JPH06221247A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH06221247A
JPH06221247A JP2988493A JP2988493A JPH06221247A JP H06221247 A JPH06221247 A JP H06221247A JP 2988493 A JP2988493 A JP 2988493A JP 2988493 A JP2988493 A JP 2988493A JP H06221247 A JPH06221247 A JP H06221247A
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cylindrical
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Isamu Sasao
勇 笹尾
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Keihin Corp
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Keihin Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁体4の球状弁部4Aの耐摩性、耐触性の向
上を図るとともに組みつけ時における固着作業回数を減
少して製造コストの低減を図る。 【構成】 本体ハウジング1を、底部2Aを有しその先
端2Bが開口する筒状ハウジング部2と、底部2Aより
先端に向かう固定コア部3と、底部2Aより後端に向か
うソケット部5と、ソケット部5と固定コア部3とを貫
通する燃料流路Rとにより一体構成し、磁性材料よりな
る弁体4を、カーボンコーティングされた球状弁部4A
と、当接面4Bを有し流路9A内に案内される筒部4C
と、筒部4Cの外周に穿設される通路溝4Dとにより構
成し、本体ハウジング1の底部2Aに、電磁コイル6、
下側磁極片7、弁座形成体9を順次配置して筒状ハウジ
ング部2の先端2Bを弁座形成体9の外周に向けてカシ
メ固着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料噴射装置に用いら
れる燃料噴射弁に関するもので、この燃料噴射弁は、E
CUからの噴射信号に基づいて燃料の噴射を行なうもの
で、電気信号を燃料流量に変換するとともに燃料を霧化
して機関に向けて噴射する。
【0002】
【従来の技術】従来一般的に使用される燃料噴射弁は例
えば実公平4−42520号公報等に示される。これに
よると、弁座体44は弁座体ホルダ40に固着され、弁
座体ホルダ40は筒状ハウジング10に固着され、さら
にコネクタ部材15が筒状ハウジング10に固着され
る。一方、球状の弁体46は弁座体44に向けてリター
ンスプリング25にて弾性的に押圧される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の燃料噴射
弁によると、部品同志のカシメあるいは圧入による固着
作用を複数回に渡って行なわれる必要があり、これによ
ると、組みつけ作業工数が増加し製造コスト高を招来し
て好ましいものでない。本発明になる燃料噴射弁は前記
課題に鑑み成されたもので燃料噴射弁の組みつけ時にお
いて、固着作業回数を減らして製造コストの低減を図る
とともに球状弁部の耐摩性、耐触性を向上することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記目
的達成の為に、本体ハウジングと、該本体ハウジング内
に配置される電磁コイルにより固定コアに磁気吸引され
る可動コアと先端に弁部が形成されるとともに可動コア
に取着された弁体と、流路の先端にあって、弁体の弁部
にて開閉される弁座と弁座に連なって先端に向けて開口
する燃料噴射孔とを有し、本体ハウジングの先端に取着
される弁座形成体とを備える燃料噴射弁において、本体
ハウジングを底部を有し、その先端が係止段部を介して
開口する有底筒状の筒状ハウジング部と、底部の中心よ
り先端方向に向かって突出し、筒状ハウジング部の内周
と環状の間隙を形成する固定コア部と、底部の中心より
後端方向に向かって突出するソケット部と、ソケット部
の後端より固定コア部の先端に向かって貫通して穿設さ
れる燃料流路とにより構成し、前記筒状ハウジング部、
固定コア部、ソケット部、燃料流路を磁性材料にて一体
形成し、一方、磁性材料よりなる弁体に、その先端に弁
座形成体の弁座を開閉しカーボンコーティングされた球
状弁部と、その後端に固定コア部の先端に対向して当接
面を有する筒部と、球状弁部と筒部との間にあって弁座
形成体の流路に案内されるとともに球状弁部の近傍に達
する通路溝が穿設された軸部とを一体に設け、前記、本
体ハウジングの筒状ハウジング部の底部に、筒状ハウジ
ング部の先端の開口より、電磁コイルと、筒状ハウジン
