JPH06226573A - 工作機械の送り台案内装置 - Google Patents

工作機械の送り台案内装置

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JPH06226573A
JPH06226573A JP5037590A JP3759093A JPH06226573A JP H06226573 A JPH06226573 A JP H06226573A JP 5037590 A JP5037590 A JP 5037590A JP 3759093 A JP3759093 A JP 3759093A JP H06226573 A JPH06226573 A JP H06226573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
slide
cross slide
turret
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP5037590A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Okada
康明 岡田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP5037590A priority Critical patent/JPH06226573A/ja
Publication of JPH06226573A publication Critical patent/JPH06226573A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械一般、特に2軸のタレット旋盤に適
用される。送り抵抗の小さい転がり案内の特長を生かし
ながら、切削時の振動を抑制する。 【構成】 ベッド5上にクロススライド4およびインデ
ックスハウジング8を介してタレット3をX,Y方向に
送り可能に設置したタレット旋盤に適用される。そのク
ロススライド4をX軸方向に案内する機構およびインデ
ックスハウジング8をZ軸方向に案内する機構に、この
送り台案内装置A,Bを各々設ける。X軸方向の送り台
案内装置Aは、クロススライド4をベッド5に直動転が
り軸受11で進退自在に支持する構成において、クロス
スライド4を前記進退方向に案内するクロススライド滑
りガイド14を設ける。Z軸方向の送り台案内装置B
は、クロススライド4上にインデックスハウジング8を
案内する直動転がり軸受13とハウジング滑りガイド1
8とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレット旋盤等の工
作機械において、タレットやクロススライド、その他の
送り台を案内する送り台案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、タレット旋盤等のNC工作機械で
は、タレットを搭載したクロススライドやインデックス
ハウジングを案内するX,Z軸のガイド等として、従来
の滑り案内に代えて、直動転がり軸受による転がり案内
が使用されている。直動転がり軸受は、リニアモーショ
ンベアリングあるいはリニアガイド等とも呼ばれ、送り
抵抗が小さくて高速動作が可能という利点があり、また
ギャップレスで高精度の位置決めが可能なものも生産さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この直動転がり軸受を
使用した送り台案内装置は、送り抵抗が小さい利点があ
る反面、切削に伴う振動を確実に抑制することが難し
い。この振動は、主軸とタレットがベッド上に1組ずつ
設けられたものでは、実用上の支障があまりない。しか
し、同一ベッドに主軸とタレットの組を2組並べて設置
した平行2軸旋盤等では、片側の切削時の振動が、残り
側のタレットに影響し、加工品質を低下させることがあ
る。例えば、片方のタレットおよび主軸で粗削りを行っ
ているときに、もう片方のタレットで仕上げ加工を行う
場合等に支障が生じる。
【0004】図9は、そのような従来の平行2軸旋盤に
おいて、片側のタレットで断続切削加工を行っていると
きに、もう一方のタレットで仕上げ加工を行ったときの
仕上げ加工ワークの面粗度を測定したグラフである。縦
軸は粗さ(1目盛りは10μm)を、横軸はワークの長さ
(1目盛りは1mm)をそれぞれ示す。同グラフから明ら
かなように、その面粗度の波形には規則性が少なく、断
続切削加工の振動の影響で仕上げ加工の面が荒れた状態
にあることを示している。
【0005】この発明の目的は、送り抵抗の小さい転が
り案内の特長を生かしながら、切削時の振動を抑制でき
る工作機械の送り台案内装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の工作機械の送
り台案内装置は、送り台を支持台に直動転がり軸受で進
退自在に支持する構成において、前記送り台を前記支持
台に前記進退方向に案内する滑りガイドを付加したもの
である。
【0007】
【作用】送り台は、直動転がり軸受に加えて滑りガイド
によっても案内されるので、滑りガイドの剛性の高い案
内作用により、切削に伴う振動の発生が良好に防止され
る。そのため、例えば2軸旋盤において、粗削りを行っ
ているタレットの案内部で振動が発生して仕上げ加工側
のタレットに影響が及ぶことが防止される。滑りガイド
の付加によって送り抵抗は若干増加するが、送り台は主
に直動転がり軸受で案内されるので、送り抵抗の大きな
増加は生じない。そのため、転がり案内の特長を生かし
