JPH06221133A - 排気ガス処理装置 - Google Patents

排気ガス処理装置

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JPH06221133A
JPH06221133A JP5029691A JP2969193A JPH06221133A JP H06221133 A JPH06221133 A JP H06221133A JP 5029691 A JP5029691 A JP 5029691A JP 2969193 A JP2969193 A JP 2969193A JP H06221133 A JPH06221133 A JP H06221133A
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gas treatment
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Hideo Kawamura
英男 河村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、加熱ヒータでフィルタを加熱し、
該フィルタで排気ガス中のパティキュレートを捕集して
焼却処理する排気ガス処理装置を提供する。 【構成】 本発明は、ケーシング20内に排気ガス流れ
の上流側に気孔の粗い多孔質セラミックスから成る上流
側フィルタ4Rと下流側に気孔の細かい多孔質セラミッ
クスから成る下流側フィルタ4Fを配置する。フィルタ
4を加熱ヒータ22で加熱し、上流側フィルタ4Rで大
きいサイズのパティキュレートを捕集して焼却し、下流
側フィルタ4Fで細かいサイズのパティキュレートを捕
集して焼却する。加熱ヒータ22へ供給する電力は排気
ガスエネルギーで駆動するターボチャージャ5の発電機
6から供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジン、燃焼炉、
焼却炉等から排出される排気ガスを浄化処理するため、
排気系に組み込まれるケーシング内に配置されたフィル
タを有する排気ガス処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの燃焼は、高温、高
圧空気中に燃料を噴射する、所謂、ヘトロジニアス混合
によるものである。ヘトロジニアス混合はホモジニアス
混合気と異なって空気と燃料が均一に混合していないの
で、燃料中の炭素成分は、燃焼による高温熱によって
煤、HC等に変化し、それらが凝集してパテキュレート
となり、空中に放出される。そして、スモークは微粒化
された炭素とその外周に炭化水素が付着したパティキュ
レートとなって大気中に浮遊するので、都市環境の汚染
が進み、空気の透明度が極端に悪化進行する。
【0003】従来、エンジンの排気ガスを処理する排気
ガス処理装置として、例えば、コーディエライト(2M
gO・2Al2 3 ・5SiO2 )により作製された気
孔性のハニカム構造のフィルタを排気通路に並列に2組
配置したディーゼルエンジンの排気微粒子浄化装置が開
示されている。該ディーゼルエンジンの排気微粒子浄化
装置は、排気ガスを一方のハニカム構造のフィルタに通
し、該フィルタで排気ガス中のカーボンを捕集し、その
フィルタにカーボンが堆積して目詰まりした場合に、そ
のフィルタに排気ガスを流すのを遮断し、別のフィルタ
に排気ガスを流すように切り換え、目詰まりしたフィル
タの下流側から空気を送り込み、そのフィルタを加熱し
て目詰まりしているカーボンを焼却するものである。こ
のようなディーゼルエンジンの排気微粒子浄化装置とし
て、例えば、実開平1−144427号公報に開示され
たものがある。
【0004】また、実開平1−136617号公報に
は、パティキュレートフィルタが開示されている。該パ
ティキュレートフィルタは、導電性セラミックスから成
るヒータを兼ねる薄肉ポーラスエレメントを複数段に配
設し、該各ポーラスエレメントに電力を個別に供給可能
且つ該各電力を制御可能に構成したものである。
【0005】また、実開平3−116722号公報に
は、ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置が開示されて
いる。該ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置は、長手
方向に伸びる多数のセルが形成された柱状のセラミック
フィルタと、前記フィルタの外周に設けられた電熱部材
とを有し、前記セルのうち複数のものには、熱伝導性の
良い粉末が充填されているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディーゼル
パティキュレートはディーゼルエンジンに含まれるカー
ボンと炭化水素の合成物であり、その大きさは、数μm
から数十μmまで分散している。該パティキュレート
は、酸素と反応して容易に燃焼するが、燃焼には高温度
が必要であり、排気ガス温度のみでは完全に燃焼するこ
とができない。そこで、パティキュレート、スモークを
除去する装置は、従来から多く開発されているが、いず
れも欠点が存在し、実用に供し得ないのが現状である。
ディーゼルエンジン(D)から排気される排気ガスに含
まれるカーボン、煤、HC等のパティキュレート(P)
をフィルタ(F)で捕集して焼却するDPF即ち排気ガ
ス処理装置では、カーボン、煤、HC等のパティキュレ
ートを濾過体即ちフィルタで捕集し、パティキュレート
がフィルタに堆積した時、着火用グロープラグ又はヒー
タによって加熱し、煤等のパティキュレートを焼却させ
ている。
【0007】また、従来の自動車では、電気エネルギー
が不足しており、十分な発電量を得ることができない。
発電は大容量の発電機を用いれば良いが、従来の直流又
は交流発電機では、その発電機容量が大きくなり過ぎ、
エンジンへの搭載がスペース上困難となる。永久磁石を
回転体として交流機では、回転子にブラシを必要とせ
ず、回転体に対する抵抗が少ないので、回転体を高速で
回転させることができる。そこで、高い磁力を持った永
久磁石から成る発電機を高速で回転させる構造の発電機
を作製すれば、大きい発電量を得ることができ、上記の
ようなディーゼルパティキュレートフィルタに常時電気
エネルギーを供給することができる。例えば、エンジン
の排気ガスエネルギーで作動するターボチャージャに高
い磁力を持った永久磁石から成る発電機を設けることに
よって、大きい発電量を得ることができる。
【0008】ところが、このようなパティキュレートの
焼却方法では、煤等の燃焼によって温度が上昇し過ぎ
て、例えば、コージィエライト等のセラミックフィルタ
が割れ、クラック、焼損等が発生してフィルタが破損し
てしまう問題があり、実用上好ましくないものである。
特に、フィルタを耐熱性セラミックスで作製しても、フ
ィルタに堆積した煤等のパティキュレートの不均一な燃
焼では、フィルタ中に局部的に高温部分が多く存在し、
フィルタを構成するセラミックスに亀裂等が発生する例
が多いものである。
【0009】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、排気ガス処理装置に電気エネルギ
ーを供給する時、その電気エネルギーを有効に利用する
ためには、加熱方法を直列にした方が良く、電気ヒータ
即ち加熱ヒータを積み重ねるように配置し、加熱ヒータ
の各段毎に温度を上昇させることが効率的であることに
着眼し、排気ガスを浄化処理するため排気系に組み込ま
れるケーシング内にフィルタを配置し、特に、ディーゼ
ルエンジンから排出される排気ガス中のカーボン、煤、
HC等のパティキュレートを焼却処理する排気ガス処理
装置に最適であり、多孔質セラミックスから作製したフ
ィルタを排気ガス流れの上流側から下流側へ気孔の粗い
セラミックスから気孔の細かいセラミックスを配置し、
排気ガス中に含まれるすす等の粒子の大きいパティキュ
レートを上流側で焼却し、下流になるに従って焼却され
て粒子が細かくなるが、それらの細かい粒子のパティキ
ュレートを下流の多孔質セラミックスのフィルタで捕集
して焼却し、フィルタ内でのパティキュレートの存在が
局部的に堆積するのを防止すると共に、目詰まりの発生
を防止し、パティキュレートを常にフィルタ内で良好に
焼却してガス化して排気ガスを浄化し、また、加熱ヒー
タに通電する電力をエンジンの排気ガスエネルギーで回
収した電力を使用する排気ガス処理装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、排気系に配置されたケーシング内に排気ガ
ス流れの上流側に積層状態に配置された気孔の粗い構造
の非導電性多孔質セラミックスから作製した上流側フィ
ルタ、該上流側フィルタの後流に積層状態に配置された
気孔の細かい構造の非導電性多孔質セラミックスから成
る下流側フィルタ、少なくとも前記上流側フィルタ中に
排気ガス流れに交差する方向に配置され且つ長手方向に
互いに非接触状態に隔置して電気的に直列に接続された
加熱ヒータ、及び前記加熱ヒータに電力を供給する電力
供給手段、を有することを特徴とする排気ガス処理装置
に関する。
【0011】また、この排気ガス処理装置において、前
記ケーシング内を仕切板で二分割して形成され且つ前記
上流側フィルタ、前記加熱ヒータ及び前記下流側フィル
タが配置されている一対の処理室、並びに該各処理室の
入口通路を開閉し且つ閉鎖側の前記処理室へ少量の排気
