JPH06226178A - 接着剤吐出機 - Google Patents

接着剤吐出機

Info

Publication number
JPH06226178A
JPH06226178A JP5101859A JP10185993A JPH06226178A JP H06226178 A JPH06226178 A JP H06226178A JP 5101859 A JP5101859 A JP 5101859A JP 10185993 A JP10185993 A JP 10185993A JP H06226178 A JPH06226178 A JP H06226178A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnet
adhesive
mixing chamber
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5101859A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kato
芳裕 加藤
Yoshio Sakamoto
良雄 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP5101859A priority Critical patent/JPH06226178A/ja
Publication of JPH06226178A publication Critical patent/JPH06226178A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/00553Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with means allowing the stock of material to consist of at least two different components
    • B05C17/00566Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with means allowing the stock of material to consist of at least two different components with a dynamic mixer in the nozzle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F33/00Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers
    • B01F33/45Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers
    • B01F33/453Magnetic mixers; Mixers with magnetically driven stirrers using supported or suspended stirring elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F2101/00Mixing characterised by the nature of the mixed materials or by the application field
    • B01F2101/2305Mixers of the two-component package type, i.e. where at least two components are separately stored, and are mixed in the moment of application

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スタチックミキサのメンテナンス性の良さと
ダイナミックミキサの撹拌性の良さを兼ね備えた2液混
合タイプ接着剤吐出機を提供することを目的とする。 【構成】 混合室Xの中にマグネット又は磁性剤からな
るロータ1を配置し、混合室Xの外側にアウターマグネ
ット2を配置して該ロータ1とアウターマグネット2の
磁気吸着力又は反発力を利用し、アウターマグネット2
を回転させることにより、ロータを混合室X内で回転さ
せ、主剤Aと硬化剤Bを撹拌して混合させる構造とし、
混合室Xを構成する壁をパイプ4状とし、該パイプ4の
外周にアウターマグネット2を保持するマグネットホル
ダ3を配置し、該マグネットホルダ3の外側に該ホルダ
3を駆動するモータMを配置して該モータMだけを吐出
機本体に固定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合タイプの接着剤、
例えば、アクリル系、エポキシ系等の接着剤における主
剤と硬化剤を混合して吐出する接着剤吐出機に係り、特
に混合機構(ミキサ)を改良した接着剤吐出機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の混合タイプの接着剤吐出機におけ