ながら、切削時の振動を滑りガイドで抑制できる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図8に基づ
いて説明する。図6はこの実施例の送り台案内装置が装
備されるタレット式2軸旋盤1の正面図、図7はその2
軸旋盤1の右半部を示す斜視図である。2軸旋盤1は、
2本の主軸2,2と、これらに対応する2つのタレット
3,3とを有する。タレット3を搭載したクロススライ
ド4はベッド5のレール6上に、図1(A)に断面図で
示すように直動転がり軸受11を介して主軸2の軸方向
(Z軸方向)と直交する方向(X軸方向)に移動自在に
設置されている。主軸2はベッド5に設置した主軸台7
に支持されている。
【0009】クロススライド4上にはインデックスハウ
ジング8が設けられ、インデックスハウジング8は、裏
面に設けられたレール12が、図1(B)に示すように
クロススライド4に設けられた直動転がり軸受13によ
りZ軸方向に移動自在に支持されている。インデックス
ハウジング8は、タレット3を割り出し回転自在に搭載
したものであり、その割り出し回転機構を内蔵してい
る。タレット2のX軸方向への移動は、送りねじ9を介
してX軸サーボモータ(図示せず)の駆動によりクロス
スライド4と共に行われ、Z軸方向の移動はクロススラ
イド4に設けられたZ軸サーボモータおよび送りねじ
(図示せず)によりインデックスハウジング8と共に行
われる。タレット3は正面形状が多角形のドラム状のも
のであり、各周面部分からなる工具ステーションにバイ
トや回転工具等の各種の工具が装着される。
【0010】クロススライド4をX軸方向に案内する機
構には、前記レール6および直動転がり軸受11とは別
に、図1(A)、図2および図3に示すようにクロスス
ライド滑りガイド14が付加され、これらクロススライ
ド滑りガイド14と直動転がり軸受11とでX軸方向の
送り台案内装置Aが構成される。クロススライド滑りガ
イド14は、ベッド5の背面にレール6と平行にX軸方
向に沿って設けられた上向き山形断面のガイドレール1
5と、クロススライド4の後部に設けられ前記ガイドレ
ール15に摺動自在に載せられるガイドブロック16
と、摺動抵抗の調整機構17とで構成される。
【0011】ガイドブロック16は、下面にガイドレー
ル15に係合する溝を有するブロック本体16aと、ク
ロススライド4にボルト24で固定されてブロック本体
16aをボルト25で固定したブラケット16bとから
なる。調整機構17は、図3に示すようにブロック本体
16aとクロススライド4の間に進入する楔状ブロック
17aと、この楔状ブロック17aを進入深さ方向(X
軸方向)に位置調整する調整ねじ17bとでジャッキ状
に構成される。調整ねじ17bは、クロススライド4に
回転のみ自在に取付けられて楔状ブロック17aのねじ
孔に螺合したものである。調整ねじ17bによる楔状ブ
ロック17aの進入深さの調整により、ガイドブロック
16とガイドレール15間の押付け力または隙間が調整
され、摺動抵抗が調整されることになる。
【0012】インデックスハウジング8をZ軸方向に案
内する機構には、図1(B)および図4に示すように、
前記レール12および直動転がり軸受13とは別にハウ
ジング滑りガイド18が付加され、これらハウジング滑
りガイド18と直動転がり軸受13とでZ軸方向の送り
台案内装置Bが構成される。ハウジング滑りガイド18
は、インデックスハウジング8の側面にレール12と平
行にZ軸方向に沿って設けられた下向き山形断面のガイ
ドレール19と、クロススライド4の側面にボルト26
で取付けられてガイドレール19を摺動自在に支持する
ガイドブロック20と、このガイドブロック20の高さ
調整ねじ21とで構成される。高さ調整ねじ21はガイ
ドブロック20の下面のねじ孔に螺合され、そのねじ頭
部21aがクロススライド4の受止段部4aで支持され
ている。この調整ねじ21のガイドブロック20に対す
るねじ込み量を調整することで、ガイドブロック20と
ガイドレール19との間の押付け力または隙間が調整さ
れ、摺動抵抗が調整される。なお、高さ調整ねじ21に
よる調整範囲は僅かであるため、ガイド取付ボルト26
とそのボルト孔との間の遊びで調整が可能とされる。
【0013】図5に示すように、ガイドブロック20の
上面にはガイドレール19に係合するV形溝20aが形
成され、その溝20aの表面に樹脂製ライナ23が張ら
れると共に、ガイドブロック20内に溝20aの表面に
開口する潤滑油供給路22が形成されている。なお、こ
の樹脂製ライナ23と潤滑油供給路22は、前記クロス
スライド滑りガイド14にも同様に設けられる。
【0014】上記構成の動作を説明する。クロススライ
ド4はその下面の直動転がり軸受11を介してベッド5
のレール6にガイドされると共に、クロススライド滑り
ガイド14によってもガイドされ、X軸方向に移動自在
である。クロススライド滑りガイド14は、滑り接触で
案内するものであるため、剛性の高い案内が行え、タレ
ット3の工具に加わる切削荷重によって、案内面で切削
時に振動が発生することが防止される。クロススライド
滑りガイド14は、前記のように調整機構17の調整ね
じ17bでブロック本体16aのガイドレール15に対
する摺動抵抗を調整することが可能であり、この調整に
より摺動抵抗の無駄な増加を招くことなく、振動防止効
果を得ることができる。クロススライド滑りガイド14
の付加により、摺動による送り抵抗の若干の増加は生じ
るが、クロススライド4は主に直動転がり軸受11で案
内されるので、送り抵抗の大きな増加は生じない。
【0015】またインデックスハウジング8はその下面
のレール12がクロススライド4上で直動転がり軸受1
3を介してガイドされると共に、ハウジング滑りガイド
