JPH06226723A - プレス成形機の制御方法 - Google Patents

プレス成形機の制御方法

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JPH06226723A
JPH06226723A JP5034798A JP3479893A JPH06226723A JP H06226723 A JPH06226723 A JP H06226723A JP 5034798 A JP5034798 A JP 5034798A JP 3479893 A JP3479893 A JP 3479893A JP H06226723 A JPH06226723 A JP H06226723A
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JP
Japan
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set value
press molding
molding machine
defect
correction
Prior art date
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Pending
Application number
JP5034798A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Noro
匡 野呂
Naohiro Hayashi
直宏 林
Shinji Kuramitsu
愼治 藏満
Masashi Sakakibara
正史 榊原
Tetsuharu Takada
徹治 高田
Kazuhisa Yagi
和久 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Publication of JPH06226723A publication Critical patent/JPH06226723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉体原料の乾式プレス成形機の制御を作業者
の知識によらずに適正に且つ自動的に制御できるように
する。 【構成】 プレス成形機18によるタイルの成形と並行
してCCDカメラ26を含む自動検査装置によりタイル
24を一定時間間隔で抜取検査し、その検査結果情報を
上位コンピュータ32に送り、そこで予め定めてある計
算式に基づいて成形条件の設定値を小幅で修正し、その
修正値に基づいてプレス成形機18を作動させる。そし
て最終的に欠点発生が無くなるまでこれを繰り返し、逐
次的に設定値修正を実行させて最終的に欠点発生が無く
なった時点の修正設定値を最適設定値と見なしてプレス
動作を続行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は粉体原料の乾式プレス
成形機の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイルの成形方法として、粉体原料をプ
レス成形機にて乾式プレス成形する方法が広く実施され
ている。この乾式プレス成形において、成形品の性状,
特性は型動作速度等のプレス成形条件の如何によって大
きく左右される。
【0003】例えばプレス型の成形空間に粉体原料をチ
ャージするチャージャーの速度が適正速度よりも速かっ
たり或いは逆に遅かったりすると、成形空間への粉体原
料の充填量が不均一となり、また上型等の型動作速度が
適正速度よりも速過ぎたりすると、成形空間からのエア
の逃げを円滑に行い得なかったり、粉体原料の圧縮密度
が不均一化したりする。
【0004】そこでこのような粉体原料の乾式プレス成
形に当っては、成形条件を適正に制御することが良好な
製品を生産するために必要不可欠である。
【0005】従来かかるプレス成形機における成形条件
の制御は、製品の状態,欠点等の発生の仕方を見て作業
者がプレス機のバルブを操作したり型動作速度の操作部
を操作したりすることによって行っていた。
【0006】しかしながらそれらの操作に関しては長年
培った熟練と知識と勘とが必要であり、しかも一般には
バルブその他の操作部をどの程度操作すれば良いか、即
ち適正操作量が予め分っているわけではないため、通常
は型動作速度等の設定操作部を一旦ある程度操作して成
形品の欠点の発生状況の変化を見届け、その上で再び操
作を行い、最終的に欠点が出なくなるまでこれを繰り返
し行うようにしているのが実情である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらプレス成
形機における成形条件の制御項目は、例えばチャージャ
ーの前進速度,後退速度,上型下降速度,上型上昇速
度,上型低圧加圧速度,上型高圧加圧速度,加圧圧力,
加圧開始位置その他広範且つ多岐に亘っており、しかも
これらが成形品の性状,特性に与える影響は微妙であっ
て、成形品の性状,特性等からプレス成形機の上記各種
成形条件の設定操作ないし修正操作を適正に行うために
は高度の熟練と長年培った経験,知識を必要とし、それ
らを修練するためには長年月を必要とする。
【0008】またこのような人手に頼った制御では成形
機の制御の自動化を図ることが出来ず、加えて人による
