JPH06222070A - メカニカル加速度センサ - Google Patents

メカニカル加速度センサ

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JPH06222070A
JPH06222070A JP5025958A JP2595893A JPH06222070A JP H06222070 A JPH06222070 A JP H06222070A JP 5025958 A JP5025958 A JP 5025958A JP 2595893 A JP2595893 A JP 2595893A JP H06222070 A JPH06222070 A JP H06222070A
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weight
slide bar
latch lever
sensor
case
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JP5025958A
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Muneo Nishizawa
宗雄 西澤
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Takata Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
    • B60R22/4652Mechanical triggering means therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F42AMMUNITION; BLASTING
    • F42CAMMUNITION FUZES; ARMING OR SAFETY MEANS THEREFOR
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    • F42C1/02Impact fuzes, i.e. fuzes actuated only by ammunition impact with firing-pin structurally combined with fuze
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカル加速度センサにおける、ウェイト
の移動を高精度化を要せずに円滑化するガイドの提供。 【構成】 メカニカル加速度センサは、ケース1に可動
支持したウェイト2と、セット荷重を負荷されてウェイ
ト2に対峙するラッチレバー3と、ばね負荷されてラッ
チレバー3に係合するファイヤリングピン4とを備え
る。ウェイト2は、慣性移動方向回りの回転を拘束すべ
く、ウェイト2のガイド孔22に緊密に嵌合するスライ
ドバー6aと、ウェイト2のガイド溝24に緩く嵌合す
るスライドバー6bによりケースに支持される。作動時
にウェイト2は、スライドバー6aにより移動方向を特
定され、スライドバー6bにより前記特定された方向へ
の移動を妨げるられることなく、移動方向回りの回転を
制限されつつ慣性移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置におけ
るインフレータやシートベルト装置におけるプリテンシ
ョナのガスジェネレータを起動させるメカニカル加速度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の乗物に装備されるエアバッグ装
置のインフレータやシートベルト装置のプリテンショナ
には、それらの駆動媒体を発生させる手段としてガスジ
ェネレータが用いられる。これらのガスジェネレータ
は、加速度センサにより起動される。加速度センサに
は、電気信号を出力とするセンサと、部材の機械的な変
位を出力とするメカニカルセンサとがあり、前者は加速
度パルスの識別力に優れ、誤動作を生じにくい利点を持
つ反面、電源や電気結線を要するため、設置位置が制約
されるのに対して、後者は加速度パルスの識別力におい
て前者に劣る場合もあるものの、安価であり、電源や結
線を必要としないため、設置位置の制約を受けることな
く使用できる利点がある。このような事情から、従来よ
りメカニカルセンサに関する種々の提案が成されてい
る。
【0003】このようなメカニカルセンサの一形態とし
て、所定の加速度作用時に、センサでエアバッグ装置の
インフレータを起動させるべく、センサケースにウェイ
トと、ラッチレバーと、ファイヤリングピンとを可動支
