JPH06221915A - 赤外線検知器 - Google Patents
赤外線検知器Info
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- JPH06221915A JPH06221915A JP5026184A JP2618493A JPH06221915A JP H06221915 A JPH06221915 A JP H06221915A JP 5026184 A JP5026184 A JP 5026184A JP 2618493 A JP2618493 A JP 2618493A JP H06221915 A JPH06221915 A JP H06221915A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D19/00—Arrangement or mounting of refrigeration units with respect to devices or objects to be refrigerated, e.g. infrared detectors
- F25D19/006—Thermal coupling structure or interface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Radiation Pyrometers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 赤外線検知器の筐体設計上の制約を少なく
し、併せてサ−マルインタ−フェイスの構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させる。 【構成】 真空容器1内に配設された赤外線検出素子3
と、赤外線検出素子3を冷却するスタ−リング冷却機2
と、スタ−リング冷却機2のコ−ルドフィンガ8bと赤
外線検出素子3との間に設けられたサ−マルインタ−フ
ェイス11とを備え、サ−マルインタ−フェイス11を
介してスタ−リング冷却機2によって赤外線検出素子3
を冷却する。サ−マルインタ−フェイス11は、スタ−
リング冷却機2の先端面10に設けられるとともに、ス
タ−リング冷却機2の伸縮方向Oに対して所定の傾斜角
を有するスライド面15を備えたスライド部材11a
と、真空容器1の外壁に設けられるとともに、スライド
面15と面接触するガイド面17を備えたガイド部材1
1bとで構成される。
し、併せてサ−マルインタ−フェイスの構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させる。 【構成】 真空容器1内に配設された赤外線検出素子3
と、赤外線検出素子3を冷却するスタ−リング冷却機2
と、スタ−リング冷却機2のコ−ルドフィンガ8bと赤
外線検出素子3との間に設けられたサ−マルインタ−フ
ェイス11とを備え、サ−マルインタ−フェイス11を
介してスタ−リング冷却機2によって赤外線検出素子3
を冷却する。サ−マルインタ−フェイス11は、スタ−
リング冷却機2の先端面10に設けられるとともに、ス
タ−リング冷却機2の伸縮方向Oに対して所定の傾斜角
を有するスライド面15を備えたスライド部材11a
と、真空容器1の外壁に設けられるとともに、スライド
面15と面接触するガイド面17を備えたガイド部材1
1bとで構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は赤外線検知器に関し、
特に赤外線撮像素子を極低温に冷却して使用する赤外線
検知器に関する。
特に赤外線撮像素子を極低温に冷却して使用する赤外線
検知器に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の赤外線検知器の断面図で
ある。赤外線検知器は、赤外線撮像素子103を収容す
る真空容器101と、赤外線撮像素子103を極低温
(80K前後)に冷却するためのスタ−リング冷却機1
02とで構成されている。真空容器101は外筒104
と内筒105とからなり、外筒104の内壁面と内筒1
05の外壁面とで形成される空間が真空に保たれる。外
筒104には被写体からの赤外線を赤外線撮像素子10
3へ導く窓106が設けられている。赤外線撮像素子1
03は内筒105の一部を構成する閉塞端面部105a
に固定されている。また、赤外線撮像素子103へ被写
体からの赤外線以外の光が入射しないように、赤外線撮
像素子103をコ−ルドシ−ルド107によって包囲し
ている。コ−ルドシ−ルド107は赤外線撮像素子10
3とともに内筒105の閉塞端面部105a上に載置さ
れて極低温に冷却され、コ−ルドシ−ルド107自身か
らの赤外光放射を防いでいる。内筒105はガラスやセ
ラミックスなどの熱伝導率の小さい材料で成型されてい
る。
ある。赤外線検知器は、赤外線撮像素子103を収容す
る真空容器101と、赤外線撮像素子103を極低温
(80K前後)に冷却するためのスタ−リング冷却機1
02とで構成されている。真空容器101は外筒104
と内筒105とからなり、外筒104の内壁面と内筒1
05の外壁面とで形成される空間が真空に保たれる。外
筒104には被写体からの赤外線を赤外線撮像素子10