ガスを流すことができるリーク孔を備えた切換バルブを
有しているものである。
【0012】また、この排気ガス処理装置において、前
記切換バルブはタイマで予め設定された所定期間で切り
換えられるものである。
【0013】また、この排気ガス処理装置において、前
記各処理室の排気ガス圧を検出する各センサー、及び該
各センサーの検出信号に応答して前記切換バルブの切換
時間を制御すると共に前記各加熱ヒータへの電力の供給
を制御するコントローラを有するものである。
【0014】また、この排気ガス処理装置において、前
記電力供給手段はエンジンの排気ガスエネルギーで駆動
されるターボチャージャに設けた発電機で構成したもの
である。
【0015】また、この排気ガス処理装置において、前
記ケーシングと前記フィルタとの間には断熱材が配置さ
れているものである。
【0016】
【作用】この発明による排気ガス処理装置は、上記のよ
うに構成されており、次のように作用する。即ち、この
排気ガス処理装置は、排気系に配置されたケーシング内
に排気ガス流れの上流側に気孔の粗い構造の非導電性多
孔質セラミックスから作製した上流側フィルタを積層状
態に配置し、該上流側フィルタの後流に気孔の細かい構
造の非導電性多孔質セラミックスから成る下流側フィル
タを積層状態に配置し、電気的に直列に接続された加熱
ヒータを少なくとも前記上流側フィルタ中に排気ガス流
れに交差する方向に配置され且つ長手方向に互いに非接
触状態に隔置し、電力供給手段によって前記加熱ヒータ
に電力を供給するように構成したので、前記上流側フィ
ルタですす、スモーク等の粒子の大きいパティキュレー
トを焼却できると共に、後流へO2 を通過させて下流側
での燃焼を促進でき、HC等の細かい粒子のパティキュ
レートは下流側フィルタで焼却できる。従って、前記加
熱ヒータで前記上流側フィルタを常時又は間歇的に加熱
でき、前記フィルタで捕集されるカーボン、煤、HC等
のパティキュレートを直ちに焼却してガスにし、前記フ
ィルタ内にはパティキュレートが過剰に堆積することが
なく、前記各フィルタの目詰まりの発生を防止でき、前
記フィルタには局部的な高温部分が発生せず、前記フィ
ルタが亀裂、クラック、焼損等で破損することがない。
【0017】また、この排気ガス処理装置は、排気系に
配置したケーシング内を仕切板で二分割して一対の処理
室を作製し、該処理室の入口通路をリーク孔を備えた切
換バルブで開閉作動し、該切換バルブに設けたリーク孔
を通じて閉鎖側の前記入口通路に少量の排気ガスを流
し、各処理室に加熱ヒータ、上流側フィルタ及び下流側
フィルタを配置したデュアルタイプに構成されているの
で、前記切換バルブを切り換えることによって、一方の
前記処理室は前記切換バルブが開放して多量の排気ガス
が流れるが、他方の前記処理室には前記リーク孔を通じ
て少量の排気ガスが流れている状態であり、少量の排気
ガスが流れている方の前記フィルタは前記加熱ヒータに
よって迅速に高温になり、捕集されたカーボン、煤、H
C等のパティキュレートは迅速に焼却処理される。パテ
ィキュレートが焼却処理された状態で、前記切換バルブ
を切り換えて他方の前記処理室の前記各フィルタに捕集
されたパティキュレートを焼却処理する。このような前
記切換バルブの切換作動を繰り返して、前記各フィルタ
を効率的に常に浄化することができる。
【0018】しかるに、フィルタに捕集されたパティキ
ュレートを焼却するためには、排気ガスの温度を高い温
度に保持すること、フィルタを通過する排気ガスの通過
流速を小さくして冷却効果を発生させないこと、加熱の
熱エネルギーは多段的に上昇させてパティキュレートの
燃焼温度に到達するように構成することが有効である。
例えば、前記ケーシング内を二分割しない場合に、フィ
ルタに排気ガスの全量を流した場合には、通過排気ガス
量が多量になり過ぎて、熱エネルギーが排気ガスに奪わ
れ、前記フィルタの温度が上昇できず、パティキュレー
トを焼却できないという現象が発生する。
【0019】また、電力供給手段として、エンジンの排
気ガスエネルギーで駆動されるターボチャージャの作動
によって発電する発電機を利用したので、前記加熱ヒー
タに通電するため多量の電力が必要であるが、前記加熱
ヒータに供給される電力はターボチャージャに設けた発
電機を使用し、排気ガスエネルギーで発電される電力で
あり、電力が不足して前記フィルタの捕集機能及び焼却
機能を低下させることがない。従って、前記加熱ヒータ
には常時電力を供給でき、前記フィルタを常時加熱して
おくことができ、前記フィルタに捕集されるカーボン等
のパティキュレートは直ちに焼却でき、前記フィルタに
過剰なカーボンが堆積して、前記フィルタが目詰まりす
ることがない。