るミキサの構造を図6及び図7に基づいて説明すると、
大別してスタチックミキサとダイナミックミキサの2種
類があり、スタチックミキサは、図6(a)に示すよう
に、吐出機ブロック7の下部に装着した混合部4Xの混
合室X内に撹拌用の板X1等を設置し、吐出機ブロック
に形成したそれぞれの供給路から混合室Xに送り込まれ
てきた主剤Aと硬化剤Bが混合室Xを通過する際に、前
記板X1で主剤Aと硬化剤Bの流れを乱して、その乱流
により主剤Aと硬化剤Bを混合して吐出パイプ4X先端
の吐出口から吐出するようにしたものであり、構造的に
は、図6(b)に示すように、混合室X内に約180°
に捻った板X1を交互に配置したもの等が多い。
【0003】ダイナミックミキサは、図7に示すよう
に、吐出機ブロックに設けた捩子7Aを介して混合室X
内にシャフト5を挿通すると共に該シャフト5の先端部
に羽状の板を取り付けたり、シャフト5に溝加工等を施
してロータ51とし、混合室外部に配置したモータMで
シャフト5を回転させて機械的に主剤Aと硬化剤Bを撹
拌して混合させる方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】スタチックミキサはダ
イナミックミキサと比較して、回転機構がないため単純
な構造となる。特に、ロータ51と混合室X外部に配置
したモータMとをシャフト5で結合することが不要とな
ることから、混合室Xの構造が極めて簡単な構造とな
り、混合部4X全体を殆どワンタッチで着脱し得る構造
とすることができる。従って使用後の混合室X内の洗浄
に際しても混合部4Xを吐出機本体から外して溶剤等に
浸すことにより、簡単に洗浄することができ、ダイナミ
ックミキサより洗浄等におけるメンテナンスが容易であ
る。
【0005】スタチックミキサは、主剤Aと硬化剤Bが
引き起こす乱流によりそれぞれを撹拌して混合させる機
構であるから、均一で安定した乱流の発生状態を得るた
めの条件として、主剤Aと硬化剤Bの粘度が一定である
ことが好ましい。しかるに、混合室Xに流入した主剤A
と硬化剤Bの反応による粘度変化や、環境温度の変化に
よる粘度変化等によって混合室X内の粘度分布は極めて
複雑となり、一定量の接着剤を多数回吐出すると混合度
合が安定せず、接着剤の硬度にばらつきが発生する欠点
を有している。
【0006】この混合度合のばらつきを減少させるため
に充分に撹拌しようとする場合、スタッチクミキサにお
いては混合室Xの経路を長くすることが考えられるが、
この場合においてもポットライフの長い接着剤には有効
であるが、ポットライフが短い接着剤の場合には反応が
速いために、混合室Xを通過中に接着剤が硬化して流路
が閉塞してしまうばかりでなく、混合部4Xの外形寸法
が必要以上に大きくなってしまう。
【0007】一方、ダイナミックミキサは、主剤Aと硬
化剤Bをロータ51で機械的に撹拌するものであるため
効率的であって、短時間で充分に信頼性の高い混合度合
を得ることができるが、混合室X内にロータ等の回転機
構を設けるため構造が複雑となり、これに伴う種々の欠
点がある。このダイナミックミキサにおいては特にロー
タを回転させるシャフト5と混合室Xとのシーリングが
問題となるから、混合室X内と回転シャフト5の間にシ
ール用パッキング6が配置されているが、このパッキン
グ6は、単に配置しただけでは、回転するシャフト5と
パッキング6との隙間に混合された接着剤が入り込んで
硬化してしまい、シャフト5とパッキング6とが固着さ
れてシャフト5が回転不可能な状態になる。このため、
捩子7Aによる与圧をパッキング6に加えてパッキング
6とシャフト5の密着度を強め、回転摩擦の摩耗で生じ
るパッキング6との隙間を防ぎつつ、シャフト5との密
着度を保持するようにしている。また、密着度が不足し
てきた場合には更に捩子7を締め直して密着度を維持す
るようになっている。従って、吐出機の使用後は直ちに
溶剤等で混合室Xを洗浄してパッキング6とシャフト5
間に接着剤が入り込まないようにする必要があり、ロー
タ51も洗浄する必要があるから、主剤Aと硬化剤Bの
供給路から洗浄用溶剤を圧送しつつ、ロータ51を回転
させながら混合室X内を洗浄する方法が採られている。
【0008】ところが、既に混合された状態にある混合
室内の接着剤が洗浄用溶剤で希釈され、これが毛管現象
等により徐々にパッキング6とシャフト5との間に侵入
して、吐出機を稼動させない間に硬化若しくは半硬化し
てしまう。この状態の接着剤はパッキング6とシャフト
5を接着するほどの強度はないが、吐出機を再稼動して
ロータ51を回転させた際に、パッキング6やシャフト
5を削る強度を有しているため、パッキング6とシャフ
ト5の間に接着剤が漏れるに充分な、しかも捩子7の増
し締めでも補正できない程の隙間が生じてしまうことに
なる。従って、定期的にパッキング6を交換せねばなら
ず、メンテナンスが複雑になる欠点を有する。
【0009】更に、パッキング6には強い圧力が加えら
れてシーリング能力を保っているのでシャフト5には強
い摩擦力が常に加わっており、このシャフト5、即ちロ
ータ51を回転させるために、ロータ51のサイズに対