3へ導く窓106が設けられている。赤外線撮像素子1
03は内筒105の一部を構成する閉塞端面部105a
に固定されている。また、赤外線撮像素子103へ被写
体からの赤外線以外の光が入射しないように、赤外線撮
像素子103をコ−ルドシ−ルド107によって包囲し
ている。コ−ルドシ−ルド107は赤外線撮像素子10
3とともに内筒105の閉塞端面部105a上に載置さ
れて極低温に冷却され、コ−ルドシ−ルド107自身か
らの赤外光放射を防いでいる。内筒105はガラスやセ
ラミックスなどの熱伝導率の小さい材料で成型されてい
る。
【0003】スタ−リング冷却機102は膨脹機108
と圧縮機109とで構成され、膨脹機108は膨脹機本
体108aと冷却ヘッドに当たるコ−ルドフィンガ10
8bとからなる。コ−ルドフィンガ108bは内筒10
5内に挿入されている。コ−ルドフィンガ108bの先
端面110と内筒105の閉塞端面部105bとの間に
は、冷熱を赤外線撮像素子103へ伝えるサ−マルイン
タ−フェイス111が配置されている。サ−マルインタ
−フェイス111は熱伝導率の大きい金属薄板(銅板)
をS字状に形成してなり、常時弾性力が働く収縮状態で
配置される。
と圧縮機109とで構成され、膨脹機108は膨脹機本
体108aと冷却ヘッドに当たるコ−ルドフィンガ10
8bとからなる。コ−ルドフィンガ108bは内筒10
5内に挿入されている。コ−ルドフィンガ108bの先
端面110と内筒105の閉塞端面部105bとの間に
は、冷熱を赤外線撮像素子103へ伝えるサ−マルイン
タ−フェイス111が配置されている。サ−マルインタ
−フェイス111は熱伝導率の大きい金属薄板(銅板)
をS字状に形成してなり、常時弾性力が働く収縮状態で
配置される。
【0004】スタ−リング冷却機102が作動すると、
コ−ルドフィンガ108bの冷熱がサ−マルインタ−フ
ェイス111を介して赤外線撮像素子103へ伝わり、
赤外線撮像素子103は断熱構造の真空容器101内で
冷却される。赤外線撮像素子103が80K前後になる
と、窓106を透過する赤外線を検知し、電気信号に変
換する。また、コ−ルドフィンガ108bと内筒105
との熱膨脹率の違いにより、両者間の寸法は変化する
が、サ−マルインタ−フェイス111の弾性作用によっ
て両者間の寸法変化は吸収される。
コ−ルドフィンガ108bの冷熱がサ−マルインタ−フ
ェイス111を介して赤外線撮像素子103へ伝わり、
赤外線撮像素子103は断熱構造の真空容器101内で
冷却される。赤外線撮像素子103が80K前後になる
と、窓106を透過する赤外線を検知し、電気信号に変
換する。また、コ−ルドフィンガ108bと内筒105
との熱膨脹率の違いにより、両者間の寸法は変化する
が、サ−マルインタ−フェイス111の弾性作用によっ
て両者間の寸法変化は吸収される。
【0005】図11は従来の他の赤外線検知器の一部の
拡大断面図である。この赤外線検知器と図10の赤外線
検知器とはサ−マルインタ−フェイスだけが異なり、こ
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス311は、
熱伝導率の大きい金属薄板を筒状に形成してなり、その
筒の中心軸が内筒105の中心軸に対して直交するよう
に配置され、しかも常時弾性力が働く収縮状態で配置さ
れており、図10のサ−マルインタ−フェイス111と
同様の機能を発揮する。
拡大断面図である。この赤外線検知器と図10の赤外線
検知器とはサ−マルインタ−フェイスだけが異なり、こ
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス311は、
熱伝導率の大きい金属薄板を筒状に形成してなり、その
筒の中心軸が内筒105の中心軸に対して直交するよう
に配置され、しかも常時弾性力が働く収縮状態で配置さ
れており、図10のサ−マルインタ−フェイス111と
同様の機能を発揮する。
【0006】ところが、前述したいずれの赤外線検知器
のサ−マルインタ−フェイス111,311にも、熱の
伝導面積が小さいため、赤外線撮像素子103とコ−ル
ドフィンガ108bとの熱抵抗が大きく、赤外線撮像素
子103とコ−ルドフィンガ108bとの温度差が大き
くなり、赤外線撮像素子103を十分に冷却するには大
きな能力を有する冷却機が必要であるという問題があっ
た。
のサ−マルインタ−フェイス111,311にも、熱の
伝導面積が小さいため、赤外線撮像素子103とコ−ル
ドフィンガ108bとの熱抵抗が大きく、赤外線撮像素
子103とコ−ルドフィンガ108bとの温度差が大き
くなり、赤外線撮像素子103を十分に冷却するには大
きな能力を有する冷却機が必要であるという問題があっ
た。
【0007】図12は従来の他の赤外線検知器の断面図
である。この赤外線検知器と図10及び図11の赤外線
検知器とはサ−マルインタ−フェイスだけが異なる。こ
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス211は、
銅箔で形成された筒状弾性体211aと、この筒状弾性
体211aの両端に連結された端板211b,211c
と、筒状弾性体211a内に収縮状態で収容され、両端
板211b,211c間に配置された巻きバネ211d