【0020】また、この排気ガス処理装置は、コントロ
ーラによって、前記各処理室の入口側に配置された前記
各処理室内の排気ガス圧を検出するセンサー及びエンジ
ンの作動状態を検出するセンサーの検出信号に応答して
前記切換バルブの切換時間を制御すると共に前記各加熱
ヒータへの電力の供給を制御するので、前記切換バルブ
の切換時間に自由度を持たせることができ、前記処理室
内の前記フィルタのパティキュレートの捕集状態に応じ
て前記切換バルブを切り換えることができ、前記フィル
タを常にパティキュレートを捕集できる最適状態に維持
することができ、前記各フィルタによるパティキュレー
トの捕集効率を高めることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明による排気
ガス処理装置の実施例を説明する。図1はこの発明によ
る排気ガス処理装置の一実施例を示す概略説明図であ
る。この排気ガス処理装置1は、排気通路2等の排気系
に配置されたケーシング20内に排気ガスを浄化するこ
とができる多孔質セラミックスから作製した気孔の粗い
構造の上流側フィルタ4Rと気孔の細かい構造の下流側
フィルタ4F(フィルタの総称は、符号4で示す)を収
容したものである。この排気ガス処理装置1において、
ケーシング20内には加熱ヒータ22が排気ガスの流れ
に交差する方向に互いに非接触状態に流れ方向に順次隔
置状態にそれぞれ配置されている。フィルタ4は、加熱
ヒータ22の間を埋めるように配置されている。加熱ヒ
ータ22は、導電性接続部材15によって排気ガス流れ
方向に上流側から下流側へ電気的に直列に接続されてい
る。各接続部材15は加熱ヒータ22そのものでもよ
く、その場合には、加熱ヒータ22は排気ガスの流れ方
向に上流側から下流側へ1本のヒータで構成され、図示
のように、上流側から下流側へ順次屈曲された状態に形
成されることになる。また、ケーシング20とフィルタ
4との間には、排気ガスの熱エネルギーが外部に放熱す
ることを防止するため、断熱材19が配置されている。
【0022】また、フィルタ4で捕集されるパティキュ
レートを燃焼させるため、加熱ヒータ22に通電する電
力を供給する電力供給手段を有している。電力供給手段
は、排気ガス処理装置1が使用される排気系によって異
なるが、排気ガス処理装置1が定置の設備に適用される
場合には、通常の電源を利用するか、又は、図1に示す
ような発電機6を持つターボチャージャ5を利用するこ
とができる。このターボチャージャ5は、一端に排気ガ
スエネルギーで駆動されるタービン7及び該タービン7
に一端を固定したシャフト11の他端にコンプレッサ8
を有していると共に、シャフト11に固定した高い磁力
を持った永久磁石9を用いてロータを形成し、該ロータ
の外周にステータとしての電磁コイルを配置して発電機
6を構成したものである。このような発電機6は、ブラ
シ等を有しておらず、ロータとステータとが非接触状態
であるので、摩擦損失が少なく高回転できるので、大き
い発電量を得ることができる。この場合には、ターボチ
ャージャ5は、必ずしもコンプレッサ8を設ける必要は
無く、発電機6のみを備えた発電タービンに構成するこ
ともできるものである。
【0023】また、フィルタ4は、非導電性の多孔質セ
ラミックスから作製され、排気ガスの上流側が気孔の粗
い構造の上流側フィルタ4Rで構成され、下流側が気孔
の細かい構造の下流側フィルタ4Fから構成されてい
る。また、フィルタ4は、ケーシング20内に多段に配
置した平板状のブロックで構成し、各ブロック間に加熱
ヒータ22を配置するように構成してもよいが、1つの
ブロックに加熱ヒータ22を埋め込むように構成するこ
ともできる。フィルタ4は、多孔質セラミックスから作
製され、例えば、酸化アルミニウムAl2 3 、チタン
酸アルミニウムAl2 TiO5 、窒化ケイ素Si
3 4 、炭化ケイ素SiCから選ばれるセラミックスで
あり、気孔率が実質的に40%〜50%以上である気孔
質焼結材を使用することができる。このようなフィルタ
4は、カーボン、煤、HC等のパティキュレートを焼却
するには十分な高温強度を発揮でき、例えば、ディーゼ
ルエンジンの排気ガスに含まれる好ましくないカーボン
等のパティキュレートを十分に捕集することができる。
また、フィルタ4については、多孔質の隙間は大きい方
が目詰まりが発生せず好ましいが、その作製方法は、例
えば、ポリウレタンフォームを用いて該ポリウレタンフ
ォームにセラミック泥漿即ちスラリーを含浸させ、乾燥
固化した後、これを焼成してポリウレタンフォームを焼
失することによって所望のサイズの多孔質のセラミック
ス即ち多孔体を作製することができる。或いは、セラミ
ックスの原料粉末を混合してスラリーを作製し、該スラ