して必要以上に強力なモータMが必要となり、大型のモ
ータMを装備させることから吐出機全体が大型化する欠
点を有している。
【0010】従来のスタチックミキサ及びダイナミック
ミキサには以上のようなそれぞれに特有の欠点がある
が、更に両者に共通の欠点もある。即ち、周知の如く、
一般に流体はパイプの中央部より壁面側の流速が遅いか
ら、同様に混合室X内の壁面近傍では混合された状態の
主剤Aと硬化剤Bも流れが遅くなり、従って内壁近傍で
反応が進んで硬化し始める。硬化し始めると内壁面近傍
の粘度が上がって滞留状態となり、最終的には混合室X
の内壁面に硬化した接着剤が付着することとなって吐出
条件が徐々に変化するため、長時間吐出すると吐出量が
変化してくるだけでなく、混合室X内壁面に硬化して付
着した接着剤を定期的に除去するメンテナンスが必要と
なり、このメンテナンスは繁雑である。このようなこと
から一部のアクリル系の2液混合型接着剤等では混合部
4Xを使い捨てにしており、頗る不経済となっている。
【0011】そこで、本発明の目的は以上のような従来
の接着剤吐出機の欠点を解消し、スタチックミキサのメ
ンテナンス性の良さとダイナミックミキサの撹拌性の良
さを兼ね備えた2液混合タイプの接着剤吐出機を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の接着剤吐出機
は、非磁性体のパイプ等からなる混合室の中にマグネッ
ト又は磁性材からなるロータを移動可能に挿入し、混合
室を構成する壁の外側にはアウターマグネットを移動可
能に配置し、該アウターマグネットを移動、即ち、回転
させることにより、ロータとアウターマグネットの吸着
作用又は反発作用によりロータを混合室内で回転させ
て、第1の接着剤と第2の接着剤を撹拌して混合させる
構造としたものであり、パイプ状の混合室の外周にはア
ウターマグネットを保持するマグネットホルダを配置す
ると共に、該マグネットホルダの外側に該ホルダを駆動
するモータを配置してこのモータだけを吐出機本体に固
定した構造である。
【0013】この場合、前記マグネットホルダを円柱状
に作成してその上面から底面にかけての中心線上に前記
パイプの外周部に挿入可能な孔を設け、該パイプの外周
部がマグネットホルダの回転軸受を兼用するような構成
とし、更にマグネットホルダの外周部にギアを設け、該
ギアを前記モータに取り付けたギアで回転させる構造と
した。
【0014】
【作用】アウターマグネットを回転させると混合室内の
ロータが磁気吸着作用又は磁気反発作用によって回転
し、それぞれの供給路から供給される第1の接着剤(例
えば、主剤)と第2の接着剤(例えば、硬化剤)が確実
に混合される。従って、混合室の外部からのアウターマ
グネットの回転により、混合室内のロータが回転するた
め、従来のダイナミックミキサにおける回転機構に必要
なシール機構が不要となり、しかも混合室を構成するパ
イプ及びマグネットホルダを吐出機本体に簡単に着脱し
得るから、メンテナンス性の良さと撹拌性の良さを兼ね
備えた接着剤吐出機を得ることができる。
【0015】
【実施例】本発明における接着剤吐出機の実施例を図1
〜図5に基づいて説明するが、図6及び図7に基づいて
説明した従来のものと共通する部分については同一符号
を付してその詳細な説明は省略する。吐出機ブロック7
の前面側には、図2に示すように、樹脂製のシャフト取
付ブロック8が取り付けられており、該ブロック8の上
端部に設けられたフランジ81にはモータMが固定され
ている。ブロック8にはモータMのモータシャフトM1
の軸上にシャフト5用の軸受け孔が設けられ、該軸受け
孔に直径φ4mmのシャフト5が挿入され、該シャフト5
の上端部とモータシャフトM1がカップリングジョイン
トCで継がれており、シャフト5先端部には樹脂製の駆
動ギアMGが装着されている。該駆動ギアMGのモジュ
ールは1mmであり、歯数は15、歯幅は6mmである。
【0016】吐出機ブロック7の低面に袋ナット取付部
71が設けられており、該取付部71に第1の接着剤
(通常は主剤)A及び第2の接着剤(通常は硬化剤)B
が圧送されて流出するφ2mmの孔72,73が図1のよ
うに配置されており、更にパイプ取付アタッチメント9
が袋ナットNで取り付けられている。混合室Xを構成す
るパイプ4は内径φ6mm、外径φ8mm、長さ約30mmの
透明なテフロン製パイプである。
【0017】このパイプ4の下端部42には、下端部を
熱加工等で図3のように円錐状に作成してノズル先端部
4n2とした、内径φ4mm、外径φ6mm、長さ約35mm
のナイロン製パイプ4nが取り付けられており、該パイ
プ4nの上端部4n1を前記パイプ4の下端部42に圧
入することにより接続される。この実施例の場合はパイ
プ4、4nは大量に市販されているパイプを使用し得る
から容易に且つ安価に入手することが可能であり、加工
も極めて簡単である。なお、実施例においてはテフロン
製のパイプ4とナイロン製のパイプ4nという2ピース
の加工品を作成して接続したが、これを一体成型して1
ピースにし得ることは勿論である。
【0018】前記パイプ4内に30MGOe(メガ・ガ
ウス・エルステッド)の最大エネルギー積を有するネオ
