JPH062218U - ピンホール探知器 - Google Patents

ピンホール探知器

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JPH062218U
JPH062218U JP4612992U JP4612992U JPH062218U JP H062218 U JPH062218 U JP H062218U JP 4612992 U JP4612992 U JP 4612992U JP 4612992 U JP4612992 U JP 4612992U JP H062218 U JPH062218 U JP H062218U
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JP
Japan
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pinhole
detector
electrode probe
probe
electrode
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Pending
Application number
JP4612992U
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English (en)
Inventor
嘉雄 堀
雅章 法貴
Original Assignee
株式会社サンコウ電子研究所
信光電気計装株式会社
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Publication date
Application filed by 株式会社サンコウ電子研究所, 信光電気計装株式会社 filed Critical 株式会社サンコウ電子研究所
Priority to JP4612992U priority Critical patent/JPH062218U/ja
Publication of JPH062218U publication Critical patent/JPH062218U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極プローブを交換可能とし、片手で持つこ
とのできる小型のピンホール探知器を提供する。 【構成】 小型化した探知器本体1に電極プローブ2を
取付けるとともにアースクリップ3を連結し、電極プロ
ーブ2は探知器本体1に大して着脱可能としてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種の金属製品に表面処理される絶縁性皮膜や絶縁物の単体等に形 成されるピンホールを探知するものである。
【0002】
【従来の技術】
家庭電化製品、机、椅子等の身近な小型金属製品の他、上下水道管、ガス管、 自動車、横断歩道橋、建築物、船舶等の大型の金属構築物等は、その構造、機能 の維持増進、耐久性の向上のために表面を塗装膜、樹脂コーテイング膜等の絶縁 性皮膜面によって防錆、防食効果が施されている。 また、各種の薬品を貯蔵する金属製のタンクは、防食、耐薬品性等の観点から 、その内面をゴムライニングなどの皮膜面で覆っている。
【0003】 上記する金属表面の塗装膜、樹脂コーテイング膜、ゴムライニング膜等の皮膜 面にピンホールがあると、防錆、防食、耐薬品等から見て「欠陥膜」とみなされ 、製品価値を損なうものであった。
【0004】 絶縁性の樹脂フイルム、ホース、ボトル等の生産、成形ライン上でもピンホー ル、亀裂等の欠陥を発生することがある。製品にこのようなピンホール、亀裂等 があると気密性、水漏れ等の障害があり、商品として使用できない。
【0005】 皮膜面や成形品等のピンホール検査のためにピンホール探知器が提供されてい る。 ピンホール探知の原理は、一般に電気の放電現象を利用するものであり、図3 に示すように、測定物aの皮膜面bにピンホールcがあった場合、(−)極と( +)極の両極がピンホール位置で一致した時、放電によるスパークが発生するが 、その際の光や音等によってピンホールの存在を確認することにある。
【0006】 従来の一般的なピンホール探知器は、図4に示すように、例えば(+)極とな る電極用ブラシdと、例えば(−)極となるアース接続用クリップeとからなり 、それぞれ図示しない探知器本体に接続している。電極用ブラシdは、真鍮製線 材を多数本束ねてブラシ状としたものである。
【0007】 使用に際しては、クリップeを検査すべき測定物aの金属面に接続し、ブラシ dを皮膜面bの表面にそって平行移動させればよく、ピンホールがあれば放電に よりスパーク現象を生ずる。尚、アースは測定物aの金属面に直接接続できない 場合には、例えば、3〜10cm2 位の大きさの金属片を皮膜面bに密着させ、 この金属片にアースクリップeを接続し、静電容量結合による間接アースであっ てもよい。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記の通り、ブラシdを皮膜面bにそって移動させ、移動途中にピンホールが あればスパーク現象によってその存在を知ることができる。しかし、電極ブラシ dは長さが20〜60cmと大きなものであり、広い面積範囲の探知には便利な ものであるが、探知範囲内に複数のピンホールがあった場合、各ピンホールの位 置を探知後に確認することが困難であった。
【0009】 従って、ブラシdの探知範囲面積が大きいために、範囲を限定した部分的な面 での検査には不適当なものであった。 しかも、電極ブラシdの他に探知器本体を必要とするので、一人での携帯や探 知作業には不便なものであった。 本考案は、上記する従来のピンホール探知器に鑑み、片手で持つことのできる 小型の探知器を提供し、限られた範囲での部分的なピンホール探知を可能とする 探知器を提供することを目的とするものである。 また、本考案は、探知器本体に対して電極プローブを着脱自在とし、プローブ の交換を可能としたピンホール探知器を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、小型化した探知器本体1に電極プロー ブ2を取付けるとともにアースクリップ3を連結したことを特徴としている。 また、本考案は、電極プローブ2は、探知器本体1に着脱可能としたことを特 徴としている。 更に、本考案は、電極プローブ2は、先端を細くした棒状体としたことを特徴 としている。 更にまた本考案は、電極プローブ2は、先端側を拡開してヘラ状としたことを 特徴としている。
