JPH06226232A - 厨芥処理装置 - Google Patents

厨芥処理装置

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JPH06226232A
JPH06226232A JP5034702A JP3470293A JPH06226232A JP H06226232 A JPH06226232 A JP H06226232A JP 5034702 A JP5034702 A JP 5034702A JP 3470293 A JP3470293 A JP 3470293A JP H06226232 A JPH06226232 A JP H06226232A
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JP
Japan
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garbage
processing tank
port
processing
tank
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Application number
JP5034702A
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English (en)
Inventor
Takuya Morishita
拓也 森下
Satoshi Hirata
敏 平田
Yoshihisa Onishi
義久 大西
Akihiro Fukumoto
明広 福本
Kenji Aida
謙次 會田
Hiroyuki Sasakura
博之 笹倉
Kenji Toyooka
賢次 豊岡
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1993612673 priority patent/DE69312673T2/de
Priority to ES93120712T priority patent/ES2106948T3/es
Priority to EP19930120712 priority patent/EP0608555B1/en
Priority to KR1019930031745A priority patent/KR960013343B1/ko
Priority to TW83101260A priority patent/TW259728B/zh
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 厨芥と処理媒質との混ぜ合わせのため横軸回
りに回転する処理槽の回転終了時の姿勢を一定に保ち、
停止位置のばらつきに伴う各種の不都合を解消する。 【構成】 厨芥投入口24から投入される厨芥Aを、破砕
機3により破砕し、処理槽4内に導入して、混合モータ
43の回転に伴う処理槽4の横軸回りの回転により処理媒
質Bと混ぜ合わせ、この状態で放置して、処理媒質B中
に繁殖している微生物により分解処理させる。処理槽4
の周上に検知突起8を突設し、この検知突起8の回転周
上に臨ませてマイクロスイッチ9を配設して、混ぜ合わ
せのための処理槽4の回転を、検知突起8との当接によ
るマイクロスイッチ9のオン動作に応じて停止させ、こ
の停止時に、例えば、処理槽4の内部点検のための点検
口7が上向きとなるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厨房にて発生する生ご
み(厨芥)を、微生物による分解作用を利用して処理す
る厨芥処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、飲食店等の厨房内において日
々発生する厨芥は、これを放置した場合、腐敗による悪
臭の発生及び病害虫の繁殖を招来し、厨房の衛生環境を
悪化させることから、速やかにしかも衛生的に処理する
必要がある。
【0003】従来の厨芥処理は、一般的には、流し台の
排水口に水切りかごを設置し、この水切りかごに排水と
共に投入される厨芥を捕捉し、適宜に取り出して他のご
みと共に廃棄する方法により行われている。また欧米諸
国においては、流し台の排水口に厨芥粉砕機(ディスポ
ーザ)を連設し、このディスポーザの動作により排水口
に投入される厨芥を粉砕した後、排水と共に排水管を経
て公共下水道に廃棄する厨芥処理方法が広く採用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前者の方法に
おいては、水切りかご内に捕捉された厨芥の取り出しに
際し、腐敗した厨芥から生じる悪臭が厨房内に充満し、
