JPH06221488A - 配管用鋼管内面の腐食状況確認装置 - Google Patents

配管用鋼管内面の腐食状況確認装置

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JPH06221488A
JPH06221488A JP2985493A JP2985493A JPH06221488A JP H06221488 A JPH06221488 A JP H06221488A JP 2985493 A JP2985493 A JP 2985493A JP 2985493 A JP2985493 A JP 2985493A JP H06221488 A JPH06221488 A JP H06221488A
Authority
JP
Japan
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steel pipe
pipe
corrosion
piping
test piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP2985493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Miura
巧 三浦
Yuji Yoshida
雄治 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON FUROOSERU SEIZO KK
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
NIPPON FUROOSERU SEIZO KK
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 配管用鋼管内面の腐食状況を、容易かつ正確
に確認することのできる装置を提供する。 【構成】 開口部5を有する管体1を配管用鋼管4の途
中に接続し、管体1の開口部5を外側から内面にテスト
ピース7を設けた着脱自在なテスト部材2で密閉し、テ
スト部材2を取り外す場合は、管体1の内側から昇降動
自在な弁部材3で開口部5を密閉する。よって、鋼管4
内の水の流れを停止させることなく、テストピース7の
腐食状況を確認することによって鋼管4内面の腐食状況
を判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物内に配管された
鋼管内面の腐食状況を容易かつ確実に確認することので
きる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築設備の冷暖房に用いる冷温水配管等
は、配管用炭素鋼鋼管を使用しており、経年による鋼管
内面の腐食によって漏水や錆こぶによる鋼管内閉塞を起
こし、その機能に支障が生じると共に建築物を傷めその
建築物の寿命を縮める原因となっている。
【0003】従来、こうした配管用鋼管内面の腐食状況
を確認するために、フランジ式のサンプリング管17(図
7参照)やバイパス管18を備えたサンプリング管17(図
8)を配管用鋼管の中途に取付け、そのサンプリング管
17の腐食状況を確認することによって鋼管全体の腐食状
況を判断する手段がある。又、超音波厚さ計、超音波探
傷機あるいは管内マイクロスコープ等の機器を用いて鋼
管内の腐食状況を探知する手段も存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、サンプリング
管によるものにあっては、サンプリング管脱着時に管路
内の水の流れを一時的に停止させる必要があると共に、
腐食状況を確認するためにサンプリング管を縦割りする
必要があり、極めて面倒である。又、バイパス管を備え
たサンプリング管においては、水の流れを停止させる必
要はないものの、やはりサンプリング管を切断する面倒
な作業を要する。
【0005】又、超音波厚さ計はその信頼性が乏しく、
超音波探傷機は装備が大掛かりとなり、管内マイクロス
コープは腐食状況を明確に掴めない等の問題がある。
【0006】本発明は、こうした問題に鑑み創案された
もので確認作業が容易で腐食状況を正確に把握すること
のできる装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのための手段として、
管体1、テスト部材2および弁部材3で構成した。管体
1は、配管用鋼管4の一部として鋼管4に接続され、そ
の一部に開口部5を有するものである。テスト部材2
は、開口部5を密閉すべく管体1に外側から着脱自在に
組付く台座6の内面に、鋼管4内面の一部を形成すべく
テストピース7を設けて構成した。そして、弁部材3
は、開口部5を管体1の内側から密閉可能とすべく、そ
の管体1内に設けたハンドル8を有する案内ねじ9に昇
降動自在に螺合組付けしたものである。
【0008】尚、弁部材3を複数設けた案内ねじ9に螺
