JPH06225650A - 果樹園における防霜管理システム - Google Patents

果樹園における防霜管理システム

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JPH06225650A
JPH06225650A JP10583893A JP10583893A JPH06225650A JP H06225650 A JPH06225650 A JP H06225650A JP 10583893 A JP10583893 A JP 10583893A JP 10583893 A JP10583893 A JP 10583893A JP H06225650 A JPH06225650 A JP H06225650A
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JP
Japan
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orchard
water
frost
pump
sprinkler
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JP10583893A
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English (en)
Inventor
Takashi Takahashi
孝始 高橋
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KARUI KK
Original Assignee
KARUI KK
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Publication date
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Publication of JPH06225650A publication Critical patent/JPH06225650A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、人家から離れた地下水の水脈や電源
のない果樹園での散水式の防霜システムを目的とする。 【構成】空気撹拌用のファンを設けた果樹園に光センサ
ーや気象センサーで駆動するポンプを設け近くの河川の
水や沼、溜池の水を利用し、光を感知することや温度等
を感知して作動するポンプを設け、ファン駆動用の発電
機を電源としてスプリンクラーで散水する防霜システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下水の水脈のない果
樹園での散水式の防霜管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来果樹園等においての防霜対策として
は、ハウス内での暖房や高所からのファンによる空気の
撹拌、あるいはスプリンクラーによる散水、あるいはこ
れらの組合せ等種々考えられ実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、霜は夜明け前
の僅かな時間に地表の温度が低下して起る現象でありハ
ウス内を全体的に暖房するためには燃料費がかさむ欠点
があり、またファンによる空気の撹拌もこれのみでは期
待する効果は得られない。このため地下水を利用したス
プリンクラーによる散水をすることによって防霜対策に
大きな効果が得られていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】これは地下水が常に15
℃前後の水温があるため、この地下水を利用してスプリ
ンクラーによって散水するもので地表の温度を上昇させ
て霜の発生を防止する。
【0005】また人家から離れている果樹園やハウスに
あってファンを作動させるモーターやポンプを駆動して
スプリンクラーを作動させる電源を確保することが難し
いため、蓄電池を使用する。凍霜害は大気が放射冷却に
より大地が冷えて地表の温度が大気の温度より低くなっ
た時に発生し、これを防ぐには地表の温度を0℃以上に
保持することである。したがって、単に水を散布するの
みでも防霜の目的を達することができる。
【0006】しかし、この地下水を利用する散水も地下
水の水脈のない果樹園にあってはこの対策もできない。
【0007】本発明は、このような地下水の水脈のない
果樹園はもとより、近くに河川や沼、溜池等がある場合
にはこの水を利用して散水による防霜対策を行うもので
ある。
【0008】
【作用】このため果樹園内に水槽タンクを設置し、この
水槽タンク内の水の温度を加熱上昇させて、この温水を
スプリンクラーによって散水するが、近くに河川や沼、
溜池等がある場所にあってはポンプを設置して、これに
よって水を散布することが可能である。
【0009】しかし、人家から離れている果樹園でしか
も霜の発生時間が明け方であるためポンプを作動するに
ついて、光センサーや気象センサーを設置することによ
って遠方から光を当てたり、また温度等を感知させてポ
ンプを作動することによって地下に水脈のない果樹園で
の防霜システムを提供するものである。
【0010】
【実施例】添付図面により、本発明の防霜システムにつ
いて説明すると、図1において符号(1)は高所に設け
たファンであって地表の低温の空気と上層の暖い空気と
を撹拌するものである。(2)はこのファンを駆動する
ための発電機、(3)は果樹園内に設置した水槽タンク
を示している。また(5)は水槽タンク(3)内に投入
する投込式のヒーターであり、(6)はコードを示して
いて発電機(2)を電源とする。(4)は水槽タンク
(3)内の水を送水するポンプである。(7)はスプリ
ンクラーを示す。
【0011】図2は光センサー(11)や気象センサー
(10)を設けた果樹園の防霜システムの概略図であ
り、図3は防霜システムを設置したハウスの見取図を示
すものである。図において(1)は高所に設けたファン
を示し、(2)はファンおよびポンプ(4)を駆動する
発電機を示す。また(7)はスプリンクラーを示し、記
号Kは河川や沼などを示している。
【0012】したがって遠方からの光によるサインにつ
いては高所に設けてある光センサー(11)が感知して
ポンプを駆動させ、また地表近くの低所に設けてある気
象センサーは地表の温度、湿度等を感知してポンプを駆
動させてスプリンクラー(7)から散水するものであ
る。
【0013】本発明の防霜システムはこのように構成さ
れるものであり、図における水槽タンク(3)は短い時
間で散水の目的が達せられるため5000l程度の容量
があれば足りる。このため、この容量の水を15℃前後
に加温するものであるから簡単な投込式のヒーターで容
易に加温することができ、またこのヒーター(5)の電
源もファン駆動用の発電機(2)を利用することができ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明の果樹園における防霜システムは
前記の如くであり、従来地下水の水脈のない果樹園では
防霜対策としてはファンのみで行っているため期待する
効果は得られず、遅霜が発生する時期は常に気象情報に
気を配っていたが、本発明システムによるときは、既存
の発電機を利用することによって、近くの河川や沼など
の水、または小型の水槽タンクを設置して散水とファン
の大気の撹拌による防霜対策を完成させたもので果実の
収穫に大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防霜システムの表わす全体図を示
す。
【図2】 本発明の防霜システムの概略図。
【図3】 防霜システムを設置したハウスの見取図。
【符号の説明】
(1)…ファン (2)…ファン駆動用の発電機 (3)…水槽タンク (4)…送水ポンプ (5)…投込式ヒーター (6)…コード (7)…スプリンクラー (10)…気象センサー (11)…光センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A.果樹園内に発電機によって駆動する空
    気撹拌用のファンを設けること。 B.果樹園内に水槽タンクを設置すること。 C.発電機を電源とした投込式ヒーターをタンク内に投
    入して水温を上昇させて15℃前後とする。 D.園内にスプリンクラーを設置し、該スプリンクラー
    から温水を散布する。 上記A〜D要件を具備した果樹園における防霜管理シス
    テム。
  2. 【請求項2】a.果樹園内に発電機によって駆動する空
    気攪拌用のファンを設けること。 b.ポンプを設置して近くの河川の水あるいは沼や溜池
    の水を揚水すること。 c.光センサーあるいは気象センサーを設け、光や温
    度、湿度を感知してポンプを作動させスプリンクラーに
    よって散水すること。 上記a〜c要件を具備した果樹園における防霜管理シス
    テム。
JP10583893A 1992-12-10 1993-03-25 果樹園における防霜管理システム Pending JPH06225650A (ja)

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Applications Claiming Priority (3)

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JP4-360693 1992-12-10
JP36069392 1992-12-10
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