JP3565337B2 - 赤外線検知器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線検知器に関し、特に、冷却器端部のコールドフィンガーとコールドフィンガーを挿入する真空容器内壁のコールドプレートとの間に配設するサーマルインターフェイスの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、赤外線を検知するための赤外線検知器は、図6に示すように、赤外線センサ5を内蔵した真空容器2と、赤外線センサ5を極低温に冷却するための冷却器とで構成される。真空容器2は、冷却器のコールドフィンガー8が挿入される真空容器内壁2bと、赤外線透過窓1が設置される真空容器外壁2aとからなり、真空容器内壁2bの先端にはコールドプレート6が取り付けられ、その上にはセンサ容器4を介して赤外線センサ5が保持されており、更に、赤外線センサ5と赤外線透過窓1との間には、余分な光を遮光するコールドシールド3が設置されている。また、冷却器のコールドフィンガー8と真空容器内壁2bとの間には、熱伝導性を維持するサーマルインターフェイス9が設けられている。
【0003】
また、特開平6−221915号公報にも、単一材料の円筒を用いた方式が実施例として示されている。図6に示す構造及び上記公報記載の構造は、共にサーマルインターフェイス9として一種類の金属を円筒状に巻き付けたものを1個使用している実施例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構造のサーマルインターフェイス9の場合、コールドフィンガー8先端からコールドプレート6に至る伝熱経路は、断面形状で考えると、円筒状のサーマルインターフェイス9の半周それぞれの2経路しかなく、効率よく赤外線センサ5を冷却することができないという問題がある。
【0005】
この熱伝達経路の断面積は、円筒状のサーマルインターフェイス9の厚さを変えることによって大きくすることができるが、真空容器内壁2bは外部との熱遮断を目的として一般に硝子を用いて形成されているため、真空容器の破損を避けるためにはサーマルインターフェイス9のばね定数は低く押さえる必要があり、円筒の厚さを厚くすることは困難である。
【0006】
また、熱伝達効率を高めるために、コールドフィンガー8先端とコールドプレート6との間隙を小さくしてサーマルインターフェイス9の伝熱経路を短縮する方法も考えられるが、この場合も、真空容器2の破損を避けるためにはばね定数を大きくすることができず、そのためコールドフィンガー8先端とコールドプレート6との間隙もある程度大きくとらざるを得ない。
【0007】
このように、単一の金属箔を巻き重ねた円筒型のサーマルインターフェイス9の構造では、真空容器2の破損を防止するためには、断面積を大きくしたり、熱伝達経路を短くするには限界があり、赤外線センサ5を所定の極低温に冷却するには、冷却能力の大きなクーラーを用いなければならなかった。
【0008】
また、熱伝達性能を向上させる別の方法を図7及び図8に示す。図7は、従来の赤外線検知器の構造を示す断面図であり、図8は、サーマルインターフェイス10部分を拡大した斜視図である。この方式のサーマルインターフェイス10は、金メッキを施した銅の極細線を巻いて円筒状に成形した構造であり、コールドフィンガー8先端とコールドプレート6との間で円筒状にサーマルインターフェイス10の形状を保持するためにリング11で周方向を拘束している。
【0009】
この方式では、サーマルインターフェイス10の巻数を増やすことにより熱を伝える断面積を大きくすることが可能であるが、クーラーの冷却に伴うコールドフィンガー8とコールドプレート6間の寸法収縮の繰り返しにより、使用開始からの時間の経過と共にコールドフィンガー8及びコールドプレート6に対するサーマルインターフェイス10の接触圧が低下し、冷却効率が劣化してしまうという欠点があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、コールドフィンガー及びコールドプレートに対する接触圧(ばね性)の劣化が無く、熱伝導効率の良いサーマルインターフェイスを有する赤外線検知器を提供することにある。
【0011】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の赤外線検知器は、赤外線センサと、該赤外線センサを真空保持する真空容器と、前記赤外線センサを冷却する冷却手段と、前記真空容器の前記赤外線センサ保持面に設けたコールドプレートと前記冷却手段のコールドフィンガーとの間の熱伝導を確保するサーマルインターフェイスとを少なくとも有する赤外線検知器において、前記サーマルインターフェイスが、銅の箔を巻き重ねた円筒状の第1の構造体の内側に、弾性を有するリン青銅の箔を前記第1の構造体と同心に巻き重ねた円筒状の第2の構造体を設けた2重構造をなし、前記第1の構造体及び前記第2の構造体は、その中心軸が熱の伝達方向に対して略直交するように配置され、前記熱の伝達方向に対して押圧力を発生するものである。