リーに樹脂粒子を添加混合して乾燥固化した後、これを
焼成して樹脂粒子を焼失させ、所望のサイズの多孔質の
セラミックス即ち多孔体を作製することができる。
【0024】加熱ヒータ22は、ケーシング20内に排
気ガスの流れ方向に長手方向に互いに隔置して非接触状
態で電気的に短絡しないように配置されている。加熱ヒ
ータ22には、排気ガス流れの上流側から下流側へ電流
を流し、加熱ヒータ22の各段毎に加熱して多孔質セラ
ミックスのフィルタ4の各段毎に温度上昇させることが
効率的である。また、加熱ヒータ22及び接続部材15
は、インコロイ等のNi−Cr系の耐熱金属で作製され
ている。また、加熱ヒータ22をNi−Cr系の耐熱金
属で作製すると、加熱ヒータ22に電気を流すことによ
ってヒータとしての機能を十分に果たすことができると
共に、フィルタ4を高温状態に十分に維持しておくこと
ができる。更に、加熱ヒータ22の端部は、隣接する端
部同志が導電性の接続部材15によって電気的に結線さ
れ、従って、加熱ヒータ22は電気的に直列に接続され
ている。即ち、上下流に位置する加熱ヒータ22は、一
端部では接続部材15によって互いに電気的に結線さ
れ、他端部では別の接続部材15によってそれぞれ別の
上下流に位置する加熱ヒータ22に互いに電気的に結線
されており、あたかも加熱ヒータ22は接続部材15に
よって両端部で千鳥掛けに結線されている状態に構成さ
れている。
【0025】この排気ガス処理装置1は、ケーシング2
0の内壁面がアルミナファイバー等の断熱材19で遮熱
されており、その内部に加熱ヒータ22が長手方向に多
数隔置して配置されている。従って、フィルタ4及び加
熱ヒータ22は共に外部に対して遮熱された構造であ
る。また、ケーシング20内のフィルタ4の温度を検出
するため、温度センサーを設けることもできる。加熱ヒ
ータ22には、発電機6からの電力を供給するため、ラ
イン14によってコントローラ10を通じて結線されて
いる。また、排気ガス処理装置1の上流側に送風装置
(図3の符号24)を設けることもできる。
【0026】この排気ガス処理装置1では、加熱ヒータ
22を常時通電し、加熱ヒータ22によってフィルタ4
を赤熱しておけば、粒子の大きいカーボン、煤、HC等
のパティキュレートは粗い目のフィルタ4Rで捕集さ
れ、粒子の小さいパティキュレートは細かい目のフィル
タ4Fで捕集され、それらのパティキュレートはフィル
タ内で直ちに焼却され、炭酸ガス等の気体になってフィ
ルタ4を通過して外部に放出され、フィルタ4内へのカ
ーボンの堆積現象は発生しない。従って、フィルタ4内
でのカーボンの不均一な堆積及び不均一な燃焼は発生し
ないので、フィルタ4を構成するセラミックスに亀裂、
クラック等の焼損の発生を防止できる。また、フィルタ
4へのカーボンの堆積、即ち、フィルタ4によってカー
ボンが捕集されない時は、コントローラ10はスイッチ
を切る制御を行なえばよい。
【0027】フィルタ4R,4Fを構成する多孔質セラ
ミックスとしては、上記のサイズのものを使用すれば、
排気ガスはその細孔を通って排気されるが、その排気ガ
スに含まれる大きいパティキュレートは上流側フィルタ
4Rで捕集され、細かいパティキュレートは下流側フィ
ルタ4Fで確実に捕集することができる。即ち、フィル
タ4の上流側から排気ガスを流すことによって、排気ガ
スに含まれているカーボンはフィルタ4に捕集され、そ
こに堆積するが、排気ガスは加熱ヒータ22及びフィル
タ4を通過し、排気ガス処理装置1の出口18から外部
へ放出される。そして、フィルタ4に捕集されたカーボ
ン、煤、HC等のパティキュレートは、加熱ヒータ22
に電気を通すと、加熱ヒータ22の間に配置されたフィ
ルタ4は加熱されて赤熱するので、カーボンはそこで燃
焼して炭酸ガスとなり、該炭酸ガスは、同様に、フィル
タ4及び加熱ヒータ22を通過して出口18から外部へ
放出される。しかも、加熱ヒータ22は、コントローラ
10の指令でほとんど常時通電され、カーボンは常に直
ちに焼却され、過剰なカーボンがフィルタ4内に堆積さ
れることがなく、フィルタ自体が局部的に過熱されるこ
とはない。
【0028】この排気ガス処理装置1は、上記のような
構成であり、次のように作動することができる。即ち、
排気ガスがターボチャージャ5のタービン7から排気さ
れ、排気通路2を通じて排気ガス処理装置1に送り込ま
れる。排気ガスがターボチャージャ5のタービン7を流
れることによって、発電機6によって発電される。そし
て、コントローラ10の指令で加熱ヒータ22に電流を
流してフィルタ4を加熱して赤熱させる。また、フィル
タ4で排気ガスに含まれているカーボン、煤、HC等の
パティキュレートは捕集され、フィルタ4で捕集された
