JPH06223278A - ワイヤレス開口部開閉検知システム - Google Patents

ワイヤレス開口部開閉検知システム

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JPH06223278A
JPH06223278A JP912793A JP912793A JPH06223278A JP H06223278 A JPH06223278 A JP H06223278A JP 912793 A JP912793 A JP 912793A JP 912793 A JP912793 A JP 912793A JP H06223278 A JPH06223278 A JP H06223278A
Authority
JP
Japan
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controller
open
receiver
oscillator
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP912793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Yamazaki
雅巳 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 窓やドア等、建物の複数の開口部の開閉状態
を集中的に遠隔監視するためのワイヤレス開口部開閉検
知システムにおいて、比較的ノイズの多い環境下やコン
トローラ側アンテナ/開閉検知センサ部間の距離が比較
的遠い場合においても良好に作動する手段を提供する。 【構成】 このため、コントローラ部Cの受信器7の受
信信号を、発振器6とπ/2移相器21により互に直交
関係になるよう制御された第1と第2の参照信号で準同
期検波するようにして、準同期検波で得られた直交する
2つの受信信号を所定の周期でサンプリングし、各A/
D変換器23によりA/D変換してディジタル値とし、
これらの値をメモリ24に蓄積し、そして複数回のエコ
ーについてデータが蓄積された後に、ディジタル信号処
理を用いてエコーの有無を検出するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば建物の複数の
窓やドア等の開口部の施錠/解錠をワイヤレスで検知/
表示し得るワイヤレス開口部開閉検知システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防犯防災装置において、
住宅の複数の窓やドア等の開口部の施錠/解錠状態を集
中的に検知するためのシステムにおいては、対象とする
開閉可能的に取付ける開閉状態検知センサの出力信号の
伝送を有線で行うと開閉動作のじゃまになったりあるい
は美観を損ねたりする可能性があるため、例えば、特開
平3−118691号公報等にワイヤレス方式による防
犯防災装置が提案開示されており、また、例えば特開平
1−108835号公報のように、これらに利用し得る
ディジタル無線通信において準同期検波し、A/D変換
してメモリに蓄積するPSK信号復調方式が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の提案例においては、いずれもエコー(反射信号)
の検波方法については特に言及されていなかった。この
ようなシステムにおいて、各開口部の開閉状態を検知す
るためのセンサ部と、これらセンサ部情報を処理するた
めのコントローラ側アンテナとの距離が遠くなると、エ
コーのレベルは急激に減少するため、下記の各検波方式
には、それぞれ次のような問題点がある; (1)包絡線検波方式 この検波方法は、外部ノイズ,干渉等に弱く、エコーの
検出が困難である。
【0004】(2)同期検波方式 a)受信信号から基準搬送波を再生する方法の場合は、
同期引込みのための時間がかかり、また、 b)送信発振器の出力を基準搬送波として用いる場合
は、送信周波数はセンサ部の共振周波数と完全に一致し
ていないのに対して、エコーは常に共振周波数であるた
め、検波出力にビートを生ずる、など。
【0005】この発明は、以上のような局面にかんがみ
てなされたもので、この種のワイヤレスシステムにおい
て、比較的ノイズの多い環境下や、コントローラ側アン
テナと開閉検知センサ部との距離が比較的遠い場合にお
いても良好に作動するこの種のワイヤレス開口部開閉検
知システムの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、この種の検知システムを、少くとも、発振器,
コントローラ側アンテナからのエコー(反射信号)を受
信するための受信器、送信・受信及び処理信号のタイミ
ングを作るための制御器、前記受信器の受信信号を処理
するための処理器、及びこの処理器の出力によりいずれ
かの開口部の開閉状態信号を出力または表示するための