グ部の係止段部上に配置される環状の下側磁極片と、弁
座形成体とを順次挿入配置するとともに筒状ハウジング
部の先端を弁座形成体の外周に向けて内方にカシメ固着
し、前記弁体の筒部の一部を電磁コイルのコイルボビン
と、下側磁極片内に配置するとともに当接面を固定コア
部の先端に対向配置し、さらに筒部を弁座形成体の流路
内に配置するとともに球状弁部を弁座形成体の弁座に対
向配置したものである。
【0005】
【作用】本発明によると、本体ハウジング内に、電磁コ
イル、下側磁極片、弁体を収納配置された弁座形成体を
配置し、しかる後に本体ハウジングの先端を弁座形成体
の外周に向けて内方にカシメ固着すればよいものでその
固着作業回数を減少できたものである。又、球状弁部に
カーボンコーティングしたことは球状弁部の耐摩性、耐
触性を大きく向上できたものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明になる燃料噴射弁の一実施例を
図により説明する。図1は本体ハウジングの縦断面図、
図2は弁体の縦断面図、図3は図2のD−D線における
横断面図、図4は本発明になる燃料噴射弁の縦断面図で
ある。磁性材料によって形成された本体ハウジング1に
ついて説明する。筒状ハウジング部2は底部2Aより先
方Bに向かって延び、その先端2Bが開口する有底筒状
をなし、筒状ハウジング部2に臨む底部2Aの中心より
先方Bに向かって固定コア部3が延び、筒状ハウジング
部2の内周と固定コア部3の外周との間に環状の間隙が
形成される。尚、固定コア部3の先端3Aは筒状ハウジ
ング部2の先端2Bより後方Aにあって筒状ハウジング
部2の先端2Bより突出しない。又、底部2Aの中心よ
り後方Aに向かってソケット部5が突出するもので、ソ
ケット部5の後端5Aから固定コア部3の先端3Aに向
けて燃料流路Rが貫通して穿設される。尚、2Cは後述
する端子を挿通する端子挿通孔であって底部2Aに穿設
され、2Dは係止段部であって筒状ハウジング部2の内
周にあって先端2Bに向かって対向する。更に、燃料流
路R内には管状調整部材Pが圧挿入される。以上の構成
をもって本体ハウジング1が形成された。次に弁体4に
ついて図2、図3により説明する。この弁体4は磁性材
料によって形成される。4Aは球状をなす球状弁部であ
り、球状弁部4Aの背面より固定コア部3の先端3Aに
当接する当接面4Bが形成された筒部4Cが延びる。筒
部4C外周には当接面4Bから球状弁部4Aの近傍に達
する通路溝4Dが穿設される。本例において通路溝4D
は4個設けられた。そして球状弁部4Aにはカーボンコ
ーティングされる。
【0007】そして燃料噴射弁は次のように組みつけら
れる。筒状ハウジング部2の先端2Bの開口より、電磁
コイル6が底部2Aに向けて挿入される。これによる
と、電磁コイル6は筒状ハウジング部2の内周と固定コ
ア部3の外周との環状の間隙内にあってコイルボビン6
Aの内径部は固定コア部3の外周に挿入されて案内され
る。一方、電磁コイル6に植設された端子8は底部2A
の端子挿通孔2C内を通過して底部2Aより突出する。
次いで、筒状ハウジング部2の係止段部2D上に磁性材
料よりなる環状の下側磁極片7を配置するもので、この
とき下側磁極片7は電磁コイル6の下側の鍔部上に対応
配置される。次いで、弁体4の筒部4Cが流路9A内に
配置された弁座形成体9を下側磁極片7上に配置する。
これによると、弁体4の筒部4Cの一部(上方にある)
はコイルボビン6Aの下方の内周と下側磁極片7の内径
部内に配置されるとともに後端の当接面4Bは固定コア
部3の先端3Aに対向して配置される。一方、弁体4の
筒部4Cは弁座形成体9の流路9A内に案内配置される
もので弁体4の球状弁部4Aは弁座形成体9の弁座9B
に対向して配置される。尚、管状調整部材Pと弁体4の
当接面4Bとの間にはスプリング10が縮設される。以
上をもって筒状ハウジング部2内への部品の挿入は終了
し、かかる状態において、筒状ハウジング部2の先端2
Bを弁座形成体9の外周に向けて内方へカシメる。以上
述べた筒状ハウジング部2内への部品の挿入作業及び筒
状ハウジング部2の先端2Bのカシメ作業をもって燃料
噴射弁の組みつけは終了する。
【0008】以上によって形成された燃料噴射弁による
と、端子8を介して電磁コイル6に通電されると、固定
コア部3、底部2A、筒状ハウジング部2、下側磁極片
7、弁体4の筒部4Cによって磁気回路が形成され、弁
体4がスプリング10のバネ力に抗して固定コア部3の
先端3Aに向けて吸引されるので弁体4の当接面4Bが
固定コア部3の先端面3Aに当接する迄移動し、もって
弁体4の球状弁部4Aが弁座9Bを規定量開口し、燃料
流路R内に供給される加圧された燃料は、弁体4の筒部
4Cの外周とコイルボビン6Aの内周及び下側磁極片7
の内径部との間に形成される環状の間隙、更には通路溝
4Dを介して弁座9Bに流入して噴射される。
【0009】以上の通り、本発明になる燃料噴射弁によ
