JPH0622327U - 潰し駒 - Google Patents
潰し駒Info
- Publication number
- JPH0622327U JPH0622327U JP5883592U JP5883592U JPH0622327U JP H0622327 U JPH0622327 U JP H0622327U JP 5883592 U JP5883592 U JP 5883592U JP 5883592 U JP5883592 U JP 5883592U JP H0622327 U JPH0622327 U JP H0622327U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower die
- die
- eyelet
- cover
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- Granted
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】生地挟着筒形リングと下部ダイスカバーによっ
て生地を挟着しても、上部ダイスと下部ダイスの加締部
分に必要な加締寸法が確保でき、ハトメ主体と座板を確
実に加締固定できる潰し駒を提供することを目的として
いる。 【構成】上部ダイス1と下部ダイス2とから構成されて
おり、上部ダイス1は従来と同様、上スプリング3に抗
して後退するハトメ保持筒4を被冠した上部ダイス主体
5に、ウレタン製の生地挟着筒形リング6を嵌着した構
成であり、下部ダイス2は、下スプリング7に抗して降
下する座板保持筒8の被冠された下部ダイス主体9をケ
ース10に収容してその開口部に前記生地挟着筒形リン
グ6の外径より大きいウレタン製の円形下部ダイスカバ
ー11を嵌合した構成で、該円形下部ダイスカバー11
の表面には、二本の細溝12を、その最大径を前記生地
挟着筒形リング6の外径と等しいか僅かに大きい径とし
て刻設し、円形下部ダイスカバー11の表面を弾性限度
内で圧縮変形させるようにした構成である。
て生地を挟着しても、上部ダイスと下部ダイスの加締部
分に必要な加締寸法が確保でき、ハトメ主体と座板を確
実に加締固定できる潰し駒を提供することを目的として
いる。 【構成】上部ダイス1と下部ダイス2とから構成されて
おり、上部ダイス1は従来と同様、上スプリング3に抗
して後退するハトメ保持筒4を被冠した上部ダイス主体
5に、ウレタン製の生地挟着筒形リング6を嵌着した構
成であり、下部ダイス2は、下スプリング7に抗して降
下する座板保持筒8の被冠された下部ダイス主体9をケ
ース10に収容してその開口部に前記生地挟着筒形リン
グ6の外径より大きいウレタン製の円形下部ダイスカバ
ー11を嵌合した構成で、該円形下部ダイスカバー11
の表面には、二本の細溝12を、その最大径を前記生地
挟着筒形リング6の外径と等しいか僅かに大きい径とし
て刻設し、円形下部ダイスカバー11の表面を弾性限度
内で圧縮変形させるようにした構成である。
Description
【0001】
本考案は、生地にハトメを加締固定するために使用される潰し駒に関するもの である。
【0002】
従来の潰し駒は、上スプリングに抗して後退するハトメ保持筒を被冠した上部 ダイス主体に、ウレタン製の生地挟着筒形リングを嵌着した上部ダイスと、下ス プリングに抗して降下する座板保持筒の被冠された下部ダイス主体をケースに収 容してその開口部に前記生地挟着筒形リングの外径より大きいウレタン製の円形 下部ダイスカバーを嵌合した下部ダイスとからなっており、生地挟着筒形リング の押圧により下部ダイスカバー上面に生地を挟着した状態で、上部ダイス主体に 打撃を加えて、ハトメ保持筒に保持されたハトメ主体の加締筒を生地に貫通させ るとともに下部ダイスで変形させ、ハトメ主体と座板を生地を挟んで結合させる 構成となったものである。
【0003】
上記のように構成された潰し駒の生地挟着筒形リングと下部ダイスカバーは、 ハトメ主体と座板を加締固定する場合に挟着された生地に皺が形成されるのを防 止するものであるが、生地を挟着した状態での両者の衝合によって、上部ダイス と下部ダイスの加締部分に必要な加締寸法が確保できないことから、ハトメ主体 と座板を確実に加締固定できない点に解決すべき課題があった。
【0004】 本考案は、生地挟着筒形リングと下部ダイスカバーによって生地を挟着しても 、上部ダイスと下部ダイスの加締部分に必要な加締寸法が確保でき、ハトメ主体 と座板を確実に加締固定できる潰し駒を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上スプリングに抗して後退するハトメ保持筒を被冠した上部ダイス 主体に、弾性に優れた合成樹脂製の生地挟着筒形リングを嵌着した上部ダイスと 、下スプリングに抗して降下する座板保持筒の被冠された下部ダイス主体をケー スに収容してその開口部に前記生地挟着筒形リングの外径より大きい弾性に優れ た合成樹脂製の円形下部ダイスカバーを嵌合した下部ダイスとからなり、生地挟 着筒形リングの押圧により下部ダイスカバー上面に生地を挟着した状態で、上部 ダイス主体に打撃を加えて、ハトメ保持筒に保持されたハトメの加締筒を生地に 貫通させるとともに下部ダイスで変形させ、ハトメと座板を生地を挟んで結合さ せるようにした潰し駒において、前記上部ダイスの生地挟着筒形リングが当接さ れる前記下部ダイスの円形下部ダイスカバーの表面に、該表面を生地挟着筒形リ ングの押圧により弾性限度内で圧縮変形させる単一又は複数の細溝を刻設形成し たことを特徴とする潰し駒を要旨としている。
【0007】
上記のように、上部ダイスの生地挟着筒形リングが当接される前記下部ダイス の円形下部ダイスカバーの表面に、生地挟着筒形リングの押圧により圧縮変形す る単一又は複数の細溝を刻設形成したから、生地挟着筒形リングを押圧した場合 に下部ダイスカバー上面が弾性限度内で圧縮変形されて、上部ダイスと下部ダイ スの加締部分に必要な加締寸法が確保できるようになる。
【0008】
本考案の潰し駒を図に示した実施例において説明すると、図1は断面図、図2 は下部ダイスの平面図、図3は下部ダイスカバーの変形状態を示す断面図であっ て、上部ダイス1と下部ダイス2とから構成されており、上部ダイス1は従来と 同様、上スプリング3に抗して後退するハトメ保持筒4を被冠した上部ダイス主 体5に、ウレタン製の生地挟着筒形リング6を嵌着した構成であり、下部ダイス 2は、下スプリング7に抗して降下する座板保持筒8の被冠された下部ダイス主 体9をケース10に収容してその開口部に前記生地挟着筒形リング6の外径より 大きいウレタン製の円形下部ダイスカバー11を嵌合した構成で、該円形下部ダ イスカバー11の表面には、二本の細溝12が、その最大径を前記生地挟着筒形 リング6の外径と等しいか僅かに小さい径として刻設されている。
