JPH0622483A - モータ用コイル - Google Patents

モータ用コイル

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Publication number
JPH0622483A
JPH0622483A JP19650992A JP19650992A JPH0622483A JP H0622483 A JPH0622483 A JP H0622483A JP 19650992 A JP19650992 A JP 19650992A JP 19650992 A JP19650992 A JP 19650992A JP H0622483 A JPH0622483 A JP H0622483A
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JP
Japan
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coil
plating
peripheral portion
motor
outer peripheral
Prior art date
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JP19650992A
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English (en)
Inventor
Koji Kitagawa
浩司 北川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】所定の基板の中心部に貫通口が形成され、当該
貫通口の周囲に同心円状に複数のコイルが配設されてな
るモータ用コイルにおいて、モータの回転トルクを減少
させることなく熱による反り及び歪みを防止し得ると共
に、電磁ノイズの外部への輻射を低減し、さらに端面に
おける塵の発生及び当該塵の飛散を防止し得るモータ用
コイルを実現することを目的とする。 【構成】モータ用コイルの内周部及び又は外周部にめつ
き部を形成するようにしたことにより、熱による当該モ
ータ用コイルの反り及び歪みを防止し得ると共に、当該
モータ用コイルの端面における塵の発生及び当該塵の飛
散を未然に防止できかつ、当該モータ用コイルから発生
する電磁ノイズの外部への輻射を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図6及び図7) 発明が解決しようとする課題(図7) 課題を解決するための手段(図2〜図5) 作用 実施例(図1〜図5) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はモータ用コイルに関し、
例えばコンピユータ等のハードデイスクを回転駆動する
際に用いるモータのモータ用コイルとして適用して好適
なものである。
【0003】
【従来の技術】従来この種のモータには、ヨークがロー
タマグネツトと共に回転駆動するようになされた、いわ
ゆる偏平型コアレスモータがある。すなわち図6に示す
ように、偏平型コアレスモータ1においては、皿状のフ
ランジ2の中心部に円筒形状の固定軸3が植立されると
共に、当該フランジ2の内側の段部2Aには円盤形状の
プリントコイル部4が固着されている。
【0004】プリントコイル部4は、図7に示すよう
に、基板として中心部に固定軸が嵌挿するための貫通口
5Aが形成された円盤形状のフレキシブルプリントコイ
ル板5が用いられ、当該貫通口5Aの周囲には同心円状
に複数個のコイル6が配設されている。このとき固定軸
3には、2段のボールベアリング7A及び7Bを介して
皿状のハブ8が当該ハブ8の中心部に形成された中心孔
8Aにおいて回転自在に枢支されている。
【0005】またハブ8には、中心孔8Aの先端面に中
心部に貫通口を有する円盤形状のヨーク9の内周部が接
着され、これによりヨーク9がプリントコイル部4のフ
ランジ2側の面と僅かなエアギヤツプを介して対向しな
がらハブ8と共に回転するようになされている。さら
に、ハブ8の下面にはプリントコイル部4のコイル6と
僅かなエアギヤツプを介して対向するように環状のロー
タマグネツト10が固着されてコイル6及びロータマグ
ネツト10の磁気回路が構成され、かくしてコイル6に
駆動電流を通電することによりヨーク9、ハブ8及びロ
ータマグネツト10からなるロータ部11が固定軸3を
中心として回転駆動するようになされている。
【0006】このときモータ1においては、ハードデイ
スク12をハブ8に嵌合した後、ねじ13をデイスク固
定板14を介して当該ハブ8の上側面に穿設されたねじ
穴8Bに螺着することによつて当該ハードデイスク12
をハブ8に固着し得るようになされており、これにより
ハードデイスク12をロータ部11と共に回転駆動させ
るようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フレキシブ
ルプリントコイル板5は薄いため熱に弱く、従つて内周
部に樹脂等を被着するなどして補強しないと当該プリン
トコイル部4自身が発生するジユール熱等によつて反り
や歪みを生じて回転物と接触したり、ロータ部11が回
転駆動しない原因となることがある。
【0008】ところが、例えば樹脂を用いてプリントコ
