JPH06223873A - ナトリウム−硫黄電池の陰極室 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池の陰極室

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Publication number
JPH06223873A
JPH06223873A JP50A JP3423993A JPH06223873A JP H06223873 A JPH06223873 A JP H06223873A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 3423993 A JP3423993 A JP 3423993A JP H06223873 A JPH06223873 A JP H06223873A
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JP
Japan
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sodium
solid electrolyte
electrolyte tube
metal
cathode
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Application number
JP50A
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English (en)
Inventor
Eiichi Nomura
栄一 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuasa Corp
Original Assignee
Yuasa Corp
Yuasa Battery Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yuasa Corp, Yuasa Battery Corp filed Critical Yuasa Corp
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Publication of JPH06223873A publication Critical patent/JPH06223873A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体電解質管の破損時の安全性が向上できる
ナトリウム−硫黄電池の陰極室を得る。 【構成】 ナトリウムイオン伝導性の固体電解室管1内
の陰極室を陰極蓋3と陰極端子5で密閉し、前記陰極端
子5の内面に棒状の集電端子6を溶接するとともに、こ
の集電端子6に金属板7を螺旋状に巻き付け、この金属
板7の外周面を固体電解質管1の内側面に接触させ、か
つ陰極室の内底部に金属繊維11または金属繊維11、
有孔金属円板12を配してなる。 【効果】 金属板と金属繊維、有孔金属円板とによって
固体電解質管の内面に供給される溶融ナトリウムの量を
制限することができるので、固体電解質管の破損時の溶
融ナトリウムと溶融硫黄との直接反応を最小限にするこ
とができ、安全性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナトリウム−硫黄電池の
陰極室に関するもので、さらに詳しく言えば、固体電解
質管の破損時の安全性が向上できる陰極室の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ナトリウム−硫黄電池は、ナトリウムイ
オン伝導性の固体電解質管の外部を陽極室とし、内部を
陰極室としたもので、前記陽極室は電槽によって密閉さ
れるとともに、陰極室は陰極蓋と陰極端子で密閉されて
なる。
【0003】上記したナトリウム−硫黄電池の陰極室に
は金属繊維が充填され、陰極活物質としての溶融ナトリ
ウムを保持するとともにこの溶融ナトリウムと固体電解
質管の内面との接触面積を一定にするようにしている。
【0004】また、前記陰極蓋に溶接された陰極端子の
内面には集電端子が溶接され、陰極端子を介して外部回
路に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のナトリ
ウム−硫黄電池の陰極室では、固体電解質管の破損時に
陰極活物質としての溶融ナトリウムと陽極活物質として
の溶融硫黄とが直接反応し、その反応熱によって固体電
解質管の破損や直接反応の領域が拡大するという問題が
あった。
【0006】このような問題を解決するため、陰極室内
に陰極活物質容器を配し、固体電解質管の内面に供給さ
れる陰極活物質としての溶融ナトリウムを制限するよう
にしたものもあるが、このような陰極室は製造コストが
高くなるため、電池が高価になるという問題や重量効率
が低下するという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ナトリウムイオン伝導性の固体電解質管
の内部に陰極室を、外部に陽極室を形成し、前記陰極室
を陰極蓋と陰極端子で密閉するとともに、前記陽極室を
電槽で密閉してなるナトリウム−硫黄電池の陰極室にお
いて、前記陰極室の内底部に金属繊維を配するととも
に、前記陰極端子の内面に棒状の集電端子を溶接し、こ
の集電端子に金属板を螺旋状に巻き付け、この金属板の
外周面を前記固体電解質管の内側面に接触させてなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】
【作用】従って、本発明は、金属板を集電端子に螺旋状
に巻き付け、その外周面を固体電解質管の内側面に接触
させているので、固体電解質管の内側面に供給される陰
極活物質としての溶融ナトリウムを制限することができ
る。
【0009】また、本発明は、陰極室の内底部に金属繊
維を配しているので、固体電解質管が底部で破損して溶
融ナトリウムと溶融硫黄とが直接反応しても、金属繊維
によって固体電解質管の内底面に供給される溶融ナトリ
ウムを制限することができる。
【0010】また、本発明は、陰極室内に陰極活物質容
器を挿入するより製造コストを低くすることができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例の陰極室を備え
たナトリウム−硫黄電池の縦断面図である。
【0012】本発明の第1実施例の特徴は、ナトリウム
イオン伝導性の固体電解質管1の上端にα−アルミナリ
ング2がガラス半田接合され、このα−アルミナリング
2の上面に陰極蓋3が、下面に陽極蓋4がそれぞれ熱圧
接合されるとともに、前記陰極蓋3には内面に集電端子
