JPH06225468A - 電池充電器 - Google Patents
電池充電器Info
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- JPH06225468A JPH06225468A JP764893A JP764893A JPH06225468A JP H06225468 A JPH06225468 A JP H06225468A JP 764893 A JP764893 A JP 764893A JP 764893 A JP764893 A JP 764893A JP H06225468 A JPH06225468 A JP H06225468A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池充電器に関し、電池電圧に応じて充電モ
ードを設定することで、過充電を防止し、電池の保護及
び充電器の安全性を向上させることを目的とする。 【構成】 電池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を
検出する温度検出部２と、電池の電圧を検出する電圧検
出部３と、急速充電モードと普通充電モードとを有し電
池を充電する電源部４と、電池が充電されるとき、電池
電圧が、電池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設
定した設定電圧よりも低いときには充電モードを急速充
電モードに設定して充電を行い、高いときには普通充電
モードに設定して充電を行うモード設定手段５とで構成
する。
ードを設定することで、過充電を防止し、電池の保護及
び充電器の安全性を向上させることを目的とする。 【構成】 電池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を
検出する温度検出部２と、電池の電圧を検出する電圧検
出部３と、急速充電モードと普通充電モードとを有し電
池を充電する電源部４と、電池が充電されるとき、電池
電圧が、電池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設
定した設定電圧よりも低いときには充電モードを急速充
電モードに設定して充電を行い、高いときには普通充電
モードに設定して充電を行うモード設定手段５とで構成
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電池充電器に関し、特
に、マイクロコンピュータを内蔵して充電の制御を行う
電池充電器に関する。
に、マイクロコンピュータを内蔵して充電の制御を行う
電池充電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の電池充電器としては、電
池の温度と電池の周囲温度とを検出し、その温度差によ
って充電電流の制御を行うものが知られている。
池の温度と電池の周囲温度とを検出し、その温度差によ
って充電電流の制御を行うものが知られている。
【０００３】このような従来の電池充電器においては、
充電器に電池を装着した時には、電池がどのような状態
であっても、常に急速充電（約１時間で満充電となるよ
うな充電電流で充電を行うこと）から充電を開始するよ
うにしていた。また、充電状態の判定については、満充
電後の電圧降下分（この満充電後の電圧降下分とは、充
電の満了期には電池電圧がピーク値を示すので、それを
検出し、予め定められた値だけ電圧降下が生じた場合に
満充電状態とみなすものであり、以下、この電圧降下分
を−ΔＶという）を検出し、それによって充電状態を判
定するようにしていた。
充電器に電池を装着した時には、電池がどのような状態
であっても、常に急速充電（約１時間で満充電となるよ
うな充電電流で充電を行うこと）から充電を開始するよ
うにしていた。また、充電状態の判定については、満充
電後の電圧降下分（この満充電後の電圧降下分とは、充
電の満了期には電池電圧がピーク値を示すので、それを
検出し、予め定められた値だけ電圧降下が生じた場合に
満充電状態とみなすものであり、以下、この電圧降下分
を−ΔＶという）を検出し、それによって充電状態を判
定するようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電池充電器においては、電池がどのような状
態であっても、常に急速充電から充電を開始するように
していたため、充電終了後の電池が誤って装着された場
合でも急速充電を行ってしまい、電池寿命を縮めてしま
うようなことがあった。
うな従来の電池充電器においては、電池がどのような状
態であっても、常に急速充電から充電を開始するように
していたため、充電終了後の電池が誤って装着された場
合でも急速充電を行ってしまい、電池寿命を縮めてしま
うようなことがあった。
【０００５】また、電池はその特性上、周囲温度が高い
ほど得られる電池容量は低くなり、周囲温度が低ければ
それとは逆の特性となる。したがって、周囲温度に関係
なく、定められた電圧を越えたときに−ΔＶによって満
充電の検出処理を行うようにしていた場合には、実際に
は十分に充電されていないのに充電が終了してしまうよ
