JPH0622458Y2 - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

Info

Publication number
JPH0622458Y2
JPH0622458Y2 JP1988155489U JP15548988U JPH0622458Y2 JP H0622458 Y2 JPH0622458 Y2 JP H0622458Y2 JP 1988155489 U JP1988155489 U JP 1988155489U JP 15548988 U JP15548988 U JP 15548988U JP H0622458 Y2 JPH0622458 Y2 JP H0622458Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
felt
jig
holder
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988155489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0275170U (ja
Inventor
伸二 奥田
宏 前田
剛 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sunstar Giken KK
Original Assignee
Sunstar Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sunstar Giken KK filed Critical Sunstar Giken KK
Priority to JP1988155489U priority Critical patent/JPH0622458Y2/ja
Priority to US07/438,343 priority patent/US5085169A/en
Priority to DE3939298A priority patent/DE3939298A1/de
Publication of JPH0275170U publication Critical patent/JPH0275170U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622458Y2 publication Critical patent/JPH0622458Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プライマー、塗料、又は接着剤などの塗布剤
を、ガラス板などの被塗布材の縁部に塗布する際に用い
られる塗布装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、塗布剤を塗布するための塗布装置として、刷
毛及びノズルがある。
刷毛を用いた場合には、刷毛に塗布剤を含浸させて被塗
布材に押し当てて移動させ、また、ノズルを用いた場合
には、ノズルの先端を被塗布材の表面から一定の距離だ
け離した状態で塗布剤を当該ノズルから吐出又は噴霧さ
せながら移動させて塗布を行う。
例えば、第9図に示すように、自動車の後部座席の両側
部分のクォータガラスQGのヒンジを取りつける部分G
1,G2にブラックプライマーBPを塗布する場合にお
いては、それぞれの部分G1,G2に、表面F1、裏面
F2、及び端面3の合計3面(第1図参照)に塗布しな
ければならないが、従来においては、刷毛によって塗布
が行われていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
したがって、それぞれの部分G1,G2の塗布に当た
り、刷毛をクォータガラスQGに対して3回に分けて移
動させる必要があり、且つ、その都度にクォータガラス
QGを表裏反転させるなど、クォータガラスQGの姿勢
をも変更する必要があるため、塗布に多くの時間と労力
とを要していた。
しかも、刷毛による塗布では、その塗布軌跡が塗布の度
毎に変化するため、所定の範囲内を均一に塗布すること
が容易ではなく、且つ塗布パターンが一定とならず、必
要でない部分をも塗布することや塗布が均一に行われな
いという問題があり、また、塗布剤の無駄な消費や塗布
された後の外観体裁上の問題も有している。
本考案は、ガラス板の表面と端面というように複数の塗
布面を同時に塗布することが可能であり、板状の被塗布
材の縁部に塗布を行う際に、塗布に要する時間を短縮す
るとともに、塗布パターンを一定にすることが可能な塗
布装置を提供することを目的としている。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、上述の課題を解決するため、板状の被塗布材