18によってもガイドされ、Z軸方向に移動自在であ
る。ハウジング滑りガイド18も滑り接触で案内するも
のであるため、剛性の高い案内が行え、タレット3の工
具に加わる切削荷重によって、案内面で切削時に振動が
発生することが防止される。また、ハウジング滑りガイ
ド18も高さ調整ねじ21でガイドレール19に対する
摺動抵抗の調整が可能であり、摺動抵抗の無駄な増加を
招くことなく、振動防止効果を得ることができる。
【0016】このようにして、タレット3は、X,Zの
両方向の送り台案内装置A,Bにおいて、振動の発生が
防止できる。そのため、例えば、2軸旋盤1の右側タレ
ット3で断続切削を行う一方、左側タレット3で加工仕
上げを行うような場合でも、断続切削が行われている右
側のタレット3の振動で左側のタレット3における仕上
げ加工の精度を低下させるといった不具合が防止され
る。図8は、そのときの仕上げ加工ワークの面粗度を測
定したグラフであり、縦軸は粗さ(1目盛りは10μm)
を、横軸はワークの長さ(1目盛りは1mm)を示す。同
グラフから明らかなように、その面粗度の波形は規則性
が保たれており、断続切削加工の振動の影響を受けてい
ない。
【0017】なお、前記実施例はタレット旋盤に適用し
た場合につき説明したが、この発明は、工作機械におけ
る刃物台やその他各種の送り台の案内装置一般に適用す
ることができる。
【0018】
【発明の効果】この発明の工作機械の送り台案内装置
は、送り台を支持台に直動転がり軸受で進退自在に支持
する構成において、前記送り台を前記支持台に前記進退
方向に案内する滑りガイドを付加したため、送り抵抗の
小さい転がり案内の特長を生かしながら、切削時の振動
の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例の一部を示す部分
破断側面図、(B)はその実施例の他部を示す部分破断
正面図である。
【図2】その実施例の一部を示す側面図である。
【図3】同部分の破断側面図である。
【図4】同実施例の部分平面図である。
【図5】同実施例のハウジング滑りガイドを示す部分拡
大断面図である。
【図6】同実施例が適用される2軸旋盤の正面図であ
る。
【図7】その2軸旋盤の右半部を示す斜視図である。
【図8】同2軸旋盤による仕上げ加工ワークの面粗度測
定結果を示すグラフである。
【図9】従来の2軸旋盤による仕上げ加工ワークの面粗
度測定結果を示すグラフである。
【符号の説明】 4…クロススライド、5…ベッド、6…レール、8…イ
ンデックスハウジング、11,13…直動転がり軸受、
12…レール、14…クロススライド滑りガイド、15
…ガイドレール、16…ガイドブロック、17…調整機
構、18…ハウジング滑りガイド、19…ガイドレー
ル、20…ガイドブロック、21…調整ねじ、A,B…
送り台案内装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り台を支持台に直動転がり軸受で進退
    自在に支持する送り台案内装置において、前記送り台を
    前記支持台に前記進退方向に案内する滑りガイドを付加
    したことを特徴とする工作機械の送り台案内装置。
JP5037590A 1993-02-01 1993-02-01 工作機械の送り台案内装置 Pending JPH06226573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5037590A JPH06226573A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 工作機械の送り台案内装置

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JP5037590A JPH06226573A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 工作機械の送り台案内装置

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JPH06226573A true JPH06226573A (ja) 1994-08-16

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ID=12501764

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JP5037590A Pending JPH06226573A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 工作機械の送り台案内装置

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JP (1) JPH06226573A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228877A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 O M Ltd 工作機械の直線案内装置
JP2013086194A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Murata Machinery Ltd 工作機械の送り案内機構
KR101498737B1 (ko) * 2008-12-01 2015-03-04 두산인프라코어 주식회사 터닝센터의 캐리지 이송 안정화 구조체

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