イル部4を補強した場合には、プリントコイル部4の厚
みが7〜8〔%〕増加するため、モータ1の回転トルク
を減少させる欠点があつた。またこの種のモータ1にお
いては、ロータ部11の回転位置に応じてコイル6に供
給する駆動電流を順次切り換えるため、駆動電流の切換
え時等にコイル6から電磁ノイズが発生して当該モータ
1及び周辺回路に悪影響を与える問題があつた。
【0009】さらにプリントコイル部4においては、端
面から塵が発生すると共に当該塵が飛散することがあ
り、当該塵がモータ1のみならずハードデイスク12等
に悪影響を及ぼして故障の原因となることがあつた。本
発明は以上の点を考慮してなされたもので、モータの回
転トルクを減少させることなく熱による反り及び歪みを
防止し得ると共に、電磁ノイズの外部への輻射を低減
し、さらに端面における塵の発生及び当該塵の飛散を防
止し得るモータ用コイルを提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明では、所定の基板5の中心部に貫通口5Aが形
成され、貫通口5Aの周囲に同心円状に複数のコイル6
又は28が配設されてなるモータ用コイル24又は40
において、基板5の貫通口5Aを形成する内周部及び又
は外周部にめつき層24A、40A及び又は24B、4
0Bを形成した。
【0011】また本発明では、所定の基板5の中心部に
貫通口5Aが形成され、貫通口5Aの周囲に同心円状に
複数のコイル6または28が配設されてなるモータ用コ
イル24において、基板5の貫通口5Aを形成する内周
部及び外周部にめつき部24A及び24Bを形成すると
共に、内周部及び外周部のめつき部24A及び24B間
に1本又は複数本のめつきパターン24Cを形成して内
周部及び外周部のめつき部24A及び24Bをめつきパ
ターン24Cによつて接続するようにした。
【0012】さらに本発明では、所定の基板5の中心部
に貫通口5Aが形成され、貫通口5Aの周囲に同心円状
に複数のコイル6又は28が配設されてなるモータ用コ
イル40において、基板5の貫通口5Aを形成する内周
部及び外周部にめつき部40A及び40Bを形成すると
共に、内周部及び外周部のめつき部40A及び40B間
に複数本の突起状のめつきパターン40Cを内周部及び
外周部のめつき部40A及び40Bがめつきパターン4
0Cによつて接続しないように形成した。
【0013】
【作用】モータ用コイル24又は40の内周部及び又は
外周部にめつき部24A及び又は24B若しくは40A
及び又は40Bを形成するようにしたことにより、熱に
よる当該モータ用コイル24又は40の反り及び歪みを
防止し得ると共に、当該モータ用コイル24又は40の
端面における塵の発生及び当該塵の飛散を未然に防止で
き、かつ当該モータ用コイル24又は40から発生する
電磁ノイズの外部への輻射を防止できる。
【0014】まためつき部24A及び24B間に1本又
は複数本のめつきパターン24Cを形成して内周部及び
外周部のめつき部24A及び24Bを接続するようにし
たことにより、一段と有効に基板5の反り及び歪みを防
止できる。さらに内周部及び外周部のめつき部40A及
び40Bにそれぞれ複数本のめつきパターン40Cを他
方のめつき部40B又は40Aと接続しないように突出
形成したことにより、めつきパターンにおける電流の閉
ループを形成し難く、かくしてめつきパターン40A、
40B及び40C上でのうず電流の発生を軽減すること
ができる。
【0015】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0016】(1)第1実施例 図6及び図7との対応部分に同一符号を付して示す図1
において、マグネツト回転型の偏平型直流ブラシレスモ
ータ20の固定軸3には、ボールベアリング7A及び7
Bを介してつば付帽子状に形成されたヨーク21が当該
ヨーク21の中心部に形成されたつば無帽子状(キヤツ
プ状)のハウジング部21Aにおいて回転自在に枢支さ
れている。
【0017】この場合、ボールベアリング7A及び7B
間には、内周側に皿ばね22が配設されると共に外周側
にリング23が配設され、これによりボールベアリング
7A及び7Bに予圧を与えるようになされている。ま
た、ヨーク21は例えば鉄等の強磁性体からなり、ハウ
ジング部21Aの下端に周設されたフランジ状のバツク
ヨーク部21Bがプリントコイル部24のフランジ2側
の面と僅かなエアギヤツプを介して対向するように当該
ハウジング部21Aの高さが選定されている。
【0018】このとき、ヨーク21のハウジング部21
Aにおける外周面には皿状のハブ25が固着されると共
に、当該ハブ25の下面には皿状のロータケース26を
介して8極に着磁された環状のロータマグネツト27が
プリントコイル部24のコイル28と僅かなエアギヤツ
プを介して対向するように取り付けられ、これによりロ
ータマグネツト27、コイル28及びヨーク21を含ん
でなる磁気回路が構成されている。
【0019】さらにハブ25の上側面にはねじ穴25A
が穿設されてデイスク固定板14(図6)を当該ハブ2
5の上側面に固定し得るようになされていると共に、ハ
ブ25の周側面にはハードデイスク12(図6)と同じ
基材からなる環状の段付きリング29が取り付けられて
いる。ここでプリントコイル部24においては、図2に
