JPH06225496A - モールド電動機 - Google Patents

モールド電動機

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Publication number
JPH06225496A
JPH06225496A JP1137893A JP1137893A JPH06225496A JP H06225496 A JPH06225496 A JP H06225496A JP 1137893 A JP1137893 A JP 1137893A JP 1137893 A JP1137893 A JP 1137893A JP H06225496 A JPH06225496 A JP H06225496A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
circuit board
premix
printed circuit
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP1137893A
Other languages
English (en)
Inventor
Makihito Kato
牧人 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP1137893A priority Critical patent/JPH06225496A/ja
Publication of JPH06225496A publication Critical patent/JPH06225496A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 プリミックスのモールドで形成されるフレー
ム14に端子13を取り付け、この端子13をフレーム
14内部でプリント基板11に接続するモールド電動機
において、端子13の内側端部を端子13に形成される
フック20あるいは凹凸26などで固定したモールド電
動機。 【効果】 端子13とプリント基板11とが一体になり
端子13が伸縮を繰り返しても、プリント基板11との
接続状態を保持することができ、端子13を用いるモー
ルド電動機の信頼性を向上することができ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームがプリミック
スのモールドで構成され、このフレームから端子を取り
出す構造のモールド電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】プリミックスによるモールドでフレーム
を構成するモールド電動機は、静粛な運転ができる他、
電気的にも機械的にも丈夫であり、特に小形の電動機の
主流になっている。そして、室内に設置される機器に
は、その静粛な運転のために極めて効果が大きく、空調
機器や空気清浄器などにはほとんどこの形式の電動機に
なっている。
【0003】しかしながら、これらの家電機器は、機種
が多く、それぞれの機種毎に同じ出力の電動機を用いて
も電源に接続されるリード線の長さが異なるなど電動機
の製造を面倒にしていた。この様な機器の条件は、モー
ルド電動機の場合、極めて不都合なことがある。すなわ
ち、フレームがプリミックスでモールドされるため、リ
ード線の端部がフレームに埋設されるため必要に応じて
交換することができず、しかも、引き出すとき、モール
ドの成形型でリード線を損傷しないようにしなければな
らない。
【0004】このため、一般にリード線の引き出しは、
成形型との間にブッシングを介在して機種毎に異なる長
さのリード線を引き出し、リード線による種類が増加す
ることを避けられなかった。
【0005】この様な状態は、製造上極めて不合理なこ
とであり、リード線の長さが異なる毎にモールド電動機
の種類が増加するため、使用される機器に応じて品種が
多くなり、実質上特定の機器専用に組み立てなければな
らないといったことが実情であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、リード線に
代えて端子を取り付けるものが試みられて効果を得てい
る。端子の場合、機器との間に必要な長さのリード線を
介在させれば良く、モールド電動機の品種を激減するこ
とができるといった効果が得られる。
【0007】しかしながら、フレームに端子を備えると
プリミックスのモールドと端子との熱膨張の差異から端
子が飛び出すことがあった。
【0008】この様な現象について図6に基づき説明す
ると、モールド電動機は、端子1がカバー2に支持され
てプリミックスでモールドされたフレーム3に備えら
れ、内部で端子1がプリント基板4のプリント配線5に
ハンダ6で接続されている。
【0009】この様な構成において、モールド電動機
は、運転されるなどして温度上昇した場合、端子1が銅
などの金属で構成されるため、熱膨張が大きく、反面プ
リミックスで構成されるフレーム3は、プリミックスの
大部分が石など鉱物であり、熱膨張が少ないものであ
る。従って、熱膨張する端子1が温度上昇によって伸長
することになり、この場合、端子1の一方の端部がプリ
ント基板4のプリント配線5にハンダ6で接続されてい
るため、このハンダ6による接続点を起点にして開放さ
れた反対側の端部の方向へ飛び出すことになる。そし
て、次にモールド電動機の運転が停止するなどして冷却
した場合、伸長していた端子1が縮小することになる。
この時、フレーム3に堅く把持された端子1が縮小する
と、ハンダ6の機械的強度が弱いためハンダ6と端子1
との接続が破壊されて外れることになる。さらに、この
