JPH0622160B2 - 電解質の組成定量方法 - Google Patents

電解質の組成定量方法

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JPH0622160B2
JPH0622160B2 JP61313503A JP31350386A JPH0622160B2 JP H0622160 B2 JPH0622160 B2 JP H0622160B2 JP 61313503 A JP61313503 A JP 61313503A JP 31350386 A JP31350386 A JP 31350386A JP H0622160 B2 JPH0622160 B2 JP H0622160B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融炭酸塩型燃料電池の主要な構成要素の一
つである電解質の組成分析法に関する。より詳しくは、
LiAlO2−Al2O3−Li2CO3−K2CO3からなる電解質板中の炭
酸塩(Li2CO3-K2CO3)の組成定量方法に関する。
〔従来の技術〕
燃料電池の開発が活発に行われるようになり、溶融炭酸
塩型燃料電池では電解質として各種アルカリ金属の炭酸
塩が用いられ、一般に炭酸リチウム/炭酸カリウム(Li
2CO3/K2CO3)の二元系であることが多い。電解質は電
解質保持材(例:LiAlO2)と混合して成形し、電解質板
とて用いられる。このような電解質板の配合割合の一例
を示すと電解質保持材と電解質の重量比率で40%LiAl
O2,28%K2CO3,32%Li2CO3のレベルになっている。こ
の時の電解質板の厚さは設計や製法によって異なるが1
mm前後の薄い板状のものである。この電解質板は、カソ
ードおよびアノード電極板に挾まれた構造で用いられ、
電解質板中の電解質の組成は電池特性などに影響する。
また、電解質板中の炭酸塩が運転中に損失し寿命に影響
することとがある。そこで、電池の研究開発にとって電
解質板組成の定量的な評価が必要で、かつ重要であり、
精度よく迅速に定量する方法が求められている。
前記電解質板の組成定量について本件出願人は先に、従
来の分析技術の適用上の問題点を解決した方法を特願昭
61−87731 として提案している。その特徴は電解質板を
ガラスビート化する試料の調製法を確立し、AlとKをけ
い光X線分析法で電解質保持材と電解質を同時に定量す
る方法である。この方法では、電解質板中の電解質保持
材がリチウムアルミネート(LiAlO2)で電解質が炭酸リ
チウム/炭酸カリウム(Li2CO3/K2CO3)からなる場合
の組成定量に有効であり、電解質のみの組成定量も可能
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、近年、溶融炭酸塩型燃料電池の研究開発におい
て、電解質板の性能向上のため組成の改善が行われ、例
えば電解質保持材としてリチウムアルミネート(LiAl
O2)に酸化アルミニウム(Al2O3)が加えられることが
ある。これと前記電解質からなる場合は電池稼動時の温
度が600 〜700 ℃と高いことから、電解質保持材を一部
をAl2O3と電解質の一部のLi2CO3が次式の反応でリチウ
ムアルミネート(LiAlO2)を形成し、電解質板中での組
成変化を起す場合がある。
Al2O3+Li2CO3→2LiAlO2+CO2 …………(1) このために、AlとKを定量してLiAlO2とK2CO3に換算
し、残分をLi2CO3量とする従来の組成定量法では、実在
の組成とは異なりLiAlO2は高めの値となり、Li2CO3は低
めの値になる問題を生ずることになるため、そのまま適
用できない欠点がある。すなわち、その組成がLiAlO2-A
l2O3-Li2CO3-K2CO3 からなる電解質板中の電解質の炭酸
塩(Li2CO3,K2CO3)の定量は、一般に酸性溶液(例え
ば酢酸)で抽出されLiとKの定量が行われる。しかし、
Liの定量では電解質保持材のLiAlO2中の不純物としての
Liが影響し、Li2CO3の正確な定量ができない。この不純
物としてのLiは、LiAlO2の製法が酸化アルミニウム(Al2
O3)と水酸化リチウム(LiOH)を熱処理して(2)式のよう
にリチウムアルミネート(LiAlO2)を作る過程で発生す
る。
Al2O3+2LiOH→2LiAlO2+H2O …………(2) この時のLiOHの未反応物や過剰に加えたものが遊離のLi
OHまたはLi2Oの形で残留しているためと思われる。した
がってKの定量化を考慮しなければならないがKのみの
定量ではLi2CO3とK2CO3からなる電解質の炭酸塩の組成