うなことがあった。
ほど得られる電池容量は低くなり、周囲温度が低ければ
それとは逆の特性となる。したがって、周囲温度に関係
なく、定められた電圧を越えたときに−ΔＶによって満
充電の検出処理を行うようにしていた場合には、実際に
は十分に充電されていないのに充電が終了してしまうよ
うなことがあった。
【０００６】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、充電を行う際には、充電器の周囲温度を検
出し、その温度に応じて電池の電圧を検出することより
充電モードを設定し、また、電圧降下分を検出する場合
でも、満充電電圧を設定し、その満充電電圧を越えた場
合のみ電圧降下分を検出して、満充電処理を行い、それ
によって過充電を防止し、電池の保護及び充電器の安全
性を向上させるようにした電池充電器を提供するもので
ある。
れたもので、充電を行う際には、充電器の周囲温度を検
出し、その温度に応じて電池の電圧を検出することより
充電モードを設定し、また、電圧降下分を検出する場合
でも、満充電電圧を設定し、その満充電電圧を越えた場
合のみ電圧降下分を検出して、満充電処理を行い、それ
によって過充電を防止し、電池の保護及び充電器の安全
性を向上させるようにした電池充電器を提供するもので
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】図１は本願の請求項１に
係わる発明の構成を示すブロック図であり、この図に示
すように、本願の請求項１に係わる発明は、電池を収容
する電池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出す
る温度検出部２と、電池収容部１に収容された電池の電
圧を検出する電圧検出部３と、急速充電モードと普通充
電モードとの２種類の充電モードを有し、電池収容部１
に収容された電池を充電する電源部４と、電池収容部１
に収容された電池が充電されるとき、電池収容部１の周
囲温度を検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧
が、電池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定し
た設定電圧よりも低いときには充電モードを急速充電モ
ードに設定して充電を行い、高いときには普通充電モー
ドに設定して充電を行うモード設定手段５を備えてなる
電池充電器である。
係わる発明の構成を示すブロック図であり、この図に示
すように、本願の請求項１に係わる発明は、電池を収容
する電池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出す
る温度検出部２と、電池収容部１に収容された電池の電
圧を検出する電圧検出部３と、急速充電モードと普通充
電モードとの２種類の充電モードを有し、電池収容部１
に収容された電池を充電する電源部４と、電池収容部１
に収容された電池が充電されるとき、電池収容部１の周
囲温度を検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧
が、電池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定し
た設定電圧よりも低いときには充電モードを急速充電モ
ードに設定して充電を行い、高いときには普通充電モー
ドに設定して充電を行うモード設定手段５を備えてなる
電池充電器である。
【０００８】また、図２は本願の請求項２に係わる発明
の構成を示すブロック図であり、この図に示すように、
本願の請求項２に係わる発明は、電池を収容する電池収
容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出する温度検出
部２と、電池収容部１に収容された電池の電圧を検出す
る電圧検出部３と、急速充電モードと普通充電モードと
の２種類の充電モードを有し、電池収容部１に収容され
た電池を充電する電源部４と、急速充電モードで充電が
行われているとき、電池収容部１の周囲温度を検出する
とともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電池収容部１
の周囲温度に応じてあらかじめ設定した満充電電圧より
も高くなったときには、電池の電圧降下分を測定し、そ
の電圧降下分が所定値以上であれば満充電とみなして充
電モードを普通充電モードに切り換えるモード切り換え
手段６を備えてなる電池充電器である。
の構成を示すブロック図であり、この図に示すように、
本願の請求項２に係わる発明は、電池を収容する電池収
容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出する温度検出
部２と、電池収容部１に収容された電池の電圧を検出す
る電圧検出部３と、急速充電モードと普通充電モードと
の２種類の充電モードを有し、電池収容部１に収容され
た電池を充電する電源部４と、急速充電モードで充電が
行われているとき、電池収容部１の周囲温度を検出する
とともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電池収容部１