パティキュレートは直ちに焼却され、ガスとなって出口
18から排気され、フィルタ4は浄化された状態にな
る。
【0029】次に、図2を参照して、この発明による排
気ガス処理装置の別の実施例を説明する。図2はこの発
明による排気ガス処理装置の別の実施例を示す概略説明
図である。この排気ガス処理装置1は、排気通路2等の
排気系に配置されたケーシング20内を仕切板16で二
分割して一対の処理室25,26を形成し、それぞれの
処理室25,26に排気ガスを浄化することができる多
孔質セラミックスから作製した上流側フィルタ4Rと下
流側フィルタ4Fを収容したデュアルタイプのものであ
る。各処理室25,26の入口通路27には切換バルブ
17が配置され、切換バルブ17は処理室25,26の
一方を開放し且つ他方を閉鎖するように開閉を切り換え
ることができるように構成されている。また、切換バル
ブ17には、閉鎖側の処理室25又は26に少量の排気
ガスを流すことができるリーク孔21が形成されてい
る。更に、この排気ガス処理装置1において、各処理室
25,26内の少なくとも上流側フィルタ4R中に加熱
ヒータ22が排気ガスの流れに交差する方向に互いに非
接触状態に流れ方向に順次隔置状態にそれぞれ配置され
ている。
【0030】この実施例では、電力供給手段、粗い目の
上流側フィルタ4R、細かい目の下流側フィルタ4F、
加熱ヒータ22等は上記実施例と実質的には同一である
ので、ここでは重複する説明は省略する。この排気ガス
処理装置1には、各処理室25,26の入口排気ガス圧
を検出する各圧力センサー13が設けられている。コン
トローラ10は、圧力センサー13の検出信号に応答し
て切換バルブ17の切換時間を制御すると共に各加熱ヒ
ータ22への電力の供給量を制御することができる。或
いは、タイマで予め設定した所定期間で切換バルブ17
を切り換える制御を行うこともでき、例えば、20〜3
0分間で切り換えるように設定しておけば、装置自体を
簡単に構成することができる。
【0031】この排気ガス処理装置1は、上記のような
構成であり、次のように作動することができる。即ち、
排気ガスがターボチャージャ5のタービン7から排気さ
れ、排気通路2を通じて排気ガス処理装置1に送り込ま
れる。排気ガスがターボチャージャ5のタービン7を流
れることによって発電機6は発電する。そして、コント
ローラ10の指令で加熱ヒータ22に電流を流してフィ
ルタ4を加熱すると共に、アクチュエータ12を作動し
て切換バルブ17によって、例えば、処理室26側を閉
鎖し、処理室25側を開放する。排気ガスの殆どが処理
室25側を流れ、処理室25内に配置されたフィルタ4
で排気ガスに含まれているカーボン、煤、HC等のパテ
ィキュレートは捕集される。一方、処理室26にはリー
ク孔21を通じて排気ガスが少量流れているが、排気ガ
スは少量であるので加熱ヒータ22によってフィルタ4
は直ちに赤熱される。それ故に、処理室26内のフィル
タ4で捕集されたカーボン、煤、HC等のパティキュレ
ートは直ちに焼却され、ガスとなって出口18から排気
され、フィルタ4は浄化された状態になる。
【0032】処理室25内のフィルタ4は、加熱ヒータ
22によって温度上昇しているが、大量の排気ガスが流
れるので、高温になることが困難であり、フィルタ4に
はカーボン、煤、HC等のパティキュレートが堆積する
状態となる。フィルタ4にパティキュレートが堆積すれ
ば、排気ガスの流れが抑制され、処理室25内の排気ガ
ス圧が上昇し、タイマ又は圧力センサー13で検出され
た所定の排気ガス圧に応答して、コントローラ10は切
換バルブ17を切り換える指令を発する。アクチュエー
タ12が作動して切換バルブ17が切り換えられ、処理
室25は閉鎖されると共に、処理室26が開放される。
そこで、上記と同様の排気ガス処理が進行することにな
る。このような処理を繰り返すことによって、この排気
ガス処理装置1は、一方の処理室ではカーボン、煤、H
C等のパティキュレートを捕集する作用を果たし、他方
の処理室では捕集されたパティキュレートを焼却する作
用を果たし、常に一方のフィルタ4は浄化された状態に
あり、排気ガス処理を常に良好に行うことができる。
【0033】次に、この発明による排気ガス処理装置を
ディーゼルエンジン等のエンジンに搭載した実施例を、
図3を参照して説明する。図3はこの発明による排気ガ
ス処理装置を組み込んだディーゼルエンジンの排気ガス
処理のシステムの一実施例を示す概略説明図である。こ
の排気ガス処理装置1は、自動車等の移動体に適用され
るディーゼルエンジンからの排気ガスを浄化するもので
あるが、実質的には図2に示すものと同一であるので、
重複する説明は省略する。即ち、この排気ガス処理装置
1は、ディーゼルエンジン3の排気通路2に組み込まれ
たDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)
であり、特に、ディーゼルエンジン3から放出される排
気ガスを流す排気通路2中に配置され、排気ガスに含ま
れるカーボン、煤、HC等のパティキュレートをフィル
タ4で捕集し、捕集されたパティキュレートを赤熱した
フィルタ4内で焼却してガスにし、排気ガスを浄化する
ものである。ディーゼルエンジン3には、ターボチャー
ジャ5が排気マニホルド23に接続されている。そし
て、排気通路2には、エンジン3から放出される排気ガ
スを浄化する排気ガス処理装置1が組み込まれている。
【0034】この排気ガス処理装置1における電力供給
源としては、ターボチャージャ5に設けた発電・電動機
或いは発電・電動機で発電した電力を蓄電したバッテリ
ーを使用することができる。ターボチャージャ5に設け
た発電・電動機は、上記の発電機6と構造は同一である
ので、同一の符号を付して重複する説明は省略するが、
この場合の発電・電動機は、コントローラ10の指令で
エンジンの作動状態に応じて発電機又は電動機として機
能することができるものである。この実施例では、ディ
ーゼルエンジン3の排気ガスエネルギーで駆動されるタ
ーボチャージャ5に設けている発電・電動機のうち発電
機6を利用している。発電機6は、ターボチャージャ5
のタービン7が排気ガスエネルギーによって駆動される
ことによって発電するものである。加熱ヒータ22に電
力を送るためには、多量の電力が必要であるが、ターボ
チャージャ5のシャフト11上に永久磁石9から成る発
電機6で発電すれば、例えば、4〜8kwの電力が発生
し、しかも、この電力は排気ガスエネルギーから変換さ
れたものであるので、動力の損失はなく、効率良く加熱
ヒータ22に利用できる。
【0035】この排気ガス処理装置1において、フィル
タ4に過剰にカーボン、煤、HC等のパティキュレート
が堆積すると、フィルタ4が過熱するので、圧力センサ
ー13で処理室25,26内の排気ガス圧を監視すると
共に、場合によっては、フィルタ4の温度を監視しなが
ら、加熱ヒータ22へ電力供給量を制御することができ
る。即ち、圧力センサー13からの検出信号はコントロ
ーラ10に入力され、コントローラ10は圧力検出信号
に応答して加熱ヒータ22へ電力供給量を制御すると共
に、送風装置24の駆動を制御して排気ガス処理装置1
に送り込む空気量を制御することができる。例えば、エ
ンジンの負荷の高い時は、排気ガス中に含まれるカーボ
ン等のパティキュレートの量も多く、排気ガスの温度も
高くなる。また、エンジンの高負荷の作動状態では、タ
ーボチャージャ5の発電機6が発電する電力も大きくな
るので、その電力の一部を供給すれば、フィルタ4に捕
集されたパティキュレートは燃焼して炭酸ガス、蒸気等
のガスになる。
【0036】
【発明の効果】この発明による排気ガス処理装置は、上
記のように構成されており、次のような効果を有する。
即ち、この排気ガス処理装置は、上流側に粗いめの多孔
質セラミックスから成る上流側フィルタを配置し且つ下
流側に細かい目の多孔質セラミックスから成る下流側フ
ィルタを配置したので、上流側フィルタ中に配置した加
熱ヒータに通電して各フィルタを赤熱しておけば、フィ
ルタで捕集されたカーボン、煤、HC等のパティキュレ
ートは、上流側で粒子の大きいものが捕集され、下流側
で粒子の細かいものが確実に捕集され、フィルタに目詰
まりが発生することがない。そして、前記加熱ヒータに
よって前記フィルタは常時又は間歇的に加熱され、前記
フィルタで捕集されたカーボン等のパティキュレートは
直ちに燃焼し、炭酸ガス、蒸気等のガスになってフィル
タを通過して放出される。従って、前記フィルタ内には
パティキュレートが過剰に堆積することがなく、前記フ
ィルタには局部的な高温部分が発生せず、前記フィルタ
は亀裂、焼損等の破損が発生することがなく、前記フィ
ルタの信頼性、耐久性を向上できる。
【0037】また、この排気ガス処理装置は、仕切板で
2つの処理室に分割され、各処理室への排気ガスの流れ
を切換バルブで切り換えて、一方の処理室に多量の排気
ガスを流し、他方の処理室に少量の排気ガスを流すよう
に制御される。少量の排気ガスが流れている方のフィル
タは加熱ヒータによって迅速に高温になり、捕集された
カーボン、煤、HC等のパティキュレートは迅速に焼却
処理される。パティキュレートが焼却処理された状態
で、前記切換バルブを切り換えて他方の前記処理室の前
記フィルタに捕集されたパティキュレートを焼却処理す
る。このような前記切換バルブの切換作動を繰り返し
て、前記フィルタを効率的に常に浄化することができ
る。
【0038】また、この排気ガス処理装置において、電