持し、ウェイトのケースに対する慣性移動で、バネ負荷
されたファイヤリングピンのラッチレバーによる拘束を
解放し、ファイヤリングピンを撃発動作させるものがあ
る。(一例として実開平2−32464号公報参照。こ
の例は、上記構成を前提にして、さらに、ラッチレバー
に対してウェイトの位置を調節自在とすることを主題と
している。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のメカニカルセンサでは、ウェイトがケースに比較的
ルーズに可動支持されており、設置状態によりウェイト
の挙動が変化し易いため、作動の正確さを期することが
困難で、取付け姿勢による影響も受け易いばかりでな
く、ラッチレバーの動作とウェイトの移動動作との干渉
を避ける意味で、両者の動作空間を分けなければなら
ず、ウェイトの重量に比して、センサが大型化し、全体
重量が増大する問題点があった。
【0005】このような問題点は、ウェイトのケースに
対する支持を緊密にし、且つ、慣性方向移動以外の回転
や転動を規制してラッチレバーの動作とウェイトの慣性
移動動作との干渉を避けることで両者の動作空間を共用
させることができれば改善されると考えられる。しかし
ながら、ウェイト動作の高い信頼性を保障しつつ上記の
構想を実現するには、ガイド手段を高精度化しなければ
ならず、それにはケースやウェイトを含む各個々の部品
の加工精度の向上みならず高い組付精度の確保が要求さ
れる。
【0006】本発明は、上述のような事情に鑑み案出さ
れたものであって、高度の精密化を要せずにウェイトの
回転や転動を規制できる案内手段により慣性移動動作を
確実化し、それにより設置状態に関する制約を極力排除
し、併せてウェイトの寸法及び重量に比して全体を小型
軽量化したメカニカル加速度センサを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ウェイトと、セット荷重を負荷されて前
記ウェイトに対峙するラッチレバーと、ばね負荷されて
前記ラッチレバーに係合するファイヤリングピンとがケ
ースに可動に支持して配設され、前記ウェイトの前記ケ
ースに対する慣性移動により、セット荷重に抗して前記
ラッチレバーの前記ファイヤリングピンに対する係合を
解除して該ファイヤリングピンを撃発動作させるメカニ
カル加速度センサにおいて、前記ウェイトは、対を成し
て該ウェイトの慣性移動を案内する第1及び第2のガイ
ド手段によりケースに支持され、前記第1のガイド手段
は、前記ウェイトの慣性移動方向を特定すべく前記ウェ
イトに緊密に嵌合し、前記第2のガイド手段は、前記第
1のガイド手段と協働して前記ウェイトの慣性移動方向
回りの回転を制限すべく前記ウェイトに緩く嵌合するこ
とを構成とする。
【0008】具体的には、第2のガイド手段をウェイト
に形成された慣性移動方向溝に嵌合する軌条とし、前記
溝と前記軌条との嵌合間隙が前記ウェイトの慣性移動方
向に沿って拡開する構成のものとすることができる。
【0009】
【作用】上述の本発明のメカニカル加速度センサでは、
ウェイトは、過加速度検知時に、第1のガイド手段によ
り特定された方向に慣性移動してラッチレバーによる拘
束を解除し、ファイヤリングピンを撃発動作させる。こ
の慣性移動時に、ウェイトが第1のガイド手段で特定さ
れた方向へ移動することを妨げる要素となる第1及び第
2両ガイド手段の平行度誤差は、第2のガイド手段にお
ける緩い嵌合により吸収される。したがって、ウェイト
は、第1のガイド手段の軸線回りに平行度誤差の吸収に
伴う微小な回転を生じつつ他の部材と干渉することなく
移動動作する。
【0010】
【実施例】次に、本発明をプリテンショナのパワーソー
スを撃発起動させるに適した構成で具体化した一実施例
を基に図面を参照しながら説明する。図1の分解斜視図
に示すように、このメカニカル加速度センサ(以下、実
施例の説明において「センサ」と略称する)は、ケース
1に可動に支持されるウェイト2と、セット荷重を負荷
されてウェイト2に対峙させられるラッチレバー3と、
ばね負荷されてラッチレバー3にローラ35を介して係
合されるファイヤリングピン4とを備えている。そし
て、この例では、ラッチレバー3に連結してサブレバー
5が設けられる。サブレバー5は、ラッチレバー3とは
反対側でウェイト2に対峙する位置関係に置かれ、した
がって、ラッチレバー3と協働してウェイト2をその慣
性移動方向両側から挟持する。ウェイト2は、その慣性
移動方向回りの回転を拘束すべく対を成す第1及び第2
のガイド手段(この例では、一対のスライドバー6a,
6b)によりケースに支持される。スライドバー6a