の周囲温度に応じてあらかじめ設定した満充電電圧より
も高くなったときには、電池の電圧降下分を測定し、そ
の電圧降下分が所定値以上であれば満充電とみなして充
電モードを普通充電モードに切り換えるモード切り換え
手段６を備えてなる電池充電器である。
【０００９】さらに、図３は本願の請求項３に係わる発
明の構成を示すブロック図であり、この図に示すよう
に、本願の請求項３に係わる発明は、電池を収容する電
池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出する温度
検出部２と、電池収容部１に収容された電池の電圧を検
出する電圧検出部３と、急速充電モードと普通充電モー
ドとの２種類の充電モードを有し、電池収容部１に収容
された電池を充電する電源部４と、電池収容部１に収容
された電池が充電されるとき、電池収容部１の周囲温度
を検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電
池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した設定
電圧よりも低いときには充電モードを急速充電モードに
設定して充電を行い、高いときには普通充電モードに設
定して充電を行うモード設定手段５と、急速充電モード
で充電が行われているとき、電池収容部１の周囲温度を
検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電池
収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した満充電
電圧よりも高くなったときには、電池の電圧降下分を測
定し、その電圧降下分が所定値以上であれば満充電とみ
なして充電モードを普通充電モードに切り換えるモード
切り換え手段６を備えてなる電池充電器である。
明の構成を示すブロック図であり、この図に示すよう
に、本願の請求項３に係わる発明は、電池を収容する電
池収容部１と、電池収容部１の周囲温度を検出する温度
検出部２と、電池収容部１に収容された電池の電圧を検
出する電圧検出部３と、急速充電モードと普通充電モー
ドとの２種類の充電モードを有し、電池収容部１に収容
された電池を充電する電源部４と、電池収容部１に収容
された電池が充電されるとき、電池収容部１の周囲温度
を検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電
池収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した設定
電圧よりも低いときには充電モードを急速充電モードに
設定して充電を行い、高いときには普通充電モードに設
定して充電を行うモード設定手段５と、急速充電モード
で充電が行われているとき、電池収容部１の周囲温度を
検出するとともに電池電圧を検出し、電池電圧が、電池
収容部１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した満充電
電圧よりも高くなったときには、電池の電圧降下分を測
定し、その電圧降下分が所定値以上であれば満充電とみ
なして充電モードを普通充電モードに切り換えるモード
切り換え手段６を備えてなる電池充電器である。
【００１０】なお、この発明における急速充電とは、約
１時間で充電満了となるような電流を電池に供給して充
電を行うことをいう。例を挙げれば、定格電圧が１．２
Ｖ、定格電流が５００ｍＡｈの電池を充電するのであれ
ば、１．２Ｖよりわずかに高い電圧で５００ｍＡの電流
を電池に供給して充電を行うことをいう。
１時間で充電満了となるような電流を電池に供給して充
電を行うことをいう。例を挙げれば、定格電圧が１．２
Ｖ、定格電流が５００ｍＡｈの電池を充電するのであれ
ば、１．２Ｖよりわずかに高い電圧で５００ｍＡの電流
を電池に供給して充電を行うことをいう。
【００１１】また、この発明における普通充電とは、約
１０時間で充電満了となるような電流を電池に供給して
充電を行うことをいう。例を挙げれば、定格電圧が１．
２Ｖ、定格電流が５００ｍＡｈの電池を充電するのであ
れば、１．２Ｖよりわずかに高い電圧で５０ｍＡの電流
を電池に供給して充電を行うことをいう。
１０時間で充電満了となるような電流を電池に供給して
充電を行うことをいう。例を挙げれば、定格電圧が１．
２Ｖ、定格電流が５００ｍＡｈの電池を充電するのであ
れば、１．２Ｖよりわずかに高い電圧で５０ｍＡの電流
を電池に供給して充電を行うことをいう。
【００１２】
【作用】本願の請求項１に係わる発明によれば、電池が
充電されるときには、電池の電圧検出を行い、その電圧
が、電池の周囲温度に応じてあらかじめ設定した設定電
圧よりも低ければ急速充電を行い、高ければ普通充電を
行う。したがって、充電済みの電池が装着されている場
合でも、急速充電を行って電池寿命を縮めてしまうこと
が防止される。
充電されるときには、電池の電圧検出を行い、その電圧
が、電池の周囲温度に応じてあらかじめ設定した設定電
圧よりも低ければ急速充電を行い、高ければ普通充電を
行う。したがって、充電済みの電池が装着されている場