の縁部に塗布剤を塗布するために用いられる塗布装置で
あって、互いに対向して開閉する2つの塗布治具からな
り、前記各塗布治具は、塗布剤の含浸が可能な多孔質状
の伸縮性を有する材料からなり、前記被塗布材の表面に
圧接するための平面塗布部と、前記被塗布材の端面に圧
接するための前記平面塗布部と連続する端面塗布部とを
有してなる塗布部材と、前記平面塗布部及び前記端面塗
布部を露出させた状態で前記塗布部材を保持するホルダ
ーと、前記ホルダーを装着するとともに、開閉駆動装置
によって開閉移動される本体と、一端が前記本体に取り
付けられ、前記本体に装着されたホルダーの抜け止めを
行うホルダー押さえと、を有して構成される。
〔作用〕
塗布部材には、適当な塗布剤供給装置によって予め塗布
剤が含浸されている。塗布装置の全体がマニプレータ手
段などによって移動され、塗布治具が閉じることによ
り、塗布部材が被塗布材の縁部に圧接される。
その際に、塗布部材の平面塗布部は被塗布材の表面に、
端面塗布部は被塗布材の端面に、それぞれ圧接される。
上述のマニプレータ手段によって、塗布部材が被塗布材
の縁部と相対的に移動されることにより塗布が行われ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第9図は、本考案に係る塗布システム1の概略の構成を
示す平面図である。
塗布システム1は、塗布ユニット11、塗布剤供給治具
12、及び塗布ユニット11をマニプレータ5aによっ
て自在に移動させることが可能な塗布ロボット5からな
る塗布装置2、塗布剤供給装置3、及び、クォータガラ
スQGを順次搬送するとともに塗布装置2による塗布を
行うため所定の位置で停止して位置決めを行うコンベア
4から構成されている。
第1図は塗布治具13の正面図である。
塗布ユニット11は、上部塗布治具13aと下部塗布治
具13bとからなる塗布治具13、及びこれら上部塗布
治具13a及び下部塗布治具13bをそれぞれ互いに上
下の反対方向に平行移動させる平行開閉駆動チャック1
4から構成されている。
平行開閉駆動チャック14は、エアー(圧縮空気)が切
り換えて供給されることによって、内蔵した空気圧シリ
ンダが往復作動し上部フィンガー14a及び下部フィン
ガー14bが互いに反対方向に平行駆動されるように構
成されたそれ自体は公知の構造のものであり、その取り
つけ部14cが図示しないボルトなどによってマニプレ
ータ5aの先端部に取りつけられている。この平行開閉
駆動チャック14によると、後述するように塗布フェル
ト23が平行移動を行うので、クォータガラスQGのよ
うに互いに平行な塗布面を塗布するのに好都合である。
次に、塗布治具13の構造について説明するが、塗布治
具13を構成する上部塗布治具13aと下部塗布治具1
3bとは同一の構造であるので、上部塗布治具13aに
ついてのみ説明する。
第2図は第1図の塗布治具13を紙面に平行な面で断面
した断面図、第3図は塗布フェルト23の正面図、第4
図は第1図の塗布治具13のIV矢視の側面図、第5図は
第1図の塗布治具13のV−V線矢視の断面図である。
上部塗布治具13aは、治具本体21、塗布フェルト2
3、フェルトホルダー22、及び、フェルトホルダー押
さえ24などから構成されている。
治具本体21は、金属材料によって略L字形に形成され
ており、その内側面には、フェルトホルダー22を装着
するために、断面がT字形の溝31とこれに続く溝32
とが形成されている。治具本体21の端部には凹部33
が形成されており、この凹部33に平行開閉駆動チャッ
ク14のフィンガー14aが嵌入し、ボルト26で固定
されている。平行開閉駆動チャック14が閉じていると
きには、上部塗布治具13a及び下部塗布治具13bの
それぞれの治具本体21が互いに接している(第1図に
示す状態)。
塗布フェルト23は、平板状の圧縮フェルトなどを所定
の形状に形成したもので、多孔質状でブラックプライマ
ーBPを含浸し、且つ伸縮性を有する。ここでの伸縮性
は、金属バネのような正確な伸縮性は必要でなく、自由
状態で一定の形状を保持することができ、被塗布材であ
るクォータガラスQGの表面に押しつけられたときに圧
縮変形し、且つクォータガラスQGの表面から離れたと
きにほぼ元の形状に戻ればよい。
塗布フェルト23には、第3図に示すように、クォータ
ガラスQGと接触する側の端縁に、表面F1又は裏面F
2に圧接する平面塗布部34、及び平面塗布部34から
クォータガラスQGの板厚t1の半分の寸法l1だけを
突出し且つ平面塗布部34と連続して端面F3に圧接す
る端面塗布部35が形成されている。端面塗布部35の
