JPH06222071A - メカニカル加速度センサ - Google Patents

メカニカル加速度センサ

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JPH06222071A
JPH06222071A JP5025959A JP2595993A JPH06222071A JP H06222071 A JPH06222071 A JP H06222071A JP 5025959 A JP5025959 A JP 5025959A JP 2595993 A JP2595993 A JP 2595993A JP H06222071 A JPH06222071 A JP H06222071A
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JP
Japan
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weight
firing pin
latch lever
case
sensor
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Application number
JP5025959A
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English (en)
Inventor
Muneo Nishizawa
宗雄 西澤
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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Publication date
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Priority to DE9400988U priority patent/DE9400988U1/de
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/33Arrangements for non-electric triggering of inflation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
    • B60R22/4628Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by fluid actuators, e.g. pyrotechnic gas generators
    • B60R22/4652Mechanical triggering means therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/03Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses by using non-electrical means
    • G01P15/032Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses by using non-electrical means by measuring the displacement of a movable inertial mass
    • G01P15/036Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses by using non-electrical means by measuring the displacement of a movable inertial mass for indicating predetermined acceleration values

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカニカル加速度センサにおける、部品組付
性の向上とケース加工の工数の低減。 【構成】 メカニカル加速度センサは、センサケース1
内に、ウェイト2と、バネ負荷されたファイヤリングピ
ン4と、セット荷重を負荷されてファイヤリングピン4
に係合し、且つ、ウェイト2に対峙するラッチレバー3
とをそれらの移動軸線F,G及び回転軸線Pを互いに実
質上交差させて可動に配設されている。ケース1は、ウ
ェイト2、ファイヤリングピン4及びラッチレバー3を
所定位置に組み込む際に、それらを挿通可能な開口18
と、開口18に向かう方向が開放された軸支持溝13と
を備える。回転軸線Pを構成する軸30は、軸支持溝1
3に嵌合支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置におけ
るインフレータやシートベルト装置におけるプリテンシ
ョナのガスジェネレータを起動させるメカニカル加速度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】車両等の乗物に装備されるエアバッグ装
置のインフレータやシートベルト装置のプリテンショナ