力供給手段として、エンジンの排気ガスエネルギーで駆
動されるターボチャージャの作動によって発電する発電
機を利用できるので、前記加熱ヒータに通電するため多
量の電力が必要であるが、前記加熱ヒータに供給される
電力はターボチャージャに設けた発電機を使用し、排気
ガスエネルギーで発電される電力であり、電力が不足し
てフィルタの濾過機能を低下させることがなく、エンジ
ンの動力損失になることはない。しかも、前記加熱ヒー
タに常時電流を流すことができる電力を有しているの
で、前記フィルタは常時加熱されており、前記フィルタ
に過剰なパティキュレートが堆積されることがなく、前
記フィルタが目詰まりすることがなく、局部的に高温部
が発生することもなく、前記フィルタのセラミックスが
焼損、破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による排気ガス処理装置の一実施例を
示す概略説明図である。
【図2】この発明による排気ガス処理装置の別の実施例
を示す概略説明図である。
【図3】この発明による排気ガス処理装置を組み込んだ
ディーゼルエンジンの排気ガス処理のシステムの更に別
の実施例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 排気ガス処理装置 2 排気通路(排気系) 3 ディーゼルエンジン(エンジン) 4 フィルタ 4F 上流側フィルタ 4R 下流側フィルタ 5 ターボチャージャ 6 発電機 10 コントローラ 12 アクチュエータ 13 圧力センサー 15 接続部材 16 仕切板 17 切換バルブ 19 断熱材 20 ケーシング 21 リーク孔 22 加熱ヒータ 25,26 処理室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系に配置されたケーシング内に排気
    ガス流れの上流側に積層状態に配置された気孔の粗い構
    造の非導電性多孔質セラミックスから作製した上流側フ
    ィルタ、該上流側フィルタの後流に積層状態に配置され
    た気孔の細かい構造の非導電性多孔質セラミックスから
    成る下流側フィルタ、少なくとも前記上流側フィルタ中
    に排気ガス流れに交差する方向に配置され且つ長手方向
    に互いに非接触状態に隔置して電気的に直列に接続され
    た加熱ヒータ、及び前記加熱ヒータに電力を供給する電
    力供給手段、を有することを特徴とする排気ガス処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング内を仕切板で二分割して
    形成され且つ前記上流側フィルタ、前記加熱ヒータ及び
    前記下流側フィルタが配置されている一対の処理室、並
    びに該各処理室の入口通路を開閉し且つ閉鎖側の前記処
    理室へ少量の排気ガスを流すことができるリーク孔を備
    えた切換バルブを有していることを特徴とする請求項1
    に記載の排気ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 前記切換バルブはタイマで予め設定され
    た所定期間で切り換えられることを特徴とする請求項2
    に記載の排気ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各処理室の排気ガス圧を検出する各
    センサー、及び該各センサーの検出信号に応答して前記
    切換バルブの切換時間を制御すると共に前記各加熱ヒー
    タへの電力の供給を制御するコントローラを有すること
    を特徴とする請求項2に記載の排気ガス処理装置。
  5. 【請求項5】 前記電力供給手段はエンジンの排気ガス
    エネルギーで駆動されるターボチャージャに設けた発電
    機で構成したことを特徴とする請求項1に記載の排気ガ
    ス処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ケーシングと前記フィルタとの間に
    は断熱材が配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載の排気ガス処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150330282A1 (en) * 2012-12-13 2015-11-19 Bowman Power Group Limited Turbogenerator system and method

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