表示器から成るコントローラ部と、このコントローラ部
に接続されたセンサ部へエネルギーを磁界で送りこのセ
ンサ部からエコーを磁界で受信するための前記コントロ
ーラ側アンテナと、このコントローラ側アンテナからの
磁界を受信し前記開口部の開閉状態によりエコーを磁界
で返送信するためのセンサ部アンテナ、前記開閉状態を
検知するための検知スイッチ、ある特定の周波数にのみ
共振する固体振動子、及びコンデンサから成る複数のセ
ンサ部とより成る検知システムであって、前記受信器に
おいては、前記発振器と移相器により互いに直交関係に
なるよう制御された第1の参照信号と第2の参照信号と
で準同期検波し、前記処理器においては、この準同期検
波で得られた前記直交する2つの受信信号を所定の周期
でサンプリングし、A/D変換してディジタル値とし、
これらディジタル値をある時間長にわたってメモリに蓄
積するよう構成し、あるいはまた、複数回の前記エコー
について、A/D変換した値を前記メモリに蓄積するよ
う構成することにより、前記目的を達成しようとするも
のである。
【0007】
【作用】以上のようなこの発明構成により、例えば直交
する2つの参照信号で準同期検波を行うことにより、周
波数選択度が高く、送信波とエコーとの周波数,位相の
ずれに係らず、受信信号に含まれる情報をすべて検波出
力に残すことができる。その検波出力をディジタルデー
タとして、メモリにいったん蓄積することにより、劣悪
な通信環境においても、蓄積されたデータに対して適切
な処理を行い、より正確にエコーの有無を検出すること
ができる。
【0008】また、搬送波再生を行わないため、PLL
(フェーズロックトループ)等がなくなり、アナログ部
分のハードウエアが簡単になる。さらに、複数回のエコ
ーについて蓄積することにより、ノイズ成分の影響を小
さくすることができる。また、データをいったん蓄積す
るため、処理速度の比較的遅いCPUを用いることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて説明す
る。図1にこの発明に係るワイヤレス開口部開閉検知シ
ステムの一実施例の概要構成ブロック図、図2にそのコ
ントローラ部の受信器と処理器の構成/動作説明ブロッ
ク図を示す。
【0010】(構成)図1の実施例システムは、建物の
複数の窓のそれぞれの開口部の開閉状態を検知するため
の各センサ部Sと、その検知情報を処理するためのコン
トローラ部C及びこのコントローラ側アンテナAとより
成る。
【0011】各センサ部Sは、コントローラ側アンテナ
Aからの磁界を受信し、個々の開口部開閉状態によりエ
コー(反射信号)を磁界で返信(送信)するためのセン
サ部送受信アンテナ1,前記開閉状態を検知するための
スイッチ2,ある特定の周波数にのみに共振する固体共
振子3,及びコンデンサ4より成る。
【0012】また、コントローラ部Cは、複数の任意の
周波数を発生するための発振器6,コントローラ側アン
テナAからのエコーを受信するための受信器7,送/受
信及び信号処理用タイミングを作るための制御器8,前
記受信器7の受信信号を処理するための処理器9,及び
この処理器9の出力によりいずれかの前記開口部の開閉
状態信号を出力または表示するための表示器10より成
る。
【0013】コントローラ側アンテナAは、コントロー
ラ部Cに接続され、センサ部Sへエネルギーを磁界で送
り、センサ部Sからエコーを磁界で受信するための送受
信アンテナ11を備えている。さらに、各センサ部Sは
それぞれ、ある周波数において一定の時間的減衰係数を
有するよう構成されている。
【0014】つぎに、図2において、コントローラ部C
の受信器7内の20はバンドパスフィルタ、21はπ/
2移相器、22は各ローパスフィルタであり、また処理
器9内の23は各A/D変換器、24はデータを一時的
に蓄積するためのメモリ、25はその信号処理部を示
す。
【0015】すなわち、コントローラ部Cの受信器7の
受信信号を、発振器6とπ/2移相器21により互に直
交関係になるよう制御された第1と第2の参照信号で準
同期検波するようにしたもので、準同期検波で得られた
直交する2つの受信信号を所定の周期でサンプリング
し、それぞれA/D変換器23によりA/D変換してデ
ィジタル値とし、これらの値をメモリ24に蓄積する。
そして複数回のエコーについてデータが蓄積された後
に、ディジタル信号処理を用いてエコーの有無を検出す
るようにしたものである。
【0016】つぎに上記構成における動作を図1,2に
基づいて説明する; (動作) 1)まず、コントローラ部Cの制御器8からの信号によ
り、発振器6とコントローラ側アンテナAの送受信アン
テナ11とが接続されるよう不図示の切替器を切替える
と、 2)コントローラ側アンテナAに電流が流れ、交流磁界
が生ずる。
【0017】3)電磁誘導により、センサ部アンテナ1
に誘導電圧が生じ、 4)固体共振子3にエネルギーが蓄えられる。
