JPH06221315A - 締付け不良を防止したボルト - Google Patents

締付け不良を防止したボルト

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JPH06221315A
JPH06221315A JP1214693A JP1214693A JPH06221315A JP H06221315 A JPH06221315 A JP H06221315A JP 1214693 A JP1214693 A JP 1214693A JP 1214693 A JP1214693 A JP 1214693A JP H06221315 A JPH06221315 A JP H06221315A
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JP
Japan
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bolt
strain gauge
bolt head
strain gage
reference voltage
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Withdrawn
Application number
JP1214693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fuji
慎一 藤
Mitsutoshi Sagawa
光俊 佐川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は締付け不良を防止したボルトに関し、
その提供を目的とする。 【構成】ボルトネジ部4とボルトヘッド部6の接合部の
近傍に設けられた歪ゲージ8と、歪ゲージ8の抵抗値に
基づいてボルトの締付けトルクに関する情報を演算する
回路部14と、回路部14における演算結果を表示する
手段12と、回路部14の駆動電力を発生する電源10
とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は締付け不良を防止したボ
ルトに関する。装置製造等の分野においては、動力装置
や重量物を取り付けるためにボルトが使用される。特
に、着脱部分を有する密閉容器の作製や大型モータ等の
取り付けにボルトを使用する場合には、ボルトの締め忘
れや締付けトルク不足が致命的な欠陥に至ることがある
ので、締付け不良を防止したボルトが要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルトを締付るに際しては、トル
クレンチ等を使用して規定値以上のトルクが加えられる
ように作業していたが、締め忘れ、ゆるみ等があったと
しても、取り付けられたボルト自体を見ただけではこれ
らを発見することができず、重大事故に至ることがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明の目的
は、締付け不良を防止したボルトを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のボルトは、表面
にネジ山が形成されたボルトネジ部と該ボルトネジ部と
一体のボルトヘッド部とを有するボルトであって、上記
ボルトネジ部の上記ボルトヘッド部との接合部の近傍に
設けられた歪ゲージと、上記ボルトヘッド部に内蔵され
上記歪ゲージの抵抗値に基づいて上記ボルトの締付けト
ルクに関する情報を演算する回路部と、該回路部におけ
る演算結果を表示する表示手段と、上記回路部の駆動電
力を発生する電源とをさらに有することを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明のボルトにあっては、ボルトネジ部のボ
ルトヘッド部との接合部の近傍に歪ゲージを設け、この
歪ゲージの抵抗値に基づいてボルトの締付けトルクに関
する情報を演算し、その演算結果を表示するように構成
されているので、ボルトの締め忘れや締付けトルク不足
或いはゆるみを容易に発見することができ、ボルトの締
付け不良が防止される。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明の実施例を示すボルトの部分破断側面
図、図2はその上面図である。このボルト2は、表面に
ネジ山が形成されたボルトネジ部4と、ボルトネジ部4
と一体のボルトヘッド部6とを有している。ボルトネジ
部4は概略円柱形状であり、ボルトヘッド部6は概略六
角柱形状である。
【0007】ボルトネジ部4のボルトヘッド部6との接
合部の近傍には、変形量に応じて抵抗値が変化する歪ゲ
ージ8が設けられている。この実施例では、ボルトネジ
部4のボルトヘッド部6との接合部の近傍のネジ山を削
除し、さらに、歪ゲージ8の形状に対応した形状の切り
込みをボルトヘッド部6に形成し、歪ゲージ8を接着剤
等によりボルトネジ部4及びボルトヘッド部6の切り込
み部に貼着している。
【0008】ボルトヘッド部6にはボルトネジ部4の側
から小径孔6A及び大径孔6Bがこの順に形成されてお
り、ボルトヘッド部6の大径孔6Bには電源としての太
陽電池10と表示手段としての液晶表示器12が外部に
露出するように設けられている。
【0009】また、ボルトヘッド部6の小径孔6A内に
は集積回路等により形成される回路部14が内蔵されて