様な温度上昇と冷却とが繰り返し行われると、端子1
は、開放された方向へ移動して飛び出すことになる。こ
の様な問題を解決するためには、端子1を支持するカバ
ー2を堅固なものにして端子1の飛び出しを強制的に阻
止すれば良いが、比較的軟弱な材料で構成されること、
あるいはカバー2に端子1を挿入して組み立てる構造で
は端子1を機械的に把持させることは容易ではなかっ
た。
【0010】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、フレームに取り付けられる端子が移動しな
いように構成されるモールド電動機を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
モールド電動機は、端子の内側端部を固定したことによ
って課題を解決している。
【0012】本発明の請求項2記載のモールド電動機
は、請求項1記載のものにおいて、端子のプリミックス
に接触する部分に凹凸を形成したことによって課題を解
決している。
【0013】本発明の請求項3記載のモールド電動機
は、請求項1記載のものにおいて、端子の端部をプリン
ト基板に嵌合して固定したことによって課題を解決して
いる。
【0014】
【作用】本発明によれば、端子に形成されるフックや凹
凸がプリミックスに接触して固定されている関係から、
端子が移動しなくなり、このプリミックスにプリント基
板が同時に埋設され、そのプリント基板に端子が接続さ
れることにより、熱による膨張および収縮に無関係に接
続状態を維持することができる。
【0015】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモールド
電動機の要部の縦断面図である。図2は、本発明による
モールド電動機の要部の横断面図である。図3は、端子
の構造を分かり易く示した要部の拡大縦断面図である。
図4は、他の実施例によるモールド電動機の要部の縦断
面図である。図5は、他の実施例によるモールド電動機
の要部の縦断面図である。
【0016】図1において、モールド電動機は、鉄心9
に巻線10が施されて固定子鉄心を形成しており、巻線
10をプリント基板11で接続している。そして、プリ
ント基板11には、プリント配線12が施され、このプ
リント配線12に端子13が接続されており、端子13
は、カバー14で覆われると共にプリミックスのモール
ドによって形成されるフレーム15におよそ半分が埋設
されている。
【0017】フレーム15は、回転子鉄心16を支承す
る軸受17を保持するブラケット18をも一体に形成し
ており、図示されない成形型によって成形製作されるも
のである。そして、プリント基板11は、端子13がプ
リント配線12にハンダ19によって接続されており、
端子13の内側の端部にはフック20が形成されてい
る。また、カバー14とプリント基板11の重ねられる
部分には、プリント基板11に嵌合結合される嵌合部2
1が形成され、カバー14をプリント基板11に結合し
ている。
【0018】この様なプリント基板11とカバー14と
の結合は、カバー14の位置を明確にするものであり、
端子13をプリント基板11のプリント配線12にハン
ダ19で接続する場合などの作業を容易にするものであ
る。
【0019】図2において、モールド電動機は、端子1
3が5個カバー14に収容されて配設されており、それ
ぞれの端子13の内側の端部には、フック21が形成さ
れている。そして、プリント基板11のプリント配線1
2にそれぞれの端子13がハンダ19によって接続され
ている。
【0020】図3において、端子13は、一方の外側の
端部がカバー14に覆われるように構成されており、他
方の内側の端部は、フック20がフレーム15を形成す
るプリミックスに埋設されるように突出している。そし
て、ハンダ19によって端子13がプリント基板11の
プリント配線12に接続されている。
【0021】図4において、他の実施例では、端子22
の端部に形成されるフック23がプリント基板11に形
成された貫通孔24に嵌合されて固定されている。
【0022】図5において、端子25のプリミックスに
接触する部分に凹凸26が形成されている。
【0023】この様な構成において、モールド電動機
は、固定子鉄心9に巻線10を巻装してプリント基板1
1によって巻線端部などの配線を行う。そして、カバー
14の嵌合部21をプリント基板11に嵌合して端子1
3をプリント基板11に取り付ける。この端子13のプ
リント基板11への取り付けは、図2に示されるよう
に、あるいは図3および図4に示される他の実施例の如
くプリント配線12にハンダ19によって接続する。
【0024】さらに、図示されない成形型に固定子鉄心
9を支持させてプリミックスによるモールドを行いフレ
ーム15を形成する。この時、カバー14のおよそ半分
をフレーム15から露出するように成形型に挟持させて
プリミックスのモールドを行う。そして、成形型内部に
プリミックスが充填されると、プリミックスは、プリン
ト基板11および端子13のフック20を覆うように埋
設する。このため、プリミックスが硬化されるとフック
20は移動できなくなる。
【0025】図4に示されるように端子22のフック2
3がプリント基板11に形成された貫通孔24に嵌合さ
れる場合、フック23がプリミックスに埋設されなくと
も端子22を支持することができるが、貫通孔24とフ
ック23とは密嵌状態ではなくプリミックスのモールド
によって堅固な固定になる。
【0026】また、図5に示される実施例では、端子2
5に凹凸26を形成してこの凹凸26とプリミックスと
を結合させるものであり、凹凸26は、他の実施例にお