【0018】5)制御器8からの信号により、受信器7
とコントローラ側アンテナAとが接続されるよう前記切
替器を切替えると、 6)前記固体共振子3に蓄えられたエネルギーにより、
センサ側アンテナ1に電流が流れ、 7)この電流により磁界が生じ、 8)電磁誘導により、コントローラ側アンテナAにエコ
ーを生ずる。
【0019】9)コントローラ部Cでは、受信器7によ
り前記エコーを準同期検波し、処理器9でA/D変換器
23によりA/D変換してメモリ24に蓄積する。
【0020】10)制御器8からの信号により、発振器
6とコントローラ側アンテナAとが接続されるよう前記
切替器を切替え、これを複数回前記1)から繰返す。
【0021】11)メモリ24に蓄積されたデータを信
号処理部25で処理し、エコーの有無を検出する。
【0022】(他の実施例)なお、前記準同期検波に用
いる発振器は、磁界の送信に用いる発振器6と別に設け
ても差支えない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、基本的に同期検波方式であるため、周波数選択度が
高く、ノイズや比較的遠いコントローラ部/アンテナ間
距離等の劣悪環境においても良好に作動し得る。
【0024】また搬送波再生を行わないためPLL等が
なくなり、アナログ部分のハードウエアを簡単化し得
る。さらに複数回のエコー蓄積データを用いてエコーの
有無を判定するため、判定の角度が増し、また、いった
んデータを蓄積するため、処理速度の比較的遅いCPU
を用いることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の概要構成ブロック図
【図2】 そのコントローラ部の受信器と処理器の構成
/動作説明ブロック図
【符号の説明】
S センサ部 C コントローラ部 A コントローラ側アンテナ 1 センサ部アンテナ 2 検知スイッチ 3 固体共振子 4 コンデンサ 6 発振器 7 受信器 8 制御器 9 処理器 10 表示器 21 π/2移相器 23 A/D変換器 24 メモリ 25 信号処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも、発振器,コントローラ側アン
    テナからのエコー(反射信号)を受信するための受信
    器、送信・受信及び処理信号のタイミングを作るための
    制御器、前記受信器の受信信号を処理するための処理
    器、及びこの処理器の出力によりいずれかの開口部の開
    閉状態信号を出力または表示するための表示器から成る
    コントローラ部と、このコントローラ部に接続されたセ
    ンサ部へエネルギーを磁界で送りこのセンサ部からエコ
    ーを磁界で受信するための前記コントローラ側アンテナ
    と、このコントローラ側アンテナからの磁界を受信し前
    記開口部の開閉状態によりエコーを磁界で返送信するた
    めのセンサ部アンテナ、前記開閉状態を検知するための
    検知スイッチ、ある特定の周波数にのみ共振する固体振
    動子、及びコンデンサから成る複数のセンサ部とより成
    る検知システムであって、前記受信器においては、前記
    発振器と移相器により互いに直交関係になるよう制御さ
    れた第1の参照信号と第2の参照信号とで準同期検波
    し、前記処理器においては、この準同期検波で得られた
    前記直交する2つの受信信号を所定の周期でサンプリン
    グし、A/D変換してディジタル値とし、これらディジ
    タル値をある時間長にわたってメモリに蓄積するよう構
    成したことを特徴とするワイヤレス開口部開閉検知シス
    テム。
  2. 【請求項2】 複数回の前記エコーについて、A/D変
    換した値を前記メモリに蓄積することを特徴とする請求
    項1記載のワイヤレス開口部開閉検知システム。
JP912793A 1993-01-22 1993-01-22 ワイヤレス開口部開閉検知システム Pending JPH06223278A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5661703A (en) * 1995-06-27 1997-08-26 Fujitsu Limited Optical recording medium having a non-volatile identification code and method for encoding data using same
US5818812A (en) * 1995-09-22 1998-10-06 Fujitsu Limited Optical recording medium and reproducing method for the same

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