奥の方は、突部35aが撓み易いようにするための切り
欠き部36が形成され、また、両側の縁部には取りつけ
用の凹部37,37が形成されている。
塗布フェルト23は、平行開閉駆動チャック14が開い
ているときは、第3図に示すように、クォータガラスQ
Gとは接触せず、平行開閉駆動チャック14が閉じて矢
印B方向に移動したときには、その自由状態では第3図
の鎖線で示すように、平面塗布部34及び端面塗布部3
5がクォータガラスQGの表面F1(裏面F2)及び端
面F3の位置から少し(約1ミリメートル)入った位置
に達するようになり、したがって、平面塗布部34及び
端面塗布部35はクォータガラスQGの表面F1(裏面
F2)及び端面F3に圧接して撓み、それぞれの面に押
しつけられた状態となる。なお、下方の塗布フェルト2
3も上方の塗布フェルト23と同様に開閉するので、こ
れら塗布フェルト23の突部35aの先端も互いに接触
して撓む。
なお、塗布フェルト23は、綿、布、綿を布で被覆した
もの、又はスポンジなどを材料として作製することもで
きる。
フェルトホルダー22は、特に第5図に示されるよう
に、左右に2つ割りになった互いに対称形のホルダー部
材22a,22bから構成されており、これらは例えば
合成樹脂などによって成形されている。これらホルダー
部材22a,22bには、その内側に塗布フェルト23
が嵌まり込む凹所38及び塗布フェルト23の凹部3
7,37に係合して抜け止めを行う係合突分39,39
(第2図参照)が、その外方に治具本体21の溝31に
丁度嵌まり込む突部40が、それぞれ形成されている。
フェルトホルダー押さえ24は、薄板状の金属板からな
り、先端の中央部と両側部とが互いに反対の方向に折れ
曲がってそれぞれ係止部42及び操作部41を形成して
いる。フェルトホルダー押さえ24は、ボルト25によ
って治具本体21に固定されており、その状態で、係止
部42が治具本体21の溝31に挿入されたフェルトホ
ルダー22の先端部を係止してその抜け止めを行ってお
り、フェルトホルダー22を取り外す場合には、操作部
41を前方から上方へ押し上げるようにして係止部42
の係止を外せばよいようになっている。
塗布治具13は上述のように構成されているので、上部
塗布治具13aと下部塗布治具13bとが平行開閉駆動
チャック14によって閉じられたときには、それぞれの
塗布治具13a,13bに互いに独立して設けられた2
個の塗布フェルト23がクォータガラスQGの表面F
1、裏面F2、及び端面F3に押しつけられ、この状態
でマニプレータ5aによってクォータガラスQGに沿っ
て移動され、部分G1,G2にブラックプライマーBP
が塗布されることになる。
また、塗布フェルト23をフェルトホルダー22により
保持させ、フェルトホルダー22を治具本体21に装着
するとともにフェルトホルダー押さえ24によって押え
て抜け止めを行っているので、塗布フェルト23の着脱
が容易であり且つ装着した塗布フェルト23を確実に保
持することができる。
次に、塗布治具13にブラックプライマーBPを供給す
るための塗布剤供給治具12について簡単に説明する。
第6図は塗布治具13が塗布剤供給治具12を挟んだ状
態を示す断面正面図、第7図は第6図の塗布剤供給治具
12のVII−VII線矢視の断面平面図、第8図は第7図の
塗布剤供給治具12のVIII−VIII線矢視の断面側面図で
ある。
塗布剤供給治具12は、本体ブロック51、供給フェル
ト52、フェルトカバー53、フェルトカバー押さえ5
4、及びパッキン56などから構成されている。
本体ブロック51は、金属材料からなって平面視で略コ
字形を呈しており、内側の面の中央には供給フェルト5
2を嵌め込むための凹溝61が、内側縁に沿う上下面に
はパッキン56を装着するための凹所62,62が、第
7図の下方の端面にはフェルトカバー53を装着するた
めの互いに対称なコ字形の凹溝63,63が、それぞれ
形成されている。
また、凹溝61の内周上面61aに上方から開口する多
数の流出穴64,64…が形成されており、この流出穴
64に連通穴65,65及び連通穴66を介して連通す
るポート67が形成されている。これら流出穴64及び
連通穴65,66は、本体ブロック51の外周面から適
当深さの穴をあけ、外周面側に盲栓を嵌入することによ
って容易に形成される。
両連通穴65,66の内径は同一であるが、流出穴64
の内径は連通穴65の内径の約半分程度に細くなってお
り、これによって、ポート67からブラックプライマー
BPが供給されたときに、それぞれの流出穴64からブ
ラックプライマーBPがほぼ均一に勢いよく噴射状に流
出するようになっている。
また、本体ブロック51には、取りつけ用の穴68,6