には、それらの駆動媒体を発生させる手段としてガスジ
ェネレータが用いられる。これらのガスジェネレータ
は、加速度センサにより起動される。加速度センサとし
ては、電気信号を出力とするセンサが加速度パルスの識
別力に優れ、誤動作を生じにくい利点を持つところか
ら、従来一般的に用いられているが、このセンサは、電
源や電気結線を要するため、設置位置が制約される問題
点もある。このような事情から、設置位置の制約を生じ
させる電源や結線を必要とせず、しかも安価に構成でき
るメカニカルセンサについての種々の提案が成されてい
る。
【0003】このようなメカニカルセンサの一形態とし
て、米国特許第4955638号明細書に開示のセンサ
がある。このメカニカルセンサは、センサケースにウェ
イトと、トリガレバーと、ファイヤリングピンとを可動
支持し、所定の加速度作用時に、ウェイトの慣性移動で
トリガレバーを動作させ、バネ負荷されたファイヤリン
グピンの撃発動作でガスジェネレータの雷管を発火させ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上掲のセン
サも含めて、従来提案されているメカニカルセンサにお
いては、センサとしての機能に関する追求は種々成され
ているものの、構成の単純化、部品点数の減少、加工
性、組立性の向上といった総合面に至るまで十分に配慮
が成されているとは言いがたい。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑み案出さ
れたものであって、主としてセンサケースに対する各要
素の支持構造の改善により、ケースの加工工数の低減と
部品組み込みの容易化を図ったメカニカル加速度センサ
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、センサケース内に、ウェイトと、バネ負
荷されたファイヤリングピンと、セット荷重を負荷され
て前記ファイヤリングピンに係合し且つ前記ウェイトに
対峙するラッチレバーとをそれらの移動軸線及び回転軸
線を互いに実質上交差させて可動に配設し、前記ウェイ
トの慣性移動でセット荷重に抗して前記ラッチレバーを
回転させて、前記ファイヤリングピンと前記ラッチレバ
ーとの係合を解放し、ファイヤリングピンをバネ荷重で
撃発動作させるメカニカル加速度センサにおいて、前記
ケースは、前記ウェイト、ファイヤリングピン及びラッ
チレバーを挿通可能な開口と、該開口に向かう方向が開
放された軸支持溝とを備え、前記回転軸線を構成する軸
は、前記軸支持溝に嵌合支持されたことを構成とする。
【0007】
【作用】上述の本発明のメカニカル加速度センサでは、
ウェイト、ファイヤリングピン及びラッチレバーをセン
サケースの開口を通してケース内に配設することで、前
記要素の中の回転要素は、その軸を軸支持溝内に嵌合さ
れて軸線回り回転可能に定置される。
【0008】
【実施例】次に、本発明をプリテンショナのパワーソー
スを構成するガスジェネレータの雷管を撃発起動させる
に適した構成で具体化した一実施例を基に図面を参照し
ながら説明する。図1の分解斜視図に示すように、この
メカニカル加速度センサ(以下、実施例の説明において
「センサ」と略称する)は、センサケース1内に、ウェ
イト2と、ファイヤリングスプリング41でバネ負荷さ
れたファイヤリングピン4と、セットスプリング33で
セット荷重を負荷され、ピン36止めされたローラ35
を介してファイヤリングピン4に係合し、且つ、ウェイ
ト2に対峙するラッチレバー3とをそれらの移動軸線
F,G及び回転軸線Pを互いに実質上交差させて可動に
配設したものであり、ウェイト2の慣性移動でセット荷
重に抗してラッチレバー3を回転させて、ファイヤリン
グピン4とラッチレバー3との係合を解放し、ファイヤ
リングピン4をバネ荷重で撃発動作させるものである。
【0009】そして、この例では、ラッチレバー3に連
結してサブレバー5が配設される。サブレバー5は、ラ
ッチレバー3とは反対側でウェイト2に対峙する位置関
係に回転軸線Q回りに回転可能に配置され、したがっ
て、ラッチレバー3と協働してウェイト2をその慣性移
動方向両側から挟持する。また、ウェイト2は、その慣
性移動軸線G回りの回転を拘束すべく対を成すスライド
バー6a,6bによりケースに支持される。なお、符号
72は付加的なアジャストスクリューを示す。
【0010】本発明に沿い、ケース1は、ウェイト2、
ファイヤリングピン4及びラッチレバー3を所定位置に
組み込む際に、それらを挿通可能な開口としてのリッド
嵌合凹部18と、該凹部18に向かう方向が開放された
軸支持溝13とを備えている。この例において回転軸線
P,Qを構成する支持ピン30,50は、軸支持溝13
及び後記する軸支持溝150(後出の図2参照)にそれ
ぞれ嵌合支持されている。
【0011】さらに、図1〜図3を参照しつつ細部構成
を説明する(以下、説明の便宜上、ファイヤリングピン
4の撃発動作方向を前として位置関係を説明するが、こ
れはセンサの設置姿勢を限定するものではない。)。先
ず、ケース1は、本体10と、その前方開放端を塞ぎホ
ルダとしても機能するリッド19から構成される。本体
10は、前方が開いた筒状のプラスチックモールド成型
