JPH06222097A - 受変電設備の故障検出装置 - Google Patents

受変電設備の故障検出装置

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Publication number
JPH06222097A
JPH06222097A JP5032820A JP3282093A JPH06222097A JP H06222097 A JPH06222097 A JP H06222097A JP 5032820 A JP5032820 A JP 5032820A JP 3282093 A JP3282093 A JP 3282093A JP H06222097 A JPH06222097 A JP H06222097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
failure
conductor
arc
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5032820A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Suzuki
伸夫 鈴木
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP5032820A priority Critical patent/JPH06222097A/ja
Publication of JPH06222097A publication Critical patent/JPH06222097A/ja
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバを用いることによりノイズの影響
を受けることなく確実に受変電設備の故障を検出する。 【構成】 受変電設備における主回路充電部の導体1
と、これに並行する他相の導体または接地金属2との間
であって、導体2に面する導体1の側面に光ファイバ3
を配設する。光ファイバ3は、コア3aとその周囲の被
覆3bとからなり、その一端には発光器が、他端には受
光器がそれぞれ接続され、発光器から出射された光束が
光ファイバ3内を通過して受光器に到達するように構成
されている。故障が発生し、他相の導体または接地金属
2と導体1との間にアーク5が発生すると、アーク5の
発生箇所4では光ファイバ3がアーク熱により溶融して
破損し、それにより、光ファイバ3内を通過中の光束が
アーク発生箇所4で遮断され受光器に検出されなくな
り、故障として検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受変電設備の開閉装置
等における地絡や短絡等の故障を検出する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、受変電設備の故障検出装置として
は、CTやPTを用い電流や電圧の変化により故障を検
出するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、電流や電圧の異常を検出した場合、その検出
信号が電気信号として伝送されるため、ノイズの影響を
受けやすく信頼性に欠けることがあった。また、主回路
の充電部等については絶縁が必要であり、そのため却っ
て故障発生の原因になる場合もあった。本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、その目的とする
ところは、ノイズの影響を受けることなく確実に故障の
発見が可能な受変電設備の故障検出装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、異常時に発熱する箇所に沿って配設
され、加熱されると溶断する光ファイバと、光ファイバ
の一端に設置され端部を照射する発光器と、光ファイバ
の他端に設置され端部からの出射光を検出する受光器
と、発光器の照射光に対応する出射光を受光器が検出し
ない場合に異常検出信号を出力する検出器とを備えたこ
とを特徴とする。
【0005】第2の発明は、異常時にアークの発生する
箇所に沿って配設され、アークによって破断される光フ
ァイバと、光ファイバの一端に設置され端部を照射する
発光器と、光ファイバの他端に設置され端部からの出射
光を検出する受光器と、発光器の照射光に対応する出射
光を受光器が検出しない場合に異常検出信号を出力する
検出器とを備えたことを特徴とする。
【0006】第3の発明は、異常時に移動する動作部材
と固定部材との間に跨がって配設され、動作部材が移動
すると破断される光ファイバと、光ファイバの一端に設
置され端部を照射する発光器と、光ファイバの他端に設
置され端部からの出射光を検出する受光器と、発光器の
照射光に対応する出射光を受光器が検出しない場合に異
常検出信号を出力する検出器とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】第1の発明においては、加熱されると溶断する
光ファイバが、異常時に発熱する受変電設備の故障検出
対象箇所に沿って配設される。この光ファイバの一端に
発光器が設置されて端部を照射するとともに、光ファイ
バの他端に受光器が設置されて端部からの出射光を検出
する。受変電設備に故障が発生し光ファイバが故障検出
対象箇所の加熱により溶断して発光器の照射光に対応す
る出射光が受光器により検出されない場合は検出器から
異常検出信号が出力される。
【0008】第2の発明においては、アークによって破
断される光ファイバが、受変電設備の異常時にアークの
発生する箇所に沿って配設される。この光ファイバの一
端に発光器が設置されて端部を照射するとともに、光フ
ァイバの他端に受光器が設置されて端部からの出射光を
検出する。受変電設備に故障が発生し光ファイバがアー