を求めることができない。
また、炭酸塩の全炭酸を求めるには一般に中和滴定法が
あるが、前記酸性溶液による抽出の過程で一部炭酸ガス
として損失していることにさらに抽出液の酸の影響で炭
酸の正確な定量ができない。抽出法を温水抽出法として
適用した場合にも炭酸の炭酸ガスとしての損失があるた
め適さない。つまり、他の炭酸(炭酸イオン)の分析方
法を例えば▲CO2- 3▼のイオンクロマトグラフィーで
行う場合においても試料液の調製法に問題があり、その
まま適用できない欠点がある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、その目的は
酸化アルミニウム(Al2O3)をその組成に含む電解質板
であっても、電解質板中の電解質を電解質保持材のセミ
ックから抽出して、短時間に正角な定量分析結果が得ら
れる分析法を提供することにある。
〔発明の要点〕
上記の目的を達成するために、本発明によれば、リチウ
ムアルミネートと酸化アルミニウムからなる電解質保持
材と炭酸リチウムと炭酸カリウムからなる電解質とを混
合成形してなる溶融炭酸塩型燃料電池における電解質板
であって、この電解質板における前記電解質を定量する
方法において、前記電解質板の電解質をpHが8以上の
抽出用液で常温において超音波抽出した後、この抽出用
液中のカリウムイオン量と全炭酸イオン量とをイオンク
ラマトグラフィーによって測定し、測定したカリウムイ
オン量を炭酸カリウム量に換算して炭酸カリウム量を求
め、測定した全炭酸イオン量から炭酸カリウム中の炭酸
イオン量を減じた残りの炭酸イオン量を炭酸リチウム量
に換算して炭酸リチウム量を求めることとする。
〔作用〕
本発明では、先ず、電解質板の電解質を抽出する。炭酸
リチウム(Li2CO3)と炭酸カリウム(K2CO3)とは、抽出
液中において、2Li +CO3 2- と2K+ +CO3 2-とに解離
している。
ここで、電解質保持板であるリチウムアルミネート(LiA
lO2)のLiも溶解して抽出液中に存在している。
そこで、先ずKと全CO3 2- とをそれぞれイオンクロマ
トグラフィーによって定量する。これにより、抽出液中
での濃度が判り、抽出液の量からそれぞれの絶対量(g
数)が求められる。
求めたK量を原子量を用いてK2CO3 に換算する。
このK2CO3 に含まれるCO3 2- の量を、予め求めた全CO3
2- 量から減じる。するとその残分がLi2CO3のCO3 2-
となる。
その残分のCO3 2- 量を、原子量を用いてLi2CO3に換算す
る。
以上により電解質中の炭酸リチウム量と炭酸カリウム量
とが求められる。
〔実施例〕 以下に本発明を実施例に基づき説明する。電解質の組成
管理においては、分析試料の調製方法とその測定法の適
用が重要である。まずはじめに、分析試料の調製方法に
関して述べる。
電解質の抽出法は、次の要件を満足するように諸条件を
検討した。
抽出操作が容易で、電解質保持材のセラミックから電
解質の炭酸が完全に溶出できること。
抽出操作中に試料成分(例:炭酸等)の損失がないこ
と。
電解質成分の測定に関し、抽出液中の成分濃度が検出
に十分な濃度レベル(例:1ppm以上)であること。
以上のことから前記要件を満足するものとして種々検討
した結果、抽出は共栓付三角フラスコ(容量100ml)を
用い試料量0.1g/抽出用水100mlで超音波抽出(10分
間)とした。試料量と抽出液量の設定は、前記炭酸塩の
25℃における溶解度がLi2CO3(1.28g/100ml),K2CO
3(52.85g/100ml)でその水溶液中ではLi+ ,K,▲
CO2- 3▼または▲HCO- 3▼で存在すること、さらに実試料
を抽出した場合、液中の成分濃度が数十ppm〜数百ppmレ
ベルになることから検出に十分であり、これを選定し
た。抽出時間は前記溶解度を参考に抽出実験における回
収率の検討結果から、数分の抽出で十分であることが分
り10分間を選定した。さらに、この超音波抽出によれば
電解質板中からの炭酸塩の抽出が容易でかつ操作が簡便
に行える利点がある。
次に、抽出液中のイオン種のうち陽イオン(例:K+
と)は一般に安定であるが、陰イオン(例:▲CO2- 3
など)は安定性に欠ける。そこで炭酸イオンの分析を目
的にその挙動把握が重要であり、次の条件のもとで実験
した。
1)抽出用液のpHと炭酸イオン(▲CO2- 3▼+▲HCO
- 3▼)の回収率の検討 試料液:特級試薬のK2CO3 から調製した▲CO2- 3▼100
ppmを含む液100ml。
pHは4〜12に調整〔蒸留水をH2SO4とNaOHでpH調整〕。
抽出法:超音波・10分間実施。
炭酸イオンの分析:イオンクロマトグラフィーによる