ばらつきを避け得ない等の問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものであり、その要旨
は、粉体原料の乾式プレス成形機における型動作速度等
プレス成形のための所定成形条件を一定条件に設定した
状態でプレス成形を行うとともに検査装置にて成形品の
検査を行い、欠点発生している場合にはその検査結果情
報に基づいて設定値演算処理部において該欠点の種類に
応じた特定成形条件の修正値を予め定めた計算式に基づ
いて求め、その修正設定値の下で前記プレス成形機をプ
レス動作させ、以下該検査装置にて成形品監視を行いつ
つ欠点発生が無くなるまで同様の処理を繰り返し行って
前記計算式に基づく設定値の逐次的修正を繰返し行い、
欠点の発生が無くなったときの修正設定値を最終適正設
定値と見なしてその成形条件の下でプレス成形動作を続
行させることにある。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明は、プレス成形機による
プレス成形動作と並行して検査装置にて成形品の検査を
行い、そしてその検査結果情報を設定値演算処理部にフ
ィードバックして欠点の種類に応じて設定値の修正値を
導き出し、設定値変更を行うものである。つまり従来作
業者が個人の有する知識,勘に頼って行っていた設定値
の修正を、検査装置による検査と設定値演算処理部とに
より自動的に行わせるものである。
【0011】ここで設定値演算処理部により導き出され
る修正設定値は直ちに最終的な目標値、つまり適正設定
値となるものではなく、単に欠点を抑制する方向に設定
値を変更しただけの値に過ぎない。
【0012】本発明では、設定値の修正・変更を繰り返
し行っていくことを前提としており、言わば欠点を無く
す方向に一歩一歩近づいていって最終的に欠点の発生が
無くなった時点で初めてそのときの設定値を最適設定値
と見なすものである。
【0013】従って本発明における上記計算式とは、欠
点が無くなる方向に設定値を一歩一歩近付けるために経
験に基づいて予め求めたものであって、これは欠点の種
類或いは成形条件の種類に応じて異なっている。
【0014】本発明によれば、従来熟練者に頼っていた
プレス成形機の制御を自動化することが可能であり、省
力化を達成できるとともに、人による制御のばらつきを
無くし、良品を効率高く生産できるようになる。
【0015】
【実施例】次に本発明をタイルの乾式プレス成形機の制
御方法に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1は本例の方法における処理の流れを示し
たもので、図示のように本例の方法ではまずチャージャ
ー速度,型動作速度等の条件の初期設定値をセットし
(ステップ10)、そしてこの設定値の下にプレス成形
機を作動させて補正制御を行う(ステップ12)。
【0016】ここで補正制御とは、上記設定値とプレス
成形機の実際の動きとの差、例えば上記チャージャー移
動速度の設定値とプレス成形機を作動させたときの実際
のチャージャーの移動速度との差(通常はこのような差
が存在している)を無くす方向に補正を行うもので、具
体的には設定値をV,実績値をv,補正値をΔV,修正
設定値をV’としたとき、次式 V’=V−ΔV ΔV=(V−v)/10 に基づいて補正を行いつつ、最終的にチャージャー移動
速度を設定値に合せるものである。
【0017】本例の方法では、プレス成形機を働かせて
連続的にプレス成形を行わせる一方、一定時間間隔、例
えば30分ごとにプレス成形品を自動的に抜き取って自
動検査装置にて自動検査する。
【0018】この結果成形品に欠点が発生していた場合
には、欠点の発生及び種類を設定値演算処理部、例えば
工場内設備の集中監視制御を行う上位コンピュータに割
込信号としてフィードバックする。
【0019】すると設定値演算処理部はその情報に基づ
いて欠点の種類に応じて予め定められている計算式に基
づいて設定値修正を小幅で行い(ステップ14,1
6)、プレス成形機を修正値の下で作動させる。
【0020】プレス成形機はこれに基づいて条件設定を
変更した上でプレス成形動作を繰り返し、そしてこれと
並行して検査装置が一定時間ごとに成形品を抜き取って
検査し、そのとき依然として同種の欠点が発生している
ときには再び設定値演算処理部が上記と同じ計算式に基
づいて設定値修正,変更を行う。
【0021】以下同様の処理を繰り返し行い、そして最
終的に欠点が発生しなくなった時点で設定値修正を停止
し、以後設定値固定の下でプレス成形動作を続行させ
る。
【0022】図2はこの方法を実施するに際しての機器
構成例を示したもので、図中18はプレス成形機、20
は成形機に備え付けの成形機制御演算装置である。成形
機制御演算装置20は電磁バルブ等の操作機器,チャー
ジャー移動速度等を検知するセンサ等と電気的に接続さ
れており、プレス成形機18を設定値に基づいて作動さ
せるとともにセンサからの信号に基づいて現在の状態を
読み取る。
【0023】22は成形機監視演算装置で、この装置2
2は専ら成形機18の上記補正制御を受け持つ。即ち後
述の上位コンピュータ32から入力された初期設定値な
いし修正設定値と、成形機制御演算装置20から送られ
たプレス成形機18の現在の状態値との差に基づいて補