また流し台のシンク内に汚水がこぼれ出す等の不都合が
生じ、厨房内の衛生環境を良好に維持するには、厨芥の
取り出し及び廃棄を頻繁に行う必要があり、またこの取
り出しの都度、水切りかごを洗浄する等、多大の労力負
担を強いられるという問題がある。
【0005】これに対し後者の方法は、厨芥が滞留する
ことなく処理されることから、衛生環境の維持には有効
であるが、粉砕された厨芥を排水と共に廃棄するため、
下水管の閉塞及び下水処理場における負荷の増大等の2
次的な不都合を招来する。特に、雨水との合流式下水道
が多い我が国においては、下水からの越流水の流れ込み
により河川,湖沼等の自然水域の汚濁が進行し、富栄養
化現象が発生する虞があること等の理由により、公共下
水道への廃棄水中の浮遊物質量(SS)及び生物科学的
酸素要求量(BOD)の許容値が厳しく規制されてお
り、粉砕された厨芥を含有し濃い液状を呈するディスポ
ーザからの排水は前記規制を満たし得ず、ディスポーザ
による厨芥処理は禁止されているのが実情である。
【0006】また特開平4-156959号公報には、流し台の
排水口に投入された厨芥をスクリューにより搬送しつつ
水切りし、搬送経路末端の排出口に装着された厨芥袋内
に収集して、所定の収集量に達した段階で袋口を自動的
にシールする構成とした厨芥処理装置が開示されてい
る。ところがこの厨芥処理装置を使用した場合において
も、厨芥袋の取り出し及び装着作業が煩わしい上、搬送
経路の中途に厨芥が残留して腐敗する虞があり、搬送経
路、特に、排出口近傍の頻繁な清掃を強いられる難点が
ある。
【0007】本願出願人は、以上の如き厨芥処理の難点
を解消し得る厨芥処理装置を既に提案している。これ
は、流し台の排水口に投入された厨芥を、前記排水口に
連設された破砕手段により破砕し、処理槽に導入して、
該処理槽の内部に収納された処理媒質と混ぜ合わせると
いう単純な構成の装置である。前記処理媒質は、木質細
片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基材であり、こ
の処理媒質を収納した処理槽の内部には、各種の微生物
(菌類)の繁殖に適した環境が形成されている。而し
て、処理槽内に導入されて処理媒質と混ぜ合わされた厨
芥の砕片は、これらと共に導入されて処理媒質中にて繁
殖する微生物により、水(H2 O)と炭酸ガス(C
2 )とに分解処理される。
【0008】即ちこの厨芥処理装置を用いた場合、使用
者は、厨芥を投入口に連設された破砕手段に送り込むだ
けの簡単な作業を必要とするのみであり、分解の結果生
じた水を排水管に廃棄し、同じく炭酸ガスを大気中に放
散させることにより、厨芥を完全に消滅させることがで
き、軽微な労力負担により衛生的な厨芥処理が実現され
る。
【0009】さて以上の如き厨芥処理装置において、処
理槽内での処理媒質と厨芥の混ぜ合わせは、処理槽自体
の回転又は処理槽内部に配した攪拌手段の回転により行
われるが、この混ぜ合わせを横軸回りの処理槽の回転に
より行わせる構成とした厨芥処理装置においては、この
回転の終了時における処理槽の姿勢が一定でないことに
起因する種々の不都合が生じている。
【0010】例えば、厨芥と共に導入される異物、特
に、微生物による分解が不可能なビニール袋等の異物の
取り除きのため、また破砕手段からの厨芥導入口の詰ま
りの点検を行うべく、前記処理槽には開閉可能な点検口
が設けられているが、この点検口を内部点検のために開
放するとき、処理槽の姿勢が適正でないことから、内部
の処理媒質及び処理途中の厨芥がこぼれ出すことがあ
り、また前記処理槽は、流し台内部の限定された空間内
に配設されることから、点検時における処理槽の姿勢に
よっては、点検口の開放自体に支障を来すこともある。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、内部における厨芥と処理媒質との混ぜ合わせの
ため横軸回りに回転する処理槽の回転終了時の姿勢を常
に一定に保つことができ、例えば、点検口の開放による
処理槽の内部点検を支障なく行わせ得る厨芥処理装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る厨芥処理装
置は、厨芥投入口から投入された厨芥を破砕手段により
破砕し、該破砕手段の排出口から処理槽に導入して、該
処理槽の横軸回りの回転により内部に収納された処理媒
質と混ぜ合わせ、該処理媒質中での微生物の活動により
前記厨芥を分解処理する厨芥処理装置であって、前記処
理槽の回転位置を検出する回転位置センサと、該回転位
置センサの検出結果に基づいて動作し、前記混ぜ合わせ
終了後の処理槽を所定の停止位置に停止させる制御手段
とを具備することを特徴とする。