とで構成されている。一方の端板211bはコ−ルドフ
ィンガ108bの先端面110に固定され、他方の端板
211cは内筒105の閉塞端面部105aに押圧され
ている。
である。この赤外線検知器と図10及び図11の赤外線
検知器とはサ−マルインタ−フェイスだけが異なる。こ
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス211は、
銅箔で形成された筒状弾性体211aと、この筒状弾性
体211aの両端に連結された端板211b,211c
と、筒状弾性体211a内に収縮状態で収容され、両端
板211b,211c間に配置された巻きバネ211d
とで構成されている。一方の端板211bはコ−ルドフ
ィンガ108bの先端面110に固定され、他方の端板
211cは内筒105の閉塞端面部105aに押圧され
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12の赤外線検知器
のサ−マルインタ−フェイス211では、巻きバネ21
1dがコ−ルドフィンガ108bと内筒105との熱膨
脹率の差異による両者間の寸法変化を吸収し、コ−ルド
フィンガ108bの冷熱は筒状弾性体211aとこの筒
状弾性体211aの両端に連結された端板211b,2
11cとを通じて赤外線撮像素子103へ伝えられるの
で、熱の伝導面積が大きく、伝導距離が短いため、赤外
線撮像素子103とコ−ルドフィンガ108bとの熱抵
抗が小さい。したがって、赤外線撮像素子103とコ−
ルドフィンガ108bとの温度差が大きくなならず、赤
外線撮像素子103を冷却するために大きな能力を有す
る冷却機を必要としない。
のサ−マルインタ−フェイス211では、巻きバネ21
1dがコ−ルドフィンガ108bと内筒105との熱膨
脹率の差異による両者間の寸法変化を吸収し、コ−ルド
フィンガ108bの冷熱は筒状弾性体211aとこの筒
状弾性体211aの両端に連結された端板211b,2
11cとを通じて赤外線撮像素子103へ伝えられるの
で、熱の伝導面積が大きく、伝導距離が短いため、赤外
線撮像素子103とコ−ルドフィンガ108bとの熱抵
抗が小さい。したがって、赤外線撮像素子103とコ−
ルドフィンガ108bとの温度差が大きくなならず、赤
外線撮像素子103を冷却するために大きな能力を有す
る冷却機を必要としない。
【0009】ところが、図12の赤外線検知器には、サ
−マルインタ−フェイス211の構造が複雑であり、そ
の製作・組立が容易ではないとともに、筒状弾性体21
1aが傷み易いという問題があった。また、赤外線撮像
素子103とコ−ルドフィンガ108bとが光軸方向に
沿って配置されているので、その光軸方向に熱膨器本体
108aを配置するためのスペ−スが必要になり、これ
が赤外線検知器の筐体設計上の制約となっていた。
−マルインタ−フェイス211の構造が複雑であり、そ
の製作・組立が容易ではないとともに、筒状弾性体21
1aが傷み易いという問題があった。また、赤外線撮像
素子103とコ−ルドフィンガ108bとが光軸方向に
沿って配置されているので、その光軸方向に熱膨器本体
108aを配置するためのスペ−スが必要になり、これ
が赤外線検知器の筐体設計上の制約となっていた。
【0010】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は冷却手段と赤外線撮像素子との熱
抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の小さな冷却
手段で充分な冷却効果を得るとともに、冷却手段を赤外
線検出素子の光軸方向に対して直角方向に配置できるよ
うにして赤外線検知器の筐体設計上の制約を少なくし、
併せて緩衝手段の構造を簡素化して赤外線検知器の製作
コストを低減させることである。
たもので、その課題は冷却手段と赤外線撮像素子との熱
抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の小さな冷却
手段で充分な冷却効果を得るとともに、冷却手段を赤外
線検出素子の光軸方向に対して直角方向に配置できるよ
うにして赤外線検知器の筐体設計上の制約を少なくし、
併せて緩衝手段の構造を簡素化して赤外線検知器の製作
コストを低減させることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の赤外線検知器は、真空容器内に
配設された赤外線検出素子と、該赤外線検出素子を冷却
する冷却手段と、該冷却手段と前記赤外線検出素子との
間に設けられた緩衝手段とを備え、該緩衝手段を介して
前記冷却手段によって前記赤外線検出素子を冷却する赤
外線検知器において、前記緩衝手段は、前記冷却手段の
端部に設けられるとともに、前記冷却手段の伸縮方向に
対して所定の傾斜角を有するスライド面を備えたスライ
ド部材と、前記真空容器の外壁に設けられるとともに、
前記スライド面と面接触するガイド面を備えたガイド部
材とで構成され、前記冷却手段は、前記伸縮方向に交差
する方向に弾性を有する。
め請求項1記載の発明の赤外線検知器は、真空容器内に
配設された赤外線検出素子と、該赤外線検出素子を冷却
する冷却手段と、該冷却手段と前記赤外線検出素子との