は、ウェイト2のスライドバー挿通孔22に緊密に嵌合
するのに対して、スライドバー6bは、ウェイト2のス
ライドバー嵌合溝24に緩く嵌合する。この緩い嵌合の
態様については、後に詳記する。
【0011】さらに、細部構成を説明する(以下、説明
の便宜上、ファイヤリングピン4の撃発動作方向を前と
して位置関係を説明するが、これはセンサの設置姿勢を
限定するものではない。)。このセンサは、本体10及
びその前方開放端を塞ぎホルダとしても機能するリッド
19から成るケース1と、その内部に組み込まれるウェ
イト2、ラッチレバー3、ファイヤリングピン4、サブ
レバー5、一対のスライドバー6a,6b、支持ピン3
0、セットスプリング33、ローラ35、ピン36、フ
ァイヤリングスプリング41及び支持ピン50から構成
される。なお、符号72は付加的なアジャストスクリュ
ーを示す。
【0012】図3を併せ参照してわかるように、本体1
0は、前方が開いた筒状とされ、その前端に外方へ張り
出す板状のフランジ部11が連設されて、ハウジング9
0(図5参照)との合わせ部が形成されている。フラン
ジ部11にはケース1をハウジング90に取り付けるた
めの3個のネジ通し孔が形成され、それらに囲まれてリ
ッド19の外形に相補する形状のリッド嵌合凹部18が
形成されているほか、該凹部と本体底壁の境目には、リ
ッド19の係合爪195に対応する一対の係合孔17が
形成されている。本体10の後端壁にスライドバー6
a,6bの後端を支持する一対の支持孔16が形成され
ているほか、内周側でファイヤリングピン4の後端を支
持し、外周側でファイヤリングスプリング41の後端を
ガイドする筒状フランジ14と、サブレバー5の支持ピ
ン50の両端をそれぞれ支持する支持溝150を備える
一対の支持ブロック15が前方へ張出形成されている。
また、両側壁には、ラッチレバー3の支持ピン30の両
端を支持する前方が開いた支持溝(その一方が符号13
で示されている)が形成されている。本体10の底壁に
は前後一対のアジャストネジ孔101,102が形成さ
れている。
【0013】リッド19にはその壁を貫通する段付孔1
94が形成され、ファイヤリングピン4の挿通孔を構成
しており、段付孔194前方の拡径部は、ハウジング9
0との接続部とされている。また、リッド19には左右
一対のスライドバー支持孔196、セットネジ孔197
とそれに続くバネ座孔193、本体10にリッド19を
締結するための一対のネジ通し孔が形成されている他、
両支持溝13に嵌まる一対の押さえ突起191が後向き
に突設されている。
【0014】ウェイト2は、角柱形状とされ、その前
面、上面及び後面途中にかけて中央部に凹溝21が設け
られ、ラッチレバー3及びサブレバー5の収容空間とさ
れている。なお、ウェイト2上面前後の切り欠きは、ラ
ッチレバー3及びサブレバー5の支持ピン30,50と
の干渉を避けるためのものである。ウェイト2にはその
長手方向に全通するスライドバー挿通孔22とスライド
バー嵌合溝24が形成され、下面には前後壁をテーパ面
とした台形断面の溝23が形成されている。
【0015】図2に示すように、スライドバー6aは、
この例では、ウェイト2の円形のスライドバー挿通孔2
2に緊密に嵌合すべく、スライドバー挿通孔22に対し
て所定の嵌め合い公差の外径を有する円柱軸とされる。
スライドバー6bも同様の円柱軸とされるが、こちら
は、ウェイト2のスライドバー嵌合溝24に緩く嵌合さ
れる。この緩い嵌合の態様は、具体的には、スライドバ
ー嵌合溝24とスライドバー6bとの嵌合間隙が、この
例では、スライドバー嵌合溝24を拡開させることで、
ウェイト2の慣性移動方向に沿って拡開する構成とされ
ている。すなわち、ウェイト2の側面に形成されたスラ
イドバー嵌合溝24は、溝底部が半円筒状に構成され、
その長手方向中央部で底部径DがD0 と最も小さく、両
端に向かうにしたがって拡径(Dn >D0 )する溝とさ
れている。この例において、スライドバー嵌合溝24が
前後両方向に拡開されているのは、ウェイト2の慣性移
動が前後両方向(図のS及び−S方向)に設定可能とな
っていることへの対応のためである。
【0016】図1及び図3に戻って、ラッチレバー3
は、一対のアームを備えるL字状に構成されており、そ
の屈曲部に前記支持ピン30が通され、該ピン30回り
に回転自在とされている。一方のアームの前記バネ座孔
193と対峙する部分にはセットスプリング33のアー
ム側端部を位置決めする突起31が形成され、その背後
にはウェイト2の前面と対峙する突起32が形成されて
いる。他方のアームの先端は、インボリュート歯34を