けるフック20、23と同様に作用する。
【0027】この様に端子13、22、25が堅固に取
り付け固定されることにより、ハンダ19による接続が
端子13、22に力が発生しても確実に確保されること
になる。
【0028】そして、プリント基板11と端子13、2
2、25とは、フレーム15を形成するプリミックスに
一体となるため、しかも、プリミックスの大部分が石な
どの膨脹係数の小さい材料であるため、端子13、2
2、25とプリント基板11との間に不要な力が発生す
ることはない。
【0029】この様なモールド電動機は、運転と停止に
よって加熱と冷却が繰り返された場合、端子13、2
2、25は、伸縮することにるが、フレーム14によっ
てプリント基板11と一体になり、堅固に固定されてい
るため、伸長する場合はカバー14との取り付け部分を
介して外側へ伸長し、さらに、縮小する場合は、カバー
14の部分を介して縮小する。
【0030】すなわち、端子13、22、25とカバー
14との結合力が低いため、伸縮する端子13、22、
25は、カバー14との間で滑って伸縮することにな
る。このため、プリント基板11と端子13、22、2
5との結合に破壊力を生じなくなる。
【0031】従って、プリント基板11と端子13、2
2、25との接続は、機械的に弱いもの、例えば、ハン
ダを用いずに圧接されるもの、あるいはスリットに端子
を食い込ませるものなど、各種の接続方法が使用でき
る。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、端子がフレームを構成
するプリミックスによってプリント基板と一体になり運
転停止の繰り返しによって発生する加熱冷却を受けて伸
縮を繰り返しても、プリント基板との接続状態を保持す
ることができ、端子を用いるモールド電動機の信頼性を
向上することができ、その効果は、実質的に極めて大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるモールド電動機の要部
の縦断面図である。
【図2】本発明によるモールド電動機の要部の横断面図
である。
【図3】端子の構造を分かり易く示した要部の拡大縦断
面図である。
【図4】他の実施例によるモールド電動機の要部の縦断
面図である。
【図5】他の実施例によるモールド電動機の要部の縦断
面図である。
【図6】端子を備えた従来のモールド電動機を示す要部
の縦断面図である。
【符号の説明】
11……プリント基板 13、22、25……端子 14……カバー 15……フレーム 19……ハンダ 20、23……フック 21……嵌合部 26……凹凸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリミックスのモールドで形成されるフレ
    ームに端子を取り付け、この端子をフレーム内部でプリ
    ント基板に接続するモールド電動機において、 端子の内側端部を固定したことを特徴とするモールド電
    動機。
  2. 【請求項2】端子のプリミックスに接触する部分に凹凸
    を形成したことを特徴とする請求項1記載のモールド電
    動機。
  3. 【請求項3】端子の端部をプリント基板に嵌合して固定
    したことを特徴とする請求項1記載のモールド電動機。
JP1137893A 1993-01-27 1993-01-27 モールド電動機 Pending JPH06225496A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1137893A JPH06225496A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 モールド電動機

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JP1137893A JPH06225496A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 モールド電動機

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JPH06225496A true JPH06225496A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11776356

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JP1137893A Pending JPH06225496A (ja) 1993-01-27 1993-01-27 モールド電動機

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JP (1) JPH06225496A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118823A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Keihin Corp 筒内圧センサ付き燃料噴射弁
JP2015173544A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 三菱電機株式会社 固定子の接続端子および固定子
WO2023233609A1 (ja) * 2022-06-02 2023-12-07 三菱電機株式会社 電動機及び空気調和機

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