正演算を行い、成形機18の作動補正を行う。
【0024】26は自動検査装置の一部を構成するCC
Dカメラで、成形機18にて成形されたタイル24の表
面状態の画像がこのCCDカメラ26にて画像処理装置
28に取り込まれ、そして所定の画像処理が行われ、欠
点検出が行われる。また併せてタイル24の平面寸法,
厚さ,反り,重量,表面硬度等の特性検査が品質特性検
査装置27にて行われる。
【0025】而して欠点が発見された場合には、品質監
視演算装置30が欠点データを受け取って割込信号を発
生させ、上位コンピュータ32(FAコンピュータ)に
情報を提供する。
【0026】上位コンピュータ32はこれを受けて設定
値の修正演算を行い、そして修正設定値を導き出してこ
れをコンピュータリンク,成形機監視演算装置22を経
由して成形機制御演算装置20に送り、設定値を修正値
に更新させる。成形機制御演算装置20はこれを基に各
種操作機器を作動させ、成形機18を更新値の下で作動
させる。
【0027】以後同様のサイクルが繰り返され、成形品
欠点の発生が無くなるまでこれが続行される。そして成
形品欠点の発生が無くなった時点をもって最終の修正設
定値を適正設定値と見なし、同条件の下でプレス成形動
作を続行させる。
【0028】上記計算式は経験則に基づいて予め求めら
れているもので、これは欠点の種類に応じて、またプレ
ス成形機18の制御項目に応じてまちまちである。
【0029】例えばタイル24に生じた欠点が上面部モ
ゲである場合には、上型上昇速度,チャージャー移動速
度その他の条件の設定値を変更することとなるが、その
際の計算式は、上型上昇速度及びチャージャー移動速度
の場合 上型上昇速度=(前回速度)×0.99 チャージャー移動速度=(前回速度)+0.01 の如くであって、上型上昇速度を遅く、またチャージャ
ー移動速度を速くするもののその際の修正幅は小幅であ
り、本例の特徴はこれを繰り返すことによって最終的に
目標とする仮想の適正設定値に収束させることにある。
【0030】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加えた
態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例方法の実行手順の流れ図であ
る。
【図2】その方法を実施する際の各機器構成のブロック
図である。
【符号の説明】
18 プレス成形機 24 タイル(成形品) 26 CCDカメラ 27 品質特性検査装置 28 画像処理装置 32 上位コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 正史 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 高田 徹治 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 八木 和久 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体原料の乾式プレス成形機における型
    動作速度等プレス成形のための所定成形条件を一定条件
    に設定した状態でプレス成形を行うとともに検査装置に
    て成形品の検査を行い、欠点発生している場合にはその
    検査結果情報に基づいて設定値演算処理部において該欠
    点の種類に応じた特定成形条件の修正値を予め定めた計
    算式に基づいて求め、その修正設定値の下で前記プレス
    成形機をプレス動作させ、以下該検査装置にて成形品監
    視を行いつつ欠点発生が無くなるまで同様の処理を繰り
    返し行って前記計算式に基づく設定値の逐次的修正を繰
    返し行い、欠点の発生が無くなったときの修正設定値を
    最終適正設定値と見なしてその成形条件の下でプレス成
    形動作を続行させることを特徴とするプレス成形機の制
    御方法。
JP5034798A 1993-01-30 1993-01-30 プレス成形機の制御方法 Pending JPH06226723A (ja)

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JP5034798A JPH06226723A (ja) 1993-01-30 1993-01-30 プレス成形機の制御方法

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JP (1) JPH06226723A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100420A1 (en) * 2006-02-22 2007-09-07 Euramax International, Inc. Metal forming process

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007100420A1 (en) * 2006-02-22 2007-09-07 Euramax International, Inc. Metal forming process

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