示すように、基板として例えばポリアミドからなるフレ
キシブルプリントコイル板5(図2)が用いられると共
に、貫通口5Aの周囲には同心円状に扇状のコイル28
が40〔°〕の間隔で9個配設されている。
【0020】このときプリントコイル部24の両底面表
面には、図3に示すように、それぞれ外周端面を含む外
周部及び内周端面を含む内周部にニツケルめつき層が形
成されためつき部24A及び24Bが形成されて補強さ
れ、これにより樹脂を用いて補強する場合に比べて全体
として当該プリントコイル24の厚みを薄くすると共
に、電磁ノイズ源としてのコイル28の周囲を導電性の
めつきで覆うようになされている。
【0021】また当該外周部及び内周部のめつき部24
A及び24Bは、間に複数本の直線状の接続めつきパタ
ーン24Cが両底面に形成されて接続され、これにより
プリントコイル部24の強度を増加させるようになされ
ている。この実施例の場合、両面に銅箔が張り付けられ
たフレキシブルプリントコイル板5に触媒を付与し、所
定のパターン状にエツチングレジストを施した後、エツ
チングを実施することによりランド部31(図2)及び
コイル28のパターンを形成するようになされている。
【0022】この後エツチングレジストを剥離し、続い
てめつきレジスト印刷をめつき部24A及び24Bのパ
ターン以外の部分及びランド部31の周辺部に塗布した
後、硫酸ニツケル溶液に当該プリントコイル部24を浸
し、この後プリントコイル部24の内外周部及び接続め
つきパターン24Cにニツケルを生成させてめつき層を
形成させるようになされている。
【0023】以上の構成において、プリントコイル部2
4は、内周部及び外周部等を固いめつき層で覆われてい
るため、使用中に発生するジユール熱程度の温度上昇に
対しては反り及び歪みを生じず、かくしてハブ25、ヨ
ーク21及びロータマグネツト27からなるロータ部3
0(図1)がプリントコイル部24に接触することなく
回転することができる。まためつき部24A及び24B
は、コイル28から発生する電磁ノイズを吸収し、かく
して当該電磁ノイズのプリントコイル部24外部への輻
射を防止する。
【0024】以上の構成によれば、プリントコイル部2
4の外周部及び内周部にニツケルめつきを施しためつき
部24A及び24Bを形成しかつ、当該両めつき部24
A及び24B間に複数本のめつきパターン24Cを形成
して接続するようにしたことにより、熱によるプリント
コイル部24の反り及び歪みを効果的に防止し得ると共
に、コイル28から発生する電磁ノイズの外部への輻射
を低減し得るモータ20を実現できる。また、プリント
コイル部24の内周端面及び外周端面にもめつきを施す
ようにしたことにより、プリントコイル部24端面にお
ける塵の発生及び当該塵の飛散を未然に防止し得る。
【0025】因に、プリントコイル部24の両底面表面
の外周側及び内周側にニツケルめつきを施すようにした
ことにより、プリントコイル部24の内周部に樹脂等を
被着して補強する場合に比べてプリントコイル部24を
薄型化し得、かくして全体としてモータ20を薄型化す
ることができる。
【0026】(2)第2実施例 図1〜図3との対応部分に同一符号を付して示す図4は
本発明によるモータ用コイルの第2実施例を示し、プリ
ントコイル部40は基板としてフレキシブルプリントコ
イル板5(図2)が用いられると共に、中心部に形成さ
れた貫通口5Aの周囲には同心円状に扇状のコイル28
が40〔°〕の間隔で9個配設されている。このプリント
コイル部40の両底面表面には、図5に示すように外周
部及び内周部にニツケルめつきが施されためつき部40
A及び40Bが形成されて補強され、これにより第1実
施例と同様の効果を得られるようになされている。
【0027】ここでプリントコイル部40においては、
それぞれ内周部及び外周部のめつき部40A及び40B
から櫛歯状のめつき部(以下これを櫛歯パターンと呼
ぶ)40Cが他方のめつき部40B又は40Aと僅かな
間隔を開けた状態になるように半径方向に突出形成さ
れ、これにより第1実施例の接続めつきパターン24C
(図2)と同様にプリントコイル部40の強度を強化さ
せるようになされている。
【0028】この場合櫛歯パターン40Cは、ロータマ
グネツト27の磁極幅の半分の間隔(約22.5〔°〕)で
各めつき部40A及び40Bからそれぞれ2本ずつ交互
に突出するように形成されている。この実施例の場合、
めつき部40A及び40Bと櫛歯パターン40Cは、上
述の第1実施例と同様のめつき方法を用いて形成されて
いる。
【0029】以上の構成において、櫛歯パターン40C
を他のめつき部40B又は40Aと僅かな間隔を開けた
状態に形成するようにしたことにより、めつきパターン
上では閉ループを作り難く、かくして外周部及び内周部
のめつき部40A及び40Bを接続する場合に比べてロ
ータマグネツト27の回転時に磁界の変化によるめつき
パターンでのうず電流の発生を軽減できる。
【0030】以上の構成によれば、プリントコイル部4
0の両底面表面の外周部及び内周部にめつき部40A及
び40Bを形成すると共に、ロータマグネツト27の磁
極幅以内の間隔に当該めつき部40A及び40Bからそ
れぞれ1本及び又は複数本ずつの櫛歯パターン40Cを
他のめつき部40B又は40Aと僅かな間隔を開けた状