ジウム系のマグネットで作成したロータ1を移動可能に
挿入し、パイプ4の上端部41をパイプ取付アタッチメ
ント9の下端部91に押し込んで取り付ける。このロー
タ1の形状は、幅5.5mm、長さ12.5mm、厚さ2mm
であり、図のように下端部11の形状を斜めにカット
し、しかも該カット部には曲面取り加工rを施して、ナ
イロンパイプ4nの上端部4n1の角部4ncに接触す
る面積を少なくし、回転時の引っ掛かりを防ぐと共に摩
擦を最小限に抑えるようしてある。該ロータ1の着磁方
向は、図5に示すように幅方向に着磁されている。な
お、12SはS極が着磁された側面であり、12NはN
極が着磁された側面である。また、前記面取りr加工は
下端部11ばかりでなく図のようにパイプ4の内壁に接
触する部分12S、12N及び上端部13にも施してあ
る。
【0019】パイプ4の外側にはマグネットホルダ3が
配置されており、該マグネットホルダ3は広く一般に使
用されている市販の樹脂製ギアを加工したものであり、
総高さは20mmで最大外径、即ち、ギア部の外径はφ2
7mmで、外部にモジュール1、歯数が25mm、歯幅10
mmのホルダギア3Gが設けられている。
【0020】該マグネットホルダ3の下部にはボス部3
2が形成されている。ボス部32は直径φ20mm、高さ
10mmであり、該ボス部の低面の中心から上面の中心に
向かって内径φ8.2mmの孔31を設けてある。該ボス
部32には図5のように孔31の中心線上に、幅3mm、
深さ10mmの溝33を2カ所設けてあり、溝部33に、
幅が4mm、厚さ3mm、長さ10mmの角棒状で30MGO
emの最大エネルギー積を有したネオジウム系のマグネッ
トを幅方向に着磁しN極、S極の方向を図のように配置
して圧入し、該マグネットをアウターマグネット2とし
ている。
【0021】前記孔31を図3に示すようにパイプ4に
挿入し、ホルダギア3Gと駆動ギアMGの歯を噛み合わ
せた状態にすると、アウターマグネット2とロータ1の
磁力が引き合い、図5に示すような配置になり、ロータ
1の一方の辺12Sの極が混合室Xの内壁、即ちパイプ
4内壁に接触し、他方の辺12Nとパイプ4の内壁の隙
間が開き、更にマグネットホルダ3は図2に示すように
アウターマグネット2とロータ1の磁力で引き合い、落
下することなくその定位置に保持される。
【0022】この状態でモータMを回転させると、駆動
ギアMGを介してホルダギア3Gが混合室Xを構成する
前記パイプ4を軸として回転し、同時にアウターマグネ
ット2がパイプ4の外周を回転する。従って、該アウタ
ーマグネット2の動きに合わせて混合室X内のロータ1
が図5に示すような矢印方向に回転することとなる。
【0023】前記モータMは12v仕様の直流モータM
で、12v印加時に3000rpm である。従って、減速
費が0.6であるのでこの状態で1800rpm の回転を
得ることが可能である。しかし、実際には機械抵抗など
が加わるから約1500rpmの回転が得られ、アセト
ン、酢酸エチル等の洗浄用溶剤を混合室X内に入れて回
転させた場合、約1300rpm の回転となった。また、
実際に2液混合型のアクリル系接着剤で、主剤A及び硬
化剤Bとも5000±1000cps (25℃)の粘度を
有した接着剤を前記孔A1、B1、より流出させ、アタ
ッチメント9よりパイプ4内に送り込んで回転させたと
ころ、約800rpm 〜1000rpm の回転を得ることが
でき、撹拌のための充分な回転スピードを得ることがで
きた。そしてこの撹拌された接着剤をノズル先端部4n
2より吐出したところ、良好な混合状態のものを得るこ
とができ、硬化後の硬度分布も均一な接着剤を得ること
ができた。
【0024】本発明の実施例においては、ロータ1が何
等かの理由で未回転であったり或いは回転不良を起こし
て未撹拌、或いは撹拌不足の状態で吐出することがない
ように設計するために、故意にモータMの出力を少なく
設定し、ロータ1の未回転、或いは回転不良を起こさせ
た場合、モータMに印加した電圧が下降若しくは電流が
上昇するので、電圧又は電流の変化を電圧計或いは電流
計等で検知して吐出機構を停止させるようにし、吐出機
の信頼性を向上させてある。しかし、この方法以外に、
ロータ1、アウターマグネット2又はモータMのいずれ
かの回転を、ホール素子、ロータリーエンコーダ等で検
知して異常回転が発生した場合に該吐出機構を停止させ
るように構成してもよく、モータMも電気モータMだけ
でなくエアーモータ等を使用することができる。
【0025】更に、本実施例においては30MGOeの
最大エネルギー積を有するネオジウム系のマグネットを
ロータ1又はアウターマグネット2に使用したが、接着
剤の粘度或いは接着剤塗布機の機能等に合わせて、最大
エネルギー積が15MGOe近傍のマグネット、例え
ば、サマリウムコバルト系のマグネット等を使用するこ
ともできる。また、本実施例の場合にはマグネットホル
ダ3を駆動するためにギアMG、3G、を使用したが、
プーリ、ローラ、チェーン等でホルダーを回転させるこ
とができるのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る接着剤吐出機によれば、従
