JPH0622489U - 冷凍バン型車両における中仕切壁周縁部のシ−ル構造 - Google Patents

冷凍バン型車両における中仕切壁周縁部のシ−ル構造

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JPH0622489U
JPH0622489U JP4786992U JP4786992U JPH0622489U JP H0622489 U JPH0622489 U JP H0622489U JP 4786992 U JP4786992 U JP 4786992U JP 4786992 U JP4786992 U JP 4786992U JP H0622489 U JPH0622489 U JP H0622489U
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partition wall
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gasket
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van type
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孝充 坂井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 荷室を中仕切で少くも2室以上に所定の大き
さに区割できるようにして、各荷室を所定の温度条件に
設定できるようにすると共に、中仕切壁の周縁のシ−ル
構造を完璧なものとし、かつ、長期の使用に耐えうる構
造のものを提供することを目的とする。 【構成】 冷凍バン型車両の荷室内を少くとも2つ以上
の小室に仕切るための中仕切壁B周縁部のシ−ル構造に
おいて、中仕切壁を設置する部位の荷室側内壁面に軟質
樹脂製の中空と舌状の2条のシ−ル部材1c,4c,1
b,4bを備えたガスケット1,4を固着する一方、中
仕切壁の周縁にも軟質樹脂製の中空と舌状5c,5bの
2条のシ−ル部材を備えたガスケット5を設け、前記荷
室を小室に区割するとき、前記荷室側内壁面のガスケッ
トと、中仕切壁の四周縁ガスケットとが互に接触するよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は図1に示す如く冷凍バン型車両Aの荷室を前後方向に少くとも2つ以 上に仕切って使用するとき使用する中仕切壁Bの周縁と荷室の内周壁面間のシ− ル構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の中仕切壁のシ−ル構造は、図5に示したように中仕切壁Bの四周にとり つけられた中空あるいは舌状のシ−ル材a1又はa2を直接荷室の内周壁に圧接さ せるものであった。 しかし荷室内における中仕切壁Bは固定的なものでなく、荷物の量あるいは区 割室内の温度条件等によって頻繁にその位置を移動して使用される。このため荷 室の内周壁と接触状態にある中仕切壁の周縁にとりつけられているシ−ル材が摩 耗し、あるいは損傷し、さらには中仕切壁移動時には相当な力を必要とし、さら に冷気洩れによりシ−ル材周りに結露が発生する等の欠点があった。 又、従来の中仕切壁のシ−ル構造において、特に中仕切壁と床面間のシ−ル構 造は、床面に長手方向に並列設置されたY型床レ−ル(図4(c))の上面とのみ 接触する構造となっているので、隣接するY型床レ−ルとの間の空間は連通して 非シ−ル状態となっており、区割した各個室の厳密な温度管理ができない状態で あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上述した従来構造の欠点に鑑み、荷室を中仕切で少くも2室以上に所 定の大きさに区割できるようにして、各荷室を所定の温度条件に設定できるよう にすると共に、中仕切壁の周縁のシ−ル構造を完璧なものとし、かつ、長期の使 用に耐えうる構造のものを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 冷凍バン型車両の荷室内を少くとも2つ以上の小室に仕切るための中仕切壁の 周縁部のシ−ル構造において、中仕切壁を設置する部位の荷室側内壁面に軟質樹 脂製の2条のシ−ル部材を備えたガスケットを固着する一方、中仕切壁の周縁に も軟質樹脂製の2条のシ−ル部材を備えたガスケットを設け、前記荷室を小室に 区割するとき、前記荷室側内壁面のガスケットと、中仕切壁の四周縁ガスケット とが互に接触するようにした。 又床部を構成する断面Y型床レ−ルを所定巾で横に切断し、該切断部に基台を 嵌挿し、該基台上に2条の軟質のシ−ル材を備えたガスケットを取付けた。 さらに2条の軟質のシ−ル材は中空シ−ル材と舌状シ−ル材で構成した。
【0005】
【実施例】
図2と図3に基いて説明する。さて、本考案のシ−ル構造は、荷室内壁の所定 位置にガスケット1を設けたものである(図2(a))。特に床面上にガスケット をとりつける場合には、図2(b)の如く長手方向に配列されているY型床レ−ル 2を、所定位置で直角方向に所定巾切り落し、そこに溝型部材3を嵌装し、その 上にガスケット4を固着したものである。 又中仕切壁Bの四周縁にもガスケット5をとりつけておき、両方を接触させて 完璧なシ−ルをするようにしたものである。
