥がし力が作用しても加工紙1
8が壁面から剥がれることはなく、従って相互の接着、
換言するば連結力の強度が著しく向上する。
【0017】ところで、加工紙、とりわけ原紙の表面に
設けられる樹脂フイルムをどのような材料にすれば最も
強い接合力が得られるかという点と、樹脂フイルムと紙
又は紙同士の接着の場合との比較を含めた試験結果を表
1に示す。この試験は、クラフト紙等の原紙に樹脂を塗
布するか又樹脂フイルムを貼り合わせた幅50mmの2
枚の試験片のフイルム面同士を接着剤で接合した時の剥
離強度を測定したものである。
【0018】
【表1】
【0019】この表1において、80SBKは80g/m2 の晒ク
ラフト紙、120SBKは120g/m2 の晒クラフト紙、PETSBKは
晒クラフト紙の表面にポリエステルフイルムを貼り合わ
せた加工紙、80PLBKは80g/m2 のクラフト紙表面にポリ
エチレンをラミネートした加工紙であることを示してい
る。
【0020】この表1から明らかなように、クラフト紙
の原紙に塗布又は貼り合わせなどにより設けられる樹脂
フイルムとしては、ポリエチレンテレフタレートを原料
とした2軸延伸フイルム即ちポリエステルフイルムが最
もよく、またこの2枚の加工紙のフイルム面同士を接着
することが最も強い接合強度を得ていることが分る。な
お、ポリエチレンフイルム(PLフイルム)であっても
実用上全く問題がないこともこの表1から分る。
【0021】更に、表1に示された各加工紙を紙袋の口
部封緘紙として使用して実際に図1に示されるように口
部を封緘し、夫々その紙袋について積み替え及び落下試
験をしたところでは、やはり第6番目のポリエステルフ
イルム面を持つ加工紙同士での接着が最も強いことが分
った。
【0022】なお、前述した実施例に係る紙袋10にお
いて、袋本体12の口端部と共に折り曲げられる加工紙
15はその一端15aが袋本体12の一方の壁面12a
に位置するような長さのものであったが、本発明はこの
実施例に限定されるものではなく、図3に示される加工
紙21のように短いものとすることができる。
【0023】すなわち、図3の例では袋本体口端部を二
重に折曲げた時の二重折曲げ部17の外面側にその一端
21aが位置して接着剤で接着され且つ他端21bも二
重折曲げ部17の先端口部壁面に接着剤22で接着され
ている。このような短い加工紙21を二重折曲げ部17
に接着した場合には図1に示されるような加工紙15を
引破る開封テープを設ける必要のないことは言うまでも
ない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の紙袋によ
れば、内容物を充填して口部を折曲げ封緘した場合で
も、当該内容物充填紙袋を横に寝かせて積み上げたり或
いは誤って落下させたりした場合でも口部の封緘が破損
することがなく、従って精米等の充填用紙袋として充分
に利用でき、その結果袋の廃棄処理の問題も解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る紙袋の口部を示す断面
図である。
【図2】図1に示される実施例の紙袋に内容物を充填す
る前の口部を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る紙袋における口部閉
鎖部を概略的に示す断面図である。
【図4】従来の紙袋に内容物を充填し、立てた状態の斜
面図である。
【図5】従来の紙袋に内容物を充填し、横に寝かせた状
態の斜面図である。
【符号の説明】
10 紙袋 11 口部閉鎖部 12 袋本体 12a 袋本体の一方の壁面 12b 袋本体の他方の壁面 13 口部 14a 樹脂フィルム 14b 原紙 15 加工紙 16 接着剤 17 二重折曲げ部 18 加工紙 19 開封テープ 20 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口部を開口したままで2回折りし、この
    口部折曲げ部の内側面を相対する外壁面に接着剤により
    接着して封緘する襞付きの紙袋において、前記口部折曲
    げ部とこれに相対向する紙袋外壁の貼合せ面とに少なく
    とも接着幅より広い範囲にフイルム面を持つ加工紙をは
    り付けたことを特徴とする紙袋。
JP3616293A 1993-02-01 1993-02-01 紙 袋 Pending JPH06227565A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3616293A JPH06227565A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙 袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3616293A JPH06227565A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙 袋

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Publication Number Publication Date
JPH06227565A true JPH06227565A (ja) 1994-08-16

Family

ID=12462076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3616293A Pending JPH06227565A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙 袋

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JP (1) JPH06227565A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011178443A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 C I Kasei Co Ltd 嵌合具付袋体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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