【0013】また、前記停止位置は、処理槽の周面に形
成された開閉可能な点検口が上向きとなる位置であるこ
と、更にまた、前記停止位置は、処理槽に形成された厨
芥導入口が破砕手段の排出口に整合する位置であること
を夫々特徴とする。
【0014】
【作用】本発明においては、処理槽の内部に投入された
厨芥と処理媒質とを該処理槽の横軸回りの回転により混
ぜ合わせた後、処理槽の回転位置を回転位置センサによ
り検出し、この検出結果に基づいて、例えば、内部点検
のために周面に設けた点検口が上向きとなる位置、又は
その一部に形成された厨芥導入口が破砕手段の排出口と
整合する位置等、所定の停止位置に処理槽を停止させ
て、回転終了時の処理槽の姿勢が常に一定となるように
する。
【0015】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1及び図2は、本発明に係る厨芥処理装
置(以下本発明装置という)の一実施例を示す正面断面
図である。
【0016】図中1は、その上部にシンク2を備えた流
し台であり、シンク2の底面に開口する排水口20には、
その内部に水切りかご21が装着された厨芥受部22が連設
してある。厨芥受部22の底面には、水切りかご21の外側
に開口を有して排水管23が接続されており、同じく略中
央には、水切りかご21の内側に開口を有して厨芥投入口
24が形成されている。
【0017】前記排水管23は、流し台1の底面を貫通し
て外部に延設され、この延設端を図示しない下水道に接
続するパイプであり、該排水管23の上端は、前記厨芥受
け部22の底面に常時開口している。一方、前記厨芥投入
口24は、通常時には、図1に示す如くプッシャ26により
気密に閉塞されている。而して、シンク2内での炊事に
使用された排水は、排水口20から水切りかご21に流れ込
み、これの周面に形成された多数の通水孔を経て厨芥受
け部22に流出し、更に排水管23経て下水に放流されるの
に対し、この排水と共に厨芥受け部22に導入される厨芥
Aは、図1に示す如く水切りかご21内に一旦貯留され
る。
【0018】本発明装置は、以上の如く構成された流し
台1の内部に設置され、厨芥Aを破砕する破砕機3と、
該破砕機3により破砕された厨芥Aを受け入れる処理槽
4とを備えてなる。
【0019】破砕機3は、流し台1の内部底面に立設さ
れた基台5上に略水平をなして架設された移送管30と、
該移送管30の基端に固設された破砕モータ31と、該破砕
モータ31により駆動されて移送管30の内部において軸心
回りに回転する移送スクリュー32とを備えてなる。移送
管30の基端側には、上方に開口する受入口 30aが形成し
てあり、この受入口 30aは、上部に対向する前記厨芥投
入口24に連結管26を介して連結してある。また移送管30
の先端に開口する排出口 30bには、複数枚の固定刃33が
放射状をなして固設してあり(図3参照)、この排出口
30bを臨む前記移送スクリュー32の先端には、該移送ス
クリュー32の回転に伴って前記固定刃33に摺接しつつ回
転する回転刃34が取り付けてある。
【0020】また前記処理槽4は、有底円筒形をなす本
体部4aの一側に端部に向けて縮径する縮径部4bを連設し
てなる収納容器である。流し台1の底面には、基台5か
ら適長離隔して支持脚6が立設してあり、前記処理槽4
は、前記移送管30の先端側に外嵌固定された軸受により
縮径部4bの先端を支持され、また前記支持脚6上に固定
された軸受により本体部4aの他側(縮径部4bの逆側)に
同軸的に突設された枢支軸42を支持されて、略水平な軸
心回りに回転自在となっている。
【0021】前記破砕機3の移送管30は、処理槽4内に
適長突出しており、該移送管30先端の排出口 30bは、処
理槽4の内部に開口させてある。また、処理槽4の他側
に突出する前記枢支軸42の先端は、流し台1の底面に固
設された混合モータ43の出力端に伝動チェーン44を介し
て連結してあり、処理槽4は、混合モータ43の回転に応
じて軸心回りに回転駆動されるようになしてある。
【0022】処理槽4の内部には、処理媒質Bが収納さ
れている。処理媒質Bは、これを収納した処理槽4の内
部に各種の微生物(菌類)の繁殖に適した環境を形成す
る培養基材であり、例えば、所定の処理により多孔質化
された木質細片が用いられている。また処理槽4の内壁
には、平板状をなす複数枚の攪拌羽根45,45…が、軸心
に対して夫々所定角度傾斜し、半径方向内向きに突設さ
れており、混合モータ43の回転により処理槽4が回転し
た場合、該処理槽4内部の処理媒質Bは、前記攪拌羽根
45の作用により軸方向及び周方向に掻き回されるように
なっている。
【0023】図3は、図1の III−III 線による横断面