【0012】
本発明においては、前記第1の構造体の外周端部が固定され、前記第1の構造体の内周端部及び前記第2の構造体の端部が移動可能に開放され、前記第1の構造体の径が広がることなく外周方向に向かって押圧力が作用する構成とすることができる。
【0013】
また、本発明においては、前記サーマルインターフェイスが、2以上並設されている構成とすることもできる。
【0017】
このように、本発明は上記構成により、真空容器に大きな負荷をかけることなく、適度な接触圧を保持しつつ、良好な熱伝導性を確保することができる。また、円筒状のサーマルインターフェイスを複数並設することにより熱伝導経路を増やすことができ、熱伝導性を更に高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明に係る赤外線検知器は、その好ましい一実施の形態において、赤外線センサと、外壁と内壁との間の空間を真空保持する真空容器と、赤外線センサ及びコールドシールドを冷却する冷却手段とを備え、真空容器内壁の端面に設けたコールドプレートと冷却手段先端のコールドフィンガーとの間に設けるサーマルインターフェイスを、熱伝導率の大きい銅等の金属箔を巻き重ねた外側の円筒と弾性を有するリン青銅等の金属箔を巻き重ねた内側の円筒の2重構造とし、内側の円筒の弾性力により、外側の円筒が外周方向に向かって押圧されて、コールドプレート及びコールドフィンガーとの間の接触圧を保持し、また、サーマルインターフェイスを複数並設することにより、熱伝導経路の断面積を増やして熱伝導効率を高めるものである。以下、図1を参照して説明する。
【0019】
図1に示すように、本実施形態のサーマルインターフェイス7は、冷却器のコールドフィンガー8の先端部とセンサ容器4を取り付けているコールドプレート6の間の熱を伝える役割をしており、このサーマルインターフェイス7は、従来の構造と異なり、外側には、銅等の熱伝導性に優れた性質を持つ金属の薄膜の帯を円筒状に巻き、その内側に、リン青銅等のばね性に優れた性質を持つ金属の薄膜を巻いた円筒を挿入した2重構造である。そして、この2重構造の円筒を複数(本実施形態では2個)並べることにより、コールドフィンガー8とコールドプレート6の間の伝熱経路を短く、かつ、伝熱経路断面積を大きくして、熱抵抗を低減し熱伝導性を高めている。
【0020】
このように、本実施形態のサーマルインターフェイス7は、コールドフィンガー8とコールドプレート6に接触する外側部分に、銅等の薄膜を使用することによって、熱伝導性を高めると共に、内側の円筒部分にリン青銅等を使用することによって、サーマルインターフェイス7の復元性を高め、コールドフィンガー8およびコールドプレート6との接触圧力を常に維持することができる。
【0021】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0022】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係る赤外線検知器について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る赤外線検知器の構造を示す断面図であり、図2は、サーマルインターフェイスの構造を説明するための斜視図である。また、図3は、本発明の第1の実施例における動作を説明するための部分断面図である。
【0023】
図1を参照して、本実施例の赤外線検知器について説明する。
【0024】
赤外線センサ5は、センサ容器4に取り付けられており、センサ容器4は、コールドプレート6に取り付けられている。赤外線センサ5の受光側には、容器内部や視野外からの放射を遮るためのコールドシールド3が取り付けられている。赤外線センサ5、センサ容器4、コールドシールド3は、赤外透過窓1と真空容器外壁2aと真空容器内壁2bとコールドプレート6とで形成される真空容器2により、外部から断熱されている。視野内の赤外線は、赤外透過窓1を通して赤外線センサ5に到達し、検知される。この赤外線センサ5は、赤外線を検知して画像を撮像するために、極低温に冷却する必要がある。
【0025】