態に形成するようにしたことにより、めつきパターンは
熱によるフレキシブルプリントコイル板5の反り及び歪
みを防止し、かつめつきパターン上でのうず電流の発生
を軽減するプリント用コイル40を実現できる。
【0031】(3)他の実施例 なお上述の第1実施例及び第2実施例においては、めつ
き材としてニツケルを用いる場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、銅等の他のめつき材を用いるよう
にしてもよい。また上述の第1及び第2実施例において
は、プリントコイル部24及び40の両底面表面の外周
部及び内周部にめつき部24A及び24B若しくは40
A及び40Bを形成する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、外周部又は内周部だけにめつき部24
A又は24B若しくは40A又は40Bを形成するよう
にしても良く、さらには一方の底面表面だけにめつき部
24A及び24B若しくは40A及び40Bを形成する
ようにしても良い。
【0032】さらに上述の第1実施例においては、プリ
ントコイル部24の外周部及び内周部のめつき部24A
及び24B間に複数本の接続めつきパターン24Cを形
成して当該めつき部24A及び24Bを接続する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、接続めつきパ
ターン24Cを1本だけしか形成しないようにしてもよ
い。
【0033】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、本発明をヨーク21が帽子状に成形されたモータ2
0に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば図6に示すような従来のモータ1にも適用
し得る。さらに上述の第1及び第2実施例においては、
プリントコイル部24及び40のめつき部24A及び2
4B若しくは40A及び40Bを当該プリントコイル部
24及び40の内周部及び外周部に形成する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、めつき部24A及
び24B若しくは40A及び40Bをプリントコイル部
24及び40の外周部又は内周部の一方だけに形成する
ようにしても補強として実用上十分に対応できる。
【0034】さらに上述の第2実施例においては、櫛歯
パターン40Cをロータマグネツト27の磁極幅の半分
の間隔で各めつき部40A及び40Bからそれぞれ2本
ずつ交互に他のめつき部40B又は40Aと僅かな間隔
を開けて形成する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、要は外周側及び内周側のめつき部40A及び
40Bが接続しないようになされているのならば櫛歯パ
ターン40Cのパターン形状としてはこの他種々のもの
を適用し得る。さらに上述の第1及び第2実施例におい
ては、両面に銅箔が張り付けられたフレキシブルプリン
トコイル板5に触媒を付与し、所定のパターン状にエツ
チングレジストを施した後、エツチングを実施してラン
ド部31及びコイル28のパターンを形成する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、ランド部31及
びコイル28の形成方法としてはこの他種々の方法を適
用できる。
【0035】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、めつきレジストをめつき部24A及び24Bのパタ
ーン以外の窓部分24D及びランド部31の周辺部に塗
布した後、硫酸ニツケル溶液に当該プリントコイル部2
4を浸し、この後プリントコイル部24の内外周部及び
接続めつきパターン24Cにニツケルを生成させるよう
にしてめつき層を形成するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、めつき層の形成方法とし
てはこの他種々の方法を適用できる。さらに上述の第1
及び第2実施例においては、銅箔上にニツケルめつきを
塗布する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、表面の腐食を防ぐ目的でニツケルめつきを二層以上
に施すようにしても良く、この他ニツケル以外の他のめ
つき材と組み合わせてめつきを重層するようにしてもよ
い。
【0036】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、本発明を穴あき円盤形状のフレキシブルプリントコ
イル板5に適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、この他種々の形状のモータ用コイルに適用
できる。さらに、本発明はフレキシブル基板以外にも熱
に弱い基板を用いてなるモータ用コイルに広く適用でき
る。さらに上述の第1及び第2実施例においては、フレ
キシブルプリントコイル板5の基材としてポリアミドが
用いられた場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、フレキシブルプリントコイル板5の基材としてはこ
の他ナイロン等種々のものを適用できる。