図である。本図に示す如く処理槽4の本体部4a外周に
は、周方向の1か所にて周壁を貫通する点検口7が形成
してある。この点検口7は、後述するように処理槽4内
部の点検に際して使用されるものであり、図1に示す如
く、本体部4aの外側にその一辺を蝶番止めされた扉板70
により開閉可能に構成してある。
【0024】本体部4aの周壁にはまた、共に小径の円孔
である各複数通水孔46と通気孔47とが貫通形成してあ
る。これらは、半径方向に互いに略正対する位置にあ
り、またこれら両孔46,47と前記点検口7との周方向の
位置関係は、図3に示す如く、通水孔46が鉛直下方を向
き、また通気孔47が鉛直上方を向いた状態において、点
検口7が上向きとなり、流し台1の前面扉1a側に向けて
所定角度だけ傾斜するように設定してある。処理槽4の
下側の流し台1の底面上には、図3に示す如く鉛直下向
きとなった通水孔46に臨ませて受水パン48が敷設してあ
り、この受水パン48は、図1及び図2に示す如く、一側
に連結された連通管49を介して前記排水管23の中途部に
連通されている。
【0025】一方、処理槽4の縮径部4bの外周には、周
方向の1か所に検知突起8が突設され、また、処理槽4
の縮径部4b側を支持する基台5には、縮径部4bの下位置
にて略水平をなしてセンサ台90が突設されており、この
センサ台90上には、処理槽4の回転に伴う前記検知突起
8の回転周上に位置してマイクロスイッチ9が固設して
ある。前記検知突起8の周方向の突設位置は、図3に示
す処理槽4の回転位置においてマイクロスイッチ9の検
出端に当接するように設定してある。即ちマイクロスイ
ッチ9は、検知突起8との当接に伴うオン動作により、
処理槽4が図3に示す回転位置にあることを検出する回
転位置センサとして機能する。
【0026】図4は、本発明装置の制御系のブロック図
である。本発明装置の運転を制御する制御部10の入力側
には、運転操作のための運転スイッチ11と、前記マイク
ロスイッチ9とが接続してあり、同じく出力側には、前
記破砕モータ31及び前記混合モータ43が夫々の駆動回路
を介して接続され、また運転状態を表示するための表示
部12が接続されている。
【0027】以上の如く構成された本発明装置の運転
は、前述の如く水切りかご21中に適宜量の厨芥Aが捕捉
された段階でプッシャ25を抜き取り、これにより開口し
た厨芥投入口24に水切りかご21内の厨芥Aを導入しつ
つ、運転スイッチ11をオン操作することにより実施され
る。
【0028】運転スイッチ11のオン操作に応じて制御部
10は、破砕モータ31及び混合モータ43に駆動指令を発
し、この駆動指令に応じた破砕モータ31の回転により、
破砕機3の移送スクリュー32が回転駆動され、また、前
記駆動指令に応じた混合モータ43の回転が伝動チェーン
44により処理槽4に伝達されて、該処理槽4が軸心回り
に回転駆動される。而して、厨芥投入口24に導入された
厨芥Aは、図2に示す如く、連結管26を経て破砕機3の
受入口 30aに導かれ、該受入口 30aの下部に位置する移
送スクリュー32の回転により、移送管30の内部をこれの
先端に向けて移送される。なおこのとき、プッシャ25
は、図2中に矢符にて示す如く、厨芥投入口24に投入さ
れた厨芥Aを下向きに押し込み、移送スクリュー32への
受け渡しを補助すべく用いられる。
【0029】移送スクリュー32の回転に伴って先端に取
り付けた回転刃34も回転しており、前述の如く移送され
る厨芥Aは、前記回転刃34とこれに摺接する固定刃33と
により裁断され、細かく破砕された砕片となって排出口
30bから処理槽4内に導入される。このとき処理槽4
は、混合モータ43により回転駆動されており、処理槽4
に導入された厨芥Aは、該処理槽4中にて掻き回されて
いる処理媒質Bと混ぜ合わされ、該処理媒質B中に略均
等に配分される。
【0030】以上の如き本発明装置の運転は、運転スイ
ッチ11のオフ操作に応じて停止される。運転スイッチ11
のオフ操作は、使用者の判断により適宜のタイミングに
て実施されるが、制御部10は、このオフ操作がなされて
から所定の時間が経過した後に破砕モータ31に停止指令
を発する。制御部10のこの動作は、運転スイッチ11のオ
フ操作の後に破砕機3の運転を所定時間継続し、該破砕
機3に導入された厨芥Aの全量を処理槽4内に完全に排
出すべく行われるものであり、移送管30中に残留する厨
芥Aがこの残留位置にて腐敗することを防止できる。
【0031】また、制御部10から混合モータ43への停止
指令は、破砕モータ31への停止指令の出力から更に所定
時間が経過した後に、処理槽4の回転位置を検出するマ
イクロスイッチ9からの入力に基づいて、具体的には、
マイクロスイッチ9のオン動作に応じて発せられる。こ