構成する形状とされ、その上部中央に形成された切込み
にベアリングとして機能するローラ35がピン36止め
して支持されている。
【0017】サブレバー5も同様に一対のアームを備え
るL字状に構成されており、その屈曲部に支持ピン50
が挿通され、該ピン回りに回転自在とされている。一方
のアーム前面にはウェイト2の後面と対峙する突起51
が形成されている。他方のアームの先端は、ラッチレバ
ー3の一方のアーム先端のインボリュート歯34と噛み
合うインボリュート歯52が形成されている。
【0018】ファイヤリングピン4は、その前端が雷管
912(図5参照)への衝撃点を集中させるべく尖鋭化
され、中央部にラッチレバー3との係合部とバネ座を兼
ねるカラー40が形成されており、カラー40の前面
は、縮径されて段部を構成し、前記ローラ35の外周面
との係合部を構成しており、後面は縮径されてファイヤ
リングスプリング41のバネ座を構成している。
【0019】図3の(A)に示すように、これら各部材
は、例えば次の手順で本体10内に組み込まれる。先
ず、サブレバー5に支持ピン50を挿入して、ピンの両
端を本体10の後壁に形成された凹溝150に嵌めるよ
うに落とし込み、本体10の最深部に支持する。次に、
スライドバー6a,6bをスライドバー挿通孔22及び
スライドバー嵌合溝24に挿通させたウェイト2を本体
10内に落とし込む。このとき、ウェイト2の外形と本
体10の内形とは相補形状にあるので、ガイドバー6
a,6bの先端は、本体10の後壁に形成された一対の
支持孔16に容易に嵌合し、一端側を位置決めされる。
次に、ラッチレバー3に支持ピン30を挿通させ、ピン
の両端を本体10の両側壁に形成された対をなす支持溝
13に嵌めて本体10に落とし込む。このとき、両イン
ボリュート歯34,52が噛み合うようにすることは言
うまでもない。
【0020】他方、これら組み込み手順中の任意の時期
に、ファイヤリングスプリング41を本体10内に落と
し込んで、その先端をバネ座14に嵌め、次に、ファイ
ヤリングピン4をそれと一体のカラー40がファイヤリ
ングスプリング41の他端に嵌まるようにファイヤリン
グスプリング41内に落とし込む。かくして、全ての部
材の組み込みが完了するので、ここで、ファイヤリング
ピン4の先端がリッド19の段付孔194に嵌まり、セ
ットスプリング33の前端がバネ座孔193に嵌まるよ
うに位置合わせしてリッド19を本体開口部18に押し
込む。このとき、一対のスライドバー6a,6bの先端
は自動的にリッド19のスライドバー支持孔196に合
致し、一対の係合爪195は両係合孔17に弾性係合す
る。最後に、一対の止めネジをねじ込んで組立を完了す
る。
【0021】このように構成されたセンサは、加速度検
知方向の選択に応じて3種類の設定が可能であるが、負
の加速度(減速度)のみに応答させる一般的な設定とす
る場合、図3(B)に示すセッティング手順が採られ
る。先ず、アジャストスクリュー71をトルクドライバ
等を用いて所定の締め付けトルクで締め込むと、ローラ
35はファイヤリングピン4のカラー40の段部に対し
て正しく位置付けられる。この状態のまま同じくトルク
ドライバ等により、アジャストネジ孔101にねじ込ん
だアジャストスクリュー72を締め込むと、その先端で
溝23の斜面部を押されてウェイト2はラッチレバー3
に押し付けられ、両者の間のクリアランスが無くなり、
ウェイト2の遊びが除去される。最後にアジャストスク
リュー71を抜くとセッティングは完了する。このよう
に、センサのセッティングは、目視を必要とせずに、全
てを外部からのねじ込み操作によるトルクの管理のみで
行なうことができる。
【0022】なお、加減速両方の加速度で作動可能に設
定する場合には、上記した設定状態から、アジャストス
クリュー72を抜き去る。このような設定にすると、セ
ンサは、車両の衝突等の際の過大な減速時にも、追突等
により過大な加速時にも作動するようになる。他方、セ
ンサの設置状態を前後逆にした場合に、それに応じて加
速度の感知方向を合わせる設定も可能であり、その場
合、アジャストスクリュー72をケース1の一対のアジ
ャストネジ孔101,102の何れにねじ込むかの選択
で加速度検知方向が変えられる。
【0023】さらにこのセンサは、ウェイト2あるいは
ファイヤリングピン4の移動軸線回りに適宜回転させた
図5に示す設置が可能である。このような可能性は、ウ
ェイト2の移動軸線回りの回転を一対のガイド部材6で
拘束したことにより、ラッチレバー3とウェイト2との
入り組んだ配置にも拘わらず、作動時にラッチレバー3
とウェイト2とが干渉しないことによる。このような設
置姿勢の制限の排除は、主としてセンサが取付けられた