【0009】 上記のように構成した潰し駒は、図1に示すようにハトメ保持筒4内にハトメ 主体を加締筒(図示省略)を下向きにして保持させた上部ダイス1と、座板保持 筒8内に座板(図示省略)を保持させた下部ダイス2の間に生地Cを配設して上 部ダイス1を下降させてこれに打撃を加えれば、上、下スプリング3、7に抗し てハトメ保持筒4及び座板保持筒8は後退及び下降し、生地挟着筒形リング6の 押圧により下部ダイスカバー11の上面の細溝12が弾性限度内で圧縮変形され て当接面が変形量tだけ下がり、上部ダイス1と下部ダイス2の加締部分に必要 な加締寸法が確保され、ハトメ保持筒4に保持されたハトメ主体の加締筒を生地 Cに貫通させるとともに下部ダイスで変形させ、ハトメ主体と座板を生地Cを挟 んで完全に加締ることができるのである。
【0010】 なお上記説明においては、生地挟着筒形リング6及び円形下部ダイスカバー1 1の材質をウレタンとしたが、これと同等の弾性を有する合成樹脂であれば良く 、ウレタンに限定されるものではない。
【0011】
以上に説明したように、本考案の潰し駒釦は、上部ダイスの生地挟着筒形リン グが当接される前記下部ダイスの円形下部ダイスカバーの表面に、生地挟着筒形 リングの押圧により弾性限度内で圧縮変形する単一又は複数の細溝を刻設形成し たから、生地挟着筒形リングを押圧した場合に下部ダイスカバー上面が弾性限度 内で圧縮変形されて、上部ダイスと下部ダイスの加締部分に必要な加締寸法が確 保され、ハトメ主体と座板を生地に確実に加締固定できる効果がある。
【図1】本考案の実施例に係る潰し駒の断面図である。
【図2】潰し駒を構成する下部ダイスの平面図である。
【図3】潰し駒を構成する下部ダイスの下部ダイスカバ
ーの変形状態を示す断面図である。
ーの変形状態を示す断面図である。
1 上部ダイス 2 下部ダイス 3 上スプリング 4 ハトメ保持
筒 5 上部ダイス主体 6 生地挟着筒
形リング 7 下スプリング 8 座板保持筒 9 下部ダイス主体 10 ケース 11 円形下部ダイスカバー 12 細溝 C 生地 t 変形量
筒 5 上部ダイス主体 6 生地挟着筒
形リング 7 下スプリング 8 座板保持筒 9 下部ダイス主体 10 ケース 11 円形下部ダイスカバー 12 細溝 C 生地 t 変形量
Claims (1)
- 【請求項1】 上スプリングに抗して後退するハトメ保
持筒を被冠した上部ダイス主体に、弾性に優れた合成樹
脂製の生地挟着筒形リングを嵌着した上部ダイスと、下
スプリングに抗して降下する座板保持筒の被冠された下
部ダイス主体をケースに収容してその開口部に前記生地
挟着筒形リングの外径より大きい弾性に優れた合成樹脂
製の円形下部ダイスカバーを嵌合した下部ダイスとから
なり、生地挟着筒形リングの押圧により下部ダイスカバ
ー上面に生地を挟着した状態で、上部ダイス主体に打撃
を加えて、ハトメ保持筒に保持されたハトメの加締筒を
生地に貫通させるとともに下部ダイスで変形させ、ハト
メと座板を生地を挟んで結合させるようにした潰し駒に
おいて、前記上部ダイスの生地挟着筒形リングが当接さ
れる前記下部ダイスの円形下部ダイスカバーの表面に、
該表面を生地挟着筒形リングの押圧により弾性限度内で
圧縮変形させる単一又は複数の細溝を刻設形成したこと
を特徴とする潰し駒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5883592U JP2561496Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 潰し駒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5883592U JP2561496Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 潰し駒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622327U true JPH0622327U (ja) | 1994-03-22 |
JP2561496Y2 JP2561496Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=13095714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5883592U Expired - Lifetime JP2561496Y2 (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | 潰し駒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561496Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011077571A1 (ja) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | Ykk株式会社 | ボタン取付用上金型 |
CN115401756A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-11-29 | 山东黄河三角洲纺织科技研究院有限公司 | 一种纳米碳素复合导电面料电极端子自动钉压机 |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP5883592U patent/JP2561496Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011077571A1 (ja) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | Ykk株式会社 | ボタン取付用上金型 |
CN115401756A (zh) * | 2022-09-29 | 2022-11-29 | 山东黄河三角洲纺织科技研究院有限公司 | 一种纳米碳素复合导电面料电极端子自动钉压机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561496Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
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