の動作により、破砕機3からの厨芥Aの排出完了後に処
理槽4が所定量だけ回転することになり、厨芥Aと処理
媒質Bとの混合が十分に行われ、処理槽4内部での厨芥
Aの分布状態を均等化できる。またマイクロスイッチ9
のオン動作に応じて停止指令が発せられることから、回
転終了後の処理槽4は、所定の停止位置、具体的には、
図3に示す如く、点検口7が上向きとなり、流し台1の
前面扉1a側に向けてやや傾斜した位置に停止する。更に
この停止位置においては、前記通水孔46は下向きとな
り、また前記通気孔47は上向きとなっている。
【0032】処理槽4は、制御部10からの停止指令に応
じて混合モータ43が停止された後、前述した停止位置を
維持する。前述した如く処理媒質Bは、微生物の繁殖に
適した環境を形成する微生物培養基材であり、処理媒質
Bと混ぜ合わされた厨芥Aの砕片は、自身が保有する各
種の微生物(菌類)、及び処理媒質B中にて繁殖してい
る微生物により消化され、最終的に水(H2 O)と炭酸
ガス(CO2 )とに分解される。
【0033】この分解による生成水の一部は処理媒質B
中に取り込まれ、これにより処理媒質Bの含水率が自動
調節され、微生物の更なる繁殖に適した環境が維持され
る一方、前記生成水の残部は、下向きに開口する通水孔
46を経て受水パン48上に流出し、更に連通管49を経て排
水管23に排出される。また前記分解により生成される炭
酸ガスは、上向きに開口する通気孔47を経て大気中に放
散される。即ち、処理槽4内部に導入された厨芥Aは、
処理媒質B中に繁殖している微生物により分解され、処
理槽4内に残留することなく略完全に消滅する。
【0034】さて、以上の如く行われる本発明装置によ
る厨芥処理において、前記点検口7は、処理槽4の内部
点検のために用いられる。この内部点検は、主として、
微生物による分解が困難な異物(ビニール袋等)が厨芥
Aと共に厨芥投入口24に投入された場合、この異物を取
り除くべく行われる。
【0035】このような場合、直ちに運転スイッチ11を
オフ操作して運転を止め、点検口7の扉板70を開放し、
この点検口7から破砕機3の排出口 30bの近傍を観察し
て、前記異物の取り除きを行うが、本発明装置において
は、処理槽4の停止が図3に示す停止位置にて生じるこ
とから、流し台1の前面扉1aを開けることにより、点検
口7に正対しての点検作業が可能となる。
【0036】また、処理槽4の回転方向を図3中に矢符
にて示す向きとした場合、この回転による処理媒質Bの
掻き回しは、流し台1の背面側(図の左側)において上
方に持ち上げられ、流し台1の前側(図の右側)におい
て滑落する態様にて行われる結果、前述した停止位置に
おいて処理槽4の内部の処理媒質Bは、図3に示す如
く、処理槽4の前上側、即ち、点検口7の開口位置に空
洞が生じた分布状態を呈する。従って、処理槽4内部の
処理媒質Bがこぼれ出す虞はなく点検口7の開放を行
え、また破砕機3の排出口 30b近傍の観察も確実に行え
る。
【0037】処理槽4の回転位置を検出する回転位置セ
ンサは、本実施例中に示す構成、即ち、処理槽4に突設
された検知突起8との当接によりオンするマイクロスイ
ッチ9に限るものではなく、例えば、処理槽4の周上に
固定した磁石と、これの回転周上に配したリードスイッ
チとにより構成された回転位置センサ、また処理槽4の
枢支軸42に付設したロータリエンコーダ等、公知の回転
位置センサの内から適宜に選定すればよい。
【0038】また、破砕機3及び処理槽4の構成、並び
に処理槽4内部での混合手段の構成は前述した構成に限
るものではなく、図5〜図8に示す如き構成を採用する
こともできる。これらに示す厨芥処理装置はいずれも、
破砕モータ31から鉛直上向きに突出する出力軸の先端
に、排水口20に臨ませて水平面内にて高速回転する回転
刃35を取り付け、この回転刃35の回転により厨芥Aを破
砕しつつ半径方向に外向きに送り出し、移送管30を経て
処理槽4中に排出する構成とした破砕機3を備えてい
る。
【0039】処理槽4の構成は、図5〜図8の夫々にお
いて異なり、図5に示す厨芥処理装置は、一側の全面に
開口を有する有底円筒形の処理槽4を備えている。破砕
機3の移送管30は、流し台1の底面に立設された支持脚
6aの先端に、軸心を水平として固設された円板形の固定
板4cの一部に連結されており、前記処理槽4は、開口側
をこの固定板4cの周縁に回転自在に嵌め合わせて支持さ
れ、また他側の軸心部に突設された枢支軸42を、前記支
持脚6aから適長離隔して立設された支持脚6b上に軸受を
介して支持されて、伝動チェーン44を介して枢支軸42に
伝達される混合モータ43の回転に応じて回転駆動される
ようになしてある。この処理槽4の回転位置は、支持脚