リトラクタの車両に対する設置姿勢の自由度の向上に役
立つものである。また、センサの設置軸線を上下に所定
角度傾斜させた設置も可能である。このような可能性
は、主として前述の遊び除去設定により、ラッチレバー
3にウェイト2による衝撃荷重が作用しないようにした
ことにより得られる。このような設置姿勢制限の緩和
は、センサが取付けられるリトラクタを車両のピラーの
傾斜に合わせて傾斜設置する場合に最も有効に活用する
ことができる。
【0024】図5は、このように設定されたセンサのプ
リテンショナ9への取付け関係を示しており、このセン
サは、そのケース1をプリテンショナ9のハウジング9
0にネジ止めして取り付けられ、ハウジング90内に収
容されて前端をスナップリング92で抜け止めされたガ
スジェネレータ91と接続される。なお、符号8は、ハ
ウジング90とケース1との接続部に介装されてガスジ
ェネレータ作動時の生成ガスの接続部外への漏れを阻止
するカプラシール、912はガスジェネレータの背後に
埋め込まれた雷管を示す。
【0025】図4は、センサの作動を示す。非作動状態
で(A)の位置にあるウェイト2は、過加速度作用時に
(B)に示すように慣性移動する。この動作でラッチレ
バー3が支持ピン30回りに回転し、ローラ35とカラ
ー40との係合が解除されるため、(C)に示すように
ファイヤリングピン4はファイヤリングスプリング41
の力で衝撃的に押し出される。この撃発動作で、図5に
示す雷管912が発火し、それによりガスジェネレータ
91内のプロペラントが点火、燃焼して、プリテンショ
ナへのガス供給が行われる。
【0026】ところで、上記動作の際のウェイト移動を
案内する一対のスライドバー6a,6bの各支持孔1
6,196の位置は所定の誤差を含むものであり、まし
てや、ケース1をプラスチックのモールド成型により形
成する場合、それによりケース1に形成される両支持孔
16やそれにネジ止めされるリッド9の両支持孔196
合計4個の位置を誤差なく形成することはかなり困難で
あり、むしろ一定の誤差が生じることを見込んだ加工を
採る方が加工法上も製造単価上も有利である。そこで、
こうした加工を採るとして、それらの誤差は、両軸の平
行度の誤差として現れる。
【0027】これをスライドバー6aに対する相対誤差
で考えて、先ず、上下方向の傾きについてみると、図2
に示すように、この傾きによりスライドバー6b上周面
へのスライドバー嵌合溝24上面の係合接点が原点に対
して距離Lだけずれている場合、スライドバー6b下周
面が最もスライドバー嵌合溝24下面に接近するのは、
距離−Lの位置である。したがって、この位置で微小な
ギャップGR が生じるように溝の幅方向の拡開状態を設
定すればウェイト移動が上下方向の平行度誤差により妨
げられることはない。
【0028】次に、左右方向の傾きについてみると、こ
の傾きによりスライドバー6b内側周面とスライドバー
嵌合溝24底面との間のギャップは、ウェイト2の移動
スロークS(又は−S)の限界位置で最小となるから、
この位置においてなお、所定の微小ギャップGH が残さ
れるように溝の深さ方向の拡開状態を設定すればウェイ
ト移動が左右方向の平行度誤差により妨げられることは
ない。
【0029】かくして、上記実施例のセンサによれば、
対を成すガイド手段の平行度を格別向上させることな
く、ウェイト2の円滑な慣性移動動作と移動時のギャッ
プGRの範囲での回転の阻止が可能となるため、ラッチ
レバー3及びサブレバー5の密接かつ錯綜した配置にも
拘わらず、それらの合理的な配置によりセンサ全体の小
型化とそれによる軽量化が達成される。また、ウェイト
2移動時の他の構成要素との干渉も避けられるので、セ
ンサが付設される装置をも含めて設置姿勢を用途に応じ
て自由に選択することができる効果が得られる。
【0030】以上、本発明をシートベルト装置における
プリテンショナの起動装置に適用すべく具体化した一実
施例に基づき詳述したが、本発明は、上述の実施例のみ
に限定されることなく、例えばエアバッグ装置のインフ
レータにも適用可能なものであり、また、特許請求の範
囲に記載の事項の範囲内で、種々に具体的構成を変更し
て実施することができるものである。
【0031】特に、第2のガイド手段のウェイトへの緩
い嵌合の変形について若干例示すれば、前記実施例のス
ライドバー嵌合溝24の円弧状の拡開に代えて、図6に
示すような直線状の拡開溝24Aとすることもできる。
この場合、溝底は半円錐状となる。図7は別の変形例を
示すもので、この例では、半円筒形の溝底の中央部(又
は一端部)に縮径部240Bを形成した溝24Bとされ