冷却器のコールドフィンガー8の先端部は、スターリングサイクルの原理により極低温に冷却され、サーマルインターフェイス7、コールドプレート6、センサ容器4を介して赤外線センサ5も極低温に冷却される。そして、サーマルインターフェイス7は、常温から極低温に温度変化することによってコールドプレート6とコールドフィンガー8との間の寸法変化が生じても、双方から離れることなく接し続けるように、コールドプレート6とコールドフィンガー8との間で適度に圧縮される状態で挟まれている。
【0026】
本実施例の赤外線検知器に用いるサーマルインターフェイス7の構造を図2に示す。サーマルインターフェイス7は、材料の異なる二つの円筒を組み合わせた構成になっている。外側の円筒7aは銅等の熱伝導性の良い金属箔を巻き重ねてあり、外周のみ一定の径よりも広がらないように固定部分7dによって拘束しているが、内周側の端は径方向の伸縮に合わせて自由に動けるようにしてあり、フレキシビリティのある熱伝導体の役割を持つ。また、内側の円筒7bは、リン青銅等のばね性の良い金属箔を巻き重ねたものであり、箔の外周端、内周端は共に拘束していない。そして、内側の円筒7bは外側の円筒7aの内周に沿って広がるように挿入されており、そのばね性により、コールドフィンガー8先端とコールドプレート6との間の接触圧を保持する役割を持つ。
【0027】
次に、図3を参照して、本実施例のサーマルインターフェイス7の動作について説明する。
【0028】
サーマルインターフェイス7は、冷却器のコールドフィンガー8と真空容器2のコールドプレート6との間に挟まれるように取り付けられ、常にコールドフィンガー8とコールドプレート6に対して接触圧を生じるようになっている。
【0029】
クーラーを動作させると、コールドフィンガー8先端が極低温に冷却され、コールドフィンガー8先端に接触しているサーマルインターフェイス7も極低温に冷却される。同様に、サーマルインターフェイス7に接触しているコールドプレート6が冷却されて、このコールドプレート6に取り付られているセンサ容器4を通して赤外線センサ5が極低温まで冷却される。
【0030】
コールドフィンガー8の先端の温度が常温から極低温に低下するに従い、コールドフィンガー8とコールドプレート6の間の寸法が変化する。さらに、サーマルインターフェイス7自身も極低温にさらされるため、外径寸法の変化が生じる。このような状況下に於いても、サーマルインターフェイス7は、内側の円筒7bにより常に広がろうとするため、コールドフィンガー8とコールドプレート6から離れることなく接触を保ち続ける。
【0031】
このように、コールドフィンガー8とコールドプレート6との間に設けるサーマルインターフェイス7を、銅等の熱伝導性の良い金属箔を巻き重ねて形成した外側の円筒7aと、リン青銅等のばね性の良い金属箔を巻き重ねて形成した内側の円筒7bとの2重構造とすることによって、真空容器に大きな負荷をかけることなく、適度な接触圧を保持しつつ、良好な熱伝導性を確保することができる。また、上記構造のサーマルインターフェイス7を複数並設することにより熱伝導経路を増やすことができ、熱伝導性を更に高めることができる。
【0032】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係る赤外線検知器について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施例に係る赤外線検知器の構造を示す断面図であり、図5は、赤外線検知器の他の構造を示す断面図である。なお、本実施例は、熱伝達部分に改良を加えたことを特徴とするものであり、他の部分の構造に関しては、前記した第1の実施例と同様である。
【0033】
図4は、サーマルインターフェイス7の部分に円筒を3個用いた例である。この構造は、コールドフィンガー8の先端とコールドプレート6とのクリアランスが小さい場合、もしくは真空容器の内壁2bの内径が十分大きい場合に応用できるものである。なお、本実施例ではサーマルインターフェイス7を3個の円筒で構成する場合について示しているが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、コールドフィンガー8の先端とコールドプレート6とのクリアランスを考慮して任意の個数に設定することができ、4個以上にしても構わない。
【0034】
また、図5は、サーマルインターフェイス7の径に対してコールドフィンガー8とコールドプレート6とのクリアランスが大きい場合の例で、この場合には銅等の伝熱性に優れた金属板のスペーサー7cをコールドプレート6とコールドフィンガー8との間に設けることにより、良好な接触圧を維持することができる。なお、本実施例ではコールドプレート6側にスペーサー7cを設けた例を示しているが、コールドフィンガー7側に設けても構わない。
【0035】