来のダイナミックミキサと同等な撹拌性能を得ることが
でき、しかもシーリング機構が不要となる利点を有し、
更に、混合室を構成する壁をパイプ状とし、該パイプの
外周にアウターマグネットを保持するマグネットホルダ
を配置し、更に該マグネットホルダの外側に該ホルダを
駆動するモータを配置する基本構造とすることにより、
モータだけを吐出機に固定し、他のミキサ部品、即ち洗
浄を必要とする混合室を構成するパイプやロータを着脱
し得る構造とすることができる。従って、前記シーリン
グ機構の不必要性と相俟って基本的にメンテナンスが容
易となる等の効果を有する。
【0027】更に、マグネットホルダの中心に混合室を
構成するパイプの外周部に挿入可能な孔を設け、該パイ
プの外周部がマグネットホルダの回転軸受を兼用させ、
マグネットホルダに設けた孔の中心線上に、少なくとも
1対以上のアウターマグネット2を配置したため、混合
室内のロータの姿勢が安定した状態で回転することがで
き、しかも構造がシンプルになり、更にコンパクトな形
状となるため低コストで作成することができる利点があ
る。
【0028】また、洗浄に必要な部品を着脱する際にホ
ルダの着脱も必要であるから、洗浄をしない部品である
ホルダの着脱は、作業性の面から前記洗浄部品以上に簡
単な着脱性が要求されるが、本発明ではマグネットホル
ダの外周部にギアを設け、該ギアをモータに取り付けた
ギアで回転させ、しかもマグネットホルダの重量がロー
タ及びアウターマグネットの磁力作用により保持されて
いる所定の位置から落下しない重量になっているから着
脱はきわめて容易であり、作業性を向上させることがで
きる。
【0029】本実施例のようにギアによる駆動形式とす
ることにより、着脱作業における脱作業の場合、マグネ
ットホルダをパイプから抜き取るだけで外せるばかりで
なく、装着作業の場合もホルダをパイプに挿入してギア
の噛み合わせを合わせるだけでよいから、殆どワンタッ
チでの装着が可能となる。また、磁力により落下しない
重量にすることによりホルダが軽量になるので、駆動用
のモータも出力の少ない小型のものを使用することがで
き、構造が簡単になってコンパクトな形状となる。更に
ロータの形状が板状又は角棒状をなしていてパイプ内径
に接する角部に曲面取り加工を施してパイプ内の壁面と
適度なクリアランスが設けられているから、該ローター
が回転する際にロータに加わる過度の流体抵抗とパイプ
の内壁部との接触抵抗を減少させることができ、撹拌能
力が向上し、板状又は棒状であることからマグネットの
加工も容易である。
【0030】実施例のように構成することによりロータ
の一方の辺側が常に壁面に接触し、安定した姿勢を保ち
ながら回転するから、接触したロータの一方の辺側が、
内壁面近傍の混合された第1の接着剤(主剤)及び第2
の接着剤(硬化剤)が硬化し始めて粘度が上がりだす以
前に内壁面より掻き落とす作用をしながら吐出口側に流
し出すため、常に内壁面の清浄性を維持することがで
き、吐出条件を長時間安定させ一定の吐出状態を保つこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接着剤吐出機の実施例を示す要部
の断面図である。
【図2】本発明に係る接着剤吐出機の実施例を示す断面
側面図である。
【図3】ロータとアウターマグネットの挿入関係を示す
断面側面図である。
【図4】ロータの拡大斜視図である。
【図5】ロータとアウターマグネットの配置関係を示す
横断面図である。
【図6(a)】従来のスタッチクミキサにおける混合部
の断面図である。
【図6(b)】従来のスタチックミキサおいて混合室内
に配置される撹拌用板の拡大斜視図である。
【図7】従来のダイナミックミキサにおける混合部の断
面図である。
【符号の説明】
1はロータ 2はアウターマグネット 3はマグネットホルダ 3Gはホルダギア 4は混合室を構成するパイプ 4nはナイロンパイプ 5はシャフト 7は吐出機ブロック Aは第1の接着剤 Bは第2の接着剤 Mはモータ M1はモータシャフト MGは駆動ギア Xは混合室

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出機ブロックに形成したそれぞれの供
    給路から供給される混合タイプの接着剤における第1の
    接着剤(A)と第2の接着剤(B)とを、該吐出機ブロ
    ックに形成した混合機構で混合して該混合物を吐出する
    ようにした接着剤吐出機において、 混合機構を構成すべき混合室(X)の中にマグネット又
    は磁性材からなるロータ(1)を移動可能に挿入すると
    共に、混合室(X)を構成する非磁性体からなる壁の外
    側にはアウターマグネット(2)を移動可能に配置し、
    該アウターマグネットを移動させることにより、ロータ
    (1)とアウターマグネット(2)の吸着作用又は反発
    作用によって混合室(X)内でロータ(1)を移動させ
    て、混合室(X)内に供給される第1の接着剤(A)と
    第2の接着剤(B)を撹拌混合するように構成したこと
    を特徴とする接着剤吐出機。
  2. 【請求項2】 混合室(X)を構成する壁が透明体等か