間に設けられた緩衝手段とを備え、該緩衝手段を介して
前記冷却手段によって前記赤外線検出素子を冷却する赤
外線検知器において、前記緩衝手段は、前記冷却手段の
端部に設けられるとともに、前記冷却手段の伸縮方向に
対して所定の傾斜角を有するスライド面を備えたスライ
ド部材と、前記真空容器の外壁に設けられるとともに、
前記スライド面と面接触するガイド面を備えたガイド部
材とで構成され、前記冷却手段は、前記伸縮方向に交差
する方向に弾性を有する。
【0012】また、請求項2記載の発明の赤外線検知器
は、真空容器内に配設された赤外線検出素子と、該赤外
線検出素子を冷却する冷却手段と、該冷却手段と前記赤
外線検出素子との間に設けられた緩衝手段とを備え、該
緩衝手段を介して前記冷却手段によって前記赤外線検出
素子を冷却する赤外線検知器において、前記緩衝手段
は、該冷却手段と前記真空容器との接触部、及び前記緩
衝手段と前記冷却手段との接触部がそれぞれ面接触して
いるとともに、前記接触部どうしを結ぶ前記冷却手段の
伸縮方向と平行な軸に対して交差する方向に複数の切り
欠きを前記伸縮方向に多段に設けた金属部材であり、前
記複数の切り欠きのそれぞれは、該切り欠き方向が前記
軸の周りに所定角度ずつ異なるように回転して設けられ
ている。
は、真空容器内に配設された赤外線検出素子と、該赤外
線検出素子を冷却する冷却手段と、該冷却手段と前記赤
外線検出素子との間に設けられた緩衝手段とを備え、該
緩衝手段を介して前記冷却手段によって前記赤外線検出
素子を冷却する赤外線検知器において、前記緩衝手段
は、該冷却手段と前記真空容器との接触部、及び前記緩
衝手段と前記冷却手段との接触部がそれぞれ面接触して
いるとともに、前記接触部どうしを結ぶ前記冷却手段の
伸縮方向と平行な軸に対して交差する方向に複数の切り
欠きを前記伸縮方向に多段に設けた金属部材であり、前
記複数の切り欠きのそれぞれは、該切り欠き方向が前記
軸の周りに所定角度ずつ異なるように回転して設けられ
ている。
【0013】
【作用】広い熱の伝導面積を確保でき、冷却手段と赤外
線検出素子との熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高める
ことができるので、能力の小さな冷却手段で充分な冷却
効果を得ることができる。
線検出素子との熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高める
ことができるので、能力の小さな冷却手段で充分な冷却
効果を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0015】図1はこの発明の第1実施例に係る赤外線
検知器の断面図、図2は図1の赤外線検知器のコ−ルド
フィンガの先端部の斜視図である。この赤外線検知器
は、赤外線撮像素子(赤外線検出素子)3を収容する真
空容器1と、赤外線撮像素子3を極低温に冷却するため
のスタ−リング冷却機(冷却手段)2とで構成されてい
る。真空容器1は外筒4と内筒5とからなり、外筒4の
内壁面と内筒5の外壁面とで形成される空間が真空に保
たれる。外筒5には被写体からの赤外線を赤外線撮像素
子3へ導く窓6が設けられている。赤外線撮像素子3は
内筒5の一部を構成する素子載置面部5aに固定されて
いる。また、赤外線撮像素子3へ被写体からの赤外線以
外の光が入射しないように、赤外線撮像素子3をコ−ル
ドシ−ルド7によって包囲している。コ−ルドシ−ルド
7は赤外線撮像素子3とともに内筒5の素子載置面部5
a上に載置されて極低温に冷却され、コ−ルドシ−ルド
7自身からの赤外光放射を防いでいる。内筒5は例えば
ガラスやセラミックスなどの熱伝導率の小さい材料で成
型されている。
検知器の断面図、図2は図1の赤外線検知器のコ−ルド
フィンガの先端部の斜視図である。この赤外線検知器
は、赤外線撮像素子(赤外線検出素子)3を収容する真
空容器1と、赤外線撮像素子3を極低温に冷却するため
のスタ−リング冷却機(冷却手段)2とで構成されてい
る。真空容器1は外筒4と内筒5とからなり、外筒4の
内壁面と内筒5の外壁面とで形成される空間が真空に保
たれる。外筒5には被写体からの赤外線を赤外線撮像素
子3へ導く窓6が設けられている。赤外線撮像素子3は
内筒5の一部を構成する素子載置面部5aに固定されて
いる。また、赤外線撮像素子3へ被写体からの赤外線以
外の光が入射しないように、赤外線撮像素子3をコ−ル
ドシ−ルド7によって包囲している。コ−ルドシ−ルド
7は赤外線撮像素子3とともに内筒5の素子載置面部5
a上に載置されて極低温に冷却され、コ−ルドシ−ルド
7自身からの赤外光放射を防いでいる。内筒5は例えば
ガラスやセラミックスなどの熱伝導率の小さい材料で成
型されている。
【0016】前記スタ−リング冷却機2は膨脹機8と圧
縮機9とで構成され、膨脹機8は膨脹機本体8aと冷却
ヘッドに当たるコ−ルドフィンガ8bとからなる。コ−
ルドフィンガ8bは内筒5内に挿入されている。コ−ル
ドフィンガ8bの先端面10と内筒5の素子載置面部5
aとの間には、冷熱を赤外線撮像素子3へ伝えるサ−マ
ルインタ−フェイス(緩衝手段)11が配置されてい
る。
縮機9とで構成され、膨脹機8は膨脹機本体8aと冷却
ヘッドに当たるコ−ルドフィンガ8bとからなる。コ−