合でも、急速充電を行って電池寿命を縮めてしまうこと
が防止される。
【００１３】また、本願の請求項２に係わる発明によれ
ば、急速充電モードで充電が行われているときは、満充
電の検出は周囲温度に応じて行い、さらに満充電が検出
された場合のみ電圧降下分の測定を行うので、温度に応
じて満充電電圧を変化させることができるとともに、充
電中に電圧降下が生じても、誤って満充電を検出するよ
うなことがなくなる。
ば、急速充電モードで充電が行われているときは、満充
電の検出は周囲温度に応じて行い、さらに満充電が検出
された場合のみ電圧降下分の測定を行うので、温度に応
じて満充電電圧を変化させることができるとともに、充
電中に電圧降下が生じても、誤って満充電を検出するよ
うなことがなくなる。
【００１４】さらに、本願の請求項３に係わる発明によ
れば、電池が充電されるときには、電池の電圧検出を行
い、その電圧が、電池の周囲温度に応じてあらかじめ設
定した設定電圧よりも低ければ急速充電を行い、高けれ
ば普通充電を行う。また、それとともに、急速充電モー
ドで充電が行われているときは、満充電の検出は周囲温
度に応じて行い、さらに満充電が検出された場合のみ電
圧降下分の測定を行う。
れば、電池が充電されるときには、電池の電圧検出を行
い、その電圧が、電池の周囲温度に応じてあらかじめ設
定した設定電圧よりも低ければ急速充電を行い、高けれ
ば普通充電を行う。また、それとともに、急速充電モー
ドで充電が行われているときは、満充電の検出は周囲温
度に応じて行い、さらに満充電が検出された場合のみ電
圧降下分の測定を行う。
【００１５】したがって、充電済みの電池を充電する場
合でも、急速充電を行って電池寿命を縮めてしまうこと
が防止される。また、温度に応じて満充電電圧を変化さ
せることができるとともに、充電中に電圧降下が生じて
も、誤って満充電を検出するようなことがなくなる。
合でも、急速充電を行って電池寿命を縮めてしまうこと
が防止される。また、温度に応じて満充電電圧を変化さ
せることができるとともに、充電中に電圧降下が生じて
も、誤って満充電を検出するようなことがなくなる。
【００１６】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
【００１７】図４はこの発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。この図において、１１は充電すべき電
池を収容する電池収容部、１２は電池収容部１１の周囲
温度を検出する温度センサであり、この温度センサ１２
は充電器の外部に設けられている。
ロック図である。この図において、１１は充電すべき電
池を収容する電池収容部、１２は電池収容部１１の周囲
温度を検出する温度センサであり、この温度センサ１２
は充電器の外部に設けられている。
【００１８】１３は電池収容部１１に収容された電池の
電圧を検出する電圧検出部、１４は急速充電モードと普
通充電モードとの２種類の充電モードを有し、電池収容
部１１に収容された電池を充電する定電流電源、１５は
定電流電源１４の充電モードを切り換えるためのスイッ
チング回路、１６はＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，Ｉ／Ｏポ
ートからなるマイクロコンピュータによって構成された
制御部である。
電圧を検出する電圧検出部、１４は急速充電モードと普
通充電モードとの２種類の充電モードを有し、電池収容
部１１に収容された電池を充電する定電流電源、１５は
定電流電源１４の充電モードを切り換えるためのスイッ
チング回路、１６はＣＰＵ，ＲＯＭ，ＲＡＭ，Ｉ／Ｏポ
ートからなるマイクロコンピュータによって構成された
制御部である。
【００１９】制御部１６は、電池収容部１１に収容され
た電池を充電するときには、温度センサ１２によって電
池収容部１１の周囲温度を検出するとともに、電圧検出
部１３によって電池電圧を検出し、その電池電圧が、電
池収容部１１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した３
段階の設定電圧よりも低いときには、スイッチング回路
１５を制御することにより、充電モードを急速充電モー
ドに切り換えて充電を行う。また、電池電圧が、３段階
の設定電圧よりも高いときには、スイッチング回路１５
を制御することにより、充電モードを普通充電モードに
切り換えて充電を行う。
た電池を充電するときには、温度センサ１２によって電
池収容部１１の周囲温度を検出するとともに、電圧検出
部１３によって電池電圧を検出し、その電池電圧が、電
池収容部１１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した３
段階の設定電圧よりも低いときには、スイッチング回路
１５を制御することにより、充電モードを急速充電モー
ドに切り換えて充電を行う。また、電池電圧が、３段階
の設定電圧よりも高いときには、スイッチング回路１５
を制御することにより、充電モードを普通充電モードに
切り換えて充電を行う。
【００２０】また、急速充電モードで充電を行っている
場合においては、温度センサ１２によって電池収容部１