ている。図8は上記両変形例のものを組み合わせた溝構
成としたもので、半円筒形の溝底の中央部(又は一端
部)に縮径部240Cを形成し、そこから溝24Cを半
円錐状に拡開させたものである。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のメカニカ
ル加速度センサによれば、対を成すガイド手段の平行度
を格別向上させることなく、ウェイトの円滑な慣性移動
動作と移動時の回転の制限が可能となるため、他の構成
要素との密接ないしは錯綜した配置を実現でき、各構成
要素の合理的な配置によりセンサ全体の小型化とそれに
よる軽量化が可能となる。また、ウェイト移動時の他の
構成要素との干渉も避けられるので、センサが付設され
る装置をも含めて設置姿勢を用途に応じて自由に選択す
ることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメカニカル加速度センサの一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】実施例のセンサにおけるウェトのガイド構造を
誇張し、模式化して示す説明図である。
【図3】実施例のメカニカル加速度センサの組付け及び
セッティング手順を概略側断面で示す説明図である。
【図4】実施例のセンサの作動を概略側断面で示す動作
説明図である。
【図5】実施例のセンサのプリテンショナへの組付けを
示す分解斜視図である。
【図6】変形例のウェトのガイド構造を誇張し、模式化
して示す説明図である。
【図7】他の変形例のウェトのガイド構造を誇張し、模
式化して示す説明図である。
【図8】さらに他の変形例のウェトのガイド構造を誇張
し、模式化して示す説明図である。
【符号の説明】 1 ケース 2 ウェイト 3 ラッチレバー 4 ファイヤリングピン 6a スライドバー(第1のガイド手段) 6b スライドバー(第2のガイド手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェイトと、セット荷重を負荷されて前
    記ウェイトに対峙するラッチレバーと、ばね負荷されて
    前記ラッチレバーに係合するファイヤリングピンとがケ
    ースに可動に支持して配設され、前記ウェイトの前記ケ
    ースに対する慣性移動により、セット荷重に抗して前記
    ラッチレバーの前記ファイヤリングピンに対する係合を
    解除して該ファイヤリングピンを撃発動作させるメカニ
    カル加速度センサにおいて、前記ウェイトは、対を成し
    て該ウェイトの慣性移動を案内する第1及び第2のガイ
    ド手段によりケースに支持され、前記第1のガイド手段
    は、前記ウェイトの慣性移動方向を特定すべく前記ウェ
    イトに緊密に嵌合し、前記第2のガイド手段は、前記第
    1のガイド手段と協働して前記ウェイトの慣性移動方向
    回りの回転を制限すべく前記ウェイトに緩く嵌合するこ
    とを特徴とするメカニカル加速度センサ。
JP5025958A 1993-01-22 1993-01-22 メカニカル加速度センサ Pending JPH06222070A (ja)

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DE9400990U DE9400990U1 (de) 1993-01-22 1994-01-21 Mechanischer Beschleunigungssensor
DE4401714A DE4401714C2 (de) 1993-01-22 1994-01-21 Mechanischer Beschleunigungssensor
GB9401252A GB2274386B (en) 1993-01-22 1994-01-24 Mechanical acceleration sensor

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ID=12180261

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GB2274386A (en) 1994-07-27
DE4401714A1 (de) 1994-08-18
GB9401252D0 (en) 1994-03-23
DE9400990U1 (de) 1994-06-09
GB2274386B (en) 1996-10-09
US5457991A (en) 1995-10-17

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