8…が設けられている。
供給フェルト52は、上述した塗布フェルト23と同様
の材質か、又は塗布フェルト23よりも柔らかいスポン
ジ状の材質のものからなっており、本体ブロック51の
凹溝61に丁度嵌まり込む四角形状で厚さがクォータガ
ラスQGと同一の板状を呈している。
フェルトカバー53は、供給フェルト52が凹溝61か
ら抜け出るのを防止するためのものであり、本体ブロッ
ク51の端面に形成されたコ字形の凹溝63,63にそ
れぞれ嵌まり込む2つのカバー部材53a,53bから
なっている。
それぞれのカバー部剤53a,53bは、同一のものを
互いに180度回転させた状態で取りつけたもので、こ
れらには、上述の凹溝61と同形の凸部69、及び、フ
ェエルトカバー押さえ54が嵌まり込む縦溝70が形成
されている。
フェルトカバー押さえ54は、上述のフェルトホルダー
押さえ24と同様に薄板状の金属板からなり、先端部が
90度に折れ曲がって係止部71を形成している。フェ
ルトカバー押さえ54は、ボルト55によって本体ブロ
ック51に固定されており、その状態で、係止部71が
カバー部材53a,53bの縦溝70にそれぞれ上下か
ら嵌まり込み、上述のカバー部剤53a,53bの脱落
を防止している。
塗布剤供給治具12は、第6図に示すように、本体ブロ
ック51に形成された穴68に図示しないボルトを挿通
することによって、塗布装置2の基台2aに取りつけた
取りつけブロック15に固定されており、且つ、ポート
67には、塗布剤供給装置3からブラックプライマーB
Pが供給されるように配管されている。
ブラックプライマーBPがポート67に供給されると、
ブラックプライマーBPは連通穴66,65を通って流
出穴64から噴射状に流出して供給フェルト52の上面
からその内部へ浸入し、且つ供給フェルト52の内部で
拡散するとともに、一時には拡散しきれないブラックプ
ライマーBPは、供給フェルト52の本体ブロック51
によって覆われていない露出した部分52aの上面に溢
れ出し、溢れ出したブラックプライマーBPはその後に
供給フェルト52の内部に染み込むか、又は供給フェル
ト52を挟んでいる塗布フェルト23に直接に染み込
む。
次に、上述のように構成された塗布システム1の動作に
ついて説明する。
塗布ロボット5は、まず、平行開閉駆動チャック14が
開いた状態で、マニプレータ5aによって塗布ユニット
11を塗布剤供給治具12に接近させ、図示しない制御
部からの信号によって、第6図で示すように、平行開閉
駆動チャック14が閉じ、塗布治具13の上下の塗布フ
ェルト23が塗布剤供給治具12の供給フェルト52を
挟む。このとき、塗布フェルト23及び供給フェルト5
2は、接触部分が互いに圧接して撓み、供給フェルト5
2から塗布フェルト23へのブラックプライマーBPの
浸入が容易な状態となる。また、治具本体21の内面部
はパッキン56に圧接し、これによって、供給フェルト
52及び塗布フェルト23は外気から遮断された状態と
なる。
この状態で、塗布剤供給治具12のポート67にブラッ
クプライマーBPが一定の時間T1だけ供給され、ブラ
ックプライマーBPは流出穴64から流出して供給フェ
ルト52に全体的に染み込み、且つ塗布フェルト23に
充分に染み込む。
その後、一定の時間T2が経過した後に、平行開閉駆動
チャック14が開き、第9図の鎖線で示すように、マニ
プレータ5aは塗布ユニット11をクォータガラスQG
の塗布を行う部分G1に接近させ、その後、第1図で示
すように、平行開閉駆動チャック14が閉じ、塗布治具
13の上下の塗布フェルト23がクォータガラスQGの
表面F1、裏面F2、及び端面F3を挟む。このとき、
塗布フェルト23の平面塗布部34及び端面塗布部35
はクォータガラスQGに圧接して撓み、塗布フェルト2
3に含浸されていたブラックプライマーBPが染み出て
くる。
これと同時に、マニプレータ5aによって塗布ユニット
11をクォータガラスQGと平行に移動させることによ
って、クォータガラスQGの表面F1、裏面F2、及び
端面F3には、ブラックプライマーBPが均一に、且つ
一定の塗布軌跡(形状)で塗布される。
部分G1の塗布が終わると、平行開閉駆動チャック14
を開き、次に上述と同様にして部分G2の塗布を行い、
部分G1,G2の塗布が終了すると、マニプレータ5a
は塗布ユニット11を再び塗布剤供給治具12の位置ま
で移動させる。
そして、コンベア4によって次のクォータガラスQGが
塗布位置に位置決めされ、以降は上述と同様な動作が繰
り返される。
塗布剤供給治具12によって塗布フェルト23に含浸さ
れるブラックプライマーBPの量は、供給フェルト52
に含浸されるブラックプライマーBPの総量、すなわち