品とされ、前端に外方へ張り出す板状のフランジ部11
を備えており、これが後出のハウジング90(図5参
照)との合わせ部を構成している。フランジ部11には
ケース1をハウジング90に取り付けるための3個のネ
ジ通し孔が形成され、それらに囲まれてリッド19の外
形に相補する形状のリッド嵌合凹部18が形成されてい
るほか、該凹部と本体底壁の境目には、リッド19の一
対の係合爪195に対応する一対の係合孔17が形成さ
れている。
【0012】本体10の後端壁には、スライドバー6
a,6bの後端を支持する一対の支持孔16が形成され
ているほか、内周側でファイヤリングピン4の後端を支
持し、外周側でファイヤリングスプリング41の後端を
ガイドする筒状フランジ14と、サブレバー5の支持ピ
ン50の両端をそれぞれ支持する支持溝150を備える
一対の支持ブロック15が前方へ張出形成されている。
また、両側壁には、ラッチレバー3の支持ピン30の両
端を支持する前方が開いた支持溝13が形成されてい
る。本体10の底壁には前後一対のアジャストネジ孔1
01,102(後出の図4参照)が形成されている。
【0013】リッド19にはその壁を貫通する段付孔1
94が形成され、ファイヤリングピン4の挿通孔を構成
しており、段付孔194前方の拡径部は、ハウジング9
0との接続部とされている。また、リッド19には左右
一対のスライドバー支持孔196、セットネジ孔197
とそれに続くバネ座孔193、本体10にリッド19を
締結するための一対のネジ通し孔が形成されているほ
か、本体10の前記両支持溝13に嵌まり、先端の凹円
筒面で支持ピン30の周面を押さえる一対の押さえ突起
191が後向きに突設されている。
【0014】ウェイト2は、両側面がケース本体10の
側壁内面と所定のクリアランスを保持して相補形状をし
た角柱状とされ、その前面、上面及び後面途中にかけて
中央部に凹溝21が設けられ、ラッチレバー3及びサブ
レバー5の収容空間とされている。なお、ウェイト2上
面前後の切り欠きは、ラッチレバー3及びサブレバー5
の支持ピン30,50との干渉を避けるためのものであ
る。ウェイト2にはその長手方向に全通するスライドバ
ー挿通孔22とスライドバー嵌合溝24が形成され、下
面には前後壁をテーパ面とした台形断面の溝23(図4
参照)が形成されている。
【0015】スライドバー6aは、ウェイト2の円形の
ガイド孔22に緊密に嵌合すべく、ガイド孔22に対し
て所定の嵌め合い公差の外径を有する円柱軸とされる。
スライドバー6bも同様の円柱軸とされるが、こちら
は、ウェイト2のガイド溝24に緩く嵌合される。すな
わち、図から明瞭に見て取ることは困難であるが、ガイ
ド溝24とスライドバー6bとの嵌合間隙は、ウェイト
2の慣性移動方向に沿って拡開する構成とされている。
この例において、ガイド溝24が前後両方向に拡開され
ているのは、ウェイト2の慣性移動が前後両方向に設定
可能となっていることへの対応のためである。
【0016】ラッチレバー3は、一対のアームを備える
L字状に構成されており、その屈曲部に前記支持ピン3
0が通され、該ピン30回りに回転自在とされている。
一方のアームの前記バネ座孔193と対峙する部分には
セットスプリング33のアーム側端部を位置決めする突
起31が形成され、その背後にはウェイト2の前面と対
峙する突起32が形成されている。他方のアームの先端
は、インボリュート歯34を構成する形状とされ、その
上部中央に形成された切込みにベアリングとして機能す
るローラ35がピン36止めして支持されている。
【0017】サブレバー5も同様に一対のアームを備え
るL字状に構成されており、その屈曲部に支持ピン50
が挿通され、該ピン回りに回転自在とされている。一方
のアーム前面にはウェイト2の後面と対峙する突起51
が形成されている。他方のアームの先端には、ラッチレ
バー3の一方のアーム先端のインボリュート歯34と噛
み合うインボリュート歯52が形成されている。
【0018】ファイヤリングピン4は、その前端が雷管
912(後出の図5参照)への衝撃点を集中させるべく
尖鋭化され、中央部にラッチレバー3との係合部とバネ
座を兼ねるカラー40が形成されており、カラー40の
前面は、縮径されて段部を構成し、前記ローラ35の外
周面との係合部とされており、後面は縮径されてファイ
ヤリングスプリング41のバネ座とされている。
【0019】図4の(A)に示すように、これら各部材
は、例えば次の手順で本体10内に組み込まれる。先
ず、サブレバー5に支持ピン50を挿入して、ピンの両
端を本体10の後壁に形成された凹溝150に嵌めるよ
うに落とし込み、本体10の最深部に支持する。次に、
スライドバー6a,6bをスライドバー挿通孔22及び
スライドバー嵌合溝24に挿通させたウェイト2を本体
10内に落とし込む。このとき、ウェイト2の外形と本
体10の内形とは相補形状にあるので、ガイドバー6
a,6bの先端は、本体10の後壁に形成された一対の
支持孔16に容易に嵌合し、一端側を位置決めされる。
次に、ラッチレバー3に支持ピン30を挿通させ、ピン
の両端を本体10の両側壁に形成された対をなす支持溝
13に嵌めて本体10に落とし込む。このとき、両イン
ボリュート歯34,52が噛み合うようにすることは言
うまでもない。