このように、コールドフィンガー8とコールドプレート6とのクリアランスに応じて円筒状のサーマルインターフェイス7を増やしたり、コールドフィンガー8とコールドプレート6との間に熱伝導性の良いスペーサー7cを設けることによって、コールドフィンガー8とコールドプレート6とのクリアランスを確保することができる。また、図5の構造の場合は、スペーサー7cによって熱分布を緩和することができ、赤外線センサ5の面積が大きい場合等には、赤外線センサ5を均一に冷却することができるという効果も生ずる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の赤外線検知器におけるサーマルインターフェイスの構造によれば、下記記載の効果を奏する。
【0037】
本発明の第1の効果は、冷却効率の劣化を防ぐことができるということである。その理由は、サーマルインターフェイスを円筒形状にして、内側にばね性に優れる材料を使用することによって、常にコールドフィンガーとコールドプレートとの間に接触圧が生じるようにできるからである。
【0038】
また、本発明の第2の効果は、従来の方式に比べて熱伝導効率を向上させることができるということである。その理由は、複数個の円筒型サーマルインターフェイスを使用することにより、コールドフィンガーからコールドプレートに至るサーマルインターフェイスの熱伝達経路を増やすことができ、伝熱のための断面積を大きくすることができるからである。さらに、サーマルインターフェイスの外側の円筒に熱伝導性の良い銅等の材料を使用することによって熱抵抗を低減することができるからである。
【0039】
更に、本発明の第3の効果は、サーマルインターフェイスの製造が容易で、性能のばらつきを少なくすることができるということである。その理由は、サーマルインターフェイスは金属の箔をまき重ねた円筒の組み合わせであり、構造を単純化することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る赤外線検知器の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る赤外線検知器のサーマルインターフェイスの構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るサーマルインターフェイスの動作を説明するための断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る赤外線検知器の構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る赤外線検知器の他の構造を示す断面図である。
【図6】従来の赤外線検知器の構造を示す断面図である。
【図7】従来の赤外線検知器の構造を示す断面図である。
【図8】従来の赤外線検知器のサーマルインターフェイスの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 赤外線透過窓
2 真空容器
2a 真空容器外壁
2b 真空容器内壁
3 コールドシールド
4 センサ容器
5 赤外線センサ
6 コールドプレート
7 サーマルインターフェイス
7a 外側の円筒
7b 内側の円筒
7c スペーサー
7d 固定部分
8 コールドフィンガー
9 サーマルインターフェイス
10 サーマルインターフェイス
11 リング
Claims (3)
- 赤外線センサと、該赤外線センサを真空保持する真空容器と、前記赤外線センサを冷却する冷却手段と、前記真空容器の前記赤外線センサ保持面に設けたコールドプレートと前記冷却手段のコールドフィンガーとの間の熱伝導を確保するサーマルインターフェイスとを少なくとも有する赤外線検知器において、
前記サーマルインターフェイスが、銅の箔を巻き重ねた円筒状の第1の構造体の内側に、弾性を有するリン青銅の箔を前記第1の構造体と同心に巻き重ねた円筒状の第2の構造体を設けた2重構造をなし、前記第1の構造体及び前記第2の構造体は、その中心軸が熱の伝達方向に対して略直交するように配置され、前記熱の伝達方向に対して押圧力を発生することを特徴とする赤外線検知器。 - 前記第1の構造体の外周端部が固定され、前記第1の構造体の内周端部及び前記第2の構造体の端部が移動可能に開放され、前記第1の構造体の径が広がることなく外周方向に向かって押圧力が作用することを特徴とする請求項1記載の赤外線検知器。
- 前記サーマルインターフェイスが、2以上並設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の赤外線検知器。
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