【0011】
【実施例】
以下、図面に従って、本考案の一実施例を詳細に説明する。 図1において符合1は探知器本体、2はこの探知器本体1に、直接、取付けた 電極プローブ、3は導電線によって本体1に連結したアースクリップである。 探知器本体1は、片手で持つことのでき、単3型乾電池を電源とする電気回路 を有する小型化したものであり、電極プローブ2は、先端を細くした金属棒であ って、ネジ部4で本体1に着脱自在に連結可能となっている。
【0012】 本考案ピンホール探知器は上記の構成であり、使用に際しては、従来と同様、 アースクリップ3を直接あるいは間接に図示しない測定物に接続する。探知器本 体1を手で持ってプローブ2先端を測定物の皮膜面上を移動させ、皮膜面にピン ホールがあればその位置で放電現象を発生する。
【0013】 プローブ2は先端を細くしたものであるから探知範囲はきわめて限定されたも のであるが、プローブ2は本体1に対して着脱可能であるので、探知範囲によっ てはプローブ2を交換することができる。 例えば、プローブ2を図2に示すように先端側を拡開したヘラ状のものとすれ ば、先端の長さ内で探知範囲を広げることができる。更に、その他の形状のプロ ーブ2を選択することもできる。 尚、プローブ2の交換を容易にし、締めつけ、取外しを簡単に行うため、金属 棒の基部を六角体とし、スパナを使用できるようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上、説明した本考案によれば、電極プローブ2を一体に取付けた探知器本体 1は、単3型乾電池を電源とし、極端に小型化したので携帯、持ち運びに便利で あり、一人で探知作業を行うことができる。 電極プローブ2は小さく形成してあるので、限られた範囲内や狭い場所でのピ ンホール探知に便利なものである。 電極プローブ2は探知器本体1に着脱自在としてあるので、探知範囲によって は大きさや形状を異にするプローブと交換可能であり、利用価値の高いものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ピンホール探知器の一実施例を示す正面
図である。
【図2】本考案ピンホール探知器で使用するプローブの
他の例を示す正面図である。
【図3】ピンホール探知の原理を示す図である。
【図4】従来のピンホール探知の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 探知器本体 2 電極プローブ 3 アースクリップ 4 ネジ部 a 測定物 b 皮膜面 c ピンホール d 電極ブラシ e アース接続用クリップ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】
【図 2】
【図 3】
【図 4】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型化した探知器本体1に電極プローブ
    2を取付けるとともにアースクリップ3を連結して成る
    ことを特徴とするピンホール探知器。
  2. 【請求項2】 電極プローブ2は、探知器本体1に着脱
    可能として成ることを特徴とする請求項1に記載のピン
    ホール探知器。
  3. 【請求項3】 電極プローブ2は、先端を細くした棒状
    体であることを特徴とする請求項1、2に記載のピンホ
    ール探知器。
  4. 【請求項4】 電極プローブ2は、先端側を拡開してヘ
    ラ状としたことを特徴とする請求項1、2に記載のピン
    ホール探知器。
JP4612992U 1992-06-10 1992-06-10 ピンホール探知器 Pending JPH062218U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4612992U JPH062218U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 ピンホール探知器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4612992U JPH062218U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 ピンホール探知器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH062218U true JPH062218U (ja) 1994-01-14

Family

ID=12738379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4612992U Pending JPH062218U (ja) 1992-06-10 1992-06-10 ピンホール探知器

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JP (1) JPH062218U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004040282A1 (ja) * 2002-10-30 2004-05-13 Nichirei Corporation 物性測定用プローブ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756693A (en) * 1980-09-18 1982-04-05 Toshiba Corp Flow rate control method for pump

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