【0020】他方、これら組み込み手順中の任意の時期
に、ファイヤリングスプリング41を本体10内に落と
し込んで、その先端を筒状フランジ14に嵌め、次に、
ファイヤリングピン40をファイヤリングスプリング4
1に嵌め込む。かくして、全ての部材の組み込みが完了
するので、ここで、ファイヤリングピン40の先端がリ
ッド19の段付孔194に嵌まり、セットスプリング3
3の前端がバネ座孔193に嵌まるように位置合わせし
てリッド19を本体のリッド嵌合凹部18に押し込む。
このとき、一対のスライドバー6a,6bの先端は自動
的にリッド19のスライドバー支持孔196に合致し、
一対の係合爪195は両係合孔17に弾性係合する。最
後に、一対の止めネジをねじ込んで組立を完了する。
【0021】このように構成されたセンサは、加速度検
知方向の選択に応じて3種類の設定が可能であるが、負
の加速度(減速度)のみに応答させる一般的な設定とす
る場合、図4(B)に示すセッティング手順が採られ
る。先ず、アジャストスクリュー71をトルクドライバ
等を用いて所定の締め付けトルクで締め込むと、ローラ
35はファイヤリングピン4のカラー40の段部に対し
て正しく位置付けられる。この状態のまま同じくトルク
ドライバ等により、アジャストネジ孔101にねじ込ん
だアジャストスクリュー72を締め込むと、その先端で
溝23の斜面部を押されてウェイト2はラッチレバー3
に押し付けられ、両者の間のクリアランスが無くなり、
ウェイト2の遊びが除去される。最後にアジャストスク
リュー71を抜くとセッティングは完了する。このよう
に、センサのセッティングは、目視を必要とせずに、全
てを外部からのねじ込み操作によるトルクの管理のみで
行なうことができる。
【0022】なお、加減速両方の加速度で作動可能に設
定する場合には、上記した設定状態から、アジャストス
クリュー72を抜き去る。このような設定にすると、セ
ンサは、車両の衝突等の際の過大な減速時にも、追突等
により過大な加速時にも作動するようになる。他方、セ
ンサの設置状態を前後逆にした場合に、それに応じて加
速度の感知方向を合わせる設定も可能であり、その場
合、アジャストスクリュー72をケース1の一対のアジ
ャストネジ孔101,102の何れにねじ込むかの選択
で加速度検知方向が変えられる。
【0023】さらにこのセンサは、ウェイト2あるいは
ファイヤリングピン4の移動軸線回りに適宜回転させた
図6に示す設置が可能である。このような可能性は、ウ
ェイト2の移動軸線回りの回転を一対のガイド部材6で
拘束したことにより、ラッチレバー3とウェイト2との
入り組んだ配置にも拘わらず、作動時にラッチレバー3
とウェイト2とが干渉しないことによる。このような設
置姿勢の制限の排除は、主としてセンサが取付けられた
リトラクタの車両に対する設置姿勢の自由度の向上に役
立つものである。また、センサの設置軸線を上下に所定
角度傾斜させた設置も可能である。このような可能性
は、主として前述の遊び除去設定により、ラッチレバー
3にウェイト2による衝撃荷重が作用しないようにした
ことにより得られる。このような設置姿勢制限の緩和
は、センサが取付けられるリトラクタを車両のピラーの
傾斜に合わせて傾斜設置する場合に最も有効に活用する
ことができる。
【0024】図6は、このように設定されたセンサのプ
リテンショナ9への取付け関係を示しており、このセン
サは、そのケース1をプリテンショナ9のハウジング9
0にネジ止めして取り付けられ、ハウジング90内に収
容されて前端をスナップリング92で抜け止めされたガ
スジェネレータ91と接続される。なお、符号8は、ハ
ウジング90とケース1との接続部に介装されてガスジ
ェネレータ作動時の生成ガスの接続部外への漏れを阻止
するカプラシール、912はガスジェネレータの背後に
埋め込まれた雷管を示す。
【0025】図5は、センサの作動を示す。非作動状態
で(A)の位置にあるウェイト2は、過加速度作用時に
(B)に示すように慣性移動する。この動作でラッチレ
バー3が軸30回りに回転し、ローラ35とカラー40
との係合が解除されるため、(C)に示すようにファイ
ヤリングピン4はファイヤリングスプリング41の力で
衝撃的に押し出される。この撃発動作で、図6に示す雷
管912が発火し、それによりガスジェネレータ91内
のプロペラントが点火、燃焼して、プリテンショナへの
ガス供給が行われる。
【0026】かくして、上記実施例のセンサによれば、
支持ピン30,50はそれらの両端をケース本体10の
開口すなわちリッド嵌合凹部18側に開く溝に両持支持
される構成であり、一方、ファイヤリングピン4,スラ
イドバー6a,6bはケース本体10及びリッド19の
孔にそれぞれ一端ずつを支持される構成であるため、本
体10内への各要素の1軸方向からの組み込み及び同方
向へのリッド19の嵌め込みで組立を完了することがで
きる。このことは、逆の面からみれば、ケース本体10
を実質上モールド成型のみで(ただし、アジャストネジ
孔等の一部の加工を除く)製造することができることを
も意味する。また、ウェイト2の断面形状がケース本体
1の内面形状と相補関係にあるので、ウェイト2の本体
1内への落とし込みで自動的に本体1に対するウェイト