合組付けすると共に、それら複数の案内ねじ9を連動さ
せるべく、各案内ねじ9にスプロケット10を取付けると
共にローラーチェーン11で連結すると良い。
【0009】又、テストピース7を、台座6に着脱自在
とすると共に、その材質を管体1が接続される鋼管4の
材質と同一とすると良い。
【0010】
【作用】本発明の作用を、図を参照しながら説明する。
図1および図2は、本発明に係る管体1を配管用鋼管4
に接続し、テスト部材2をその管体1の開口部5に組付
けると共に弁部材3を管体1内上端部に位置させた通常
の状態を示す。この状態で鋼管4および管体1内に冷暖
房用の冷温水が流されるが、弁部材3は管体1の上端部
に位置しているので、冷温水の流れを妨げることはな
い。
【0011】鋼管4の腐食状況を確認するには、まずハ
ンドル8を廻して案内ねじ9を回転させ、その回転によ
って案内ねじ9に螺合組付きしている弁部材3を下降さ
せ、管体1の開口部5を密閉する。次に、開口部5を密
閉しているテスト部材2を取り外す。この際、開口部5
は弁部材3によって密閉されているので、管路は通常通
り保たれ、よって、水の流れを停止する必要がない。
【0012】テスト部材2を管体1から取り外した後、
テスト部材2内面に設けたテストピース7の腐食状況を
確認することによって、鋼管4内面の腐食状況を判断す
ることができる。
【0013】テストピース7によって腐食状況を確認後
は、テスト部材2を管体1に取り付けて開口部5を密閉
し、案内ねじ9を逆方向に回転する。これによって弁部
材3は上昇して、管体1上端部に復帰し、通常の使用状
態に戻る。
【0014】テスト部材2を複数の案内ねじ9に螺合組
付けしている場合は、複数の内、一つの案内ねじ9を回
転する。これによって、その回転力がスプロケット10お
よびローラーチェーン11を介して他の案内ねじ9に伝達
され、同一方向に同一回転速度で回転する。これによ
り、テスト部材2はその水平姿勢を維持したまま下降
し、開口部5を密閉する。又、弁部材3を上昇させる場
合も、いずれか一つの案内ねじ9を回転することによっ
て、その回転力が他の案内ねじ9に伝達されて同一方向
に同一回転速度で回転し、水平姿勢を維持した状態で上
昇して元の位置に復帰する。
【0015】尚、テストピース7を台座6から着脱自在
とすることによって、使用されている配管用鋼管4に対
応するテストピース7を選択して適宜使用することがで
きるし、又、テストピース7のみを交換して台座6を永
続的に使用することができる。又、このテストピース7
の材質を、管体1が接続される鋼管4の材質と同一とす
ることにより、テストピース7の腐食程度が鋼管4内面
の腐食程度と同じであると判断できるので、正確に腐食
状況を確認することができる。
【0016】
【実施例】図1〜図3に、本発明の一実施例を示す。こ
れは、管体1の両端部にフランジ15を設け、このフラン
ジ15を配管用鋼管4のフランジにボルトで組付けること
によって鋼管4に接続した、いわゆるフランジ接続型の
ものである。管体1の上面部には開放部分を形成し、こ
の開放部分からテスト部材2や弁部材3を管体1内に収
納した後、その開放部分を蓋13によって密閉している。
又、管体1の下面部には、テスト部材2が嵌合して開口
部5を密閉すべく、弁座12を設けている。
【0017】テスト部材2は、弁座12にボルトによって
着脱自在に組付けている。このテスト部材2のテストピ
ース7も、台座6に着脱自在に組付けられている。着脱
自在としたことで、例えば、テストピース7が腐食した
場合に、テストピース7のみを交換し、台座6はそのま
ま使用することによって、経済性を高めることができ
る。又、同一形状・同一材質の台座6を大量生産し、鋼
管4の材質に対応するテストピース7を適宜選択してそ
の台座6に取り付けることによっても、経済性を高める
ことが可能である。しかし、本発明に係るテストピース
7は、台座6に着脱自在としたものに限定するものでは
なく、台座6と一体的に構成したものも含む。テストピ
ース7を安価な材料で構成することができる場合等は、
台座6と一体的に構成することも可能である。
【0018】又、このテスト部材2のテストピース7
は、配管用鋼管4と同一の材質で構成することが最も好
ましいと考えられるが、同一材質に限定する必要はな
い。例えば、鋼管4よりやや脆弱な材質で構成し、その
テストピース7が大きく腐食した場合に、鋼管4にもわ
ずかな腐食が発生していると判断し、鋼管4を取り替え
ることで鋼管4の腐食による建築物への悪影響をより未
然に防止することが可能である。
【0019】弁部材3は、その両端部をそれぞれ案内ね
じ9に螺合組付けしている。弁部材3の下面にはパッキ
ング14を設け、開口部5を確実に密閉すべく設定してい
る。二つの案内ねじ9にはそれぞれスプロケット10が組
付けられ、両スプロケット10をローラーチェーン11で連