１の周囲温度を検出するとともに、電圧検出部１３によ
って電池電圧を検出し、その電池電圧が、電池収容部１
１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した３段階の満充
電電圧よりも高くなったときには、電池の電圧降下分を
測定し、その電圧降下分が所定値以上であれば満充電と
みなし、スイッチング回路１５を制御することにより、
充電モードを普通充電モードに切り換える。
場合においては、温度センサ１２によって電池収容部１
１の周囲温度を検出するとともに、電圧検出部１３によ
って電池電圧を検出し、その電池電圧が、電池収容部１
１の周囲温度に応じてあらかじめ設定した３段階の満充
電電圧よりも高くなったときには、電池の電圧降下分を
測定し、その電圧降下分が所定値以上であれば満充電と
みなし、スイッチング回路１５を制御することにより、
充電モードを普通充電モードに切り換える。
【００２１】なお、この満充電後の電圧降下分とは、充
電の満了期には電池電圧がピーク値を示すので、それを
検出し、予め定められた値だけ電圧降下が生じた場合に
満充電状態とみなすものであり、この電圧降下分を−Δ
Ｖという。
電の満了期には電池電圧がピーク値を示すので、それを
検出し、予め定められた値だけ電圧降下が生じた場合に
満充電状態とみなすものであり、この電圧降下分を−Δ
Ｖという。
【００２２】図５は充電開始時における充電モードの設
定処理の内容を示すフローチャートである。充電モード
の設定処理においては、まず、電池が電池収容部１１に
装着されているのか否かを調べ（ステップ２１）、電池
が装着されていれば、温度センサ１２によって充電器の
周囲温度を検出し（ステップ２２）、このとき周囲温度
が１０度以上であれば（ステップ２３）、設定電圧を９
Ｖにし（ステップ２４）、周囲温度が４０度以上であれ
ば（ステップ２５）、設定電圧を８．５Ｖにし（ステッ
プ２６）、周囲温度が１０度〜４０度の間であれば、設
定電圧を８．８Ｖにする（ステップ２７）。
定処理の内容を示すフローチャートである。充電モード
の設定処理においては、まず、電池が電池収容部１１に
装着されているのか否かを調べ（ステップ２１）、電池
が装着されていれば、温度センサ１２によって充電器の
周囲温度を検出し（ステップ２２）、このとき周囲温度
が１０度以上であれば（ステップ２３）、設定電圧を９
Ｖにし（ステップ２４）、周囲温度が４０度以上であれ
ば（ステップ２５）、設定電圧を８．５Ｖにし（ステッ
プ２６）、周囲温度が１０度〜４０度の間であれば、設
定電圧を８．８Ｖにする（ステップ２７）。
【００２３】そして、電圧検出部１３によって電池電圧
を検出し（ステップ２８）、検出した電池電圧が、先ほ
ど設定した設定電圧を越えているか否かを判定する（ス
テップ２９）。この判定において、設定電圧を越えてい
た場合には、既に充電された電池が電池収容部１１に収
容されたものとみなして、充電モードを普通充電モード
に設定し（ステップ３０）、設定電圧以下である場合に
は、まだ充電されていない電池が電池収容部１３に収容
されたものとみなして、充電モードを急速充電モードに
設定して（ステップ３１）、充電を行う。
を検出し（ステップ２８）、検出した電池電圧が、先ほ
ど設定した設定電圧を越えているか否かを判定する（ス
テップ２９）。この判定において、設定電圧を越えてい
た場合には、既に充電された電池が電池収容部１１に収
容されたものとみなして、充電モードを普通充電モード
に設定し（ステップ３０）、設定電圧以下である場合に
は、まだ充電されていない電池が電池収容部１３に収容
されたものとみなして、充電モードを急速充電モードに
設定して（ステップ３１）、充電を行う。
【００２４】図６は急速充電時における満充電電圧の検
出処理の内容を示すフローチャートである。急速充電時
においては、温度センサ１２によって、充電器の周囲温
度を検出し（ステップ４１）、周囲温度が１０度以上で
あれば（ステップ４２）、満充電電圧を９．３Ｖに設定
し（ステップ４３）、周囲温度が４０度以上であれば
（ステップ４４）、満充電電圧を８．８Ｖに設定し（ス
テップ４５）、周囲温度が１０度〜４０度の間であれ
ば、満充電電圧を９Ｖに設定する（ステップ４６）。
出処理の内容を示すフローチャートである。急速充電時
においては、温度センサ１２によって、充電器の周囲温
度を検出し（ステップ４１）、周囲温度が１０度以上で
あれば（ステップ４２）、満充電電圧を９．３Ｖに設定
し（ステップ４３）、周囲温度が４０度以上であれば
（ステップ４４）、満充電電圧を８．８Ｖに設定し（ス
テップ４５）、周囲温度が１０度〜４０度の間であれ
ば、満充電電圧を９Ｖに設定する（ステップ４６）。
【００２５】そして、電圧検出部１３によって電池電圧
を検出し（ステップ４７）、検出した電池電圧が満充電
電圧を越えたか否かを判定する（ステップ４８）。この
判定において、満充電電圧を越えていない場合には、ス
テップ４９に進んで、急速充電モードを継続する（ステ
ップ４９）。また、満充電電圧を越えた場合には、ステ
ップ５０に進んで、満充電後の電圧降下分である−ΔＶ
を検出したか否かを調べる（ステップ５０）。
を検出し（ステップ４７）、検出した電池電圧が満充電