    らなるパイプ(4)であり、該パイプ(4)の外周には
    アウターマグネット(2)を保持するマグネットホルダ
    (3)が配置されると共に、該マグネットホルダ(3)
    の外側に該マグネットホルダ(3)を駆動するためのモ
    ータ(M)が配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の接着剤吐出機。
  3. 【請求項3】 パイプ(4)の外周部がマグネットホル
    ダ(3)の回転軸受を兼ねるように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の接着剤吐出機。
  4. 【請求項4】 マグネットホルダ(3)に設けた穴の中
    心線上に、少なくとも1対以上のアウターマグネット
    (2)が配置されていることを特徴とする請求項3記載
    の接着剤吐出機。
  5. 【請求項5】 マグネットホルダ(3)の外周部にギア
    (3G)を設けて該ギア(3G)をモータ(M)に取り
    付けたギア(MG)で回転させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の接着剤吐出機。
  6. 【請求項6】 ロータ(1)が板状又は角棒状をなし、
    パイプ(4)の内径に接する角部に曲面取り加工が施さ
    れていてパイプ(4)の内壁面と適度なクリアランスが
    設けられていることを特徴とする請求項2記載の接着剤
    吐出機。
  7. 【請求項7】 ロータ(1)が板状又は角棒状をなすマ
    グネットであり、該ロータ(1)の混合室(X)の内壁
    側に向いている一方の辺側がN極、他方の辺側がS極と
    なるように着磁されており、アウターマグネット(2)
    は該ロータ(1)のN極に対してはS極が、S極に対し
    てはN極が、それぞれ対応するように配置されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の接着剤吐出機。
  8. 【請求項8】 ロータ(1)の下端部の形状が接着剤出
    口近傍の内壁との接触面積を可及的少なくするような形
    状に加工されていること特徴とする請求項2記載の接着
    剤吐出機。
  9. 【請求項9】 マグネットホルダ(3)の重量が、ロー
    タ(1)及びアウターマグネット(2)の磁力作用によ
    り全体が保持されている所定の位置から落下しない重量
    に設定されていることを特徴とする請求項2記載の接着
    剤吐出機。
  10. 【請求項10】 ロータ(1)又はアウターマグネット
    (2)が最大エネルギー積15MGOe以上のマグネッ
    トであることを特徴とする請求項2記載の接着剤吐出
    機。
  11. 【請求項11】 モータ(M)に加わる電圧又は電流を
    センサーで検知して、異常電圧、異常電流等が発生した
    際に、吐出機の作動を停止させるか又は警報装置を作動
    させるように構成したことを特徴とする請求項2記載の
    接着剤吐出機。
  12. 【請求項12】 ロータ(1)、アウターマグネット
    (2)又はモータ(M)のいずれかの回転をセンサーで
    検知して異常回転が発生した際に、吐出機の作動を停止
    させるか又は警報装置を作動させるように構成したこと
    を特徴とする請求項2記載の接着剤吐出機。
JP5101859A 1993-04-06 1993-04-06 接着剤吐出機 Pending JPH06226178A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101859A JPH06226178A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 接着剤吐出機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101859A JPH06226178A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 接着剤吐出機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06226178A true JPH06226178A (ja) 1994-08-16

Family

ID=14311745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5101859A Pending JPH06226178A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 接着剤吐出機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06226178A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094027A3 (en) * 2000-06-05 2002-03-21 Nordson Corp Apparatus and methods for dispensing minute amounts of liquid