6bに突設されたセンサ台90上に固定したマイクロスイッ
チ9と、同側の処理槽4の外周に突設された検知突起8
とにより検出される。
【0040】なお、本図に示す厨芥処理装置の他の部分
の構成は、図1及び図2に示す厨芥処理装置と略同様で
あり、相互に対応する部分に共通の符号を付して説明を
省略する。このことは、図6〜図8に示す厨芥処理装置
においても同様である。
【0041】図6に示す厨芥処理装置は、有底円筒形を
なす一対の筒体4d,4eを、夫々の開口側を対向させ、軸
心部に同軸的に嵌装された支持棒4fを介して一体化せし
めてなる処理槽4を備えている。この処理槽4は、流し
台1の底面に立設された一対の支持脚6a,6b間に横架さ
れ、筒体4d,4fの側壁の軸心部に夫々外向きに突設され
た枢支軸 42a,42bを各別の軸受により回転自在に支持す
る一方、中央において隙間を有して対向する筒体4d,4e
の開口側端縁を共通の固定筒6cに夫々嵌め合わせて、こ
の固定筒6cと前記支持脚6a,6bとによる3点支持構造と
してあり、支持脚6b側の枢支軸 42bに伝動チェーン44を
介して伝達される混合モータ43の回転に応じて回転駆動
されるようになしてある。この回転位置を検出する回転
位置センサは、支持脚6aに突設されたセンサ台90上に固
定したマイクロスイッチ9と、同側の筒体4dの外周に突
設された検知突起8とにより構成されている。
【0042】また、処理槽4への厨芥Aの導入は、前記
固定筒6cの上部に接続された破砕機3の移送管30を経
て、筒体4d,4e相互間の隙間から行われ、また厨芥Aの
分解により生成される水は、同じく筒体4d,4e相互間の
隙間を経て固定筒6cの下部に溜まり、この位置に一端を
接続された連通管27を経て前記排水管23に排出されるよ
うになっている。また前記支持棒4fの外周には、複数枚
の攪拌羽根 45a,45a…が周設してあり、処理槽4の回転
による厨芥Aと処理媒質Bとの混ぜ合わせは、筒体4d,
4e内周に突設された攪拌羽根45,45…と支持棒4f外周の
攪拌羽根 45a,45a…との相乗作用により効果的に行われ
る。
【0043】図7及び図8に示す厨芥処理装置は、両側
を側板4h,4iにより閉塞された単純な円筒形状をなす処
理槽4を備えている。この処理槽4は、流し台1の底面
に適長離隔して立設された一対の支持脚6a,6b間に、両
側板4h,4iの軸心位置に夫々外向きに突設された枢支軸
42a,42bを介して枢支され、支持脚6b側の枢支軸 42bに
伝動チェーン44を介して伝達される混合モータ43の回転
に応じて回転駆動されるようになしてあり、この回転位
置を検出する回転位置センサは、支持脚6aに突設された
センサ台90上に固定したマイクロスイッチ9と、処理槽
4の同側の外周に突設された検知突起8とにより構成さ
れている。
【0044】また、前記処理槽4への厨芥Aの導入は、
周上の一か所に開口する厨芥導入口4jを介して行われて
いる。この厨芥導入口4jは、図7に示す実施例において
は、処理槽4の一側の側板4hに貫通形成してあり、前記
破砕機3の排出口 30bは、側板4hの外面における厨芥導
入口4jの回転周上にゴム製のシール環 30cを介して当接
しており、処理槽4が所定の回転位置にある場合にのみ
厨芥導入口4jに整合するようになしてある。
【0045】一方、図8に示す実施例においては、処理
槽4の外周壁に厨芥導入口4jが形成され、また破砕機3
の排出口 30bは、処理槽4外周の厨芥導入口4jの回転周
上にゴム製のシール環 30cを介して当接しており、処理
槽4が所定の回転位置にある場合にのみ排出口 30bと厨
芥導入口4jとの整合が生じるようになしてある。
【0046】これらの実施例に示す厨芥処理装置の運転
は、前述した各実施例の場合とは異なり、排出口 30bと
厨芥導入口4jとが整合した状態で破砕機3を動作させ、
厨芥Aを破砕して処理槽4内部に導入し、この動作を完
了した後に処理槽4を回転駆動して、導入された厨芥A
と処理媒質Bとの混ぜ合わせを行う。即ち、これらの実
施例においては、次なる厨芥Aの導入に支障を来すこと
のないように、混ぜ合わせのための回転を終了した処理
槽4を、排出口 30bと厨芥導入口4jとが整合する位置に
て停止させることが必要であり、前記回転位置センサの
検出結果は、このような停止を実現すべく用いられてい
る。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明装置において
は、処理槽の回転位置を検出する回転位置センサを設
け、内部に導入される厨芥と処理媒質との混ぜ合わせの
ために回転する処理槽を前記回転位置センサの検出結果
に基づいて停止させるようにしたから、前記回転終了時