ると、弁体を磁性材料にて形成するとともに弁体には球
状弁部と通路溝が穿設された筒部とを一体形成し、更に
球状弁部にカーボンコーティング処理をしたので球状弁
部が弁座を開閉動作した際における両当接部間における
耐摩耗性及び耐触性の向上を達成することができたもの
であり、更には燃料噴射弁の組みつけ時において弁座形
成体の外周に向けて筒状ハウジング部の先端をカシメる
だけでよいので組みつけ作業の効率を向上できたもので
ある。尚、弁体4の当接面4Bにカーボンコーティング
することも当接面4Bの耐摩耗性、耐触性の向上の点よ
り好ましい。
【0010】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明になる燃料噴射
弁によると、燃料噴射弁の組みつけ時における固着作業
回数を減らすことができて製造コストの低減を図ること
ができるとともに、特に弁体の球状弁部の耐摩耗性、耐
触性を向上できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料噴射弁に用いられる本体ハウジン
グの一実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の燃料噴射弁に用いられる弁体の一実施
例を示す縦断面図。
【図3】図2のD−D線における横断面図。
【図4】本発明の燃料噴射弁の一実施例を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 本体ハウジング 2 筒状ハウジング部 2A 底部 2B 先端 3 固定コア部 3A 先端 4 弁体 4A 球状弁部 4B 当接面 4C 筒部 4D 通路溝 5 ソケット部 R 燃料流路 6 電磁コイル 7 下側磁極片 9 弁座形成体 9B 弁座

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ハウジングと、該本体ハウジング内
    に配置される電磁コイルにより固定コアに磁気吸引され
    る可動コアと先端に弁部が形成されるとともに可動コア
    に取着された弁体と、流路の先端にあって、弁体の弁部
    にて開閉される弁座と弁座に連なって先端に向けて開口
    する燃料噴射孔とを有し、本体ハウジングの先端に取着
    される弁座形成体とを備える燃料噴射弁において、本体
    ハウジング1を底部2Aを有し、その先端2Bが係止段
    部2Dを介して開口する有底筒状の筒状ハウジング部2
    と、底部2Aの中心より先端方向に向かって突出し、筒
    状ハウジング部2の内周と環状の間隙を形成する固定コ
    ア部3と、底部2Aの中心より後端方向に向かって突出
    するソケット部5と、ソケット部5の後端5Aより固定
    コア部3の先端3Aに向かって貫通して穿設される燃料
    流路Rとにより構成し、前記筒状ハウジング部、固定コ
    ア部、ソケット部、燃料流路を磁性材料にて一体形成
    し、一方、磁性材料よりなる弁体4に、その先端に弁座
    形成体9の弁座9Bを開閉しカーボンコーティングされ
    た球状弁部4Aと、球状弁部4Aの背面にあってその後
    端に固定コア部3の先端3Aに対向する当接面4Bを有
    するとともに弁座形成体9の流路9A内に案内される筒
    部4Cと、筒部4Cの外周に穿設され、球状弁部4Aの
    近傍に達する通路溝4Dとを一体に設け、前記、本体ハ
    ウジング1の筒状ハウジング部2の底部2Aに、筒状ハ
    ウジング部2の先端2Bの開口より、電磁コイル6と、
    筒状ハウジング部2の係止段部2D上に配置される環状
    の下側磁極片7と、弁座形成体9とを順次挿入配置する
    とともに筒状ハウジング部2の先端2Bを弁座形成体9
    の外周に向けて内方にカシメ固着し、前記弁体の筒部4
    Cの一部を電磁コイル6のコイルボビン6Aと、下側磁
    極片7内に配置するとともに当接面4Bを固定コア部3
    の先端3Aに対向配置し、さらに筒部4Cを弁座形成体
    9の流路9A内に配置するとともに球状弁部4Aを弁座
    形成体9の弁座9Bに対向配置してなる燃料噴射弁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135094A (en) * 1996-06-07 2000-10-24 Piolax Inc. Filter in fuel injection valve

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6135094A (en) * 1996-06-07 2000-10-24 Piolax Inc. Filter in fuel injection valve

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