US6394643B1 (en) * 1998-10-14 2002-05-28 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two pasty materials, especially for mixing a dental impression material with a catalyst material
US6523992B1 (en) * 1999-11-12 2003-02-25 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two pasty substances, particularly for mixing a dental impression substance with catalyst substance
US6540395B2 (en) * 1999-12-23 2003-04-01 Ernst Mühlbauer KG Dynamic mixer for dental impression compounds
US6837612B2 (en) * 2001-12-28 2005-01-04 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two paste-like compounds, in particular for mixing a dental-molding compound with a catalyzing compound
WO2006109741A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-19 National University Corporation Okayama University 混合流発生装置および混合流の発生方法
JP2007044632A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Asahi Sunac Corp 水性二液ウレタン塗料の供給装置及び方法
US7320541B2 (en) * 2003-08-14 2008-01-22 3M Espe Ag Mixer element for a mixer for multi-component pastes, and mixer using the same
US7387432B2 (en) * 2006-10-11 2008-06-17 Meditech International Ltd.-Samoa Slidable securing device for a mixer to allow communication between a mixer housing and a mixer inlet portion of the mixer
WO2009033832A1 (de) * 2007-09-10 2009-03-19 Sulzer Mixpac Ag Dynamischer mischer
US9415361B2 (en) 2004-09-22 2016-08-16 3M Innovative Properties Company Mixer for multi-component pastes, kit, and method of mixing paste components
WO2018034892A1 (en) * 2016-08-13 2018-02-22 Nordson Corporation Systems and methods for two-component mixing in a jetting dispenser

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6394643B1 (en) * 1998-10-14 2002-05-28 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two pasty materials, especially for mixing a dental impression material with a catalyst material
US6523992B1 (en) * 1999-11-12 2003-02-25 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two pasty substances, particularly for mixing a dental impression substance with catalyst substance
US6540395B2 (en) * 1999-12-23 2003-04-01 Ernst Mühlbauer KG Dynamic mixer for dental impression compounds