電圧を越えたか否かを判定する（ステップ４８）。この
判定において、満充電電圧を越えていない場合には、ス
テップ４９に進んで、急速充電モードを継続する（ステ
ップ４９）。また、満充電電圧を越えた場合には、ステ
ップ５０に進んで、満充電後の電圧降下分である−ΔＶ
を検出したか否かを調べる（ステップ５０）。
【００２６】ここで、−ΔＶの検出とは、満充電後の電
圧降下分が所定値に達したか否かを調べることであり、
この−ΔＶが所定値に達していなければ、急速充電モー
ドをさらに継続し（ステップ４９）、−ΔＶが所定値に
達すれば満充電であるとみなして、−ΔＶフラグをオン
にし（ステップ５１）、充電モードを普通充電モードに
切り換える（ステップ５２）。
圧降下分が所定値に達したか否かを調べることであり、
この−ΔＶが所定値に達していなければ、急速充電モー
ドをさらに継続し（ステップ４９）、−ΔＶが所定値に
達すれば満充電であるとみなして、−ΔＶフラグをオン
にし（ステップ５１）、充電モードを普通充電モードに
切り換える（ステップ５２）。
【００２７】このようにして、電池収容部１１に収容さ
れた電池の電圧検出を行い、電池がすでに満充電状態の
場合は、急速充電を行わずに普通充電から充電を開始す
ることにより、電池寿命の低下を防止することができ
る。
れた電池の電圧検出を行い、電池がすでに満充電状態の
場合は、急速充電を行わずに普通充電から充電を開始す
ることにより、電池寿命の低下を防止することができ
る。
【００２８】また、−ΔＶを検出する場合に、周囲温度
に対応した満充電電圧を設定し、この満充電電圧を越え
た場合にのみ−ΔＶの検出を行うことにより、正確に満
充電を検出することができる。
に対応した満充電電圧を設定し、この満充電電圧を越え
た場合にのみ−ΔＶの検出を行うことにより、正確に満
充電を検出することができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明によれば、常に温度状態に見合っ
た電池電圧の検出を行うようにしたので、温度状態に応
じて電池を十分に充電することができる。また、過充電
を防止して、電池寿命を長期に保つことができ、充電器
の安全性の向上に寄与するところが大きい。
た電池電圧の検出を行うようにしたので、温度状態に応
じて電池を十分に充電することができる。また、過充電
を防止して、電池寿命を長期に保つことができ、充電器
の安全性の向上に寄与するところが大きい。
【図１】本願の請求項１に係わる発明の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図２】本願の請求項２に係わる発明の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】本願の請求項３に係わる発明の構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図４】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図５】充電開始時における充電モードの設定処理の内
容を示すフローチャートである。
容を示すフローチャートである。
【図６】急速充電時における満充電電圧の検出処理の内
容を示すフローチャートである。
容を示すフローチャートである。
【符号の説明】 １１ 電池収容部 １２ 温度センサ １３ 電圧検出部 １４ 定電流電源 １５ スイッチング回路 １６ 制御部
Claims (3)
- 【請求項１】 電池を収容する電池収容部（１）と、 電池収容部（１）の周囲温度を検出する温度検出部
（２）と、 電池収容部（１）に収容された電池の電圧を検出する電
圧検出部（３）と、 急速充電モードと普通充電モードとの２種類の充電モー
ドを有し、電池収容部（１）に収容された電池を充電す
る電源部（４）と、 電池収容部（１）に収容された電池が充電されるとき、
電池収容部（１）の周囲温度を検出するとともに電池電
圧を検出し、電池電圧が、電池収容部（１）の周囲温度
に応じてあらかじめ設定した設定電圧よりも低いときに
は充電モードを急速充電モードに設定して充電を行い、
高いときには普通充電モードに設定して充電を行うモー
ド設定手段（５）を備えてなる電池充電器。 - 【請求項２】 電池を収容する電池収容部（１）と、 電池収容部（１）の周囲温度を検出する温度検出部
（２）と、 電池収容部（１）に収容された電池の電圧を検出する電
圧検出部（３）と、 急速充電モードと普通充電モードとの２種類の充電モー
ドを有し、電池収容部（１）に収容された電池を充電す
る電源部（４）と、 急速充電モードで充電が行われているとき、電池収容部
（１）の周囲温度を検出するとともに電池電圧を検出
し、電池電圧が、電池収容部（１）の周囲温度に応じて
あらかじめ設定した満充電電圧よりも高くなったときに
は、電池の電圧降下分を測定し、その電圧降下分が所定
値以上であれば満充電とみなして充電モードを普通充電
モードに切り換えるモード切り換え手段（６）を備えて
なる電池充電器。 - 【請求項３】 電池を収容する電池収容部（１）と、 電池収容部（１）の周囲温度を検出する温度検出部