ルドフィンガ8bは内筒5内に挿入されている。コ−ル
ドフィンガ8bの先端面10と内筒5の素子載置面部5
aとの間には、冷熱を赤外線撮像素子3へ伝えるサ−マ
ルインタ−フェイス(緩衝手段)11が配置されてい
る。
【0017】サ−マルインタ−フェイス11は、図1に
示すように、コ−ルドフィンガ8bの先端面10に固定
された楔形のスライド部材11a(図2参照)と、この
スライド部材11aにペ−スト14を介して面接触する
ガイド部材11bとで構成されている。コ−ルドフィン
ガ8bの材質としては例えば銅等の熱伝導率の大きいも
のが望ましい。スライド部材11aには、コ−ルドフィ
ンガ8bの伸縮方向Oに対してほぼ45度傾斜するスラ
イド面15と、コ−ルドフィンガ8bの先端面10に固
定される固定面16とが形成されている。ガイド部材1
1bには、スライド面15に面接触するガイド面17
と、素子載置面部5aに固定される冷却面18とが形成
されている。また、ペ−スト14としては例えば銀粉末
を含むシリコングリ−スのような熱伝導ペ−スト等があ
り、スライド部材11aとガイド部材11bとの接触状
態が悪化したときにも両者の熱的な接触を良好に保つこ
とができる。
示すように、コ−ルドフィンガ8bの先端面10に固定
された楔形のスライド部材11a(図2参照)と、この
スライド部材11aにペ−スト14を介して面接触する
ガイド部材11bとで構成されている。コ−ルドフィン
ガ8bの材質としては例えば銅等の熱伝導率の大きいも
のが望ましい。スライド部材11aには、コ−ルドフィ
ンガ8bの伸縮方向Oに対してほぼ45度傾斜するスラ
イド面15と、コ−ルドフィンガ8bの先端面10に固
定される固定面16とが形成されている。ガイド部材1
1bには、スライド面15に面接触するガイド面17
と、素子載置面部5aに固定される冷却面18とが形成
されている。また、ペ−スト14としては例えば銀粉末
を含むシリコングリ−スのような熱伝導ペ−スト等があ
り、スライド部材11aとガイド部材11bとの接触状
態が悪化したときにも両者の熱的な接触を良好に保つこ
とができる。
【0018】スタ−リング冷却機2を作動させると、圧
縮機9が圧縮動作を開始し、冷媒は圧縮され、連通管1
2を通じて高圧の冷媒が膨脹機8へ供給される。膨脹機
8に供給された冷媒は膨脹してコ−ルドフィンガ8b内
の図示しないピストンを押し上げ、ピストンが上死点近
くまで来ると放熱板13により冷媒が冷却され、コ−ル
ドフィンガ8b内の圧力が低下して温度が下がる。この
ようにしてコ−ルドフィンガ8bの温度は下がり、スラ
イド部材11aがサ−マルインタ−フェイス11を介し
て赤外線撮像素子3に冷熱が伝導する。前述のようにス
ライド部材11aがコ−ルドフィンガ8bの先端面10
に固定され、ガイド部材11bが素子載置面部5aに固
定され、スライド部材11aとガイド部材11bとがペ
−スト14を介して面接触しているので、熱の伝導面積
は大きく、赤外線撮像素子3とコ−ルドフィンガ5bと
の熱抵抗が小さい。したがって、赤外線撮像素子3とコ
−ルドフィンガ5bとの温度差が大きくなならず、赤外
線撮像素子3を冷却するために大きな能力を有する冷却
機を必要としない。
縮機9が圧縮動作を開始し、冷媒は圧縮され、連通管1
2を通じて高圧の冷媒が膨脹機8へ供給される。膨脹機
8に供給された冷媒は膨脹してコ−ルドフィンガ8b内
の図示しないピストンを押し上げ、ピストンが上死点近
くまで来ると放熱板13により冷媒が冷却され、コ−ル
ドフィンガ8b内の圧力が低下して温度が下がる。この
ようにしてコ−ルドフィンガ8bの温度は下がり、スラ
イド部材11aがサ−マルインタ−フェイス11を介し
て赤外線撮像素子3に冷熱が伝導する。前述のようにス
ライド部材11aがコ−ルドフィンガ8bの先端面10
に固定され、ガイド部材11bが素子載置面部5aに固
定され、スライド部材11aとガイド部材11bとがペ
−スト14を介して面接触しているので、熱の伝導面積
は大きく、赤外線撮像素子3とコ−ルドフィンガ5bと
の熱抵抗が小さい。したがって、赤外線撮像素子3とコ
−ルドフィンガ5bとの温度差が大きくなならず、赤外
線撮像素子3を冷却するために大きな能力を有する冷却
機を必要としない。
【0019】また、赤外線撮像素子3が極低温にまで冷
却されたとき、コ−ルドフィンガ8bと内筒5との熱膨
脹率の違いにより、コ−ルドフィンガ8bが伸縮しよう
とするが、前述のようにスライド部材11aがコ−ルド
フィンガ8bの先端面10に固定され、スライド部材1
1aには伸縮方向Oに対してほぼ45度傾斜するスライ
ド面15が形成され、スライド部材11aのスライド面
15はガイド部材11bのガイド面17にペ−スト14
を介して面接触しているので、スライド部材11aはガ
イド部材11bのガイド面17に沿って案内され、この
ときのコ−ルドフィンガ8bの撓みがバネの役目を果た
し、両者8b,5間の寸法差は吸収される。
却されたとき、コ−ルドフィンガ8bと内筒5との熱膨
脹率の違いにより、コ−ルドフィンガ8bが伸縮しよう
とするが、前述のようにスライド部材11aがコ−ルド
フィンガ8bの先端面10に固定され、スライド部材1
1aには伸縮方向Oに対してほぼ45度傾斜するスライ
ド面15が形成され、スライド部材11aのスライド面