いる。回路部14は歪ゲージ8、太陽電池10及び液晶
表示器12に接続されて、この実施例では、歪ゲージ8
の抵抗値に基づいてこのボルト2の締付けトルクが予め
定められた規定締付けトルクよりも大きいか否かを演算
する。
【0010】図3は図1の回路部14の構成例を示すブ
ロック図である。標準電圧/電流発生回路16からの一
定バイアス電流は歪ゲージ8に供給される。歪ゲージ8
に歪が与えられると、歪ゲージ8の抵抗値が変化し、こ
れに伴い、歪ゲージ8の端子間電圧が歪量に応じて変化
する。
【0011】歪ゲージ8の端子間電圧は増幅器18を介
して電圧比較回路20に入力され、ここで標準電圧/電
流発生回路16からの基準電圧と比較される。そして、
その比較結果が液晶表示器12により表示される。
【0012】基準電圧は例えば規定締付けトルクに対応
して設定され、この場合、液晶表示器12は、例えば、
電圧比較回路20における比較の結果、入力電圧が基準
電圧よりも大きいか否かを表示する。
【0013】本実施例においては、図1により説明した
ように歪ゲージ8をボルト2に取り付けているので、ボ
ルト2の締付けトルク(締付けられたボルトを緩めるの
に要するトルク)と歪ゲージ8に与えられる歪との良好
な相関を得ることができ、締付けトルクが規定トルクよ
りも大きいか否かを外部から容易に確認することができ
る。
【0014】また、この実施例では表示手段として液晶
表示器12を用いているので、その駆動電力は小さくて
すみ、従って、比較的小面積の太陽電池で十分に回路部
14及び液晶表示器12を駆動することができる。
【0015】液晶表示器12の表示態様としては、例え
ば、電圧比較回路20への入力電圧が基準電圧よりも高
いときに点灯し低いときに点灯しないようなものを採用
可能である。
【0016】図4は本実施例におけるボルトの適用例を
説明するための図である。例えば、図4(A)に示され
るように、大型圧力容器22のフランジ24に、透明窓
26を有する覗き窓28を取り付ける場合複数のボルト
が必要になるが、このような用途に本実施例のボルト2
を使用可能である。この種の圧力容器においては、各ボ
ルトの締付けトルクが一定であることが要求されるの
で、本発明のボルトの用途として最適である。
【0017】また、図4(B)に示されるように、モー
タ30の取付部32を図示しない台座等に取り付けるに
際して、この実施例のボルト2を使用可能である。図4
により説明したボルトの適用例では、ボルトのボルトネ
ジ部の直径が10mm以上程度のものが多いので、図1の
太陽電池10、液晶表示器12及び回路部14等をボル
トヘッド部に内蔵するのが容易である。
【0018】以上説明した実施例では、締付けトルクが
規定トルクよりも大きいか否かの情報を表示するように
しているが、歪ゲージの歪と締付けトルクは1:1に対
応するので、歪ゲージの抵抗値に基づき締付けトルクを
算出し、その算出値を直接表示するように液晶表示器そ
の他を変更してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ボルトの締付け不良を外部から非接触で容易に確認する
ことができるので、ボルトの脱落やゆるみ等の事故の発
生を未然に防止することができるようになるという効果
が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すボルトの部分破断側面図
である。
【図2】本発明の実施例を示すボルトの上面図である。
【図3】本発明の実施例における回路部の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】本発明のボルトの適用例の説明図である。
【符号の説明】
2 ボルト 4 ボルトネジ部 6 ボルトヘッド部 8 歪ゲージ 10 太陽電池 12 液晶表示器 14 回路部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にネジ山が形成されたボルトネジ部
    (4) と該ボルトネジ部(4) と一体のボルトヘッド部(6)
    とを有するボルトであって、 上記ボルトネジ部(4) の上記ボルトヘッド部(6) との接
    合部の近傍に設けられた歪ゲージ(8) と、 上記ボルトヘッド部(6) に内蔵され上記歪ゲージ(8) の
    抵抗値に基づいて上記ボルトの締付けトルクに関する情
    報を演算する回路部(14)と、 該回路部(14)における演算結果を表示する表示手段と、 上記回路部(14)の駆動電力を発生する電源とをさらに有
    することを特徴とするボルト。
  2. 【請求項2】 上記表示手段は液晶表示器(12)であり、 上記電源は太陽電池(10)であり、 上記回路部(14)は上記締付けトルクが予め定められた値
    よりも大きいか否かを演算することを特徴とする請求項
    1に記載のボルト。
  3. 【請求項3】 上記回路部(14)は、上記歪ゲージ(8) に
    バイアス電流を与える手段と、基準電圧を発生する手段
    と、上記歪ゲージ(8) の端子間電圧を上記基準電圧と比
    較する手段とを含むことを特徴とする請求項2に記載の
    ボルト。
JP1214693A 1993-01-28 1993-01-28 締付け不良を防止したボルト Withdrawn JPH06221315A (ja)

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