（２）と、 電池収容部（１）に収容された電池の電圧を検出する電
圧検出部（３）と、 急速充電モードと普通充電モードとの２種類の充電モー
ドを有し、電池収容部（１）に収容された電池を充電す
る電源部（４）と、 電池収容部（１）に収容された電池が充電されるとき、
電池収容部（１）の周囲温度を検出するとともに電池電
圧を検出し、電池電圧が、電池収容部（１）の周囲温度
に応じてあらかじめ設定した設定電圧よりも低いときに
は充電モードを急速充電モードに設定して充電を行い、
高いときには普通充電モードに設定して充電を行うモー
ド設定手段（５）と、 急速充電モードで充電が行われているとき、電池収容部
（１）の周囲温度を検出するとともに電池電圧を検出
し、電池電圧が、電池収容部（１）の周囲温度に応じて
あらかじめ設定した満充電電圧よりも高くなったときに
は、電池の電圧降下分を測定し、その電圧降下分が所定
値以上であれば満充電とみなして充電モードを普通充電
モードに切り換えるモード切り換え手段（６）を備えて
なる電池充電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP764893A JPH06225468A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電池充電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP764893A JPH06225468A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電池充電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06225468A true JPH06225468A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=11671646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP764893A Pending JPH06225468A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 電池充電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06225468A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007068300A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Oki Electric Ind Co Ltd | 二次電池および充電回路を有する装置 |
| US8324866B2 (en) | 2007-10-29 | 2012-12-04 | Fujitsu Limited | Charging system, processor and feeder |
| JP2013218880A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Mitsubishi Motors Corp | 残量検出ユニット |
| US11457775B2 (en) * | 2018-09-19 | 2022-10-04 | Lg Electronics Inc. | Method of controlling dryer and dryer stand |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP764893A patent/JPH06225468A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007068300A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Oki Electric Ind Co Ltd | 二次電池および充電回路を有する装置 |
| US8324866B2 (en) | 2007-10-29 | 2012-12-04 | Fujitsu Limited | Charging system, processor and feeder |
| JP2013218880A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Mitsubishi Motors Corp | 残量検出ユニット |
| US11457775B2 (en) * | 2018-09-19 | 2022-10-04 | Lg Electronics Inc. | Method of controlling dryer and dryer stand |
| US11871879B2 (en) | 2018-09-19 | 2024-01-16 | Lg Electronics Inc. | Method of controlling dryer and dryer stand |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020122 |