15はガイド部材11bのガイド面17にペ−スト14
を介して面接触しているので、スライド部材11aはガ
イド部材11bのガイド面17に沿って案内され、この
ときのコ−ルドフィンガ8bの撓みがバネの役目を果た
し、両者8b,5間の寸法差は吸収される。
【0020】この実施例の赤外線検知器によれば、熱の
伝導面積が大きいため、赤外線撮像素子3とコ−ルドフ
ィンガ8bとの熱抵抗が小さく、赤外線撮像素子3とコ
−ルドフィンガ8bとの温度差が大きくならないので、
赤外線撮像素子3を冷却するために大きな能力を有する
冷却機を必要としないとともに、サ−マルインタ−フェ
イス11の構造が図12の従来例に較べて単純であるの
で、その製作・組立が容易になる。また、耐久性も向上
するので、コ−ルドフィンガ8bを繰り返し出入れして
も壊れにくいということができる。
伝導面積が大きいため、赤外線撮像素子3とコ−ルドフ
ィンガ8bとの熱抵抗が小さく、赤外線撮像素子3とコ
−ルドフィンガ8bとの温度差が大きくならないので、
赤外線撮像素子3を冷却するために大きな能力を有する
冷却機を必要としないとともに、サ−マルインタ−フェ
イス11の構造が図12の従来例に較べて単純であるの
で、その製作・組立が容易になる。また、耐久性も向上
するので、コ−ルドフィンガ8bを繰り返し出入れして
も壊れにくいということができる。
【0021】図3はこの発明の第2実施例に係る赤外線
検知器の断面図、図4は図3の赤外線検知器のサ−マル
インタ−フェイスの拡大断面図である。図1の実施例と
共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。こ
の実施例の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス2
1は、図4に示すように、金属ブロック21aの両端に
互いに平行な平坦面29,30を形成し、平坦面29,
30に対して平行な複数の切込み31,32をコ−ルド
フィンガ8bの伸縮方向Oに沿って多段に設け、切込み
31,32に弾性を大きくするための板バネ21b,2
1cを介装してなる。切込み31,32の切込み方向は
互いに反対であり、金属ブロック21a自体に弾性をも
たせた。このようして製作されたサ−マルインタ−フェ
イス21の一方の平坦面30はコ−ルドフィンガ8bの
端面部40に固定され、他方の平坦面29は切込み3
1,32による弾性力によって内筒25の閉塞端面部2
5aに付勢されて面接触している。サ−マルインタ−フ
ェイス21の平坦面29と内筒25の閉塞端面部25a
との間には熱伝導ペ−ストが介在している。
検知器の断面図、図4は図3の赤外線検知器のサ−マル
インタ−フェイスの拡大断面図である。図1の実施例と
共通する部分には同一符号を付して説明を省略する。こ
の実施例の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス2
1は、図4に示すように、金属ブロック21aの両端に
互いに平行な平坦面29,30を形成し、平坦面29,
30に対して平行な複数の切込み31,32をコ−ルド
フィンガ8bの伸縮方向Oに沿って多段に設け、切込み
31,32に弾性を大きくするための板バネ21b,2
1cを介装してなる。切込み31,32の切込み方向は
互いに反対であり、金属ブロック21a自体に弾性をも
たせた。このようして製作されたサ−マルインタ−フェ
イス21の一方の平坦面30はコ−ルドフィンガ8bの
端面部40に固定され、他方の平坦面29は切込み3
1,32による弾性力によって内筒25の閉塞端面部2
5aに付勢されて面接触している。サ−マルインタ−フ
ェイス21の平坦面29と内筒25の閉塞端面部25a
との間には熱伝導ペ−ストが介在している。
【0022】この実施例の赤外線検知器よれば、図1の
実施例と同様に、コ−ルドフィンガ8bと赤外線撮像素
子3との熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の
小さな冷却機で充分な冷却効果を得ることができるとと
もに、サ−マルインタ−フェイス21の構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させることができ
る。
実施例と同様に、コ−ルドフィンガ8bと赤外線撮像素
子3との熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の
小さな冷却機で充分な冷却効果を得ることができるとと
もに、サ−マルインタ−フェイス21の構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させることができ
る。
【0023】図5はこの発明の第3実施例に係る赤外線
検知器の一部の拡大断面図、図6〜図9はこの実施例の
赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイスの製造方法を
説明するための斜視図である。図3の実施例と共通する
部分には同一符号を付して説明を省略する。この実施例
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス41は、図
9に示すように、X字形の構造体を一定方向に沿って一