クにより破断して発光器の照射光に対応する出射光が受
光器により検出されない場合は検出器から異常検出信号
が出力される。
【0009】第3の発明においては、外力により破断さ
れる光ファイバが、受変電設備の異常時に移動する動作
部材と固定部材との間に跨がって配設される。この光フ
ァイバの一端に発光器が設置されて端部を照射するとと
もに、光ファイバの他端に受光器が設置されて端部から
の出射光を検出する。受変電設備に故障が発生し光ファ
イバが動作部材の移動により破断して発光器の照射光に
対応する出射光が受光器により検出されない場合は検出
器から異常検出信号が出力される。
【0010】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は第1および第2の発明に係る実施例の要部を
示す説明図である。図において、1は受変電設備におけ
る主回路充電部の導体であり、2は他相の導体または接
地金属である。3は導体2側に面する導体1の側面に配
設された光ファイバである。光ファイバ3は、コア3a
とその周囲の被覆3bとからなる。また、光ファイバ3
の一端には発光器(図示せず)が、他端には受光器(図
示せず)がそれぞれ接続され、発光器から出射された光
束が光ファイバ3内を通過して受光器に到達する。
【0011】ここで故障が発生し、他相の導体または接
地金属2と導体1との間にアーク5が発生すると、アー
ク5の発生箇所4では光ファイバ3がアーク熱により溶
融されて破損する。それにより、発光器から照射されて
光ファイバ3内を通過中の光束がアーク発生箇所4で遮
断され受光器に検出されなくなる。その結果、光ファイ
バ3が故障発生のため破損されたことが、図示しない検
出器から故障検出信号として出力される。
【0012】なお、光ファイバ3の被覆3bは、その厚
さおよび材質により溶融までの時間の調整が可能である
ので、故障検出のレベル、例えば事故電流の大きさとそ
の継続時間に応じて予め最適な時間を設定しておく。図
1では、アーク5により光ファイバ3が破損する例を示
したが、故障のため導体1が発熱することにより光ファ
イバ3が溶融する場合も同様にして、故障として検出す
ることができる。
【0013】次に、第3の発明の実施例について説明す
る。図2は、第3の発明に係る実施例の要部を示す説明
図である。図において、11は容器の箱体であり、その
開口部には開閉する放圧板12が、ヒンジ13により軸
支されて放圧装置が形成されている。この放圧板12は
箱体11の内圧が正常である場合は閉じられた状態であ
り、内圧が異常に上昇した場合はその内圧が放圧板12
の自重に打ち勝って放圧板12を押し上げることにより
内圧を放出する。それにより、箱体11の圧力上昇によ
る破裂を回避し人身へ危害が及ぶことを防止するもので
ある。
【0014】実施例では、この箱体11と放圧板12の
内側に光ファイバ3が跨がるように、それぞれクランプ
14〜16により箱体11と放圧板12へ取り付けてい
る。ここで、箱体11の内圧が上昇すると、放圧板12
が外側へ開き、それにともない光ファイバ3がクランプ
14と、クランプ15の間で破断される。その結果、光
ファイバ3が故障発生のため破損されたことが、図示し
ない検出器から故障検出信号として出力される。なお、
光ファイバ3の引っ張り強度は、当然ながら放圧板12
の開放動作を阻害しない程度の小さな値である。
【0015】図3は、上述した実施例の故障検出装置を
受変電設備の主回路に複数個設置した場合を示す説明図
である。図中の21,23は断路器(DS)、22は遮
断器(VCB)であり、それぞれ母線20上に設置され
ている。断路器21と遮断器22との間、および遮断器
22と断路器23と間の母線20に沿って光ファイバ2
4,25が配設されている。光ファイバ24,25の両
端は、それぞれ故障検出装置本体26,27に接続され
ている。本体26,27にはそれぞれ、図示しないが発
光器、受光器および検出器が内蔵されており、発光器は
光ファイバ24,25の一端へそれぞれ光束を照射す
る。
【0016】また、受光器は光ファイバ24,25の他
端へ送られてきた光束を検出する。検出器は、受光器の
検出結果と発光器の動作を比較して、発光器の照射光に
対応する出射光が受光器に検出されない場合は、異常検
出信号が出力される。図で、例えば断路器21と遮断器
22との間の位置28で、故障が発生して光ファイバ2
4を破断したものとすると、それが装置本体26により
検出されて異常検出信号が出力される。
【0017】その結果、装置本体26からの異常検出信
号により、異常発生箇所が断路器21と遮断器22との
間の母線20であることが容易に特定される。このよう
に、受変電設備の主回路をいくつかに区分として、それ
ぞれに沿って光ファイバを配設しておくことにより、故
障発生箇所の特定が容易になる。また、同一箇所につい
ても、互いに別な装置本体に接続される光ファイバを配
設しておくことにより、二重、三重の故障検出システム
を構築することも可能である。
【0018】この実施例では、故障発生箇所28から装
置本体26までの間が光ファイバ24により接続されて
いるため、ノイズの影響を受けることがなく、異常の有
無の検出が確実となり信頼性が増す。また、光ファイバ
の配設の際には絶縁が不要であるから、従来の電線を配
設した装置に比べて施工が容易となり、その分、コスト
ダウンが可能になる。なお、この故障検出装置は受変電
設備のみに用途が限定されるものではなく、他の設備、
機器、装置等にも同様に適用が可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
受変電設備が故障により発熱すると光ファイバが溶断さ
れて、その故障を検出することができる。また、第2の
発明によれば、受変電設備の故障によりアークが発生す
ると光ファイバが破断されて、その故障を検出すること