ポート67から供給されるブラックプライマーBPの総
量によって規定されるので、ポート67へブラックプラ
イマーBPを供給するための切り換え弁のオンする時間
T1を一定にすることによって、塗布フェルト23への
含浸量(すなわちクォータガラスQGへの塗布量)を容
易に均一化することができ、且つ時間T1を可変調整す
ることによって塗布量を容易に調整することができる。
つまり、従来のように被塗布材であるクォータガラスQ
Gに直接的にブラックプライマーBPを供給しながら塗
布を行う場合には、供給するブラックプライマーBPの
微少単位時間当たりの流出量(吐出量)の変動がないよ
うに一定にしなければならないが、本実施例のように塗
布剤供給治具12によって塗布治具13の塗布フェルト
23に予め含浸させるという間接的な供給を行う場合に
は、塗布剤供給治具12に供給する1回当たりのブラッ
クプライマーBPの総量を一定にするだけでよいので、
その制御が極めて容易なものとなる。
上述の実施例においては、上下に2個の塗布フェルト2
3を用いたが、クォータガラスQGの表面F1と端面F
3とのみに塗布する場合には、上方の塗布フェルト23
のみを用い、且つ端面塗布部35の寸法l1を板厚t1
と同一か又はそれより長くしておけばよい。また、クォ
ータガラスQGの表面F1が曲面である場合には、塗布
フェルト23の平面塗布部34をその曲面に応じた形状
としておけばよい。これに応じて供給フェルト52の形
状も変更しておけばよい。ブラックプライマーBP以外
に、塗料又は接着剤などの種々の塗布剤の塗布に適用可
能である。
上述の実施例において、塗布装置2、塗布剤供給装置
3、コンベア4、塗布ロボット5、塗布ユニット11、
塗布剤供給治具12、塗布治具13又はそれぞれの構成
部材の構造、形状、配置、又は材質などは、上述した以
外の種々のものとすることが可能である。
〔考案の効果〕
本考案によると、ガラス板の表面と端面というように複
数の塗布面を同時に塗布することが可能であり、板状の
被塗布材の縁部に塗布を行う際に、容易に塗布が行えて
塗布に要する時間を短縮することができるとともに、塗
布パターンを一定にすることが可能である。
また、塗布部材に予め適量の塗布剤を含浸させておくこ
とによって、塗布を行ったときの塗布剤の掠れや垂れ落
ちがなく、均一な塗布を行うことが容易である。
そして、塗布部材をホルダーにより保持させ、ホルダー
を本体に装着するとともにホルダー押さえによって抜け
止めを行っているので、塗布部材の着脱が容易であり且
つ装着した塗布部材を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は塗布治具の正面
図、第2図は第1図の塗布治具を紙面に平行な面で断面
した断面図、第3図は塗布フェルトの正面図、第4図は
第1図の塗布治具のIV矢視の側面図、第5図は第1図の
塗布治具のV−V線矢視の断面図、第6図は塗布治具が
塗布剤供給治具を挟んだ状態を示す断面正面図、第7図
は第6図の塗布剤供給治具のVII−VII線矢視の断面平面
図、第8図は第7図の塗布剤供給治具のVIII−VIII線矢
視の断面側面図、第9図は塗布システムの概略の構成を
示す平面図である。 13……塗布治具(塗布装置)、13a……上部塗布治
具(塗布治具)、13b……下部塗布治具(塗布治
具)、14……平行開閉駆動チャック(開閉駆動装
置)、21……治具本体(本体)、22……フェルトホ
ルダー(ホルダー)、23……塗布フェルト(塗布部
材)、24……フェルトホルダー押さえ(ホルダー押さ
え)、34……平面塗布部、35……端面塗布部、BP
……ブラックプライマー(塗布剤)、QG……クォータ
ガラス(被塗布材)、F1……表面、F2……裏面(表
面)、F3……端面、G1,G2……部分(縁部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の被塗布材の縁部に塗布剤を塗布する
    ために用いられる塗布装置であって、 互いに対向して開閉する2つの塗布治具からなり、 前記各塗布治具は、 塗布剤の含浸が可能な多孔質状の伸縮性を有する材料か
    らなり、前記被塗布材の表面に圧接するための平面塗布
    部と、前記被塗布材の端面に圧接するための前記平面塗
    布部と連続する端面塗布部とを有してなる塗布部材と、 前記平面塗布部及び前記端面塗布部を露出させた状態で
    前記塗布部材を保持するホルダーと、 前記ホルダーを装着するとともに、開閉駆動装置によっ
    て開閉移動される本体と、 一端が前記本体に取り付けられ、前記本体に装着された
    ホルダーの抜け止めを行うホルダー押さえと、 を有してなることを特徴とする塗布装置。