【0037】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、接続めつきパターン24C及び櫛歯パターン40C
をそれぞれプリントコイル部24及び40の両面に形成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当
該接続めつきパターン24C及び櫛歯パターン40Cを
それぞれプリントコイル部24及び40の片面だけに形
成するようにしても良い。さらに上述の第1及び第2実
施例においては、ロータマグネツト27が8極に着磁さ
れている場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、ロータマグネツト27としては8極未満に着磁され
たもの又は9極以上に着磁されたものでも使用できる。
【0038】さらに上述の第1及び第2実施例において
は、フレキシブルプリントコイル板5の表面上に同心円
状に扇状のコイル28を40〔°〕の間隔で9個形成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コイル
28のパターンとしては種々のパターンを適用し得る。
【0039】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、モータ用
コイルの内周部及び又は外周部にめつき部を形成するよ
うにしたことにより、熱による当該モータ用コイルの反
り及び歪みを防止し得ると共に、当該モータ用コイルの
端面における塵の発生及び当該塵の飛散を未然に防止で
き、かつ当該モータ用コイルから発生する電磁ノイズの
外部への輻射を低減できる。
【0040】まためつき部間に1本又は複数本のめつき
パターンを形成して内周部及び外周部のめつき部を接続
するようにしたことにより、一段と有効にコイルの反り
及び歪みを防止できる。さらに内周部及び外周部のめつ
き部にそれぞれ複数本のめつきパターンを他方のめつき
部と接続しないように突出形成したことにより、めつき
パターンにおける電流の閉ループを形成し難いようにし
得、かくしてめつきパターンにおけるうず電流の発生を
軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるモータの全体構成を
示す断面図である。
【図2】第1実施例のプリントコイル部を示す平面図で
ある。
【図3】第1実施例のプリントコイル部を示す断面図で
ある。
【図4】第2実施例によるプリントコイル部を示す平面
図である。
【図5】第2実施例によるプリントコイル部を示す断面
図である。
【図6】従来のモータの全体構成を示す断面図である。
【図7】従来のプリントコイル部を示す平面図である。
【符号の説明】 1、20……モータ、2……フランジ、3……固定軸、
4、24、40……プリントコイル部、5……フレキシ
ブルプリントコイル板、5A……貫通口、6、28……
コイル、8、25……ハブ、9、21……ヨーク、1
0、27……ロータマグネツト、10、30……ロータ
部、24A、24B、40A、40B……めつき部、2
4C……接続パターン、40C……櫛歯パターン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の基板の中心部に貫通口が形成され、
    上記貫通口の周囲に同心円状に複数のコイルが配設され
    てなるモータ用コイルにおいて、 上記基板の上記貫通口を形成する内周部及び又は外周部
    にめつき部を形成したことを特徴とするモータ用コイ
    ル。
  2. 【請求項2】所定の基板の中心部に貫通口が形成され、
    上記貫通口の周囲に同心円状に複数のコイルが配設され
    てなるモータ用コイルにおいて、 上記基板の上記貫通口を形成する内周部及び外周部にめ
    つき部を形成すると共に、上記内周部及び外周部のめつ
    き部間に1本又は複数本のめつきパターンを形成して上
    記内周部及び外周部のめつき部を上記めつきパターンに
    よつて接続するようにしたことを特徴とするモータ用コ
    イル。
  3. 【請求項3】所定の基板の中心部に貫通口が形成され、
    上記貫通口の周囲に同心円状に複数のコイルが配設され
    てなるモータ用コイルにおいて、 上記基板の上記貫通口を形成する内周部及び外周部にめ
    つき部を形成すると共に、上記内周部及び外周部のめつ
    き部間に複数本の突起状のめつきパターンを上記内周部
    及び外周部のめつき部が上記めつきパターンによつて接
    続しないように形成したことを特徴とするモータ用コイ
    ル。
JP19650992A 1992-06-30 1992-06-30 モータ用コイル Pending JPH0622483A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20000075093A (ko) * 1999-05-28 2000-12-15 이동일 초박형 직류모터
US9253902B2 (en) 2012-04-13 2016-02-02 Sony Corporation Electronic device

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