定間隔おきに結合してなる弾性部材41a(図8参照)
と、この弾性部材41aの両端に溶接された平板41
b,41cとで構成されている。
検知器の一部の拡大断面図、図6〜図9はこの実施例の
赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイスの製造方法を
説明するための斜視図である。図3の実施例と共通する
部分には同一符号を付して説明を省略する。この実施例
の赤外線検知器のサ−マルインタ−フェイス41は、図
9に示すように、X字形の構造体を一定方向に沿って一
定間隔おきに結合してなる弾性部材41a(図8参照)
と、この弾性部材41aの両端に溶接された平板41
b,41cとで構成されている。
【0024】このサ−マルインタ−フェイス41を作る
には、まず図6の半円筒状の金属部材にY軸に沿って複
数の切込みを設けて図7に示すようなV字形の湾曲部材
を形成し、次に図8に示すように、V字形の湾曲部材の
底面部と別途作ったV字形の湾曲部材の底面部とを溶接
してX字形の弾性部材41aを形成し、最後に図9に示
すように弾性部材41aの両端に平板41b,41cを
溶接する。
には、まず図6の半円筒状の金属部材にY軸に沿って複
数の切込みを設けて図7に示すようなV字形の湾曲部材
を形成し、次に図8に示すように、V字形の湾曲部材の
底面部と別途作ったV字形の湾曲部材の底面部とを溶接
してX字形の弾性部材41aを形成し、最後に図9に示
すように弾性部材41aの両端に平板41b,41cを
溶接する。
【0025】この実施例の赤外線検知器よれば、図3の
実施例と同様の効果を得ることができるとともに、図8
のX,Y,X軸方向と各軸回りとに弾性が働き得るの
で、コ−ルドフィンガ8bから伝わる振動の吸収効果を
高くすることができる。
実施例と同様の効果を得ることができるとともに、図8
のX,Y,X軸方向と各軸回りとに弾性が働き得るの
で、コ−ルドフィンガ8bから伝わる振動の吸収効果を
高くすることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
の赤外線検知器によれば、冷却手段と赤外線検出素子と
の熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の小さな
冷却手段で充分な冷却効果を得るとともに、冷却手段を
赤外線検出素子の光軸方向に対して直角方向に配置でき
るようにして赤外線検知器の筐体設計上の制約を少なく
し、併せて緩衝手段の構造を簡素化して赤外線検知器の
製作コストを低減させることができる。
の赤外線検知器によれば、冷却手段と赤外線検出素子と
の熱抵抗を小さくして熱伝導効率を高め、能力の小さな
冷却手段で充分な冷却効果を得るとともに、冷却手段を
赤外線検出素子の光軸方向に対して直角方向に配置でき
るようにして赤外線検知器の筐体設計上の制約を少なく
し、併せて緩衝手段の構造を簡素化して赤外線検知器の
製作コストを低減させることができる。
【0027】また、請求項2記載の発明の赤外線検知器
によれば、冷却手段と赤外線検出素子との熱抵抗を小さ
くして熱伝導効率を高め、能力の小さな冷却手段で充分
な冷却効果を得るとともに、緩衝手段の構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させることができ
る。
によれば、冷却手段と赤外線検出素子との熱抵抗を小さ
くして熱伝導効率を高め、能力の小さな冷却手段で充分
な冷却効果を得るとともに、緩衝手段の構造を簡素化し
て赤外線検知器の製作コストを低減させることができ
る。
【図1】図1はこの発明の第1実施例に係る赤外線検知
器の断面図である。
器の断面図である。
【図2】図2は図1の赤外線検知器のコ−ルドフィンガ
先端部の拡大斜視図である。
先端部の拡大斜視図である。
【図3】図3はこの発明の第2実施例に係る赤外線検知
器の一部を示す断面図である。
器の一部を示す断面図である。
【図4】図4は図3の赤外線検知器のサ−マルインタ−
フェイスの拡大断面図である。
フェイスの拡大断面図である。
【図5】図5はこの発明の第3実施例に係る赤外線検知
器の一部を示す拡大断面図である。
器の一部を示す拡大断面図である。
【図6】図6は図5の赤外線検知器のサ−マルインタ−
フェイスの製造方法を説明するための図であって、半円
筒状の金属部材に切欠きを形成する前の状態を示す斜視
図である。
フェイスの製造方法を説明するための図であって、半円
筒状の金属部材に切欠きを形成する前の状態を示す斜視
図である。
【図7】図7は図5の赤外線検知器のサ−マルインタ−
フェイスの製造方法を説明するための図であって、半円
筒状の金属部材に切欠きを形成した後の状態を示す斜視
図である。
フェイスの製造方法を説明するための図であって、半円
筒状の金属部材に切欠きを形成した後の状態を示す斜視
図である。
【図8】図8は図5の赤外線検知器のサ−マルインタ−
フェイスの弾性部材を示す斜視図である。
フェイスの弾性部材を示す斜視図である。
【図9】図9は図5の赤外線検知器のサ−マルインタ−
フェイスを示す斜視図である。
フェイスを示す斜視図である。
【図10】図10は従来の赤外線検知器の断面図であ
る。
る。
【図11】図11は従来の他の赤外線検知器の一部の拡