WO2001094027A3 (en) * 2000-06-05 2002-03-21 Nordson Corp Apparatus and methods for dispensing minute amounts of liquid
US6837612B2 (en) * 2001-12-28 2005-01-04 Kettenbach Gmbh & Co. Kg Device for mixing two paste-like compounds, in particular for mixing a dental-molding compound with a catalyzing compound
US7320541B2 (en) * 2003-08-14 2008-01-22 3M Espe Ag Mixer element for a mixer for multi-component pastes, and mixer using the same
US9415361B2 (en) 2004-09-22 2016-08-16 3M Innovative Properties Company Mixer for multi-component pastes, kit, and method of mixing paste components
WO2006109741A1 (ja) * 2005-04-08 2006-10-19 National University Corporation Okayama University 混合流発生装置および混合流の発生方法
JP2007044632A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Asahi Sunac Corp 水性二液ウレタン塗料の供給装置及び方法
US7387432B2 (en) * 2006-10-11 2008-06-17 Meditech International Ltd.-Samoa Slidable securing device for a mixer to allow communication between a mixer housing and a mixer inlet portion of the mixer
WO2009033832A1 (de) * 2007-09-10 2009-03-19 Sulzer Mixpac Ag Dynamischer mischer
US8651731B2 (en) 2007-09-10 2014-02-18 Sulzer Mixpac Ag Dynamic mixer
WO2018034892A1 (en) * 2016-08-13 2018-02-22 Nordson Corporation Systems and methods for two-component mixing in a jetting dispenser
US10981185B2 (en) 2016-08-13 2021-04-20 Nordson Corporation Systems and methods for two-component mixing in a jetting dispenser

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06226178A (ja) 接着剤吐出機
US5611679A (en) Corrosion-resistant pump
KR100981925B1 (ko) 동력전달장치
EP1437193A4 (en) FRICTION WELDING DEVICE AND ROBOT EQUIPPED WITH SAID DEVICE
KR900005497B1 (ko) 혼합기내의 배치
JP2786583B2 (ja) 液体混合吐出装置
JPH0710337B2 (ja) 撹拌装置
JP2875721B2 (ja) 液体混合吐出装置
KR102328418B1 (ko) 마그네틱 교반기 및 이를 포함하는 교반 시스템
KR100825582B1 (ko) 믹싱효율이 향상된 용액 믹싱장치
JP2813534B2 (ja) 液体混合吐出装置
EP1400695A3 (en) Apparatus for dispensing free-flowing material
CN213669056U (zh) 一种磁力混胶筒
KR101879631B1 (ko) 교반기
JP4365250B2 (ja) 塗布装置
JP2019063763A (ja) 撹拌機
JP2010149009A (ja) 多液混合装置
JP3879090B2 (ja) 連続式土砂攪拌装置
KR100328503B1 (ko) 자석을 갖는 임펠러를 이용한 펌프
AU2003277782A1 (en) Mixing device
CN214438792U (zh) 一种药房药学配药装置
CN217120058U (zh) 一种双组份混合设备用搅拌器
KR200352552Y1 (ko) 아이스크림 제조기용 교반 장치
JP7193837B2 (ja) 撹拌機
CN215661030U (zh) 一种砌块生产用的搅拌机构

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000208