ができる。さらに、第3の発明によれば、受変電設備の
故障により動作部材が移動すると光ファイバが破断され
て、その故障を検出することができる。
【0020】これら各発明では、故障発生箇所から検出
器までの間を光ファイバにより接続したため、検出器を
監視装置本体に設置すれば、発生箇所と本体との間でノ
イズの影響を受けることがなくなる。その結果、耐ノイ
ズ性、信頼性にすぐれた受変電設備の故障検出装置が得
られる。なお、この故障検出装置を受変電設備の予想さ
れる故障内容に応じて複数箇所に設置することで故障発
生箇所の特定が可能になる。また、光ファイバの配設の
際には絶縁が不要であるから、従来の電線を配設した場
合に比べて施工が容易となり、その分、コストが下げら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1および第2の発明に係る実施例の要部を示
す説明図である。
【図2】第3の発明に係る実施例の要部を示す説明図で
ある。
【図3】実施例を受変電設備の主回路に複数個設置した
場合を示す説明図である。
【符号の説明】
1 導体 2 導体または接地金属 3 光ファイバ 3a コア 3b 被覆 11 容器の箱体 12 放圧板 13 ヒンジ 14〜16 クランプ 20 母線 21 断路器 22 遮断器 23 断路器 24,25 光ファイバ 26,27 故障検出装置本体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異常時に発熱する箇所に沿って配設さ
    れ、加熱されると溶断する光ファイバと、 光ファイバの一端に設置され端部を照射する発光器と、 光ファイバの他端に設置され端部からの出射光を検出す
    る受光器と、 発光器の照射光に対応する出射光を受光器が検出しない
    場合に異常検出信号を出力する検出器と、 を備えたことを特徴とする受変電設備の故障検出装置。
  2. 【請求項2】 異常時にアークの発生する箇所に沿って
    配設され、アークによって破断される光ファイバと、 光ファイバの一端に設置され端部を照射する発光器と、 光ファイバの他端に設置され端部からの出射光を検出す
    る受光器と、 発光器の照射光に対応する出射光を受光器が検出しない
    場合に異常検出信号を出力する検出器と、 を備えたことを特徴とする受変電設備の故障検出装置。
  3. 【請求項3】 異常時に移動する動作部材と固定部材と
    の間に跨がって配設され、動作部材が移動すると破断さ
    れる光ファイバと、 光ファイバの一端に設置され端部を照射する発光器と、 光ファイバの他端に設置され端部からの出射光を検出す
    る受光器と、 発光器の照射光に対応する出射光を受光器が検出しない
    場合に異常検出信号を出力する検出器と、 を備えたことを特徴とする受変電設備の故障検出装置。
JP5032820A 1993-01-28 1993-01-28 受変電設備の故障検出装置 Withdrawn JPH06222097A (ja)

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JP5032820A JPH06222097A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 受変電設備の故障検出装置

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JP5032820A JPH06222097A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 受変電設備の故障検出装置

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JPH06222097A true JPH06222097A (ja) 1994-08-12

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ID=12369474

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JP5032820A Withdrawn JPH06222097A (ja) 1993-01-28 1993-01-28 受変電設備の故障検出装置

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JP (1) JPH06222097A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10342370B3 (de) * 2003-09-09 2005-04-28 Fachhochschule Nordhausen Anordnung zur Überwachung elektrischer Einrichtungen auf das Entstehen von Störlichtbögen
KR100972009B1 (ko) * 2008-07-09 2010-07-23 주식회사 혁신전공사 비상라인 오피티 카드를 이용한 외부 써지 보호장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10342370B3 (de) * 2003-09-09 2005-04-28 Fachhochschule Nordhausen Anordnung zur Überwachung elektrischer Einrichtungen auf das Entstehen von Störlichtbögen
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Effective date: 20000404