定量。
第1図は、本発明の実施例の抽出用液のpHと炭酸イオン
(▲HCO- 3▼+▲CO2- 3▼)の回収率の関係を説明するた
めのものである。一般に炭酸物質は水溶液中のpHの違い
によってH2CO3,▲HCO- 3▼と▲CO2- 3▼で存在する。pH
出では▲HCO- 3▼と▲CO2- 3▼で存在するが、イオンク
ロマトグラフィーでは▲HCO- 3▼と▲CO2- 3▼は分離せず
その合量で検出されるため、炭酸イオンは((▲HCO- 3
▼+▲CO2- 3▼)として示した。これによって、抽出用
液のpHが8以上で炭酸イオンはほぼ100%回収できるこ
とが分った。さらに、pH12以上でも同じ傾向であるが、
アルカリ濃度が高過ぎると長期的には使用器具や測定機
器の劣化を生じ適当でない。また、pHの低い方では炭酸
ガスとして一部揮散するものがあり回収率が低下すると
考えられる。つまり、実用的には抽出用液のpHが8〜12
が適している。
2)抽出時の液の温度と炭酸イオン(▲HCO- 3▼+▲CO
2- 3▼)の回収率の検討。
試料液:特級試薬のK2CO3から調整した▲CO2- 3▼100p
pmを含む液100ml。
温度は10〜40に調整。
試料液のpH:8.5 抽出法:超音波・10分間実施 炭酸イオンの分析:イオンクロマトグラフィーによる
定量 第2図は、本発明の実施例の抽出時の液の温度と炭酸イ
オン(▲HCO- 3▼)+(▲CO2- 3▼)の回収率の関係を説
明するためのものである。これによって、抽出時の液の
温度は30℃以下で炭酸イオンはほぼ100%回収できるこ
とが分った。また、10℃以下では液の冷却装置が必要と
なり実用的でないこと、0℃以下では液が氷結して分析
できない。40℃以上では炭酸ガスと揮散と思われる約5
%以上の回収率の低下が起り正確な定量ができない。つ
まり、実用的には抽出時の液の温度が10〜30℃が適して
いる。これは室温(常温)で抽出を行うことができる利
点がある。
次に本発明の電解質の組成定量に関し、Li2CO3とK2CO3
の濃度測定法について述べる。分析試料は前記超音波抽
出法によって調製して用いる。成分の検出方法はイオン
クロマトグラフィーで、抽出液中のK+,▲CO2- 3▼の電
気伝導度に基くピーク高さ(mm)を求め、予め標準液の成
分濃度とピーク高さの関係を検量線化したものを適用
し、濃度測定を行う。この方法は試料液のpHに関係なく
直接成分の分離測定ができる利点がある。電解質の炭酸
塩(Li2CO3とK2CO3)は抽出液中の成分〔K+,(▲HCO- 3
▼)+(▲CO2- 3▼)〕の濃度から絶対量を求め、抽出
に用いた試料量との関係からK2CO3量を求め欠いでLi2CO
3量を算出し電解質の組成定量ができる。
以下に測定法の詳細について述べる。第3図は、本発明
の実施例のLi2CO3とK2CO3 の濃度測定法を説明するため
のイオンクロマトグラフィーの測定概略図である。分析
試料液の約1mlを分析試料液注入口11より注入すると、
このうち0.1 mlがポンプ13に送られた溶離液12とともに
分離カラムに送られる。ここでイオン種は、溶離クロマ
トグラフィーにより分離され、さらに除去カラム15に導
かれ分離カラム14から流れてきた溶離液が除去あるいは
中和される。このようにして目的イオン種のみが除去カ
ラム15より電導度セル16に入り電導度計17により測定さ
れ、記録計18に表示される。測定が終了すると廃水19と
なる。分離カラム14における陽イオン相互の分離,ある
いは炭酸イオン相互の分離は、イオンのイオン交換樹脂
との親和性,水和イオン半径の大小,van der Weals の
相互作用によってなされる。
第4図に標準液中のLi+,K+をイオンクロマトグラフィ
ーの手法で分析したクロマトグラムを示した。これによ
れば、共存するLi+ とK+の分離測定ができることが分
る。第5図に標準液中に有機酸(カルボン酸)が共存す
る時の炭酸イオン(▲CO2- 3▼)をイオンクロマトグラ
フィーの手法で分析したクロマトグラムを示した。これ
によれば▲CO2- 3▼の分離測定ができることが分る。ま
た、イオンクロマトグラフィーの手法を使えばK+は10
以内,▲CO2- 3▼は20分以内で検出できる。従来の化学
分析法(炎光光度法,原子吸光光度法,滴定法)の操作
が約2時間の分析時間を要していたのに比し、短時間の
うちに容易に分析できることも分る。
第6図にイオンクロマトグラフィーにより電解質の成分
(K+,▲CO2- 3▼)を定量する際の検量線の一例を示し
た。これは、クロマトグラムのK+,▲CO2- 3▼のピーク
高さとK+,▲CO2- 3▼の濃度との関係を示す。この例に