JP1988155489U 1988-11-28 1988-11-28 塗布装置 Expired - Lifetime JPH0622458Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988155489U JPH0622458Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 塗布装置
US07/438,343 US5085169A (en) 1988-11-28 1989-11-16 Method of and apparatus for applying a paint
DE3939298A DE3939298A1 (de) 1988-11-28 1989-11-28 Verfahren und vorrichtung zum auftragen einer farbe

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988155489U JPH0622458Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 塗布装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0275170U JPH0275170U (ja) 1990-06-08
JPH0622458Y2 true JPH0622458Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31433165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988155489U Expired - Lifetime JPH0622458Y2 (ja) 1988-11-28 1988-11-28 塗布装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622458Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59135161U (ja) * 1983-02-28 1984-09-10 石川島播磨重工業株式会社 溶接継手面及びその近傍へのマスキング剤塗布装置
JPS6140172U (ja) * 1984-08-17 1986-03-13 昭和電線電纜株式会社 マ−キング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0275170U (ja) 1990-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020012562A1 (en) Device for applying a product to a section of hair
EP1105012B1 (en) Eyebrow dressing stamper apparatus
US6505632B1 (en) Mascara applicator having T-shaped applicator wand and container therefor
JPH0622458Y2 (ja) 塗布装置
JPH0632217Y2 (ja) 塗布剤の供給装置
JPH0328954Y2 (ja)
JP2002253333A (ja) 毛髪用製品を収容し塗布するための装置
JPS6034376Y2 (ja) 接着剤又は塗料供給治具
US5085169A (en) Method of and apparatus for applying a paint
US3108537A (en) Coating machine
JPH055988Y2 (ja)
US20050118345A1 (en) Paint edger
JPS599743Y2 (ja) 被覆物の端面塗装具
JP3039923U (ja) タンク付ローラー式塗布器
JPH0763664B2 (ja) コ−タ−ダイ
JPH11206447A (ja) 化粧用塗布具
JPS6313817Y2 (ja)
SU1717249A1 (ru) Краскораспылитель эжекторного типа
JPH0622462Y2 (ja) シーラー塗布装置
JPS58100072U (ja) 接着剤等塗布用ガン
JP2546907Y2 (ja) 印面色塗具
JPH0515820A (ja) 微粒体塗布方法及び微粒体塗布装置
KR19990032928U (ko) 신발창 이색 도색용 지그
JPH0412808Y2 (ja)
JP2000288459A (ja) 溶液塗布具