2の配設位置が整合し、それにつれてスライドバー6
a,6bの先端位置も孔16と整合し、格別の位置合わ
せを要せずに嵌合する。かくして、要素の組み込みも両
レバー5,5のインボリュート歯34,52の噛み合わ
せに若干位置合わせを要する程度で、その他はほぼ自動
的に行われる。
【0027】以上、本発明をシートベルト装置における
プリテンショナの起動に用いるべく具体化した一実施例
に基づき詳述したが、本発明は、上述の実施例のみに限
定されることなく、例えばエアバッグ装置のインフレー
タにも基本的構成を変更することなく適用可能なもので
あり、また、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で、
種々に具体的構成を変更して実施することができるもの
である。
【0028】特に、上記実施例では、レバー類のみを回
転要素として、それらの軸を溝に支持する構成とした
が、ウェイトやファイヤリングピンさらには他の付加的
な要素を支持軸回りに回転する構成とする場合、それら
の軸のを全てあるいは一部を溝に支持する構成とするこ
とも当然に本発明の思想に含まれる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のメカニカ
ル加速度センサによれば、ケース内に配設される要素を
それらの支持軸をも含めてケース一端の開口からケース
内に挿入可能としているので、部品組み込みのためのケ
ース姿勢の変更が不要であり、組付工程の簡素化が可能
となる。また、各回転要素の支持軸を開口に向かう方向
が開放された軸支持溝に嵌合支持する構成としているの
で、ケースに交差方向の支持孔を形成する必要がなくな
り、センサケースの加工工数の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメカニカル加速度センサの一実施例を
示す分解斜視図である。
【図2】実施例のセンサにおけるケース本体内部構造を
示す正面図である。
【図3】実施例のセンサにおけるリッドの裏面構造を示
す背面図である。
【図4】実施例のメカニカル加速度センサの組付け及び
セッティング手順を概略側断面で示す説明図である。
【図5】実施例のセンサの作動を概略側断面で示す動作
説明図である。
【図6】実施例のセンサのプリテンショナへの組付けを
示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 センサケース 2 ウェイト 3 ラッチレバー 4 ファイヤリングピン 5 サブレバー 13 軸支持溝 18 リッド嵌合凹部(開口) 150 軸支持溝 F,G 移動軸線 P,Q 回転軸線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサケース内に、ウェイトと、バネ負
    荷されたファイヤリングピンと、セット荷重を負荷され
    て前記ファイヤリングピンに係合し且つ前記ウェイトに
    対峙するラッチレバーとをそれらの移動軸線及び回転軸
    線を互いに実質上交差させて可動に配設し、前記ウェイ
    トの慣性移動でセット荷重に抗して前記ラッチレバーを
    回転させて、前記ファイヤリングピンと前記ラッチレバ
    ーとの係合を解放し、ファイヤリングピンをバネ荷重で
    撃発動作させるメカニカル加速度センサにおいて、前記
    ケースは、前記ウェイト、ファイヤリングピン及びラッ
    チレバーを挿通可能な開口と、該開口に向かう方向が開
    放された軸支持溝とを備え、前記回転軸線を構成する軸
    は、前記軸支持溝に嵌合支持されたことを特徴とするメ
    カニカル加速度センサ。
JP5025959A 1993-01-22 1993-01-22 メカニカル加速度センサ Pending JPH06222071A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5025959A JPH06222071A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 メカニカル加速度センサ
US08/182,591 US5431102A (en) 1993-01-22 1994-01-18 Mechanical acceleration sensor
DE4401711A DE4401711C2 (de) 1993-01-22 1994-01-21 Mechanischer Beschleunigungssensor
DE9400988U DE9400988U1 (de) 1993-01-22 1994-01-21 Mechanischer Beschleunigungssensor
GB9401251A GB2274385B (en) 1993-01-22 1994-01-24 Mechanical acceleration sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5025959A JPH06222071A (ja) 1993-01-22 1993-01-22 メカニカル加速度センサ

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