6が溶接された陰極端子5が、前記陽極蓋4には円筒形
の硫黄成形体9が内挿された電槽10が溶接されてな
り、前記固体電解質管1内は陰極活物質としての溶融ナ
トリウム8を充填して陰極室とし、前記固体電解質管1
と電槽10との間隙を陽極室とし、前記陰極室内の集電
端子6に金属板7が螺旋状に巻き付けられ、かつ固体電
解質管1の内底部に金属繊維11が配されてなるもので
ある。
【0013】このような構成のナトリウム−硫黄電池で
は、金属繊維11が固体電解質管1の内底面に接触して
いるので、電池の温度を作動温度の350℃程度まで上
昇させると、陰極活物質8としての溶融ナトリウム8が
固体電解質管1の内底面を濡らし、また金属板7の外周
面が固体電解質管1の内側面に接触しているものの、完
全に密着することがないので、同様に溶融ナトリウム8
が金属板7の外周面と固体電解質管1の内側面との間に
浸透し、数回の充放電を反復させることによって固体電
解質管1の内面を溶融ナトリウム8で濡らして溶融ナト
リウム8が接触する固体電解質管1の内面の面積を一定
にすることができる。
【0014】また、上記したナトリウム−硫黄電池で
は、固体電解質管1が破損して溶融ナトリウム8と溶融
硫黄とが直接反応しても、固体電解質管1の内側面は金
属板7によって、内底面は金属繊維11によって直接反
応の領域が拡大するのを防止することができる。
【0015】図2は、本発明の第2実施例の陰極室を備
えたナトリウム−硫黄電池の縦断面図である。
【0016】本発明の第2実施例の特徴は、固体電解質
管1の内底部に配された金属繊維11の上面に有孔金属
円板12が配されたこと以外は第1実施例のものと同じ
である。
【0017】そして、このような構成のナトリウム−硫
黄電池では、固体電解質管1が破損して溶融ナトリウム
8と溶融硫黄とが直接反応しても、固体電解質管1の内
側面は金属板7によって、内底面は金属繊維11と有孔
金属円板12によって直接反応の領域が拡大するのを防
止することができる。
【0018】なお、上記金属板7、金属繊維11、有孔
金属円板12としては、電気抵抗が小さく、直接反応時
の反応熱によって溶融せず、硫化物を生成しないものが
よく、鉄、ステンレス、ニッケル、タングステン、モリ
ブデンまたこれらの金属から選択された金属の合金であ
ることが好ましい。
【0019】次に、上記した本発明の第1実施例の陰極
室を有する電池Aとして、金属板7に厚さが0.1mmの
鉄板を、集電端子6に銅棒を用い、互いにねじ止めして
集電端子6に金属板7を螺旋状に巻き付け、金属板7の
外周面を固体電解質管1の内側面に接触させ、金属繊維
11としてのステンレス繊維を固体電解質管1の内底面
に配したものを、本発明の第2実施例の陰極室を有する
電池Bとして、電池Aと同材質の金属板7、金属繊維1
1と有孔金属円板12としての厚さが0.1mmの有孔の
鉄板とを用いたものを製作するとともに、電池Cとして
陰極室に金属繊維を配したものを、電池Dとして陰極室
に陰極活物質容器を配したものを製作し、350℃でそ
れぞれの放電特性を調査したところ、表1のような結果
が得られた。
【0020】
【表1】
【0021】表1から、電池A、電池B、電池Cは、ど
のような放電率においても40Ah以上の容量が得られ
ることがわかる。
【0022】次に、上記した各電池に対して固体電解質
管1が破損するまで充電電流を流し、破損時の各電池の
温度と温度上昇を調査したところ、表2のような結果が
得られた。
【0023】
【表2】
【0024】表2から、電池A、電池Bは、温度上昇が
ほとんどないことがわかる。また、電池Cは温度上昇に
よって内圧が上昇し、破裂に至ってしまった。
【0025】上記した各電池A,Bに用いた金属板7、
金属繊維11、有孔金属円板12の材質は、陰極活物質
としての溶融ナトリウム8によって腐食されないもの
で、固体電解質管1の破損時に陽極活物質としての溶融
硫黄によって硫化されないものがよく、鉄、ステンレ
ス、ニッケル、タングステン、モリブデンまたは前記金
属から選択された合金が好ましい。
【0026】
【発明の効果】上記したとおりであるから、本発明のナ
トリウム−硫黄電池の陰極室は、固体電解質管の破損
時、特に固体電解質管が底部で破損した場合でも、その
安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の陰極室を備えたナトリウ
ム−硫黄電池の縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の陰極室を備えたナトリウ
ム−硫黄電池の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固体電解質管 2 α−アルミナリング 3 陰極室 4 陽極室 5 陰極端子 6 集電端子 7 金属板 8 溶融ナトリウム 11 金属繊維 12 有孔金属円板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナトリウムイオン伝導性の固体電解質管
    の内部に陰極室を、外部に陽極室を形成し、前記陰極室
    を陰極蓋と陰極端子で密閉するとともに、前記陽極室を
    電槽で密閉してなるナトリウム−硫黄電池の陰極室にお
    いて、前記陰極室の内底部に金属繊維を配するととも
    に、前記陰極端子の内面に棒状の集電端子を溶接し、こ
    の集電端子に金属板を螺旋状に巻き付け、この金属板の
    外周面を前記固体電解質管の内側面に接触させてなるこ
    とを特徴とするナトリウム−硫黄電池の陰極室。
  2. 【請求項2】 金属繊維の上面に有孔金属円板を配した
    ことを特徴とする請求項第1項記載のナトリウム−硫黄
    電池の陰極室。
  3. 【請求項3】 金属繊維、金属板、有孔金属円板が鉄、
    ステンレス、ニッケル、タングステン、モリブデンまた
    は前記金属から選択された金属の合金であることを特徴
    とする請求項第1項または第2項記載のナトリウム−硫
    黄電池の陰極室。
JP50A 1993-01-28 1993-01-28 ナトリウム−硫黄電池の陰極室 Pending JPH06223873A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3807274A1 (de) * 1988-03-05 1989-09-14 Porsche Ag Vierradlenkeinrichtung fuer kraftfahrzeuge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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