動し、一方の案内ねじ9を回転すると他方の案内ねじ9
も共に回転すべく設定している。又、案内ねじ9にはハ
ンドル8を設け、手動による回転を容易にしている。
【0020】図4〜図6に、本発明の他の実施例を示
す。これは、管体1の両端部に螺条16を設け、配管用鋼
管4とねじ込み接続したものである。このねじ込み接続
型の装置は、前記したフランジ接続型の装置と比較し
て、装置の小型軽量化が図れるという利点を有する。
【0021】
【発明の効果】このように、本発明は開口部を有する管
体を配管用鋼管の一部として取り付け、その管体に着脱
自在にテスト部材を設けて開口部を密閉し、さらにその
テスト部材の内面に鋼管の内面となるべくテストピース
を設けたので、テスト部材を管体から取り外し、テスト
ピースの腐食状況を確認することによって極めて容易に
かつ正確に鋼管内面の腐食状況を判断することができ
る。
【0022】又、管体の開口部を案内ねじによって昇降
動する弁部材によって内側から密閉することとしたの
で、鋼管の腐食状況を確認する場合でも管路を維持する
ことができ、冷温水の流れを停止する必要がないので、
冷暖房設備の運転に支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面断面図である。
【図2】図1に示す実施例のA−A線断面図である。
【図3】図1に示す実施例の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す正面断面図である。
【図5】図4に示す実施例のA−A線断面図である。
【図6】図4に示す実施例の平面図である。
【図7】従来技術を示す構成図である。
【図8】他の従来技術を示す構成図である。
【符号の説明】
1 管体 2 テスト部材 3 弁部材 4 鋼管 5 開口部 6 台座 7 テストピース 8 ハンドル 9 案内ねじ 10 スプロケット 11 ローラーチェーン 12 弁座 13 蓋 14 パッキング 15 フランジ 16 螺条 17 サンプリング管 18 バイパス管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管用鋼管(4) の一部として前記鋼管
    (4) に接続され開口部(5) を有する管体(1) と、 前記開口部(5) を密閉すべく前記管体(1) に外側から着
    脱自在に組付く台座(6) の内面に、前記鋼管(4) 内面の
    一部を形成するテストピース(7) を備えたテスト部材
    (2) と、 前記開口部(5) を前記管体(1) の内側から密閉可能とす
    べく、前記管体(1) 内に設けたハンドル(8) を有する案
    内ねじ(9) に昇降動自在に螺合組付けした弁部材(3)
    と、から成る配管用鋼管内面の腐食状況確認装置。
  2. 【請求項2】 弁部材(3) を複数設けた案内ねじ(9) に
    螺合組付けすると共に、該複数の案内ねじ(9) を連動さ
    せるべく、各案内ねじ(9) にスプロケット(10)を取付け
    ると共にローラーチェーン(11)で連結して成る請求項1
    記載の配管用鋼管内面の腐食状況確認装置。
  3. 【請求項3】 テストピース(7) を、台座(6) に着脱自
    在として成る請求項1又は2記載の配管用鋼管内面の腐
    食状況確認装置。
  4. 【請求項4】 テストピース(7) の材質を、管体(1) が
    接続される鋼管(4)の材質と同一として成る請求項1、
    2又は3記載の配管用鋼管内面の腐食状況確認装置。
JP2985493A 1993-01-26 1993-01-26 配管用鋼管内面の腐食状況確認装置 Pending JPH06221488A (ja)

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JPH06221488A true JPH06221488A (ja) 1994-08-09

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ID=12287557

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JP (1) JPH06221488A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012132587A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三菱重工業株式会社 熱交換器及び熱交換器の余寿命推定方法
KR20190026091A (ko) * 2017-09-04 2019-03-13 대우조선해양 주식회사 금속배관 내부의 국부 부식 감시장치

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