【0006】 図3において、6は荷室の側壁である。側壁6の内面に取付けた荷室側のガス ケット1は硬質の基材1aと、この表面に一体に設けた軟質の中空シ−ル材1b及び 舌状シ−ル材1cとからなっている。 中仕切壁Bの周縁に取付けた中仕切側のガスケット5は、これ又硬質の溝状の 基材5aと、この表面に一体に設けた軟質の中空シ−ル材5bと舌状シ−ル材5cとか らなっている。そして中空シ−ル材1bと5b、舌状シ−ル材1cと5cが互に対向して シ−ル構造を構成している。
【0007】 次に図3(b)によって床部のシ−ル構造を説明する。中仕切壁Bの下端縁には 硬質の溝状の基材5aと、この下面に一体に設けた中空シ−ル材5b及び舌状シ−ル 材5cよりなるガスケット5が取付けられている。これに対し床上に前後方向に並 設したY型床レ−ル2を所定位置で横方向に所定巾wで切断し、こゝに断面溝型 をした溝形部材3が嵌挿され、その上に硬質の基材4aとこの上面に一体に取付け た軟質の中空シ−ル材4b及び舌状シ−ル材4cよりなるガスケット4が取付けられ ている。
【0008】 さて、内壁側のガスケット1に対し、中仕切壁Bを移動してくると、内壁側ガ スケット1と中仕切壁側のガスケット5の中空シ−ル材及び舌状シ−ル材が互に 接触して完全にシ−ルされる。中仕切壁Bが移動するときは、中仕切壁B側のガ スケット5はその他の物と何ら接触することなく移動できる。 なお、上記ガスケットは中空シ−ル材と舌状シ−ル材で構成したが、これを図 4に示す如く軟質の2条の舌状シ−ル材で構成することもできる。
【0009】
【効果】
1)荷室内壁に設けたガスケットと中仕切壁の四周縁に設けたガスケットが互 いに接触してシ−ル構造を形成するので、中仕切壁の前後室を完全にシ−ルする と共に、該中仕切周縁の結露を防ぐことができる。 2)又中仕切壁の四周縁の軟質のガスケットに対し、内壁側の軟質ガスケット が接触するようにしたので、中仕切壁の移動も楽に出来ると共に、ガスケットの 損傷もなく又熱もれもなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】中仕切壁を備えたバン型車両の後部斜視図。
【図2】(a)は内壁側ガスケットの配置状態を示す斜
視図、(b)は床部のガスケットの配置状態を示す斜視
図。
【図3】(a)は側壁部のシ−ル構造を示す断面図、
(b)は床部のシ−ル構造を示す断面図。
【図4】シ−ル構造の他の実施例断面図。
【図5】従来のシ−ル構造を示す断面図。
【符号の説明】
A バン型車両 B 中仕切壁 1 (荷室側の)ガスケット 1a,4a,5a 硬質の基
材 1b,4b,5b 中空シ−ル材 1c,4c,5c 舌状シ−
ル材 2 Y型床レ−ル 3 溝形部材 4 (床の)ガスケット 5 (中仕切側の)
ガスケット 6 側壁 7a,7b,8a,8c 舌状
シ−ル材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍バン型車両(A)の荷室内を少くとも
    2つ以上の小室に仕切るための中仕切壁(B)の周縁部の
    シ−ル構造において、中仕切壁を設置する部位の荷室側
    内壁面に軟質樹脂製の2条のシ−ル部材を備えたガスッ
    トを固着する一方、中仕切壁(B)の周縁にも軟質樹脂製
    の2条のシ−ル部材を備えたガスケットを設け、前記荷
    室を小室に区割するとき前記荷室側内壁面のガスケット
    と、中仕切壁の四周縁ガスケットとが互に接触するよう
    にしたことを特徴とする冷凍バン型車両における中仕切
    壁周縁部のシ−ル構造。
  2. 【請求項2】 床部を構成する断面Y型床レ−ルを所定
    巾で横に切断し、該切断部に基台を嵌挿し、該基台上に
    2条の軟質のシ−ル材を備えたガスケットを取付けた請
    求項1の冷凍バン型車両における中仕切壁周縁部のシ−
    ル構造。
  3. 【請求項3】 2条の軟質シ−ル材は中空シ−ル材と舌
    状シ−ル材よりなる請求項1又は請求項2の冷凍バン型
    車両における中仕切壁周縁部のシ−ル構造。
JP1992047869U 1992-06-17 1992-06-17 冷凍バン型車両における中仕切壁周縁部のシ−ル構造 Expired - Lifetime JP2562765Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011195145A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Ankura Japan Kk 封止装置
JP2015112312A (ja) * 2013-12-12 2015-06-22 株式会社山口商会 塵芥収集車用消火装置

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JPS5441455U (ja) * 1977-08-26 1979-03-19
JPS6119417U (ja) * 1984-07-11 1986-02-04 東京濾器株式会社 流体フイルタ用負圧検出器

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