の処理槽の姿勢が常に一定に保たれ、周上に開設した点
検口を開放して行う処理槽の内部点検を容易に実施で
き、また周上の一か所に厨芥導入口を有する構成におい
て、この導入口と厨芥の排出口との整合を確実に行わせ
ることができ、次なる厨芥の導入に支障を来すことがな
い等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す正面断面図であ
る。
【図2】図1に示す厨芥処理装置の動作状態を示す図で
ある。
【図3】図1の III−III 線による横断面図である。
【図4】本発明装置の制御系のブロック図である。
【図5】本発明装置の他の実施例を示す正面断面図であ
る。
【図6】本発明装置の他の実施例を示す正面断面図であ
る。
【図7】本発明装置の他の実施例を示す正面断面図であ
る。
【図8】本発明装置の他の実施例を示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流し台 2 シンク 3 破砕機 4 処理槽 7 点検口 8 検知突起 9 マイクロスイッチ 10 制御部 20 排水口 21 水切りかご 23 排水管 24 厨芥投入口 25 プッシャ 30 移送管 30b 排出口 31 破砕モータ 43 混合モータ 45 攪拌羽根 A 厨芥 B 処理媒質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 明広 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 會田 謙次 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 笹倉 博之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 豊岡 賢次 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨芥投入口から投入された厨芥を破砕手
    段により破砕し、該破砕手段の排出口から処理槽に導入
    して、該処理槽の横軸回りの回転により内部に収納され
    た処理媒質と混ぜ合わせ、該処理媒質中での微生物の活
    動により前記厨芥を分解処理する厨芥処理装置であっ
    て、前記処理槽の回転位置を検出する回転位置センサ
    と、該回転位置センサの検出結果に基づいて動作し、前
    記混ぜ合わせ終了後の処理槽を所定の停止位置に停止さ
    せる制御手段とを具備することを特徴とする厨芥処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記処理槽は、開閉可能な点検口をその
    周面に備えており、前記停止位置は、前記点検口が上向
    きとなる位置としてある請求項1記載の厨芥処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理槽は、所定の回転位置にあると
    き前記破砕手段の排出口に整合する厨芥導入口を備えて
    おり、前記停止位置は、前記整合が生じる位置としてあ
    る請求項1又は請求項2記載の厨芥処理装置。
JP5034702A 1992-12-28 1993-01-29 厨芥処理装置 Pending JPH06226232A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5034702A JPH06226232A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 厨芥処理装置
DE1993612673 DE69312673T2 (de) 1992-12-28 1993-12-23 Vorrichtung zur Entsorgung von Küchenabfällen
ES93120712T ES2106948T3 (es) 1992-12-28 1993-12-23 Sistema de eliminacion de desperdicios de cocina organicos.
EP19930120712 EP0608555B1 (en) 1992-12-28 1993-12-23 Organic kitchen garbage disposal system
KR1019930031745A KR960013343B1 (ko) 1992-12-28 1993-12-28 주방쓰레기 처리장치
TW83101260A TW259728B (ja) 1992-12-28 1994-02-17

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