おいては、特級試薬の塩化カリウム,炭酸ナトリウムを
所定のK+,▲CO2- 3▼の各濃度に対応するように調製し
た標準液のクロマトグラムのピーク高さを所定の感度で
実験的に求めて作成した。実験式は次のとおりである。
K+濃度(mg/)=0.320x+0.96(x:ピーク高さ) 直線性は良好であり相関係数が0.9999である。
▲CO2- 3▼濃度(mg/)=0.793x−1.18(x:ピーク高
さ) 直線性は良好であり相関係数が0.9998である。
本検量線の定量範囲はK+,▲CO2- 3▼とも5〜40mg/
で、繰り返し分析精度は変動係数で1.38%以下であり精
度が高い。先に述べた試料調製法によれば試料量0.1g/
100ml で前記定量範囲の濃度レベルに調製できる場合が
多く十分適用できることが分った。
次に、本発明を適用した具体的な分析結果について述べ
る。試料は成分の重量比率で、35%LiAlO2-10%Al2O3-3
0%Li2CO3-25%K2CO3 に配合した所定の処理を行い調整
したものである。本発明による電解質の組成定量方法を
適用し、K+量を求めてK2CO3に換算して定量し、全炭酸
イオン量からK2CO3の炭酸イオン量を減じた後、残分の
炭酸イオン量からLi2CO3量を求めた結果の例を第1表に
示す。また、相対誤差は次式より求めた。
第1表において、電解質の炭酸塩(Li2CO3,K2CO3)の
定量値は配合組成値に良く一致した結果が得られた。こ
の時の相対誤差が2.4%以下で定量できる良好な方法で
あることが分る。
本発明の電解質の組成定量方法の適用によって迅速に精
度よく定量分析ができたことにより、電解質の組成管理
が容易になった。また、運転前後の電池構成部材の電解
質の組成定量への適用によって迅速な組成評価が可能に
なったことは極めて実用性の高い方法といえる。
〔発明の効果〕
溶融炭酸塩型燃料電池の電解質の組成管理および評価で
は、各電池構成部材での定量が必要であるが、本発明に
よれば分析試料の調製はpHが8以上の抽出用液を用い、
常温での超音波抽出法としたため、炭酸塩の抽出効率が
高く試料成分の損失がない簡便な方法である。また、イ
オンクロマトグラフィーによって電解質成分の分離定量
ができるようにしたため、共存成分の影響がなく迅速に
正確な結果が得られる。さらに本発明によれば少ない試
料量で精度の高い電解質の組成定量ができ、溶融炭酸塩
型燃料電池の電解質分析への適用効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は試料抽出用液のpHと炭酸イオンの回収率の関係
を説明するためのグラフ、第2図は試料抽出時の液の温
度と炭酸イオンの回収率の関係を説明するためのグラ
フ、第3図は電解質(Li2CO3,K2CO3)の濃度測定法を
説明するためのイオンクロマトグラフィーの測定概略
図、第4図は試料液中のLi+,K+の分離測定法を説明す
るためのクロマトグラム、第5図は試料液中の▲CO2- 3
▼の分離定量法を説明するためのクロマトグラム、第6
図は試料液中のK+,▲CO2- 3▼の定量法を説明するため
の検量線図である。 11……分析試料液入口、12……溶離液、13……ポンプ、
14……分離カラム、15……除去カラム、16……電動度セ
ル、17……電動度計、18……記録計、19……廃水。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リチウムアルミネートと酸化アルミニウム
    からなる電解質保持材と炭酸リチウムと炭酸カリウムか
    らなる電解質とを混合成形してなる溶融炭酸塩型燃料電
    池における電解質板であって、この電解質板における前
    記電解質を定量する方法において、前記電解質板の電解
    質をpHが8以上の抽出用液で常温において超音波抽出
    した後、この抽出溶液中のカリウムイオン量と全炭酸イ
    オン量とをイオンクロマトグラフィーによって測定し、
    測定したカリウムイオン量を炭酸カリウム量に換算して
    炭酸カリウム量を求め、測定した全炭酸イオン量から炭
    酸カリウム中の炭酸イオン量を減じた残りの炭酸イオン
    量を炭酸リチウム量に換算して炭酸リチウム量を求める
    ことを特徴とする電解質の組成定量方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の方法におい
    て、抽出用液のpHが8〜12であって抽出時の温度が
    10〜30℃であることを特徴とする電解質の組成定量
    方法。
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