大断面図である。
大断面図である。
【図12】図12は従来の他の赤外線検知器の断面図で
ある。
ある。
1 真空容器 2 スタ−リング冷却機 3 赤外線検出素子 8b コ−ルドフィンガ 11 サ−マルインタ−フェイス 11a スライド部材 11b ガイド部材 15 スライド面 17 ガイド面
Claims (2)
- 【請求項1】 真空容器内に配設された赤外線検出素子
と、該赤外線検出素子を冷却する冷却手段と、該冷却手
段と前記赤外線検出素子との間に設けられた緩衝手段と
を備え、該緩衝手段を介して前記冷却手段によって前記
赤外線検出素子を冷却する赤外線検知器において、 前記緩衝手段は、前記冷却手段の端部に設けられるとと
もに、前記冷却手段の伸縮方向に対して所定の傾斜角を
有するスライド面を備えたスライド部材と、前記真空容
器の外壁に設けられるとともに、前記スライド面と面接
触するガイド面を備えたガイド部材とで構成され、前記
冷却手段は、前記伸縮方向に交差する方向に弾性を有す
ることを特徴とする赤外線検知器。 - 【請求項2】 真空容器内に配設された赤外線検出素子
と、該赤外線検出素子を冷却する冷却手段と、該冷却手
段と前記赤外線検出素子との間に設けられた緩衝手段と
を備え、該緩衝手段を介して前記冷却手段によって前記
赤外線検出素子を冷却する赤外線検知器において、 前記緩衝手段は、該冷却手段と前記真空容器との接触
部、及び前記緩衝手段と前記冷却手段との接触部がそれ
ぞれ面接触しているとともに、前記接触部どうしを結ぶ
前記冷却手段の伸縮方向と平行な軸に対して交差する方
向に複数の切り欠きを前記伸縮方向に多段に設けた金属
部材であり、前記複数の切り欠きのそれぞれは、該切り
欠き方向が前記軸の周りに所定角度ずつ異なるように回
転して設けられていることを特徴とする赤外線検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5026184A JPH06221915A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 赤外線検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5026184A JPH06221915A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 赤外線検知器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221915A true JPH06221915A (ja) | 1994-08-12 |
Family
ID=12186425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5026184A Withdrawn JPH06221915A (ja) | 1993-01-21 | 1993-01-21 | 赤外線検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06221915A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104596647A (zh) * | 2015-01-21 | 2015-05-06 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种用于红外焦平面杜瓦的局部弹性冷链 |
CN104748859A (zh) * | 2015-01-21 | 2015-07-01 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 超长线列探测器与单点冷源的热耦合结构及实现方法 |
-
1993
- 1993-01-21 JP JP5026184A patent/JPH06221915A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104596647A (zh) * | 2015-01-21 | 2015-05-06 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种用于红外焦平面杜瓦的局部弹性冷链 |
CN104748859A (zh) * | 2015-01-21 | 2015-07-01 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 超长线列探测器与单点冷源的热耦合结构及实现方法 |
CN104748859B (zh) * | 2015-01-21 | 2017-09-26 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 超长线列探测器与单点冷源的热耦合结构及实现方法 |
CN104596647B (zh) * | 2015-01-21 | 2017-11-21 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种用于红外焦平面杜瓦的局部弹性冷链 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |